JPH11174292A - 光ファイバケーブルの外装用テープ及び光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブルの外装用テープ及び光ファイバケーブル

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JPH11174292A
JPH11174292A JP9338992A JP33899297A JPH11174292A JP H11174292 A JPH11174292 A JP H11174292A JP 9338992 A JP9338992 A JP 9338992A JP 33899297 A JP33899297 A JP 33899297A JP H11174292 A JPH11174292 A JP H11174292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
optical fiber
fiber cable
metal sheet
sheet
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Pending
Application number
JP9338992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakata Fukazawa
正名 深澤
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH11174292A publication Critical patent/JPH11174292A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバケーブルの近傍に電力ケーブルが
配置されても、外装用テープに誘導電圧が発生すること
を無くすか低減する。 【解決手段】 本発明の光ファイバケーブルの外装用テ
ープは、光ケーブルコアの外周に配置される光ファイバ
ケーブルの外装用テープTであって、プラスチックシー
ト1,3,4と金属シート2とが積層されて形成され、
前記金属シート2が小片の金属シートに分割され、隣接
する金属シート2の一部が互いに重なり合うように配置
されるとともに、隣接する金属シート間にはこれらを相
互に絶縁するプラスチックシート(絶縁層3)が介装さ
れている。本発明の光ファイバケーブルは、図2又は図
3に示すように、光ケーブルコア5の外周に、プラスチ
ックシート1,3,4と金属シート2とを積層して形成
された上記外装用テープTが配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブルコアの
外周に配置される光ファイバケーブルの外装用テープ及
びこの外装用テープを光ケーブルコアの外周に配置した
光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバケーブルでは、遮水性
等を付与するために光ファイバコアの外周に外装用テー
プを被せるようにしている。この外装用テープは長尺状
のプラスチックシートと長尺状の金属シートとを積層し
形成されたものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
外装用テープを被覆した光ファイバケーブルでは、金属
シートが長手方向に連続しているので、光ファイバケー
ブルの近傍に電力ケーブルが設けられていると、電力ケ
ーブルを流れる電流により金属シートに誘導電圧が発生
することがある。また、端末にサージ電圧が侵入した場
合には反対側の端部まで伝搬して条件によっては往復伝
搬等により高電圧が発生することもある。したがって、
誘導電圧でシースが絶縁破壊しないように保護したり、
金属シートの両端を接地する等の対応をする必要があ
る。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、光ファイバケーブルの近傍に電力ケーブルが配置さ
れても、その外装用テープに誘導電圧が発生することを
無くすか低減することができる光ファイバケーブルの外
装用テープ及びこの外装用テープを光ケーブルコアの外
周に配置した光ファイバケーブルを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバケー
ブルの外装用テープは、プラスチックシートと金属シー
トとが積層されて形成され、前記金属シートが小片の金
属シートに分割され、隣接する金属シートの一部が互い
に重なり合うように配置されるとともに、隣接する金属
シート間にはこれらを相互に絶縁する絶縁層が介装され
ていることを特徴とする。
【0006】本発明の光ファイバケーブルは、光ケーブ
ルコアの外周に、プラスチックシートと金属シートとを
積層して形成された外装用テープが配置され、前記外装
用テープは、その金属シートが小片の金属シートに分割
され、隣接する金属シートの一部が互いに重なり合うよ
うに配置されるとともに、隣接する金属シート間にはこ
れらを相互に絶縁する絶縁層が介装されて構成されてい
ることを特徴とする。
【0007】本発明の外装用テープの作用について記載
すると、本外装用テープの金属シートは小片の金属シー
トに分割され各々の間には絶縁層が介装されているの
で、たとえ光ファイバケーブルの近傍に電力ケーブルが
併設されていても、各金属シートに発生する誘導電圧は
長さに比例して非常に小さくなる。また、サージの伝搬
がなくなるかもしくは微小なものとなる。したがって、
ケーブルの端末の接地等の処理を行う必要がなくなる。
【0008】また、本外装用テープでは、隣接する金属
シートの一部が互いに重なり合うように配置されている
ので、外装用テープは全体として金属シートにより隙間
なく覆われることになり、遮水性や放射線の遮蔽性、防
蟻効果に優れたものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態にか
かる光ファイバケーブルについて添付図面に基づいて説
明する。
【0010】本外装用テープは図1に示すような構造と
なっている。すなわち、本外装用テープTは幅aの長尺
の絶縁性を備えたプラスチック製のテープ材1上に、幅
a、長さbの金属シート2を、幅をテープ材1に一致さ
せて載置し、金属シート2の一端2aをテープ材1に接
着し固定する。金属シート2の他端2bの下側に幅a、
長さdのプラスチックシート3を介装させる。シート3
と金属シート2とは相互に接着することが好ましい。こ
のシート3は絶縁性を有しており本発明の絶縁層を構成
する。さらに、金属シート2の隣に、先に接着された金
属シート2の一端2aに対して長さcに亘り重複するよ
うに幅a、長さbの金属シート2を接着する。このよう
に金属シート2とプラスチックシート3とを順次交互に
接着し、この上から幅aの長尺の絶縁性を備えたプラス
チック製のテープ材4を接着して外装用テープTが製造
される。
【0011】以上において、外装用テープTの幅や長さ
は光ファイバケーブルの外面に配置するために都合のよ
いものとすればよい。特に各金属シート2の長さbは誘
導電圧を最小限にするような長さとすればよく、電気的
には数cm以下であれば実用上まったく問題はない。
【0012】プラスチック製のテープ1,4やプラスチ
ックシート3の材料としては、外装用テープの使用目的
に応じて適宜の材料を採用することができる。例えば、
遮水用のテープとして使用する場合には、熱融着特性に
優れたプラスチック製のものを選択するものとし、耐放
射線用のテープとして使用する場合には、耐放射線特性
に優れたプラスチック製のものを採用すればよい。
【0013】金属シート2の材料としては、遮水用の目
的であれば鉛、銅、アルミニウムが使用され、耐放射線
用の目的であれば鉛が使用され、防蟻用の目的であれば
銅、ステンレス鋼などが使用される。
【0014】次に、本外装用テープTの使用方法を図2
及び図3に示す。図2に示すものは光ケーブルコア5の
外面に外装用テープTをスパイラル状に巻き付けたもの
である。巻き付ける際には外装用テープTの縁部が互い
に重なり合うように巻き付け、相互に融着する。これに
より、光ケーブルコア5は外装用テープTにより被覆さ
れることになる。図3に示すものは、外装用テープTを
光ケーブルコア5の軸線に沿わせて配置し、縁部を互い
に重なり合わせて重なり部を融着したものである。これ
によっても光ケーブルコア5は外装用テープTにより被
覆されることになる。
【0015】本外装用テープTでは各金属シート2は複
数に分割されており、各金属シート2は絶縁性のあるプ
ラスチックシート3により絶縁されているので、本外装
用テープTで覆われた光ファイバケーブルの近傍に電力
ケーブルを配置した場合も、大きな誘導電圧が発生する
ことが無い。また、サージ電圧が侵入した場合でも他端
に伝搬することが無い。したがって、本外装用テープT
で被覆された光ファイバケーブルにおいては端末を接地
する必要がない。
【0016】また、本外装用テープTでは、隣接する金
属シート2の一部が互いに重なり合うように配置されて
いるので、外装用テープTは全体として各金属シート2
により隙間なく覆われることになり、遮水性や放射線の
遮蔽性、防蟻効果に優れたものとなる。
【0017】図4に本発明の更に他の実施の形態の外装
用テープTについて説明する。
【0018】このものは、幅aの長尺のプラスチック製
のテープ11上に、幅a、長さbの複数の金属シート1
2を端部間に間隔cを開けて接着し、この金属シート1
2上に幅aの長尺のプラスチック製のテープ13を積層
して接着するとともに、このテープ13の上に幅a、長
さb´の複数の金属シート15を間隔c´を開けて接着
する。この際、金属シート15は、先に接着してある金
属シート12に対してcの部分を覆いbの部分に一部重
なるように、例えばb/2ずらして配置して接着する。
さらに、これらの金属シート15上に幅aの長尺のプラ
スチック製のテープ14を積層して接着したものであ
る。テープ11,13,14は絶縁性を有するものが使
用されている。特にテープ13は本発明の絶縁層を構成
する。
【0019】このものでも前記実施の形態の外装用テー
プTと同様に、金属シート12,15は互いに接触しな
いように分割されているので、各金属シート12,15
に生ずる誘電電圧を小さなものとすることができ、サー
ジ電圧が他方の端部に向かって伝搬することがない。
【0020】また、本外装用テープTでは、隣接する金
属シート12,15の一部が互いに重なり合うように配
置されているので、外装用テープTは全体として各金属
シート12,15により隙間なく覆われることになり、
遮水性や放射線の遮蔽性、防蟻効果に優れたものとな
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バケーブルの外装用テープ及びこの外装用テープを外周
に配置した光ファイバケーブルでは、誘導電圧の発生を
無くすか低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の光ファイバケーブルの
外装用テープを示す図である。
【図2】図1の外装用テープの使用方法を示す図であ
る。
【図3】図2の外装用テープの使用方法を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の他の形態の光ファイバケーブル
の外装用テープを示す図である。
【符号の説明】
T 外装用テープ 1,4 プラスチック製のテープ 2 金属シート 3 プラスチックシート(絶縁層) 11,13,14 プラスチック製のテープ 12,15 金属シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ケーブルコアの外周に配置される光フ
    ァイバケーブルの外装用テープであって、プラスチック
    シートと金属シートとが積層されて形成され、前記金属
    シートが小片の金属シートに分割され、隣接する金属シ
    ートの一部が互いに重なり合うように配置されるととも
    に、隣接する金属シート間にはこれらを相互に絶縁する
    絶縁層が介装されていることを特徴とする光ファイバケ
    ーブルの外装用テープ。
  2. 【請求項2】 光ケーブルコアの外周に、プラスチック
    シートと金属シートとを積層して形成された外装用テー
    プが配置された光ファイバケーブルにおいて、前記外装
    用テープは、その金属シートが小片の金属シートに分割
    され、隣接する金属シートの一部が互いに重なり合うよ
    うに配置されるとともに、隣接する金属シート間にはこ
    れらを相互に絶縁する絶縁層が介装されて構成されてい
    ることを特徴とする光ファイバケーブル。
JP9338992A 1997-12-09 1997-12-09 光ファイバケーブルの外装用テープ及び光ファイバケーブル Pending JPH11174292A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019152464A1 (en) * 2018-02-05 2019-08-08 Rhombus Holdings Llc Physical structure for a tunable sensor system for particle detection

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019152464A1 (en) * 2018-02-05 2019-08-08 Rhombus Holdings Llc Physical structure for a tunable sensor system for particle detection
US10802164B2 (en) 2018-02-05 2020-10-13 Rhombus Holdings Llc Method and apparatus for performing pattern recognition for a tunable sensor system to detect neutron and gamma particles
US10935676B2 (en) 2018-02-05 2021-03-02 Rhombus Holdings Llc Physical structure for a tunable sensor system for particle detection
US10969504B2 (en) 2018-02-05 2021-04-06 Rhombus Holdings Llc Component configuration for a robust tunable sensor system for a high radiation environment

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