JPH11177630A - アドレス変換ルータシステム - Google Patents
アドレス変換ルータシステムInfo
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- JPH11177630A JPH11177630A JP34282597A JP34282597A JPH11177630A JP H11177630 A JPH11177630 A JP H11177630A JP 34282597 A JP34282597 A JP 34282597A JP 34282597 A JP34282597 A JP 34282597A JP H11177630 A JPH11177630 A JP H11177630A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- address
- address translation
- translation router
- router
- backup device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アドレス変換ルータが動作異常を起こしたと
きに、他のアドレス変換ルータに代行させる。 【解決手段】 アドレス変換ルータ1が複数存在し、そ
のアドレステーブル11をバックアップ装置2にバック
アップしておく。バックアップ装置2は、アドレス変換
ルータ監視部22によりアドレス変換ルータの動作異常
を検知されると、他のアドレス変換ルータに、動作異常
を起こしたアドレス変換テーブルを転送することで、動
作異常を起こしたアドレス変換ルータの代行をさせるこ
とができる。
きに、他のアドレス変換ルータに代行させる。 【解決手段】 アドレス変換ルータ1が複数存在し、そ
のアドレステーブル11をバックアップ装置2にバック
アップしておく。バックアップ装置2は、アドレス変換
ルータ監視部22によりアドレス変換ルータの動作異常
を検知されると、他のアドレス変換ルータに、動作異常
を起こしたアドレス変換テーブルを転送することで、動
作異常を起こしたアドレス変換ルータの代行をさせるこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グローバルアドレ
スとプライベートアドレスのそれぞれを使用するネット
ワークを接続し、グローバルアドレスとプライベートア
ドレスを変換することにより、相互に通信可能にするた
めのアドレス変換ルータシステムに関するものである。
スとプライベートアドレスのそれぞれを使用するネット
ワークを接続し、グローバルアドレスとプライベートア
ドレスを変換することにより、相互に通信可能にするた
めのアドレス変換ルータシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットのプロトコルであるIP
(Internet Protocol)で使用されるIP(グローバル)ア
ドレスが枯渇しつつあり、それを解決するために、IP
アドレスのプライベートアドレスの利用が進んでいる。
しかし、プライベートアドレスのネットワークは、グロ
ーバルアドレスのネットワークとは直接通信できないと
いう問題がある。これを解決するために、プライベート
アドレスとグローバルアドレスを相互に変換するアドレ
ス変換ルータを設置し、相互通信を可能にする技術が開
発されている。このような技術には、特開平7−305
75号公報や特開平8−26413号公報などで開示さ
れている。
(Internet Protocol)で使用されるIP(グローバル)ア
ドレスが枯渇しつつあり、それを解決するために、IP
アドレスのプライベートアドレスの利用が進んでいる。
しかし、プライベートアドレスのネットワークは、グロ
ーバルアドレスのネットワークとは直接通信できないと
いう問題がある。これを解決するために、プライベート
アドレスとグローバルアドレスを相互に変換するアドレ
ス変換ルータを設置し、相互通信を可能にする技術が開
発されている。このような技術には、特開平7−305
75号公報や特開平8−26413号公報などで開示さ
れている。
【0003】また、インターネットの規約であるRFC
1631(Network Address Translator)でも規定されて
いる。このようなアドレス変換ルータは、プライベート
アドレスとグローバルアドレスの対応を保持するアドレ
ステーブルにより、受信したパケットのアドレスを、プ
ライベートアドレスとグローバルアドレスを相互に変換
することで、相互のネットワークの通信を可能にしてい
る。
1631(Network Address Translator)でも規定されて
いる。このようなアドレス変換ルータは、プライベート
アドレスとグローバルアドレスの対応を保持するアドレ
ステーブルにより、受信したパケットのアドレスを、プ
ライベートアドレスとグローバルアドレスを相互に変換
することで、相互のネットワークの通信を可能にしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアドレス変換ルータは、負荷が大きいため、大規模
なネットワークでは、複数にして多くのアドレス変換ル
ータを設置しなければならないという問題があった。
うなアドレス変換ルータは、負荷が大きいため、大規模
なネットワークでは、複数にして多くのアドレス変換ル
ータを設置しなければならないという問題があった。
【0005】また、複数あるアドレス変換ルータのうち
の1つが動作異常を起こした場合、他のアドレス変換ル
ータが代わりを務めることができないという問題があっ
た。
の1つが動作異常を起こした場合、他のアドレス変換ル
ータが代わりを務めることができないという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、あるアドレス変換ルータが動作異常を起こしたとき
に、他のアドレス変換ルータの代わりができるアドレス
変換ルータシステムの提供を目的とするものである。
で、あるアドレス変換ルータが動作異常を起こしたとき
に、他のアドレス変換ルータの代わりができるアドレス
変換ルータシステムの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し目的を達成するため、複数のアドレス変換ルータに対
して、1台のバックアップ装置を設置し、そのバックア
ップ装置にアドレス変換ルータのアドレステーブルのバ
ックアップを置き、あるアドレス変換ルータが動作異常
を起こしたときに、他のアドレス変換ルータに代わりを
務めさせるものである。
し目的を達成するため、複数のアドレス変換ルータに対
して、1台のバックアップ装置を設置し、そのバックア
ップ装置にアドレス変換ルータのアドレステーブルのバ
ックアップを置き、あるアドレス変換ルータが動作異常
を起こしたときに、他のアドレス変換ルータに代わりを
務めさせるものである。
【0008】まず、本発明の第1の手段は、アドレス変
換ルータが、グローバルアドレスとプライベートアドレ
スの対応を持つアドレステーブルを有し、受信したパケ
ットのアドレスがグローバルアドレスであればプライベ
ートアドレスに、逆にプライベートアドレスであればグ
ローバルアドレスに、アドレステーブルを利用して変換
を行う。一方、バックアップ装置は、アドレス変換ルー
タからアドレステーブルを受け取り、総合アドレステー
ブルに格納させておく。また、バックアップ装置は、ア
ドレス変換ルータ監視部によりアドレス変換ルータを監
視しており、動作異常が検知されたとき、動作異常が検
知されたアドレス変換部のアドレステーブルを他のアド
レス変換ルータに転送し、そのアドレス変換ルータが、
動作異常があったアドレス変換ルータの代わりを務める
ものである。
換ルータが、グローバルアドレスとプライベートアドレ
スの対応を持つアドレステーブルを有し、受信したパケ
ットのアドレスがグローバルアドレスであればプライベ
ートアドレスに、逆にプライベートアドレスであればグ
ローバルアドレスに、アドレステーブルを利用して変換
を行う。一方、バックアップ装置は、アドレス変換ルー
タからアドレステーブルを受け取り、総合アドレステー
ブルに格納させておく。また、バックアップ装置は、ア
ドレス変換ルータ監視部によりアドレス変換ルータを監
視しており、動作異常が検知されたとき、動作異常が検
知されたアドレス変換部のアドレステーブルを他のアド
レス変換ルータに転送し、そのアドレス変換ルータが、
動作異常があったアドレス変換ルータの代わりを務める
ものである。
【0009】また、本発明の第2の手段は、バックアッ
プ装置が、動作異常を起こしたアドレス変換ルータのア
ドレステーブルを転送せずに、他のアドレス変換部に代
わりを務めるように通知のみする。そのアドレス変換部
は、受信したパケットを、アドレステーブルで変換しよ
うとするが、アドレステーブルにはそのアドレスが登録
していないため、変換することができない。このとき、
その変換をバックアップ装置に問い合わせることで、ア
ドレス変換を行い、動作異常を起こしたアドレス変換ル
ータの代わりを務めるものである。
プ装置が、動作異常を起こしたアドレス変換ルータのア
ドレステーブルを転送せずに、他のアドレス変換部に代
わりを務めるように通知のみする。そのアドレス変換部
は、受信したパケットを、アドレステーブルで変換しよ
うとするが、アドレステーブルにはそのアドレスが登録
していないため、変換することができない。このとき、
その変換をバックアップ装置に問い合わせることで、ア
ドレス変換を行い、動作異常を起こしたアドレス変換ル
ータの代わりを務めるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図1から図4を用いて説明する。
いて図1から図4を用いて説明する。
【0011】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるアドレス変換ルータシステムの構成を示す
ブロック図である。
態1におけるアドレス変換ルータシステムの構成を示す
ブロック図である。
【0012】図1において、1はアドレス変換を行うア
ドレス変換ルータであり、3つのアドレス変換ルータ1
a〜1cを例示する。これらのアドレス変換ルータは何
れも同様の構成であり、プライベートアドレスPAとグ
ローバルアドレスGAの対応を持つアドレステーブル1
1と、受信したパケットアドレス変換を行うアドレス変
換部12とでなる。
ドレス変換ルータであり、3つのアドレス変換ルータ1
a〜1cを例示する。これらのアドレス変換ルータは何
れも同様の構成であり、プライベートアドレスPAとグ
ローバルアドレスGAの対応を持つアドレステーブル1
1と、受信したパケットアドレス変換を行うアドレス変
換部12とでなる。
【0013】2はバックアップ装置であり、すべてのア
ドレス変換ルータ1a〜1cと接続され、これらアドレ
ス変換ルータの各アドレステーブル11を格納する総合
アドレステーブル21と、同じくすべてのアドレス変換
ルータ1a〜1cの動作を監視するアドレス変換ルータ
監視部22とでなる。
ドレス変換ルータ1a〜1cと接続され、これらアドレ
ス変換ルータの各アドレステーブル11を格納する総合
アドレステーブル21と、同じくすべてのアドレス変換
ルータ1a〜1cの動作を監視するアドレス変換ルータ
監視部22とでなる。
【0014】また、3はプライベートアドレスで構築さ
れているネットワーク、4はグローバルアドレスで構築
されているネットワークであり、何れのネットワークも
アドレス変換ルータ1a〜1cのアドレス変換部12と
接続されている。
れているネットワーク、4はグローバルアドレスで構築
されているネットワークであり、何れのネットワークも
アドレス変換ルータ1a〜1cのアドレス変換部12と
接続されている。
【0015】以上のように構成されたアドレス変換ルー
タシステムについて、以下その動作について説明する。
タシステムについて、以下その動作について説明する。
【0016】まず、プライベートアドレスネットワーク
3の端末が、グローバルアドレスネットワーク4にアク
セスするため、パケットを発信したとき、例えば、ルー
タであるアドレス変換ルータ1aのアドレス変換部12
が受信する。このパケットの発信者アドレスはプライベ
ートアドレスPAであり、宛先アドレスはグローバルア
ドレスGAとなっている。アドレス変換部12は、発信
者アドレスのプライベートアドレスPAを、アドレステ
ーブル11から検索し、対応するグローバルアドレスG
Aがあれば、グローバルアドレスに変換して、グローバ
ルアドレスネットワーク4に送信する。対応するグロー
バルアドレスがない場合、新規にグローバルアドレスを
そのプライベートアドレスに割り当て、アドレステーブ
ル11に追加する。
3の端末が、グローバルアドレスネットワーク4にアク
セスするため、パケットを発信したとき、例えば、ルー
タであるアドレス変換ルータ1aのアドレス変換部12
が受信する。このパケットの発信者アドレスはプライベ
ートアドレスPAであり、宛先アドレスはグローバルア
ドレスGAとなっている。アドレス変換部12は、発信
者アドレスのプライベートアドレスPAを、アドレステ
ーブル11から検索し、対応するグローバルアドレスG
Aがあれば、グローバルアドレスに変換して、グローバ
ルアドレスネットワーク4に送信する。対応するグロー
バルアドレスがない場合、新規にグローバルアドレスを
そのプライベートアドレスに割り当て、アドレステーブ
ル11に追加する。
【0017】逆に、グローバルアドレスネットワーク4
からパケットを受信したときは、パケットの宛先アドレ
スを、アドレステーブル11のグローバルアドレスの中
にあるかどうかを検索し、対応するプライベートアドレ
スがあれば、パケットの宛先アドレスをそのプライベー
トアドレスに変換し、プライベートネットワーク3に送
信する。
からパケットを受信したときは、パケットの宛先アドレ
スを、アドレステーブル11のグローバルアドレスの中
にあるかどうかを検索し、対応するプライベートアドレ
スがあれば、パケットの宛先アドレスをそのプライベー
トアドレスに変換し、プライベートネットワーク3に送
信する。
【0018】一方、バックアップ装置2は、アドレス変
換ルータ1aからアドレステーブル11の内容を受け取
り、総合アドレステーブル21に格納する。同様に他の
アドレス変換ルータ1b,1cのアドレステーブル11
も総合アドレステーブル21に格納する。アドレス変換
ルータ監視部22は、すべてのアドレス変換ルータ1a
〜1cが正常に動作しているかどうかを監視している。
通信プロトコルにIPを使用している場合は、ICMP
(Internet Control Message Protocol)のECHOメッ
セージをアドレス変換ルータ1aに送信し、その応答を
確認する方法や、SNMP(Simple Network Management
Protocol)を用いて、動作を確認する方法がある。
換ルータ1aからアドレステーブル11の内容を受け取
り、総合アドレステーブル21に格納する。同様に他の
アドレス変換ルータ1b,1cのアドレステーブル11
も総合アドレステーブル21に格納する。アドレス変換
ルータ監視部22は、すべてのアドレス変換ルータ1a
〜1cが正常に動作しているかどうかを監視している。
通信プロトコルにIPを使用している場合は、ICMP
(Internet Control Message Protocol)のECHOメッ
セージをアドレス変換ルータ1aに送信し、その応答を
確認する方法や、SNMP(Simple Network Management
Protocol)を用いて、動作を確認する方法がある。
【0019】バックアップ装置2は、これらの方法によ
りアドレス変換ルータが動作異常を起こしたと判断した
場合(以下、このアドレス変換ルータをアドレス変換ル
ータAという)、他のアドレス変換ルータ(以下、これを
アドレス変換ルータBという)に、アドレス変換ルータ
Aのアドレステーブルを渡し、アドレス変換ルータBが
アドレス変換ルータAの代わりを務める。
りアドレス変換ルータが動作異常を起こしたと判断した
場合(以下、このアドレス変換ルータをアドレス変換ル
ータAという)、他のアドレス変換ルータ(以下、これを
アドレス変換ルータBという)に、アドレス変換ルータ
Aのアドレステーブルを渡し、アドレス変換ルータBが
アドレス変換ルータAの代わりを務める。
【0020】図2は、図1の総合アドレステーブル21
の構成を示す図である。図2において、201はアドレ
ス変換ルータA(図1の1a)の情報、202はアドレス
変換ルータB(図1の1b)の情報、203はアドレス変
換ルータC(図1の1c)の情報である。204はアドレ
ス変換ルータAのルーティングテーブル、205はアド
レス変換ルータAのアドレステーブルである。
の構成を示す図である。図2において、201はアドレ
ス変換ルータA(図1の1a)の情報、202はアドレス
変換ルータB(図1の1b)の情報、203はアドレス変
換ルータC(図1の1c)の情報である。204はアドレ
ス変換ルータAのルーティングテーブル、205はアド
レス変換ルータAのアドレステーブルである。
【0021】図2を使用して、動作異常を起こしたアド
レス変換ルータAの代わりを、アドレス変換ルータBが
行うことについて説明する。
レス変換ルータAの代わりを、アドレス変換ルータBが
行うことについて説明する。
【0022】総合アドレステーブル21は、すべてのア
ドレス変換ルータA〜C(図1の1a〜1c)のルーティ
ングテーブル204とアドレステーブル205を保持し
ている。ルーティングテーブルは、あるアドレス宛ての
パケットを受信したとき、どこへ送信すれば、目的の宛
先に届くかを示すテーブルである。
ドレス変換ルータA〜C(図1の1a〜1c)のルーティ
ングテーブル204とアドレステーブル205を保持し
ている。ルーティングテーブルは、あるアドレス宛ての
パケットを受信したとき、どこへ送信すれば、目的の宛
先に届くかを示すテーブルである。
【0023】バックアップ装置2は、アドレス変換ルー
タAが動作異常を起こしたと判断し、アドレス変換ルー
タBに代行させる場合、総合アドレステーブル21にあ
るアドレス変換ルータAのアドレステーブル205とと
もに、ルーティングアドレス204もアドレス変換ルー
タBに送る。
タAが動作異常を起こしたと判断し、アドレス変換ルー
タBに代行させる場合、総合アドレステーブル21にあ
るアドレス変換ルータAのアドレステーブル205とと
もに、ルーティングアドレス204もアドレス変換ルー
タBに送る。
【0024】アドレス変換ルータBは、バックアップ装
置2から受け取ったアドレス変換ルータAのアドレステ
ーブルを、自身のアドレステーブルに追加する。また、
同時にグローバルアドレスネットワーク4とプライベー
トアドレスネットワーク3の両方に、アドレス変換ルー
タAの送るパケットをアドレス変換ルータBに送るよう
に通知する。これは、バックアップ装置2から送られた
アドレス変換ルータAのルーティングテーブル204の
内容を、ルーティングプロトコルで送信することができ
る。ルーティングプロトコルは、IPではRIP(Routi
ng InformationProtocol)などがある。この通知によ
り、今までアドレス変換ルータAに送信していた端末
は、アドレス変換ルータBに送信することになる。アド
レステーブルには、アドレス変換ルータAの情報が入っ
ているので、受信したパケットは、アドレステーブルで
アドレス変換することができる。
置2から受け取ったアドレス変換ルータAのアドレステ
ーブルを、自身のアドレステーブルに追加する。また、
同時にグローバルアドレスネットワーク4とプライベー
トアドレスネットワーク3の両方に、アドレス変換ルー
タAの送るパケットをアドレス変換ルータBに送るよう
に通知する。これは、バックアップ装置2から送られた
アドレス変換ルータAのルーティングテーブル204の
内容を、ルーティングプロトコルで送信することができ
る。ルーティングプロトコルは、IPではRIP(Routi
ng InformationProtocol)などがある。この通知によ
り、今までアドレス変換ルータAに送信していた端末
は、アドレス変換ルータBに送信することになる。アド
レステーブルには、アドレス変換ルータAの情報が入っ
ているので、受信したパケットは、アドレステーブルで
アドレス変換することができる。
【0025】このような構成では、アドレス変換ルータ
はバックアップ装置に、アドレステーブルを送るだけで
良いので、負荷が高いアドレス変換ルータでも可能であ
る。
はバックアップ装置に、アドレステーブルを送るだけで
良いので、負荷が高いアドレス変換ルータでも可能であ
る。
【0026】以上のように、バックアップ装置がすべて
のアドレス変換ルータの情報を保持し、アドレス変換ル
ータに動作異常が発生した場合、他のアドレス変換ルー
タにその情報を与えることで、他のアドレス変換ルータ
が、異常を起こしたアドレス変換ルータの代わりを務め
ることができる。
のアドレス変換ルータの情報を保持し、アドレス変換ル
ータに動作異常が発生した場合、他のアドレス変換ルー
タにその情報を与えることで、他のアドレス変換ルータ
が、異常を起こしたアドレス変換ルータの代わりを務め
ることができる。
【0027】(実施の形態2)図3は、本発明の形態2
におけるアドレス変換ルータシステムの構成を示すブロ
ック図である。図3において、前記実施の形態1(図1)
と同じ機能のブロックには同じ符号を付し、その説明を
省略する。
におけるアドレス変換ルータシステムの構成を示すブロ
ック図である。図3において、前記実施の形態1(図1)
と同じ機能のブロックには同じ符号を付し、その説明を
省略する。
【0028】図3において、アドレス変換ルータ1a
(1b,1c)における13はアドレステーブルに存在し
ないアドレスを、バックアップ装置2に問い合わせるア
ドレス問い合わせ部である。また、バックアップ装置2
における23は総合アドレステーブル21からアドレス
を検索するアドレス検索部である。
(1b,1c)における13はアドレステーブルに存在し
ないアドレスを、バックアップ装置2に問い合わせるア
ドレス問い合わせ部である。また、バックアップ装置2
における23は総合アドレステーブル21からアドレス
を検索するアドレス検索部である。
【0029】以上のように構成されたアドレス変換ルー
タシステムについて、以下、その動作を、図4のアドレ
ス変換ルータのフローチャートを用いて説明する。
タシステムについて、以下、その動作を、図4のアドレ
ス変換ルータのフローチャートを用いて説明する。
【0030】バックアップ装置2のアドレス変換ルータ
監視部22がアドレス変換ルータの動作異常を検知した
とき(以下、このアドレス変換ルータをアドレス変換ル
ータAという)、実施の形態1では、総合アドレステー
ブル21のルーティングテーブル204とアドレステー
ブル205の両方を、代行するアドレス変換ルータ(以
下、これをアドレス変換ルータBという)に渡した。本
実施の形態2では、ルーティングテーブル204のみア
ドレス変換ルータBに渡す。
監視部22がアドレス変換ルータの動作異常を検知した
とき(以下、このアドレス変換ルータをアドレス変換ル
ータAという)、実施の形態1では、総合アドレステー
ブル21のルーティングテーブル204とアドレステー
ブル205の両方を、代行するアドレス変換ルータ(以
下、これをアドレス変換ルータBという)に渡した。本
実施の形態2では、ルーティングテーブル204のみア
ドレス変換ルータBに渡す。
【0031】アドレス変換ルータB(図3の1b)は、ア
ドレス変換ルータA(図3の1a)の代わりに受信したパ
ケットのアドレスを変換するために、自身のアドレステ
ーブルを検索する(S1)。
ドレス変換ルータA(図3の1a)の代わりに受信したパ
ケットのアドレスを変換するために、自身のアドレステ
ーブルを検索する(S1)。
【0032】しかし、ここにはアドレス変換ルータBの
アドレステーブル11のみしかないため、検索すること
ができない(S2)。このとき、アドレス変換ルータBの
アドレス問い合わせ部13がバックアップ装置2のアド
レス検索部23にアドレスを問い合わせる(S3)。
アドレステーブル11のみしかないため、検索すること
ができない(S2)。このとき、アドレス変換ルータBの
アドレス問い合わせ部13がバックアップ装置2のアド
レス検索部23にアドレスを問い合わせる(S3)。
【0033】アドレス検索部23は、総合アドレステー
ブル21のアドレス変換ルータB(図3の1b)が代行し
ているアドレス変換ルータA(図3の1a)のアドレステ
ーブル11から、アドレスの検索を行う。
ブル21のアドレス変換ルータB(図3の1b)が代行し
ているアドレス変換ルータA(図3の1a)のアドレステ
ーブル11から、アドレスの検索を行う。
【0034】この検索した結果を、アドレス変換ルータ
Bのアドレス問い合わせ部13に返却する。アドレス変
換部12は、その結果によりパケットのアドレスを変換
し(S4)、ネットワークに送信する。
Bのアドレス問い合わせ部13に返却する。アドレス変
換部12は、その結果によりパケットのアドレスを変換
し(S4)、ネットワークに送信する。
【0035】
【発明の効果】以上のように、動作異常を起こしたアド
レス変換ルータAを代行するアドレス変換ルータBが、
アドレス変換ルータAのアドレステーブルを保持する必
要がないため、代行するアドレス変換ルータの必要なメ
モリを削減することが可能になる。
レス変換ルータAを代行するアドレス変換ルータBが、
アドレス変換ルータAのアドレステーブルを保持する必
要がないため、代行するアドレス変換ルータの必要なメ
モリを削減することが可能になる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるアドレス変換ル
ータシステムの構成を示すブロック図
ータシステムの構成を示すブロック図
【図2】図1の総合アドレステーブルの構成を示すブロ
ック図
ック図
【図3】本発明の実施の形態2におけるアドレス変換ル
ータシステムの構成を示すブロック図
ータシステムの構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2におけるアドレス変換ル
ータの動作フローチャート
ータの動作フローチャート
1 アドレス変換ルータ 2 バックアップ装置 3 プライベートアドレスネットワーク 4 グローバルアドレスネットワーク 11 アドレステーブル 12 アドレス変換部 13 アドレス問い合わせ部 21 総合アドレステーブル 22 アドレス変換ルータ監視部 23 アドレス検索部 204 ルーティングテーブル 205 アドレステーブル
Claims (2)
- 【請求項1】 対応するプライベートアドレスとグロー
バルアドレスを登録しているアドレステーブルと、受信
したパケットのアドレスが、プライベートアドレスであ
れば、対応するグローバルアドレスに、逆にグローバル
アドレスであれば、プライベートアドレスに変換し、パ
ケットを送信するアドレス変換部から構成される1つ以
上のアドレス変換ルータと、前記アドレス変換ルータか
らアドレステーブルを受け取り、すべてのアドレス変換
ルータのアドレステーブルを保持する総合アドレステー
ブルと、アドレス変換ルータの動作を監視するアドレス
変換ルータ監視部から構成されるバックアップ装置とを
有し、前記バックアップ装置が、あるアドレス変換ルー
タの動作異常を検知したとき、総合アドレステーブルの
中の動作異常を起こしたアドレス変換ルータのアドレス
テーブルを、他のアドレス変換ルータに転送し、転送さ
れたアドレス変換ルータが、動作異常を起こしたアドレ
ス変換ルータの代わりを務めることを特徴とするアドレ
ス変換ルータシステム。 - 【請求項2】 前記バックアップ装置は、動作異常を起
こしたアドレス変換ルータのアドレステーブルを転送せ
ずに、動作異常を起こしたアドレス変換ルータの代わり
を務めているアドレス変換ルータが、自身の保有してい
るアドレステーブルで解決できない場合に、バックアッ
プ装置に問い合わせることにより、動作異常を起こした
アドレス変換ルータの代わりを務めることを特徴とする
請求項1記載のアドレス変換ルータシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34282597A JPH11177630A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | アドレス変換ルータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34282597A JPH11177630A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | アドレス変換ルータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11177630A true JPH11177630A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18356788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34282597A Pending JPH11177630A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | アドレス変換ルータシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11177630A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003163703A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-06 | Nec Corp | ネットワークアドレス変換装置の分離方式および分離方法 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP34282597A patent/JPH11177630A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003163703A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-06 | Nec Corp | ネットワークアドレス変換装置の分離方式および分離方法 |
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