JPH11168673A - 固体撮像素子を受像手段とするカメラ - Google Patents

固体撮像素子を受像手段とするカメラ

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JPH11168673A
JPH11168673A JP10276097A JP27609798A JPH11168673A JP H11168673 A JPH11168673 A JP H11168673A JP 10276097 A JP10276097 A JP 10276097A JP 27609798 A JP27609798 A JP 27609798A JP H11168673 A JPH11168673 A JP H11168673A
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JP
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image
optical low
pass filter
solid
aperture
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JP10276097A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takayama
淳 高山
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光量の制限のために絞りを用いた場合にも画
質を損なわない固体撮像素子を受像手段とするカメラを
実現する。 【解決手段】 被写体を結像面に結像させる光学系を構
成する撮像レンズ1と、開口面積を制御して結像面への
入射光量を制御する絞り手段2と、前記撮像レンズの結
像面の位置に設けられ、前記撮像レンズにより得られた
画像を光電変換して画像信号を生成するCCD3と、前
記CCDに入射する画像の高周波成分を除去する光学的
ローパスフィルタLFと、前記光学的ローパスフィルタ
を光路中に挿入し、または、待避する制御を行う制御手
段20と、を備え、前記CCDの画素ピッチが7.0μ
m 以下であり、前記絞り手段の絞り値に応じて前記制御
手段が光学的ローパスフィルタを制御する、ことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像素子を受像
手段とするカメラに関し、特に、撮像レンズを通して得
た画像を固体撮像素子で受像して静止画をディジタルデ
ータとして扱う固体撮像素子を受像手段とするカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子を受像手段とするカメラ
は、撮像レンズを通して得た画像をCCD等の固体撮像
素子で光電変換し、得られた画像信号をディジタルデー
タとして扱う構成になっている。
【0003】近年、解像度を上げるためにCCDの高画
素化が進んできており、併せてCCDの小型化も進んで
いる。この結果、CCDの画素ピッチは非常に小さくな
ってきている。
【0004】また、画質向上の一つとして、通常の銀塩
カメラと同様に、CCDへ入射する光量を最適化するた
めに、開口絞りによる絞り手段を用いるようになってき
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように画素ピッチ
の小さいCCDを用いた固体撮像素子を受像手段とする
カメラでは、CCDの画素数の増加に伴って高解像度と
なり画質が向上すると考えられていた。
【0006】しかし、CCDへ入射する光量を制限する
ために小絞りとした場合に、回折が生じて撮影光学系の
MTF特性が劣化し、得られる画像の解像度,コントラ
ストが低下し、画質向上の妨げになることが分かった。
【0007】また、CCDのサンプリングピッチによっ
て生じるモアレを防止するために、CCD前面に光学的
ローパスフィルタが設けられているが、前述の絞りによ
る回折の影響と、この光学的ローパスフィルタLFの高
周波成分の除去とが重なって、一定の条件下では画質が
損なわれることが判明した。
【0008】従って、本発明の目的は、光量の制限のた
めに絞りを用いた場合にも画質を損なわない固体撮像素
子を受像手段とするカメラを実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した問題点に対して
鋭意研究を重ねた結果、固体撮像素子の画素ピッチと絞
り値との間で画質に関して特定の関係が成立することを
発見し、さらに、絞り値と光学的ローパスフィルタとの
間でも画質に関して特定の関係が成立することを発見
し、光量の制限のために絞りを用いた場合にも画質を損
なわない新たな構成を見出した。
【0010】(1)請求項1記載の発明は、被写体を結
像面に結像させる光学系を構成する撮像レンズと、開口
面積を制御して結像面への入射光量を制御する絞り手段
と、前記撮像レンズの結像面の位置に設けられ、前記撮
像レンズにより得られた画像を光電変換して画像信号を
生成する固体撮像素子と、前記固体撮像素子に入射する
画像の高周波成分を除去する光学的ローパスフィルタ
と、前記光学的ローパスフィルタのローパスフィルタ機
能を制御する制御手段と、を備え、前記固体撮像素子の
画素ピッチが7.0μm 以下であり、前記絞り手段の絞
り値に応じて前記制御手段が光学的ローパスフィルタを
制御する、ことを特徴とする固体撮像素子を受像手段と
するカメラである。
【0011】ここで、ローパスフィルタ機能の制御と
は、除去する高周波成分の範囲あるいは除去する度合を
変化させることをいう。この固体撮像素子を受像手段と
するカメラでは、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μ
m 以下である場合に、光量の制限のために絞りを用いた
場合にも、絞り値に応じて前記制御手段が光学的ローパ
スフィルタを制御している結果、回折の影響による解像
度,コントラストの低下と、光学的ローパスフィルタL
Fの高周波成分の除去とが重なることがなくなり、画質
の低下を最低限に抑えることができ、画質を損なうこと
のない固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現でき
る。
【0012】(2)請求項2記載の発明は、上記(1)
の固体撮像素子により撮像するカメラにおいて、前記制
御手段が、前記光学的ローパスフィルタを光路中に挿入
し、または、待避する制御を行うことを特徴とする。
【0013】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、
絞り値に応じて前記制御手段が光学的ローパスフィルタ
の挿入/待避を制御している結果、回折の影響による解
像度,コントラストの低下と、光学的ローパスフィルタ
LFの高周波成分の除去とが重なることがなくなり、画
質の低下を最低限に抑えることができ、画質を損なうこ
とのない固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現で
きる。
【0014】(3)請求項3記載の発明は、上記(2)
の固体撮像素子により撮像するカメラにおいて、前記制
御手段は、前記絞り手段の絞り値が5.6以上のとき
に、前記光学的ローパスフィルタを光路中から待避させ
ることを特徴とする。
【0015】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、
絞り値に応じて前記制御手段が光学的ローパスフィルタ
の挿入/待避を制御しており、絞り値が5.6以上のと
きに、前記光学的ローパスフィルタを光路中から待避さ
せる結果、回折の影響による解像度,コントラストの低
下と、光学的ローパスフィルタLFの高周波成分の除去
とが重なることがなくなり、画質の低下を最低限に抑え
ることができ、画質を損なうことのない固体撮像素子を
受像手段とするカメラを実現できる。
【0016】(4)請求項4記載の発明は、上記(1)
の固体撮像素子により撮像するカメラにおいて、高周波
成分を除去する度合が異なる複数の光学的ローパスフィ
ルタを備え、前記制御手段は、前記絞り手段の絞り値に
応じて、前記光学的ローパスフィルタのいずれかを選択
して用いることを特徴とする。
【0017】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、
絞り値に応じて、高周波成分除去の度合が異なる複数の
光学的ローパスフィルタのいずれかを選択して用いる結
果、回折の影響による解像度,コントラストの低下と、
光学的ローパスフィルタLFの高周波成分の除去とが重
なることがなくなり、画質の低下を最低限に抑えること
ができ、画質を損なうことのない固体撮像素子を受像手
段とするカメラを実現できる。
【0018】(5)請求項5記載の発明は、上記(4)
の固体撮像素子により撮像するカメラにおいて、前記制
御手段は、前記絞り手段の絞り値に応じて、前記光学的
ローパスフィルタのいずれか1つ、または、複数の組合
わせを選択して用いることを特徴とする。
【0019】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、
絞り値に応じて、高周波成分除去の度合が異なる複数の
光学的ローパスフィルタのいずれか1つ、または、複数
の組合わせを選択して用いる結果、回折の影響による解
像度,コントラストの低下と、光学的ローパスフィルタ
LFの高周波成分の除去とが重なることがなくなり、画
質の低下を最低限に抑えることができ、画質を損なうこ
とのない固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現で
きる。
【0020】(6)請求項6記載の発明は、被写体を結
像面に結像させる光学系を構成する撮像レンズと、開口
面積を制御して結像面への入射光量を制御する絞り手段
と、前記撮像レンズの結像面の位置に設けられ、前記撮
像レンズにより得られた画像を光電変換して画像信号を
生成する固体撮像素子と、前記固体撮像素子に入射する
画像の高周波成分を除去する光学的ローパスフィルタ
と、前記光学的ローパスフィルタを光路中に挿入し、ま
たは、待避する制御を行う制御手段と、を備え、前記固
体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であり、前記
絞り手段の絞り値に応じて前記制御手段が光学的ローパ
スフィルタを制御する、ことを特徴とする固体撮像素子
を受像手段とするカメラである。
【0021】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、
絞り値に応じて前記制御手段が光学的ローパスフィルタ
の挿入/待避を制御している結果、回折の影響による解
像度,コントラストの低下と、光学的ローパスフィルタ
LFの高周波成分の除去とが重なることがなくなり、画
質の低下を最低限に抑えることができ、画質を損なうこ
とのない固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現で
きる。
【0022】(7)請求項7記載の発明は、上記(6)
において、前記制御手段は、前記絞り手段の絞り値が
5.6以上のときに、前記光学的ローパスフィルタを光
路中から待避させることを特徴とする。
【0023】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、
絞り値に応じて前記制御手段が光学的ローパスフィルタ
の挿入/待避を制御しており、絞り値が5.6以上のと
きに、前記光学的ローパスフィルタを光路中から待避さ
せる結果、回折の影響による解像度,コントラストの低
下と、光学的ローパスフィルタLFの高周波成分の除去
とが重なることがなくなり、画質の低下を最低限に抑え
ることができ、画質を損なうことのない固体撮像素子を
受像手段とするカメラを実現できる。
【0024】(8)請求項8記載の発明は、上記(6)
において、高周波成分を除去する度合が異なる複数の光
学的ローパスフィルタを備え、前記制御手段は、前記絞
り手段の絞り値に応じて、前記光学的ローパスフィルタ
のいずれかを挿入して用いることを特徴とする。
【0025】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、
絞り値に応じて、高周波成分除去の度合が異なる複数の
光学的ローパスフィルタのいずれかを挿入して用いる結
果、回折の影響による解像度,コントラストの低下と、
光学的ローパスフィルタLFの高周波成分の除去とが重
なることがなくなり、画質の低下を最低限に抑えること
ができ、画質を損なうことのない固体撮像素子を受像手
段とするカメラを実現できる。
【0026】(9)請求項9記載の発明は、上記(8)
において、前記制御手段は、前記絞り手段の絞り値に応
じて、前記光学的ローパスフィルタのいずれか1つ、ま
たは、複数の組合わせを挿入して用いることを特徴とす
る。
【0027】この固体撮像素子を受像手段とするカメラ
では、固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
る場合に、光量の制限のために絞りを用いた場合にも、
絞り値に応じて、高周波成分除去の度合が異なる複数の
光学的ローパスフィルタのいずれか1つ、または、複数
の組合わせを挿入して用いる結果、回折の影響による解
像度,コントラストの低下と、光学的ローパスフィルタ
LFの高周波成分の除去とが重なることがなくなり、画
質の低下を最低限に抑えることができ、画質を損なうこ
とのない固体撮像素子を受像手段とするカメラを実現で
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
詳細に説明する。なお、本実施の形態例では、固体撮像
素子を受像手段とするカメラとして、電子スチルカメラ
を例にして説明を行う。
【0029】<電子スチルカメラの構成>まず、ここで
図1を参照して本実施の形態例で使用する電子スチルカ
メラの構成について説明する。
【0030】図1は本発明の実施の形態の電子スチルカ
メラの全体の電気的な概略構成を示す機能ブロック図で
ある。この図1に示す電子スチルカメラにおいて、レン
ズ1,開口絞り2,光学的ローパスフィルタLF等で構
成された光学系を介して得られた光画像は、MOSやC
CD等の撮像素子3(以下、CCD3と言う)の受光面
に結像される。また、このとき、このレンズ1及び開口
絞り2は、それぞれフォーカス駆動回路16及び絞り駆
動回路15により駆動される。また、光学的ローパスフ
ィルタLFは光画像の高周波成分を除去する水晶フィル
タなどの光学的なフィルタ手段であり、フィルタ制御部
20により開口絞り2の絞り値に応じて制御される。
【0031】ここで、CCD3は受光面に結像された光
画像を電荷量に光電変換し、撮像素子駆動回路19から
の転送パルスによってアナログの画像信号を出力する。
なお、撮像素子駆動回路19はCCD3を駆動すると共
に、シャッタ速度の制御を行うことが可能であり、開口
面積によらず入射光量を制限している。
【0032】出力されたアナログの画像信号は、プリプ
ロセス回路4においてCDS(相関二重サンプリング)
処理でノイズが低減され、またAGCにより利得の調整
が行われ、ダイナミックレンジ拡大のためのニー処理な
どが行われる。
【0033】そして、A/D変換器5によってディジタ
ル画像信号に変換された後、信号処理回路6で輝度処理
や色処理が施されてディジタルビデオ信号(例えば、輝
度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb))に変換され
て、メモリコントローラ7に出力される。また、この信
号処理回路6において、画像信号の高周波成分を強調す
る画像処理が必要に応じて行われる。
【0034】他方、この信号処理回路6にはD/A変換
器も内蔵されており、A/D変換器5側から入力される
カラー化された映像信号や、メモリコントローラ7から
逆に入力される画像データをアナログのビデオ信号とし
て出力することもできる。
【0035】これらの機能切り替えは、メインマイコン
8とのデータ交換により行なわれ、必要に応じて撮像素
子信号の露出情報やフォーカス信号、白バランス情報を
メインマイコン8へ出力することもできる。
【0036】このメインマイコン8は、主として撮影,
記録,再生のシーケンスを制御し、さらには必要に応じ
て撮影画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート伝
送を行なう。ここで、静止画の画像圧縮としてCCIT
T(当時)とISOで規格化されているJPEG方式、
或いはJBIG方式を使用する。また、動画の画像圧縮
としてISOとIECで規格化されているMPEG方式
を使用する。
【0037】そして、メモリコントローラ7では、信号
処理回路6から入力されるディジタル画像データをフレ
ームメモリ9に蓄積したり、逆にフレームメモリ9の画
像データを信号処理回路6に出力する。
【0038】フレームメモリ9は、少なくとも1画面以
上の画像データを蓄積できる画像メモリであり、例えば
VRAM,SRAM,DRAM等が一般に使用される
が、ここではCPUのバスと独立動作可能なVRAMを
使用している。
【0039】画像蓄積用メモリ10は、本体内蔵のメモ
リであり、フレームメモリ9に記憶された画像データに
ついてメインマイコン8で画像圧縮処理等を施されたも
のが蓄えられる。この画像蓄積用メモリ10としては、
例えばSRAM,DRAM,EEPROM,フラッシュ
メモリ等が用いられるが、メモリ内の画像データを保存
することを考えると、EEPROMやフラッシュメモリ
が好ましい。
【0040】PCカードコントローラ(PCMCIAコ
ントローラ)11は、PCメモリカード(以下単にPC
カードと略す)等の外部記録媒体とメインマイコン8と
を接続するものであり、フレームメモリ9に記憶された
画像が、メインマイコン8で画像圧縮処理等を施された
後に、このコントローラ11を介して外部記憶媒体に記
録される。このPCカードコントローラ11を介して接
続される外部の保存用のPCカードとしては、SRAM
カード,DRAMカード,EEPROMカード等が使用
でき、モデムカードやISDNカードを利用して公衆回
線を介して直接画像データを遠隔地の記憶媒体に転送す
ることもできる。
【0041】ストロボ12は撮影シーケンスを制御する
メインマイコン8により発光タイミングが得られるよう
になっている。シリアルポートドライバ13は、カメラ
本体と外部機器との情報との情報伝送を行なうための信
号変換を行なう。シリアル伝送手段としては、RS23
2Cや、RS422A等のシリアル通信を行う推奨規格
があるが、ここではRS232Cを使用している。
【0042】サブマイコン14は、カメラ本体の操作ス
イッチや液晶表示等のマンマシン・インタフェースを制
御し、メインマイコン8に必要に応じて情報伝達を行な
うものである。ここでは、メインマイコン8との情報伝
達にシリアル入出力端子を使用している。また、時計機
能も組み込まれており、オートデートの制御も行なう。
【0043】絞り駆動回路15は、例えばオートアイリ
ス等によって構成され、メインマイコン8の制御によっ
て光学的な絞り2の絞り値を変化させる。フォーカス駆
動回路16は、例えばステッピングモータにより構成さ
れ、メインマイコン8の制御によってレンズ位置を変化
させ、被写体の光学的なピント面をCCD3上に適性に
合わせるものである。18はサブマイコン14と接続さ
れ、撮影情報等の各種情報を表示する液晶表示部であ
る。
【0044】フィルタ制御部20は、ローパスフィルタ
機能すなわち、光学的ローパスフィルタLFでの光画像
の高周波成分の除去の度合を制御する手段であり、開口
絞り2の絞り値に応じて光学的ローパスフィルタLFの
制御を行う。
【0045】なお、この図1で示した構成では、メイン
マイコン8において画像の圧縮と伸張とを行う場合を示
したが、CPUバス上に圧縮/伸張用の専用回路を配置
しても良い。
【0046】<電子スチルカメラの基本的動作>次に、
撮影からメモリ記録への一連の動作を説明する。サブマ
イコン14に接続している各種スイッチ情報よりカメラ
の動作モードが設定され、撮影のための情報がメインマ
イコン8にシリアル情報として入力される。
【0047】この情報に応じて、メインマイコン8は、
メモリコントローラ7やシリアルポートドライバ13を
設定する。サブマイコン14上のレリーズスイッチが押
されると、サブマイコン14は、第1のスイッチ信号S1
がアクティブになったことを知り、信号処理回路6に画
像入力命令を発行し、信号処理回路6はCCD3,プリ
プロセス回路4,A/D変換器5を動作させて画像デー
タを受け取る。
【0048】受け取った画像データを、信号処理回路6
で基本的な信号処理を行なった上で、輝度データの高周
波成分からフォーカス情報、低周波成分から露出データ
を作成しておく。メインマイコン8は、これらのデータ
を信号処理回路6から読み取り、必要に応じて絞り駆動
や、フォーカス駆動、さらにはプリプロセス回路4のA
GCアンプのゲイン制御を行ない、適正な露出やピント
が得られるようにする。また、動作モードによっては、
信号処理回路6からビデオアンプ17を介してアナログ
画像信号をNTSCビデオ信号として出力することもで
きる。
【0049】露出値,ピントが適正な値に収れんした
後、サブマイコン14からメインマイコン8に第2のレ
リーズスイッチ信号S2が押されたことを示す信号が入
力されると、メインマイコン8は、メモリコントローラ
7にデータ取り込みの命令を出力する。また、必要に応
じて、取り込み画像のフィールドタイミングで、ストロ
ボ12に発光信号も出力する。メモリコントローラ7
は、画像の取り込み命令を受けると、信号処理回路6か
らの同期信号を検出し、所定のタイミングで信号処理回
路6から出力されるY,Cr,Cb形式等の画像データ
をフレームメモリ9に取り込む。
【0050】フレームメモリ9への画像取り込みが終了
すると、メモリコントローラ7は、取り込みが終了した
ことを示すステータスを表示し、これをメインマイコン
8が読み取ることにより、メインマイコン8で撮影が終
了したことを知る。撮影が終了した後に、メインマイコ
ン8は、必要に応じて画像圧縮を行ない、画像蓄積用メ
モリ10,外部接続されているICカード、或いは外部
シリアルポートに接続されているパソコン等に画像デー
タを転送する。
【0051】再生表示動作では、メインマイコン8で、
画像蓄積用メモリ10,外部接続されているICカー
ド、或いは外部シリアルポートに接続されているパソコ
ンから画像データを読み取り、必要に応じて画像の伸張
を行ない、フレームメモリ9に書き込む。この後、信号
処理回路6とメモリコントローラ7により画像データを
読み取り、信号処理回路6を介して出力端子に画像のア
ナログ信号を出力する。このようにして、カメラの撮
影,記録,再生,表示,伝送の各機能は達成される。
【0052】そして、この実施の形態例では、CCDの
画素ピッチと絞り値との間で成立する画質に関して特定
の関係に着目し、特に、画素ピッチが7.0μm 以下の
CCDを用いて構成した場合であって、開口絞り2の絞
り値を所定値以上にしたときに、メインマイコン8とフ
ィルタ制御部20とにより光学的ローパスフィルタLF
に所定の制御を施すようにしている。
【0053】このような構成及び制御をすることで、光
量の制限のために開口絞り2を用いた場合にも、回折の
影響による解像度,コントラストの低下と、光学的ロー
パスフィルタLFの高周波成分の除去とが重なることが
なくなり、画質の低下を最低限に抑えることができ、画
質を損なうことのない固体撮像素子を受像手段とするカ
メラを実現できる。
【0054】本実施の形態例のローパスフィルタ機能の
制御の具体例としては、上記のメインマイコン8とフィ
ルタ制御部20による光学的ローパスフィルタLFの制
御として、光学的ローパスフィルタLFを光路中に挿入
/待避を切替えることが可能に構成しておいて、開口絞
り2の絞り値が5.6以上のときに、光学的ローパスフ
ィルタLFを光路中から待避させるようにする。
【0055】同様にして、高周波成分除去の度合が異な
る複数の光学的ローパスフィルタLFを用意しておい
て、いずれかを選択して用いるように制御する。また、
このような複数の光学的ローパスフィルタLFのいくつ
かを組合わせて選択して用いる。
【0056】この結果、開口絞り2の絞り値に応じて適
した光学的ローパスフィルタLFを用いられるので、開
口絞り2の絞り値に応じて発生する解像度とコントロー
ラの劣化がなくなり、画質を損なわない固体撮像素子を
受像手段とするカメラを実現できる。
【0057】また、光学的ローパスフィルタの機能をな
くす手段として、偏光フィルタを使用することができ
る。例えば、絞り値開放及び5.6では光学的ローパス
フィルタを挿入する。そして、絞り値11では絞り穴径
を絞り値8と同じに設定し、さらに偏光フィルタを追加
することにより光量を減らす。このようにすると、光量
は絞り値11相当となり、かつ、偏光フィルタの軸を光
学的ローパスフィルタに合わせることによりローパスフ
ィルタ機能をキャンセルすることができる。
【0058】
【実施例】以下、上述した実施の形態例について、実施
例と比較例とを用いて詳細な検証を行う。
【0059】図2は本発明の実施例の電子スチルカメラ
の全体の光学的な概略構成を示すレンズ配置図である。
この図2において、電子スチルカメラ30は、レンズ
1、CCD3、図1で説明した信号処理回路を含む信号
処理系32とから構成されている。
【0060】そして、レンズ1として7枚の撮像レンズ
系を通り、さらに赤外カットフィルタRF、光学的ロー
パスフィルタLF、カバーガラスCGを通過してCCD
3に結像するように構成されている。
【0061】また、この図2において、光学的ローパス
フィルタLFが光路中に挿入された状態を実線で示し、
光学的ローパスフィルタLFが光路中から待避した状態
を破線で示している。
【0062】また、この実施例の説明において、本実施
例及び比較例として評価に使用するCCD3としては、
以下のものを用いることにする。 ソニー株式会社製ICX084K(商品名):受光面
1/3インチ、約33万画素で画素ピッチ7.5μm ソニー株式会社製ICX089AK(商品名):受光
面1/4インチ、約33万画素で画素ピッチ5.6μm 松下電子工業株式会社製MN3773(商品名):受
光面1/2.72インチ、約100万画素で画素ピッチ
4.6μm なお、ここで、画素ピッチとは、撮像素子における隣接
する2つの受光素子の中心間の距離をいうものとし、水
平方向と垂直方向とで異なる場合には短い距離をいうも
のとする。
【0063】そして、この実態例で使用するレンズ1の
光学的な性能を以下に示す。 解像力(中心)=160本/mm 以上、 解像力(周辺)=100本/mm 以上、 である。
【0064】また、光学的ローパスフィルタLFとして
は、図3に示すように、複数の光学的ローパスフィルタ
LF(LF1とLF2)を設けておき、いずれか一方ま
たは両方を選択して、挿入/待避を制御する。
【0065】図3では複数としたが、同等の機能を有す
るものであれば、光学的ローパスフィルタLFを1つと
してもよい。この場合に、高周波成分除去の度合が異な
る複数の光学的ローパスフィルタLFを用意しておい
て、いずれかを選択して用いるか、また、このような複
数の光学的ローパスフィルタLFのいくつかを組合わせ
て選択して用いることで、ローパスフィルタ機能である
高周波成分の除去の度合を細かく制御することが可能に
なる。
【0066】また、図4に示すように、高周波成分除去
の度合が異なる複数の光学的ローパスフィルタ(ここで
は、LF1〜LF4)を回転板21上に配置しておい
て、回転駆動機構20aによって、いずれかを選択して
光路中に挿入することでも、高周波成分の除去の度合を
細かく制御することが可能になる。
【0067】光学的ローパスフィルタの高周波成分除去
の度合を異ならせるための例としては、その厚みを変え
ることなどがある。さらに、図5に示すように、2枚の
光学的ローパスフィルタLF1とLF2とを配置し、両
者を相対的に回転(ここではLF1をモータ20Mとロ
ーラ20Rとによって回転)させることで、2枚の光学
的ローパスフィルタの結晶軸を合わせたりずらしたりす
ることができる。この場合、LF1とLF2との結晶軸
が合致すれば(0°の位置になれば)、2枚分の光学的
ローパスフィルタの効果が得られる。また、結晶軸が1
80°の位置になると、光学的ローパスフィルタとして
の機能はなくなる。そして、その中間においては、角度
に比例して光学的ローパスフィルタの効果が得られる。
したがって、開口絞り2の絞り値に応じて、2枚の光学
的ローパスフィルタのなす角度をフィルタ制御部20が
調整すればよい。
【0068】なお、実施例の効果を明瞭にするための比
較例として、CCD3の画素ピッチを7.5μm とし
て、他は同様な構成の装置において比較データを採集し
て比較する。
【0069】<画質評価>以上のような実施例及び比較
例について、評価者10人によって各例の画像を相対評
価した。
【0070】この場合の評価方法は、撮像レンズから2
m先に解像度テストチャート置いて得られた画像を、十
分な解像度を有するプリンタに出力して、解像度、シャ
ープネス、鮮鋭性を総合して3段階で評価した。
【0071】なお、3段階の評価を、「良い」=+1
点、「やや劣る」=0点、「劣る」=−1点として点数
化し、評価点Aを算出した。 (1)光学的ローパスフィルタLFの挿入/待避の制御
をした場合:この場合の評価点A(LF1を挿入して固
定)と評価点B(絞り値5.6以上でLF1を待避)と
の関係は以下の表1のようになった。
【0072】なお、以下の表で、[○]は光学的ローパ
スフィルタを挿入しており、[−]は光学的ローパスフ
ィルタを待避していることを示す。
【0073】
【表1】
【0074】この表1から明らかなように、CCDの画
素ピッチが7.0μm 以下であって、絞り値が5.6以
上のときに、光学的ローパスフィルタLFを待避させる
と、回折の影響による解像度,コントラストの低下と、
光学的ローパスフィルタLFの高周波成分の除去とが重
なることがなくなり、画質をほとんど損なわない状態に
保つことができる。
【0075】また、CCDの画素ピッチが5.0μm 以
下である場合には、このような解像度,コントラストの
低下を抑える効果がさらに顕著に認められた。また、C
CDの画素ピッチが7.0μm 以上である場合には、絞
り値を5.6以上にしたときに、光学的ローパスフィル
タLFを待避させても、回折による解像度,コントラス
トの低下が少ないため、以上のような画質を改善する効
果は見られなかった。
【0076】(2)複数の光学的ローパスフィルタLF
を選択制御をした場合:ここでは、図3のような光学的
ローパスフィルタを用いる際に、LF1〜LF3の各厚
みをdLF1〜dLF3とした場合、dLF1>dLF2>dLF3の
関係である光学的ローパスフィルタを用いるものとす
る。
【0077】この場合の評価点A(LF1を挿入して固
定)と評価点B(LF1〜LF3を選択して使用)との
関係は以下の表2のようになった。
【0078】
【表2】
【0079】この表2から明らかなように、CCDの画
素ピッチが7.0μm である場合に絞り値に応じて光学
的ローパスフィルタを変えると、回折の影響による解像
度,コントラストの低下と、光学的ローパスフィルタの
高周波成分の除去の重なりを小さくすることができ、画
質低下を防止できる。
【0080】なお、以上実施の形態例や実施例で説明し
てきたものは、固体撮像素子を受像手段とするカメラ全
て(電子スチルカメラ,ディジタルビデオカメラ等)に
使用することが可能であるが、高画質が重視され、絞り
を用いる点で、電子スチルカメラに特に好適である。
【0081】
【発明の効果】以上実施の形態例及び実施例と共に詳細
に説明したように、この明細書記載の各発明によれば以
下のような効果が得られる。
【0082】(1)請求項1記載の発明では、固体撮像
素子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量
の制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じて
前記制御手段が光学的ローパスフィルタを制御している
結果、回折の影響による解像度,コントラストの低下
と、光学的ローパスフィルタLFの高周波成分の除去と
が重なることがなくなり、画質の低下を最低限に抑える
ことができ、画質を損なうことのない固体撮像素子を受
像手段とするカメラを実現できる。
【0083】(2)請求項2記載の発明では、固体撮像
素子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量
の制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じて
前記制御手段が光学的ローパスフィルタの挿入/待避を
制御している結果、回折の影響による解像度,コントラ
ストの低下と、光学的ローパスフィルタLFの高周波成
分の除去とが重なることがなくなり、画質の低下を最低
限に抑えることができ、画質を損なうことのない固体撮
像素子を受像手段とするカメラを実現できる。
【0084】(3)請求項3記載の発明では、固体撮像
素子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量
の制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じて
前記制御手段が光学的ローパスフィルタの挿入/待避を
制御しており、絞り値が5.6以上のときに、前記光学
的ローパスフィルタを光路中から待避させる結果、回折
の影響による解像度,コントラストの低下と、光学的ロ
ーパスフィルタLFの高周波成分の除去とが重なること
がなくなり、画質の低下を最低限に抑えることができ、
画質を損なうことのない固体撮像素子を受像手段とする
カメラを実現できる。
【0085】(4)請求項4記載の発明は、固体撮像素
子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量の
制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じて、
高周波成分除去の度合が異なる複数の光学的ローパスフ
ィルタのいずれかを選択して用いる結果、回折の影響に
よる解像度,コントラストの低下と、光学的ローパスフ
ィルタLFの高周波成分の除去とが重なることがなくな
り、画質の低下を最低限に抑えることができ、画質を損
なうことのない固体撮像素子を受像手段とするカメラを
実現できる。
【0086】(5)請求項5記載の発明では、固体撮像
素子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量
の制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じ
て、高周波成分除去の度合が異なる複数の光学的ローパ
スフィルタのいずれか1つ、または、複数の組合わせを
選択して用いる結果、回折の影響による解像度,コント
ラストの低下と、光学的ローパスフィルタLFの高周波
成分の除去とが重なることがなくなり、画質の低下を最
低限に抑えることができ、画質を損なうことのない固体
撮像素子を受像手段とするカメラを実現できる。
【0087】(6)請求項6記載の発明では、固体撮像
素子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量
の制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じて
前記制御手段が光学的ローパスフィルタの挿入/待避を
制御している結果、回折の影響による解像度,コントラ
ストの低下と、光学的ローパスフィルタLFの高周波成
分の除去とが重なることがなくなり、画質の低下を最低
限に抑えることができ、画質を損なうことのない固体撮
像素子を受像手段とするカメラを実現できる。
【0088】(7)請求項7記載の発明では、固体撮像
素子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量
の制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じて
前記制御手段が光学的ローパスフィルタの挿入/待避を
制御しており、絞り値が5.6以上のときに、前記光学
的ローパスフィルタを光路中から待避させる結果、回折
の影響による解像度,コントラストの低下と、光学的ロ
ーパスフィルタLFの高周波成分の除去とが重なること
がなくなり、画質の低下を最低限に抑えることができ、
画質を損なうことのない固体撮像素子を受像手段とする
カメラを実現できる。
【0089】(8)請求項8記載の発明では、固体撮像
素子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量
の制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じ
て、高周波成分除去の度合が異なる複数の光学的ローパ
スフィルタのいずれかを挿入して用いる結果、回折の影
響による解像度,コントラストの低下と、光学的ローパ
スフィルタLFの高周波成分の除去とが重なることがな
くなり、画質の低下を最低限に抑えることができ、画質
を損なうことのない固体撮像素子を受像手段とするカメ
ラを実現できる。
【0090】(9)請求項9記載の発明では、固体撮像
素子の画素ピッチが7.0μm 以下である場合に、光量
の制限のために絞りを用いた場合にも、絞り値に応じ
て、高周波成分除去の度合が異なる複数の光学的ローパ
スフィルタのいずれか1つ、または、複数の組合わせを
挿入して用いる結果、回折の影響による解像度,コント
ラストの低下と、光学的ローパスフィルタLFの高周波
成分の除去とが重なることがなくなり、画質の低下を最
低限に抑えることができ、画質を損なうことのない固体
撮像素子を受像手段とするカメラを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例で使用する固体撮像素子
を受像手段とするカメラの構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態例で使用する固体撮像素子
を受像手段とするカメラの光学的な概略構成を示すレン
ズ配置図である。
【図3】本発明の実施の形態例での光学的ローパスフィ
ルタLFの制御の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態例での光学的ローパスフィ
ルタLFの制御の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態例での光学的ローパスフィ
ルタLFの制御の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 開口絞り 3 撮像素子(CCD) 4 プリプロセス回路 5 A/D変換器 6 信号処理回路 7 メモリコントローラ 8 メインマイコン 9 フレームメモリ 10 画像蓄積用メモリ 11 PCカードコントローラ 12 ストロボ 13 シリアルポートドライバ 14 サブマイコン 15 絞り駆動回路 16 フォーカス駆動回路 17 ビデオアンプ 18 液晶表示部 19 CCD駆動回路 20 フィルタ制御部 LF 光学的ローパスフィルタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を結像面に結像させる光学系を構
    成する撮像レンズと、 開口面積を制御して結像面への入射光量を制御する絞り
    手段と、 前記撮像レンズの結像面の位置に設けられ、前記撮像レ
    ンズにより得られた画像を光電変換して画像信号を生成
    する固体撮像素子と、 前記固体撮像素子に入射する画像の高周波成分を除去す
    る光学的ローパスフィルタと、 前記光学的ローパスフィルタのローパスフィルタ機能を
    制御する制御手段と、を備え、 前記固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
    り、前記絞り手段の絞り値に応じて前記制御手段が光学
    的ローパスフィルタを制御する、ことを特徴とする固体
    撮像素子を受像手段とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記光学的ローパスフ
    ィルタを光路中に挿入し、または、待避する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子を受像手
    段とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記絞り手段の絞り値
    が5.6以上のときに、前記光学的ローパスフィルタを
    光路中から待避させることを特徴とする請求項2記載の
    固体撮像素子を受像手段とするカメラ。
  4. 【請求項4】 高周波成分を除去する度合が異なる複数
    の光学的ローパスフィルタを備え、前記制御手段は、前
    記絞り手段の絞り値に応じて、前記光学的ローパスフィ
    ルタのいずれかを選択して用いることを特徴とする請求
    項1記載の固体撮像素子を受像手段とするカメラ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記絞り手段の絞り値
    に応じて、前記光学的ローパスフィルタのいずれか1
    つ、または、複数の組合わせを選択して用いることを特
    徴とする請求項4記載の固体撮像素子を受像手段とする
    カメラ。
  6. 【請求項6】 被写体を結像面に結像させる光学系を構
    成する撮像レンズと、 開口面積を制御して結像面への入射光量を制御する絞り
    手段と、 前記撮像レンズの結像面の位置に設けられ、前記撮像レ
    ンズにより得られた画像を光電変換して画像信号を生成
    する固体撮像素子と、 前記固体撮像素子に入射する画像の高周波成分を除去す
    る光学的ローパスフィルタと、 前記光学的ローパスフィルタを光路中に挿入し、また
    は、待避する制御を行う制御手段と、を備え、 前記固体撮像素子の画素ピッチが7.0μm 以下であ
    り、前記絞り手段の絞り値に応じて前記制御手段が光学
    的ローパスフィルタを制御する、ことを特徴とする固体
    撮像素子を受像手段とするカメラ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記絞り手段の絞り値
    が5.6以上のときに、前記光学的ローパスフィルタを
    光路中から待避させることを特徴とする請求項6記載の
    固体撮像素子を受像手段とするカメラ。
  8. 【請求項8】 高周波成分を除去する度合が異なる複数
    の光学的ローパスフィルタを備え、前記制御手段は、前
    記絞り手段の絞り値に応じて、前記光学的ローパスフィ
    ルタのいずれかを挿入して用いることを特徴とする請求
    項6記載の固体撮像素子を受像手段とするカメラ。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記絞り手段の絞り値
    に応じて、前記光学的ローパスフィルタのいずれか1
    つ、または、複数の組合わせを挿入して用いることを特
    徴とする請求項8記載の固体撮像素子を受像手段とする
    カメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282551A (ja) * 2009-08-31 2009-12-03 Canon Inc 撮像装置および撮像システム
JP2011077627A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Nikon Corp 撮像ユニットおよび撮像装置

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