JPH11176941A - 半導体装置のレイアウト設計方法およびレイアウト設計システムならびに半導体装置 - Google Patents

半導体装置のレイアウト設計方法およびレイアウト設計システムならびに半導体装置

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JPH11176941A
JPH11176941A JP9345120A JP34512097A JPH11176941A JP H11176941 A JPH11176941 A JP H11176941A JP 9345120 A JP9345120 A JP 9345120A JP 34512097 A JP34512097 A JP 34512097A JP H11176941 A JPH11176941 A JP H11176941A
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semiconductor device
dummy
wiring
cells
cell
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JP9345120A
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Katsuhiro Osono
勝博 大園
Yasuaki Nukada
泰明 額田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線データ率を容易に適正な値(例えば、20
%〜50%の範囲)に設定することができるようにす
る。 【解決手段】複数の機能ブロックあるいはマクロセルを
配置して許された領域内で相互に配線を行う半導体装置
のレイアウト設計方法において、機能ブロックあるいは
マクロセルを配置した(ステップS10)後に、機能ブ
ロックあるいはマクロセルの配置されていない空き領域
にダミーセルを配置する工程(ステップS11)を含
み、ダミーセルの配置数を、配線部分の面積の割合であ
る配線データ率が所定の範囲(例えば、20%〜50%
の範囲)に収まるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置のレイ
アウト設計方法に関し、特に宇宙搭載機器用ゲートアレ
イなどの半導体集積回路のレイアウト設計方法に関す
る。さらには、そのレイアウト設計方法が適用されるレ
イアウト設計システム、半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用(市販)のゲートアレイでは、ゲー
卜規模の異なる数種類のマスターを準備しておき、使用
するゲート規模に応じてマスターを選択することによ
り、小規模から大規模まで対応している。
【0003】一方、宇宙搭載機器部品として使用される
ゲートアレイの場合は、高信頼度を有することが必要に
なるため、製品の製造ロットごとに品質保証をしてい
る。通常は、複数の製品(コード)とMTEG(Master
Test Element-Group)とを同時に製造し、MTEGに
ついて品質確認試験を実施することにより、製造ロット
ごとの品質を保証している。この品質確認試験では、M
TEGと製品は同じゲート規模のマスターでないと品質
保証をすることができないため、宇宙搭載機器用のゲー
トアレイでは、一番大きなゲート規模のマスターのみを
準備し、これを用いて品質保証をしている。ここで、マ
スターを1つしか準備しない理由は、宇宙搭載機器用ゲ
ートアレイの市場が少ないため、多くのマスターを準備
するとコスとが高くなるためである。
【0004】上記のようにゲート規模の1番大きなマス
ターを用いてゲート規模の小さなものまで対応をとるも
のにおいては、実使用ゲートの少ない製品(コード)の
場合に、配線データ率(配線部分の面積の割合)が低く
なり、場合によっては、配線データ率が20%を下回る
こともある。配線データ率が20%を下回る場合、配線
を形成する際に、エッチングする部分(配線以外の部
分)が大きくなるため、エッチングの際のローディング
効果が顕著になり、配線間に残さ(エッチング残り)が
発生してしまう。この残さは、場合によっては配線がシ
ョートするなどの不具合を発生する。
【0005】配線のデータ率を高くする技術としては、
例えば、特開平7−153844号公報に開示されてい
るようなダミー配線を設ける手法がある。この手法は、
図8に示すように、自動配置配線が終了した後、疎な配
線202に対して、その近傍の使用されていない仮想グ
リッド201にダミー配線パターン203、204を発
生させるものである。このダミー配線は、電源またはグ
ランド電位に固定する必要がある。
【0006】上記の他、特開平05−275531号公
報に開示されているように、空いている配線グリッドの
すべてにダミー配線を配置する手法もある。この手法に
よれば、50%を超える配線データ率を得られるととも
に、層間膜の平坦化を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、宇宙
搭載機器用ゲートアレイなど、ゲート規模の1番大きな
マスターを用いてゲート規模の小さなものまで対応をと
るものにおいては、実使用ゲートの少ない製品(コー
ド)の場合に、配線データ率が20%を下回ることがあ
り、その場合には、エッチングの際のローディング効果
が顕著になって、配線間に残さが生じるという問題が発
生する。他方、ダミー配線などを追加することにより配
線データ率を高くすることができるが、配線データ率が
50%以上になると、配線がオーバエッチングされてし
まうといった問題が発生する。そのため、適正な配線デ
ータ率(例えば、20%〜50%)を得られるレイアウ
ト設計技術の開発が1つの課題となっていた。
【0008】上述の特開平07−153844号公報の
手法を用いる場合においては、隣接するダミー配線を配
置し、配線間容量を大きくすることにより各配線容量を
同一にしているため、配線間容量が増大するという問題
点がある。
【0009】また、特開平05−275531号公報の
手法を用いる場合においては、平坦性向上のためにダミ
ー配線をグリッドに敷き詰めるため、配線データ率が5
0%を越え、配線のオーバエッチにより不具合が発生す
るという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、配線データ率を容易に適
正な値(例えば、20%〜50%の範囲)に設定するこ
とができる半導体装置のレイアウト設計方法およびレイ
アウト設計システムを提供することにある。
【0011】本発明のさらなる目的は、ダミーセルを置
くことにより配線データ率を適正な値に設定できるとと
もに、配線間容量を大きくならないようにすることがで
きるの半導体装置のレイアウト設計方法およびレイアウ
ト設計システム、ならびそのレイアウト設計方法を用い
て作製された半導体装置を堤供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のレイアウト設計方法は、複数の機能ブロッ
クあるいはマクロセルを配置して許された領域内で相互
に配線を行う半導体装置のレイアウト設計方法におい
て、前記機能ブロックあるいはマクロセルを配置した後
に、機能ブロックあるいはマクロセルの配置されていな
い空き領域にダミーセルを配置する工程を含み、前記ダ
ミーセルの配置数を、配線部分の面積の割合である配線
データ率が所定の範囲に収まるように設定することを特
徴とする。
【0013】上記の場合、前記ダミーセルの配置数を、
配線部分の面積の割合を示す配線データ率が20%〜5
0%になるように設定することが望ましい。
【0014】また、上記の設計方法は、複数の機能ブロ
ックあるいはマクロセルが配置された後に、機能ブロッ
クおよびマクロセルが配置されていない空き領域を検出
する第1の工程と、前記第1の工程にて検出された空き
領域における配置可能なダミーセル数を算出する第2の
工程と、前記第2の工程で算出されたダミーセル数に基
づいて、前記第1の工程で検出された空き領域にダミー
セルを配置する第3の工程と、を含むようにしてもよ
い。
【0015】本発明のレイアウト設計システムは、複数
の機能ブロックあるいはマクロセルを配置して許された
領域内で相互に配線を行う配置・配線処理手段を有する
半導体装置のレイアウト設計システムであって、前記配
置・配線処理手段は、機能ブロックあるいはマクロセル
の配置を行う機能ブロック・マクロセル配置手段と、前
記機能ブロック・マクロセル配置手段による機能ブロッ
クあるいはマクロセルの配置の後に、機能ブロックある
いはマクロセルが配置されていない空き領域を検出する
空き領域検出手段と、前記空き領域検出手段によって検
出された空き領域における、配置可能なダミーセル数を
算出するダミーセル数算出手段と、前記ダミーセル数算
出手段によって算出されたダミーセル数に基づいて、前
記空き領域検出手段によって検出された空き領域にダミ
ーセルを配置するダミーセル配置手段と、前記ダミーセ
ル配置手段によるダミーセルの配置の後、前記機能ブロ
ック・マクロセル配置手段によって配置された機能ブロ
ックあるいはマクロセルを相互に接続する相互配線手段
とを有することを特徴とする。
【0016】本発明の第1の半導体装置は、ダミーセル
が、半導体基板上に選択的に形成されたN型ウェル領域
およびP型ウェル領域にそれぞれPチャネルMOSトラ
ンジスタおよびNチャネルMOSトランジスタを形成し
てなる少なくとも1つの単位セルと、前記単位セルのP
チャネルMOSトランジスタおよびNチャネルMOSト
ランジスタ上にそれぞれ設けられた第1および第2のア
ルミ配線と、から構成され、前記第1のアルミ配線が前
記N型ウェル領域とコンタクトが取られ、前記第2のア
ルミ配線が前記P型ウェル領域とコンタクトが取られて
いることを特徴とする。
【0017】上記の場合、前記ダミーセルは、前記単位
セルを複数有し、前記第1および第2のアルミ配線が前
記複数の単位セルのうちの1つの単位セルにのみ形成さ
れるようにしてもよい。
【0018】また、本発明の第2の半導体装置は、ダミ
ーセルが、半導体基板上に選択的に形成されたN型ウェ
ル領域およびP型ウェル領域にそれぞれPチャネルMO
SトランジスタおよびNチャネルMOSトランジスタを
形成してなる少なくとも1つの単位セルと、前記単位セ
ルのNチャネルMOSトランジスタ上に設けられ、前記
P型ウェル領域とコンタクトが取られたアルミ配線と、
から構成されたことを特徴とする。
【0019】上記の場合、前記ダミーセルは、前記単位
セルを複数有し、前記アルミ配線が前記複数の単位セル
のうちの1つの単位セルにのみ形成されるようにしても
よい。
【0020】また、本発明の第3の半導体装置は、ダミ
ーセルが、半導体基板上に選択的に形成されたN型ウェ
ル領域およびP型ウェル領域にそれぞれPチャネルMO
SトランジスタおよびNチャネルMOSトランジスタを
形成してなる少なくとも1つの単位セルと、前記単位セ
ルのPチャネルMOSトランジスタ上に設けられ、前記
N型ウェル領域とコンタクトが取られたアルミ配線と、
から構成されたことを特徴とする。
【0021】上記の場合、前記ダミーセルは、前記単位
セルを複数有し、前記アルミ配線が前記複数の単位セル
のうちの1つの単位セルにのみ形成されるようにしても
よい。 (作用)上記のとおりの本発明においては、設けられた
ダミーセルの内部配線(アルミ配線)の分だけ配線デー
タ率が高くなる。したがって、配線データ率が20%を
下回る場合でも、ダミーセルを配置することによって、
配線データ率を20%以上にまで高くすることができ
る。このように、本発明では、配線データ率が適正な範
囲(例えば、20%〜50%)になるようにダミーセル
が配置されるので、従来のように、エッチングの際のロ
ーディング効果による配線間の残さの問題や配線のオー
バエッチングの問題が発生することはない。
【0022】また、本発明では、ダミーセルは、機能ブ
ロックあるいはマクロセルの配置されていない空き領域
に配置するので、上層配線と下層配線との重なりによる
配線間容量は発生しない。加えて、隣接する配線との間
の配線容量については、前述した特開平7-153844号公報
の手法のように最小配線ピッチで配置されることは極め
て少ないので、配線間容量が増大することも少ない。
【0023】また、本発明の半導体装置では、ダミーセ
ルのアルミ配線は、PチャネルMOSトランジスタ上の
アルミ配線の場合、N型ウェル領域とコンタクトが取ら
れ、NチャネルMOSトランジスタ上のアルミ配線の場
合、P型ウェル領域とコンタクトが取られる。よって、
ダミー配線(アルミ配線)の電位を固定することがで
き、従来のようなダミー配線の電位をとらない(フロー
ティング)構成において発生するノイズを防止すること
が可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の半導体装置のレイアウト設
計方法の基本手順を示すフローチャートで、図2(a)
〜(c)は図1に示す各手順における配置・配線を模式
的に示すレイアウト図である。
【0026】このレイアウト設計方法では、まず、図2
(a)に示すように、半導体装置の機能を実現するのに
必要な複数のマクロセル1a,1bおよび機能ブロック
2a〜2dを配置する(ステップS10)。ここで、マ
クロセルおよび機能ブロックは、前もってライブラリに
登録してあるものとする。次いで、図2(b)に示すよ
うに、前もって準備してある(ライブラリに登録してあ
る)ダミーセル3を、ステップ10において機能ブロッ
クおよびマクロセルが配置されなかった空き領域に配置
する(ステップS11)。その後、図2(c)に示すよ
うに、配置された機能ブロックおよびマクロセルについ
て相互に配線を行う(ステップS12)。この相互配線
は、ダミーセルの内部配線(ダミー配線)であいた部分
があれば、その部分を通って配線を容易に引くことがで
きる。
【0027】以下、上述のステップS11で配置される
ダミーセルの構造について具体的に説明する。図3は、
本発明のレイアウト設計方法に適用されるダミーセルの
一構成例を示す図で、(a)はパターンの一例、(b)
は(a)のD−D’断面図、(c)は(a)のE−E’
断面図である。
【0028】図3(a)に示すダミーセルは、Pチャネ
ルMOSトランジスタ部31とNチャネルMOSトラン
ジスタ部32が隣接して配置され、さらにその両側にト
ランスファーゲート用NチャネルMOSトランジスタ部
33が隣接して配置された構成になっている。
【0029】PチャネルMOSトランジスタ部31は、
図3(b)に示すように、P型基板11上に選択的に形
成されたN型ウェル12の領域に形成されている。N型
ウェル12の領域には、フィールド酸化膜19によって
分離された領域にPチャネルMOSトランジスタ素子と
してP型拡散層15、ゲート電極18、さらには1層目
のアルミ配線21(ダミーセルの内部配線)とN型ウェ
ル12とのコンタクトをとるためN型ウェルコンタクト
16が形成されている。この図3(b)では、フィール
ド酸化膜19によって分離された領域に2つのPチャネ
ルMOSトランジスタが形成されている。
【0030】NチャネルMOSトランジスタ部32は、
図3(c)に示すように、P型基板11上に選択的に形
成されたP型ウェル13の領域に形成されている。P型
ウェル13の領域は、フィールド酸化膜19によって分
離された領域にNチャネルMOSトランジスタ素子とし
てN型拡散層14、ゲート電極18、さらには1層目の
アルミ配線21(ダミーセルの内部配線)とP型ウェル
13とのコンタクトをとるためP型ウェルコンタクト1
7が形成されている。この図3(c)では、フィールド
酸化膜19によって分離された領域に2つのNチャネル
MOSトランジスタが形成されている。
【0031】トランスファーゲート用NチャネルMOS
トランジスタ部33は、上記のNチャネルMOSトラン
ジスタ部32と同様の構成になっている。
【0032】本ダミーセルを構成する単位セル34は、
PチャネルMOSトランジスタ部31のN型ウェル12
の領域に形成された2つのPチャネルMOSトランジス
タと、NチャネルMOSトランジスタ部32のP型ウェ
ル13の領域に形成された2つのNチャネルMOSトラ
ンジスタと、これらトランジスタ部31,32の両側に
隣接して形成されたトランスファーゲート用Nチャネル
MOSトランジスタ部33の4つのトランスファーゲー
ト用NチャネルMOSトランジスタからなっている。図
3(a)では、この単位セル34が線対称に横方向に展
開された構成になっている。
【0033】アルミ配線21は、ダミー配線として設け
られた1層目のアルミ配線で、PチャネルMOSトラン
ジスタ部31とNチャネルMOSトランジスタ部32の
上にそれぞれ配置されている。PチャネルMOSトラン
ジスタ部31上のアルミ配線21は、N型ウェルコンタ
クト16を介してN型ウェル12に接続されており、電
源電位(VDD)が与えられる。NチャネルMOSトラ
ンジスタ部32上のアルミ配線21は、P型ウェルコン
タクト17を介してP型ウェル13に接続されており、
グランド電位が与えられる。
【0034】次に、上述したダミーセルの製造方法を、
工程順に従い説明する。まず、P型基板11(例えば、
不純物濃度:1×1015cmー3)を準備し、選択的
にN型ウェル12とP型ウェル13を形成する。N型ウ
ェル12の領域には、PチャネルMOSトランジスタ部
31が、P型ウェル13の領域には、NチャネルMOS
トランジスタ部32とトランスファーゲート用Nチャネ
ルMOSトランジスタ部33が最終的に形成される。
【0035】次いで、LOCOS法により、N型拡散層
14、P型拡散層15、N型ウェルコンタクト16、P
型ウェルコンタクト17を形成する部分以外に、選択的
にフィールド酸化膜19(例えば厚さ450nm)を形
成する。そして、NチャネルMOSトランジスタのしき
い値電圧制御とPチャネルMOSトランジスタのしきい
値電圧制御のための、ボロンイオン注入を行う。この工
程は、特に順番は関係ない。
【0036】最後に、ゲート電極18(ゲートポリサイ
ド)を形成して、N型拡散層14とN型ウェルコンタク
ト16とを形成するため砒素(あるいはリン)およびP
型拡散層15とP型ウェルコンタクト17とを形成する
ためボロン(あるいはフッ化ボロン)をイオン注入す
る。
【0037】前述の図1の手順のステップ11で行われ
るダミーセルの配置では、上述した単位セル34を1単
位として、あるいは図3(a)に示すように線対称に展
開された2つの単位セル34を1単位として、機能ブロ
ックあるいはマクロセルが配置されていない空き領域に
所定の数だけ線対称に展開する。具体的には、機能ブロ
ックあるいはマクロセルが配置されていない空き領域を
検出し、その検出された空き領域に配置可能な単位セル
34の数を算出し、その算出された数に応じて単位セル
34を上下左右に線対称に展開する。
【0038】なお、ダミーセルを配置したことにより相
互配線の自由度を損なうことが考えられるが、通常、ゲ
ートアレイの1アルミ配線は横方向にのみ配線が引き回
されることから、本発明では、ダミーセルのアルミ配線
を横方向に行うようになっている。よって、相互配線の
自由度を損なうことはない。
【0039】(ダミーセルの他の実施形態)次に、本発
明のレイアウト設計方法に適用可能なダミーセルの他の
実施形態について説明する。
【0040】図4は、本発明のレイアウト設計方法に適
用可能なダミーセルの第2の実施形態を説明するための
図である。図4において、ダミー配線としての1層目の
アルミ配線21は、PチャネルMOSトランジスタ部3
1上のみに配置されており、N型ウェルコントクト16
でN型ウェル12に接続され、が与えられる。同じよう
に、アルミ配線21をNチャネルMOSトランジスタ部
32上のみに配置し、P型ウェルコントクト17でP型
ウェル13に接続し、グランド電位が与えられる構成と
する事も可能である。
【0041】図5は、本発明のレイアウト設計方法に適
用可能なダミーセルの第3の実施形態を説明するための
図である。図5において、ダミー配線としての1層目の
アルミ配線21は、ダミーセルの単位をゲートアレイを
構成する単位セル2つで構成し、その1方の単位セルの
みに配置されている。このダミー配線21は、Pチャネ
ルMOSトランジスタ部31とNチャネルMOSトラン
ジスタ部32の上にそれぞれ配置されている。Pチャネ
ルMOSトランジスタ部31上のアルミ配線21は、N
型ウェルコンタクト16でN型ウェル13に接続され、
電源電位が与えられる。NチャネルMOSトランジスタ
部32上のアルミ配線21は、P型ウェルコンタクト1
7でP型ウェル13に接続され、グランド電位(VD
D)が与えられる。
【0042】図6は、本発明のレイアウト設計方法に適
用可能なダミーセルの第4の実施形態を説明するための
図である。図6において、ダミー配線としての1層目の
アルミ配線21は、ダミーセルの単位をゲートアレイを
構成する単位セル2つで構成し、その1方の単位セルの
みに配置されている。このダミー配線21は、Pチャネ
ルMOSトランジスタ部31上のみに配置されており、
N型ウェルコンタクト16でN型ウェル12に接続さ
れ、電源電位が与えられる。同じように、アルミ配線2
1をNチャネルMOSトランジスタ部32上のみに配置
し、P型ウェルコントクト17でP型ウェル13に接続
し、グランド電位が与えられる構成とする事も可能であ
る。 (レイアウト設計システムの実施形態)図7は、本発明
のレイアウト設計システムの一実施形態を示すブロック
図である。このレイアウト設計システムは、配置される
機能ブロックおよびマクロセルの接続情報が用意された
ネットリスト100と、機能ブロック、マクロセル、ダ
ミーセルに関する論理や電気的特性などの情報が登録さ
れたライブラリ101と、これらネットリスト100お
よびライブラリ101の情報に基づいて機能ブロック、
マクロセル、ダミーセルを配置して、機能ブロックおよ
びマクロセルを相互に接続する配置・配線処理部102
と、その配置・配線処理結果を出力する出力部103か
ら構成されている。ネットリスト100およびライブラ
リ101には、ユーザ側から与えられる製品(コード)
に応じて予め情報が用意される。
【0043】配置・配線処理部102は、機能ブロック
およびマクロセルの配置を行う機能ブロック・マクロセ
ル配置部110と、その機能ブロックおよびマクロセル
の配置の後に、機能ブロックおよびマクロセルが配置さ
れていない空き領域を検出する空き領域検出部111
と、その検出された空き領域における、配置可能なダミ
ーセル数を算出するダミーセル数算出部112と、その
算出されたダミーセル数に基づいて空き領域にダミーセ
ルを配置するダミーセル配置部113と、機能ブロック
およびマクロセルを相互に接続する相互配線部114と
を有する。
【0044】このレイアウト設計システムでは、複数の
機能ブロックあるいはマクロセルが配置された後、機能
ブロックおよびマクロセルが配置されていない空き領域
が検出され、その空き領域における配置可能なダミーセ
ル数が算出される。そして、その算出されたダミーセル
数に基づいて空き領域にダミーセルが配置された後、機
能ブロックあるいはマクロセルについて相互配線が行わ
れる。このようにして配置されたダミーセルは、その内
部配線(図3(a)に示すアルミ配線21)が配線デー
タ率に寄与することになるので、ダミーセルの配置数を
調整することによって適正な配線データ率(具体的に
は、20%〜50%)を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機能ブロックあるいはマクロセルの配置されていない領
域にダミーセルを配置するだけで配線データ率を調整で
きるので、配線データ率を適正な範囲(例えば、20%
〜50%)に容易に設定することができる。これによ
り、配線間の残さや配線のオーバエッチングを防止する
ことができ、半導体装置の信頼性が向上するとともに製
造時の歩留まりも向上する。
【0046】また、本発明では、ダミーセルの配置によ
る配線間容量の増大は生じないので、従来よりも配線間
容量を少なくすることができる。
【0047】さらに、ダミーセルのアルミ配線は電位が
固定されるので、従来のフローティング構造のものより
もノイズに強い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置のレイアウト設計方法の基
本手順を示すフローチャート図である。
【図2】(a)〜(c)は図1に示す各手順における配
置・配線を模式的に示すレイアウト図である。
【図3】本発明のレイアウト設計方法に適用されるダミ
ーセルの一構成例を示す図で、(a)はパターンの一
例、(b)は(a)のD−D’断面図、(c)は(a)
のE−E’断面図である。
【図4】本発明のレイアウト設計方法に適用可能なダミ
ーセルの第2の実施形態を説明するための図である。
【図5】本発明のレイアウト設計方法に適用可能なダミ
ーセルの第3の実施形態を説明するための図である。
【図6】本発明のレイアウト設計方法に適用可能なダミ
ーセルの第4の実施形態を説明するための図である。
【図7】本発明のレイアウト設計システムの一実施形態
を示すブロック図である。
【図8】特開平7−153844号公報に開示されてい
る半導体集積回路のチップ表面の平面図である。
【符号の説明】
1a,1b マクロセル 2a〜2d 機能ブロック 3 ダミーセル 4 配線 11 P型基板 12 N型ウェル 13 P型ウェル 14 N型拡散層 15 P型拡散層 16 N型ウェルコンタクト 17 P型ウェルコンタクト 18 ゲート電極 19 フィールド酸化膜 21 アルミ配線 31 PチャネルMOSトランジスタ部 32 NチャネルMOSトランジスタ部 33 トランスファーゲート用NチャネルMOSトラ
ンジスタ部 34 単位セル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 半導体装置のレイアウト設計
方法およびレイアウト設計システムならびに半導体装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能ブロックあるいはマクロセル
    を配置して許された領域内で相互に配線を行う半導体装
    置のレイアウト設計方法において、 前記機能ブロックあるいはマクロセルを配置した後に、
    機能ブロックあるいはマクロセルの配置されていない空
    き領域にダミーセルを配置する工程を含み、前記ダミー
    セルの配置数を、配線部分の面積の割合である配線デー
    タ率が所定の範囲に収まるように設定することを特徴と
    する半導体装置のレイアウト設計方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置のレイアウ
    ト設計方法において、 前記ダミーセルの配置数を、配線部分の面積の割合を示
    す配線データ率が20%〜50%になるように設定する
    ことを特徴とする半導体装置のレイアウト設計方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置のレイアウ
    ト設計方法において、 複数の機能ブロックあるいはマ
    クロセルが配置された後に、機能ブロックおよびマクロ
    セルが配置されていない空き領域を検出する第1の工程
    と、 前記第1の工程にて検出された空き領域における配置可
    能なダミーセル数を算出する第2の工程と、 前記第2の工程で算出されたダミーセル数に基づいて、
    前記第1の工程で検出された空き領域にダミーセルを配
    置する第3の工程と、を含むことを特徴とする半導体装
    置のレイアウト設計方法。
  4. 【請求項4】 複数の機能ブロックあるいはマクロセル
    を配置して許された領域内で相互に配線を行う配置・配
    線処理手段を有する半導体装置のレイアウト設計システ
    ムであって、 前記配置・配線処理手段は、 機能ブロックあるいはマクロセルの配置を行う機能ブロ
    ック・マクロセル配置手段と、 前記機能ブロック・マクロセル配置手段による機能ブロ
    ックあるいはマクロセルの配置の後に、機能ブロックあ
    るいはマクロセルが配置されていない空き領域を検出す
    る空き領域検出手段と、 前記空き領域検出手段によって検出された空き領域にお
    ける、配置可能なダミーセル数を算出するダミーセル数
    算出手段と、 前記ダミーセル数算出手段によって算出されたダミーセ
    ル数に基づいて、前記空き領域検出手段によって検出さ
    れた空き領域にダミーセルを配置するダミーセル配置手
    段と、 前記ダミーセル配置手段によるダミーセルの配置の後、
    前記機能ブロック・マクロセル配置手段によって配置さ
    れた機能ブロックあるいはマクロセルを相互に接続する
    相互配線手段とを有することを特徴とする半導体装置の
    レイアウト設計システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の半導体装置のレイアウト設計方法を用いて作製された
    半導体装置であって、 ダミーセルが、 半導体基板上に選択的に形成されたN型ウェル領域およ
    びP型ウェル領域にそれぞれPチャネルMOSトランジ
    スタおよびNチャネルMOSトランジスタを形成してな
    る少なくとも1つの単位セルと、 前記単位セルのPチャネルMOSトランジスタおよびN
    チャネルMOSトランジスタ上にそれぞれ設けられた第
    1および第2のアルミ配線と、から構成され、 前記第1のアルミ配線が前記N型ウェル領域とコンタク
    トが取られ、前記第2のアルミ配線が前記P型ウェル領
    域とコンタクトが取られていることを特徴とする半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置において、 前記ダミーセルは、前記単位セルを複数有し、前記第1
    および第2のアルミ配線が前記複数の単位セルのうちの
    1つの単位セルにのみ形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置のレイアウト方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の半導体装置のレイアウト設計方法を用いて作製された
    半導体装置であって、 ダミーセルが、 半導体基板上に選択的に形成されたN型ウェル領域およ
    びP型ウェル領域にそれぞれPチャネルMOSトランジ
    スタおよびNチャネルMOSトランジスタを形成してな
    る少なくとも1つの単位セルと、 前記単位セルのNチャネルMOSトランジスタ上に設け
    られ、前記P型ウェル領域とコンタクトが取られたアル
    ミ配線と、から構成されたことを特徴とする半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置において、 前記ダミーセルは、前記単位セルを複数有し、前記アル
    ミ配線が前記複数の単位セルのうちの1つの単位セルに
    のみ形成されていることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の半導体装置のレイアウト設計方法を用いて作製された
    半導体装置であって、 ダミーセルが、 半導体基板上に選択的に形成されたN型ウェル領域およ
    びP型ウェル領域にそれぞれPチャネルMOSトランジ
    スタおよびNチャネルMOSトランジスタを形成してな
    る少なくとも1つの単位セルと、 前記単位セルのPチャネルMOSトランジスタ上に設け
    られ、前記N型ウェル領域とコンタクトが取られたアル
    ミ配線と、から構成されたことを特徴とする半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の半導体装置におい
    て、 前記ダミーセルは、前記単位セルを複数有し、前記アル
    ミ配線が前記複数の単位セルのうちの1つの単位セルに
    のみ形成されていることを特徴とする半導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358221A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Fujitsu Ltd レイアウト方法、レイアウト装置及び記録媒体
US7208350B2 (en) 2003-01-14 2007-04-24 Nec Electronics Corporation Method and device for producing layout patterns of a semiconductor device having an even wafer surface

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