JPH11178815A - 照射野外黒化処理装置 - Google Patents

照射野外黒化処理装置

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JPH11178815A
JPH11178815A JP9351123A JP35112397A JPH11178815A JP H11178815 A JPH11178815 A JP H11178815A JP 9351123 A JP9351123 A JP 9351123A JP 35112397 A JP35112397 A JP 35112397A JP H11178815 A JPH11178815 A JP H11178815A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線画像撮影時に用いられた照射野絞りの
形状、すなわち放射線画像の照射野形状に応じて適切な
黒化処理を短時間で施す。 【解決手段】処理しようとする放射線画像の撮影に使用
された照射野絞りにより定められる照射野形状のテンプ
レートの情報を保存するテンプレート情報記憶手段12を
備え、マッチング手段18により該テンプレートと放射線
画像とをマッチングせしめて前記放射線画像の照射野を
規定し、黒化処理部20により照射野外領域の黒化処理を
施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、照射野絞りを使用して撮影され
た照射野を有する放射線画像に対して照射野外領域の黒
化処理を施す照射野外黒化処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】記録シート等に記録された放射線画像を
読み取って画像データを得、この画像データに適切な画
像処理を施した後、画像を再生記録することは種々の分
野で行なわれている。例えば、本願出願人により多数出
願されている蓄積性蛍光体シートを利用した放射線画像
記録再生システムもその一つである。
【0003】記録シートに放射線画像を撮影記録するに
際しては、被写体の観察に必要の無い部分に放射線を照
射することによる人体への弊害およびそれら観察に不要
な部分からの散乱光による画質性能の低下等を防止する
ために、放射線が被写体の必要な部分にのみ照射される
ように照射域を制限する照射野絞りを使用して撮影を行
なうことが多い。
【0004】照射野絞りを使用して撮影された画像にお
いては、照射野外の領域(以下、照射野外領域という)
は撮影時に放射線がほとんど照射されない領域であるた
め、CRTに表示される可視画像の照射野外領域の輝度
が高く、またフイルムに再生出力される可視画像の照射
野外領域の濃度が低くなり、可視画像の照射野が如何に
観察適性に優れたものであっても照射野外領域からの光
が目に強く入射されるため非常に見にくいものとなって
しまう。この見にくさを解消するために、本出願人によ
り、照射野外領域に対応する画像データに低輝度もしく
は高濃度(通常は最低輝度もしくは最高濃度)に対応す
るデータ値を割り当てる画像処理方法および装置が提案
されている(特開平3-98174号)。このように照射野外
領域を高濃度化(低輝度化)し、眩しさを低減させる処
理を一般に照射野外高濃度化処理(照射野外黒化処理)
という。なお、ここで「低輝度もしくは高濃度」におけ
る「低輝度」および「高濃度」は、それぞれCRT等の
表示画面上すなわち輝度面上に輝度分布として可視画像
を表示する場合およびフイルム等に濃度分布として可視
画像を再生する場合の処理に対して用いられている。
【0005】このように照射野外黒化処理を施すために
は、各放射線画像について、まず照射野と照射野外領域
とを区別する必要がある。この照射野認識の方法とし
て、例えば、照射野に含まれる所定の点とシート端部と
を結ぶ放射状の複数の線分上に沿った各画素に対応する
画像データに基づいて、照射野の境界上(輪郭上)にあ
ると考えられるエッジ候補点(輪郭候補点)を上記各線
分について求め、各エッジ候補点を用いて照射野を認識
する認識方法(特開昭63-100437 号公報、開昭63-25953
8 号公報参照)等が取られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらは自動的に照射
野領域を認識する方法であるが、自動認識を行った場合
には不適切な領域を照射野領域として誤認識してしまう
場合が多々ある。また、絞りには様々な形状のものがあ
り、種々の形状の絞りを自動認識させるためには複雑な
アルゴリズムを要し、処理時間も長時間になるという問
題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであって、短時間で適切な照射野外黒化処理を
施すことができる照射野外黒化処理装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の照射野外黒化処
理装置は、照射野絞りを使用して撮影された照射野を有
する放射線画像に対して照射野外領域の黒化処理を施す
照射野外黒化処理装置であって、処理しようとする放射
線画像の撮影に使用された照射野絞りにより定められる
照射野形状のテンプレートの情報を保存するテンプレー
ト情報記憶手段と、該テンプレートによって前記放射線
画像の照射野を規定し、該放射線画像に対して照射野外
領域の黒化処理を施す黒化処理手段とを備えていること
を特徴とするものである。
【0009】ここで、「テンプレートの情報」とは、マ
スク画像となるテンプレート画像そのもののみならず、
テンプレート画像情報としての照射野輪郭に関する情報
や、マスク領域を構成する多角形の頂点に関する情報等
も含むものである。
【0010】前記「黒化処理」とは、放射線画像の観察
時に照射野外の領域(照射野外領域)からの光が観察者
の眼に強く入射されることによる画像の見にくさ及び観
察者の疲労低減のために施される、防眩効果を生ぜしめ
る処理をいう。すなわち、ここで「黒化処理」とは、フ
ィルム等に濃度分布として可視画像を再生する場合にお
ける高濃度化処理のみならず、CRT等の表示画面上、
すなわち輝度面上に輝度分布として可視画像を再生する
場合における低輝度化処理をも含めた処理をいう。この
黒化処理としては、例えば、照射野外領域のデータの画
素値を一様に高濃度値(低輝度値)に変換する処理、照
射野外領域のデータの画素値を照射野の輪郭から放射線
画像端部に向かうにつれて大きな濃度値に変換する処
理、照射野外領域のデータの元の画素値に所定の値を加
える処理等、種々の処理が挙げられる。
【0011】なお、前記テンプレートと前記放射線画像
とのマッチングを行うマッチング手段を備え、該マッチ
ングにより前記照射野を規定することが望ましい。
【0012】また、前記テンプレート情報記憶手段が複
数のテンプレートの情報を保存し、前記処理しようとす
る放射線画像の前記照射野形状に関連する情報を入力す
る入力手段と、該情報に基づいて前記複数のテンプレー
トの情報から前記照射野形状に対応するテンプレートの
情報を選択する第一のテンプレート選択手段とを備える
ようにしてもよい。あるいは、前記テンプレート情報記
憶手段が複数のテンプレートの情報を保存し、前記処理
しようとする放射線画像を担持する画像データに基づい
て、前記複数のテンプレートの情報から前記照射野形状
に対応するテンプレートの情報を選択する第二のテンプ
レート選択手段とを備えるようにしてもよい。
【0013】前記「照射野形状に関連する情報」とは、
例えば、照射野形状そのものであってもよいし、撮影に
用いられた照射野絞り(照射野形状は使用された照射野
絞りによって定められる)、撮影部位(絞りは撮影対象
部位により定まる場合が多い)や、撮影装置(撮影装置
で特定の絞りを用いることもある)等、照射野絞りすな
わち照射野形状を特定することができる情報であればい
かなるものであってもよい。
【0014】なお、上記各照射外黒化処理装置において
は、前記テンプレートを作成するテンプレート作成部を
備えることが望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明の放射線黒化処理装置において
は、放射線画像の撮影に用いられる絞りに対応する黒化
処理用のテンプレートを予め、もしくはテンプレート作
成部により作成して保存するテンプレート情報記憶手段
を備え、テンプレートを用いて放射線画像の照射野を規
定し、照射野外の黒化処理を行うものであるため、照射
野を自動認識させて黒化処理を行う従来の方法と比較し
て容易かつ迅速に処理することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照射野認識装置お
よび放射線画像処理装置の具体的な実施の形態について
図面を用いて説明する。
【0017】図1は、本発明の第一の実施形態に係る照
射野認識装置の概略構成を示すブロック図を示すもので
ある。
【0018】本照射野外黒化処理装置は、処理しようと
する放射線画像の画像データSを入力する画像入力手段
10と、複数の黒化処理用テンプレートの情報を記憶する
テンプレート情報記憶手段12と、黒化処理しようとする
放射線画像の部位情報等の照射野形状に関連する情報I
を入力するための情報入力手段14と、テンプレートの情
報に基づいて前記放射線画像の照射野を規定し、該放射
線画像に対して照射野外領域の黒化処理を施す黒化処理
手段15とを備えて黒化処理済みの画像データS’を出力
するものである。
【0019】黒化処理手段15は、入力手段14から入力さ
れた情報Iに基づいてテンプレート情報記憶手段12から
当該放射線画像の撮影に使用された絞りすなわちその照
射野形状に対応するテンプレートTを選択するテンプレ
ート選択手段16と、放射線画像を担持する画像データS
およびテンプレート選択手段16により選択されたテンプ
レートTが入力され、両者の向きおよび位置のマッチン
グを行うマッチング手段18と、マッチングにより照射野
が確定された放射線画像に対して照射野外領域の黒化処
理を施す黒化処理部20とを備えている。
【0020】上記のテンプレート情報記憶手段12は各絞
り、すなわち各照射野形状に対応するテンプレートの情
報を備えるものである。
【0021】一般に、撮影対象部位毎に撮影時に用いら
れる照射野絞りは特定されており、この照射野絞りの形
状によって放射線画像における照射野の形状が定まるも
のである。
【0022】以下、本装置を用いた照射野外黒化処理方
法を説明する。
【0023】処理しようとする放射線画像(処理対象画
像)の画像データSが画像入力手段10によりマッチング
手段18に入力され、同時に情報入力手段14から照射野形
状に関連する情報として該放射線画像の種類(部位)情
報Iが入力される。テンプレート選択手段16により、こ
の情報Iに基づいてテンプレート情報記憶手段12から放
射線画像の撮影に用いられた照射野絞りに対応するテン
プレートTの情報が選択されマッチング手段18に入力さ
れる。
【0024】次に、マッチング手段18において画像デー
タSの担持する放射線画像とテンプレートTとの向きお
よび位置のマッチングがなされ、黒化処理部20において
放射線画像に対してテンプレートTをマスクとして照射
野外領域の黒化処理が施され、黒化処理済みの画像デー
タS’が出力される。
【0025】黒化処理手段20における黒化処理方法、す
なわち、照射野外領域の画像データを低輝度(高濃度)
に変換する方法は特に限定されるものではないが、例え
ば、前述した特開平3-98174号等に開示されている方法
を用いて行う。
【0026】上記実施形態においては、テンプレート情
報記憶手段12において複数の黒化処理用テンプレートを
記憶している場合について説明したが、マンモ画像撮影
装置に備えられている黒化処理装置のように一定の照射
野絞りを用いて撮影された放射線画像のみを扱う場合に
は、単一のテンプレートを備えていればよい。この場
合、テンプレート選択手段は必要なく、常にそのテンプ
レートを用いてマッチングおよび黒化処理を行えばよ
い。
【0027】第二の実施形態に係る照射野外黒化処理装
置の概略ブロック図を図2に示す。本装置は、黒化処理
手段15' に、入力された画像データSに基づき、処理し
ようとする放射線画像(処理対象画像)と各テンプレー
トとのマッチングを行い、最もマッチング度の高いテン
プレートを該画像の照射野規定のためのテンプレートT
として選択するテンプレート選択手段22を内包するマッ
チング手段24を備えたものである。
【0028】画像入力手段10により処理対象画像の画像
データSが入力され、マッチング手段24においては、該
処理対象画像とテンプレート情報記憶手段12に格納され
ている複数のテンプレートのそれぞれとのマッチングが
なされ、テンプレート選択手段22により両者のマッチン
グ度が最も高いテンプレートが処理対象画像の照射野に
対応するテンプレートとして選択され、選択されたテン
プレートにより照射野が規定される。その後、上記第一
の実施形態に係る照射野外黒化処理装置と同様にして黒
化処理部20において照射野外の黒化処理が施され、黒化
処理済みの画像データS’が出力される。
【0029】図3は、本発明の第三の実施形態に係る照
射野外黒化処理装置の概略ブロック図である。
【0030】本照射野外黒化処理装置は、上述の第一の
実施形態に係る照射野外黒化処理装置において、さらに
テンプレート作成部30を設けたものである。以下、上記
第一の実施形態と同一の構成要素には同符号を付し詳細
な説明を省略する。
【0031】まず、被写体をおかず照射野絞りを配した
状態で撮影された放射線画像を用意し、この放射線画像
を担持する画像データStをテンプレート作成部30に入
力する。テンプレート作成部30においてはこの画像デー
タStから該照射野絞りによって定められた照射野を認
識して該絞りを用いた際の照射野のテンプレートを作成
し、テンプレート作成部30において作成されたテンプレ
ートがテンプレート情報として情報記憶手段12に保存さ
れる。このようにして、それぞれの被写体(部位)に応
じた絞りを用いて撮影した被写体無しの放射線画像にお
ける照射野のテンプレートを作成し、各テンプレートの
情報をそれぞれテンプレート情報記憶手段12に保存して
おく。
【0032】次に、黒化処理しようとする放射線画像の
画像データSをマッチング手段18に入力し、同時に画像
情報をテンプレート選択手段16に入力して、上記第一の
実施形態と同様の作用により放射線画像の黒化処理が行
われる。
【0033】上記第三の実施形態に係る照射野外黒化処
理装置を内包し、処理対象画像の照射野を、テンプレー
トを利用して規定する場合、自動認識を行う場合、画面
上で表示された画像上でユーザーが指定する場合のいず
れにも対応することができる照射野外黒化処理システム
におけるさらに具体的な照射野外黒化処理の流れを図4
を用いて説明する。
【0034】図4に示す照射野外黒化処理装置は、処理
対象たる放射線画像の画像データおよび照射野形状情報
を含む画像情報が入力されて該画像に対する処理制御を
行う処理制御部41と、ユーザーが画像を確認し処理指示
を行うために画像表示がなされるCRT等の画像表示装
置42(ここでは、ワークステーションの画面)と、ユー
ザーの指示を受けてテンプレート作成を行うテンプレー
ト作成部43と、該テンプレート作成部43で作成されたテ
ンプレートを保存するテンプレート情報記憶部44と、処
理制御部41の制御により、放射線画像とテンプレートと
の向きおよび位置のマッチングを行い照射野を規定する
マッチング処理部45および放射線画像中の照射野を自動
認識する自動認識部48と、マッチング処理もしくは自動
認識処理されて定められた放射線画像中の照射野の輪郭
座標をピックアップする座標情報処理部46と、画像表示
装置42に表示されたマッチング結果に基づくユーザーの
処理指示に従って放射線画像の照射野外黒化処理を施す
黒化処理手段47とを備えている。
【0035】以下に、本黒化処理システムの処理の流れ
を図に示した順序i〜xに従って説明する。なお、本図
のi〜vはテンプレート作成処理の流れ、vi〜xはテン
プレート処理(マッチングおよび黒化処理)の流れを示
すものである。
【0036】i.所定の部位を撮影する際に用いられる
照射野絞りを配して被写体なしの状態で撮影された放射
線画像について、該画像から読み取られた画像信号をそ
の最大信号値(最高画素値)からラチチュードで1桁分
(もしくは2桁分)の信号値までの範囲で表現する規格
化条件Max1.0(もしくはMax2.0)で規格化されたテンプ
レート用画像データStが照射野外黒化処理装置の処理
制御部41に入力される。
【0037】ii.処理制御部41において、画像に付する
情報(画像情報)に基づいて該画像に対していかなる処
理を施すかが判別される。処理に応じてマッチング処理
部45、自動認識部48、もしくは"ii"のパスを通るかが決
定されるが、テンプレート用画像デーの場合には"ii"の
パスを通って画像表示装置42に入力される。
【0038】iii.入力されたテンプレート用画像データ
に基づくテンプレート用画像がワークステーション(QA-
W/S)のプレビュー画面42に表示される。ここで、ユーザ
ーが、テンプレートを作成するためにプレビュー画面上
でテンプレート作成指示を行う。この際、テンプレート
作成部43を呼び出しテンプレート作成指示を行うと同時
に、該テンプレート作成部43により作成されるテンプレ
ートを格納するファイルの指定および呼び出しメニュー
番号の登録を行う。
【0039】iv.テンプレート処理部43においては、処
理の高速化を図るため一旦画像を縮小し(必ずしも縮小
する必要はない)、その後画像の各画素の濃度値を、該
濃度値が閾値以上であれば1、閾値以下であれば0の値
に変換する等の2値化処理を行う。次に、2値化処理さ
れた画像に対してその照射野輪郭を検出する照射野認識
処理を施す。この認識方法はいかなる方法であってもよ
いが、例えば画像の中心点から放射状方向の濃度変化を
調べて隣接画素との濃度差が所定値以上となっている部
分(エッジ)を検出する、2値化領域の辺縁をトレース
する等の方法を用いる。
【0040】v.認識された照射野輪郭はテンプレート
情報としてテンプレート情報記憶手段44に保存する。こ
こで、テンプレート情報としては、マスク画像としての
テンプレート画像そのものであってもよいし、マスク領
域を構成する多角形の頂点位置の情報であってもよい。
なお、テンプレート情報を自動認識することなく、マウ
ス等を画面上ポインタを走査すること等によりユーザー
が直接輪郭を指定入力することによりテンプレート情報
を作成し保存するようにしてもよい。
【0041】vi.黒化処理をしようとする放射線画像を
担持する画像データおよび照射野形状に関する情報を含
む画像情報が処理制御部41に入力される。
【0042】vii. 処理制御部41において、画像に付す
る情報(画像情報)に基づいて該画像に対していかなる
処理を施すかが判別される。処理に応じてマッチング処
理部45、自動認識部48、もしくは"ii"のパスを通るかが
決定される。ここで例えば、入力画像が黒化処理対象画
像であり、マンモ画像等のテンプレート情報記憶部44に
格納されたテンプレートを利用して照射野を規定するこ
とができる画像であると判断された場合には、その画像
撮影に使用された照射野絞りに対応するテンプレートを
テンプレート情報記憶手段44から読み出す。
【0043】viii. 処理制御部41はこの読み出したテ
ンプレート情報と画像データとをマッチング処理部45に
入力する。
【0044】ix.マッチング処理部45においては、テン
プレート画像と放射線画像とのマッチングを行い、両者
の位置および向きの補正を行って、放射線画像における
照射野を規定し、座標情報処理部46に出力する。
【0045】x.座標情報処理部46においては放射線画
像における照射野の輪郭座標を算出し、その算出結果と
しての照射野輪郭点が付された放射線画像が画面42に表
示される。画面42上においてその照射野輪郭をユーザー
が確認したのち黒化処理部47に画像データが入力され、
放射線画像の照射野外に対して黒化処理が施される。
【0046】なお、本システムにおいては、テンプレー
ト情報記憶手段44に保存されているテンプレート情報を
利用することができない処理対象画像の画像データが入
力された場合には、自動認識部48により照射野形状の自
動認識を行う、もしくは画面上でユーザーが照射野形状
を指定する等した後に黒化処理を施す。
【0047】上記各実施形態においては、マッチング処
理によりテンプレートと処理対象画像の位置補正をする
こととしたが、テンプレートとして実際の照射野よりも
広めの照射野を規定するテンプレートを用意し、単に放
射線画像とテンプレート画像とを重ねることとし、マッ
チング処理することなくそのテンプレートをマスク画像
として照射野外を黒化処理する形態としてもよい。この
とき、テンプレートとして広めの照射野を規定するもの
を用意するのは、両画像に多少位置ずれが生じている場
合にも現実の照射野内を黒化しないようにするためであ
る。
【0048】なお、テンプレートとして、同一形状で異
なるサイズのものを用意しておいて、照射野形状に関す
る情報とともにサイズに関する情報を入力あるいは認識
して適切なサイズのテンプレートを選択するようにして
もよいし、また、同一形状のテンプレートは一つだけ用
意することとして、サイズに関する情報に基づいてテン
プレートを拡大、縮小して処理対象である放射線画像の
照射野とマッチングせしめるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る照射野外黒化処
理装置の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の第二の実施形態に係る照射野外黒化処
理装置の概略構成を示すブロック図
【図3】本発明の第三の実施形態に係る照射野外黒化処
理装置の概略構成を示すブロック図
【図4】本発明の第三の実施形態に係る照射野外黒化処
理装置のより具体的な処理の流れを示すブロック図
【符号の説明】
10 画像入力手段 12 テンプレート情報記憶手段 14 情報入力手段 15 黒化処理手段 16 テンプレート選択手段 18 マッチング手段 20 黒化処理部 30 テンプレート作成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射野絞りを使用して撮影された照射野
    を有する放射線画像に対して照射野外領域の黒化処理を
    施す照射野外黒化処理装置であって、 処理しようとする放射線画像の撮影に使用された照射野
    絞りにより定められる照射野形状のテンプレートの情報
    を保存するテンプレート情報記憶手段と、 該テンプレートによって前記放射線画像の照射野を規定
    し、該放射線画像に対して照射野外領域の黒化処理を施
    す黒化処理手段とを備えていることを特徴とする照射野
    外黒化処理装置。
  2. 【請求項2】 前記テンプレートと前記放射線画像との
    マッチングを行うマッチング手段を備え、該マッチング
    により前記照射野を規定することを特徴とする請求項1
    記載の照射野外黒化処理装置。
  3. 【請求項3】 前記テンプレート情報記憶手段が複数の
    テンプレートの情報を保存し、 前記処理しようとする放射線画像の前記照射野形状に関
    連する情報を入力する入力手段と、 該情報に基づいて前記複数のテンプレートの情報から前
    記照射野形状に対応するテンプレートの情報を選択する
    第一のテンプレート選択手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の照射野外黒化処理装置。
  4. 【請求項4】 前記テンプレート情報記憶手段が複数の
    テンプレートの情報を保存し、 前記処理しようとする放射線画像を担持する画像データ
    に基づいて、前記複数のテンプレートの情報から前記照
    射野形状に対応するテンプレートの情報を選択する第二
    のテンプレート選択手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の照射野外黒化処理装置。
  5. 【請求項5】 前記テンプレートを作成するテンプレー
    ト作成部を備えたことを特徴とする請求項1から4いず
    れか記載の照射野外黒化処理装置。
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