JPH11168458A - 同期フラグ抽出方法、多重伝送方法ならびにバイト同期送信方法 - Google Patents

同期フラグ抽出方法、多重伝送方法ならびにバイト同期送信方法

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JPH11168458A
JPH11168458A JP10258244A JP25824498A JPH11168458A JP H11168458 A JPH11168458 A JP H11168458A JP 10258244 A JP10258244 A JP 10258244A JP 25824498 A JP25824498 A JP 25824498A JP H11168458 A JPH11168458 A JP H11168458A
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JP
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byte
synchronization
frame
flag
unit
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Application number
JP10258244A
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English (en)
Inventor
Akio Kurobe
彰夫 黒部
Koji Ikeda
浩二 池田
Mayumi Shinoda
真由美 篠田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム同期のための同期フラグの抽出処理
の軽減と誤検出の低減を図る。 【解決手段】 同期フレームによりフレーム同期を確立
した後に、固定長フレームのネゴシエーションにより固
定長フレームのデータ通信か可変長多重化フレームの音
声、ビデオの通信を選択し、可変長多重化フレームを選
択した場合に同期フレームで確立したバイト同期を利用
して1バイト単位で同期フラグパターンと照合してフレ
ーム同期をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高能率圧縮された
音声およびビデオデータとコンピュータデータを多重し
て伝送するマルチメディア通信システムの多重伝送方法
と、その同期フラグの抽出方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ電話やテレビ会議システムにおい
ては、膨大な情報量を持つビデオ信号は高能率で符号化
した後、伝送先に伝送することが一般的である。このよ
うな高能率符号化の例としてはITU-Tの国際標準規格で
あるH.261やH.263がある。一方音声データもITU-Tで勧
告されたG.723のように高能率符号化により超低ビット
レートに圧縮して伝送する。こうしたビデオデータと音
声データを多重伝送する方法として、同じくITU-Tの勧
告としてH.223が発行されており、これらのコーデック
や多重伝送方法をまとめてマルチメディアデータの通信
を行うシステム仕様としてITU-T H.324が勧告されてい
る。
【0003】図17に、H223の多重化層の、多重化フレ
ームのフォーマットを示す。1バイトの同期フラグ"0111
1110"のあと、ヘッダと、情報フィールドが続く。同期
フラグの誤認識を避けるために、送信側では、フラグ以
外のビットストリームで連続する5つの"1"ビットの後
に"0"ビットを挿入し(0インサート)、受信側でこれを
破棄しなければならない。また、図18に受信側の多重
化フレーム同期検出方法のブロック図を示す。ビット単
位フラグ検出手段1801では、同期フラグを検出するた
め、1ビット受信するたびに、先に受信したビットスト
リームを1ビットずつシフトさせながら、同期フラグパ
ターン"01111110"と照合する。
【0004】図19に、H.223の多重化フレームのヘッ
ダのフォーマットを示す。H.223ではオーディオのよう
にリアルタイム性を保つことが非常に重要な論理チャネ
ルに対してビデオやデータのようにある程度の遅延や遅
延ジッタが許容される論理チャネルを分割可能とし、オ
ーディオを伝送する時間が来ると分割可能な論理チャネ
ルを中断してオーディオを伝送し、オーディオを伝送し
終えた後に先ほど中断した分割可能な論理チャネルを伝
送する仕組みによりそのリアルタイム性を確保する。ヘ
ッダの1ビットのPMは分割可能な論理チャネルのフレー
ムの終わりを示すために用いられる。各論理チャネルか
らのフレームの境界を受信側で検出可能とするために、
分割可能な論理チャネルについては、分割可能な論理チ
ャネルからのフレームが終了し次第多重化フレームを終
結し、次の多重化フレームのPMを"1"にセット する。そ
れ以外の状況ではPMは"0"にセットされる。つまり、PM
は、先に伝送された多重化フレームの最終オクテット
が、分割可能な論理チャネルからのフレームの最終オク
テットである場合に"1"にセットされる。
【0005】図20に、H.223の情報フィールドの多重
化例とPMの使用法を示す。分割不可能な論理チャネルLC
N1(オーディオ)と、分割可能な論理チャネルLCN2(デ
ータ)、LCN3(ビデオ)を想定し、オーディオフレーム
の後、データとビデオのセグメントを繰り返して伝送す
る場合を示している。図のように、ビデオフレームの終
わりが来た時点で、多重化フレームは終結し、続く多重
化フレームのPMは1にセットされる。H.223は以上のよう
なメカニズムにより多重化フレームを固定長にすること
なくオーディオのリアルタイム伝送とビデオやデータの
フレームの柔軟性や効率の良さを両立する。
【0006】ところで、H.223は当初、有線での通信を
対象に考えられていたが、現在、H.223を無線通信を対
象に拡張したものとして、H.223/AnnexA(07/01/1997)Dr
aft Version V.01, H223/AnnexB(07/02/1997)Draft Ver
sion.V.01等が提案されている。これらは、伝送誤りの
起こりやすい無線伝送路の特徴を考慮して、H.223から
いくつかの変更がなされている。
【0007】H.223/AnnexA Draft Version.V.01の同期
フラグは4バイト"0001 0111 1000 1010 1100 1110 1001
1000"であり、H.223のような0インサートは行われな
い。
【0008】H.223のような1バイトの同期フラグと0
インサートの組み合わせは、無線通信などのエラーの多
発する環境ではフレーム同期がとれない確率が激増する
ため、ここでは、0インサートを行なわなくてもデータ
中に同期フラグと同じパターンが現れる確率を減らすた
めに、4バイトの同期フラグを用いている。
【0009】H.223/AnnexB Draft Version.V.01は、H.2
23/AnnexA Draft Version.V.01のさらなる拡張で、フラ
グの誤検出を避けるために、ヘッダに情報フィールド長
の情報が含まれている。図21に、H.223/AnnexB Draft
Version.V.01の多重化フレームのヘッダのフォーマッ
トを示す。
【0010】一方、従来、32Kbpsの伝送速度をもつPH
Sの無線回線において、コンピュータデータを伝送する
際の伝送制御方式として、日本国内でPiAFS(PHS Intern
et Access Forum Standard)が提案されている。クロッ
ク同期のとれたディジタル網であるPHS網ではビット同
期が保証されるため、PiAFSでは、通信に先立って同期
フラグを含んだ同期フレームを送信することによってフ
レーム同期を確立する。データフレームのフレーム長を
同期フレームと同じ長さにすることで、以降のフレーム
同期を継続する。図22に同期フレームのフレーム構成
を示す。図22においてSYNCは同期フラグであり、図2
3に示す32ビットのパターンであり、誤り許容なしの
全ビット一致の条件で検出することになっている。同期
種別には同期要求と同期受付、同期拒否の3種類が定義
されており、同期シーケンス起動時にデータリンク起動
側は、同期要求を送出し、被起動側は同期要求の受信に
対して同期受付を送信する。同期フレーム検出はSYNCの
一致、FI(フレーム種別)が同期フレームを示してお
り、CRC誤りがないことを条件としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】PiAFSではデータ伝送
プロトコルに加えてH.324で勧告されているようなマル
チメディアデータの伝送を行うリアルタイムプロトコル
が検討されている。
【0012】PiAFSでは、最初に同期フレームでフレー
ム同期を確立した後、ネゴシエーションフレームにより
プロトコルの選択を行い、リアルタイムプロトコルが選
択された場合、H.324に移行してH.223の多重化フレーム
を伝送することを検討している。
【0013】この場合に、H.223の多重化フレームをPiA
FSの固定長フレームで伝送することができれば、同期フ
レームで確立したフレーム同期を維持して多重化フレー
ムの伝送が可能となるが、伝送エラー発生時に返送する
ビデオの再送要求のように送信頻度がまちまちの情報を
効率よく伝送するには多重化フレームは可変長フレーム
であることが望ましい。
【0014】PHS網は4ビット同期が保証されるため、
4ビットの境界は識別できるが、ISDN網のように8ビッ
トの同期は保証できないため、バイトの境界は識別でき
ない。よって、可変長の多重化フレームの場合、H.223/
AnnexA Draft Version.V.01の同期フラグが4バイト"000
1 0111 1000 1010 1100 1110 1001 1000"であり、H.223
のような0インサートは行われないにもかかわらず、同
期フラグの検出は受信データストリームを1ビットごと
にシフトしながら同期フラグとのパターンマッチングを
行うビット単位フラグ検出が必要である。
【0015】上述した同期フラグ検出方法では、処理量
が大きいという第1の課題が生じる。ビット単位フラグ
検出手段では、同期フラグを抽出するために、1ビット
受信する度、常に1ビットずつシフトしながら同期フラ
グパターンと照合しているので、膨大な処理が必要とな
る。
【0016】次に、4バイトの同期フラグを用いていて
も、0インサートのようなエスケープをしない場合には
データ中に同期フラグと同じパターンが現れると、同期
フラグとの識別が不可能なためにフレーム同期がはずれ
る。フレームをバイト単位に見ていくのと1ビットづつ
見ていくのとでは同期フラグと同じデータを誤って検出
してしまう確率は8倍に増加する。つまり上述した同期
フラグ検出方法では、同期フラグの誤検出の確率が増大
するという第2の課題が生じる。
【0017】本発明は上記のような課題を解決するもの
で、同期フラグ検出の処理量と誤検出とを軽減すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1では送信側から同期フラグを有する可変
長のフレームを送信し、フレームは整数バイト長である
場合に、受信側は、受信したビットストリームを1ビッ
ト毎にビットシフトしながら同期フラグパターンと照合
し、同期フラグ検出を行うビット単位フラグ検出手段
と、外部からの指示タイミングに基づいて受信したビッ
トストリームから1バイト単位でバイトデータを切り出
して出力するバイト同期処理手段と、バイト同期処理手
段が出力する1バイト毎に同期フラグパターンと照合し
、同期フラグ検出を行うバイト単位同期フラグ検出手
段を備え、最初の同期フラグはビット単位フラグ検出手
段で検出し、バイト同期処理手段はビット単位フラグ検
出手段が同期フラグを検出したタイミングに基づいて与
える指示タイミングを基に送信側とのバイト同期を確立
して1バイトづつ切り出してバイト単位フラグ検出手段
に出力し、以降の同期フラグはバイト単位フラグ検出手
段で検出することとしている。
【0019】これにより同期フラグを有する可変長のフ
レームの受信の処理が軽減され、同期フラグの誤検出の
確率が低減される。
【0020】請求項2では固定長の同期フレームを送信
しあってフレーム同期を確立し、その後データ伝送を行
う場合には同期フレームと同じフレーム長のデータフレ
ームを用いて同期フレームで確立したフレーム同期を継
続して通信を行い、音声またはビデオまたはデータまた
はこれらの任意の組み合わせを多重伝送する場合には、
同期フラグを有する整数バイト長の可変長の多重化フレ
ームを送信し、送信側は、バイト同期送信手段を有し、
バイト同期送信手段は同期フレームで確立したフレーム
同期のフレームとバイト境界を同じにして可変長のフレ
ームを送信し、受信側は、同期フレームを受信してフレ
ーム同期を確立するためのフレーム同期処理手段と、外
部からの指示タイミングに基づいて受信したビットスト
リームから1バイト単位でバイトデータを切り出して出
力するバイト同期処理手段と、バイト同期処理手段が出
力する1バイト毎に同期フラグパターンと照合し 、同期
フラグ検出を行うバイト単位同期フラグ検出手段を備
え、バイト同期処理手段はフレーム同期処理手段が検出
した同期フレームのバイト境界のタイミングに基づいて
与える指示タイミングを基に送信側とのバイト同期を確
立して1バイトづつ切り出してバイト単位フラグ検出手
段に出力し、以降の同期フラグはバイト単位フラグ検出
手段で検出する同期フラグ抽出を用いることとしてい
る。
【0021】これにより同期フレームで確立したバイト
同期を利用して可変長の多重化フレームのフレーム同期
をバイト単位で簡易に検出することが可能となり、可変
長のフレームの受信の処理が軽減され、同期フラグの誤
検出の確率が低減される。
【0022】請求項3では固定長の同期フレームを送信
しあってフレーム同期を確立し、その後データ伝送を行
う場合には同期フレームと同じフレーム長のデータフレ
ームを用いて同期フレームで確立したフレーム同期を継
続して通信を行い、音声またはビデオまたはデータまた
はこれらの任意の組み合わせを多重伝送する場合には、
同期フラグを有する整数バイト長の可変長の多重化フレ
ームを送信し、受信側は、同期フレームを受信してフレ
ーム同期を確立するためのフレーム同期処理手段と、外
部からの指示タイミングに基づいて受信したビットスト
リームから1バイト単位でバイトデータを切り出して出
力するバイト同期処理手段と、バイト同期処理手段が出
力するNバイト(N≧1)を一時的に退避するストリーム
退避手段と、ストリーム退避手段の任意の2バイトから
バイト境界をSビットシフトした1バイトを切り出して
出力するバイト境界シフト手段と、バイト境界シフト手
段が出力するバイトデータを同期フラグパターンと照合
し 、同期フラグ検出を行うバイト単位同期フラグ検出
手段を備え、バイト同期処理手段はフレーム同期処理手
段が検出した同期フレームのバイト境界のタイミングに
基づいて与える指示タイミングを基に送信側とのバイト
同期を確立して1バイトづつ切り出してストリーム退避
手段に出力し、バイト境界シフト手段は始めにS=0ビッ
トシフトしたNバイトを1バイトづつ切り出して順にバ
イト単位同期フラグ検出手段に出力し、バイト境界シフ
ト手段はNバイトのデータから同期フラグが検出されな
い場合に、S=S+1ビットシフトしたN-1バイトを1バイト
づつ切り出して順にバイト単位同期フラグ検出手段に出
力し、以下バイト境界シフト手段はN-1バイトのデータ
から同期フラグが検出されない場合にS=7ビットシフト
したN-1バイトまでこれを繰り返し、同期フラグが検出
されない場合にはバイト同期処理手段が出力する次のN
バイト(N≧1)をストリーム退避手段に退避してS=0ビ
ットシフトから同様の処理を繰り返し同期フラグ検出手
段において同期フラグが検出された時点から以降の同期
フラグの検出処理はバイト境界シフト手段のシフト数S
を固定して行うこととしている。
【0023】これにより送信側が同期フレームにより確
立した同期とバイト境界をそろえて送信した場合には、
バイト境界シフト手段によりビットシフトを行なわなく
ても簡単に同期フラグの検出が可能であり、送信側が同
期フレームにより確立した同期とバイト境界をそろえず
に送信した場合でも、ビットシフトすることにより同期
フラグが検出でき、検出後はビットシフトが不要なた
め、以降の同期フラグの検出は簡単に行える。
【0024】請求項4では固定長の同期フレームを送信
しあってフレーム同期を確立し、その後データ伝送を行
う場合には同期フレームと同じフレーム長のデータフレ
ームを用いて同期フレームで確立したフレーム同期を継
続して通信を行い、音声またはビデオまたはデータまた
はこれらの任意の組み合わせを多重伝送する場合には、
同期フラグを有する整数バイト長の可変長の多重化フレ
ームを送信し、受信側は、同期フレームを受信してフレ
ーム同期を確立するためのフレーム同期処理手段と、外
部からの指示タイミングに基づいて受信したビットスト
リームから1バイト単位でバイトデータを切り出して出
力するバイト同期処理手段と、バイト同期処理手段が出
力するNバイト(N≧1)を一時的に退避するストリーム
退避手段と、ストリーム退避手段の任意の2バイトから
バイト境界をSビットシフトした1バイトを切り出して
出力するバイト境界シフト手段と、バイト境界シフト手
段が出力するバイトデータを同期フラグパターンと照合
し 、同期フラグ検出を行うバイト単位同期フラグ検出
手段を備え、バイト同期処理手段はフレーム同期処理手
段が検出した同期フレームのバイト境界のタイミングに
基づいて与える指示タイミングを基に送信側とのバイト
同期を確立して1バイトづつ切り出してストリーム退避
手段に出力し、バイト境界シフト手段は始めにS=0ビッ
トシフトしたNバイトを1バイトづつ切り出して順にバ
イト単位同期フラグ検出手段に出力し、バイト境界シフ
ト手段はNバイトのデータから同期フラグが検出されな
い場合に、S=4ビットシフトしたN-1バイトを1バイトづ
つ切り出して順にバイト単位同期フラグ検出手段に出力
し、バイト境界シフト手段はNバイトのデータから同期
フラグが検出されない場合に、S=1ビットシフトしたN-
1バイトを1バイトづつ切り出して順にバイト単位同期
フラグ検出手段に出力し、以下バイト境界シフト手段は
N-1バイトのデータから同期フラグが検出されない場合
にS=7ビットシフトしたN-1バイトまでこれを繰り返し、
同期フラグが検出されない場合にはバイト同期処理手段
が出力する次のNバイト(N≧1)をストリーム退避手段
に退避してS=0ビットシフトから同様の処理を繰り返
し、同期フラグ検出手段において同期フラグが検出され
た時点から以降の同期フラグの検出処理はバイト境界シ
フト手段のシフト数Sを固定して行うこととしている。
【0025】これにより、請求項3で得られる効果に加
えて送信側が網から得られる4ビット同期情報に同期を
取って多重化フレームを送信する場合でも簡単な処理で
同期フラグの抽出が可能となる。
【0026】請求項5では音声またはビデオまたはデー
タまたはこれらの任意の組み合わせを多重伝送する場合
には、同期フラグを有する整数バイト長の可変長の多重
化フレームを送信し、受信側は、外部からの指示タイミ
ングに基づいて受信したビットストリームから1バイト
単位でバイトデータを切り出して出力するバイト同期処
理手段と、バイト同期処理手段が出力するNバイト(N≧
1)を一時的に退避するストリーム退避手段と、ストリ
ーム退避手段の任意の2バイトからバイト境界をSビッ
トシフトした1バイトを切り出して出力するバイト境界
シフト手段と、バイト境界シフト手段が出力するバイト
データを同期フラグパターンと照合し、同期フラグ検出
を行うバイト単位同期フラグ検出手段を備え、バイト同
期処理手段は網の4ビット同期のタイミングを基に送信
側とのバイト同期を確立して1バイトづつ切り出してス
トリーム退避手段に出力し、バイト境界シフト手段は始
めにS=0ビットシフトしたNバイトを1バイトづつ切り出
して順にバイト単位同期フラグ検出手段に出力し、バイ
ト境界シフト手段はNバイトのデータから同期フラグが
検出されない場合に、S=4ビットシフトしたN-1バイトを
1バイトづつ切り出して順にバイト単位同期フラグ検出
手段に出力し、バイト境界シフト手段はNバイトのデー
タから同期フラグが検出されない場合に、S=1ビットシ
フトしたN-1バイトを1バイトづつ切り出して順にバイ
ト単位同期フラグ検出手段に出力し、以下バイト境界シ
フト手段はN-1バイトのデータから同期フラグが検出さ
れない場合にS=7ビットシフトしたN-1バイトまでこれを
繰り返し、同期フラグが検出されない場合にはバイト同
期処理手段が出力する次のNバイト(N≧1)をストリー
ム退避手段に退避してS=0ビットシフトから同様の処理
を繰り返し、同期フラグ検出手段において同期フラグが
検出された時点から以降の同期フラグの検出処理はバイ
ト境界シフト手段のシフト数Sを固定して行うこととし
ている。
【0027】これにより請求項3または4のようにフレ
ーム同期のバイト境界のタイミングが利用できない場合
においても送信側が網から得られる4ビット同期情報に
同期を取って多重化フレームを送信する場合には簡単な
処理で同期フラグの抽出が可能となり、送信側が網から
得られる4ビット同期情報に同期を取って多重化フレー
ムを送信しない場合でも、ビットシフトすることにより
同期フラグが検出でき、検出後はビットシフトが不要な
ため、以降の同期フラグの検出は簡単に行える。
【0028】請求項6では多重化フレーム通信時にバイ
ト単位で同期フラグの検出処理を行う場合において、同
期フラグが検出されない期間を係数し、所定の期間を過
ぎても同期フラグが検出されない場合に、バイト境界シ
フト手段でS=4ビットシフトを行った後、所定の期間同
期フラグの検出をバイト単位で行うこととしている。
【0029】これにより、バイト単位で同期フラグ抽出
処理を行っている場合に、網でビットずれが生じても、
簡単にバイト単位の同期の抽出が再開できる。
【0030】請求項7では、まず始めに同期フラグはビ
ット単位フラグ検出手段で検出し、連続してN個の同期
フラグの間隔が整数バイト数であれば、バイト同期処理
手段は各同期フラグを用いてバイト同期を確立し、以降
の同期フラグはバイト単位フラグ検出手段で検出するこ
ととしている。
【0031】これにより誤検出により誤ってバイト同期
を確立する可能性が低減される。請求項8ではフレーム
同期処理手段は、同期フレームの誤り検出を行い、連続
してN個の同期フレームを正しく受信すると、バイト同
期処理手段は各同期フレームを用いてバイト同期を確立
することとしている。
【0032】これにより誤検出により誤ってバイト同期
を確立する可能性が低減される。請求項9では通信中に
ビットずれが生じ、バイト同期手段がバイト同期をはず
し、バイト単位フラグ検出手段で所定の時間以上同期フ
ラグが検出できなくなったときは、再び、同期フラグは
ビット単位フラグ検出手段で検出し、連続してN個の同
期フラグの間隔が整数バイト数であれば、バイト同期処
理手段は各同期フラグを用いてバイト同期を確立し、以
降の同期フラグはバイト単位フラグ検出手段で検出する
こととしている。
【0033】これにより通信網がビットずれを生じた場
合にも、再度バイト同期を確立し、バイト単位で同期の
検出が可能となる。
【0034】請求項10では通信中にビットずれが生
じ、バイト同期手段がバイト同期をはずし、バイト単位
フラグ検出手段で所定の時間以上同期フラグが検出でき
なくなったときは、再び、送信側は同期フレームを送信
し、フレーム同期処理手段は、同期フレームの誤り検出
を行い、連続してN個の同期フレームを正しく受信する
と、バイト同期処理手段は各同期フレームを用いてバイ
ト同期を確立することとしている。
【0035】これにより通信網がビットずれを生じた場
合にも、再度バイト同期を確立し、バイト単位で同期の
検出が可能となる。
【0036】請求項11では送信側にて、はじめに第1
のフレーム生成手段より生成される同期フラグを有し、
バイト境界をもつ第1のフレームフォーマットのフレー
ムを送信し、その後出力を切り替え第2のフレーム生成
手段より生成されるバイト境界をもつ第2のフレームフ
ォーマットのフレームを送信する場合において、第2の
フレーム生成手段は、第1のフレームフォーマット中の
同期フラグを検出する同期フラグ検出手段を具備し、出
力切り替え前に同期フラグ検出手段からの同期フラグ検
出信号にて送信クロックに対するバイト送信タイミング
を設定することとしている。
【0037】これにより同期フレームにより確立した同
期を利用して受信側にてバイト同期を確立して可変長の
多重化フレームを受信する場合における送信側でのバイ
ト境界の整合を容易に行うことが可能となる。
【0038】請求項12では送信側にて、はじめに第1
のフレーム生成手段より生成される同期フラグを有し、
バイト境界をもつ第1のフレームフォーマットのフレー
ムを送信し、その後出力を切り替え第2のフレーム生成
手段より生成されるバイト境界をもつ第2のフレームフ
ォーマットのフレームを送信する場合において、第1の
フレーム生成手段は、フレーム送信時のバイト同期情報
を同期信号として出力し、第2のフレーム生成手段は出
力切り替え前に同期信号にて送信クロックに対するバイ
ト送信タイミングを設定することとしている。
【0039】これにより同期フレームにより確立した同
期を利用して受信側にてバイト同期を確立して可変長の
多重化フレームを受信する場合における送信側でのバイ
ト境界の整合を容易に行うことが可能となる。
【0040】請求項13では送信側にて、はじめに第1
のフレーム生成手段より生成される同期フラグを有し、
バイト境界をもつ第1のフレームフォーマットのフレー
ムを送信し、その後出力を切り替え第2のフレーム生成
手段より生成されるバイト境界をもつ第2のフレームフ
ォーマットのフレームを送信する場合において、送信ク
ロックに対して8の倍数で生成される同期信号に対して
第1のフレーム生成手段および、第2のフレーム生成手
段は同期信号にて送信クロックに対するバイト送信タイ
ミングを設定することとしている。
【0041】これにより同期フレームにより確立した同
期を利用して受信側にてバイト同期を確立して可変長の
多重化フレームを受信する場合における送信側でのバイ
ト境界の整合を容易に行うことが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、実施の
形態1に係る同期フラグ抽出方法のブロック図である。
【0043】図2は、実施の形態1に係る同期フラグ抽
出方法のフローチャートである。最初の同期フラグの検
出は、ビット単位フラグ検出手段101で行う。ビット単
位フラグ検出手段101は、受信したビットストリームを1
ビットずつシフトしながら過去4バイトを同期フラグパ
ターンと照合して、同期フラグの検出を行う(S201, S20
2)。連続して過去N(N≧1)個の同期フラグの間隔が整数
バイト数であったならば(S203)、バイト同期処理手段10
2では、バイト同期を確立し、以降、バイト単位でバイ
ト単位フラグ検出手段103に出力する(S204)。以降の同
期フラグの検出は、バイト単位フラグ検出手段103で行
う。バイト単位フラグ検出手段103は、バイト同期処理
手段102が1バイト出力する毎に過去4バイトを同期フラ
グパターンと照合して、同期フラグの検出を行う(S205,
S206)。バイト同期処理手段102から同期のとれたバイ
トが出力されるため、ビットシフト処理を行う必要がな
い。
【0044】通信途中でビットずれが発生し、バイト同
期がはずれ、あらかじめ設定した所定の時間以上連続し
て同期フラグが検出できなくなった場合は(S207)、再び
ビット単位フラグ検出手段101での同期フラグ検出を行
って、バイト同期を再確立する(S201〜S204)。受信側
で、あるビット数以上受信しても同期フラグが検出でき
ない場合はバイト同期がはずれたと判断してもよい。
【0045】以上のように本実施の形態よれば、1バイ
ト毎に同期フラグパターンとの照合を行うため、処理の
軽減が図れると同時に、同期フラグと同じパターンをデ
ータ中の同期フラグ以外のところに見出して同期フラグ
と見誤る確率を大幅に低減できる。
【0046】(実施の形態2)図3は、実施の形態2に
係る同期フラグ抽出方法のブロック図である。
【0047】図4は、実施の形態2に係る同期フラグ抽
出方法のフローチャートである。本実施の形態では、Pi
AFS同期を用いてバイト同期を確立する。通信に先立っ
て、送信側は、同期フラグを含む同期フレームを送信す
る。受信側は同期フレーム処理手段301でこの同期フレ
ームを検出する(S401)。連続して過去N(N≧1)個の同期
フレームを正しく検出したら(S402)、バイト同期処理手
段102でバイト単位で同期を確立し、バイト単位でバイ
ト単位フラグ検出手段103に出力する(S403)。送信側は
同期の確立に使用した同期フレームと以後送信する可変
長のデータフレームのバイト境界が一致するようにデー
タフレームを送信する。受信側においてバイト単位フラ
グ検出手段103は、バイト同期処理手段が1バイト出力す
る毎に過去4バイトを同期フラグパターンと照合して、
同期フラグの検出を行う(S404,S405)。
【0048】通信途中でビットずれが発生し、バイト同
期がはずれ、あらかじめ設定しておいた所定の時間以上
同期フラグが検出できなくなった場合は(S406)、再びPi
AFSの同期確立シーケンスに戻り、同期フレーム処理手
段301での同期フレームの検出を行って、バイト同期を
再確立する(S401〜S403)。
【0049】以上のように本実施の形態よれば、1バイ
ト毎に同期フラグパターンとの照合を行うため、処理の
軽減が図れると同時に、同期フラグと同じパターンをデ
ータ中の同期フラグ以外のところに見出して同期フラグ
と見誤る確率を大幅に低減できる。
【0050】(実施の形態3)送信側の機器の構成によ
っては、同期フレームのあとに多重化フレームの同期フ
ラグを続けて送信するときに、同期フレームとH.223フ
レームのバイト境界を一致させることが不可能な場合が
ある。そのようなときは、網からの4ビット同期をとる
ことも有効であるが、そのどちらも不可能な場合もあ
る。このような時に効率的に可変長多重化フレームの同
期パターンを抽出する方法について、本実施の形態にて
説明する。
【0051】図5は、実施の形態3に係る同期フラグ抽
出方法のブロック図である。図5において、501は同
期フレームを受信してフレーム同期を確立するフレーム
同期処理手段、502は外部からの指示タイミングに基
づいて受信したビットストリームから1バイト単位でバ
イトデータを切り出して出力するバイト同期処理手段、
503はNバイトを一時的に退避するストリーム退避手
段、504は2バイトからバイト境界をSビットシフト
した1バイトを切り出して出力するバイト境界シフト手
段、505はバイトデータと同期フラグパターンを照合
し、同期フラグ検出を行うバイト単位同期フラグ検出手
段である。
【0052】図6は、実施の形態3に係る同期フラグ抽
出方法のフローチャートである。本実施の形態では、先
ずPiAFS同期を用いてバイト同期を確立する。通信に先
立って、送信側は、同期フラグを含む固定長同期フレー
ムを送信する。受信側はフレーム同期処理手段501で
この固定長同期フレームを検出し同期を確立する(S6
01)。同期確立後は、バイト同期処理手段502か
ら、固定長同期フレームに同期して受信ビットストリー
ムがバイト単位で切り出される。
【0053】次に、音声、ビデオ、データを可変長のH.
223多重化フレームにて送信する場合にネゴシエーショ
ンフレームにて多重通信を選択し(S602)、フラグ
シーケンスに移行して可変長多重化フレームの同期を取
りやすくするため同期フラグが送信側より連続送信さ
れ、これを受信する(S603)。
【0054】その後、ストリーム退避手段503はバイ
ト同期処理手段502からのデータをNバイト退避し
(N≧1)(S604)、バイト境界シフト手段504
のシフト数S、状態S4を0にセットする(S60
5)。
【0055】バイト境界シフト手段はストリーム退避手
段503から順次データを読み出し、バイト境界をSビ
ットシフトして、バイト単位同期フラグ検出手段505
にてバイト単位で同期フラグと比較する(S606)。
ここで同期フラグが検出された場合(S607)、同期
フラグ抽出を終了し、以後バイト境界シフト手段のシフ
ト数Sを固定して同期フラグ検出処理を行う(S60
8)。
【0056】S607にて同期フラグが検出されなかっ
た場合、状態S4が0ならば(S609)、Sを4にセ
ットしてバイト境界を4ビットシフトにし、状態S4を
1にセットし(S610、S611)S606へ進む。
【0057】状態S4が1ならば(S612)、Sを1
にセットしてバイト境界を1ビットシフトにし、状態S
4を2にセットし(S613、S614)S606へ進
む。
【0058】状態S4がそれ以外の場合、Sを1インク
リメントしてバイト境界を1ビット多くずらし(S61
5)、Sが8でなければ(S616)S606へ進む。
【0059】S616にてSが8の場合、ストリーム退
避手段503中のデータには、同期フラグが存在しない
ものと判断し、 S604に進んで次のNバイトをスト
リーム退避手段503に退避して同様に繰り返す。
【0060】以上のように本実施の形態によれば、1回
目に同期フラグにバイト境界を合わせて同期抽出を行
い、2回目に網の4ビット同期にバイト境界を合わせて
同期抽出を行っているので、送信側から送られてくる同
期フレームと可変長多重化フレームのバイト境界が一致
している場合には、1回目のループで同期抽出が行うこ
とができ、網の4ビット同期が取れている場合には2回
目のループで同期抽出をおこなうことができ、同期フラ
グ検出の処理量を軽減することができる。
【0061】なお、S607における同期フラグ検出の
判定において同期フラグがK個(K≧1)連続した場合
にのみ同期フラグ検出とみなせば、同期フラグ抽出にお
ける誤検出を軽減することができる。
【0062】また、図7に示すようにS607にて同期
フラグが検出されなかった場合、S613にて即バイト
境界を1ビットさらにシフトする処理をおこなった場合
でも、送信側から送られてくる同期フレームと可変長多
重化フレームのバイト境界が一致している場合には、1
回目のループで同期抽出が行うことができ、同期フラグ
検出の処理量を軽減することができる。
【0063】(実施の形態4)実施の形態3では、バイ
ト同期処理手段にて同期フレームを利用しバイト同期を
とることができたが、受信側の機器の構成によっては同
期フレームを利用することが不可能な場合がある。その
ような場合に網からの4ビット同期を利用することによ
り、同期フラグ検出の処理量を軽減する方法について本
実施の形態にて説明する。
【0064】図8は、実施の形態4に係る同期フラグ抽
出方法のブロック図である。図8において、502は外
部からの指示タイミングに基づいて受信したビットスト
リームから1バイト単位でバイトデータを切り出して出
力するバイト同期処理手段、503はNバイトを一時的
に退避するストリーム退避手段、504は2バイトから
バイト境界をSビットシフトした1バイトを切り出して
出力するバイト境界シフト手段、505はバイトデータ
と同期フラグパターンを照合し、同期フラグ検出を行う
バイト単位同期フラグ検出手段である。
【0065】図9は、実施の形態4に係る同期フラグ抽
出方法のフローチャートである。最初に同期フレームで
フレーム同期を確立した後、ネゴシエーションフレーム
によりプロトコルの選択を行い、音声、ビデオ、データ
を可変長のH.223多重化フレームにて送信する場合にネ
ゴシエーションフレームにて多重通信を選択し(S60
2)、フラグシーケンスに移行して可変長多重化フレー
ムの同期を取りやすくするため同期フラグが送信側より
連続送信され、これを受信する(S603)。
【0066】バイト同期処理手段502からは、網から
与えられる4ビット同期信号に同期して、受信ストリー
ムがバイト単位で切り出され、ストリーム退避手段50
3はバイト同期処理手段502からのデータをNバイト
退避し(S901)、バイト境界シフト手段504のシ
フト数S、状態S4を0にセットする(S605)。
【0067】バイト境界シフト手段はストリーム退避手
段503から順次データを読み出し、Sビットバイト境
界をシフトして、バイト単位同期フラグ検出手段505
にてバイト単位で同期フラグと比較する(S606)。
ここで同期フラグが検出された場合(S607)、同期
フラグ抽出を終了し、以後バイト境界シフト手段のシフ
ト数Sを固定して同期フラグ検出処理を行う(S60
8)。
【0068】S607にて同期フラグが検出されなかっ
た場合、状態S4が0ならば(S609)、Sを4にセ
ットしてバイト境界を4ビットシフトにし、状態S4を
1にセットし(S610、S611)S606へ進む。
【0069】状態S4が1ならば(S612)、Sを1
にセットしてバイト境界を1ビットシフトにし、状態S
4を2にセットし(S613、S614)S606へ進
む。
【0070】状態S4がそれ以外の場合、Sを1インク
リメントしてバイト境界を1ビット多くずらし(S61
5)、Sが8でなければ(S616)S606へ進む。
【0071】S616にてSが8の場合、ストリーム退
避手段503中のデータには、同期フラグが存在しない
ものと判断しS604へ進み、次のNバイトをストリー
ム退避手段503に退避して同様に繰り返す。
【0072】以上のように本実施の形態によれば、網の
4ビット同期にバイト境界を合わせて同期抽出を行って
いるので、送信側から送られてくる可変長多重化フレー
ムのバイト境界が網の4ビット同期に同期している場合
には、多くとも2回目のループまでに同期抽出が行うこ
とができ、同期フラグ検出の処理量を軽減することがで
きる。
【0073】なお、S607における同期フラグ検出の
判定において同期フラグがK個(K≧1)連続した場合
にのみ同期フラグ検出とみなせば、同期フラグ抽出にお
ける誤検出を軽減することができる。
【0074】(実施の形態5)実施の形態3、4にて同
期フラグを抽出し、多重化フレームのバイト同期を確立
した場合、その後ハンドオーバーなどにより同期が外れ
た場合においても、PHS網の特徴として4ビット同期
が保存される。本実施の形態においてはこの特性を利用
して、同期ずれを簡単に修正する方法について説明す
る。
【0075】実施の形態5における、同期フラグ抽出方
法のブロック図は実施の形態3と同様に図5である。
【0076】図10は実施の形態5に係る同期フラグ抽
出方法のフローチャートである。請求項3に基づいて同
期フラグを抽出した後、ストリーム退避手段503では
Nバイトづつバイト同期処理手段502からのデータを
退避し、バイト境界シフト手段504では請求項3で設
定したSだけバイト境界をシフトしてバイト単位同期フ
ラグ検出手段505でバイト単位で同期フラグと比較し
(S1001)同期フラグを検出する(S1002)。
S1002にて同期フラグが検出された場合には状態C
を0にリセットし(S1003)S1001から繰り返
す。
【0077】S1002にて同期フラグが検出されなか
った場合には、状態Cを1インクリメントして(S10
04)状態CがCmaxと同じか比較し(S1005)
状態CがCmaxでなければ、S1001から繰り返
す。
【0078】S1005にて状態CがCmaxの場合に
は、同期はずれとして判断してバイト境界シフト手段5
04のSを4ビットずらし(S←(S+4)mod8)
(S1006)、状態Cを0にリセットして(S100
7)S1001から繰り返す。
【0079】以上のように本実施の形態によれば、多重
化フレーム通信時にバイト単位で同期フラグの検出処理
を行う場合において、同期フラグが検出されない期間を
計数し、所定の期間を過ぎても同期フラグが検出されな
い場合に、バイト境界シフト手段でビットシフトを以前
より4ずらした後、所定の期間同期フラグの検出をバイ
ト単位で行うこととしている。
【0080】これにより、バイト単位で同期フラグ抽出
処理を行っている場合に、網でビットずれが生じても、
簡単にバイト単位の同期の抽出が再開できる。
【0081】(実施の形態6)図11は実施の形態6に
係わる、バイト同期送信方法のブロック図である。
【0082】図11は、フレーム生成手段1101、同
期フラグ検出手段1102、フレーム生成手段110
3、送信データ選択手段1104を備えている。
【0083】フレーム生成手段1101、1103で
は、バイト単位で入力されるパラレルデータをシリアル
変換し、ヘッダ、FECを付加してデータをビットスト
リームとして出力する。
【0084】送信データ選択手段1104では、フレー
ム生成手段1101とフレーム生成手段1103からの
ビットストリームを送信フレーム切り替え信号に基づい
て、はじめにフレーム生成手段1101からのビットス
トリームを選択し、その後フレーム生成手段1103か
らのビットストリームを選択し出力する。
【0085】フレーム生成手段1101、フレーム生成
手段1103はともに、内部にカウンタを備えており、
バイトデータのMSBまたはLSBから順に送信クロックにし
たがって1ビットずつ出力するが、動作開始時にはフレ
ーム生成手段1101からのビット列と、フレーム生成
手段1103からのビット列のバイトにおける何ビット
目かの整合はとれていない。
【0086】このビット列の状況を図12に示す。図1
2における1から8の数字は1バイト中の何ビット目を
出力しているかを表しており、カウンタAはフレーム生
成手段1101からの出力であり、カウンタBはフレー
ム生成手段1103からの出力である。
【0087】フレーム生成手段1101から出力される
ビットストリームは、同期フラグ検出手段1102に
て、同期フラグが出力されたか検出され、同期フラグが
検出された場合には、その旨フレーム生成手段1103
へ通知する。送信データ選択手段1104がフレーム生
成手段1101からのビットストリームを選択している
間に同期フラグ検出を通知されたフレーム生成手段11
03は、内部カウンタを8ビット目の出力にセットす
る。
【0088】これにより、図12に示すように同期フラ
グ発生後にフレーム生成手段1101とフレーム生成手
段1103の出力ビットストリームのバイト同期を取る
ことができる。
【0089】以上に述べたように本発明を用いると、フ
レーム生成手段が別々に存在し、クロックに対してバイ
トの何ビット目を送信しているのか内部状態を参照する
ことが不可能な場合においてもバイト同期を保ちながら
フレームフォーマットの切り替えを行うことができる。
【0090】(実施の形態7)図13は実施の形態7に
係わる、バイト同期送信方法のブロック図である。
【0091】図13は、フレーム生成手段1301、フ
レーム生成手段1302、送信データ選択手段1303
を備えている。
【0092】フレーム生成手段1301,1302で
は、バイト単位で入力されるパラレルデータをシリアル
変換し、ヘッダを付加してデータをビットストリームと
して出力する。
【0093】送信データ選択手段1303では、フレー
ム生成手段1301とフレーム生成手段1302からの
ビットストリームを送信フレーム切り替え信号に基づい
て、はじめにフレーム生成手段1301からのビットス
トリームを選択し、その後フレーム生成手段1302か
らのビットストリームを選択し出力する。
【0094】フレーム生成手段1301、フレーム生成
手段1302はともに、内部にカウンタを備えており、
バイトデータのMSBまたはLSBから順に送信クロックにし
たがって1ビットずつ出力するが、動作開始時にはフレ
ーム生成手段1301からのビット列と、フレーム生成
手段1302からのビット列のバイトにおける何ビット
目かの整合はとれていない。このビット列の状況を図1
4に示す。
【0095】図14における1から8の数字は1バイト
中の何ビット目を出力しているかを表しており、カウン
タAはフレーム生成手段1301からの出力であり、カ
ウンタBはフレーム生成手段1302からの出力であ
る。
【0096】フレーム生成手段1301ではデータをM
バイト(M≧1)入力するごとにバイトにおける1ビッ
ト目を出力しているときに同期信号をフレーム生成手段
1302へ通知する。同期信号を通知されたフレーム生
成手段1302は、1ビット目を出力するように内部カ
ウンタをセットする。
【0097】これにより、図14に示すように同期信号
発生後にフレーム生成手段1301とフレーム生成手段
1302の出力ビットストリームのバイト同期を取るこ
とができる。
【0098】以上に述べたように本発明を用いると、フ
レーム生成手段が別々に存在し、クロックに対してバイ
トの何ビット目を送信しているのか内部状態を参照する
ことが不可能な場合においてもバイト同期を保ちながら
フレームフォーマットの切り替えを行うことができる。
【0099】(実施の形態8)図15は実施の形態8に
係わる、バイト同期送信方法のブロック図である。
【0100】図15は、フレーム生成手段1501、フ
レーム生成手段1502、送信データ選択手段1503
を備えている。
【0101】フレーム生成手段1501、1502で
は、バイト単位で入力されるパラレルデータをシリアル
変換し、ヘッダを付加してデータをビットストリームと
して出力する。
【0102】送信データ選択手段1503では、フレー
ム生成手段1501とフレーム生成手段1502からの
ビットストリームを送信フレーム切り替え信号に基づい
て、はじめにフレーム生成手段1501からのビットス
トリームを選択し、その後フレーム生成手段1502か
らのビットストリームを選択し出力する。
【0103】フレーム生成手段1501、フレーム生成
手段1502はともに、内部にカウンタを備えており、
バイトデータのMSBまたはLSBから順に送信クロックにし
たがって1ビットずつ出力するが、動作開始時にはフレ
ーム生成手段1501からのビット列と、フレーム生成
手段1502からのビット列のバイトにおける何ビット
目かの整合はとれていない。このビット列の状況を図1
6に示す。
【0104】図16における1から8の数字は1バイト
中の何ビット目を出力しているかを表しており、カウン
タAはフレーム生成手段1501からの出力であり、カ
ウンタBはフレーム生成手段1502からの出力であ
る。
【0105】フレーム生成手段1501とフレーム生成
手段1502では、同期信号を通知されると、内部カウ
ンタを1ビット目の出力にセットする。
【0106】これにより、図16に示すように同期信号
発生後にフレーム生成手段1501とフレーム生成手段
1502の出力ビットストリームのバイト同期を取るこ
とができる。
【0107】以上に述べたように本発明を用いると、フ
レーム生成手段が別々に存在し、クロックに対してバイ
トの何ビット目を送信しているのか内部状態を参照する
ことが不可能な場合においてもバイト同期を保ちながら
フレームフォーマットの切り替えを行うことができる。
【0108】
【発明の効果】上記の発明によれば、ビットシフトを行
なうことなく、また、1バイト毎にフラグ検出を行なう
ため処理の軽減と同期フラグの誤検出の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る同期フラグ抽出方
法を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る同期フラグ抽出方
法を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2に係る同期フラグ抽出方
法を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る同期フラグ抽出方
法を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態3、実施の形態5に係る同
期フラグ抽出方法を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る同期フラグ抽出方
法を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態3に係る同期フラグ抽出方
法を示すフローチャート
【図8】本発明の実施の形態4に係る同期フラグ抽出方
法を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態4に係る同期フラグ抽出方
法を示すフローチャート
【図10】本発明の実施の形態5に係る同期フラグ抽出
方法を示すフローチャート
【図11】本発明の実施の形態6に係るバイト同期送信
方法を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態6に係るバイト境界状態
を示す図
【図13】本発明の実施の形態7に係るバイト同期送信
方法を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態7に係るバイト境界状態
を示す図
【図15】本発明の実施の形態8に係るバイト同期送信
方法を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態8に係るバイト境界状態
を示す図
【図17】従来のH.223の多重化フレームのフォーマッ
【図18】従来の同期フラグ抽出方法を示すブロック図
【図19】従来のH.223における多重化ヘッダのフォー
マット
【図20】従来のH.223における分割可能な論理チャネ
ルの終結時を示す図
【図21】従来のH.223/AnnexBにおける多重化ヘッダの
フォーマット
【図22】従来の同期フレームのフレーム構成を示す図
【図23】従来の同期フレームの同期フラグを示す図
【符号の説明】
101 ビット単位フラグ検出手段 102 バイト同期処理手段 103 バイト単位フラグ検出手段 501 フレーム同期処理手段 502 バイト同期処理手段 503 ストリーム退避手段 504 バイト境界シフト手段 505 バイト単位同期フラグ検出手段 1101,1103,1301,1302,1501,
1502 フレーム生成手段 1102 同期フラグ検出手段 1104,1303,1503 送信データ選択手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側から同期フラグを有する可変長の
    フレームを送信し、 前記フレームは整数バイト長である場合に、 受信側は、受信したビットストリームを1ビット毎にビ
    ットシフトしながら同期フラグパターンと照合し、同期
    フラグ検出を行うビット単位フラグ検出手段と、 外部からの指示タイミングに基づいて受信したビットス
    トリームから1バイト単位でバイトデータを切り出して
    出力するバイト同期処理手段と、 前記バイト同期処理手段が出力する1バイト毎に同期フ
    ラグパターンと照合し、同期フラグ検出を行うバイト単
    位同期フラグ検出手段を備え、 最初の同期フラグは前記ビット単位フラグ検出手段で検
    出し、 前記バイト同期処理手段は前記ビット単位フラグ検出手
    段が同期フラグを検出したタイミングに基づいて与える
    指示タイミングを基に送信側とのバイト同期を確立して
    1バイトづつ切り出して前記バイト単位フラグ検出手段
    に出力し、 以降の同期フラグは前記バイト単位フラグ検出手段で検
    出することを特徴とする同期フラグ抽出方法。
  2. 【請求項2】 固定長の同期フレームを送信しあってフ
    レーム同期を確立し、その後データ伝送を行う場合には
    同期フレームと同じフレーム長のデータフレームを用い
    て同期フレームで確立したフレーム同期を継続して通信
    を行い、音声またはビデオまたはデータまたはこれらの
    任意の組み合わせを多重伝送する場合には、同期フラグ
    を有する整数バイト長の可変長の多重化フレームを送信
    し、 送信側は、バイト同期送信手段を有し、バイト同期送信
    手段は前期同期フレームで確立したフレーム同期のフレ
    ームとバイト境界を同じにして前記可変長のフレームを
    送信し、 受信側は、前記同期フレームを受信してフレーム同期を
    確立するためのフレーム同期処理手段と、 外部からの指示タイミングに基づいて受信したビットス
    トリームから1バイト単位でバイトデータを切り出して
    出力するバイト同期処理手段と、 前記バイト同期処理手段が出力する1バイト毎に同期フ
    ラグパターンと照合し、同期フラグ検出を行うバイト単
    位同期フラグ検出手段を備え、 前記バイト同期処理手段は前記フレーム同期処理手段が
    検出した同期フレームのバイト境界のタイミングに基づ
    いて与える指示タイミングを基に送信側とのバイト同期
    を確立して1バイトづつ切り出して前記バイト単位フラ
    グ検出手段に出力し、 以降の同期フラグは前記バイト単位フラグ検出手段で検
    出する同期フラグ抽出を用いることを特徴とする多重伝
    送方法。
  3. 【請求項3】 固定長の同期フレームを送信しあってフ
    レーム同期を確立し、その後データ伝送を行う場合には
    同期フレームと同じフレーム長のデータフレームを用い
    て同期フレームで確立したフレーム同期を継続して通信
    を行い、音声またはビデオまたはデータまたはこれらの
    任意の組み合わせを多重伝送する場合には、同期フラグ
    を有する整数バイト長の可変長の多重化フレームを送信
    し、 受信側は、前記同期フレームを受信してフレーム同期を
    確立するためのフレーム同期処理手段と、 外部からの指示タイミングに基づいて受信したビットス
    トリームから1バイト単位でバイトデータを切り出して
    出力するバイト同期処理手段と、 前記バイト同期処理手段が出力するNバイト(N≧1)を
    一時的に退避するストリーム退避手段と、 前記ストリーム退避手段の任意の2バイトからバイト境
    界をSビットシフトした1バイトを切り出して出力する
    バイト境界シフト手段と、 前記バイト境界シフト手段が出力するバイトデータを同
    期フラグパターンと照合し 、同期フラグ検出を行うバ
    イト単位同期フラグ検出手段を備え、 前記バイト同期処理手段は前記フレーム同期処理手段が
    検出した同期フレームのバイト境界のタイミングに基づ
    いて与える指示タイミングを基に送信側とのバイト同期
    を確立して1バイトづつ切り出してストリーム退避手段
    に出力し、 前記バイト境界シフト手段は始めにS=0ビットシフトし
    たNバイトを1バイトづつ切り出して順に前記バイト単
    位同期フラグ検出手段に出力し、 前記バイト境界シフト手段はNバイトのデータから同期
    フラグが検出されない場合に、S=S+1ビットシフトしたN
    -1バイトを1バイトづつ切り出して順に前記バイト単位
    同期フラグ検出手段に出力し、以下前記バイト境界シフ
    ト手段はN-1バイトのデータから同期フラグが検出され
    ない場合にS=7ビットシフトしたN-1バイトまでこれを繰
    り返し、同期フラグが検出されない場合には前記バイト
    同期処理手段が出力する次のNバイト(N≧1)をストリ
    ーム退避手段に退避してS=0ビットシフトから同様の処
    理を繰り返し、 前記同期フラグ検出手段において同期フラグが検出され
    た時点から以降の同期フラグの検出処理は前記バイト境
    界シフト手段のシフト数Sを固定して行うことを特徴と
    する同期フラグ抽出方法。
  4. 【請求項4】 固定長の同期フレームを送信しあってフ
    レーム同期を確立し、その後データ伝送を行う場合には
    同期フレームと同じフレーム長のデータフレームを用い
    て同期フレームで確立したフレーム同期を継続して通信
    を行い、音声またはビデオまたはデータまたはこれらの
    任意の組み合わせを多重伝送する場合には、同期フラグ
    を有する整数バイト長の可変長の多重化フレームを送信
    し、 受信側は、前記同期フレームを受信してフレーム同期を
    確立するためのフレーム同期処理手段と、 外部からの指示タイミングに基づいて受信したビットス
    トリームから1バイト単位でバイトデータを切り出して
    出力するバイト同期処理手段と、 前記バイト同期処理手段が出力するNバイト(N≧1)を
    一時的に退避するストリーム退避手段と、 前記ストリーム退避手段の任意の2バイトからバイト境
    界をSビットシフトした1バイトを切り出して出力する
    バイト境界シフト手段と、 前記バイト境界シフト手段が出力するバイトデータを同
    期フラグパターンと照合し 、同期フラグ検出を行うバ
    イト単位同期フラグ検出手段を備え、 前記バイト同期処理手段は前記フレーム同期処理手段が
    検出した同期フレームのバイト境界のタイミングに基づ
    いて与える指示タイミングを基に送信側とのバイト同期
    を確立して1バイトづつ切り出してストリーム退避手段
    に出力し、 前記バイト境界シフト手段は始めにS=0ビットシフトし
    たNバイトを1バイトづつ切り出して順に前記バイト単
    位同期フラグ検出手段に出力し、 前記バイト境界シフト手段はNバイトのデータから同期
    フラグが検出されない場合に、S=4ビットシフトしたN-1
    バイトを1バイトづつ切り出して順に前記バイト単位同
    期フラグ検出手段に出力し、前記バイト境界シフト手段
    はNバイトのデータから同期フラグが検出されない場合
    に、S=1ビットシフトしたN-1バイトを1バイトづつ切
    り出して順に前記バイト単位同期フラグ検出手段に出力
    し、以下前記バイト境界シフト手段はN-1バイトのデー
    タから同期フラグが検出されない場合にS=7ビットシフ
    トしたN-1バイトまでこれを繰り返し、同期フラグが検
    出されない場合には前記バイト同期処理手段が出力する
    次のNバイト(N≧1)をストリーム退避手段に退避して
    S=0ビットシフトから同様の処理を繰り返し、 前記同期フラグ検出手段において同期フラグが検出され
    た時点から以降の同期フラグの検出処理は前記バイト境
    界シフト手段のシフト数Sを固定して行うことを特徴と
    する同期フラグ抽出方法。
  5. 【請求項5】 音声またはビデオまたはデータまたはこ
    れらの任意の組み合わせを多重伝送する場合には、同期
    フラグを有する整数バイト長の可変長の多重化フレーム
    を送信し、 受信側は、外部からの指示タイミングに基づいて受信し
    たビットストリームから1バイト単位でバイトデータを
    切り出して出力するバイト同期処理手段と、 前記バイト同期処理手段が出力するNバイト(N≧1)を
    一時的に退避するストリーム退避手段と、 前記ストリーム退避手段の任意の2バイトからバイト境
    界をSビットシフトした1バイトを切り出して出力する
    バイト境界シフト手段と、 前記バイト境界シフト手段が出力するバイトデータを同
    期フラグパターンと照合し 、同期フラグ検出を行うバ
    イト単位同期フラグ検出手段を備え、 前記バイト同期処理手段は網の4ビット同期のタイミン
    グを基に送信側とのバイト同期を確立して1バイトずつ
    切り出してストリーム退避手段に出力し、 前記バイト境界シフト手段は始めにS=0ビットシフトし
    たNバイトを1バイトづつ切り出して順に前記バイト単
    位同期フラグ検出手段に出力し、 前記バイト境界シフト手段はNバイトのデータから同期
    フラグが検出されない場合に、S=4ビットシフトしたN-1
    バイトを1バイトづつ切り出して順に前記バイト単位同
    期フラグ検出手段に出力し、前記バイト境界シフト手段
    はNバイトのデータから同期フラグが検出されない場合
    に、S=1ビットシフトしたN-1バイトを1バイトづつ切
    り出して順に前記バイト単位同期フラグ検出手段に出力
    し、以下前記バイト境界シフト手段はN-1バイトのデー
    タから同期フラグが検出されない場合にS=7ビットシフ
    トしたN-1バイトまでこれを繰り返し、同期フラグが検
    出されない場合には前記バイト同期処理手段が出力する
    次のNバイト(N≧1)をストリーム退避手段に退避して
    S=0ビットシフトから同様の処理を繰り返し、 前記同期フラグ検出手段において同期フラグが検出され
    た時点から以降の同期フラグの検出処理は前記バイト境
    界シフト手段のシフト数Sを固定して行うことを特徴と
    する同期フラグ抽出方法。
  6. 【請求項6】 多重化フレーム通信時にバイト単位で同
    期フラグの検出処理を行う場合において、同期フラグが
    検出されない期間を係数し、所定の期間を過ぎても同期
    フラグが検出されない場合に、前記バイト境界シフト手
    段でS=4ビットシフトを行った後、所定の期間同期フラ
    グの検出をバイト単位で行うことを特徴とした請求項
    3,4,5のいずれか1項に記載の同期フラグ抽出方
    法。
  7. 【請求項7】 同期フラグを前記ビット単位フラグ検出
    手段で検出し、 連続してN個の同期フラグの間隔が整数バイト数であれ
    ば、前記バイト同期処理手段は前記各同期フラグを用い
    てバイト同期を確立し、 以降の同期フラグは前記バイト単位フラグ検出手段で検
    出することを特徴とする請求項1記載の同期フラグ抽出
    方法。
  8. 【請求項8】 前記フレーム同期処理手段は、前記同期
    フレームの誤り検出を行い、連続してN個の同期フレー
    ムを正しく受信すると、 前記バイト同期処理手段は前記各同期フレームを用いて
    バイト同期を確立することを特徴とする請求項2記載の
    同期フラグ抽出方法。
  9. 【請求項9】 通信中にビットずれが生じ、前記バイト
    同期手段がバイト同期をはずし、前記バイト単位フラグ
    検出手段で所定の時間以上同期フラグが検出できなくな
    ったときは、 再び、同期フラグは前記ビット単位フラグ検出手段で検
    出し、 連続してN個の同期フラグの間隔が整数バイト数であれ
    ば、前記バイト同期処理手段は前記各同期フラグを用い
    てバイト同期を確立し、 以降の同期フラグは前記バイト単位フラグ検出手段で検
    出することを特徴とする請求項7記載の同期フラグ抽出
    方法。
  10. 【請求項10】 通信中にビットずれが生じ、前記バイ
    ト同期手段がバイト同期をはずし、前記バイト単位フラ
    グ検出手段で所定の時間以上同期フラグが検出できなく
    なったときは、 再び、送信側は前記同期フレームを送信し、 前記フレーム同期処理手段は、前記同期フレームの誤り
    検出を行い、連続してN個の同期フレームを正しく受信
    すると、 前記バイト同期処理手段は前記各同期フレームを用いて
    バイト同期を確立することを特徴とする請求項8記載の
    同期フラグ抽出方法。
  11. 【請求項11】 送信側にて、はじめに第1のフレーム
    生成手段より生成される同期フラグを有し、バイト境界
    をもつ第1のフレームフォーマットのフレームを送信
    し、その後出力を切り替え第2のフレーム生成手段より
    生成されるバイト境界をもつ第2のフレームフォーマッ
    トのフレームを送信する場合において、 前記第2のフレーム生成手段は、第1のフレームフォー
    マット中の同期フラグを検出する同期フラグ検出手段を
    具備し、出力切り替え前に前記同期フラグ検出手段から
    の同期フラグ検出信号にて送信クロックに対するバイト
    送信タイミングを設定することを特徴とするバイト同期
    送信方法。
  12. 【請求項12】 送信側にて、はじめに第1のフレーム
    生成手段より生成される同期フラグを有し、バイト境界
    をもつ第1のフレームフォーマットのフレームを送信
    し、その後出力を切り替え第2のフレーム生成手段より
    生成されるバイト境界をもつ第2のフレームフォーマッ
    トのフレームを送信する場合において、 前記第1のフレーム生成手段は、フレーム送信時のバイ
    ト同期情報を同期信号として出力し、前記第2のフレー
    ム生成手段は出力切り替え前に前記同期信号にて送信ク
    ロックに対するバイト送信タイミングを設定することを
    特徴とするバイト同期送信方法。
  13. 【請求項13】 送信側にて、はじめに第1のフレーム
    生成手段より生成される同期フラグを有し、バイト境界
    をもつ第1のフレームフォーマットのフレームを送信
    し、その後出力を切り替え第2のフレーム生成手段より
    生成されるバイト境界をもつ第2のフレームフォーマッ
    トのフレームを送信する場合において、 同期信号に対して前記第1のフレーム生成手段および、
    前記第2のフレーム生成手段は前記同期信号にて送信ク
    ロックに対するバイト送信タイミングを設定することを
    特徴とするバイト同期送信方法。
JP10258244A 1997-09-12 1998-09-11 同期フラグ抽出方法、多重伝送方法ならびにバイト同期送信方法 Pending JPH11168458A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002005474A1 (en) * 2000-07-07 2002-01-17 Cleansun Pty Ltd Data communications method
US6778609B2 (en) 2000-02-14 2004-08-17 Nec Electronics Corporation MPEG image decoding apparatus and method for switching operation of searching for specific code in bit stream

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