JPH1117136A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1117136A
JPH1117136A JP9164257A JP16425797A JPH1117136A JP H1117136 A JPH1117136 A JP H1117136A JP 9164257 A JP9164257 A JP 9164257A JP 16425797 A JP16425797 A JP 16425797A JP H1117136 A JPH1117136 A JP H1117136A
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barrier metal
forming
connection hole
insulating film
film
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JP9164257A
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English (en)
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Yoshikazu Tokimine
美和 常峰
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続孔における導電体とバリアメタルとの接
触面積を変化させることで、バリア特性の向上と接触抵
抗の低減を同時に実現可能な半導体装置を得る。 【解決手段】 本発明における半導体装置は、p型シリ
コン基板1の主面上に形成された、n型ドレイン領域6
に達するコンタクトホール11aを有する層間絶縁膜1
1と、コンタクトホール11aの側面及び底面を覆い、
空隙12aを有するポリシリコンプラグ12と、プラグ
の空隙12a内部に形成された第1のバリアメタル13
aと、第1のバリアメタル13a表面に接して、層間絶
縁膜11上に延在する第2のバリアメタル13bと、第
2のバリアメタル13b上に形成されたキャパシタ下部
電極14と、キャパシタ下部電極14を覆うように形成
された高誘電率体膜15と、高誘電率体膜15を覆うよ
うに形成されたキャパシタ上部電極16とを具備するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に、高誘電率材料をキャパシタ誘
電体膜として用いた容量素子を有する半導体装置及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAM(Dyanamic R
andom Access Memory)の高集積化
に伴い、メモリセルサイズの縮小化が進み、キャパシタ
の平面的な占有面積も同時に縮小されてきた。この平面
占有面積の減少に伴うキャパシタ容量の減少を補うた
め、最近では、高誘電率材料をキャパシタ誘電体膜に採
用する研究が進められている。
【0003】例えば、特開平7−30077号公報にそ
の一例が記載されている。図8は上記公報に記載され
た、高誘電率材料をキャパシタ誘電体膜として用いた容
量素子を有する、従来のDRAMのメモリセル構造を示
す要部断面図である。
【0004】図8に示すメモリセルは、基板1の主面上
に形成された、トランスファーゲートトランジスタ7及
びキャパシタ27とを有する、1トランジスタ1キャパ
シタ型のメモリセルである。
【0005】トランスファーゲートトランジスタ7は、
ゲート酸化膜4を介して基板1上に形成されるととも
に、絶縁膜8により表面を覆われたゲート電極3と、基
板1の主面において、ゲート電極3を挟んで対向するよ
うに形成されたソース及びドレイン領域5及び6を有し
ている。
【0006】上記ソース領域5にはビット線9が電気的
に接続されており、又、このビット線9及びトランスフ
ァーゲートトランジスタ7を覆うように、基板1上に層
間絶縁膜11が形成されている。
【0007】層間絶縁膜11には、ドレイン領域6に開
口するコンタクトホール11aが形成されている。又、
このコンタクトホール11a底面から一定の深さまで充
填された、多結晶シリコンからなる埋込導電層22が形
成されている。又、この埋込導電層22を介してドレイ
ン領域6と電気的に接続されているキャパシタ27が形
成されている。
【0008】上記キャパシタ27は、バリアメタル23
を介して上記埋込導電層22と電気的に接続されるPt
からなる下部電極24、PZT(チタン酸ジルコン酸
鉛)からなる誘電率体膜25、及び、白金からなる上部
電極26により形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
な従来の高誘電率材料をキャパシタ誘電体膜に用いた半
導体装置においては、耐酸化性と、誘電体の結晶性の向
上の観点からPtなどの貴金属を下部電極としてい用い
る場合が多く、このPt下部電極と接続構内部に形成さ
れた多結晶シリコンからなるプラグとを電気的に接続す
るに際して、多結晶シリコンとPtとの相互拡散を防止
するためにバリアメタルを挿入する必要がある。そし
て、このバリアメタルの材質としては、一般的に高融点
金属であるTi、W、Ta等から熱的に形成した窒化物
が用いられる。
【0010】但し、この高融点金属の窒化物は、比抵抗
がドープトポリシリコンよりも高く、又、多結晶シリコ
ンとの界面も電気的抵抗となるため、下部電極とシリコ
ン基板間のコンタクト抵抗は、従来高い値となってい
た。
【0011】一方、コンタクト抵抗は低いが拡散防止能
力が劣る材質のバリアメタルを用いた場合、このバリア
メタルと多結晶シリコンとの反応の可能性が高くなり、
この反応によってバリアメタル中に拡散したシリコンに
より、バリアメタルが体積膨張を起こし機械的な破損が
起こる可能性があった。又、下部電極のPtと埋込導電
層の多結晶シリコンとの相互拡散が発生する可能性があ
り、この場合、Pt中に混在するシリコンが高誘電率体
膜の形成工程などの熱処理工程において酸化され、下部
電極中にシリコン酸化膜が形成され、電極としての機能
が劣化するという問題もあった。
【0012】又、上記のような構造を有する半導体装置
においては、バリアメタルと埋込導電層との接触面積
が、接続孔の開口面積により一義的に決まってしまい、
そのため、上記の問題点からも明らかなように、コンタ
クト抵抗の減少と相互拡散の防止を両立するには、バリ
アメタルの材質そのものを良好な材質に変える必要があ
った。
【0013】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、接続孔における導電体とバリアメタルとの接
触面積を変化させることで、バリア性の向上と接触抵抗
の低減を同時に実現することができる半導体装置を得る
ことを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、一主面に不純物領域を有する半導体基板と、上記
半導体基板の主面上において上記不純物領域を覆うよう
に形成され、当該不純物領域に達する接続孔を有する層
間絶縁膜と、上記接続孔の側面及び底面を覆い、当該接
続孔内部において空隙を有する導電体と、上記導電体の
空隙内部に形成された第1のバリアメタルと、上記第1
のバリアメタル表面に接し、上記層間絶縁膜上に延在す
る第2のバリアメタルと、上記第2のバリアメタル上に
形成された下部電極と、上記下部電極を覆うように形成
された高誘電率体膜と、上記高誘電率体膜を覆うように
形成された上部電極とを備えたものである。
【0015】又、上記第1のバリアメタルは導電体の空
隙を埋め込むように形成されていることを特徴とするも
のである。
【0016】又、上記第1のバリアメタルは導電体を覆
うように形成されていることを特徴とするものである。
【0017】又、上記第1及び第2のバリアメタルは同
じ材質であることを特徴とするものである。
【0018】又、上記第1及び第2のバリアメタルは異
なる材質であることを特徴とするものである。
【0019】又、上記第1のバリアメタルは導電体に対
し、第2のバリアメタルは下部電極に対して、それぞれ
高いバリア特性を有する材質により形成されていること
を特徴とするものである。
【0020】又、一主面に不純物領域を有する半導体基
板と、上記半導体基板の主面上において上記不純物領域
を覆うように形成され、当該不純物領域に達する接続孔
を有する層間絶縁膜と、上記接続孔の側面及び底面を覆
い、当該接続孔内部において空隙を有する導電体と、上
記導電体の空隙内部に形成された絶縁体と、上記導電体
表面に接し、上記層間絶縁膜上に延在するバリアメタル
と、上記バリアメタル上に形成された下部電極と、上記
下部電極を覆うように形成された高誘電率体膜と、上記
高誘電率体膜を覆うように形成された上部電極とを備え
たものである。
【0021】又、上記絶縁体は導電体の空隙を埋め込む
ように形成されていることを特徴とするものである。
【0022】又、上記導電体は接続孔の開口部から底面
にかけて当該接続孔の側面を覆うように形成されている
ことを特徴とするものである。
【0023】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
一主面に不純物領域を有する半導体基板上に、上記不純
物領域を覆うように層間絶縁膜を形成する工程と、上記
層間絶縁膜に上記不純物領域に達する接続孔を形成する
工程と、上記接続孔の内部を含む上記半導体基板の主面
上に第1の導電層を形成して、上記接続孔の内部に上記
第1の導電層により囲まれる空隙を形成する工程と、上
記空隙の内部を含む上記半導体基板の主面上に第1のバ
リアメタル層を形成する工程と、上記第1のバリアメタ
ル層及び第1の導電層の上記層間絶縁膜上に形成されて
いる部分を除去する工程と、上記接続孔の開口部を含む
上記半導体基板の主面上に第2のバリアメタル層を形成
する工程と、上記第2のバリアメタル層を覆うように第
2の導電層を形成する工程と、上記第2の導電層を覆う
ように高誘電率体膜を形成する工程と、上記高誘電率体
膜を覆うように第3の導電層を形成する工程とを含むも
のである。
【0024】又、上記第1のバリアメタル層に代えて絶
縁層とすることを特徴とするものである。
【0025】又、一主面に不純物領域を有する半導体基
板上に、上記不純物領域を覆うように層間絶縁膜を形成
する工程と、上記層間絶縁膜に上記不純物領域に達する
接続孔を形成する工程と、上記接続孔の内部を含む上記
半導体基板の主面上に第1の導電層を形成して、上記接
続孔の内部に上記第1の導電層により囲まれる空隙を形
成する工程と、異方性エッチング法を用いて、上記第1
の導電層を上記空隙が残るように上記接続孔の開口部か
ら後退させる工程と、上記空隙の内部を含む上記半導体
基板の主面上に第1のバリアメタル層を形成する工程
と、上記第1のバリアメタル層の上記層間絶縁膜上に形
成されている部分を除去する工程と、上記接続孔の開口
部を含む上記半導体基板の主面上に第2のバリアメタル
層を形成する工程と、上記第2のバリアメタル層を覆う
ように第2の導電層を形成する工程と、上記第2の導電
層を覆うように高誘電率体膜を形成する工程と、上記高
誘電率体膜を覆うように第3の導電層を形成する工程と
を含むものである。
【0026】又、上記異方性エッチング法を用いる工程
において、塩素ガスをエッチングガスとして用いること
を特徴とするものである。
【0027】又、上記異方性エッチング法を用いる工程
より前に、第1の導電層の層間絶縁膜上に形成されてい
る部分を除去する工程を含むものである。
【0028】又、上記層間絶縁膜上に形成されている部
分を除去する工程において、ケミカルメカニカルポリッ
シング法を用いることを特徴とするものである。
【0029】又、上記層間絶縁膜上に形成されている部
分を除去する工程において、層間絶縁膜も削ることを特
徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下に、この発明の実施の形態1につい
て、図1ないし図4に基づいて説明する。図1はこの発
明の実施の形態1における半導体装置の構造を示す要部
断面図である。図1において、1は例えばP型のシリコ
ン基板、2はシリコン基板1の主面上に、例えばLOC
OS(Local Oxidation of Sii
con)法を用いて形成された素子分離膜である。
【0031】3は例えば熱酸化膜からなるゲート絶縁膜
4を介してシリコン基板1上に形成されるとともに、ワ
ード線の一部をなすゲート電極である。5、6はシリコ
ン基板1の主面に形成された例えばN型のソース、ドレ
イン領域であり、互いに上記ゲート電極3の下におい
て、当該ゲート電極3を挟んで対向するように形成され
ている。
【0032】7は上記シリコン基板1の主面に形成さ
れ、ゲート電極3、ゲート絶縁膜4、及びソース、ドレ
イン領域5、6を有するNチャネル型のMOS電界効果
型トランジスタである。又、8は上記ゲート電極3の保
護酸化膜である。
【0033】9は上記ソース領域5に電気的に接続され
たビット線であり、10はこのビット線9を保護するた
めの酸化膜である。又、11はドレイン領域6表面に開
口するコンタクトホール11aを備えた基板1上に形成
されたB、P等を含有するシリコン酸化膜からなる層間
絶縁膜である。
【0034】12はコンタクトホール11aの開口部
(層間絶縁膜11の上面をコンタクトホール11a上に
延長した面)から底面(シリコン基板1表面)にかけ
て、当該コンタクトホール11aの側面を覆うように形
成され、実質的にコンタクトホール11aの形状に沿っ
た空隙12aを有する、多結晶シリコンからなるプラグ
である。
【0035】13aは上記プラグの空隙12aの内部を
埋め込むように形成されたTiN(チタンナイトライ
ド)からなる第1のバリアメタルであり、13bはこの
第1のバリアメタルに接するとともに、上記層間絶縁膜
上に延在する同じくTiNからなる第2のバリアメタル
であり、これらバリアメタル13により、下部電極14
とポリシリコンプラグ12との相互拡散を防止する。
【0036】ここで、TiNの代わりに、WN(タング
ステンナイトライド)、TiWN(タングステンチタン
ナイトライド)、TaN(タンタルナイトライド)等の
高融点金属の窒化物を用いても良い。但し、本実施の形
態1のように、バリアメタル13とポリシリコンプラグ
12との接触面積が大きい構造を有する場合、バリア特
性(例えば多結晶シリコンなどの、プラグ12の導電体
材料との反応が起こりにくく、下部電極14とプラグ1
2との相互拡散を抑制する特性)が高いバリアメタル1
3を用いることが、より好ましい。例えば、TiNを用
いる場合には、窒素の比率の高いものを用いる方が、バ
リア性の向上のため、より好ましいと言える。
【0037】又、本実施の形態1においては、上記第1
及び第2のバリアメタル13a、13bとして、同じ材
質(例えば、TiN膜)を用いることにより、バリアメ
タル13a、13b間での接触抵抗を低減することがで
き、素子全体の接触抵抗の低減が可能となる。但し、第
1及び第2のバリアメタル13a、13bを、同じ材質
に限るものではない。
【0038】14は第2のバリアメタル13b上に形成
された、例えばPtからなる下部電極、15は上記キャ
パシタ下部電極14を覆うように形成された、例えばS
rTiO3(チタン酸ストロンチウム)、BaTiO
3(チタン酸バリウム)等からなる高誘電率体膜であ
り、16は上記高誘電率体膜15を挟んでキャパシタ下
部電極14に対向する位置に形成された、例えばPtか
らなるキャパシタ上部電極である。
【0039】17は上部電極16上に形成された例えば
シリコン酸化膜からなる上部層間絶縁膜であり、18は
その上に形成された第1アルミ配線層、20は第2アル
ミ配線層であり、第1及び第2アルミ配線層の間には配
線間絶縁膜19が形成されている。
【0040】つぎに、このように構成された半導体装置
の製造方法について図2乃至図4を用いて説明する。図
2乃至図4はこの順に半導体装置の製造方法を工程順に
示す要部断面図である。
【0041】まず、図2(a)に示すように、例えばP
型のシリコン基板1の一主面の所望の位置に、例えばL
OCOS法を用いて素子分離膜2を形成し、シリコン基
板1の表面に例えば熱酸化法によりシリコン酸化膜から
なるゲート絶縁膜4を形成し、その上にゲート電極3と
なる例えば多結晶シリコン膜を化学気相成長(CVD:
Chemical Vapor Depositio
n)法を用いて堆積し、写真製版技術及び異方性エッチ
ング技術を用いてパターニングして、ワード線(ゲート
電極)3を形成し、このワード線3及び素子分離膜2を
マスクとして、例えばリン又はヒ素のイオン注入を行
い、N型のソース領域5及びドレイン領域6をシリコン
基板1の主面に形成し、Nチャネル型のMOS電界効果
型トランジスタ7を得る。
【0042】次に、例えばCVD法を用いてTEOS
(Tetra−Ethyle−Ortho Silic
ate)酸化膜からなるゲート保護絶縁膜8を形成し、
通常の写真製版技術及び異方性エッチング技術を用い
て、この絶縁膜8にソース領域5表面に開口する接続孔
を形成し、シリコン基板1上にビット線8となる例えば
多結晶シリコン膜をCVD法を用いて堆積し、写真製版
技術を用いてパターニングしてビット線9を形成する。
続いて、このビット線9を保護するための酸化膜10を
例えばCVD法を用いて形成し、さらに、シリコン基板
1上の全面に、例えばCVD法を用いてTEOS酸化膜
からなる層間絶縁膜11を堆積し、写真製版技術及び反
応性イオンエッチング技術を用いて、上記層間絶縁膜1
1を選択的にエッチングして、ドレイン領域6表面に達
するコンタクトホール11aを形成する。
【0043】次に、図2(b)に示すように、SiH4
(シラン)等を原料としたCVD法により、ポリシリコ
ン膜120をコンタクトホール11aの側面を含む基板
1上に成膜する。これにより、コンタクトホール11a
の内部に、上記ポリシリコン膜120により囲まれる空
隙120aが形成されることとなる。
【0044】具体的には、本実施の形態1においては、
ホール径が約0.3μmのコンタクトホール11aの側
面に、膜厚0.1μm程度のリンをドープしたポリシリ
コン膜120を成膜した。ここで、成膜温度は約500
〜600℃、膜厚はコンタクトホール径にもよるが0.
05〜0.2μm程度とする。又、ここで、ポリシリコ
ン膜の代わりに、段差被覆性の優れたアモルファスシリ
コン膜を用いても良い。
【0045】次に、図3(a)に示すように、TiCl
4及びアンモニアガスを原料としたCVD法を用いて、
TiN膜130aをポリシリコン膜120上及び空隙1
20aの内部を充填するように形成する。具体的には、
本実施の形態1においては、例えば、空隙120aの開
口径が約0.1μmの条件下において、膜厚0.2μm
程度のTiN膜130aを堆積した。ここで、成膜温度
は700〜800℃程度、膜厚は空隙120aの開口径
の約2倍程度とすることが望ましい。又、ここで、空隙
120aの開口径が小さい場合、又はアスペクト比が高
い場合などは、コリメーションスパッタや低圧スパッタ
等のスパッタ成膜を用いても良い。
【0046】次に、図3(b)に示すように、CMP
(ケミカルメカニカルポリッシング)法を用いて、層間
絶縁膜11上のポリシリコン膜120及びTiN膜13
0aを除去することにより、ポリシリコンプラグが有す
る空隙12a内部に第1のバリアメタル13aを形成
し、コンタクトホール11a内部をポリシリコンプラグ
12とともに埋め込む。
【0047】具体的には、本実施の形態1においては、
コロイダルシリカを研磨剤として用い、層間絶縁膜11
も0.2μm程度CMP法により研磨除去している。そ
のため、除去後の平坦性が良好であるという効果を有す
る。
【0048】この時、CMP法の代わりに、例えばAr
スパッタエッチングを用いて、層間絶縁膜11上のポリ
シリコン膜120及びTiN膜130aを除去しても良
いが、CMP法を用いる方が、被研磨材質による選択性
が少ないので、層間絶縁膜11であるシリコン酸化膜、
ポリシリコン膜120及びTiN膜130aといった、
異なる材質であっても平坦化できるという利点がある。
そのため、本実施の形態1においては、CMP法を用い
ている。
【0049】次に、図4(a)に示すように、TiCl
4及びアンモニアガスを原料としたCVD法を用いて、
TiN膜130bをコンタクトホール11aの開口部を
含む基板1上に形成し、このTiN膜130b上に、P
t膜140をスパッタ法を用いて形成する。
【0050】次に、図4(b)に示すように、写真製版
技術及び異方性エッチング技術を用いて、TiN膜13
0b、Pt膜140をパターニングして、第2のバリア
メタル13b及びキャパシタ下部電極14を形成する。
続いて、上記キャパシタ下部電極14を覆うように、S
rTiO3(チタン酸ストロンチウム)、BaTiO
3(チタン酸バリウム)からなるBST膜150を堆積
し、その上に、Pt膜160を堆積する。
【0051】その後、写真製版技術及び異方性エッチン
グ技術を用いて、BST膜150、Pt膜160をパタ
ーニングして、高誘電率体膜15及び上部電極16を形
成する。続いて、通常の形成方法を用いて、上部電極1
6上に上部層間絶縁膜17を、その上に第1アルミ配線
層18、配線間絶縁膜19、第2アルミ配線層20を順
次形成することにより、図1に示した半導体装置を得
る。
【0052】本実施の形態1においては、コンタクトホ
ール11aの開口面積を増大することなく、コンタクト
ホール11a内部における、プラグ12とバリアメタル
13との接触面積を増加することができ、そのため、接
触抵抗の低減を図ることができ、加えて、バリア特性の
高い材質からなる第1及び第2のバリアメタルを用いる
ことで、バリア特性の向上と接触抵抗の低減を同時に実
現することができるという効果を有する。
【0053】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2における半導体装置の構造を示す要部断面図であ
り、上記した実施の形態1に対して、プラグの空隙12
aの内部にシリコン酸化膜からなる絶縁体21が形成さ
れている点で相違するだけであり、他の点については上
記した実施の形態1と同様である。
【0054】又、製造方法も、実施の形態1の図3
(a)において示される工程において、TiN膜からな
る第1のバリアメタル層130aを堆積する代わりに、
シリコン酸化膜を堆積する点においてのみ相違するだけ
であり、他の点については上記した実施の形態1と同様
である。
【0055】本実施の形態2においては、コンタクトホ
ール11aの開口面積を減少することなく、即ち、プラ
グ12と基板1との接触面積を減らすことなく、プラグ
12とバリアメタル13との接触面積を減少することが
でき、そのため、バリアメタル13と下部電極14との
相互拡散の低減を図ることができる。加えて、プラグ1
2との接触抵抗の低い材質からなるバリアメタル13を
用いることで、バリア特性の向上と接触抵抗の低減を同
時に実現することができるという効果を有する。
【0056】実施の形態3.以下に、この発明の実施の
形態3について、図6及び図7に基づいて説明する。図
6はこの発明の実施の形態3における半導体装置の構造
を示す要部断面図である。図6において、1は例えばP
型のシリコン基板、2はシリコン基板1の主面上に、例
えばLOCOS(Local Oxidation o
f Siicon)法を用いて形成された素子分離膜で
ある。
【0057】3は例えば熱酸化膜からなるゲート絶縁膜
4を介してシリコン基板1上に形成されるとともに、ワ
ード線の一部をなすゲート電極である。5、6はシリコ
ン基板1の主面に形成された例えばN型のソース、ドレ
イン領域であり、互いに上記ゲート電極3の下におい
て、当該ゲート電極3を挟んで対向するように形成され
ている。
【0058】7は上記シリコン基板1の主面に形成さ
れ、ゲート電極3、ゲート絶縁膜4、及びソース、ドレ
イン領域5、6を有するNチャネル型のMOS電界効果
型トランジスタである。又、8は上記ゲート電極3の保
護酸化膜である。
【0059】9は上記ソース領域5に電気的に接続され
たビット線であり、10はこのビット線9を保護するた
めの酸化膜である。又、11はドレイン領域6表面に開
口するコンタクトホール11aを備えた基板1上に形成
されたB、P等を含有するシリコン酸化膜からなる層間
絶縁膜である。
【0060】12bはコンタクトホール11aの開口部
(層間絶縁膜11の上面をコンタクトホール11a上に
延長した面)から一定の深さ(例えば、0.1μm程
度)後退して、当該コンタクトホール11aの側面を覆
うように形成された、実質的にコンタクトホール11a
の形状に沿った空隙12aを有する、多結晶シリコンか
らなるプラグである。
【0061】13cは上記プラグの空隙12aの内部を
埋め込み、かつ、プラグ12bを覆うように形成された
WN(タングステンナイトライド)からなる第1のバリ
アメタルであり、13bはこの第1のバリアメタルに接
するとともに、上記層間絶縁膜上に延在する同じくTi
Nからなる第2のバリアメタルであり、これらバリアメ
タル13により、下部電極14とポリシリコンプラグ1
2bとの相互拡散を防止する。
【0062】ここで、WN、TiNの代わりに、TiW
N(タングステンチタンナイトライド)、TaN(タン
タルナイトライド)等の高融点金属の窒化物を用いても
良い。但し、本実施の形態3のように、バリアメタル1
3とポリシリコンプラグ12bとの接触面積が大きい構
造の場合、バリア特性(例えば多結晶シリコンなどの、
プラグの導電体材料との反応が起こりにくく、下部電極
14とプラグ12bとの相互拡散が抑制する特性)が高
いバリアメタル13を用いることが、より好ましい。
【0063】又、本実施の形態3においては、上記第1
及び第2のバリアメタル13c、13bとして、異なる
材質(例えば、WN膜及びTiN膜)を用いることによ
り、第1のバリアメタル13cをプラグ12b中のシリ
コンに対し、第2のバリアメタル13bを下部電極14
中のPtに対して、それぞれ高いバリア特性を有する材
質により形成することで、素子全体のバリア特性をより
向上することができる。但し、第1及び第2のバリアメ
タル13c、13bを、同じ材質としてもかまわない。
【0064】14は第2のバリアメタル13b上に形成
された、例えばPtからなる下部電極、15は上記キャ
パシタ下部電極14を覆うように形成された、例えばS
rTiO3(チタン酸ストロンチウム)、BaTiO
3(チタン酸バリウム)等からなる高誘電率体膜であ
り、16は上記高誘電率体膜15を挟んでキャパシタ下
部電極14に対向する位置に形成された、例えばPtか
らなるキャパシタ上部電極である。
【0065】17は上部電極16上に形成された例えば
シリコン酸化膜からなる上部層間絶縁膜であり、18は
その上に形成された第1アルミ配線層、20は第2アル
ミ配線層であり、第1及び第2アルミ配線層の間には配
線間絶縁膜19が形成されている。
【0066】つぎに、このように構成された半導体装置
の製造方法について図7を用いて説明する。図7はこの
順に半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図で
ある。
【0067】ここで、実施の形態1の図2(b)に示さ
れたポリシリコン膜からなる第1の導電層120の成膜
工程までは、本実施の形態3の製造方法においても同様
である。
【0068】上記図2(b)に示された工程に続いて、
図7(a)に示すように、塩素ガスを用いた異方性エッ
チングにより、ポリシリコン膜120をコンタクトホー
ルノ開口部から0.1μm程度後退させる。ここで、コ
ンタクトホール11aは0.1μmに比べ深いものであ
るので、ポリシリコン膜120により囲まれている空隙
120aは残っている。
【0069】この時、異方性エッチングを行う以前に、
CMP(ケミカルメカニカルポリッシング)法を用い
て、層間絶縁膜11上のポリシリコン膜120を除去し
ておいても良く、これにより、異方性エッチング工程に
おける、コンタクトホール11a底面付近におけるポリ
シリコン膜120の膜厚の減少を低減することができ
る。
【0070】次に、図7(b)に示すように、CVD法
を用いてWN膜130cをポリシリコン膜120により
囲まれている空隙120a内部を充填するように基板1
上に形成する。ここで、空隙120aの開口径が小さい
場合、又はアスペクト比が高い場合などは、コリメーシ
ョンスパッタや低圧スパッタ等のスパッタ成膜を用いて
も良い。
【0071】次に、図7(c)に示すように、CMP法
を用いて、層間絶縁膜11上のWN膜130cを除去す
ることにより、ポリシリコンプラグ12b上部をも覆う
ように第1のバリアメタル13cを形成して、コンタク
トホール11aの内部を埋め込む。
【0072】具体的には、本実施の形態3においては、
コロイダルシリカを研磨剤として用いている。この時、
CMP法の代わりに、例えばArスパッタエッチングを
用いて、層間絶縁膜11上のWN膜130cを除去して
もかまわないが、CMP法を用いる方が、被研磨材質に
よる選択性が少ないので、層間絶縁膜11であるシリコ
ン酸化膜及びWN膜130cといった、異なる材質であ
っても平坦化できるという利点がある。そのため、本実
施の形態3においては、CMP法を用いている。
【0073】その後、上記図4(a)に示した工程を含
めて、それ以降実施の形態1と同様の工程を用いて、図
6に示した半導体装置を得る。
【0074】本実施の形態3においては、コンタクトホ
ール11aの開口面積を増大することなく、コンタクト
ホール11a内部における、プラグ12bとバリアメタ
ル13との接触面積を増加することができ、そのため、
接触抵抗の低減を図ることができ、加えて、バリア特性
の高い材質からなる第1及び第2のバリアメタルを用い
ることで、バリア特性の向上と接触抵抗の低減を同時に
実現することができるという効果を有する。
【0075】又、本実施の形態3においては、第1及び
第2のバリアメタル13c、13bが積層されてお
り、、それぞれがシリコン又は下部電極材料に対するバ
リア特性が優れた材料を用いているので、単層の場合よ
りも高いバリア特性を発揮することが可能となる。
【0076】
【発明の効果】この発明に係る半導体装置は、一主面に
不純物領域を有する半導体基板と、上記半導体基板の主
面上において上記不純物領域を覆うように形成され、当
該不純物領域に達する接続孔を有する層間絶縁膜と、上
記接続孔の側面及び底面を覆い、当該接続孔内部におい
て空隙を有する導電体と、上記導電体の空隙内部に形成
された第1のバリアメタルと、上記第1のバリアメタル
表面に接し、上記層間絶縁膜上に延在する第2のバリア
メタルと、上記第2のバリアメタル上に形成された下部
電極と、上記下部電極を覆うように形成された高誘電率
体膜と、上記高誘電率体膜を覆うように形成された上部
電極とを備えたので、接続孔における導電体とバリアメ
タルとの接触面積が増加することとなり、接触抵抗の低
減を図ることができ、かつ、バリア特性の高い材質から
なる第1及び第2のバリアメタルを用いることで、バリ
ア特性の向上と接触抵抗の低減を同時に実現することが
できるという効果を有する。
【0077】又、上記第1のバリアメタルは導電体の空
隙を埋め込むように形成されていることを特徴とするの
で、第1のバリアメタルと導電体の上面を平坦化するこ
とが可能となる。
【0078】又、上記第1のバリアメタルは導電体を覆
うように形成されていることを特徴とするので、よりバ
リア特性の向上を図ることが可能となる。
【0079】又、上記第1及び第2のバリアメタルは同
じ材質であることを特徴とするので、バリアメタル間で
の接触抵抗を低減することができ、素子全体の接触抵抗
の低減が可能となる。
【0080】又、上記第1及び第2のバリアメタルは異
なる材質であることを特徴とするので、第1のバリアメ
タルを導電体に対し、第2のバリアメタルを下部電極に
対して、それぞれ高いバリア特性を有する材質により形
成することで、バリア特性を向上することができる。
【0081】又、上記第1のバリアメタルは導電体に対
し、第2のバリアメタルは下部電極に対して、それぞれ
高いバリア特性を有する材質により形成されていること
を特徴とするので、バリア特性を向上することができ
る。
【0082】又、一主面に不純物領域を有する半導体基
板と、上記半導体基板の主面上において上記不純物領域
を覆うように形成され、当該不純物領域に達する接続孔
を有する層間絶縁膜と、上記接続孔の側面及び底面を覆
い、当該接続孔内部において空隙を有する導電体と、上
記導電体の空隙内部に形成された絶縁体と、上記導電体
表面に接し、上記層間絶縁膜上に延在するバリアメタル
と、上記バリアメタル上に形成された下部電極と、上記
下部電極を覆うように形成された高誘電率体膜と、上記
高誘電率体膜を覆うように形成された上部電極とを備え
たので、導電体とバリアメタルとの接触面積が減少する
こととなり、相互拡散の低減を図ることができ、かつ、
導電体との接触抵抗の低い材質からなるバリアメタルを
用いることで、バリア特性の向上と接触抵抗の低減を同
時に実現することができるという効果を有する。
【0083】又、上記絶縁体は導電体の空隙を埋め込む
ように形成されていることを特徴とするので、絶縁体と
導電体の上面を平坦化することが可能となる。
【0084】又、上記導電体は接続孔の開口部から底面
にかけて当該接続孔の側面を覆うように形成されている
ことを特徴とするので、層間絶縁膜と導電体の上面を平
坦化することが可能となる。
【0085】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
一主面に不純物領域を有する半導体基板上に、上記不純
物領域を覆うように層間絶縁膜を形成する工程と、上記
層間絶縁膜に上記不純物領域に達する接続孔を形成する
工程と、上記接続孔の内部を含む上記半導体基板の主面
上に第1の導電層を形成して、上記接続孔の内部に上記
第1の導電層により囲まれる空隙を形成する工程と、上
記空隙の内部を含む上記半導体基板の主面上に第1のバ
リアメタル層を形成する工程と、上記第1のバリアメタ
ル層及び第1の導電層の上記層間絶縁膜上に形成されて
いる部分を除去する工程と、上記接続孔の開口部を含む
上記半導体基板の主面上に第2のバリアメタル層を形成
する工程と、上記第2のバリアメタル層を覆うように第
2の導電層を形成する工程と、上記第2の導電層を覆う
ように高誘電率体膜を形成する工程と、上記高誘電率体
膜を覆うように第3の導電層を形成する工程とを含むの
で、接続孔における導電層とバリアメタル層との接触面
積が増加することとなり、接触抵抗の低減を図ることが
でき、かつ、バリア特性の高い材質からなる第1及び第
2のバリアメタル層を用いることで、バリア特性の向上
と接触抵抗の低減を同時に実現することができるという
効果を有する。
【0086】又、上記第1のバリアメタル層に代えて絶
縁層とすることを特徴とするので、導電層と第2のバリ
アメタル層との接触面積が減少することとなり、相互拡
散の低減を図ることができ、かつ、導電層との接触抵抗
の低い材質からなる第2のバリアメタル層を用いること
で、バリア特性の向上と接触抵抗の低減を同時に実現で
きる半導体装置を得ることができる。
【0087】又、一主面に不純物領域を有する半導体基
板上に、上記不純物領域を覆うように層間絶縁膜を形成
する工程と、上記層間絶縁膜に上記不純物領域に達する
接続孔を形成する工程と、上記接続孔の内部を含む上記
半導体基板の主面上に第1の導電層を形成して、上記接
続孔の内部に上記第1の導電層により囲まれる空隙を形
成する工程と、異方性エッチング法を用いて、上記第1
の導電層を上記空隙が残るように上記接続孔の開口部か
ら後退させる工程と、上記空隙の内部を含む上記半導体
基板の主面上に第1のバリアメタル層を形成する工程
と、上記第1のバリアメタル層の上記層間絶縁膜上に形
成されている部分を除去する工程と、上記接続孔の開口
部を含む上記半導体基板の主面上に第2のバリアメタル
層を形成する工程と、上記第2のバリアメタル層を覆う
ように第2の導電層を形成する工程と、上記第2の導電
層を覆うように高誘電率体膜を形成する工程と、上記高
誘電率体膜を覆うように第3の導電層を形成する工程と
を含むので、第1のバリアメタル層が導電層を覆うよう
な形状となるので、よりバリア特性の向上を図ることが
可能となる。
【0088】又、上記異方性エッチング法を用いる工程
において、塩素ガスをエッチングガスとして用いること
を特徴とするので、第1の導電層として多結晶シリコン
層を用いた場合、接続孔の開口部からの後退を容易に実
現できるという効果を有する。
【0089】又、上記異方性エッチング法を用いる工程
より前に、第1の導電層の層間絶縁膜上に形成されてい
る部分を除去する工程を含むので、異方性エッチング法
を用いる工程における、第1の導電層の接続孔底面付近
における不要なエッチングによる、膜厚の減少を回避す
ることができる。
【0090】又、上記層間絶縁膜上に形成されている部
分を除去する工程において、ケミカルメカニカルポリッ
シング法を用いることを特徴とするので、平坦化が容易
となる。
【0091】又、上記層間絶縁膜上に形成されている部
分を除去する工程において、層間絶縁膜も削ることを特
徴とするので、除去後の平坦性が向上するという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の構造を示す要部断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における半導体装置
の構造を示す要部断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3における半導体装置
の構造を示す要部断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態3における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図8】 従来の半導体装置の構造を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板、 6 不純物領域、 11 層間
絶縁膜、11a 接続孔、 12 導電体、 1
2a 空隙、12b 導電体、 13 バリアメタル、
13a 第1のバリアメタル、13b 第2のバリア
メタル、 13c 第1のバリアメタル、1
4 下部電極、 15 高誘電率体膜、 16 上部電
極、21 絶縁体、 120 第1の導電層、120
a 第1の導電層により囲まれる空隙、130a 第1
のバリアメタル層、 130b 第2のバリアメタル
層、130c 第1のバリアメタル層、 140 第
2の導電層、150 高誘電率体膜、 1
60 第3の導電層。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一主面に不純物領域を有する半導体基板
    と、 上記半導体基板の主面上において上記不純物領域を覆う
    ように形成され、当該不純物領域に達する接続孔を有す
    る層間絶縁膜と、 上記接続孔の側面及び底面を覆い、当該接続孔内部にお
    いて空隙を有する導電体と、 上記導電体の空隙内部に形成された第1のバリアメタル
    と、 上記第1のバリアメタル表面に接し、上記層間絶縁膜上
    に延在する第2のバリアメタルと、 上記第2のバリアメタル上に形成された下部電極と、 上記下部電極を覆うように形成された高誘電率体膜と、 上記高誘電率体膜を覆うように形成された上部電極とを
    備えた半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1のバリアメタルは導電体の空隙を埋
    め込むように形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1のバリアメタルは導電体を覆うよう
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2のバリアメタルは同じ材質
    であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記
    載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 第1及び第2のバリアメタルは異なる材
    質であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1のバリアメタルは導電体に対し、第
    2のバリアメタルは下部電極に対して、それぞれ高いバ
    リア特性を有する材質により形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至3いずれか1項記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 一主面に不純物領域を有する半導体基板
    と、 上記半導体基板の主面上において上記不純物領域を覆う
    ように形成され、当該不純物領域に達する接続孔を有す
    る層間絶縁膜と、 上記接続孔の側面及び底面を覆い、当該接続孔内部にお
    いて空隙を有する導電体と、 上記導電体の空隙内部に形成された絶縁体と、 上記導電体表面に接し、上記層間絶縁膜上に延在するバ
    リアメタルと、 上記バリアメタル上に形成された下部電極と、 上記下部電極を覆うように形成された高誘電率体膜と、 上記高誘電率体膜を覆うように形成された上部電極とを
    備えた半導体装置。
  8. 【請求項8】 絶縁体は導電体の空隙を埋め込むように
    形成されていることを特徴とする請求項7記載の半導体
    装置。
  9. 【請求項9】 導電体は接続孔の開口部から底面にかけ
    て当該接続孔の側面を覆うように形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 一主面に不純物領域を有する半導体基
    板上に、上記不純物領域を覆うように層間絶縁膜を形成
    する工程と、 上記層間絶縁膜に上記不純物領域に達する接続孔を形成
    する工程と、 上記接続孔の内部を含む上記半導体基板の主面上に第1
    の導電層を形成して、上記接続孔の内部に上記第1の導
    電層により囲まれる空隙を形成する工程と、 上記空隙の内部を含む上記半導体基板の主面上に第1の
    バリアメタル層を形成する工程と、 上記第1のバリアメタル層及び第1の導電層の上記層間
    絶縁膜上に形成されている部分を除去する工程と、 上記接続孔の開口部を含む上記半導体基板の主面上に第
    2のバリアメタル層を形成する工程と、 上記第2のバリアメタル層を覆うように第2の導電層を
    形成する工程と、 上記第2の導電層を覆うように高誘電率体膜を形成する
    工程と、 上記高誘電率体膜を覆うように第3の導電層を形成する
    工程とを含む半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 第1のバリアメタル層に代えて絶縁層
    とすることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 一主面に不純物領域を有する半導体基
    板上に、上記不純物領域を覆うように層間絶縁膜を形成
    する工程と、 上記層間絶縁膜に上記不純物領域に達する接続孔を形成
    する工程と、 上記接続孔の内部を含む上記半導体基板の主面上に第1
    の導電層を形成して、上記接続孔の内部に上記第1の導
    電層により囲まれる空隙を形成する工程と、 異方性エッチング法を用いて、上記第1の導電層を上記
    空隙が残るように上記接続孔の開口部から後退させる工
    程と、 上記空隙の内部を含む上記半導体基板の主面上に第1の
    バリアメタル層を形成する工程と、 上記第1のバリアメタル層の上記層間絶縁膜上に形成さ
    れている部分を除去する工程と、 上記接続孔の開口部を含む上記半導体基板の主面上に第
    2のバリアメタル層を形成する工程と、 上記第2のバリアメタル層を覆うように第2の導電層を
    形成する工程と、 上記第2の導電層を覆うように高誘電率体膜を形成する
    工程と、 上記高誘電率体膜を覆うように第3の導電層を形成する
    工程とを含む半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 異方性エッチング法を用いる工程にお
    いて、塩素ガスをエッチングガスとして用いることを特
    徴とする請求項12記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 異方性エッチング法を用いる工程より
    前に、第1の導電層の層間絶縁膜上に形成されている部
    分を除去する工程を含む請求項12又は13記載の半導
    体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 層間絶縁膜上に形成されている部分を
    除去する工程において、ケミカルメカニカルポリッシン
    グ法を用いることを特徴とする請求項10乃至14のい
    ずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 層間絶縁膜上に形成されている部分を
    除去する工程において、層間絶縁膜も削ることを特徴と
    する請求項10乃至15のいずれか1項記載の半導体装
    置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349686B1 (ko) * 2000-10-27 2002-08-24 주식회사 하이닉스반도체 이너 캐패시터의 전하저장 전극 형성방법

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KR100349686B1 (ko) * 2000-10-27 2002-08-24 주식회사 하이닉스반도체 이너 캐패시터의 전하저장 전극 형성방법

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