JPH11177661A - 携帯電話無線機の表面カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機では、裏面カバーに対する表面カ
バーの固定手段として、特殊な形状のねじを用いている
ため、一般使用者には表面カバーを交換することができ
ず、購入した携帯電話機のデザインに飽きた場合など
は、携帯電話機そのものを買い換えていたため、不経済
であった。 【解決手段】 透明な合成樹脂から形成し、透明な操作
シート８を備えた表面カバー２に一般の携帯電話機１に
備え付けの表面カバーを交換して使用することにより、
携帯電話機１内の機械的構造による美観を楽しむことが
できるようになり、携帯電話機１内の発光素子１５が点
灯することにより、その光に携帯電話機１内の機械的構
造が照らされ、一般の携帯電話機にはない美観が得ら
れ、１台の携帯電話機１を飽きることなく使用すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話無線機の
表面カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の携帯電話無線機（以下「携帯電話
機」と称す）は、外側のケースが、多くの電子部品を取
付けた基板を装着した裏面カバーと、操作キーなどを備
えた表面カバーとからなり、裏面カバーには電池パック
の装着凹部が形成されている。

【０００３】そして、裏面カバーに対する表面カバーの
固定手段としては、容易に表面カバーを外すことができ
ないよう特殊な形状のねじ（例えば頭部に五角形の溝を
有するもの）が用いられ、このねじは、例えば、電池パ
ックの装着凹部に設けられている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の携帯電話機
において、裏面カバーに対する表面カバーの固定手段と
しては、特殊な形状のねじが用いられているので、一般
使用者には表面カバーを交換することができない。従っ
て、使用者は、購入した携帯電話機がデザイン的に古く
なった場合やそのデザインに飽きたような場合、携帯電
話機そのものを買い換えなければならなく、その都度登
録費用を必要とするなどの不都合があった。

【０００５】そこで、本発明は、上記課題を解決し得る
携帯電話無線機の表面カバーの提供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
手段は、裏面カバーに着脱自在とされて裏面カバーとと
もに携帯電話無線機の外側のケースを構成し、操作キー
を装着する複数の操作キー用孔を形成し、かつ透光性を
有した合成樹脂からなるものである。

【０００７】また、裏面カバーとともに携帯電話無線機
の外側のケースを構成し、操作キーを装着する複数の操
作キー用孔を形成し、かつ透光性を有し、一般工具とは
異なる特殊工具の操作により、特殊な形状の取付け具を
介して裏面カバーに着脱自在としている。

【０００８】さらに、操作キー用孔に挿入される複数の
操作キーを有するとともに透光性を有する操作シートを
着脱自在に備えている。上記構成によれば、裏面カバー
に対して、一般工具とは異なる特殊工具の操作により、
特殊な形状の取付け具を外して備え付けの表面カバーを
取外し、また、特殊工具を用いて上記表面カバーに交換
する。そして、表面カバーおよび操作シートは透光性を
有するので、内部機構による美観が生じ、別のデザイン
の携帯電話無線機を持ったかのような気分を楽しむこと
ができ、携帯電話無線機内の発光素子が点灯することに
より、発光による美観が生じ、１台の携帯電話無線機を
飽きることなく使用することができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
〜図３に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係る
携帯電話無線機（以下「携帯電話機」と称す）１の表面
カバー２は、裏面カバー３とともに携帯電話機１の外側
のケース４を構成し、裏面カバー３に対し、五角形の溝
５を形成した頭部を有するねじ６（特殊な形状の取付け
具の一例）によって着脱自在に取付けられ、全体が、無
色透明な合成樹脂で形成されている。

【００１０】また、表面カバー２は、操作キー７を装着
する複数の操作キー用孔２ａが複数個形成され、これら
操作キー用孔２ａに挿入される前記操作キー７が一体的
に形成されるとともに、白濁色で透光性（表面カバー２
の透明度より低い透明度）を有する操作シート８が着脱
自在に設けられている。

【００１１】また、裏面カバー３には、電池パック９を
装着するための装着凹部１０が形成され、この装着凹部
１０の底面四隅に、前記ねじ６を取付けるためのねじ孔
１１が形成され、表面カバー２の内面にもねじ孔１２が
形成されている。

【００１２】なお、外側のケース４の裏面カバー３側に
は、多くの電子部品１３を実装した基板１４が内装され
ており、外側のケース４の表面カバー２側には、発光ダ
イオードなどの発光素子１５が複数個配置されている。

【００１３】上記構成において、購入した携帯電話機１
がデザイン的に古くなった場合や使用者がそのデザイン
に飽きたような場合、表面カバー２を取り替えるように
する。

【００１４】この表面カバー２を取り替える場合は、ま
ず、電池パック９を取外し、一般工具とは異なる特殊工
具、すなわち、ねじ６の五角形の溝５にしっくりと嵌合
する形状の先端部１６を有するドライバー１７の操作で
ねじ６を緩めることによって、備え付けの表面カバー２
を裏面カバー３から取外す。そして、再びねじ６をねじ
孔１１，１２に螺合するようにドライバー１７を操作し
て、取外した表面カバー２の代わりに、上記構成の表面
カバー２を、裏面カバー３に対して取付ける。このと
き、各操作キー用孔２ａに各操作キー７を押し込むよう
にして操作シート８を表面カバー２に装着しておく。

【００１５】そして、この表面カバー２は透明であるた
め、内部構造の一部が透視でき、従って、備え付けの表
面カバー２では得られなかった外観が得られ、別のデザ
インの携帯電話機１を持ったかのような気分を味わえ
る。

【００１６】さらに、電源を投入した際や各操作キー７
の操作を行った際には、各発光素子１５が点灯するの
で、特に夜間などには、所謂ライトアップがなされ、一
般の携帯電話機１では得られない、内部構造による機械
的な美観が得られる。

【００１７】このように本発明の実施の形態によれば、
五角形の溝５を形成した頭部を有するねじ６を一般工具
とは異なる特殊工具によって外して、透明な表面カバー
２に交換し、使用することにより、別のデザインの携帯
電話機１を持ったかのような気分を味わえ、携帯電話機
そのものを買い換えるといった不経済さを解消できる。

【００１８】なお、上記実施の形態では、表面カバー２
は無色透明としたがこれに限定されるものではなく、ブ
ルー、ピンクなどに着色した透明体として、日によって
気分に応じたものを選択して用いれば、さらに適用範囲
が広がり、携帯電話機１を楽しんで持つことができる。

【００１９】なお、図３に示すように、包装容器２０
に、表面カバー２、操作シート８およびドライバー１７
を一個のセットとして収納しておくことにより、各部品
の紛失が防止できる。

【００２０】

【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、裏面カバーに着脱自在とされて裏面カバーとともに
携帯電話無線機の外側のケースを構成し、かつ透光性を
有しているので、携帯電話無線機の内部機構による美観
を楽しむことができ、また、別のデザインの携帯電話無
線機を持ったかのような気分を楽しむことができ、携帯
電話無線機を買い換えるといった不経済性を防止でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を示す携帯電話機の表面カバ
ー側からの全体斜視図である。

【図２】同じく携帯電話機の分解斜視図である。

【図３】同じく包装容器に表面カバーを収納した状態の
斜視図である。

【符号の説明】

１ 携帯電話機 ２ 表面カバー ３ 裏面カバー ４ ケース ５ 五角形の溝 ６ ねじ ７ 操作キー ８ 操作シート １０ 装着凹部 １３ 電子部品 １５ 発光素子 １７ ドライバー

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 裏面カバーに着脱自在とされて裏面カバ
   ーとともに携帯電話無線機の外側のケースを構成し、操
   作キーを装着する複数の操作キー用孔を形成し、かつ透
   光性を有した合成樹脂からなることを特徴とする携帯電
   話無線機の表面カバー。
2. 【請求項２】 裏面カバーとともに携帯電話無線機の外
   側のケースを構成し、操作キーを装着する複数の操作キ
   ー用孔を形成し、かつ透光性を有し、一般工具とは異な
   る特殊工具の操作により、特殊な形状の取付け具を介し
   て裏面カバーに着脱自在であることを特徴とする携帯電
   話無線機の表面カバー。
3. 【請求項３】 操作キー用孔に挿入される複数の操作キ
   ーを有するとともに透光性を有する操作シートを着脱自
   在に備えたことを特徴とする請求項１または請求項２記
   載の携帯電話無線機の表面カバー。