JPH11180103A - キャスター - Google Patents

キャスター

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Publication number
JPH11180103A
JPH11180103A JP37015697A JP37015697A JPH11180103A JP H11180103 A JPH11180103 A JP H11180103A JP 37015697 A JP37015697 A JP 37015697A JP 37015697 A JP37015697 A JP 37015697A JP H11180103 A JPH11180103 A JP H11180103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caster
furniture
wheel
wheels
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP37015697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tomokiyo
裕司 友清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIBASHI TSUKIHIRO
Original Assignee
ISHIBASHI TSUKIHIRO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHIBASHI TSUKIHIRO filed Critical ISHIBASHI TSUKIHIRO
Priority to JP37015697A priority Critical patent/JPH11180103A/ja
Publication of JPH11180103A publication Critical patent/JPH11180103A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】床材などへの損傷を防止できるようにしたキャ
スターの提供。 【解決手段】家具1などの簡易な移動を可能とするため
のキャスター2であって、車輪6の少なくとも表面部分
が、ゴム状弾性を有する高分子材料で形成されている。
これにより、車輪6の接触相手材に対する摩擦抵抗が大
きくなり、そのため車輪6が転がりやすくなって、すべ
りが発生しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具などの簡易な
移動を可能とするためのキャスターに関する。
【従来の技術】従来から、家具や椅子などには、その移
動を簡易にするために、下部にキャスターが装着された
ものがある。これらのキャスターの車輪は、一般的に、
ポリエチレン(PE)、アクリル・ブダジエン・スチレ
ン(ABS)、いわゆるジュラコン(POM)、ポリプ
ロピレン(PP)、ナイロンなどの比較的硬質な樹脂材
で形成されている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
建物の床材として木材などのいわゆるフローリング材と
することが多い傾向である。このような素材の床上にお
いて前述のキャスター付きの家具を移動させるときに、
キャスターの車輪と床との摩擦抵抗が小さいことが原因
で、キャスターの車輪が転がりにくくて、すべりやすい
ため、このキャスターのすべりによって床材の表面にす
り傷などが発生しやすいことが問題になっている。これ
に対して、従来では、床の表面に保護膜をコーティング
することにより、床を強化することが行われている。こ
のような場合、床材の価格が高くつくだけでなく、高価
になる割に、損傷を防止する効果が薄いことが指摘され
る。したがって、本発明は、床材などへの損傷を防止で
きるようにしたキャスターの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のキャ
スターは、家具などの簡易な移動を可能とするためのも
ので、車輪の少なくとも表面部分が、ゴム状弾性を有す
る高分子材料で形成されている。本発明の請求項2のキ
ャスターは、家具などの簡易な移動を可能とするための
もので、本体部と、本体部の上部に回転可能に取り付け
られかつ家具下面に対して螺合されるねじ軸と、本体部
においてねじ軸と直交する方向に両端が突出する状態に
貫通固定される支軸と、支軸の両側に回転自在に支持さ
れる一対の車輪とを備え、前記車輪の少なくとも表面部
分が、ゴム状弾性を有する高分子材料で形成されてい
る。本発明の請求項3のキャスターは、上記請求項1ま
たは2の高分子材料が、ゴム硬度で80度以下に設定さ
れている。本発明の請求項4のキャスターは、上記請求
項1または2の高分子材料が、ポリエステル系の熱可塑
性エラストマーとされる。上記本発明では、キャスター
の車輪の素材をゴム状弾性を有する比較的軟質なものに
しているから、この車輪の接触相手材に対する摩擦抵抗
が大きくなり、そのために車輪が転がりやすくなって、
すべりが発生しにくくなるので、車輪のすべりによる接
触相手材への損傷が回避されることになる。
【発明の実施の形態】本発明の詳細について、図1ない
し図4に示す実施形態を用いて説明する。図1ないし図
4は本発明の一実施形態にかかり、図1は、キャスター
付きの家具の外観を示す斜視図、図2は、キャスター単
体の斜視図、図3は、キャスターの分解斜視図、図4
は、キャスターの縦断正面図である。図中、1は家具の
全体を示しており、この家具1の下面の四隅にはキャス
ター2が取り付けられている。キャスター2は、本体部
3と、本体部3の上部に回転可能に取り付けられかつ家
具1に対して螺合されるねじ軸4と、本体部3において
ねじ軸4と直交する方向に両端が突出する状態に貫通固
定される支軸5と、支軸5において両端の突出部分に支
持される一対の車輪6,6と、この車輪6,6を回転自
在に支持するすべり軸受としてのブッシュ7,7とを備
えている。本体部3の上部には、上向きに開口する穴3
1が設けられており、また、中程には、横方向に貫通す
る貫通孔32が設けられている。この本体部3の穴31
の開口には、当該開口を縮径するフランジ33が設けら
れている。ねじ軸4の下端には、径方向外向きに張り出
す円形フランジ41が設けられており、また、中程に
は、径方向外向きに張り出す六角形フランジ42が設け
られており、さらに六角形のフランジ42よりも上側の
領域の外周にはねじ溝43が形成されている。支軸5の
両端には、小径の周溝51が形成されている。車輪6
は、外周が平坦な円筒形に形成されており、その全体が
ゴム状弾性を有する高分子材料、例えばポリエステル系
の熱可塑性エラストマーで形成されている。この車輪6
の素材である熱可塑性エラストマーは、ゴム硬度で80
度以下に設定されている。ブッシュ7は、有底円筒形に
形成されており、底部分には径方向に張り出すフランジ
71が設けられており、また、穴部分の内周には、輪状
隆起部72が設けられている。そして、本体部3の穴3
1にねじ軸4の下端の円形フランジ41が挿入されてお
り、この穴31の開口のフランジ33によりねじ軸4が
抜け止めされている。また、本体部3の貫通孔32に支
軸5が圧入嵌合されることにより固定されている。さら
に、支軸5の両端に車輪6,6の中心孔が隙間を持つ状
態に嵌合されており、この隙間にブッシュ7,7が嵌入
されている。このブッシュ7,7の輪状隆起部72が支
軸5の両端の周溝51に対して係合されていて、支軸5
に対して車輪6,6が回転自在な状態で抜け止めされて
いる。このような構成のキャスター2は、そのねじ軸4
が家具1の下面の四隅に螺合されていて、このねじ軸4
を中心として本体部3が旋回自在になっている。このよ
うなキャスター2が取り付けられた家具1では、その3
60度どの方向にも自由に小さい力で移動させることが
できるようになる。また、キャスター2の車輪6をゴム
状弾性を有する比較的軟質な材料で形成しているから、
車輪6と床との間の摩擦抵抗が大きくなる。そのため、
家具1を移動させるときに、車輪6が転がりやすくなっ
て、すべりが発生しにくくなるので、車輪6のすべりに
よる床への損傷が回避されることになる。また、仮にす
べりが発生しても、床を傷付けずに済む。このように転
がりの良いキャスター2を備えているから、特に近年に
おいて普及率が高い、いわゆるフローリングと呼ばれる
板材からなる床上においても、家具1の移動がスムーズ
となり、また、移動時のキャスター2の車輪6が回ると
きの騒音がきわめて少なくなる。なお、本発明は、上記
実施形態のみに限定されるものではなく、いろいろな応
用や変形が考えられる。 (1) 上記実施形態では、キャスター2の構成につい
ても本体部3に対する支軸5の取り付け位置など、いろ
いろな形態が考えられる。 (2) 上記実施形態では、キャスター2として2つの
車輪6,6を備えた構成を例に挙げているが、この車輪
6の数については1つ、または2つ以上とすることがで
きる。 (3) 上記実施形態では、車輪6の全体をゴム状弾性
を有する高分子材料で形成しているが、例えば車輪6の
少なくとも表面部分だけを前述した材料で形成したもの
も本発明に含む。
【発明の効果】請求項1ないし4の発明では、キャスタ
ーの車輪をゴム状弾性を有する比較的軟質な材料で形成
しているから、車輪の接触相手である床に対する摩擦抵
抗が大きくなる。そのため、車輪が転がりやすくなっ
て、すべりが発生しにくくなるので、車輪のすべりによ
る床への損傷が回避されることになる。また、仮にすべ
りが発生しても、床を傷付けずに済む。このように転が
りの良いキャスターを家具などの下部に取り付けていれ
ば、特に近年において普及率が高い、いわゆるフローリ
ングと呼ばれる板材からなる床上において、家具などの
移動がスムーズとなり、また、移動時のキャスターの車
輪が回るときの騒音がきわめて少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のキャスター付きの家具の
外観を示す斜視図
【図2】図1のキャスター単体の斜視図
【図3】図1のキャスターの分解斜視図
【図4】図1のキャスターの縦断正面図
【符号の説明】
1 家具 2 キャスター 3 本体部 4 ねじ軸 5 支軸 6 車輪 7 ブッシュ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具などの簡易な移動を可能とするため
    のキャスターであって、車輪の少なくとも表面部分が、
    ゴム状弾性を有する高分子材料で形成されている、こと
    を特徴とするキャスター。
  2. 【請求項2】 家具などの簡易な移動を可能とするため
    のキャスターであって、本体部と、本体部の上部に回転
    可能に取り付けられかつ家具下面に対して螺合されるね
    じ軸と、本体部においてねじ軸と直交する方向に両端が
    突出する状態に貫通固定される支軸と、支軸の両側に回
    転自在に支持される一対の車輪とを備え、前記車輪の少
    なくとも表面部分が、ゴム状弾性を有する高分子材料で
    形成されている、ことを特徴とするキャスター。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のキャスターに
    おいて、前記高分子材料が、ゴム硬度で80度以下に設
    定されている、ことを特徴とするキャスター。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のキャスターに
    おいて、前記高分子材料が、ポリエステル系の熱可塑性
    エラストマーとされる、ことを特徴とするキャスター。
JP37015697A 1997-12-22 1997-12-22 キャスター Pending JPH11180103A (ja)

Priority Applications (1)

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JP37015697A JPH11180103A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 キャスター

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JP37015697A JPH11180103A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 キャスター

Publications (1)

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JPH11180103A true JPH11180103A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18496204

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JP37015697A Pending JPH11180103A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 キャスター

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JP (1) JPH11180103A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002317057A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Du Pont Toray Co Ltd 複合成形品
US6748623B1 (en) * 2002-11-27 2004-06-15 Po-Chuan Tsai Chair caster
JP2016022862A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 オイレス工業株式会社 キャスター

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US6748623B1 (en) * 2002-11-27 2004-06-15 Po-Chuan Tsai Chair caster
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