JPH11179885A - 記録制御装置及び方法及びファクシミリ装置 - Google Patents

記録制御装置及び方法及びファクシミリ装置

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JPH11179885A
JPH11179885A JP35565297A JP35565297A JPH11179885A JP H11179885 A JPH11179885 A JP H11179885A JP 35565297 A JP35565297 A JP 35565297A JP 35565297 A JP35565297 A JP 35565297A JP H11179885 A JPH11179885 A JP H11179885A
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JP35565297A
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Shinichiro Kori
慎一郎 郡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インク不吐出検知に要する時間を短縮し、記録
の開始から終了までのトータルスループットを向上させ
る。 【解決手段】インクジェット方式の印字ヘッド117を
有するファクシミリ装置において、インク不吐出検知部
121はノズルからのインク液滴の吐出を検知する。記
録装置主制御部112は、メイン装置主制御部101か
らインク不吐出検知部112によるインク液滴の検知位
置を通知され、これをRAM112cに保持する。所定
の記録を終了すると、その時点における印字ヘッド11
7の位置とRAM112cに保持された検知位置との相
対差に基づいて印字ヘッド117を移動し、インク不吐
出検知部112によるインク液滴の吐出の検知を行う。
ここで、インク液滴の吐出を確認できなかった場合は、
印字ヘッド117の位置合わせを行ってから、検知位置
へ移動し、再度インク液滴の吐出の検知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット方式
の記録装置においてインクの有無を検出する記録制御装
置及びその方法に関する。更に、本発明は、記録部にイ
ンクジェット記録装置を具備したファクシミリ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】記録部にインクジェットプリンタを用い
たファクシミリ装置が知られている。このようなファク
シミリ装置として、例えば、通信、読取、データの符号
化/復号化等のファクシミリ装置としての基本動作を行
うメイン装置と、インクジェット方式で画像記録を行う
記録部とで別々に制御部を備えるものがある。そして、
これら両制御部間はシリアル通信によって接続され、両
制御部間における通信が可能となっている。
【0003】さて、上述のようなインクジェットプリン
タを用いたファクシミリ装置においては、受信した画像
を記録している最中にインク切れやインク詰まりによる
インクの不吐出が生じることがある。このようなインク
不吐出が発生すると、画像を正常に記録できなくなるこ
とはいうまでもない。そこで、受信した画像の記録終了
後に、インク無しあるいはインク詰まり等によって不吐
出状態となっていないかどうかをチェック(以下、イン
ク不吐出検知処理という)し、画像が正常に記録された
かどうかを判定することが行われている。インク不吐出
検知処理によってインクの不吐出が検出された場合は、
記録が不十分であるので、当該画像をメモリに保存する
という処理が行われる。
【0004】受信画像の記録処理の流れとしては、記録
紙給紙の後、受信画像を記録し、インク不吐出検知処理
を実行後、記録紙を排紙して1ページ分の画像記録を終
了する。そして、インク不吐出検知処理においてインク
が検出されれば正常終了する。一方、インク不吐出検知
処理においてインク吐出が検出されなければエラー処理
を行い、当該画像をメモリに保存する。複数ページ分の
受信画像が存在する場合には、以上の処理をページ毎に
繰り返すことになる。
【0005】さて、インク不吐出検知の方法としては、
フォトインタラプ夕方式がある。これは、発光素子から
受光素子に対し光を放射し、その光軸を遮断するように
インクの吐出動作を行い、光軸が遮断されたときはイン
ク有り、光軸が遮断されないときはインク無しと判断す
る方式である。一般にフォトインタラプタ方式では、イ
ンクを発光素子と受光素子の間(インク不吐出検知位
置)に確実に吐出するために、受信画像の記録終了後、
インクの不吐出検知をする前にまずキャリッジのずれを
補正する位置あわせ(例えば原点出し)を行い、次に上
記光軸位置がインク吐出位置と一致するようにキャリッ
ジを移動してインク不吐出検知を行う。あるいは、キャ
リッジの位置合わせを行わずに、ある程度のずれを許容
するために、キャリッジ(インクカートリッジ)を移動
しながらインク不吐出検知位置を含む所定の区間にイン
クを吐出する方法も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォトインタラプ夕方式によるインク不吐出検知方法の
場合、インク不吐出検知を実行する場合には必ずキャリ
ッジの位置あわせが行なわれるため、正確にインク不吐
出検知位置にインクの吐出が可能である反面、インク不
吐出検知を終了するまでに時間がかかる。さらに、受信
画像を1ページ記録終了する度にこのようなインク不吐
出検知を実行するため、記録紙の給紙から画像記録、排
出終了までのトータルスループットが低下してしまうと
いう問題があった。
【0007】また、所定区間にわたってキャリッジを移
動しながらインクを吐出してインク不吐出を検出する方
法では、所定区間を低速で移動するためやはりインク不
吐出検出検知に時間がかかってしまう。更に、所定区間
にわたってインクを吐出しつづけるため、インクを浪費
してしまう。
【0008】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、インク不吐出検知に要する時間を短縮し、記録
の開始から終了までのトータルスループットを向上する
記録制御装置及び方法、及びファクシミリ装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の一態様である記録制御装置は以下の構成を
備える。すなわち、ノズルからインク液滴を吐出して記
録を行うインクジェット方式の記録手段を制御する記録
制御装置であって、前記ノズルからのインク液滴の吐出
を検知する検知手段と、前記検知手段によるインク液滴
の検知位置を示す検知位置情報を保持する保持手段と、
所定の記録を終了した後に、その時点における前記ノズ
ルの位置と前記保持手段に保持された検知位置情報が示
す検知位置との相対差に基づいて該ノズルを該検知位置
へ移動し、前記検知手段によるインク液滴の吐出の検知
を行う第1吐出検査手段と、前記第1吐出検査手段にお
いてインク液滴の吐出を確認できなかった場合に、前記
ノズル位置を所定の基準位置に移動してから前記検知位
置への移動を行い、前記検知手段によるインク液滴の吐
出の検知を行う第2吐出検査手段とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0011】図1は本実施形態におけるファクシミリ装
置の構成を表わしたブロック図である。まず、本実施形
態におけるファクシミリ装置の構成は大きく2つのパー
トに分けられる。1つは、通信、読取、データの符号化
/復号化等のファクシミリ装置としての基本動作を行う
メイン装置である。そして、もう1つは、メイン装置か
ら印字データを受信して印字を行う記録装置である。以
下、各構成について説明する。
【0012】101はメイン装置全体を制御するための
メイン装置主制御部であり、MPU101a,ROM1
01b,RAM101c等で構成される。102は読取
部であり、原稿を光学的に読み取り、画素データに変換
する。103は通信部であり、呼の接続、切断、およ
び、送信データの変調、受信データの復調を行い、回線
を介して相手局とデータのやりとりを行う。104は操
作部であり、操作キー、表示器等を備える。105は登
録メモリであり、ワンタッチダイヤル等の電話番号デー
タや通信結果情報等を格納する。106は記録装置との
通信を行うためのインターフェース部である。
【0013】107は復号化部であり、符号化されてい
る画像データを復号化する。108は符号化部であり、
画像データを符号化する。109は画像メモリであり、
受信画像等を記憶する。110はメインシステムバスで
あり、メイン装置主制御部101と上述の各構成をつな
ぐ。
【0014】次に、記録装置の構成について説明する。
112は記録装置全体を制御するための記録装置主制御
部であり、MPU112a,ROM112b,RAM1
12c等で構成される。113は記録装置I/F部であ
り、メイン装置との通信を行う。114はデータバッフ
ァであり、記録装置I/F部113によって受信したメ
イン装置からの印字データを一時的に格納しておく。1
15はフォント生成部であり、印字データに対応したフ
ォントデータを生成する。
【0015】116は印字バッファであり、印字ヘッド
117に転送する前のラスタデータを格納する。117
は印字ヘッドであり、印字バッファからのデータに従っ
てインク滴の吐出を行う。118は給排紙モータ制御部
であり、記録紙の搬送用のモータを制御する。121は
インク不吐出検知部であり、インク不吐出検知のための
センサとしてのフォトセンサを含む。119は記録シス
テムバスであり、記録装置主制御部と上記各構成を接続
する。
【0016】111は、メイン装置と記録装置とをつな
ぐI/F信号線である。たとえばセントロニクス仕様に
て通信を行う。120はメイン装置制御部と記録装置制
御部とをつなぐ信号線である。本実施形態ではシリアル
にて通信が行われる。
【0017】次に、本実施形態におけるインク不吐出検
出部121について説明する。図2は本実施形態のイン
ク不吐出検知機構を説明する図である。
【0018】図2において、キャリッジ15は記録ヘッ
ド5を精度良く保持しながら、記録紙Pの搬送方向(副
走査方向、矢印G方向)とは直交する方向(主走査方
向、矢印H方向)に往復移動させる。また、キャリッジ
15は、ガイド棒16と突き当て部15aにより摺動自
在に保持されている。キャリッジ15の往復移動は、キ
ャリッジモータ(不図示)によって駆動されるプーリ1
7およびタイミングベルト18によって行われ、この時
に記録ヘッド5に与えられる記録信号や電力は、フレキ
シブルケーブル19によって装置本体の電気回路より供
給されている。記録ヘッド5とフレキシブルケーブル1
9とは互いの接点を圧接して接続している。なお、図1
の印字ヘッド117は、記録ヘッド5、キャリッジ15
等によって構成される。
【0019】また、のキャリッジ15のホームポジショ
ンにはキャップ20が設けられ、インク受け手段として
機能する。キャップ20は必要に応じて上下し、上昇時
は記録ヘッド5に密着しそのノズル部を覆い、インクの
蒸発やゴミの付着を防止する。
【0020】さて、この装置では、記録ヘッド5とキャ
ップ20とが相対的に対向した位置となるように位置決
めするために、装置本体に設けられたキャリッジホーム
センサ21とキャリッジ15に設けられた遮光板15b
が用いられている。キャリッジホームセンサ21には透
過型のフォトインタラプタが用いられ、キャリッジ15
が移動して待機位置まで移動した時に、キャリッジホー
ムセンサ21の一部から照射された光が遮光板15bに
よってその透過が遮られることを利用して、記録ヘッド
5とキャップ20とが相対的に対向した位置にあること
を検知する。
【0021】記録紙Pは図中下側より上方へ給紙され、
給送ローラ2および紙ガイド22によって水平方向に曲
げられて、矢印G方向(副走査方向)に搬送される。給
送ローラ2および排紙ローラ6は夫々、記録モータ(不
図示)によって駆動され、必要に応じてキャリッジ15
の往復移動と連動して高精度に記録紙Pを副走査方向に
搬送する。また、副走査方向には撥水性の高い材料でつ
くられ、その刃状の円周部のみで記録紙Pに接触する拍
車23が設けられる。拍車23は排紙ローラ6に対向す
る位置で、軸受部材23aにより主走査方向に所定長離
間して複数箇所に配設されており、記録直後の記録紙上
の未定着画像に接触しても画像に影響を与えずに記録紙
Pをガイドし搬送するようになっている。
【0022】フォトセンサ8は発光素子81と受光素子
82で構成される。発光素子81と受光素子82は、図
3に示すように、キャップ20と記録紙Pの紙端との間
に、記録ヘッド5のノズル列5cに対向した位置に配置
され、記録ヘッド5のノズルより吐出されるインク滴を
直接光学的に検知する透過型フォトインタラプタであ
り、記録ヘッド5のインク無しの状態をその出力から判
断できる。ここで用いているフォトセンサ8は発光素子
81に赤外線LEDを用い、LED発光面にはレンズを
一体成形し、受光素子82に向けておおよそ平行に光を
投射できる。受光素子82にはフォトトランジスタが用
いられ、受光素子82の受光面にはモールド部材により
0.7mm×0.7mmの穴が光軸上に形成され、受光
素子82と発光素子81との間の全域において検出範囲
を高さ方向及び幅方向に0.7mmに絞り込んでいる。
【0023】また、図4に示されるように発光素子81
と受光素子82とを結ぶ光軸は記録ヘッド5のノズル列
5cと平行に配置され、発光素子と受光素子の間隔は記
録ヘッド5のノズル列5cよりも広く、光軸と記録ヘッ
ド5のノズル列の位置が一致すると、記録ヘッド5の各
ノズルから吐出されるインク滴は全て発光素子と受光素
子の間の検出範囲を通過可能な構成となっている。その
検出範囲をインク滴が通過することにより、インク滴が
発光側からの光を遮り、受光側への光量を減少させ、受
光素子であるフォトトランジスタの出力の変化が得られ
る。
【0024】記録ヘッド5のノズル列とフォトセンサ8
とを相対的に対向した位置となるように位置決めするた
めに、キャップ20との位置決め同様に、装置本体に設
けられたキャリッジホームセンサ21を用いる。
【0025】以上のような構成を備えた本実施形態のフ
ァクシミリ装置の動作について図5〜図7のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0026】まず、本実施形態のファクシミリ装置にお
けるメイン装置側の動作について説明する。図5は本実
施形態のファクシミリ装置におけるメイン装置の画像形
成動作に係る処理を説明するフローチャートである。な
お、本フローチャートで示される制御を実現するための
制御プログラムはROM101bに格納され、MPU1
01aによって実行される。
【0027】当該ファクシミリ装置の電源投入が操作さ
れると、ステップS1においてファクシミリ装置の電源
をONにし、ファクシミリ装置に電力を供給する。ステ
ップS2において、ファクシミリ装置内部の初期設定を
行う。このときインク不吐出検知のためのインク吐出位
置(DetectPosi)を初期値(CenterPosi)に設定する。
CenterPosiは、図3におけるフォトセンサ8の光軸位置
(ホームポジションセンサ20の位置から距離Lの位
置)に相当する。次にステップS3において、記録装置
の電源をONにし、プリンタに電力を供給する。これ以
降の記録装置の制御については、図8のフローチャート
によって後述する。
【0028】ステップS4において、メイン装置および
記録装置にエラーが発生しているかどうか確認し、エラ
ーが発生しているならば、エラーが解除されるまでステ
ップS4で待つ。エラーでなければ、ステップS5に移
り、記録データが存在するかどうか確認し、記録データ
が存在しないならば、ステップS4に移る。このステッ
プS4におけるエラー状態は、主に装置の状態を判断す
るもので、電源、モータ等や、可動部分の動作等のチェ
ックなどが含まれる。
【0029】記録データが存在するならば、ステップS
6において、インク不吐出検知位置設定コマンド(InkD
etectPosi)とともにDetectPosiをメイン装置から記録
装置に送信する。なお、このコマンドの送信は、メイン
装置主制御部101と記録装置主制御部112の間で信
号線120を介して行われる。記録装置は、このInkDet
ectPosiコマンドを検出し、一緒に送られてきたDetectP
osiをインク不吐出検知位置として設定する。ステップ
S7では、記録装置においてインク不吐出検知位置の設
定が終了したかを監視し、設定が終了するまで待ち、終
了したらステップS8に移る。
【0030】ステップS8では、記録データをパラレル
ポートを介してメイン装置から記録装置に送信する。す
なわち、メイン装置I/F部106から記録装置I/F
部113へ、信号線111を介して記録データが送信さ
れる。記録装置側では、当該記録データについて記録を
行い、記録が終了するとインク不吐出検知が行われるこ
とになる。従って、ステップS9では、このインク不吐
出検知処理が終了したどうか確認し、インク不吐出検知
処理が終了するまで待つ。インク不吐出検知処理が終了
したらステップS10に移る。
【0031】ステップS10では、上記インク不吐出検
知処理によってインクの吐出を検出できたどうか確認
し、検出できたならばステップS4に移る。検出できな
かったならばステップS11に移り、インク吐出未検出
時の処理を行う(詳細は図7のフローチャートにより後
述する)。
【0032】図6は本実施形態の記録装置において実行
されるインク不吐出検知処理の手順を説明するフローチ
ャートである。なお、本フローチャートで示される制御
を実現するための制御プログラムはROM112bに格
納され、MPU112aによって実行される。
【0033】まず、ステップS21において1ページ分
の記録が終了したかどうかを判定し、1ページ分の記録
が終了するのを待つ。ステップS22では、記録終了時
点のキャリッジ位置、すなわち現在のキャリッジ位置Ca
rPosiを獲得する。なお、現在のキャリッジ位置CarPosi
はホームポジションからの位置として獲得することがで
きる。ステップS23では、ステップS22で獲得した
CarPosiとDetectPosiとの差を求め、得られた値の分だ
け原点センサ方向へキャリッジを移動する。なお、Dete
ctPosiには、上述のステップS6の処理により、Center
Posiが設定されている。ステップS23によるキャリッ
ジの移動処理により、フォトセンサ8の光軸位置、すな
わちインク不吐出検知位置へキャリッジが移動すること
になる。
【0034】ステップS24では、キャリッジの移動が
完了した否かを判定し、キャリッジの移動が完了するの
を待つ。そして、キャリッジの移動が完了したならば、
ステップS25へ進み、記録ヘッド5を駆動してインク
吐出を行う。ステップS26では、ステップS25の吐
出駆動によってフォトセンサ8(受光センサ82)の受
光量が所定値を越えて変化したかどうかを判定する。こ
こで、受光量が所定値を越えて変化した場合は、ステッ
プS27へ進み、当該インク不吐出検知処理の結果とし
てインク有りをメイン装置に通知する。一方、受光量の
変化が所定値以下であった場合は、ステップS28へ進
み、吐出未検出をメイン装置に通知する。
【0035】以上のように本実施形態では、キャリッジ
をホームポジションへの移動(キャリッジの位置補正)
を省略し、記録終了時のキャリッジの位置からの直接に
インク不吐出検知位置へキャリッジを移動して、検知処
理を行う。このため、いちいちホームポジションにキャ
リッジを移動してキャリッジの位置補正を行う一般的な
方法に比べて、迅速にインク不吐出検知を行える。ま
た、インク不吐出検知位置の所定区間においてインク吐
出を継続する方法に比べて高速であり、かつインクの浪
費も抑えられる。
【0036】しかしながら、記録処理によって微妙にキ
ャリッジにずれが発生すると、上記ステップS23によ
ってキャリッジをインク不吐出検出位置へ移動した場
合、そのずれ分だけ光軸からずれることになる。このよ
うな事態が生じると、インク不吐出検知処理の精度が低
下してしまう。そこで、本実施形態では、ステップS2
8によってインクの吐出状態が不良であると判定される
と、ステップS11のリカバー処理が行われることにな
る。以下、リカバー処理について図7を参照して説明す
る。
【0037】インク未吐出時のリカバリー処理では、ホ
ームポジションセンサによるキャリッジの位置決めを行
ってからDetectPosiへキャリッジを移動し、インク未吐
出検知を行う。更に確認のために、インク未吐出検知位
置を左右に所定量ずらしてインク未吐出検知処理を行
う。
【0038】図7は本実施形態におけるインク未吐出リ
カバリー処理時のメイン装置の制御を説明するフローチ
ャートである。なお、本フローチャートで示される制御
を実現するための制御プログラムはROM101bに格
納され、MPU101aによって実行される。
【0039】ステップS31において、インク不吐出検
知実行コマンド発行回数をカウントするコマンドカウン
タ(cnt)に0を設定し、まずステップS36に移
る。
【0040】ステップS36において、DetectPosiをイ
ンク不吐出検知位置設定コマンド(InkDetectPosi)に
よってメイン装置から記録装置に送信する。ステップS
37において、インク不吐出検知位置の設定が終了した
かを監視し、設定が終了するまで待ち、終了したらステ
ップS38に移る。ステップS38において、コマンド
カウンタを1インクリメントする。
【0041】ステップS39において、インク不吐出検
知の実行コマンドであるインク不吐出検知実行コマンド
(InkDetect)をメイン装置から記録装置に送信する。
このInkDetectコマンドを受信した記録装置は、キャリ
ッジをホームポジションに位置決めしてからインク不吐
出検知位置(DetectPosi)へキャリッジを移動してから
インク不吐出検知処理を実行する。ステップS40にお
いて、ステップS39で発行したInkDetectコマンドに
よるインク不吐出検知が終了したかを監視する。当該イ
ンク不吐出検知処理が終了したらステップS41に移
る。
【0042】ステップS41において、インクが検出で
きたどうか確認し、検出できたならばインク未検出時の
処理を終了する。検出できなかったならばステップS3
2に移る。
【0043】ステップS32において、コマンドカウン
タが1かどうか確認し、1ならば、ステップS33に移
る。ステップS33では、DetectPosiに前回インクを吐
出した位置(CenterPosi)よりも右側の位置であるRigh
tPosiを設定し、ステップS36に移る。この結果、Cen
terPosiによって決定されるインク不吐出検知位置より
も右側の位置においてインク不吐出検知処理が実行され
ることになる。この処理の過程において、ステップS3
8でコマンドカウンタが2に設定される。
【0044】さて、RightPosiにおいてインク不吐出検
知を行い、インク有りとならない場合は、コマンドカウ
ンタが「2」の状態でステップS32に戻ることにな
る。従って、今回は、ステップS32、ステップS34
を経てステップS35に処理が進む。ステップS35に
おいて、DetectPosiにCenterPosiで決定されるインク不
吐出検知位置よりも左側の位置であるLeftPosiを設定
し、ステップS36に移る。この結果、CenterPosiによ
って決定されるインク不吐出検知位置よりも左側の位置
においてインク不吐出検知処理が実行されることにな
る。この処理の過程において、ステップS38でコマン
ドカウンタが3に設定される。
【0045】さて、このLeftPosiにおいてもインク有り
とならない場合は、コマンドカウンタが「3」の状態で
ステップS32に戻ることになる。この結果、ステップ
S42に処理が進み、インクなしの表示および警告音の
鳴動を行い、記録データをRAMに保存してインク未検
出時の処理を終了する。このように、インク未吐出リカ
バー処理では、CenterPosi、RightPosi、LeftPosiの3
ヶ所においてインク不吐出検知が行われることになる。
【0046】なお、DetectPosiに設定される3個の値
(CenterPosi, RightPosi, LeftPosi)は、メイン装置
において任意に設定することができる。
【0047】次に、上述したメイン装置からの各コマン
ドに対する記録装置の動作を説明する。図8は本実施形
態のファクシミリ装置における記録装置側の処理を説明
するフローチャートである。なお、本フローチャートで
示される制御を実現するための制御プログラムはROM
112bに格納され、MPU112aによって実行され
る。
【0048】初めに、図5のステップS3の処理によっ
て記録装置の電源がONにされると、ステップS61に
おいて記録装置を初期化する設定を行う。次にステップ
S62において、メイン装置からパラレルポートを介し
て記録データを受信しているか確認し、記録データが存
在しなければ、ステップS66に移る。記録データが存
在していれば、ステップS63において、当該記録デー
タを出力する(記録データの印字)処理を行う。
【0049】記録データの出力後、ステップS64にお
いて、インク不吐出検知モードかインク不吐出検知禁止
モードかを確認する。なお、このモード設定はメイン装
置からのコマンド(InkDetectMode、InkDetectNoMode)
によって、後述のステップS69〜S72の処理におい
て設定される。インク不吐出検知禁止モードならば、イ
ンク不吐出検知処理は行わず、そのままステップS66
に移る。一方、インク不吐出検知モードならば、ステッ
プS65において、インク不吐出検知するためにインク
不吐出検知センサを点灯後、DetectPosiに所定量のイン
クを吐出し、インク不吐出検知センサを消灯する。な
お、ステップS65におけるインク不吐出検知処理は図
6のフローチャートで上述したとおりである。
【0050】また、メイン装置からInkDetectコマンド
が発行されて(図7のステップS39)、記録装置にお
いてこれが検出されると、ステップS66からステップ
S67へ進み、キャリッジの位置合わせ処理を含むイン
ク不吐出検知処理が行われる。この処理を図3を参照し
て説明すると次の通りである。まず、ステップS67に
おいて、図3に示すホームポジション(HP)にキャリ
ッジを移動する。そして、ステップS68において、記
録ヘッド5のノズル列5cの位置からフォトセンサ8の
光軸へ移動する距離Lを、キャリッジ15を駆動するモ
ータのステップ数に換算してキャリッジ15を移動す
る。なお、移動距離Lは、図5のステップS6、図7の
ステップS36によってDetectPosiとしてメイン装置か
ら通知され、後述のステップS73、S74の処理によ
って記録装置に設定される。ステップS67においてホ
ームポジションを検出した後、DetectPosiで示される量
だけキャリッジ15を移動するので、キャリッジの位置
ずれ補正が行われることになり、記録ヘッド5のインク
列の位置とフォトセンサ8の光軸とが相対的に対向した
位置に正確に位置決めできる。
【0051】また、メイン装置からInkDetectPosiコマ
ンドを受信した場合は、ステップS73からステップS
74へ進む。上述したように、InkDetectPosiコマンド
は、インク不吐出検知位置を設定するインク不吐出検知
位置設定コマンドである。従ってステップS74では、
InkDetectPosiコマンドとともに送られてくるDetectPos
iの値をインク不吐出検知位置に設定する。
【0052】ステップS73において、InkDetectPosi
でないならば、ステップS75に移り、記録装置の状態
を示すステータスの要求コマンドか確認する。ステータ
ス要求コマンドならば、ステップS76においてメイン
装置にステータスを返送し、ステップS62に遷移す
る。
【0053】また、メイン装置からインク不吐出検知を
許可するインク不吐出検知許可設定コマンド(InkDetec
tMode)を受信した場合は、ステップS69からステッ
プS70へ進み、記録装置をインク不吐出検知許可モー
ドに設定する。また、メイン装置からインク不吐出検知
を禁止するインク不吐出検知禁止設定コマンド(InkDet
ectNoMode)を受信した場合は、ステップS71からス
テップS72へ進み、当該記録装置をインク不吐出検知
禁止モードに設定する。ここで、インク吐出検知禁止モ
ードとは、インク消費量を抑えるためや、スループット
を上げるために設定されるものであり、ユーザが任意に
設定できる構成であってよい。特にインク補充後や、ヘ
ッドを新しいものに交換した後など、不吐出発生の確率
が少ないと判断できるとき、ユーザが任意に設定するこ
とでインクの消費を少なくでき、また、スループットを
上げることができる。
【0054】また、メイン装置よりステータス要求があ
れば、ステップS75からステップS76へ処理が進
み、メイン装置に対して要求ステータスを返送する。受
信コマンドが上記のいずれでもなければ、ステップS7
7において、それぞれのコマンドに応じた処理を行い、
ステップS62に遷移する。
【0055】なお、上記の各コマンド(InkDetect、Ink
DetectPosi、InkDetectMode、InkDetectNoMode、ステー
タス要求)は、信号線120を介したシリアル通信によっ
て、メイン装置主制御部101から記録装置主制御部1
12に送信される。また、受信データ(記録データ)
は、信号線111を介したパラレル通信によって記録装
置側へ送信される。
【0056】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、インク不吐出検知許可モードにおいて、記録装置が
受信画像記録終了後にインク不吐出を検知する際には、
まずキャリッジの位置合わせを行なわないでインク不吐
出検知を行う。このため、インク不吐出検知に要する時
間を短縮でき、記録の開始から終了までのトータルスル
ープットを向上することが可能である。
【0057】また、このときインク有りを検知できなか
った場合は、キャリッジに位置ずれが生じた可能性もあ
るのでキャリッジの位置合わせを伴うインク不吐出検知
を実行する。すなわち、メイン装置から記録装置にイン
ク不吐出検知実行コマンド(InkDetect)が送信され、
キャリッジの位置あわせを行なった後にインク不吐出検
知を行う。このため、キャリッジの位置ずれによる誤検
知を防止する。
【0058】キャリッジの位置合わせを伴ったインク不
吐出検知においてもインク有りを検知できなかった場合
は、更にメイン装置から記録装置にインク不吐出検知位
置設定コマンドが送信され、インク吐出位置を変更し、
再度キャリッジ位置合わせを伴ったインク不吐出検知が
行われる。これにより、インク不吐出検知センサの位置
ずれによる誤検知も防止することが可能となる。
【0059】なお、本実施形態では、キャリッジの位置
合わせを伴うインク不吐出検知処理(図7においてコマ
ンドカウンタが1の場合)が実行され、インク吐出を検
知できない場合は更にインク不吐出検知位置を左右にず
らしたインク不吐出検知処理(コマンドカウンタが2の
場合)が実行されるが、キャリッジの位置ずれによる誤
検知の防止のみを行うように構成してもよい。すなわ
ち、コマンドカウンタが1の場合の処理によってインク
有りを検出できなかった場合は、そのままエラー処理へ
移行するようにしてもよい。
【0060】なお、上記実施形態では記録装置側とメイ
ン装置側が分離したファクシミリ装置への適用を説明し
たが、本発明の適用はこれに限られるものではない。
【0061】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0062】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0063】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0064】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0065】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンク不吐出検知に要する時間が短縮されるので、記録の
開始から終了までのトータルスループットを向上でき
る。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるファクシミリ装置の構成を
表わしたブロック図である。
【図2】本実施形態の記録装置におけるインク不吐出検
知機構を説明する図である。
【図3】インク不吐出検知のための機構を説明する図で
ある。
【図4】インク不吐出検知のための機構を説明する図で
ある。
【図5】本実施形態のファクシミリ装置におけるメイン
装置の画像形成動作に係る処理を説明するフローチャー
トである。
【図6】本実施形態の記録装置において実行されるイン
ク不吐出検知処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
【図7】本実施形態におけるインク未吐出リカバリー処
理時のメイン装置の制御を説明するフローチャートであ
る。
【図8】本実施形態のファクシミリ装置における記録装
置側の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 メイン装置主制御部 102 読取部 103 通信部 104 操作部 105 登録メモリ 106 メイン装置I/F部 107 復号化部 108 符号化部 109 画像メモリ 110 メインシステムバス 111 I/F信号線 112 記録装置主制御部 113 記録装置I/F部 114 データバッファ 115 フォント生成部 116 印字バッファ 117 印字ヘッド 118 給排紙モータ制御部 119 記録システムバス 120 シリアル信号線 121 インク不吐検知部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルからインク液滴を吐出して記録を
    行うインクジェット方式の記録手段を制御する記録制御
    装置であって、 前記ノズルからのインク液滴の吐出を検知する検知手段
    と、 前記検知手段によるインク液滴の検知位置を示す検知位
    置情報を保持する保持手段と、 所定の記録を終了した後に、その時点における前記ノズ
    ルの位置と前記保持手段に保持された検知位置情報が示
    す検知位置との相対差に基づいて該ノズルを該検知位置
    へ移動し、前記検知手段によるインク液滴の吐出の検知
    を行う第1吐出検査手段と、 前記第1吐出検査手段においてインク液滴の吐出を確認
    できなかった場合に、前記ノズル位置を所定の基準位置
    に移動してから前記検知位置への移動を行い、前記検知
    手段によるインク液滴の吐出の検知を行う第2吐出検査
    手段とを備えることを特徴とする記録制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2吐出検査手段においてインク液
    滴の吐出が検知されなかった場合、前記検知位置を変更
    する変更手段と、 前記変更手段で変更された検知位置を用いて、前記第2
    吐出検査手段を実行する制御手段とを更に備えることを
    特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は発光素子とフォトセンサ
    を有し、インク液滴の吐出時におけるフォトセンサの検
    出光量の変化に基づいてインク吐出の有無を判定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2吐出検査手段におけるノズル位
    置の基準位置への移動は、原点センサによって当該ノズ
    ルを移動するキャリッジの一部を検知することによって
    行うことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  5. 【請求項5】 ノズルからインク液滴を吐出して記録を
    行うインクジェット方式の記録手段と、前記ノズルから
    のインク液滴の吐出を検知する検知手段とを備えた記録
    装置を制御する記録制御方法であって、 前記検知手段によるインク液滴の検知位置を示す検知位
    置情報をメモリに保持する保持工程と、 所定の記録を終了した後に、その時点における前記ノズ
    ルの位置と前記メモリに保持された検知位置情報が示す
    検知位置との相対差に基づいて該ノズルを該検知位置へ
    移動し、前記検知手段によるインク液滴の吐出の検知を
    行う第1吐出検査工程と、 前記第1吐出検査工程においてインク液滴の吐出を確認
    できなかった場合に、前記ノズル位置を所定の基準位置
    に移動してから前記検知位置への移動を行い、前記検知
    手段によるインク液滴の吐出の検知を行う第2吐出検査
    工程とを備えることを特徴とする記録制御方法。
  6. 【請求項6】 前記第2吐出検査工程においてインク液
    滴の吐出が検知されなかった場合、前記検知位置を変更
    する変更工程と、 前記変更工程で変更された検知位置を用いて、前記第2
    吐出検査工程を実行する制御工程とを更に備えることを
    特徴とする請求項5に記載の記録制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第2吐出検査工程におけるノズル位
    置の基準位置への移動は、原点センサによって当該ノズ
    ルを移動するキャリッジの一部を検知することによって
    行うことを特徴とする請求項5に記載の記録制御方法。
  8. 【請求項8】 通信網を介して画像データを受信する受
    信手段と、 前記受信手段で受信した画像データを、ノズルからイン
    ク液滴を吐出して記録を行うインクジェット方式の記録
    手段と、 請求項1乃至4のいずれかに記載の記録制御装置とを備
    えることを特徴とするファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 1ページ分の受信画像データを記録する
    毎に前記第1吐出検査手段を実行することを特徴とする
    請求項8に記載のファクシミリ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記第2吐出検査手段においてインク
    液敵の吐出を検知できなかった場合は、直前に記録処理
    を行った1ページ分の受信画像をメモリに待避させる待
    避手段を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の
    ファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 ノズルからインク液滴を吐出して記録
    を行うインクジェット方式の記録部を有する記録装置
    と、通信網を介して受信した画像データを前記記録装置
    によって記録させる制御装置とを有するファクシミリ装
    置であって、 前記記録装置は、 前記ノズルからのインク液滴の吐出を検知する検知手段
    と、 前記検知手段によるインク液滴の検知位置を示す検知位
    置情報を保持する保持手段と、 所定の記録を終了した後に、その時点における前記ノズ
    ルの位置と前記保持手段に保持された検知位置情報が示
    す検知位置との相対差に基づいて該ノズルを該検知位置
    へ移動し、前記検知手段によるインク液滴の吐出の検知
    を行う第1吐出検査手段と、 前記ノズル位置を所定の基準位置に移動してから前記検
    知位置への移動を行い、前記検知手段によるインク液滴
    の吐出の検知を行う第2吐出検査手段とを備え、 前記制御装置は、 前記受信した画像データを前記記録装置に送信する送信
    手段と、 前記検知手段によるインク液滴の検知位置を示す検知位
    置情報を前記記録装置に通知し、これを前記保持手段に
    保持させる通知手段と、 前記第1吐出手段でインク液滴が検知されなかった場合
    に、前記記録装置に前記第2吐出検査手段を実行させる
    第1制御手段とを備えることを特徴とするファクシミリ
    装置。
  12. 【請求項12】 前記第2吐出検査手段においてインク
    液滴の吐出が検知されなかった場合、前記検知位置と異
    なる検知位置を示す検知位置情報を前記記録装置に通知
    し、これを前記保持手段に保持させる変更手段と、 前記変更手段による検知位置の変更後に、前記第2吐出
    検査手段を再度実行させる第2制御手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項11に記載のファクシミリ装置。
  13. 【請求項13】 前記検知手段は発光素子とフォトセン
    サを有し、インク液滴の吐出時におけるフォトセンサの
    検出光量の変化に基づいてインク吐出の有無を判定する
    ことを特徴とする請求項11に記載のファクシミリ装
    置。
  14. 【請求項14】 前記第2吐出検査手段におけるノズル
    位置の基準位置への移動は、原点センサによって当該ノ
    ズルを移動するキャリッジの一部を検知することによっ
    て行うことを特徴とする請求項11に記載のファクシミ
    リ装置。
  15. 【請求項15】 1ページ分の受信画像データを記録す
    る毎に前記第1吐出検査手段を実行することを特徴とす
    る請求項11に記載のファクシミリ制御装置。
  16. 【請求項16】 前記制御装置は、前記第2吐出検査手
    段においてインク液敵の吐出を検知できなかった場合
    に、直前に記録処理を行った1ページ分の受信画像をメ
    モリに待避させる待避手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項15に記載のファクシミリ装置。
  17. 【請求項17】 前記送信手段と前記通知手段は、前記
    記録装置と前記制御装置間の別個の通信インターフェー
    スを用いて実現されることを特徴とする請求項11に記
    載のファクシミリ装置。
  18. 【請求項18】 ノズルからインク液滴を吐出して記録
    を行うインクジェット方式の記録手段と、前記ノズルか
    らのインク液滴の吐出を検知する検知手段とを備えた記
    録装置を制御するための制御プログラムを格納する記憶
    媒体であって、該制御プログラムが、 前記検知手段によるインク液滴の検知位置を示す検知位
    置情報をメモリに保持する保持工程のコードと、 所定の記録を終了した後に、その時点における前記ノズ
    ルの位置と前記メモリに保持された検知位置情報が示す
    検知位置との相対差に基づいて該ノズルを該検知位置へ
    移動し、前記検知手段によるインク液滴の吐出の検知を
    行う第1吐出検査工程のコードと、 前記第1吐出検査工程においてインク液滴の吐出を確認
    できなかった場合に、前記ノズル位置を所定の基準位置
    に移動してから前記検知位置への移動を行い、前記検知
    手段によるインク液滴の吐出の検知を行う第2吐出検査
    工程のコードとを備えることを特徴とする記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記制御プログラムが、 前記第2吐出検査工程においてインク液滴の吐出が検知
    されなかった場合、前記検知位置を変更する変更工程の
    コードと、 前記変更工程で変更された検知位置を用いて、前記第2
    吐出検査工程を実行する制御工程のコードとを更に備え
    ることを特徴とする請求項18に記載の記憶媒体。
JP35565297A 1997-12-24 1997-12-24 記録制御装置及び方法及びファクシミリ装置 Withdrawn JPH11179885A (ja)

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