JPH11178385A - エンコーダ装置及びその検出信号切替装置 - Google Patents

エンコーダ装置及びその検出信号切替装置

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JPH11178385A
JPH11178385A JP9362575A JP36257597A JPH11178385A JP H11178385 A JPH11178385 A JP H11178385A JP 9362575 A JP9362575 A JP 9362575A JP 36257597 A JP36257597 A JP 36257597A JP H11178385 A JPH11178385 A JP H11178385A
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signal
switching
encoder device
detection
transmission
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JP9362575A
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Takashi Katagiri
崇 片桐
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンコーダ装置1自体又は基板を交換するこ
となく、同一のエンコーダ装置を種々のモータに対して
使用可能とし、エンコーダ装置の生産性を向上させる。 【解決手段】 磁気検出素子(3,4,5)の配置位置
を変えることなく、磁極数が異なる磁極検出用マグネッ
ト(2b)を交換して用いても、磁極検出用マグネット
(2b)から得られる検出信号に対して検出信号切替回
路(11)により所定の信号操作を施すことによって、
必要な位置検出信号を得るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種モータに対応
すべく検出信号切替回路を内蔵したエンコーダ装置及び
その検出信号切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のサーボモータ装置では、図10に
示すように、例えばブラシレスモータ41と制御装置4
2がケーブル接続される構成となっており、ブラシレス
モータ41には、A,B,Z,U,V,W相の回転位置
データ及びモータ磁極の位置データをそれぞれ検出する
ためのエンコーダ45が付設されている。
【0003】すなわち、まず上記モータ41の主軸41
aの端部には、磁極位置検出用部材として、例えば、円
盤状の磁極検出用マグネット46が設けられている。こ
の磁極検出用マグネット46は、U,V,W相の駆動用
位置データを送出するものであって、当該磁極検出用マ
グネット46の端面に、モータ41の駆動マグネットの
磁極に相当するN極とS極とが周方向に交互に着磁され
ている。この磁極検出用マグネット46の手前には、ド
ラム状の磁気記録媒体47が設けられている。この磁気
記録媒体47は、Z,A,B相の回転位置データを送出
するものであって、N極とS極とが円周上に1極づつ並
んで着磁される上段部と、N極とS極とが円周上に交互
に着磁される下段部とを備えている。
【0004】一方、上記エンコーダ45のケース50
(図が煩雑になるのを避けるために点線で示されてい
る)内には、上記磁極検出用マグネット46及び磁気記
録媒体47の各着磁部に対向する位置に、磁気検出素子
としてのホール素子45a及びMRセンサ45bがそれ
ぞれ配置されている。これらのホール素子45a及びM
Rセンサ45bは、ブラシレスモータ41の回転により
パルスを発生し、当該エンコーダ45からのパルスを用
いて制御装置42がブラシレスモータ41の駆動制御を
行うように構成されている。
【0005】このとき、上述したブラシレスモータ41
には、駆動マグネットとしてN極とS極を2組有するも
のや1組有するもの等がある。ところが、エンコーダ4
5には自己診断を行う機能がなく、つまりブラシレスモ
ータ41の磁極数に応じてどのようにエンコーダを用い
るのかを判断する機能がない。したがって、エンコーダ
の製造時に、ブラシレスモータ41の磁極数及び磁極位
置に対応した位置に検出素子(ホール素子45a)を配
置するとともに、その検出素子に応じた基板をセットし
ており、その後にケースの蓋を閉じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のエンコーダ装置、特に常時出力のみを行う一方向送
信型のものでは、一旦検出素子(ホール素子)を所定の
位置にセットしてエンコーダの蓋をすると、もはやエン
コーダ装置内部の検出素子(ホール素子)の位置もしく
は基板の位置を変更することはできない。そのためエン
コーダ内基板の選択ミスやホール素子の搭載位置を誤っ
た場合は、蓋を再び開けて基板の交換をすることが必要
となり、無駄を生じているとともに、装置の高コスト化
を招来している。
【0007】そこで本発明は、エンコーダの蓋を閉めた
状態であっても、エンコーダ外部からの電気的な操作に
よって、検出素子及び基板を変えることなく、磁極検出
を行わせることができるようにしたエンコーダ装置及び
その検出信号切替装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、モータ(2)の駆動マグ
ネット(2a)の磁極配列に対応するように設置した磁
極位置検出用部材(2b)若しくは上記駆動マグネット
(2a)に対向して複数の検出素子(3,4,5)を所
定の位置に配置し、当該検出素子(3,4,5)のそれ
ぞれから複数の位置検出信号を出力するエンコーダ装置
(1)において、上記複数の位置検出信号のうち少なく
とも2つの位置検出信号の位相を、上記複数の検出素子
(3,4,5)の配置位置と、駆動マグネット(2a)
の磁極数との関係に応じて切替可能な検出信号切替回路
(11)を備えている。
【0009】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載のエンコーダ装置において、検出信号切替回路
(11)は、複数の検出素子(3,4,5)の配置位置
をそのまま維持しつつ、磁極数が異なる複数のモータ
(2)のそれぞれに対応した駆動マグネット(2a)、
又は磁極位置検出用部材(2b)を交換して用いたとき
に、上記複数の検出素子(3,4,5)から得られる位
置検出信号に所定の信号操作を施すことによって必要な
位置検出信号を形成する切替回路である。
【0010】さらに、請求項3記載の発明では、モータ
(2)の駆動マグネット(2a)の磁極配列に対応する
ように設置した磁極位置検出用部材(2b)若しくは駆
動マグネット(2a)に対向して複数の検出素子(3,
4,5)を所定の位置に配置するとともに、当該検出素
子(3,4,5)から得た複数の検出信号を送信部(1
3a)から差動信号(±SD)として外部に送信するエ
ンコーダ装置(1)において、上記差動信号(±SD)
が、外部から与えられる所定の信号により通信信号とし
て存在し得ない状態に駆動させられたことを検出し、差
動信号(±SD)の送信停止要求信号(SDSTOP)
を発する送信停止要求検出部(21)と、その送信停止
要求検出部(21)から発せられる送信停止要求信号
(SDSTOP)に基づいて、前記送信部(13a)を
送信停止状態に切り替える送信停止要求処理部(20)
と、外部から与えられる磁極切替情報信号を受ける受信
部(13b)と、上記複数の検出素子(3,4,5)の
配置位置をそのままに維持しつつ、磁極数が異なる複数
のモータ(2)のそれぞれに対応した駆動マグネット
(2a)、または磁極位置検出用部材(2b)を交換し
て用いたときに、上記複数の検出素子(3,4,5)か
ら得られる位置検出信号に所定の信号操作を施すことに
よって必要な位置検出信号を得るようにした検出信号切
替回路(11)と、上記受信部(13b)を通して得ら
れた前記モータ(2)の磁極数情報に基づいて、上記信
号切替回路(11)に、使用するモータ(2)に整合し
た所定の切替作動を行わせる切替回路作動手段(20)
と、を備えている。
【0011】また、請求項4記載の発明では、上記請求
項3記載の複数のモータ(2)が、2n極の磁極を有す
るモータと、n極の磁極を有するモータとからなり、こ
れらが交換して使用される。
【0012】一方、請求項5記載の発明では、上記請求
項1又は3記載の検出信号切替回路(11)は、複数の
検出素子(3,4,5)からの検出信号のいずれかを反
転させるインバータ(11c)と、これらの反転信号及
び上記検出信号のうちからいずれかを選択して出力する
データセレクタ(11a,11b)と、を組み合わせて
切替回路を構成している。
【0013】また、請求項6記載の発明では、上記請求
項3記載のエンコーダ装置(1)において、送信停止要
求検出部(22)は、送信部(13a)からの出力差動
信号(±SD)を常時モニターし、当該差動信号(±S
D)の両信号がハイ又はローの同一レベルの信号となっ
たときに送信停止要求信号(SDSTOP)を発する論
理回路(31)を備えている。
【0014】さらに、請求項7記載の発明では、上記請
求項3記載のエンコーダ装置において、送信停止要求処
理部(20)は、送信停止要求検出部(22)からの送
信停止要求信号(SDSTOP)を受けて、停止指令信
号(TXEN)を送信部(13a)に発し、上記送信部
(13a)からの出力差動信号(±SD)をハイインピ
ーダンスとすることにより送信停止状態とする割り込み
制御機能(20c)を備えている。
【0015】またさらに、請求項8記載の発明では、上
記請求項3記載のエンコーダ装置(1)において、切替
回路作動手段(20)は、モータ(2)が備える固有の
磁極数情報を記憶する記憶素子(20f)を備え、当該
記憶素子(20f)における格納情報を、モータ(2)
の磁極数情報に基づいて新たな情報に書き換える機能を
備えている。
【0016】また、請求項9記載の発明では、上記請求
項3記載のエンコーダ装置(1)において、磁気検出素
子(3,4,5)からの出力信号(ED)と、切替回路
作動手段(20)からの情報切替完了確認信号(TX
D)とを切り替えて、送信部(13a)に出力する送信
データ選択手段(19)を備えているとともに、切替回
路作動手段(20)は、上記送信データ選択手段(1
9)に切り替え動作を行わせる選択命令信号(TXDS
EL)を発する機能を有している。
【0017】さらに、請求項10記載の発明では、上記
請求項3記載のエンコーダ装置(1)において、送信部
(13a)と受信部(13b)とを、同一パッケージの
トランシーバ内に設けている。
【0018】さらにまた、請求項11記載の発明では、
上記請求項1又は3記載の検出素子(3,4,5)が、
磁気的又は光学的な検出素子からなる。
【0019】一方、請求項12記載の発明では、上記請
求項3記載のエンコーダ装置(1)と、当該エンコーダ
装置(1)の送信部(13a)から発せられる差動信号
(±SD)を通信信号として存在し得ない状態に駆動さ
せる操作信号をエンコーダ装置(1)の外部から印加す
る切替送受信制御装置(34)と、を備えている。
【0020】また、請求項13記載の発明では、上記請
求項12記載のエンコーダ装置の検出信号切替装置にお
いて、切替送受信制御装置(34)は、エンコーダ装置
内の送信部(13a)から発せられる差動信号(±S
D)を強制的にハイ又はローの同一レベルにする回路を
備えている。
【0021】さらに、請求項14記載の発明では、上記
請求項11記載のエンコーダ装置の検出信号切替装置に
おいて、切替送受信制御装置(34)は、モータ(2)
固有の磁極情報をエンコーダ装置(1)に与える磁極切
替制御プログラムを備えている。
【0022】またさらに、請求項15記載の発明では、
上記請求項12記載のエンコーダ装置の検出信号切替装
置において、切替送受信制御装置(34)は、磁極情報
の切り替えが完了したことを確認する制御プログラムを
備えている。
【0023】請求項16記載の発明では、上記請求項1
2記載の検出素子(3,4,5)が、磁気的又は光学的
な検出素子からなる。
【0024】上述した請求項1又は2記載のエンコーダ
装置(1)によれば、検出素子(3,4,5)の配置位
置を変えることなく、磁極数が異なる複数のモータ
(2)のそれぞれに対応した磁極マグネット(2a)ま
たは磁極位置検出用部材(2b)を交換して用いても、
上記複数の検出素子(3,4,5)から得られる位置検
出信号に対して検出信号切替回路(11)により所定の
信号操作を施すことによって、必要な位置検出信号が得
られるため、検出素子(3,4,5)及び基板(1b)
の共通化が図られるようになっている。
【0025】また、請求項3記載の発明にかかるエンコ
ーダ装置(1)によれば、エンコーダ装置外のパソコン
等からの送信停止要求により、送信部(13a)からの
差動信号(±SD線)が通信信号として存在し得ない状
態にさせられたことを検出することによって、送信部
(13a)からの出力が停止状態になされるため、外部
からの磁極切替信号がエンコーダ装置(1)内に受け付
けられ、切替回路作動手段(20)によって、使用する
モータ(2)に整合して検出信号切替回路(11)の切
替作動が行われて必要な位置検出信号が得られるため、
検出素子(3,4,5)及び基板(1b)の共通化が図
られるようになっている。
【0026】このときの検出信号切替回路(11)によ
る切替動作は、例えば、請求項4記載の発明のように、
2n極の磁極数とn極の磁極数との間で行われるように
なっている。
【0027】また、検出信号切替回路(11)による切
替動作は、例えば、請求項5記載の発明のようなインバ
ータ(11c)により反転作用と、データセレクタ(1
1a,11b)による選択作用とにより行われる。
【0028】このとき、請求項6記載の発明のように論
理回路を用いることとすれば、差動信号(±SD)が通
信信号として存在し得ない信号となっているか否かが、
簡易な構成を有する回路で確実に検出される。
【0029】また、請求項7記載の発明のように、送信
部(13a)からの差動信号をハイインピーダンスに切
り替えることによって送信停止状態とすれば、簡易な回
路構成で信号停止動作が確実に得られる。
【0030】さらに、請求項8記載の発明のように、切
り替えられた磁極情報が新たなパラメータ情報として記
憶素子に書き込まれ、以後、その切り替えられた状態に
保持されるようになっている。
【0031】さらにまた、請求項9記載の発明によれ
ば、検出信号切替回路(11)の切替動作の完了が、送
信データ選択手段(19)を通して外部に知らされるの
で、検出信号の切替動作が容易に確認されるようになっ
ている。
【0032】一方、請求項10記載の発明のようなトラ
ンシーバを用いることによって、簡易な構成で確実な動
作が可能となる。
【0033】このとき、モータ(2)の磁極位置は、請
求項11記載の発明のような磁気的又は光学的な検出素
子(3,4,5)により検出される。
【0034】また、請求項12記載の発明によれば、エ
ンコーダ装置外のパソコン等の制御装置からの送信停止
要求により、送信部(13a)からの差動信号(±SD
線)が通信信号として存在し得ない状態にさせられるこ
とによって、送信部(13a)からの出力が停止状態に
なされ、外部からの磁極切替情報信号がエンコーダ装置
(1)内に受け付けられて、検出信号切替回路(11)
の切替動作が行われるようになっている。
【0035】このとき、請求項13記載の発明のよう
に、差動信号(±SD)をハイ又はローの同一レベルに
することによって通信信号として存在し得ない信号とす
れば、簡易な構成を有する回路で確実な動作が得られ
る。
【0036】また、請求項14記載の発明では、モータ
固有の磁極情報が、エンコーダ装置外の切替送受信制御
装置(34)からの指示されて、検出信号切替回路(1
1)の切替動作が行われるようになっている。
【0037】さらに、請求項15記載の発明では、検出
信号切替回路(11)の切替動作が、エンコーダ装置外
の切替送受信制御装置(34)によって迅速かつ容易に
確認されるようになっている。
【0038】このとき、モータ(2)の磁極位置は、請
求項16記載の発明のような磁気的又は光学的な検出素
子(3,4,5)により検出される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に示されているように、本発明
の一実施形態にかかるエンコーダ装置1は、ブラシレス
モータ2の図示上側端面に連続するようにして接続され
ており、上記ブラシレスモータ2の主軸2eの図示上側
の一端面には、U,V,W相の駆動用位置データを送出
する磁極検出用部材として、円盤状の磁極検出用マグネ
ット2bが取り付けられている。この磁極検出用マグネ
ット2bの図示上端面には、ブラシレスモータ2の駆動
マグネット2aの磁極と同数でかつ対応した位置にN極
とS極とが周方向に交互に着磁されている。
【0040】本実施形態では、図6にも示されているよ
うに、駆動マグネット2aが4極の磁極を有するブラシ
レスモータ2に対応して、4極の磁極検出用マグネット
2bが設けられているが、後述する図7に示されている
ように、駆動マグネット2aが2極のモータに対して
は、2極の磁極検出用マグネット2b’が設けられる。
【0041】図1に戻って、上記磁極検出用マグネット
2bの手前側(図示下側)には、円筒状の磁気記録媒体
2cが設けられている。この磁気記録媒体2cは、Z,
A,B相の位置データを送出するものであって、N極と
S極とが円周上に1極づつ並んで着磁される上段部と、
N極とS極とが円周上に交互に着磁される下段部とを備
えている。
【0042】一方、上記エンコーダ装置1は、上述した
A,B,Z,U,V,W相の回転位置データ及び磁極位
置データをそれぞれ検出するためのエンコーダとして構
成されているものであって、当該エンコーダ1のケース
1a(図が煩雑になるのを避けるために点線で示されて
いる)内には、上記回転位置データ及び磁極位置データ
を検出するための位置検出回路が設置されており、上述
した磁極検出用マグネット2b及び磁気記録媒体2cの
着磁部に対向する位置に、磁気検出素子として、3体の
第1のホール素子3、第2のホール素子4、第3ホール
素子5、及びMRセンサ6がそれぞれ配置されている。
上記第1ないし第3の各ホール素子3,4,5は、後述
するエンコーダ内部信号処理回路が設けられた信号処理
基板1bのベース裏面に装着されており、上記磁極検出
用マグネット2bに軸方向に対向するように配置されて
いる。なお、図1においてはすべての信号処理回路が、
信号処理基板に実装されている。
【0043】上記3体の第1ないし第3の各ホール素子
3,4,5は、図6にも示されているように、4極の磁
極を有するブラシレスモータ2の駆動マグネット2aに
対応して設けられた磁極検出用マグネット2bに対し
て、機械角で60度の等間隔で配置されており、これら
第1ないし第3の各ホール素子3,4,5により検出さ
れるモータの磁極位置データVU ,VV ,VW 、及び上
記MRセンサ6により検出される回転位置データVZ ,
VA ,VB の各正弦波は、矩形波に波形整形するための
波形整形回路7に入力される。
【0044】上記波形整形回路7から出力される検出信
号A,B,Z,U,V,Wのうち、A,Bの各信号は、
アップダウンカウンタ8に入力されており、当該アップ
ダウンカウンタ8からの出力は、パラレルシリアル変換
器9に印加される。一方、波形整形回路7からのU,Z
信号は、直接パラレルシリアル変換器9に入力される
が、上記第2のホール素子4及び第3のホール素子5に
よるV信号及びW信号は、検出信号切替回路11に受け
られており、当該検出信号切替回路11の出力がパラレ
ルシリアル変換器9に入力されている。
【0045】上記検出信号切替回路11は、各ホール素
子3,4,5の配置関係をそのままにして、ブラシレス
モータ2の磁極数を4極の場合と2極の場合との間で交
互に切り替えて用いるために設けられたものであって、
図6に示されているような4極モータの場合におけるV
信号及びW信号はそのまま通過させるが、図7に示され
ているような2極の磁極を有するモータに対応する磁極
検出用マグネット2b’を、各ホール素子3,4,5の
位置をそのまま(60度等配)にして用いた場合には、
以下述べるように、第2のホール素子4及び第3のホー
ル素子5からの信号がV信号及びW信号とは異なるもの
となってしまうために、所定の信号操作を施すことによ
って、上述した4極の場合と同様に、必要なV信号及び
W信号を得るように構成したものである。以下、その具
体構成を説明する。
【0046】検出信号切替回路11の構成を説明するに
先立って、図7に示されているような2極モータ用の磁
極検出用マグネット2b’を用いた場合における上記第
2のホール素子4及び第3のホール素子5からの信号が
どのようになっているかを説明しておく。
【0047】まず、第2のホール素子4は、通常の2極
モータに用いる機械角120度等配の場合における第3
のホール素子5を180度反転した位置に配置されてい
るものであるから、通常配置(120度等配)における
第3のホール素子からの検出信号を反転した信号_W
(反転W)に相当する信号となっている。また、第3の
ホール素子5は、第1のホール素子3に対して機械角で
120度の配置関係になっているから、通常の2極モー
タに用いる機械角120度等配の場合における第2のホ
ール素子からの検出信号であるV信号に相当する信号と
なっている。
【0048】次に、図4に示されているように、上記検
出信号切替回路11には、2体の第1及び第2のデータ
セレクタ11a,11bが設けられており、一方(図示
上方)の第1データセレクタ11aに設けられた入力ポ
ートAには、上述した第2ホール素子4による検出信号
V信号(4極モータの場合)及び_W信号(2極モータ
の場合)がそのまま受けられているとともに、当該第1
データセレクタ11aに設けられた他の入力ポートBに
も、上述した第3ホール素子5による検出信号W信号
(4極モータの場合)及びV信号(2極モータの場合)
がそのまま受けられている。
【0049】これに対して、他方(図示下方)の第2デ
ータセレクタ11bに設けられた入力ポートAには、上
述した第3ホール素子5による検出信号W信号(4極モ
ータの場合)及びV信号(2極モータの場合)がそのま
ま受けられているが、当該第2データセレクタ11bに
設けられた他の入力ポートBには、上述した第2ホール
素子4による検出信号V信号(4極モータの場合)及び
_W信号(2極モータの場合)を、インバータ11cを
介して反転した信号_V信号(4極モータの場合)及び
W信号(2極モータの場合)が受けられている。
【0050】さらに、上記両データセレクタ11a,1
1bのそれぞれに設けられたSポートには、後述する切
替信号(VWCHNG)が入力されており、この切替信
号(VWCHNG)に基づいて、上記A,Bの各ポート
に入力された信号の一方が選択され、その選択された信
号が、当該両データセレクタ11a,11bに設けられ
た各出力ポートV_W,VWからそれぞれ出力されるよ
うに構成されている。
【0051】すなわち、下表1に示されているように、
4極モータの場合には、表1上段中の*印で表したよう
に、各Aポートの入力が選択されて出力され、第1デー
タセレクタ11aの出力端子V_Wからは、V信号が出
力されるとともに(表1中の第1出力)、第2データセ
レクタ11bの出力端子V,Wからは、W信号が出力さ
れる(表1中の第2出力)。
【0052】
【表1】
【0053】これに対して、2極モータの場合には、表
1下段中の*印で表したように、各Bポートの入力が選
択されることとなり、これによって、一方(図示上側)
の第1データセレクタ11aの出力端子V_Wからは、
上述した4極モータの場合と同じくV信号が出力される
とともに(表1中の第1出力)、他方(図示下側)の第
2データセレクタ11bの出力端子V,Wからは、上述
した4極モータの場合と同じくW信号が出力されるよう
になっている(表1中の第2出力)。
【0054】このように、本実施形態では、4極モータ
及び2極モータの何れの場合であっても、検出信号切替
回路11の動作によって常時適正なU,V,W相の駆動
用位置データが得られるように構成されており、図1に
示されているように、上述したZ,A,B相の位置デー
タとともにパラレルシリアル変換器9を通して、エンコ
ーダシリアル信号(ED)として送信データ切替装置1
2の入力側に印加される。
【0055】上記送信データ切替装置12の出力側は、
送受信可能なRS485トランシーバ13内に設けられ
た送信側ラインドライバ13aに接続されている。そし
て、この送信側ラインドライバ13aからの出力信号線
(±SD線)は、エンコーダ装置1の外部出力端子14
に接続されており、当該外部出力端子14を通して所定
の信号を外部に発するように構成されている。
【0056】ここで、実施形態にかかるエンコーダ装置
1内には、切替回路作動手段(マイコン)20が配置さ
れており、この切替回路作動手段20の記憶素子20f
には、上述したブラシレスモータ2が固有に有する磁極
数情報等の各種パラメータ情報が格納されているが、そ
の磁極数情報等の各種パラメータ情報は、エンコーダ装
置1の外部から適宜切替設定することができるようにな
っている。
【0057】すなわち、本実施形態では、従来技術で述
べた各種パラメータのうちの磁極数を4極と2極との間
で切り替えるようにホール素子3,4,5からの検出信
号を、検出信号切替回路11の動作によって切り替える
とともに、その切り替えた後の磁極数パラメータを記憶
素子20fに記憶させるように構成されており、以下、
その検出信号切替装置の一実施形態を説明する。
【0058】上記RS485トランシーバ13内の受信
側ラインドライバ13bは、上述した出力信号線(±S
D線)に対してモニター可能に接続されており、その出
力信号線(±SD線)を通して外部から与えられた切替
要求信号(RXD)が、当該受信側ラインドライバ13
bを通して、後述する切替回路作動手段(マイコン)2
0に、通信用インターフェース(UART)20eを介
して入力される構成になされている。上記通信用インタ
ーフェース(UART)20e内には、通常の出力信号
線(±SD線)における信号を無視するとともに、後述
する外部信号を許容する機能を有している。
【0059】さらに、上記エンコーダ装置1の外部出力
端子14近傍の出力信号線(±SD線)には、出力信号
線(±SD)がハイインピーダンス時に電位が確定する
ように電源15(VCC)に対して抵抗器(15a,15
a)が接続されているとともに、上記出力信号線(±S
D線)における信号を常時モニターするようにして送信
停止要求検出部21が接続されている。この送信停止要
求検出部21からの出力信号は、送信停止要求処理部2
0に入力されている。
【0060】上記送信停止要求検出部21には、図3に
示されているように、出力信号線(±SD線)に対して
接続された負論理入力のAND回路21aが設けられて
おり、その負論理入力のAND回路21aからの出力信
号が、ノイズ除去用のローパスフィルタ21bを通して
送信停止要求処理部20に出力される。このとき、外部
の電気的な操作によって、上記出力信号線(±SD線)
上の差動信号を、電源またはグランドにショートさせる
こと等によってロー,ロー又はハイ,ハイの同一レベル
の状態にすれば、上記送信停止要求検出部21は、その
ロー,ロー又はハイ,ハイの同一レベル信号を通信信号
として存在し得ない信号と認識することとなり、その結
果、当該送信停止要求検出部21から送信停止要求信号
(SDSTOP)が送信停止要求処理部20に出力され
る構成になされている。
【0061】上記送信停止要求処理部20には、前記送
信停止要求検出部21から発せられる送信停止要求(S
DSTOP)の信号を受ける割り込み制御部20cを有
しており、この割り込み制御部20cからの出力信号
が、ROM20b内に格納された所定の制御プログラム
によって中央演算装置(以下、CPUという。)20a
で処理されるように構成されている。上記割り込み制御
部20cは、CPU20aを介して前記送信停止要求処
理部20のパラレルポート20dから送信停止命令信号
(TXEN)を、上述したRS485トランシーバ13
内の送信側ラインドライバ13aに出力して、出力信号
線(±SD線)における信号をハイインピーダンスにし
て送信停止状態とする機能を有している。
【0062】また、上記送信停止要求処理部(切替回路
作動手段)20内には、電源をオフにしても記憶を保持
し何度でもその内容を変更できる記憶素子(E2 PRO
M)20fが内蔵されている。この記憶素子(E2 PR
OM)20f内には、上記通信用インターフェース20
e(UART)で許容された外部信号からの磁極数情
報、つまりモータの磁極数の切替情報が上記ROM20
b内の制御プログラムに従って書き込まれるようになっ
ている。
【0063】また、上記ROM20b内の制御プログラ
ムには、外部から通信用インターフェース(UART)
20eに与えられた磁極数情報、つまりモータの磁極数
の切替情報に基づいて、前記パラレルポート21dから
前述した送信データ切替装置12に対して選択命令信号
(TXDSEL)を出力し、いずれかの入力信号を選択
して出力させるとともに、上述した検出信号切替回路1
1に対してV,W切替要求信号(VWCHNG)を出力
し、上述のように正常なU,V,W相を有する信号を検
出信号切替回路11から出力させるプログラムを含んで
いる。
【0064】さらに、上記ROM20b内の制御プログ
ラムには、同様に、外部から通信用インターフェース
(UART)20eに与えられた磁極数情報、つまりモ
ータの磁極数の切替情報に基づいて上記記憶素子(E2
PROM)20fへの書込み動作が完了し、検出信号切
替回路11の切替動作が完了したタイミングで切替確認
信号(TXD)を前記通信データ切替装置12に出力す
るプログラムを含んでいる。
【0065】このようなエンコーダ装置2には、図2に
示されているような検出信号切替装置が接続されてい
る。まず、上述したブラシレスモータ2を被検査用モー
タとして外部強制駆動用モータ30の出力軸にカップリ
ング31を介して接続し、上記外部強制駆動用モータ3
0を定速回転させてブラシレスモータ2の磁極数情報を
検出するように構成される。
【0066】より具体的には、上記被検査用ブラシレス
モータ2に対して、駆動マグネットからの出力電圧を測
定する誘起電圧周波数測定装置32が動力線33によっ
て接続されている。この誘起電圧周波数測定装置32で
は、ブラシレスモータ2の磁極数に対応した電圧波形が
得られることとなり、検出された磁極数信号は、切替送
受信制御装置(パソコン)34のPIOカード35に印
加されるように構成されている。
【0067】一方、上記被検査用ブラシレスモータ2に
付設されたエンコーダ装置1の信号出力端子14(±S
D線端子)及び電源端子16には、上述した切替送受信
制御装置34の入出力ポート36(COM1)との間
に、エンコーダ電源制御装置37と、±SD線送信停止
要求制御装置38と、232C485レベル変換装置3
9とが、直列に接続されている。本実施形態における±
SD線送信停止要求制御装置は、リレー等をコントロー
ルして出力信号線(±SD線)をグランドにショートさ
せることによりロー,ローの同一レベルとする方式を採
用している。なお、出力信号線(±SD線)をショート
させる時間は、上述したエンコーダ装置1側のRS48
5トランシ−バ13が永久破壊してしまわないように、
約1mS程度の短時間とする。
【0068】エンコーダ装置1の電源端子16(VCC)
のオン、オフをコントロールするエンコーダ電源制御装
置37には、切替送受信制御装置34からPIOカード
35を通して、電源制御信号(VCCCONT)が印加さ
れるとともに、出力信号線(±SD線)上のレベルを制
御する±SD線送信停止要求制御装置38には、同じく
切替送受信制御装置34のPIOカード35から、所定
のレベル制御信号(SDLCNT)が入力される。
【0069】上記切替送受信制御装置34には、前述し
たエンコーダ装置1内の検出信号切替回路11(図1参
照)に対する動作指令であるVW切替要求信号を出力す
るためのプログラム、及び検出信号切替回路11の切替
動作を確認するためのVW切替確認プログラム、及び磁
極数情報からVW切替を判断して必要な場合には、所定
の切替要求信号を上記エンコーダ部の信号出力端子14
に与えるプログラムが設定されている。
【0070】次に、このような検出信号切替装置によっ
て、モータの磁極数を4極から2極へ磁極切替を行う動
作について説明するが、まずエンコーダからの送信を停
止させる動作について図5を用いて具体的に説明する。
【0071】前提として、現在使用しているブラシレス
モータ2の磁極数が2であるにもかかわらず、エンコー
ダ装置1内には、モータ磁極数4なる磁極数情報が設定
されていることとする。まず、図5(a)に示すように
電源16(VCC)をオンにすることによって、何らかの
エンコーダシリアル信号が、送信データ切替装置12を
通り、さらにRS485トランシーバ13を経て、図5
(b),(c)のような差動信号(±SD)として出力
信号線(±SD線)に出力される。
【0072】このようなエンコーダ出力状態から、エン
コーダ装置1の外部に存在する切替送受信制御装置34
(パソコン)を操作して、図5(d),(e)における
±SD操作を行い、±SD線送信停止要求制御装置38
からの出力によって出力信号線(±SD線)上の差動信
号を強制的にロー,ローの同一レベル信号とし、通信信
号としては存在しえない状態とする。なお、このような
通信信号として存在しえない状態としては、本実施形態
におけるようなショートによるロー,ローの状態には限
られることはなく、ハイ,ハイ等のように通信信号とし
て存在しない状態にするのであればどのような状態にし
てもよい。
【0073】出力信号線(±SD線)上でロー,ローの
信号が発生すると、当該出力信号線(±SD線)をモニ
ターしている送信停止要求検出部21がその信号を検出
し、図5(f)のように、当該送信停止要求検出部21
から発せられる送信停止要求(SDSTOP)の指令
が、送信停止要求処理部20において割り込み制御プロ
グラムを作動させる。この割り込み処理によって、図5
(g)のように、送信停止要求処理部20のパラレルポ
ート20dからRS485トランシーバ13内の送信用
ラインドライバ13aに対して送信停止命令(TXE
N)が出される。これにより図5(b),(c)のよう
に、出力信号線(±SD線)上の差動信号がハイインピ
ーダンスとされ、エンコーダ装置1からの送信が停止さ
れる。
【0074】このとき、ハイインピーダンスになった出
力信号線(±SD線)を、電源15(VCC)に抵抗器
(15a,15a)で接続することによって±SD線を
ハイ,ハイとして送信停止状態におけるノイズが、出力
信号線(±SD線)上に表れるのを防止している。
【0075】なお、ノイズにより誤ってエンコーダ信号
の送信停止要求(SDSTOP)が検出されないように
するために、送信停止要求検出部21によって、通信信
号として存在しえない状態が単位時間あたりに何回繰り
返されたかを検出する手段や、2組以上の差動信号を使
用して、その2組以上の信号をそれぞれ存在しえない信
号形態の組合せによって検出する手段とすれば、エンコ
ーダ信号の送信停止状態を一層確実に得ることができ
る。
【0076】このようなエンコーダ信号の送信停止状態
から、エンコーダ装置1の内部の磁極数情報を4極用か
ら2極用へ切り替える動作について図5を用いて具体的
に説明する。まず、2極の被検査用ブラシレスモータ2
を外部強制駆動用モータ30により定速回転させると、
上記被検査用ブラシレスモータ2が発電機として働き、
動力線に正弦波が発生する。その正弦波は交流電圧とし
て誘起電圧周波数測定装置32に受けられ、そこで被検
出用ブラシレスモータ2の磁極数2が、周波数に基づい
て測定される。その駆動マグネット磁極数情報(POL
NUM)は、切替送受信制御装置(パソコン)34内に
PIOカード35を介して送信され、当該切替送受信制
御装置34において、上記被検出用ブラシレスモータ2
の磁極数が判断される。そして、その磁極数情報に応じ
たリクエスト信号が、エンコーダ装置1の出力信号線
(±SD線)を通してエンコーダ装置1内へ発せられ
る。
【0077】この磁極数情報リクエスト信号は、RS4
85トランシーバ13内の受信側ラインドライバ13b
で、図5(h)に示すような切替要求信号(RXD)と
してモニターされ、切替制御装置20内に通信用インタ
ーフェース(UART)20eを介して入力される。上
記切替制御装置20では、被検査用ブラシレスモータ2
の磁極数が切り替わったことを受けて、図5(i),
(j),(k),(m),(n)に示すような操作が行
われる。
【0078】このとき、上記切替要求信号(RXD)に
は、図5(h)のように出力信号線(±SD線)上の不
要な信号が含まれているので、図5(i)のように、通
信用インターフェース(UART)20e内に、通常は
受信を禁止して不要な信号を無視する機能が設けられて
おり、切替送受信制御装置(パソコン)34からの信号
のみを許可して受信するようになっている。切替要求信
号(RXD)の受信を禁止から許可に切り替えるのは、
上記送信停止要求処理部20内に入力される送信停止要
求(SDSTOP)信号である。
【0079】すなわち、上記送信停止要求処理部(切替
回路作動手段)20が切替要求信号(RXD)受信の完
了を判断して、通信用インターフェース(UART)2
0e内の切替要求信号受信許可機能の許可モードを禁止
モードに切り替えると(図5(i)参照)、図5(j)
のように、新たな磁極数情報が記憶素子(E2 PRO
M)20fに記憶され、さらに、図5(k)に示すよう
に、V,W切替命令(VWCHNG)信号がパラレルポ
ート20dから検出信号切替回路11に送信されること
によって、上述のようにして検出信号の切替が行われる
(表1参照)。
【0080】ついで、上記切替要求信号(RXD)を受
信して上述した書込み・切り替えの各動作が完了した
ら、切替回路作動手段20から、図5(n)に示すよう
な選択命令信号(TXDSEL)が送信データ切替装置
12に送信され、エンコーダ送信状態から切替確認状態
に切り替えられる。そして、図5(m)に示すようなパ
ラメータの切替確認信号(TXD)が、切替回路作動手
段20の通信用インターフェース(UART)20eか
ら、出力信号線(±SD線)上を通ってエンコーダ装置
1外部の切替送受信制御装置34に送信され、そこで磁
極の切替完了が確認される。
【0081】以後、エンコーダ装置1は、磁極切替後の
2極モータに対応したエンコーダシリアル信号を送出す
る。また、電源を一旦オフして再投入した後であって
も、切替要求後の磁極数情報の内容が記憶素子(E2 P
ROM)20fに記憶されていることから、当該エンコ
ーダ装置1は、磁極切替後の2極モータ用のものとして
立ち上げられて、エンコーダシリアル信号を送出する。
【0082】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0083】例えば、上記実施形態においては、ホール
素子やMRセンサの磁極検出信号はパラレルシリアル変
換器を介してシリアル出力されているが、上記磁極検出
信号をパラレルシリアル変換器を介することなく外部に
パラレル出力するようにしたエンコーダ装置に対しても
本発明は同様に適用することができる。この場合、検出
信号切替回路は、波形整形回路からパラレル出力される
各検出信号(U,V,W,A,B,Z)のいずれかの検
出信号の組み合わせにに対して設けることとなる。
【0084】また、上述した実施形態においては、磁気
検出素子により検出されるモータの磁極位置データ及び
回転位置データの各正弦波を、波形整形回路によりパル
ス波形にした後に信号切替回路を通して電気的な操作を
行うようにしているが、波形整形回路に入る前の磁気検
出素子からの検出信号を、アナログスイッチにより切り
替えるように構成することも可能である。
【0085】さらに、上述した実施形態においては、磁
極検出用マグネットに対応した所定の位置に、複数の磁
気検出素子が配置されているが、モータの駆動マグネッ
トの磁界を直接検出するためにモータの駆動マグネット
近傍の所定の位置に磁気検出素子を設定してもよい。
【0086】またさらに、上記実施形態においては、モ
ータの駆動マグネットの位置を磁極検出マグネットと磁
気検出素子によって検出したが、磁気的手段以外の他の
方式で磁極位置を検出するようにしたものに対しても本
発明は同様に適用することができる。例えば、図8に示
されているように、モータ2に対して光学式の磁極位置
検出用反射板2dを用いた場合にも本発明は同様に適用
することができる。
【0087】この場合の磁極位置検出用反射板2dに
は、モータ2における駆動マグネットのN極とS極(2
極)のそれぞれに対応する位置に、反射率の異なる反射
部2d1(反射率大)及び2d2(反射率小)が配置さ
れているとともに、この磁極位置検出用反射板2dに対
向するようにして3つの光センサ3’,4’,5’が所
定の位置に配置されている。
【0088】一方、上述した実施形態においては、モー
タの回転運動における磁極位置を検出する手段について
述べたが、例えば、リニアモータの直線運動における磁
極位置を検出する場合においても、同様に切り替え設定
することが可能である。
【0089】また、上述した実施形態においては、信号
切替回路として、V信号とW信号とを反転させて入れ替
えるVW切替回路が採用されているが、本発明はこのよ
うな実施形態に限定されるものではなく、例えば、検出
信号切替回路としてW信号とU信号とを反転させて入れ
替えるWU切替回路や、U信号とV信号とを反転させて
入れ替えるUV切替回路等も同様にして用いることが可
能である。
【0090】さらに、上記実施形態においては、エンコ
ーダ内部の磁極検出用マグネットがモータの主軸に直接
取り付けられているが、磁極検出用マグネットとモータ
との間にカップリングを設けて、エンコーダとモータ本
体とが分離できるように取り付けられていてもよい。
【0091】またさらに、上記実施形態におけるモータ
制御装置は、エンコーダ装置とモータから離れてケーブ
ル接続されているが、モータ制御装置がモータと一体に
構成されている装置に対しても本発明は同様に適用する
ことができる。
【0092】また、図9に示されているように、上記実
施形態におけるVW切替回路11に対して、所定の電源
Vccか接地のいずれかを選択する接点ランド部11c
を非接続状態で付設しておき、エンコーダ装置のケース
をする直前に、モータの磁極数に応じて切替が必要か否
か判断し、切替が必要な場合には上記接点ランド部11
aを半田付けすることによって切り替え動作を行わせる
ように構成することも可能である。
【0093】さらに、上述した実施形態においては、送
信停止要求を検出するために、出力信号である差動信号
を外部からショートさせ、ロー,ロー又はハイ,ハイの
同一レベル信号としたが、当該実施形態に限らず、通信
信号として存在し得ない信号ならどのような論理組合せ
でもよい。例えば、通信信号としてあり得ない短周期の
バースト信号でもよい。
【0094】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1又は2記載
の発明にかかるエンコーダ装置は、検出素子(3,4,
5)の配置位置を変えることなく、磁極数が異なる複数
のモータ(2)のそれぞれに対応した磁極マグネット
(2a)又は磁極位置検出用部材(2b)を交換して用
いても、上記複数の検出素子(3,4,5)から得られ
る位置検出信号に対して検出信号切替回路(11)によ
り所定の信号操作を施すことによって、必要な位置検出
信号を得るようにしたものであるから、検出素子(3,
4,5)及び基板(1b)の共通化が図ることができ、
エンコーダ装置の生産性を大幅に向上させることができ
る。
【0095】また、請求項3ないし5記載の発明にかか
るエンコーダ装置は、エンコーダ装置外のパソコン等か
らの送信停止要求により、エンコーダ装置から発せられ
る差動信号(±SD線)を通信信号として存在し得ない
状態とし、それを検出することによりエンコーダ装置の
送信部からの出力を停止状態とし、外部からの磁極切替
情報信号をエンコーダ装置内に受け付けて検出信号切替
回路の切替作動を行い、使用するモータに整合した必要
な位置検出信号を得るようにしたものであるから、磁気
検出素子及び基板の共通化を図ることができ、エンコー
ダ装置の蓋を閉めた状態であっても、エンコーダ装置外
からの電気的な操作により検出信号切替回路の切替作動
を行わせることによって、エンコーダ装置自体又は基板
を交換することなく同一のエンコーダ装置を種々のモー
タに対して使用することができ、エンコーダ装置の生産
性を大幅に向上させることができる。
【0096】このとき、請求項6記載の発明のように論
理回路を用いることにより差動信号(±SD)が通信信
号として存在し得ない信号となっているか否かを、簡易
な構成を有する回路で確実に検出することとすれば、上
述した効果を一層確実に得ることができる。
【0097】また、請求項7記載の発明のように、送信
部からの差動信号をハイインピーダンスに切り替えるこ
とによって送信停止状態として、簡易な回路構成で信号
停止動作を確実に得るようにすれば、上述した効果を一
層確実に得ることができる。
【0098】さらに、請求項8記載の発明のように、切
り替えられた磁極情報を新たなパラメータ情報として記
憶素子に書き込むようにすれば、以後、その切り替えら
れた磁極状態に保持することができ、上述した効果を一
層確実に得ることができる。
【0099】さらにまた、請求項9記載の発明は、検出
信号切替回路の切替動作の完了を、送信データ選択手段
を通して外部に知らせて検出信号の切替動作を容易に確
認するようにしたものであるから、上述した効果を一層
確実に得ることができる。
【0100】一方、請求項10記載の発明のようなトラ
ンシーバを用いることによって、簡易な構成で確実な動
作を可能とすれば、上述した効果をさらに高めることが
できる。
【0101】また、請求項12記載の発明は、エンコー
ダ装置外のパソコン等の制御装置からの送信停止要求に
より、送信部からの差動信号(±SD線)を通信信号と
して存在し得ない状態にさせることにより送信部からの
出力を停止状態とし、外部からの磁極切替情報信号をエ
ンコーダ装置内に受け付けて、検出信号切替回路の切替
動作を行うようにしたものであるから、エンコーダ装置
の蓋を閉めた状態であっても、エンコーダ装置外からの
電気的な操作により検出信号切替回路の切替作動を行わ
せることによって、エンコーダ装置自体又は基板を交換
することなく同一のエンコーダ装置を種々のモータに対
して使用することができ、エンコーダ装置の生産性を大
幅に向上させることができる。
【0102】このとき、請求項13記載の発明のよう
に、差動信号(±SD)をハイ又はローの同一レベルに
することによって通信信号として存在し得ない信号と
し、簡易な構成を有する回路で確実な動作を得ることが
でき、上述した効果を一層確実に得ることができる。
【0103】また、請求項14記載の発明は、モータ固
有の磁極情報をエンコーダ装置外の切替送受信制御装置
からの指示によって、検出信号切替回路の切替動作を行
うようにしたものであるから、上述した効果を一層確実
に得ることができる。
【0104】さらに、請求項15記載の発明は、検出信
号切替回路の切替動作を、エンコーダ装置外の切替送受
信制御装置によって迅速かつ容易に確認されるように構
成したものであるから、上述した効果を一層確実に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるエンコーダ装置の
内部信号処理回路を表したブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるエンコーダ装置の
検出信号切替装置の構成を表したブロック図である。
【図3】図1に示される送信停止要求検出回路の内部構
成図である。
【図4】図1に示される検出信号切替回路の内部構成図
である。
【図5】本発明の送信停止及び検出信号切替の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図6】4極の磁極検出用マグネットを用いたエンコー
ダ装置の磁気検出素子配置部位を表した説明図である。
【図7】2極の磁極検出用マグネットを用いたエンコー
ダ装置の磁気検出素子配置部位を表した説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態における光学式エンコー
ダ装置の要部を表した概略斜視説明図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態における検出信号
切替回路の構成を表した概略斜視説明図である。
【図10】一般のエンコーダを用いたサーボモータの構
成例を表した概略斜視説明図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ装置 2 ブラシレスモータ 3,4,5 磁気検出素子 11 検出信号切替回路 11a,11b データセレクタ 11c インバータ 13 トランシーバ 13a 送信部 13b 受信部 19 送信データ切替装置 20 送信停止要求処理部(切替回路作動手段) 20f 記憶素子 21 送信停止要求検出部 31 論理回路 32 ローパスフィルタ 34 送信停止要求制御装置(PC)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(2)の駆動マグネット(2a)
    の磁極配列に対応するように設置した磁極位置検出用部
    材(2b)若しくは上記駆動マグネット(2a)に対向
    して複数の検出素子(3,4,5)を所定の位置に配置
    し、当該検出素子(3,4,5)のそれぞれから複数の
    位置検出信号を出力するエンコーダ装置(1)におい
    て、 上記複数の位置検出信号のうち少なくとも2つの位置検
    出信号の位相を、上記複数の検出素子(3,4,5)の
    配置位置と、駆動マグネット(2a)の磁極数との関係
    に応じて切替可能な検出信号切替回路(11)を備えた
    ことを特徴とするエンコーダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンコーダ装置におい
    て、 検出信号切替回路(11)は、複数の検出素子(3,
    4,5)の配置位置をそのまま維持しつつ、磁極数が異
    なる複数のモータ(2)のそれぞれに対応した駆動マグ
    ネット(2a)、又は磁極位置検出用部材(2b)を交
    換して用いたときに、上記複数の検出素子(3,4,
    5)から得られる位置検出信号に所定の信号操作を施す
    ことによって必要な位置検出信号を形成する切替回路で
    あることを特徴とするエンコーダ装置。
  3. 【請求項3】 モータ(2)の駆動マグネット(2a)
    の磁極配列に対応するように設置した磁極位置検出用部
    材(2b)若しくは駆動マグネット(2a)に対向して
    複数の検出素子(3,4,5)を所定の位置に配置する
    とともに、当該検出素子(3,4,5)から得た複数の
    検出信号を送信部(13a)から差動信号(±SD)と
    して外部に送信するエンコーダ装置(1)において、 上記差動信号(±SD)が、外部から与えられる所定の
    信号により通信信号として存在し得ない状態に駆動させ
    られたことを検出し、差動信号(±SD)の送信停止要
    求信号(SDSTOP)を発する送信停止要求検出部
    (21)と、 その送信停止要求検出部(21)から発せられる送信停
    止要求信号(SDSTOP)に基づいて、前記送信部
    (13a)を送信停止状態に切り替える送信停止要求処
    理部(20)と、 外部から与えられる磁極切替情報信号を受ける受信部
    (13b)と、 上記複数の検出素子(3,4,5)の配置位置をそのま
    まに維持しつつ、磁極数が異なる複数のモータ(2)の
    それぞれに対応した駆動マグネット(2a)、又は磁極
    位置検出用部材(2b)を交換して用いたときに、上記
    複数の検出素子(3,4,5)から得られる位置検出信
    号に所定の信号操作を施すことによって必要な位置検出
    信号を得るようにした検出信号切替回路(11)と、 上記受信部(13b)を通して得られた前記モータ
    (2)の磁極数情報に基づいて、上記信号切替回路(1
    1)に、使用するモータ(2)に整合した所定の切替作
    動を行わせる切替回路作動手段(20)と、を備えたこ
    とを特徴とするエンコーダ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の複数のモータ(2)が、
    2n極の磁極を有するモータと、n極の磁極を有するモ
    ータからなることを特徴とするエンコーダ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の検出信号切替回路
    (11)は、複数の検出素子(3,4,5)からの検出
    信号のいずれかを反転させるインバータ(11c)と、
    これらの反転信号及び上記検出信号のうちからいずれか
    を選択して出力するデータセレクタ(11a,11b)
    と、を有することを特徴とするエンコーダ装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のエンコーダ装置(1)に
    おいて、 送信停止要求検出部(21)は、送信部(13a)から
    の出力差動信号(±SD)を常時モニターし、当該差動
    信号(±SD)の両信号がハイ又はローの同一レベルの
    信号となったときに送信停止要求信号(SDSTOP)
    を発する論理回路(31)を備えていることを特徴とす
    るエンコーダ装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のエンコーダ装置におい
    て、 送信停止要求処理部(20)は、送信停止要求検出部
    (21)からの送信停止要求信号(SDSTOP)を受
    けて、停止指令信号(TXEN)を送信部(13a)に
    発し、上記送信部(13a)からの出力差動信号(±S
    D)をハイインピーダンスとすることにより送信停止状
    態とする割り込み制御機能(20c)を備えていること
    を特徴とするエンコーダ装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のエンコーダ装置(1)に
    おいて、 切替回路作動手段(20)は、モータ(2)が備える固
    有の磁極数情報を記憶する記憶素子(20f)を備え、
    当該記憶素子(20f)における格納情報を、モータ
    (2)の磁極数情報に基づいて新たな情報に書き換える
    機能を備えていることを特徴とするエンコーダ装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のエンコーダ装置(1)に
    おいて、 検出素子(3,4,5)からの出力信号(ED)と、切
    替回路作動手段(20)からの情報切替完了確認信号
    (TXD)とを切り替えて、送信部(13a)に出力す
    る送信データ選択手段(19)を備えているとともに、 切替回路作動手段(20)は、上記送信データ選択手段
    (19)に切り替え動作を行わせる選択命令信号(TX
    DSEL)を発する機能を有していることを特徴とする
    エンコーダ装置。
  10. 【請求項10】 請求項3記載のエンコーダ装置(1)
    において、 送信部(13a)と受信部(13b)とを、同一パッケ
    ージのトランシーバ内に設けたことを特徴とするエンコ
    ーダ装置。
  11. 【請求項11】 請求項1又は3記載の検出素子(3,
    4,5)が、磁気的又は光学的な検出素子からなること
    を特徴とするエンコーダ装置。
  12. 【請求項12】 請求項3記載のエンコーダ装置(1)
    と、 当該エンコーダ装置(1)の送信部(13a)から発せ
    られる差動信号(±SD)を通信信号として存在し得な
    い状態に駆動させる操作信号をエンコーダ装置(1)の
    外部から印加する切替送受信制御装置(34)と、を備
    えていることを特徴とするエンコーダ装置の検出信号切
    替装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のエンコーダ装置の検
    出信号切替装置において、 切替送受信制御装置(34)は、エンコーダ装置内の送
    信部(13a)から発せられる差動信号(±SD)を強
    制的にハイ又はローの同一レベルにする回路を備えてい
    ることを特徴とするエンコーダ装置の検出信号切替装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載のエンコーダ装置の検
    出信号切替装置において、 切替送受信制御装置(34)は、モータ(2)固有の磁
    極情報をエンコーダ装置(1)に与える磁極切替制御プ
    ログラムを備えていることを特徴とするエンコーダ装置
    の検出信号切替装置。
  15. 【請求項15】 請求項12記載のエンコーダ装置の検
    出信号切替装置において、 切替送受信制御装置(34)は、磁極情報の切り替えが
    完了したことを確認する制御プログラムを備えているこ
    とを特徴とするエンコーダ装置の検出信号切替装置。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の検出素子(3,4,
    5)が、磁気的又は光学的な検出素子からなることを特
    徴とするエンコーダ装置の検出信号切替装置。
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