JPH11177507A - 挿入ビット利用による回線品質評価方法及び回路 - Google Patents

挿入ビット利用による回線品質評価方法及び回路

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JPH11177507A
JPH11177507A JP9346254A JP34625497A JPH11177507A JP H11177507 A JPH11177507 A JP H11177507A JP 9346254 A JP9346254 A JP 9346254A JP 34625497 A JP34625497 A JP 34625497A JP H11177507 A JPH11177507 A JP H11177507A
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main signal
bit
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JP9346254A
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Katsuji Yoshida
勝嗣 吉田
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Fujitsu Ltd
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、マイクロ波無線通信方式で使用する
挿入ビットを利用した回線品質評価方法に関し、高誤り
時、より正確な回線品質情報が得られる様にすることを
目的とする。 【解決手段】 主信号と、該主信号中に分散挿入された
補助信号を伝送する無線回線の回線品質を評価する際、
受信した主信号の誤り情報と、予め設定したしきい値と
を比較して得た比較結果を用いて、受信した補助信号の
誤り情報と主信号の誤り情報のうち、何れか一方の誤り
情報を選択し、選択した誤り情報を用いるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、マイクロ
波無線通信方式で使用する挿入ビットを利用した回線品
質評価方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、信号を伝送する場合、伝送さ
れた信号が正確な情報であるか否かを判断するために品
質評価を行う必要がある。
【0003】伝送信号の品質評価を行うためには、従来
から、信号中にパリテイビット等を付加して伝送し、そ
のパリテイビットと信号の比較を行い、受信された信号
に誤りが発生したかどうかを判定する方法が取られてい
る。
【0004】この場合、パリテイビットを挿入する割合
を多くすればする程、精度良く品質評価を行うことがで
きる。しかし、挿入するパリテイビットの数が増加する
と、伝送信号の速度が上昇する。そこで、信号速度の上
昇を抑える為には伝送すべき信号を減らす必要があり、
パリテイビット挿入を多くすることができない制約があ
る。
【0005】この為、パリテイビット挿入の割合は、伝
送するフレーム構成にもよるが、一般的には数千〜数十
万ビットに1ビットの割合で挿入されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7は全ビット計数で
1ビット誤り発生の場合の説明図、図8は全ビット計数
で2ビット誤り発生の場合の説明図、図9は2タイムス
ロット間隔計数で1ビット誤り発生の場合の説明図、図
10は2タイムスロット間隔計数で2ビット誤り発生の
場合の説明図、図11は理想的なビット誤り率と各パリ
ティ情報によるビット誤り率の違いを示す図である。
【0007】さて、上記のように、パリテイビットの挿
入を多くできない為、パリテイビットが受け持つ信号ビ
ットの数は前述のように数千〜数十万ビットとなる。こ
の為、パリテイビットによる伝送路の品質評価を行う場
合、信号を計数する間隔により、パリテイビットの正確
さ(誤り検出能力)は以下のようになる。 1.伝送路の誤りが少ない時、パリテイビットが信号を
計数する間隔を狭くすればする程、誤り検出は向上す
る。 2.伝送路の誤りが多い時、パリテイビットが信号を計
数する間隔を広くすればする程、誤り検出は向上する。
【0008】上記の1項、2項を図7〜図10で説明す
る。なお、現象を簡単にするために、パリテイビットの
挿入間隔が10ビットに1ビットと仮定し、1項に該当
する条件として、パリテイビットが信号を計数する間隔
を隣り合うビット全部を見る、つまり、全ビットとした
場合を考える(図7、図8)。
【0009】また、2項に該当する条件として、パリテ
イビットが信号を計数する間隔を2ビット間隔とした場
合を考える(図9、図10)。ここで、送信側では、パ
リテイは計数すべき信号ビットの“1”を計数し、計数
結果が奇数個であればパリテイビットを、例えば、1と
決めて送信する。
【0010】受信側では、受信した信号のうち、パリテ
イを計数すべき信号ビットの“1”を計数し、これとパ
リテイビットとの比較をする。これにより、比較結果が
不一致なら誤りの発生があったことが判る。
【0011】以下、図7〜図10について、詳細説明を
する。図7において、信号内容として、2、4、5、
8、10ビット目が“1”である様なものを考え、
“1”の数を計数すると全部で5個ある。
【0012】5個あると云うことは“1”が奇数個ある
と云うことで、全タイムスロット計数結果として“1”
を立てるが、この“1”をパリテイビットPのスロット
に挿入する。
【0013】そこで、送信すべきデータ、即ち、送信信
号内容は「01011001011」となる(図7−
〜参照)。さて、上記の様な内容の送信信号を送った
時、信号3の位置で誤りが発生したとすると、受信信号
の内容は「01111001011」となる(図7−
,参照)。
【0014】受信側では、受信信号中の“1”の数を計
数すると6個あり、偶数個となるので、全タイムスロッ
トの計数結果は“0”となる。一方、抽出したパリテイ
ビットは“1”であった。
【0015】そこで、全タイムスロット計数結果とパリ
テイビットが一致しているか否かを判定する為にこれら
を比較するが、比較結果は一致せず、誤りが発生したこ
とを検出できる(図7−〜参照)。
【0016】図8において、送信信号の内容は、図6の
送信信号の内容と同じく「01011001011」で
ある(図8−〜参照)。しかし、信号3と信号5の
位置で誤りが1ビットずつ、計2ビットの誤りが発生し
たとすると、受信信号の内容が「0111000101
1」となる(図8−,参照)。
【0017】受信側では、受信信号中の“1”の数を計
数すると5個あり、奇数個となるので、全タイムスロッ
ト計数結果は“1”になる。そこで、全タイムスロット
計数結果とパリテイビットを比較すると、一致している
ので誤りが発生したことを検出することができない(図
8−〜参照)。
【0018】図9において、信号の内容は、図7の送信
信号の内容と同じく「01011001011」とする
が、パリテイビットが信号を計数する間隔を2タイムス
ロットとした場合を考える。
【0019】つまり、信号1、3、5、7、9の“1”
の数を計数すると1個あり、奇数個となるので、“1”
をパリテイビットPのスロットに挿入する。そこで、送
信信号の内容は「01011001011」となる(図
9−〜参照)。
【0020】さて、上記の送信信号を送った時、信号3
の位置で誤りが発生したとすると、受信信号の内容は
「01111001011」となる(図9−,参
照)。受信側では、2タイムスロット間隔で、受信信号
中の“1”の数を計数すると2個あり、偶数個となるの
で、2タイムスロット間隔での計数結果は“0”とな
る。
【0021】一方、抽出したパリテイビットは“1”で
あった。そこで、2タイムスロット計数結果とパリテイ
ビットが一致しているか否かを判定する為、これらを比
較すると一致せず、誤りが発生したことが検出できる
(図9−,,1 2 参照)。
【0022】しかし、1ビット誤り発生個所が信号3で
なく、信号4とすると、図9−の結果は"1" となり、
計数結果とパリテイビットが一致するので誤りの検出は
できない(図9−1 参照)。
【0023】図10において、送信側から図9に示す送
信信号と同一内容の送信信号「0101100101
1」を送信したとする(図10−〜参照)。さて、
上記の送信信号を送った時、信号3、信号5の位置でそ
れぞれ誤りが発生したとすると、受信信号の内容は「0
1110001011」となる(図10−,参
照)。
【0024】受信側では、2タイムスロット間隔で、受
信信号中の“1”の数を計数すると1個あり、奇数個と
なるので、2タイムスロット計数結果は“1”となる。
次に、2タイムスロット計数結果とパリテイビットを比
較すると、一致しているので、誤りが検出できない(図
10−,,1 参照)。
【0025】しかし、信号4、信号5の位置でそれぞれ
誤りが発生したとすると、2タイムスロット計数結果は
“0”となり、計数結果とパリテイビットの比較が不一
致となり、誤りの検出ができる(図10−1 参照)。
【0026】つまり、図7、図8に示す回線品質評価方
法では、パリテイビットの挿入間隔が10ビットなの
で、10ビット中に1ビットの誤りが発生した場合に
は、計数すべき信号ビットの“1”の数が変化するの
で、誤りの発生が検出できる。
【0027】しかし、2ビットの誤りが発生した場合に
は、計数すべき信号ビットの“1”の数が変わらないの
で、誤りの発生が検出できない。一方、図9、図10に
示す回線品質評価方法では、計数する信号ビットの間隔
が2ビット毎なので、10ビット中に1ビットの誤りが
発生した場合には、誤りの発生する場所が計数するタイ
ムスロットであれば検出できる。
【0028】しかし、計数しないタイムスロットで発生
した場合には検出できないが、誤りの発生がランダムで
あれば、1/2の確率で検出できる。また、2ビットの
誤りが発生した場合も同様に、誤りの発生する場所によ
っては検出できない場合がある。
【0029】しかし、図7、図8の場合には検出できな
かったことからすると、図9、図10の場合には確実に
検出能力は向上したことになる。この様に、従来から誤
りの発生状況(低誤り・高誤り)によって、パリテイの
信号の計数間隔で検出能力の差が生じる問題があり、一
般的には、伝送路の誤りの少ない方の時が正確な品質情
報を要求されるので、上記1項の方が採用されている。
【0030】この為、伝送路の誤りが多い時には、実際
のビット誤り率(BER)に比べて品質情報が不正確に
なると云う課題があった。なお、図11に示す様に、誤
り率が悪い場合(誤りが多く発生している)場合には主
信号パリティは早く飽和してしまうが、デイジタル・サ
ービス・チャネル(以下、DSCと省略する)等のパリ
ティは飽和する限界点が伸びている。
【0031】本発明は、高誤り時により正確な回線品質
情報が得られる様にすることを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図、図2は伝送信号のフォーマット例を示す図である。
第1の本発明は、主信号と、該主信号中に分散挿入さ
れた補助信号を伝送する無線回線の回線品質を評価する
際、受信した主信号の誤り情報と、予め設定したしきい
値とを比較した比較結果から、受信した補助信号の誤り
情報と主信号の誤り情報のうち、何れか一方の誤り情報
を選択する。
【0033】そして、選択した誤り情報を用いて、回線
品質を評価する様にした。第2の本発明は、受信した主
信号の誤り情報と、予め設定したしきい値とを比較して
得た比較結果を用いて、受信した主信号のフレームビッ
トの誤り情報と主信号の誤り情報のうち、何れか一方の
誤り情報を選択する。
【0034】そして、選択した誤り情報を用いて、回線
品質を評価する様にした。第3の本発明は、上記主信号
のフレームビットの代わりに、受信した補助信号のフレ
ームビットを用いる様にした。
【0035】第4の本発明は、受信した主信号の誤り情
報と予め設定したしきい値とを比較して得た比較結果
を、選択情報として出力する比較部分と、印加した選択
情報に対応して、受信した補助信号の誤り情報と主信号
の誤り情報のうち、何れか一方の誤り情報を選択するス
イッチを設ける。
【0036】そして、スイッチが選択した誤り情報を用
いて、回線品質を評価する構成にした。ここで、図1の
動作を説明する。
【0037】例えば、マイクロ波無線通信システムの受
信側で取り出された主信号は、主信号フレーム同期部3
でフレーム同期が取られた後、デイジタル・サービス・
チャネル(以下、DSCと省略する)処理部1、主信号
パリテイ処理部2に加えられる。
【0038】そこで、DSC処理部1は、主信号からD
SCビットまたはDSCフレームビットを抽出して、D
SCビットまたはDSCフレームビットの誤り情報を取
り出す。
【0039】また、主信号フレーム同期部3は、主信号
から主信号フレームビットを抽出して主信号フレームビ
ットの誤り情報を、主信号パリテイ処理部2は主信号の
誤り情報をそれぞれ取り出す。
【0040】これらの誤り情報は選択部6に加えられる
ので、選択部6は、主信号パリテイビットの誤り情報
が、予め定められたしきい値よりも良好であれば、主信
号パリテイビットの誤り情報を出力し、主信号パリテイ
ビットの誤り情報がしきい値よりも劣化していれば、主
信号フレームビットの誤り情報、またはDSCビット、
またはDSCフレームビットの誤り情報を選択して出力
する。
【0041】つまり、マイクロ波帯を用いる無線通信シ
ステムでは、主信号の伝送の他に、DSC等の補助信号
を伝送しており、主信号、補助信号ともに別々に回線の
品質を監視している。
【0042】上記の補助信号は主信号中にビット挿入さ
れており、主信号の数十〜数百ビットに1ビットの割合
でビット挿入されている。この為、補助信号であるDS
Cのパリティ計数間隔は、主信号から見ると最低でも数
十〜数百ビットに1ビットの割合でビット挿入されてい
る。
【0043】なお、図2中のDSC−FはDSCのフレ
ームビット、DSC−DはDSCのデータビットを示
す。従って、上記の図11に示す様に、誤りの発生状況
に応じて、低誤り率の時には主信号のパリティ情報を用
い、高誤り率の時はDSCのパリティ情報に切り替えて
使用することで、より正確な回線品質情報が得られる。
【0044】また、上記DSCの代わりに、主信号フレ
ームビットを用いることも可能である。これはフレーム
ビットが既知のビットであるため、受信側で発生させた
フレームパターンとの照合を行うことで誤りの発生が判
り、且つ、フレームビットはDSCビットの様に主信号
中に一定間隔でビット挿入されている為、高い誤り情報
として利用することが可能である。
【0045】
【発明の実施の形態】図3は本発明の実施例の構成図
(DSCのパリテイを使用する場合)、図4は図3中の
選択部の要部構成図、図5は本発明の実施例の構成図
(主信号のフレームビットを使用する場合)、図6は本
発明の実施例の構成図(DSCのフレームパターンを使
用する場合)である。
【0046】なお、上記で詳細説明した部分については
概略説明し、本発明の部分について詳細説明する。ま
た、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。更に、
図中の点線部分は従来部分である。
【0047】ここで、図3、図5、図6中の1はDSC
処理部、2は主信号パリテイ処理部、3は主信号フレー
ム同期部、4はDSC処理部、6は選択部、7はAND
回路、8は誤り計数部である。
【0048】また、11はDSCビット抽出部、12は
パリテイ計数部、13はパリテイビット抽出部、14は
誤り判定部、15は誤り計数部、21はパリテイ計数
部、22はパリテイビット抽出部、23は誤り判定部で
ある。
【0049】更に、24は誤り計数部、31はフレーム
パターン比較部、32はフレームパターン発生部、33
はフレーム同期判定部、41はDSCビット抽出部、4
2はフレームパターン比較部、43はフレームパターン
発生部、44はフレーム同期判定部である。
【0050】以下、図3〜図6の動作を説明する。図3
において、DSC処理部1を構成するDSCビット抽出
部11は、入力した主信号からDSCビットを抽出し、
パリテイ計数部12とパリテイビット抽出部13に送出
する。そこで、パリテイ計数部12は、DSCの全ビッ
ト、または一定タイムスロット毎の“1”を計数し、計
数した計数結果を誤り判定部14に送出する。
【0051】パリテイビット抽出部13も、DSCビッ
トから抽出したパリテイビットを誤り判定部14に送出
する。誤り判定部14は、入力した計数結果とパリテイ
ビットを用いて誤りの判定を行い、判定結果を誤り計数
部15に送出するので、この計数部15は判定結果をカ
ウントし、誤り情報として選択部6に送出する。
【0052】一方、主信号パリテイ処理部2でも同様
に、パリテイ計数部21は一定タイムスロット毎に主信
号中のビット“1”を計数し、計数結果を誤り判定部2
3に送る。また、パリテイビット抽出部22も同じく、
抽出したパリテイビットを誤り判定部23に送る。
【0053】そこで、誤り判定部23はこれらを用いて
誤りの判定を行い、この結果を誤り計数部24に送る。
誤り計数部24は、入力した判定結果をカウントし、誤
り情報として選択部6に送出する。
【0054】選択部6は図4に示す様な構成になってい
るので、主信号パリテイ処理部2からの誤り情報が比較
部分61に加えられる。比較部分61には、予め設定し
たしきい値(例えば、図11中のA点に対応する誤り
率)が印加しているので、入力した主信号パリテイ処理
部2からの誤り情報としいき値との大小を比較し、前記
誤り情報がしきい値よりも大きい(回線品質が上記A点
の状態よりも劣化している)ことを検出すると、ここか
らスイッチ62にDSC処理部の出力を選択する選択情
報が送られる。
【0055】そこで、スイッチ62は、DSC処理部1
が出力した誤り情報を選択して出力する。しかし、比較
部分61は、主信号パリテイ処理部2からの誤り情報が
予め設定したしきい値よりも小さいことを検出すると、
主信号パリテイ処理部2からの誤り情報を選択して出力
する。
【0056】図5において、主信号フレーム同期部3の
フレームパターン比較部31は、入力した主信号から抽
出したフレームビットと、フレームパターン発生部32
からのフレームビットとを比較し、比較結果をフレーム
同期判定部33に送る。
【0057】フレーム同期判定部33は、比較結果を用
いてフレーム同期が取れたか、否かを判定する。判定結
果が同期状態の場合、フレーム同期判定部からの同期情
報“H”がAND回路7に印加するので、フレームパタ
ーン比較部31からの比較結果がオン状態になったAN
D回路7を通り、誤り計数部8に加えられる。
【0058】しかし、判定結果が非同期状態の場合、フ
レーム同期判定部33からの非同期情報“L”がAND
回路7に印加しているので、この回路はオフ状態になっ
ている。
【0059】この為、フレームパターン比較部31から
の比較結果は、AND回路7で通過を阻止され、誤り計
数部8に加えられない。つまり、AND回路7は、フレ
ーム同期が取れていない場合、フレームパターン比較部
31からの不一致の情報が出力され、そのまま誤り計数
部8に渡されると、誤った情報を計数するので、これを
防止する為に設けたものである。
【0060】一方、誤り判定部23は、図3の動作説明
で詳細説明した様に、パリテイ計数部21で計数した主
信号中のビット“1”の計数結果と、パリテイビット抽
出部22が抽出したパリテイビットを用いて誤りの判定
を行い、判定結果を誤り計数部24で計数して誤り情報
として選択部6に送出する。
【0061】選択部6は、図4で詳細説明した様に、入
力した誤り計数部24からの誤り情報と、予め設定した
しきい値とを比較し、誤り情報が設定したしきい値より
も大きい場合は主信号フレーム同期部3が送出した誤り
情報を送出し、誤り情報が設定したしきい値よりも小さ
い場合は主信号パリテイ処理部が送出した誤り情報を送
出する。
【0062】図6において、DSCビット抽出部41
は、入力した主信号からDSCフレームビットを抽出し
てフレームパターン比較部42に送出する。フレームパ
ターン比較部42は、入力した主信号から抽出したDS
Cフレームビットと、フレームパターン発生部43から
のDSCフレームビットとを比較し、比較結果をフレー
ム同期判定部44に送る。
【0063】フレーム同期判定部44は、比較結果を用
いて同期状態にあるか、非同期状態にあるかを判定す
る。判定結果が同期状態の場合、フレーム同期判定部4
4からの同期情報“H”がAND回路7に印加するの
で、フレームパターン比較部42からの比較結果がオン
状態になったAND回路7を通り、誤り計数部8に加え
られる。
【0064】しかし、判定結果が非同期状態の場合、フ
レーム同期判定部44からの非同期情報“L”がAND
回路7に印加するので、この回路はオフ状態となる。こ
の為、フレームパターン比較部42からの比較結果は、
AND回路7で通過を阻止され、誤り計数部8に加えら
れない。
【0065】これは、フレーム同期が取れていない場
合、フレームパターン比較部42からの不一致の情報が
出力され、そのまま誤り計数部8に渡されると、誤った
情報を計数するので、これを防止する為である。
【0066】一方、主信号パリテイ処理部2は、誤り判
定部23で、パリテイ計数部21で計数した主信号中の
ビット“1”の計数結果と、パリテイビット抽出部22
が抽出したパリテイビットを用いて誤りの判定を行い、
判定結果を誤り計数部24で計数して誤り情報として選
択部6に送出する。
【0067】そこで、選択部6は入力した主信号パリテ
イ処理部2からの誤り情報と、予め設定したしきい値と
を比較し、誤り情報が設定したしきい値よりも大きい場
合、DSC処理部4が送出した誤り情報を送出するが、
逆の場合は主信号パリテイ処理部2が送出した誤り情報
を送出する。
【0068】
【発明の効果】以上、詳細に説明した様に、本発明によ
れば、高誤り時により正確な回線品質情報が得られると
云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】伝送信号のフォーマット例を示す図である。
【図3】本発明の実施例の構成図(DSCのパリテイを
使用する場合)である。
【図4】図3中の選択部の要部構成図である。
【図5】本発明の実施例の構成図(主信号のフレームビ
ットを使用する場合)である。
【図6】本発明の実施例の構成図(DSCのフレームパ
ターンを使用する場合)である。
【図7】全ビット計数で1ビット誤り発生の場合の説明
図である。
【図8】全ビット計数で2ビット誤り発生の場合の説明
図である。
【図9】2タイムスロット間隔計数で1ビット誤り発生
の場合の説明図である。
【図10】2タイムスロット間隔計数で2ビット誤り発
生の場合の説明図である。
【図11】理想的なビット誤り率と各パリティ情報によ
るビット誤り率の違いを示す図である。
【符号の説明】
1 DSC処理部 2 主信号パリテイ処理部 3 主信号フレーム同期部 4 DSC処理部 6 選択部 7 AND回路 8 誤り計数部 11 DSCビット抽出部 12 パリテイ計数部 13 パリテイビット抽出部 14 誤り判定部 15 誤り計数部 21 パリテイ計数部 22 パリテイビット抽出部 23 誤り判定部 24 誤り計数部 31 フレームパターン比較部 32 フレームパターン発生部 33 フレーム同期判定部 41 DSCビット抽出部 42 フレームパターン比較部 43 フレームパターン発生部 44 フレーム同期判定部 61 比較部分 62 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主信号と、該主信号中に分散挿入された
    補助信号を伝送する無線回線の回線品質を評価する際、 受信した主信号の誤り情報と、予め設定したしきい値と
    を比較した比較結果から、受信した補助信号の誤り情報
    と主信号の誤り情報のうち、何れか一方の誤り情報を選
    択し、選択した誤り情報を用いる様にしたことを特徴と
    する挿入ビット利用による回線品質評価方法。
  2. 【請求項2】 上記無線回線の回線品質を評価する際、 受信した主信号の誤り情報と、予め設定したしきい値と
    を比較して得た比較結果を用いて、受信した主信号のフ
    レームビットの誤り情報と主信号の誤り情報のうち、何
    れか一方の誤り情報を選択し、選択した誤り情報を用い
    る様にしたことを特徴とする請求項1の挿入ビット利用
    による回線品質評価方法。
  3. 【請求項3】 上記主信号のフレームビットの代わり
    に、 受信した補助信号のフレームビットを用いる様にしたこ
    とを特徴とする請求項2の挿入ビット利用による回線品
    質評価方法。
  4. 【請求項4】 主信号中に補助信号を挿入して伝送する
    無線回線の回線品質を評価する際、 受信した主信号の誤り情報と予め設定したしきい値とを
    比較して得た比較結果を、選択情報として出力する比較
    部分と、 印加した選択情報に対応して、受信した補助信号の誤り
    情報と主信号の誤り情報のうち、何れか一方の誤り情報
    を選択するスイッチを設け、 該スイッチが選択した誤り情報を用いて回線品質を評価
    する構成にした回路。
JP9346254A 1997-12-16 1997-12-16 挿入ビット利用による回線品質評価方法及び回路 Withdrawn JPH11177507A (ja)

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