JPH11173198A - インジェクタ駆動制御装置 - Google Patents

インジェクタ駆動制御装置

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Publication number
JPH11173198A
JPH11173198A JP34160997A JP34160997A JPH11173198A JP H11173198 A JPH11173198 A JP H11173198A JP 34160997 A JP34160997 A JP 34160997A JP 34160997 A JP34160997 A JP 34160997A JP H11173198 A JPH11173198 A JP H11173198A
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JP
Japan
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injector
drive signal
correction data
injectors
drive
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Pending
Application number
JP34160997A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kato
恵一 加藤
Takuya Shinoda
卓也 篠田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Publication of JPH11173198A publication Critical patent/JPH11173198A/ja
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクタの補正データを常に正確に読み
込むことが可能なインジェクタ駆動制御装置を提供す
る。 【解決手段】 各インジェクタから、その補正抵抗値に
応じた電圧信号を読み込み、これを補正データとして保
存する(S110〜S160)。全てのインジェクタについて補
正データの保存を終了すると(S120-Y)、保存された補
正データにより特定される燃料噴射特性と別途設定され
る目標噴射量とから駆動信号のパルス幅を設定して、各
インジェクタに駆動信号を繰り返し出力する処理を実行
する(S170〜S240)。このように、補正データの読込と、
駆動信号の出力とが重ならないようにされているので、
駆動信号の駆動電流によって発生するノイズの影響を受
けることなく、インジェクタから正確に補正データを取
得できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インジェクタに保
持された補正データに基づいて燃料噴射特性を特定し、
該インジェクタを駆動制御するインジェクタ駆動制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンへの燃料噴射量を制
御するインジェクタでは、燃料噴射ノズルを駆動するソ
レノイドへの駆動信号のパルス幅を増減して開弁時間を
制御することにより、燃料噴射量を制御している。しか
し、駆動信号のパルス幅と燃料噴射量との関係を表す燃
料噴射特性は、図7に示すように、個々のインジェクタ
毎に様々にばらつくため、精度のよい制御を実現するに
は、このばらつきを補償する必要があった。
【0003】このような燃料噴射特性のばらつきを補償
するため、駆動信号を印可するための入力端子が設けら
れたインジェクタのコネクタ部に、該インジェクタの燃
料噴射特性に応じた抵抗値を有する補正抵抗と、この補
正抵抗に接続された補正用端子とを設けたものが知られ
ている。なお、補正抵抗の抵抗値は、燃料噴射特性のグ
ラフの傾きに対応させたり、基準となる特性からのずれ
の大きさに対応させたりする等、さまざまな方法で、燃
料噴射特性と対応づけることが可能である。
【0004】このような補正抵抗,補正用端子を有する
インジェクタを駆動する場合、まず、補正用端子への通
電を行うことにより、例えば補正抵抗の抵抗値に応じた
電圧信号を発生させ、この電圧信号を補正データとして
読み込み、読み込んだ補正データに基づいて当該インジ
ェクタの燃料噴射特性を特定する。
【0005】そして、エンジンの運転状態等から求めら
れた目標噴射量に相当するように、この特定された燃料
噴射特性に基づいて駆動信号のパルス幅を設定すること
により、インジェクタ毎の燃料噴射特性のばらつきによ
らず、実噴射量を目標噴射量に精度よく一致させている
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、駆動信号の入
力端子と、補正抵抗に接続された補正用端子とは、同じ
コネクタ内に近接して設けられており、しかも、入力端
子用ワイヤハーネスと、補正端子用ワイヤハーネスとは
結束される可能性が大きいため、駆動信号の入力時に
は、その駆動電流により発生したノイズが、補正用端子
に接続された信号線に重畳されてしまう場合がある。こ
のような時に、補正データ(補正抵抗の抵抗値に応じた
電圧信号)を読み込むと、誤った値を読み込んでしまう
おそれがあった。
【0007】そして、この誤った補正データに基づいて
特定される燃料噴射特性は、当然誤ったものとなるた
め、この誤った燃料噴射特性に基づいて駆動信号のパル
ス幅を設定したのでは、所望の噴射量を得ることができ
ず、制御の精度が劣化してしまうという問題があった。
【0008】特にインジェクタに高圧燃料が供給される
コモンレールシステムにおいて、駆動信号のパルス幅に
対する燃料噴射量の誤差を小さくするには、燃料噴射の
立ち上がりを急峻にして応答性を改善することが有効で
あるため、駆動信号を、高電圧にしたり大電流を流すよ
うにすることが一般に行われており、このような場合
に、上述のノイズの問題はより顕著であった。
【0009】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めに、インジェクタの補正データを常に正確に読み込む
ことが可能なインジェクタ駆動制御装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載のインジェクタ駆動制御装置
においては、駆動信号設定手段が、与えられた目標噴射
量に相当する前記駆動信号を、駆動信号と燃料噴射量と
の関係を表す燃料噴射特性に従って設定し、駆動信号出
力手段が、この設定された駆動信号を、与えられた駆動
タイミングに従ってインジェクタへ出力する。
【0011】なお、駆動信号の設定に用いる燃料噴射特
性として、補正データ読込手段が、インジェクタからそ
の燃料噴射特性を特定するための補正データを読み込
み、この読み込んだ補正データによって特定されたもの
が用いられる。しかも、補正データ読込手段は、駆動信
号出力手段の駆動タイミングとは異なる読込タイミング
にて、この補正データを読み込む。
【0012】つまり、本発明のインジェクタ駆動制御装
置によれば、補正データの読込が、駆動信号の出力され
ていない時に行われるため、その駆動電流に基づくノイ
ズが、読み込んだ補正データに重畳されてしまうことが
なく、インジェクタから補正データを常に正確に読み込
むことができる。その結果、インジェクタの燃料噴射特
性を正しく特定することができ、インジェクタによる燃
料噴射制御を常に精度よく行うことができる。
【0013】なお、補正データを読み込む読込タイミン
グは、駆動タイミングと異なっていれば(即ち駆動信号
と重ならなければ)どのようなタイミングでもよいた
め、例えば、請求項2に記載のように、駆動信号出力手
段による駆動信号の最初の送出が開始される前の任意時
点でもよいし、また、請求項3に記載のように、駆動信
号出力手段による駆動信号の送出が終了してから次の送
出が開始されるまでの間の任意時点でもよい。前者の場
合、駆動信号の送出を開始する前に一度だけ補正データ
を読み込めばよいため、装置の行う処理を軽減すること
ができる。また後者の場合、駆動電流に基づくノイズと
は異なる何等かの原因により、読み込んだ補正データが
誤っていたとしても、補正データは繰り返し読み込まれ
るため、誤りが継続することがなく、装置の信頼性を向
上させることができる。
【0014】ところで、本発明のインジェクタ駆動制御
装置を、複数気筒を有するエンジンに適用する場合、請
求項4に記載のように、マルチプレクサが、複数のイン
ジェクタのうち何れか一つを選択して、該選択されたイ
ンジェクタの補正データを、補正データ読込手段に提供
すると共に、デマルチプレクサが、前記複数のインジェ
クタのうち何れか一つを選択して、該選択されたインジ
ェクタに、駆動信号出力手段が出力する駆動信号を提供
し、切替手段が、マルチプレクサ及びデマルチプレクサ
にて選択されるインジェクタを順次切り替えるように構
成してもよい。
【0015】この場合、複数のインジェクタに対して、
補正データ読込手段,駆動信号設定手段,駆動信号出力
手段を共通に用いることができるため、装置構成が簡易
化され、装置を安価に作製することができる。そして、
請求項5に記載のように、切替手段を、マルチプレクサ
及びデマルチプレクサの切替制御を同時に行い、且つ同
じインジェクタを選択させるようにすれば、マルチプレ
クサ及びデマルチプレクサを一度に制御できるため、よ
り装置構成や制御内容を簡易化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。 [第1実施形態]図1は、6気筒エンジンの各気筒にそ
れぞれ取り付けられた6個のインジェクタを駆動する第
1実施形態の電子制御装置(ECU)の全体構成を表す
ブロック図であり、図2(a)及び(b)は、インジェ
クタのコネクタ部の構成を表す正面図及び側面図であ
る。
【0017】図2に示すように、本実施形態のECU2
により駆動されるインジェクタ30(30a〜30fは
いずれも同じ構成をしている)は、図示しないポンプか
ら圧送される燃料の噴射口を有し、その噴射口の開閉を
行う噴射ノズル32と、この噴射ノズル32を駆動する
電磁ソレノイド34と、電磁ソレノイド34への駆動信
号を印可する一対の入力端子Tdが設けられたコネクタ
部36とからなり、コネクタ部36には、当該インジェ
クタ30の駆動信号と燃料噴射量との関係を表す燃料噴
射特性に対応した抵抗値を有する補正抵抗38が内蔵さ
れており、この補正抵抗38に接続された一対の補正用
端子Thが、入力端子Tdと共にコネクタ部36のソケ
ット36a内に設けられている。
【0018】なお、ここでは、補正抵抗38の抵抗値
を、当該インジェクタ30の燃料噴射特性(駆動パルス
幅に対する噴射量)の傾きと、基準となる燃料噴射特性
の傾き(例えば、図7の特性B)との比に対応させてい
る。つまり、既知の基準となる燃料噴射特性の傾きと、
補正抵抗38の抵抗値にて特定される比との積を求める
ことにより、当該インジェクタ30の燃料噴射特性を特
定することができるのである。
【0019】以下では、ECU2により駆動される6個
のインジェクタ30(及びその構成要素等)をそれぞれ
区別して示す時は、符号にa〜fを付加して記す。図1
に示すように、本実施形態のECU2では、各インジェ
クタ30a〜30fの補正用端子Thにそれぞれ通電を
行って補正抵抗38a〜38fに応じた電圧信号IN1
〜IN6を発生させる入力部4と、後述するマイクロコ
ンピュータ8が出力する選択信号S1〜S3に従って、
入力部4にて生成された電圧信号IN1〜IN6のう
ち、いずれか一つを選択して出力するマルチプレクサ
(MPX)6と、マルチプレクサ6を介して取り込まれ
る電圧信号INx、及びエンジンの運転状態等を検出す
るための各種センサ(図示せず)からの入力信号に基づ
いて、インジェクタ30a〜30fの駆動信号OUTx
及び選択信号S1〜S3の生成を行うマイクロコンピュ
ータ8と、マイクロコンピュータ8からの駆動信号OU
Txを、選択信号S1〜S3に従って、各インジェクタ
30a〜30fに対応した信号線に分配するデマルチプ
レクサ(DMPX)10と、デマルチプレクサ10によ
りインジェクタ30a〜30fに対応して分配された駆
動信号OUT1〜OUT6を増幅するドライバ回路12
とを備えており、ドライバ回路12からの出力を、各イ
ンジェクタ30a〜30fの入力端子Tdにそれぞれ印
可するようにされている。
【0020】このうち、入力部4は、各インジェクタ3
0a〜30fが有する一対の補正用端子Thのうち、一
方を共通に接地し、他方を、それぞれ検出抵抗14a〜
14f(抵抗値はいずれも同じ)に接続し、この検出抵
抗14a〜14fを介して電源電圧VDDが印可されるよ
うに構成されている。つまり、検出抵抗14a〜14f
(抵抗値Raとする)と補正抵抗38a〜38f(抵抗
値Rbとする)とで電源電圧VDDを分圧した電圧値(V
DD×Rb/(Ra+Rb))を有する電圧信号IN1〜I
N6として、マルチプレクサ6に供給するようにされて
いる。この電圧信号IN1〜IN6の電圧値が、補正抵
抗38a〜38fの抵抗値に応じて読み込まれる補正デ
ータとなる。
【0021】また、マルチプレクサ6及びデマルチプレ
クサ10にて選択される電圧信号IN1〜IN6,駆動
信号OUT1〜OUT6と、マイクロコンピュータ8が
出力する選択信号S1〜S3との関係は、[表1]に示
すように設定されている。
【0022】
【表1】
【0023】つまり、選択信号S1〜S3に対して、マ
ルチプレクサ6及びデマルチプレクサ10は、常に同じ
インジェクタ30(30a〜30fのいずれか)を選択
するようにされている。次に、マイクロコンピュータ8
は、CPU,ROM,RAM,I/Oポートを中心にし
て構成された周知のものであり、マルチプレクサ6から
の電圧信号INxをデジタルデータに変換して取り込む
ためのADコンバータや、デマルチプレクサ10への駆
動信号OUTxの送出タイミングを計るためのタイマ等
を内部に備えている。
【0024】以下、マイクロコンピュータ8のCPUに
て実行されるパルス幅設定処理を、図3に示すフローチ
ャートに沿って説明する。なお、本処理は、ECU2に
電源を投入後、各種初期化処理が終了した後に起動され
る。また、本処理と並行して、各種センサにより検出さ
れるエンジンの運転状態等に応じて、燃料の目標噴射量
を設定する目標噴射量設定処理、同様にエンジンの運転
状態等に応じて燃料噴射タイミングを設定し、その噴射
タイミングにより、以下で説明する本処理により設定さ
れたパルス幅を有する駆動信号OUTxを出力する駆動
信号出力処理が実行されるものとする。なお、これらの
処理は周知のものであり、また本発明の主要部ではない
ため、その詳細については説明を省略する。
【0025】図3に示すように、本処理が起動される
と、まずステップ(以下では単にSと記す)110で
は、制御対象となっているインジェクタ30a〜30f
を識別するために用いるカウンタCを0にクリアし、続
くS120では、カウンタCの値が6より小さいか否か
を判断する。
【0026】そして、肯定判断された場合、即ちカウン
タCの値が0〜5である場合は、S130に移行し、こ
のカウンタCの値0〜5に応じて、(S1,S2,S
3)=(0,0,0)(0,0,1)(0,1,0)
(0,1,1)(1,0,0)(1,0,1)となるよ
うに、選択信号S1〜S3を出力する。すると、マルチ
プレクサ6は、この選択信号S1〜S3に応じて、先の
[表1]にて示した対応の通り、電圧信号IN1〜IN
6のいずれかを電圧信号INxとして出力する。
【0027】続くS140では、このマルチプレクサ6
からの電圧信号INxを、AD変換器によってデジタル
信号に変換して取り込み、S150では、このAD変換
の結果得られたデータ(即ち電圧信号INxの電圧値)
を補正データとして、カウンタCの値(即ちインジェク
タ30a〜30f)と対応づけてRAMに保存する。
【0028】続くS160では、カウンタCをインクリ
メントして、S120に戻る。そして、S120〜S1
60の処理が6回繰り返されることにより、カウンタC
の値が6となり、先のS120にて否定判定されると、
S170に移行して、カウンタCを0にクリアし、続く
S180では、先のS130と全く同様に、カウンタC
の値に基づいて、選択信号S1〜S3を出力する。する
と、デマルチプレクサ10は、選択信号S1〜S3に応
じて、インジェクタ30a〜30fのいずれかに、駆動
信号OUTx(OUT1〜OUT6のいずれか)を供給
可能な状態に設定される。
【0029】続くS190では、別途実行される目標噴
射量設定処理により設定された目標噴射量を読み込み、
続くS200では、カウンタCの値に対応する補正デー
タをRAMから読み込んで、この補正データによって設
定される燃料噴射特性に基づいて、S190にて読み込
んだ目標噴射量に相当する駆動信号OUTxのパルス幅
を設定する。
【0030】この時、駆動信号OUTxは、デマルチプ
レクサ10により、選択信号S1〜S3の設定に従っ
て、インジェクタ30a〜30fのいずれかに、駆動信
号OUT1〜OUT6として供給されることになる。次
にS210では、別途実行される駆動信号出力処理によ
る、駆動信号OUTxの出力が行われたか否かを判断
し、肯定判断されるとS220に移行する。
【0031】S220では、カウンタCをインクリメン
トし、続くS230では、先のS120と同様に、カウ
ンタCの値が6より小さいか否かを判断し、肯定判定さ
れた場合は、そのままS180に戻り、否定判定された
場合は、S240に移行して、カウンタCを0にクリア
した後、S180に戻る。
【0032】なお、本処理において、S110〜S16
0が補正データ読込手段、S190,S200が駆動信
号設定手段、駆動信号出力処理が駆動信号出力手段に相
当する。即ち、本処理が実行されると、図4のタイミン
グ図に示すように、まずS110〜S160の処理によ
り、全てのインジェクタ30a〜30fからの電圧信号
INx(IN1〜IN6)がAD変換器を介して順番に
読み込まれ(図中、AD変換タイミングにて示す)、補
正データとしてRAMに保存される。その後、S170
〜S250の処理により、各インジェクタ30a〜30
fに、目標噴射量と補正データとに基づいて設定される
パルス幅を有する駆動信号OUTx(OUT1〜OUT
6)が、別途設定される噴射タイミングにて順番に、且
つ繰り返し出力されることになる。
【0033】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、駆動信号OUTxの出力を開始する前に、電圧信号
IN1〜IN6を読み込んで、補正データとしてRAM
に記憶しておくため、駆動信号OUT1〜OUT6の駆
動電流によって発生するノイズの影響を全く受けること
なく、インジェクタ30a〜30fから正確に補正デー
タを取得することができる。
【0034】その結果、各インジェクタ30a〜30f
での実噴射量を、目標噴射量に精度よく一致させること
ができ、燃料噴射制御を精度よく行うことができる。ま
た、本実施形態では、マルチプレクサ6及びデマルチプ
レクサ10を用いて、単一のマイクロコンピュータ8に
より、全てのインジェクタ30a〜30fからの電圧信
号IN1〜IN6を読み込んで、全てのインジェクタ3
0a〜30fへの駆動信号OUT1〜OUT6を生成す
るようにされており、しかも、同じ選択信号S1〜S3
を用いてマルチプレクサ6及びデマルチプレクサ10の
切替を同時に行うようにされているので、装置構成が簡
単になり、装置を安価に構成することができる。 [第2実施形態]次に、第2実施形態について説明す
る。
【0035】本実施形態では、第1実施形態とは、パル
ス幅設定処理の内容が一部異なるだけで、他の構成は全
く同様であるため、ここでは、このパルス幅設定処理に
ついてのみ、図5に示すフローチャート、及び図6に示
すタイミング図に沿って説明する。
【0036】図5に示すように、本処理が起動される
と、まずS310では、カウンタCを0にクリアし、続
くS320〜S340では、先のS130〜S150と
全く同様に、カウンタCの値に応じて選択信号S1〜S
3を出力し(S320)、この選択信号S1〜S3に従
ってマルチプレクサ6により選択された電圧信号INx
(IN1〜IN6のいずれか)を、AD変換器によって
デジタル信号に変換して取り込み(S330)、このA
D変換の結果得られたデータ(即ち電圧信号INxの電
圧値)を補正データとして、カウンタCの値(即ちイン
ジェクタ30a〜30f)と対応づけてRAMに保存す
る(S340)。
【0037】続くS350〜S370では、先のS19
0〜S210と全く同様に、別途実行される目標噴射量
設定処理により設定された目標噴射量を読み込み(S3
50)、カウンタCの値に対応する補正データをRAM
から読み込んで、この補正データによって設定される燃
料噴射特性に基づいて、S350にて読み込んだ目標噴
射量に相当する駆動信号OUTxのパルス幅を設定(S
360)した後、別途実行される駆動信号出力処理によ
る、駆動信号OUTxの出力が行われたか否かを判断し
(S370)、肯定判定されるとS380に移行する。
【0038】S380では、カウンタCをインクリメン
トし、続くS390では、カウンタCの値が6より小さ
いか否かを判断し、肯定判定された場合は、そのままS
320に戻り、否定判定された場合は、S400に移行
して、カウンタCの値を0にクリアした後、S320に
戻る。
【0039】なお、本処理において、S330,S34
0が補正データ読込手段、S350,S360が駆動信
号設定手段、駆動信号出力処理が駆動信号出力手段に相
当する。即ち、本処理が実行されると、図6のタイミン
グ図に示すように、補正データの読込(S330,S3
40)と、駆動信号OUTxの出力(S350〜S37
0)が、互いに重なり合わないように、交互に行われる
ことになる。
【0040】従って、本実施形態によれば、第1実施形
態と同様に、駆動信号OUT1〜OUT6の駆動電流に
よって発生するノイズの影響を受けることなく、インジ
ェクタ30a〜30fから正確に補正データを取得する
ことができる。その結果、各インジェクタ30a〜30
fでの実噴射量を、目標噴射量に精度よく一致させるこ
とができ、燃料噴射制御を精度よく行うことができる。
【0041】また、本実施形態によれば、補正データが
繰り返し読み込まれて、RAMへの格納値が繰り返し書
き換えられるため、何等かの原因により、RAMに格納
された補正データが誤ってしまったとしても、その誤り
が継続することがなく、装置の信頼性を向上させること
ができる。
【0042】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
様々な形態にて実施することができる。例えば、上記実
施形態では、同じ選択信号S1〜S3に対して同じイン
ジェクタ30a〜30fを選択するようにされている
が、互いに異なるインジェクタ30a〜30fを選択す
るように構成してもよい。
【0043】また、上記実施形態では、補正抵抗38の
抵抗値を、基準となる燃料噴射特性の傾きとの比に対応
させているが、基準を設けないで、燃料噴射特性の傾き
に直接対応させる等してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインジェクタ駆動装置が適用された
ECUの概略構成を表すブロック図である。
【図2】 インジェクタのコネクタ部等の構成を表す正
面図及び側面図である。
【図3】 第1実施形態におけるパルス幅設定処理の処
理内容を表すフローチャートである。
【図4】 図3で示された処理を実行した場合のタイミ
ング図である。
【図5】 第2実施形態におけるパルス幅設定処理の処
理内容を表すフローチャートである。
【図6】 図5で示された処理を実行した場合のタイミ
ング図である。
【図7】 インジェクタの燃料噴射特性を表すグラフで
ある。
【符号の説明】
2…電子制御装置(ECU) 4…入力部 6
…マルチプレクサ 8…マイクロコンピュータ 10…デマルチプレク
サ 12…ドライバ回路 14a〜14f…検
出抵抗 30(30a〜30f)…インジェクタ 3
2…噴射ノズル 34…電磁ソレノイド 36…コネクタ部 38(38a〜38f)…補正抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 51/06 G05B 11/36 501F G05B 11/36 501 F02M 51/02 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号と燃料噴射量との関係を表す燃
    料噴射特性を特定するための補正データを外部から読出
    可能に保持するインジェクタから、該補正データを読み
    込む補正データ読込手段と、 与えられた目標噴射量に相当する前記駆動信号を、前記
    補正データ読出手段が読み込んだ補正データにより特定
    された燃料噴射特性に従って設定する駆動信号設定手段
    と、 該駆動信号設定手段により設定された駆動信号を、与え
    られた駆動タイミングに従って前記インジェクタへ出力
    する駆動信号出力手段と、 を備えたインジェクタ駆動制御装置において、 前記補正データ読込手段は、前記駆動信号出力手段の駆
    動タイミングとは異なる読込タイミングにて、前記補正
    データを読み込むことを特徴とするインジェクタ駆動制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記読込タイミングは、前記駆動信号出
    力手段による前記駆動信号の最初の送出が開始される前
    の任意時点であることを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンジェクタ駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記読込タイミングは、前記駆動信号出
    力手段による前記駆動信号の送出が終了してから次の送
    出が開始されるまでの間の任意時点であることを特徴と
    する請求項1に記載のインジェクタ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 複数のインジェクタのうち何れか一つを
    選択して、該選択されたインジェクタの補正データを、
    前記補正データ読込手段に提供するマルチプレクサと、 前記複数のインジェクタのうち何れか一つを選択して、
    該選択されたインジェクタに、前記駆動信号出力手段が
    出力する駆動信号を提供するデマルチプレクサと、 前記マルチプレクサ及びデマルチプレクサにて選択され
    るインジェクタを順次切り替える切替手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載のインジェクタ駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記切替手段は、前記マルチプレクサ及
    びデマルチプレクサの切替制御を同時に行い、且つ同じ
    インジェクタを選択させることを特徴とする請求項4に
    記載のインジェクタ駆動制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101054073B1 (ko) 2011-01-14 2011-08-03 경남과학기술대학교 산학협력단 바이 퓨얼 시스템의 인젝터 드라이브 설정 방법 및 그 시스템

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KR101054073B1 (ko) 2011-01-14 2011-08-03 경남과학기술대학교 산학협력단 바이 퓨얼 시스템의 인젝터 드라이브 설정 방법 및 그 시스템

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