JPH11174992A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH11174992A
JPH11174992A JP9343508A JP34350897A JPH11174992A JP H11174992 A JPH11174992 A JP H11174992A JP 9343508 A JP9343508 A JP 9343508A JP 34350897 A JP34350897 A JP 34350897A JP H11174992 A JPH11174992 A JP H11174992A
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JP
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image display
image
film
light
display unit
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JP9343508A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Sakano
寿和 坂野
Junji Suzuki
純司 鈴木
Isao Furukawa
功 古川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示特性をフィルムによる画像表示特性
と同等に表示できるようにした画像表示装置を経済的に
提供する。 【解決手段】 ディジタル画像を表示する画像表示装置
に、光源36と光源を含まない透過型の画像表示部31
で構成されたものを用いることで、医療画像診断等にお
いて従来より用いられてきたシャウカステンや自然光を
光源として用いることを可能にする。そして、画像表示
部31の空間解像度や階調、光の透過率特性をフィルム
と同等にすることで、その画像表示特性をフィルムによ
る画像表示特性と同等にする。これにより、約1世紀に
わたって蓄積されてきたフィルム画像診断のノウハウや
知識を損なうことなく、種々の利点を有する画像表示装
置を経済的に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムと同等の
画像表示特性を有し、特に医療分野等で用いられる放射
線画像等を表示する場合に好適な画像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】[フィルムベースの画像表示]医療分野
では、1895年ドイツのC.Roentgenによる
X線の発見以来、人体内部を透視する手段としてX線を
用いた放射線画像が約1世紀にわたって診察、診断など
に使われてきた。このなかでX線フィルムと蛍光スクリ
ーンを用いたX線単純検査法は最も普及している検査法
である。この検査法は、X線源と蛍光スクリーンを塗布
あるいは密着させたX線フィルムを用いて行われる。ま
ずX線源とX線フィルムの間に人体など被検査対象を置
きX線を照射する。被検査対象を透過したX線はX線フ
ィルム上の蛍光スクリーンに到達する。蛍光スクリーン
では照射されるX線量に応じて可視光が発生し、この可
視光がフィルムを露光する。ここで、X線フィルムに到
達するX線量が多ければ蛍光スクリーンの発生可視光量
が増大し、その背後に置かれたフィルム中の銀鉛の黒化
度(フィルム濃度と呼ばれる)が増して濃度が濃く見
え、逆にX線量が少なければ発生可視光量が減少して黒
化度が減り濃度が薄く見える。このようにX線フィルム
を用いた検査法は、被検査対象の透過X線像をフィルム
上に焼き付けることによって人体の解剖学的な3次元構
造を2次元のモノクロ画像に置き換えて観察するもので
ある。このようなX線単純検査法は方法自体が簡易であ
ること、フィルムの解像度が極めて高いことから、今日
まで広く普及しており、この検査法をベースにした膨大
な医学診断のための知識が蓄積されるに至っている。フ
ィルム上に投影されたモノクロ画像の観察には、シャウ
カステンと呼ばれる複数の蛍光灯を並列に配置したビュ
ーワーを使用する。このビューワー上に現像、定着など
化学処理を施したX線フィルムを置き、フィルムの透過
光を直接見ることによってX線画像を観察するのであ
る。
【0003】X線フィルム画像による医療診断は長い歴
史を持ち、医療現場に深く浸透している。小さな診療所
から大病院の何百という診察室に至るまでシャウカステ
ンが設置され、医師の必要に応じて医療施設内であれば
時間・場所を問わずX線フィルムを観察することが可能
となっている。さらにX線フィルムはシャウカステンを
光源とする必然性はなく、シャウカステン以外の太陽光
や照明灯など他の光源にかざして観察することもでき、
様々な角度からフィルム画像を評価することにより、よ
り正確な診断を下すことができる。
【0004】[フィルムベース画像表示の問題点]この
ようにフィルムによるX線画像診断は診断のためのノウ
ハウも含めた膨大な情報が約1世紀にわたって蓄積され
ており、現在の医療では必要不可欠なものとなってい
る。しかしながら長期にわたって使われてきた診断法で
あるがゆえの問題もいくつか指摘されている。まず、X
線フィルム作成時には、X線によってフィルムを露光し
た後に現像、定着、洗浄など化学処理を必要とするた
め、X線検査を行なってからX線フィルム画像を得るの
に時間を要するという問題がある。また、検査を行った
X線フィルムは一定期間の保存(数年)が法的に義務づ
けられているが、通常用いられるX線フィルムは8in
ch×10inchと比較的大きいため、日々大量に作
り出されるX線フィルムの保存には膨大なスペースを要
するという問題もある。さらに、X線フィルムは比較的
重いため、多数枚のフィルムを手軽に持ち歩くことは困
難であり、モビリティが低いという問題がある。
【0005】[電子ベースの画像表示]以上に示したフ
ィルムベースのX線画像診断における問題点を解決する
ために、X線画像のディジタルデータ化の検討がなされ
ている。これは、通常の方法でX線フィルム上に記録さ
れたX線画像をフィルムディジタイザを用いてディジタ
ルX線画像に変換したり、さらには、フィルムの代わり
に輝尽性蛍光体を塗布したイメージングプレートを用
い、これに蓄積されたX線照射エネルギーをレーザ光で
直接読み出すことによってフィルムを介さずに直接ディ
ジタルX線画像を得たりするものである。このようにX
線画像をディジタルデータ化すれば、X線画像の保存、
処理、検索などはコンピュータ技術用いて格段に容易に
なる。さらには病院内の複数のコンピュータやデータベ
ースをネットワークを介して接続することにより、重い
フィルムを持ち歩くことなく、時間・場所を問わずにX
線画像を検索、取得、表示することが可能となる。ディ
ジタルデータ化されたX線画像の表示には通常CRTデ
ィスプレイが用いられる。
【0006】[電子ベースの画像表示の問題点]CRT
ディスプレイは入力アナログ信号で変調された電子ビー
ムを蛍光塗料が塗布された表示面上で走査することによ
り画像表示を行う。これは、表示面上の蛍光塗料に電子
ビームが当たるとその強度に応じた可視光が発生する現
象を利用している。CRTディスプレイで医療画像に要
求される高精細な画像を得るためには、電子ビーム源と
表示面間の距離を大きくし、電子ビームの走査角を小さ
くして、収差による電子ビーム拡がりを小さくする必要
がある。これは、高精細な画像表示が可能なCRTディ
スプレイは表示面に比べて奥行きが大きくなることを意
味している。このようなCRTディスプレイをX線画像
表示装置として用いる場合の問題点がいくつか指摘され
ている。
【0007】まず、通常X線画像による診断は、患者の
プライバシ保護の問題もあり狭い部屋で患者と医者とが
1対1で対面する状況で行われる。奥行きが大きな医療
診断用CRTディスプレイは狭い診察室への設置が難し
いという問題がある。次に、CRTディスプレイは、従
来のシャウカステンとフィルムを用いて得られる画像に
比べて、その輝度が約1桁低いという問題がある。ま
た、従来のX線フィルムをシャウカステン上に置くこと
により得られる画像輝度の対数値とフィルム濃度とは線
形関係にあるが、CRTの管面輝度の対数値はCRTデ
ィスプレイへの入力信号値に対して非線形特性となる。
この入出力特性の相違が表示されたX線画像、ひいては
画像診断に微妙に影響を与えるという問題がある。さら
に、CRTディスプレイを用いた画像診断は、X線フィ
ルムを用いた診断のようにシャウカステン以外の太陽光
や照明灯など他の光源にかざして観察するなどして様々
な角度から画像を評価することが困難であり、医師が永
年培ってきた画像診断形態とは異なるためCRTディス
プレイによる画像診断には違和感が生じるという問題が
ある。CRTディスプレイを用いた画像診断が導入され
ると医療現場の隅々に行き渡っているシャウカステンや
ライトボックスなどフィルム画像表示用光源が不用とな
るため、多額の導入損が生じるという問題もある。
【0008】図6では、以上で述べたX線画像による診
断の従来例の流れを模式的に示している。一方の流れ
は、フィルムベースの画像表示による診断の流れであ
り、X線像をフィルム101に焼き付け、これをシャウ
カステン102に置いてその透過光を直接見て診断を行
う。他方の流れは電子ベースの画像表示による診断の流
れであり、イメージングプレート上のX線像をレーザ光
で直接読み出してディジタル化し、あるいは上記のフィ
ルム101をデジタイザ103を用いてディジタル化
し、コンピュータ104で画像処理して保存し、必要に
応じて取り出して画像表示装置105に表示して診断を
行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これまで述べた従来技
術の問題点をまとめる。
【0010】まず、従来より行われてきたX線フィルム
による画像診断では、X線フィルムを得るまでに化学処
理を必要とするため、X線検査からX線フィルム画像取
得まで時間を要するという問題があった。また、X線フ
ィルムは8inch×10inchと比較的大きいた
め、X線フィルムの保存には膨大なスペースを要すると
いう問題もあった。さらに、X線フィルムは比較的重い
ため、多数枚のフィルムを手軽に持ち歩くことは困難で
あり、モビリティも低いという問題があった。
【0011】上記X線フィルムによる画像診断の問題点
を解決するために、X線画像をディジタルデータとし、
これをCRTディスプレイに表示することによって画像
診断を行うようにした場合では、まず、CRTディスプ
レイは、従来のシャウカステンとフィルムを用いて得ら
れる画像に比べて、その輝度が約1桁低いという問題が
あった。また、従来のX線フィルムの画像表示特性とC
RTディスプレイの画像表示特性とが異なるためX線画
像診断に微妙に影響を与えるという問題があった。ま
た、X線画像診断に必要な精度を有する奥行きが大きな
医療診断用CRTディスプレイを狭い診察室へ設置する
のが困難であるという問題があった。さらに、CRTデ
ィスプレイを用いた画像診断は、医師が永年培ってきた
画像診断形態とは異なるため診断時には違和感が生じる
という問題もあった。CRTディスプレイによる画像診
断の導入時には大量に現存するフィルム画像表示用光源
が不用となるため、多額の導入損が生じるという問題も
あった。
【0012】本発明は、医療画像診断などの分野におい
て、X線画像等をディジタル化して表示する場合、その
画像表示特性をフィルムによる画像表示特性と同等にし
て、約1世紀にわたって蓄積されてきたフィルム画像診
断のノウハウや知識を損なうことなく表示できるように
した画像表示装置を経済的に提供することを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明による画像表示装置は、2次元平面上に配置
された複数画素の光透過率を外部からの信号により個別
に制御できる画像表示部と、発光源と光拡散板あるいは
蛍光板により前記画像表示部の裏面から表面に向けて光
を照射する光源とから構成され、前記光源の光拡散板あ
るいは蛍光板と前記画像表示部の表示面とが平行かつ近
接して固定され、前記画像表示部の透過光を直接観測す
る画像表示装置において、前記画像表示部で表示される
画素数が横方向あるいは縦方向あるいはその両方で20
00以上であることを特徴とする。この発明では、空間
解像度をフィルムと同等にして画像表示特性を改善す
る。
【0014】また、前記画像表示部は、積層された複数
の液晶層から各画素が構成され、前記液晶層のそれぞれ
の透過率が個別に制御できる電極構造を有することを特
徴とする。この発明では、多階調化によりコントラスト
をフィルムと同等にして画像表示特性を改善する。
【0015】また、前記画像表示部は、各画素の透過率
Tと入力信号値Dがその使用領域においてT=10-kD
(kは任意正数)なる関係を有するものであることを特
徴とする。この発明では、光源光/透過光の入出力特性
(透過率特性)をフィルムと同等にして画像表示特性を
改善する。
【0016】また、前記画像表示部は、光入力面と光出
力面の一方または両方に反射防止膜を備えることを特徴
とする。この発明では、反射防止膜により光源との間の
多重反射や周囲光の反射を抑えて画像表示特性を改善す
る。
【0017】また、前記画像表示部と前記光源とを着脱
する機構を具備することを特徴とする。この発明では、
光源含まない表示装置として従来のシャウカステンや自
然光の透過光で診断可能とする。
【0018】さらに、前記画像表示部は、表示する画像
の1枚あるいは複数枚分の情報を格納する不揮発性のメ
モリを有することを特徴とする。この発明では、画像を
格納した画像表示部を持ち運べるようにして、画像モビ
リティを向上させる。
【0019】本発明では、外部からの入力信号により画
素毎に透過率を制御できる光源(バックライト)を含ま
ない画像表示部を用いて、この画像表示部に光源からの
光を透過させて画像を見ることにより、従来より用いら
れてきたシャウカステンや自然光を光源として用いるこ
とを可能とし、経済性および従来のフィルムと同等の操
作性を実現する一方、画像表示部の空間解像度や階調、
光透過の入出力特性をフィルムと同等にすることで、画
像表示特性をフィルムによる画像表示特性と同等にする
ことにより、約1世紀にわたって蓄積されてきたフィル
ム画像診断のノウハウや知識を損なうことなく、種々の
利点を有するディジタル医療画像表示装置を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図を用いて本発明の具体
的な実施の形態を示す。
【0021】[実施形態例1]図1は本発明の第1の実
施形態例を説明するための図である。図1(a)は本実
施形態例の画像表示部を正面から見た模式図である。図
1(a)において、1は画像表示部、2は画素をそれぞ
れ表わしている。画像表示部1は、液晶ディスプレイな
ど光の透過率を画素2毎に制御することにより画像を表
示する素子である。液晶ディスプレイの各画素2は通常
両側に電極を設けた液晶層と該液晶層を挟むように配置
された互いに直交する2枚の偏光板で構成されている。
第1の偏光板は入射された光のうち単一偏光成分のみを
透過する。この透過光が液晶層に入力される。液晶層は
複屈折性を持ち通過する光の偏光を回転させる。偏光の
回転角は電極に電圧をかけることによって制御すること
ができる。出力光の偏光と入射光の偏光が直交するよう
な印加電圧を液晶層に加えるとその出力光は第2の偏光
板を通過することができる。一方、入射光と出力光の偏
光が同一になるような印加電圧を液晶層に加えると第2
の偏光板によって光は遮られる。このように液晶層に加
える電圧を調整することにより各画素の透過率を制御す
ることができるのである。以上に説明したのは液晶の複
屈折性を利用した液晶ディスプレイの原理であるが、液
晶の光散乱特性を用いて透過率を制御するものもある。
この場合には液晶層を互いに直交する2枚の偏光板で挟
む必要はなく、画像表示面の透過率を大きくすることが
できる。
【0022】本実施形態例では画像表示部1を構成する
画素2を横2000以上か、縦2000以上かあるいは
その両方を満たすように画素を並べている。X線画像診
断で通常用いられるフィルムは縦横それぞれ14インチ
(約36cm)である。画像表示部をこれと同じ大きさ
にし、画素数を縦横それぞれ2000とした場合、17
0ミクロン間隔で画素が並んでいることになる。
【0023】図1(b)は文献「Considerat
ion in Moving Electronic
Radiography into Routine
Use」(著者:Jerome R.Cox,Jr,E
dward Muka,G.James Blain
e,Stephen M.Moore,and R.G
ilbert Jost,出典:IEEE Journ
al on Selected Areas in C
ommunications,Vol.10,No.
7,pp.1108−1120)に開示されているグラ
フである。図1(b)は、X線フィルムをディジタル画
像に変換する際の画素間隔と医師が正しい診断を下す確
率とを複数の症例について求めた実験結果である。図に
おいて、横軸は画素間隔を縦軸は医師が正しい診断をす
る確率をそれぞれ表わしている。またa〜dのグラフは
異なる症例について実験を行った結果を、またグラフの
左端はX線フィルムを用いた場合の実験結果を表わして
いる。図1(b)から、画素間隔が100〜200ミク
ロン以下、すなわち画素数にして2000×2000以
上であれば、X線フィルムを用いて診断を行った場合と
ほぼ同等の結果が得られる。
【0024】以上から本実施形態例によれば、X線フィ
ルムと同等の空間解像度の画像が得られ、本実施形態例
の画像表示装置をX線画像診断に用いても、従来より行
われてきたX線フィルムによる診断とほぼ同等の結果が
得られる。
【0025】[実施形態例2]図2は本発明の第2の実
施形態例を説明する図である。図2(a)は本実施形態
例の画像表示装置の画像表示部を構成する画素の断面図
を、同図(b)は本実施形態例による画像表示部のコン
トラストの計算結果を示している。
【0026】図2(a)において、3は入力光、4は出
力光、5は第1の偏光板、6は第1の透明基板、7は第
1の電極、8は第1の液晶層、9は第2の電極、10は
第2の透明基板、11は第2の偏光板、12は第3の透
明基板、13は第3の電極、14は第2の液晶層、15
は第4の電極、16は第4の透明基板、17は第3の偏
光板、18は第2の信号、19は第1の信号、20は第
1の偏光板の透過偏光方向を示す図、21は第2の偏光
板の透過偏光方向を示す図、22は第2の偏光板の透過
偏光方向を示す図をそれぞれ表わしている。
【0027】本実施形態例は、画像表示部を多層化する
ことにより、コントラストを大きくするものである。図
2(a)は画像表示部を2層にしたときの画素の断面模
式図である。入射光3は第1の偏光板5により、20に
示す偏光成分のみが透過される。該偏光成分は第1の液
晶層8で信号19に応じてその偏光が回転する。第2の
偏光板11は第1の偏光板5とは直交しており、該偏光
成分の内、第1の液晶層8の出力点で第2の偏光板11
の偏光方向と同一の偏光成分のみが透過する。第2の液
晶層14および第3の偏光板17でも同様のことが起こ
る。結局、図2(a)の構成では、入射光が液晶ディス
プレイを2度通ったことになる。
【0028】液晶層において入力信号を変化させて得ら
れる最大透過率をTmax、最小透過率をTminとすると、
液晶層のコントラストはTmax/Tminで表わされる。本
実施形態例に示す通り、液晶層を多段化することにより
画像表示装置のコントラストを大きくすることができ
る。液晶層の段数をNとすると、画像表示装置のコント
ラストCは、 C=(Tmax/TminN …(1) で表わされる。(1)式により本実施形態例の画像表示
装置のコントラストを計算した結果を図2(b)に示
す。図から、例えば液晶層あたりのコントラストが10
であっても、2層化することによりコントラストを10
0にすることができる。図に示す通り、液晶の層数Nを
増やすほどコントラストを大きくすることができる。
【0029】X線画像診断に使われる画像にはコントラ
ストの大きなものが要求される。一般には12ビット
(4096)階調程度必要であると言われている。この
ように大きな階調を液晶ディスプレイで得ることは現状
では大変難しいが、本実施形態例によりこれが可能とな
り、X線フィルムによる画像と同程度あるいはそれに近
いコントラストを得ることが可能となる。
【0030】本実施形態例では、偏光回転を使った液晶
ディスプレイを例にとって説明したが、光散乱現象を用
いた液晶ディスプレイを用いても良い。この場合、偏光
板が不要となるため、多層化による挿入損失増加(最大
透過率の低下)を小さく抑えることができる。
【0031】[実施形態例3]図3は本発明の第3の実
施形態例を説明するための図である。本実施形態例は入
力信号に対する画像表示部の光透過率を、フィルムのそ
れと同等にするためのものである。
【0032】X線フィルムによる画像表示はX線フィル
ムをシャウカステンやライトボックス上に置くことによ
り行う。X線フィルムのフィルム濃度によって光透過率
が異なることが画像表示の原理となっている。図3
(a)に示すフィルムを用いた場合の画像表示特性を図
3(b)に示す。図3(b)の横軸はフィルム濃度、縦
軸は透過率を表わしている。フィルム濃度Dと透過率T
fとの間には一般に次式が成り立つ。
【0033】Tf=Tfmax10-D …(2) ここで、Tfmaxはフィルムの最大透過率を表わし、通常
はD=0の時の透過率である。(2)式は、光透過率の
対数値がフィルム濃度に反比例することを示している。
【0034】一方、本発明で用いる液晶ディスプレイの
入力信号と光透過率の関係は図3(c),(d)に示し
たものとなる。今、液晶層に電圧を徐々に印加していく
場合を考える。最初は印加電圧に関わらず光透過率は大
きな値で一定値をとる。しきい値電圧を過ぎると光透過
率は線形に減少し、第2のしきい値電圧以上では光透過
率は一定になる。以上はノーマリホワイトモード(電圧
を掛けない時に液晶層で偏光が90度回転し、光を透過
するモード)で液晶を用いる場合であるが、ノーマリブ
ラックモード(電圧を掛けない時に液晶層で偏光が回転
せず、光を遮断するモード)で用いる場合には印加電圧
が小さいところで透過率は最小となり、大きいところで
最大となる。いずれのモードでも、最大透過率から最小
透過率へ(またはその逆)の変化は印加電圧に対してほ
ぼ線形に変化する。中間調表示が必要な液晶ディスプレ
イでは、印加電圧に対して透過率が線形に変化する領域
を用いる。この使用領域での印加電圧Eと光透過率Tl
との関係は、使用領域での最大透過率Tmax、最小透過
率Tmin、第1のしきい値電圧Emin、第2のしきい値電
圧Emaxを用いて次式で表わされる。
【0035】 Tl={(Tmin−Tmax)/(Emax−Emin)}E+(Tmaxmax−Tminmi n )/(Emax−Emin)=aE+b …(3) a=(Tmin−Tmax)/(Emax−Emin) …(4) b=(Tmaxmax−Tminmin)/(Emax−Emin) …(5) さて、X線フィルムをフィルムディジタイザなどを用い
てフィルム濃度に比例した電気信号に変換する場合を考
える。フィルム濃度の最大値をDmax、変換された電気
信号をSin(0≦Sin≦Smax)とすると、これらの関
係は次式となる。
【0036】D=(Dmax/Smax)Sin …(6) フィルムディジタイザによっては、CRTディスプレイ
に表示することを考慮してフィルム濃度に反比例した出
力信号(つまりフィルム濃度値が0の時最大値を出力す
る)を出力するものもあるが、その場合には(6)式を
次式で表わして以後の議論に用いれば良い。
【0037】 D=(Dmax/Smax)(Smax−Sin) …(7) 人間の視覚特性では相対輝度のみを識別できる。したが
って、フィルム画像の透過率と本発明の画像表示装置の
透過率の比を全画面にわたって一定にすれば、両者を透
過して観察者に到達する光の輝度がWeber−Hec
hnerの法則を満たす範囲(輝度1cd/m2〜10
cd/m2以上の領域)にあれば、観察者の視知覚にと
って両者は階調変化としては同一の画像として認識され
る。本発明の画像表示装置で表示した画像とフィルムを
シャウカステンに置いて表示した画像とを同一画像に見
えるようにするためには、フィルムの透過率と本発明の
画像表示装置の透過率との比が一定になるようにすれば
良い。これを式で表わすと、 Tf/Tl=K(Kは定数) …(8) となる。(2),(3)式を(8)式に代入し、さらに
fmax=KTmaxなる関係を用いて整理すると次式が得
られる。
【0038】 E=(1/a)(Tmax10-D−b) …(9) (9),(6)式により、観察者が本発明の画像表示装
置に表示された画像とフィルム画像とを同一画像として
認識するための画像表示装置への入力信号Sinと液晶表
示装置への印加電圧Eとの関係が求められ、次式とな
る。ただし、−(Dmax/Smax)Sin=mとする。
【0039】 E=(1/a)(Tmax10m−b) …(10) 本実施形態例は、フィルム濃度に比例した画像入力信号
inに対して、(10)式で表わされる信号変換を行う
信号変換部を設け、その出力電圧を液晶層に導く構成と
する。このような構成とすることにより、本発明の画像
表示装置の透過率特性は図3(f)のようになり、フィ
ルム画像の透過率特性との比を一定にできる。これは、
フィルム画像と本発明の画像表示装置による画像とが同
一に見えることを意味しており、X線画像診断時に本発
明の画像表示装置を適用した場合には医師(観察者)の
経験や知識の蓄積を変更することなく正確な診断が可能
となる。
【0040】なお、本発明の画像表示装置への入力信号
はディジタル信号でもアナログ信号でも良い。入力信号
がディジタル信号の場合には、(10)式の変換はディ
ジタル信号に対してあらかじめ行い、その後に線形な特
性を有するディジタル−アナログ変換回路を通して液晶
の駆動電圧を得ても良いし、入力ディジタル信号をディ
ジタル−アナログ変換する際に(10)式の変換を行っ
ても良い。
【0041】また、本実施形態例の説明では、画像表示
部が図3(d)の特性を有する場合について信号変換の
方法を説明したが、本実施形態例はそれに限定されるも
のではなく、画像表示特性が非線形の場合であっても、
本発明の画像表示装置の透過率特性とフィルム画像の透
過率特性との比が一定にするような信号変換を行えば良
い。
【0042】[実施形態例4]図4は、本発明の第4の
実施形態例の構成を示している。図4において、31は
画像表示部、32は信号入力線、33は電源線、34は
第1の着脱機構、35は第2の着脱機構、36は光源を
それぞれ表わしている。画像表示部31は、第1〜第3
の実施形態例のいずれかあるいは適宜それらを組み合わ
せた液晶ディスプレイを用いている。
【0043】さて、液晶ディスプレイはその透過率によ
って画像を表示するので背面から液晶を照らす光源が必
要でなる。通常の液晶ディスプレイは光源と液晶表示部
を密着して一体化しており、これらを分離することはな
い。本実施形態例は、通常の液晶ディスプレイで、光源
と液晶層を含む画像表示部を着脱可能とするために、着
脱機構34,35を設けることを特徴としている。着脱
機構34は光源36に対して画像表示面を圧着させるた
めの治具であり、着脱機構35は光源から画像表示部が
滑り落ちるのを防ぐために設けている。
【0044】着脱機構34,35により、X線画像診断
時に用いられるシャウカステンやライトボックスを光源
として用いることが可能となる。そのため、フィルム画
像表示用に既に広く普及しているシャウカステンやライ
トボックスを光源として使用することができ、ディジタ
ル画像の医療分野への普及が容易になるとともに、光源
36は既にあるものを用いるので画像表示機器を経済的
に導入することができる。また、利用する医師にしてみ
れば、長い歴史を持つフィルムとシャウカステンを組み
合わせた医療診断形態と同等の利用形態で画像を診るこ
とができ、CRTディスプレイや光源と液晶が一体化さ
れた液晶ディスプレイを用いる場合に比べて違和感がな
く、なじみ易いという利点がある。例えば、医師は正確
な診断を下すために、フィルムをシャウカステンから一
旦外し、太陽光や照明を光源としてフィルムを透かして
みたり、斜めから診たりといったことをするが、本実施
形態例による画像表示装置ではそのような画像観察も可
能となる。
【0045】あらゆる電子機器は、個別に特性が微妙に
異なるのが常である。CRTディスプレイにしてもディ
スプレイごとに入力信号に対する輝度や表示画像の歪み
や均一性などが微妙に異なる。X線医療診断のように表
示画像の微妙な形状や濃淡差を見極めて診断を下すよう
な場合には、表示装置の特性のばらつきが大きな問題と
なる。本実施形態例の画像表示装置をフィルムと同じ感
覚で医師が持ち歩き、必要な場所、時間に、同じ画像表
示装置を使って画像診断をするようにすれば、画像表示
ごとの微妙なばらつきを医師が認識したうえで診断を下
すことができる。したがって、本実施形態例の画像表示
装置を用いれば表示装置の特性と医師の経験の不整合に
起因する誤診を防ぐことができる。
【0046】なお、本実施形態例の着脱機構は、画像表
示面を光源面に対して平行に固定でき、かつ必要に応じ
て取り付け、取り外しを容易に行うことを目的としてい
る。この目的を満たす着脱機構は、図4の着脱機構3
4,35に限定されるものではない。
【0047】本実施形態例のように光源と画像表示部を
着脱可能な場合をはじめとして、光源と画像表示部の表
面との間にわずかなすき間があると、その間を光が多重
反射して光透過率が減少するなど画像表示特性に悪影響
を与える可能性がある。これを防ぐためには、画像表示
部の表面に反射防止膜を設けて多重反射を防ぐようにす
ればよい。また、画像表示部の観察側の表面では、周囲
から入射する光が画像表示部表面で反射して表示画像を
見にくくし、画像表示特性に悪影響を与える可能性があ
るという問題もある。これを防ぐためには、画像表示部
の観察側の表面にも反射防止膜を設ければよい。
【0048】[実施形態例5]図5は本発明の第5の実
施形態例を説明する図である。図5において、37は画
像表示部、38は入力信号、39は画像1枚あるいは複
数枚分の信号(データ)を格納できるメモリ、40は信
号変換回路、41は画像表示部37への入力信号をそれ
ぞれ表わしている。本実施形態例は、画像表示部37
に、メモリ39を設けて複数枚分の画像を格納できるよ
うにしたものである。格納したデータは必要に応じて瞬
時に画像表示部37で表示できるように構成する。な
お、画像表示部37には、第1〜第4の実施形態例のも
のを用いる。
【0049】本実施形態例では、画像表示部を持ち歩く
際に、内部に複数枚の画像を蓄えておくことができる。
診断に必要な画像が複数枚ある場合には、従来はそれら
を一緒に持ち歩き、必要に応じてシャウカステンがある
場所でフィルム画像を診る必要があった。本実施形態例
によれば、必要な画像をあらかじめ画像表示部内に蓄え
ておき、必要に応じて光源のある場所で表示させれば良
い。画像数が多くなるとフィルム重量はかなりの重さに
なるが、本実施形態例では蓄積する画像はディジタル信
号としてメモリ内に蓄えられるので、蓄積枚数によって
重量が増えることはないという利点がある。
【0050】なお、本発明の画像表示装置は、医療分野
における放射線画像表示を主な目的としているが、写
真、印刷、映画などの分野でフィルムを映し出す表示装
置として広く応用することができ、適用分野としては医
療分野に限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディジタル画像を表示する画像表示装置に、光源(バッ
クライト)と光源を含まない透過型の画像表示部で構成
されたものを用いているため、医療画像診断等において
従来より用いられてきたシャウカステンや自然光を光源
として用いることが可能であり、また、画像表示部の空
間解像度や階調、光の透過率特性をフィルムと同等にす
るため、その画像表示特性をフィルムによる画像表示特
性と同等にすることができるので、約1世紀にわたって
蓄積されてきたフィルム画像診断のノウハウや知識を損
なうことなく、種々の利点を有する画像表示装置を経済
的に提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、本発明の第1の実施形態例
の構成を説明する図である。
【図2】(a),(b)は、本発明の第2の実施形態例
の構成を説明する図である。
【図3】(a),(b),(c),(d),(e),
(f)は、本発明の第3の実施形態例の構成を説明する
図である。
【図4】本発明の第4の実施形態例の構成を説明する図
である。
【図5】本発明の第5の実施形態例の構成を説明する図
である。
【図6】従来の技術を説明する図である。
【符号の説明】
1…画像表示部 2…画素 3…入力光 4…出力光 5…第1の偏光板 6…第1の透明基板 7…第1の電極 8…第1の液晶層 9…第2の電極 10…第2の透明基板 11…第2の偏光板 12…第3の透明基板 13…第3の電極 14…第2の液晶層 15…第4の電極 16…第4の透明基板 17…第3の偏光板 18…第2の信号 19…第1の信号 20…第1の偏光板の透過偏光方向を示す図 21…第2の偏光板の透過偏光方向を示す図 22…第2の偏光板の透過偏光方向を示す図 31…画像表示部 32…信号入力線 33…電源線 34…第1の着脱機構 35…第2の着脱機構 36…光源 37…画像表示素子 38…入力信号 39…メモリ 40…信号変換回路 41…画像表示素子への入力信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元平面上に配置された複数画素の光
    透過率を外部からの信号により個別に制御できる画像表
    示部と、発光源と光拡散板あるいは蛍光板により前記画
    像表示部の裏面から表面に向けて光を照射する光源とか
    ら構成され、前記光源の光拡散板あるいは蛍光板と前記
    画像表示部の表示面とが平行かつ近接して固定され、前
    記画像表示部の透過光を直接観測する画像表示装置にお
    いて、 前記画像表示部で表示される画素数が横方向あるいは縦
    方向あるいはその両方で2000以上である、 ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画像表示部は、積層された複数の液
    晶層から各画素が構成され、前記液晶層のそれぞれの透
    過率が個別に制御できる電極構造を有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画像表示部は、各画素の透過率Tと
    入力信号値Dがその使用領域においてT=10-kD(k
    は任意正数)なる関係を有するものである、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像
    表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示部は、光入力面と光出力面
    の一方または両方に反射防止膜を備える、 ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか
    に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画像表示部と前記光源とを着脱する
    機構を具備する、 ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか
    に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記画像表示部は、表示する画像の1枚
    あるいは複数枚分の情報を格納する不揮発性のメモリを
    有する、 ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか
    に記載の画像表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7053909B2 (en) 2000-09-26 2006-05-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Display method and display apparatus
US7062212B2 (en) 2003-04-17 2006-06-13 Ricoh Company, Ltd. Cleaning apparatus, image forming apparatus, and process cartridge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7053909B2 (en) 2000-09-26 2006-05-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Display method and display apparatus
US7062212B2 (en) 2003-04-17 2006-06-13 Ricoh Company, Ltd. Cleaning apparatus, image forming apparatus, and process cartridge

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