JPH11180209A - タンクローリ車のベーパ回収装置 - Google Patents
タンクローリ車のベーパ回収装置Info
- Publication number
- JPH11180209A JPH11180209A JP36739797A JP36739797A JPH11180209A JP H11180209 A JPH11180209 A JP H11180209A JP 36739797 A JP36739797 A JP 36739797A JP 36739797 A JP36739797 A JP 36739797A JP H11180209 A JPH11180209 A JP H11180209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- piping
- vapor
- vapour
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】タンク1上部の歩行及び作業スペースを広くす
ることができるとともに、配管構造を簡素にすることが
でき、しかも防護枠6が腐食するおそれのないタンクロ
ーリ車のベーパ回収装置を提供する。 【解決手段】防波板8を取り付けるためにタンク1の内
部に立設された支柱7の一部を、上下方向へ貫通する中
空構造の支柱7aとした。この中空構造の支柱7aの上
部及び下部に、上部ベーパ配管9及び下部ベーパ配管1
0をそれぞれ接続した。
ることができるとともに、配管構造を簡素にすることが
でき、しかも防護枠6が腐食するおそれのないタンクロ
ーリ車のベーパ回収装置を提供する。 【解決手段】防波板8を取り付けるためにタンク1の内
部に立設された支柱7の一部を、上下方向へ貫通する中
空構造の支柱7aとした。この中空構造の支柱7aの上
部及び下部に、上部ベーパ配管9及び下部ベーパ配管1
0をそれぞれ接続した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タンクローリ車
のベーパ回収装置に関する。
のベーパ回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】タンクロ
ーリ車のタンクからガソリンや灯油等の積荷を送出した
後、タンク内に残留するベーパをそのまま大気中に放出
すると、大気汚染を生じることから、当該残留ベーパ
を、地下タンクに回収したり所定の処理を施して放出し
たりする必要がある。このため上記タンクローリ車に
は、タンク内の残留ベーパを回収するためのベーパ回収
装置が設けられている。
ーリ車のタンクからガソリンや灯油等の積荷を送出した
後、タンク内に残留するベーパをそのまま大気中に放出
すると、大気汚染を生じることから、当該残留ベーパ
を、地下タンクに回収したり所定の処理を施して放出し
たりする必要がある。このため上記タンクローリ車に
は、タンク内の残留ベーパを回収するためのベーパ回収
装置が設けられている。
【0003】このベーパ回収装置の一例は、特開平2−
85196号公報に開示されている。この公報に開示さ
れたベーパ回収装置は、タンクの各区画室に開閉バルブ
を介して連通されたベーパ配管と、各ベーパ配管が接続
された集中配管とを通して、タンク内のベーパを地下タ
ンク等に回収可能としたものであり、上記集中配管は、
車体転倒時にマンホール蓋を保護すべくタンクの上部に
設けられた防護枠と平行に配管されている。ところが、
上記ベーパ回収装置は、その集中配管が一対の防護枠の
間に配置されているので、タンク上部の歩行及び作業ス
ペースが狭くなって、タンク上部での歩行や、マンホー
ル蓋の開閉等の荷積み作業の邪魔になるという問題があ
った。
85196号公報に開示されている。この公報に開示さ
れたベーパ回収装置は、タンクの各区画室に開閉バルブ
を介して連通されたベーパ配管と、各ベーパ配管が接続
された集中配管とを通して、タンク内のベーパを地下タ
ンク等に回収可能としたものであり、上記集中配管は、
車体転倒時にマンホール蓋を保護すべくタンクの上部に
設けられた防護枠と平行に配管されている。ところが、
上記ベーパ回収装置は、その集中配管が一対の防護枠の
間に配置されているので、タンク上部の歩行及び作業ス
ペースが狭くなって、タンク上部での歩行や、マンホー
ル蓋の開閉等の荷積み作業の邪魔になるという問題があ
った。
【0004】また、ベーパ回収装置の他の例は、実開昭
50−106809号公報に開示されている。この公報
に開示されたベーパ回収装置は、上記集中配管を中空構
造の防護枠で兼用し、タンクを挿通させたベーパ回収用
の配管の一端部を上記防護枠に接続したものである。こ
のベーパ回収装置によれば、集中配管を防護枠で兼用し
ているので、当該集中配管が歩行や作業の邪魔になると
いう不都合は生じないが、タンクを挿通させる配管が別
途必要であるので、その分、配管構造が複雑になるとと
もに、永年使用により防護枠がベーパにより腐食されて
その強度が低下し、車体の転倒時に防護枠が倒壊してし
まうおそれがあった。この発明は上記問題点に鑑みてな
されたものであり、配管構造を簡素にすることができる
とともに防護枠が腐食するおそれのないタンクローリ車
のベーパ回収装置を提供することを目的とする。また、
この発明は、タンク上部の歩行及び作業スペースを広く
することができるタンクローリ車のベーパ回収装置を提
供することを目的とする。
50−106809号公報に開示されている。この公報
に開示されたベーパ回収装置は、上記集中配管を中空構
造の防護枠で兼用し、タンクを挿通させたベーパ回収用
の配管の一端部を上記防護枠に接続したものである。こ
のベーパ回収装置によれば、集中配管を防護枠で兼用し
ているので、当該集中配管が歩行や作業の邪魔になると
いう不都合は生じないが、タンクを挿通させる配管が別
途必要であるので、その分、配管構造が複雑になるとと
もに、永年使用により防護枠がベーパにより腐食されて
その強度が低下し、車体の転倒時に防護枠が倒壊してし
まうおそれがあった。この発明は上記問題点に鑑みてな
されたものであり、配管構造を簡素にすることができる
とともに防護枠が腐食するおそれのないタンクローリ車
のベーパ回収装置を提供することを目的とする。また、
この発明は、タンク上部の歩行及び作業スペースを広く
することができるタンクローリ車のベーパ回収装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載のタンクローリ車のベーパ回収装置は、
タンクの内部に複数本の支柱を立設し、この支柱にタン
ク内の液体が揺動するのを抑制する防波板を取り付けて
いるタンクローリ車の、上記タンク内に発生するベーパ
を回収する装置であって、上記複数本の支柱のうちの所
定の支柱を、上下方向へ貫通する中空構造とし、一端部
がタンクの内部に連通された上部ベーパ配管の他端部
を、上記中空構造の支柱の上部に接続し、タンクの下部
に設けられ、一端部側からベーパを排出する下部ベーパ
配管を、上記中空構造の支柱の下部に接続したことを特
徴とするものである。また、請求項2記載のタンクロー
リ車のベーパ回収装置は、請求項1記載のタンクローリ
車のベーパ回収装置において、上記タンクの内部が複数
の区画室で仕切られており、上記中空構造の支柱が各区
画毎に設けられていることを特徴とするものである。
の請求項1記載のタンクローリ車のベーパ回収装置は、
タンクの内部に複数本の支柱を立設し、この支柱にタン
ク内の液体が揺動するのを抑制する防波板を取り付けて
いるタンクローリ車の、上記タンク内に発生するベーパ
を回収する装置であって、上記複数本の支柱のうちの所
定の支柱を、上下方向へ貫通する中空構造とし、一端部
がタンクの内部に連通された上部ベーパ配管の他端部
を、上記中空構造の支柱の上部に接続し、タンクの下部
に設けられ、一端部側からベーパを排出する下部ベーパ
配管を、上記中空構造の支柱の下部に接続したことを特
徴とするものである。また、請求項2記載のタンクロー
リ車のベーパ回収装置は、請求項1記載のタンクローリ
車のベーパ回収装置において、上記タンクの内部が複数
の区画室で仕切られており、上記中空構造の支柱が各区
画毎に設けられていることを特徴とするものである。
【0006】上記の構成のタンクローリ車のベーパ回収
装置によれば、防波板を取り付けるための支柱を中空構
造として、当該支柱の中空部を介して上部ベーパ配管と
下部ベーパ配管とを連通させることができる。このた
め、上部ベーパ配管と下部ベーパ配管とを連通させるた
めの配管を別途設ける必要がない。また、タンクが複数
の区画室に仕切られている場合には、下部ベーパ配管を
集中配管として構成することにより、タンク上部の集中
配管を不要にすることができる。しかも、防護枠でベー
パ配管を兼用するものでないので、当該防護枠がベーパ
によって腐食するおそれもない。
装置によれば、防波板を取り付けるための支柱を中空構
造として、当該支柱の中空部を介して上部ベーパ配管と
下部ベーパ配管とを連通させることができる。このた
め、上部ベーパ配管と下部ベーパ配管とを連通させるた
めの配管を別途設ける必要がない。また、タンクが複数
の区画室に仕切られている場合には、下部ベーパ配管を
集中配管として構成することにより、タンク上部の集中
配管を不要にすることができる。しかも、防護枠でベー
パ配管を兼用するものでないので、当該防護枠がベーパ
によって腐食するおそれもない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら詳述する 図1はこの発明のタンクローリ車のベーパ回収装置の一
つの実施の形態を示す断面図であり、図2はその平面図
である。同図において、タンク1は図示しない車体に搭
載されており、その断面は楕円形または円形に形成され
ている。上記タンク1の内部は、ガソリン、灯油、軽油
等の種類の異なる油液を個別に収容できるように、仕切
り板2によって複数室に区画されており、各区画室3の
頂部には、マンホール4を閉塞するマンホール蓋5が設
けられている。
て、添付図面を参照しながら詳述する 図1はこの発明のタンクローリ車のベーパ回収装置の一
つの実施の形態を示す断面図であり、図2はその平面図
である。同図において、タンク1は図示しない車体に搭
載されており、その断面は楕円形または円形に形成され
ている。上記タンク1の内部は、ガソリン、灯油、軽油
等の種類の異なる油液を個別に収容できるように、仕切
り板2によって複数室に区画されており、各区画室3の
頂部には、マンホール4を閉塞するマンホール蓋5が設
けられている。
【0008】上記タンク1の上部のマンホール蓋5を挟
んだ両側位置には、車体の横転時にマンホール蓋5等が
破損するのを防止するための防護枠6が一対設けられて
いる。この防護枠6は、タンク1の長手方向全長にわた
って設けられており、その断面形状は、ほぼA字形に形
成されている(図3参照)。各区画室3の内部には、車
体の前後方向及び幅方向に所定間隔離した状態で複数本
の支柱7,7aが立設されており、この支柱7,7aに
は、各区画室3に収用した油液が揺動するのを抑制する
ための防波板8が取り付けられている。この防波板8
は、ステンレス鋼やアルミニウム等からなる複数本の溝
型材8aを、支柱7,7aの上下方向に沿って所定間隔
毎に並列に配列したものであり、各溝型材8aは、区画
室3に収容した油液が車体の幅方向へ揺動するのを抑制
できるように、車体の前後方向へ延びている。
んだ両側位置には、車体の横転時にマンホール蓋5等が
破損するのを防止するための防護枠6が一対設けられて
いる。この防護枠6は、タンク1の長手方向全長にわた
って設けられており、その断面形状は、ほぼA字形に形
成されている(図3参照)。各区画室3の内部には、車
体の前後方向及び幅方向に所定間隔離した状態で複数本
の支柱7,7aが立設されており、この支柱7,7aに
は、各区画室3に収用した油液が揺動するのを抑制する
ための防波板8が取り付けられている。この防波板8
は、ステンレス鋼やアルミニウム等からなる複数本の溝
型材8aを、支柱7,7aの上下方向に沿って所定間隔
毎に並列に配列したものであり、各溝型材8aは、区画
室3に収容した油液が車体の幅方向へ揺動するのを抑制
できるように、車体の前後方向へ延びている。
【0009】上記支柱7,7aの下端部はタンク1の底
部に、上端部はタンク1の天井部にそれぞれ溶接されて
いる。また、所定の支柱7aは、上下方向へ貫通する中
空構造のものであり(図7参照)、その他の支柱7は断
面「コ」の字状のものである(図8参照)。上記中空構
造の支柱7aは、各区画室3毎に1本ずつ設けられてお
り、それぞれの上端部はタンク1の上面に配置された上
部ベーパ配管9に連通されており、下端部は下部ベーパ
配管10に連通されている。上記中空構造の支柱7a
は、例えばアルミニウムからなる押出材によって構成さ
れており、その中空部7bの両側には、防波板8を取り
付けるための帯状の耳部7cが突設されている。
部に、上端部はタンク1の天井部にそれぞれ溶接されて
いる。また、所定の支柱7aは、上下方向へ貫通する中
空構造のものであり(図7参照)、その他の支柱7は断
面「コ」の字状のものである(図8参照)。上記中空構
造の支柱7aは、各区画室3毎に1本ずつ設けられてお
り、それぞれの上端部はタンク1の上面に配置された上
部ベーパ配管9に連通されており、下端部は下部ベーパ
配管10に連通されている。上記中空構造の支柱7a
は、例えばアルミニウムからなる押出材によって構成さ
れており、その中空部7bの両側には、防波板8を取り
付けるための帯状の耳部7cが突設されている。
【0010】上記上部ベーパ配管9の一端部は、マンホ
ール蓋5付近において開閉バルブVを介して区画室3の
内部に連通されており(図4参照)、その他端部が上記
中空構造の支柱7aに接続されている。また、上記下部
ベーパ配管10は、その途中部がタンク1の底面に沿っ
て車体の前後方向へ延びており、当該途中部が、各分岐
管10aを介して上記中空構造の支柱7aの下端部に接
続されている。すなわち、上記下部ベーパ配管10は、
ベーパ回収用の集中配管として構成されている。また、
上記下部ベーパ配管10の前端部及び後端部は、車幅方
向両側へ分岐しており、その終端部には、ベーパ回収用
のホースを接続するための接続具11が設けられている
(図5及び図6参照)。上記開閉バルブVは、図9に詳
細を示すように、可動座V1がバネSによって付勢され
ているものであり、区画室3の内圧が所定値以上に上昇
すると、自動的に開いて、区画室3を上部ベーパ配管9
に連通させることができる。また、ハンドルV2を回動
操作することにより、上記バネSの付勢力に抗して可動
座V1を上昇させて、区画室3を上部ベーパ配管9に連
通させることもできる。
ール蓋5付近において開閉バルブVを介して区画室3の
内部に連通されており(図4参照)、その他端部が上記
中空構造の支柱7aに接続されている。また、上記下部
ベーパ配管10は、その途中部がタンク1の底面に沿っ
て車体の前後方向へ延びており、当該途中部が、各分岐
管10aを介して上記中空構造の支柱7aの下端部に接
続されている。すなわち、上記下部ベーパ配管10は、
ベーパ回収用の集中配管として構成されている。また、
上記下部ベーパ配管10の前端部及び後端部は、車幅方
向両側へ分岐しており、その終端部には、ベーパ回収用
のホースを接続するための接続具11が設けられている
(図5及び図6参照)。上記開閉バルブVは、図9に詳
細を示すように、可動座V1がバネSによって付勢され
ているものであり、区画室3の内圧が所定値以上に上昇
すると、自動的に開いて、区画室3を上部ベーパ配管9
に連通させることができる。また、ハンドルV2を回動
操作することにより、上記バネSの付勢力に抗して可動
座V1を上昇させて、区画室3を上部ベーパ配管9に連
通させることもできる。
【0011】以上の構成であれば、区画室3に残留する
ベーパを、上部ベーパ配管9、中空構造の支柱7a及び
下部ベーパ配管10を通して、給油所の貯蔵タンク等に
回収することができる。このため、上部ベーパ配管9と
下部ベーパ配管10とを連通させるための配管を別途設
ける必要がなく、その分、配管構成を簡素にすることが
でき、ひいては配管コストを安くすることができる。し
かも、下部ベーパ配管10を集中配管として構成してい
るので、タンク1の上部に集中配管を配置する必要がな
い。このため、タンク1上部の歩行及び作業スペースを
広くすることができるとともに、タンク1上部の配管構
造を簡素にすることができる。また、防護枠6を集中配
管として利用するものでないので、当該防護枠6が腐食
するおそれもない。
ベーパを、上部ベーパ配管9、中空構造の支柱7a及び
下部ベーパ配管10を通して、給油所の貯蔵タンク等に
回収することができる。このため、上部ベーパ配管9と
下部ベーパ配管10とを連通させるための配管を別途設
ける必要がなく、その分、配管構成を簡素にすることが
でき、ひいては配管コストを安くすることができる。し
かも、下部ベーパ配管10を集中配管として構成してい
るので、タンク1の上部に集中配管を配置する必要がな
い。このため、タンク1上部の歩行及び作業スペースを
広くすることができるとともに、タンク1上部の配管構
造を簡素にすることができる。また、防護枠6を集中配
管として利用するものでないので、当該防護枠6が腐食
するおそれもない。
【0012】なお、上記上部ベーパ配管9の一端部は、
図10に示すように、中空構造の支柱7aの内部に摺動
自在に嵌入しておいてもよく、この場合には、タンク1
の上に人が乗った際にタンク1が撓んだ場合でも、上部
ベーパ配管9をこれに追従させることができるので、中
空構造の支柱7aとの接続状態を支障なく維持すること
ができる。上記防波板8は、車幅方向に延びるように配
置したものであってもよく、この場合には、急ブレーキ
や急発進等により、タンク1内の液体が前後方向に揺動
するのを抑制するものとなる。この発明のベーパ回収装
置は、タンク1の内部を仕切り板2によって区画するこ
となく1室としたタンクローリ車にも適用して実施する
ことができ、この場合には、上部ベーパ配管9及び下部
ベーパ配管10が、少なくとも一本の配管で構成され
る。
図10に示すように、中空構造の支柱7aの内部に摺動
自在に嵌入しておいてもよく、この場合には、タンク1
の上に人が乗った際にタンク1が撓んだ場合でも、上部
ベーパ配管9をこれに追従させることができるので、中
空構造の支柱7aとの接続状態を支障なく維持すること
ができる。上記防波板8は、車幅方向に延びるように配
置したものであってもよく、この場合には、急ブレーキ
や急発進等により、タンク1内の液体が前後方向に揺動
するのを抑制するものとなる。この発明のベーパ回収装
置は、タンク1の内部を仕切り板2によって区画するこ
となく1室としたタンクローリ車にも適用して実施する
ことができ、この場合には、上部ベーパ配管9及び下部
ベーパ配管10が、少なくとも一本の配管で構成され
る。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明のタンクローリ
車のベーパ回収装置によれば、上部ベーパ配管と下部ベ
ーパ配管とを連通させるための配管を、防波板を取り付
けるための支柱によって兼用しているので、その分、配
管構成の簡素化、配管コストの低減化を図ることができ
る。また、タンクの内部が複数の区画室に仕切られてい
る場合には、下部ベーパ配管を集中配管として構成する
ことにより、タンクの上部に集中配管を配置する必要が
なくなる。このため、タンク上部の歩行及び作業スペー
スを広くすることができるとともに、タンク上部の配管
構造を簡素にすることができる。しかも、防護枠を集中
配管として利用するものでないので、当該防護枠が腐食
するおそれもない。
車のベーパ回収装置によれば、上部ベーパ配管と下部ベ
ーパ配管とを連通させるための配管を、防波板を取り付
けるための支柱によって兼用しているので、その分、配
管構成の簡素化、配管コストの低減化を図ることができ
る。また、タンクの内部が複数の区画室に仕切られてい
る場合には、下部ベーパ配管を集中配管として構成する
ことにより、タンクの上部に集中配管を配置する必要が
なくなる。このため、タンク上部の歩行及び作業スペー
スを広くすることができるとともに、タンク上部の配管
構造を簡素にすることができる。しかも、防護枠を集中
配管として利用するものでないので、当該防護枠が腐食
するおそれもない。
【図1】この発明のタンクローリ車のベーパ回収装置の
一つの実施の形態を示す概略断面図である。
一つの実施の形態を示す概略断面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図2のIII − III線概略断面図である。
【図4】上部ベーパ配管部分を示す要部断面図である。
【図5】図2のA矢視図である。
【図6】図3のB矢視図である。
【図7】図1のVII −VII 線断面図である。
【図8】図1のVIII−VIII線断面図である。
【図9】開閉バルブの断面図である。
【図10】他の実施の形態を示す要部断面図である。
1 タンク 3 区画室 7 支柱 7a 中空構造の支柱 8 防波板 9 上部ベーパ配管 10 下部ベーパ配管
Claims (2)
- 【請求項1】タンクの内部に複数本の支柱を立設し、こ
の支柱にタンク内の液体が揺動するのを抑制する防波板
を取り付けているタンクローリ車の、上記タンク内に発
生するベーパを回収する装置であって、 上記複数本の支柱のうちの所定の支柱を、上下方向へ貫
通する中空構造とし、 一端部がタンクの内部に連通された上部ベーパ配管の他
端部を、上記中空構造の支柱の上部に接続し、 タンクの下部に設けられ、一端部側からベーパを排出す
る下部ベーパ配管を、上記中空構造の支柱の下部に接続
したことを特徴とするタンクローリ車のベーパ回収装
置。 - 【請求項2】上記タンクの内部が複数の区画室で仕切ら
れており、上記中空構造の支柱が各区画毎に設けられて
いるタンクローリ車のベーパ回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36739797A JP3472984B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | タンクローリ車のベーパ回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36739797A JP3472984B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | タンクローリ車のベーパ回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180209A true JPH11180209A (ja) | 1999-07-06 |
JP3472984B2 JP3472984B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=18489217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36739797A Expired - Fee Related JP3472984B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | タンクローリ車のベーパ回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3472984B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2386876A (en) * | 1999-11-02 | 2003-10-01 | Allan William Stobart | Vapour recovery system for a tanker |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP36739797A patent/JP3472984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2386876A (en) * | 1999-11-02 | 2003-10-01 | Allan William Stobart | Vapour recovery system for a tanker |
GB2386876B (en) * | 1999-11-02 | 2003-11-19 | Allan William Stobart | Improvements in and relating to road and rail tankers |
EP1097839A3 (en) * | 1999-11-02 | 2006-12-27 | Allan William Stobart | Improvements in and relating to road and rail tankers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3472984B2 (ja) | 2003-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20190047407A1 (en) | High-pressure tank mounting structure | |
JP3791383B2 (ja) | 燃料電池車両の燃料タンク搭載構造 | |
US5195780A (en) | Rear body structure of automotive vehicle | |
US2498229A (en) | Portable service station mounted on a vehicle | |
US10421355B2 (en) | High-pressure tank mounting structure | |
US20150035266A1 (en) | Integral tank in frame | |
US3696979A (en) | Car top carrier | |
JP2000219049A (ja) | 自動車の燃料タンク支持構造 | |
US7243949B2 (en) | Structural member for vehicle body and frame assembly including internal air tank | |
JPH11180209A (ja) | タンクローリ車のベーパ回収装置 | |
JPS6214413B2 (ja) | ||
US4128270A (en) | Vehicle flooring construction | |
CN113217805A (zh) | 一种车载储氢装置 | |
US4445630A (en) | Emergency recovery system | |
JP2000190866A (ja) | 救助隊用作業用車両 | |
JP3812241B2 (ja) | 車両の燃料供給装置 | |
CN214453840U (zh) | 水箱和矿用运输设备 | |
CN213863333U (zh) | 一种汽车仪表台总成包装框 | |
JP4202684B2 (ja) | タンクローリ | |
US20220274649A1 (en) | Chassis for recreational vehicle | |
JPH0885588A (ja) | タンク車のベーパ回収装置 | |
RU2750209C1 (ru) | Гусеничный топливомаслозаправщик | |
JP3119987B2 (ja) | タンクローリ | |
JP3389117B2 (ja) | 消防自動車 | |
CN112849810A (zh) | 水箱和矿用运输设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |