JPH11166695A - 加圧用ガスの急速供給方法と装置 - Google Patents

加圧用ガスの急速供給方法と装置

Info

Publication number
JPH11166695A
JPH11166695A JP34361797A JP34361797A JPH11166695A JP H11166695 A JPH11166695 A JP H11166695A JP 34361797 A JP34361797 A JP 34361797A JP 34361797 A JP34361797 A JP 34361797A JP H11166695 A JPH11166695 A JP H11166695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
generating agent
storage chamber
gas generating
generated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34361797A
Other languages
English (en)
Inventor
Tashiro Arai
太四郎 荒井
Naoji Nagai
直司 永井
Hitoshi Takahashi
仁 高橋
Fumihiro Suzuki
史宏 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KUATSU SYSTEM KK
Nippon Tansan Gas Co Ltd
Original Assignee
NIPPON KUATSU SYSTEM KK
Nippon Tansan Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON KUATSU SYSTEM KK, Nippon Tansan Gas Co Ltd filed Critical NIPPON KUATSU SYSTEM KK
Priority to JP34361797A priority Critical patent/JPH11166695A/ja
Publication of JPH11166695A publication Critical patent/JPH11166695A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06DMEANS FOR GENERATING SMOKE OR MIST; GAS-ATTACK COMPOSITIONS; GENERATION OF GAS FOR BLASTING OR PROPULSION (CHEMICAL PART)
    • C06D5/00Generation of pressure gas, e.g. for blasting cartridges, starting cartridges, rockets
    • C06D5/06Generation of pressure gas, e.g. for blasting cartridges, starting cartridges, rockets by reaction of two or more solids

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アジ化ナトリウムは毒性があり、ガス化によ
って発生する物質は強い毒性を呈するので、その使用は
好ましくない。カートリッジの封板を人力により針で破
いてガスを取り出すやり方は、非力の者に不都合であ
る。 【解決手段】 ガス発生剤(2)を収容室(11)内で瞬間的
に性状変化させてガスを発生させる。この発生したガス
と、ガス発生剤(2)のガス化直後に該収容室(11)に発生
する真空による吸引外気の双方を被加圧体へ送る。この
場合、発生ガスの有害成分を除去する方法もある。この
除去を、ガス発生剤(2)を通気性包囲空間に閉じ込めて
おき、この空間からガスとなって漏出する際に行うやり
方もある。供給ガス量が不足する場合は、発生したガス
の圧力により不燃性圧力ガスの密封を瞬時に解いてこれ
を送る。これらの方法の実施にはそれぞれの装置が用意
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加圧用ガスの急速供
給方法と装置に係り、エアーバッグ、消火器、ライフジ
ャケット等の被加圧体に緊急かつ十分な量の加圧ガスを
供給するものに関する。
【0002】
【従来の技術】アジ化ナトリウムを起爆剤で着火させて
ガスを発生させ、このガスを加圧用に使用するやりかた
は車両のエアーバッグで採用されている。このエアーバ
ッグは人体を衝撃から護るためかなりの容積があり、ま
た一旦膨脹した後に室内にガスを放出しながら萎む。
【0003】ガスカートリッジの封板を人手により針で
破いてガスを取り出し、このガスを圧力源として利用す
るものに消火器や救命胴衣がある。
【0004】ガスカートリッジの封板を火薬の爆発力で
移動する針で破いてガスを取り出し、このガスの圧力で
コンクリート構造物を破壊するようにした発明に本件出
願人の元主宰者であった小穴勝雄名義の特許第6997
51号がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アジ化ナトリウムを起
爆剤で着火させてガスを発生させるやり方は、アジ化ナ
トリウムそのものの毒性と、アジ化ナトリウムのガス化
によって発生する物質が強い毒性を呈するので、大量に
使用したり、加圧ガスがその目的を果す前後に被加圧体
の周辺に拡散するような使い方は、人体にとっては勿
論、自然環境保護の観点からも好ましくない。
【0006】ガスカートリッジの封板を人力により針で
破いてガスを取り出すやり方は、婦女子のように非力の
ものにとってはかなりの負担になり、緊急の場合に間に
合わないことが起こり得る。
【0007】特許第699751号によるやり方は、火
薬の収容室に外気の吸込口が連通していないので、外気
の取り込みによる供給ガスの増量が果せない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の加圧
用ガスの急速供給方法は、ガス発生剤を収容室内で瞬間
的に性状変化させてガスを発生させる。このガス発生剤
のガス化直後の収容室には真空が発生し、この真空によ
り外気が吸引される。この発生したガスと吸引外気の双
方を被加圧体へ送る。ガス発生剤からの発生ガスに吸引
外気がプラスされるので、容量の大きいエアーバッグや
救命胴衣の場合にも十分適用できる。ガス発生剤として
は、発生剤そのものの毒性が少ないテトラゾールや、ア
ゾジカルボンアミド等の窒素含有非金属化合物があり、
瞬間的に性状変化させる手段としては、ガス発生剤が火
薬の場合の点火栓や、電気的にスパークを発生させるも
のや、ヒーター等の着火源がある。
【0009】本発明に係る第2の加圧用ガスの急速供給
方法は、ガス発生剤を収容室内で瞬間的に性状変化さ
せ、有害成分を含むガスを発生させる。このガス発生剤
のガス化直後の収容室には真空が発生し、この真空によ
り外気が吸引される。この発生したガスと吸引外気の双
方を、ガスの有害成分を除去して、被加圧体へ送る。こ
の場合も、ガス発生剤からの発生ガスに吸引外気がプラ
スされるので、容量の大きいエアーバッグや救命胴衣の
場合にも十分適用できる。ガス発生剤や性状変化につい
ては第一の方法の場合と同様である。ガス発生剤が火薬
の場合、爆発によってガスを発生するが、このガス中に
有害物質を含む。エアーバッグのように人間が呼吸する
場合はこの有害物質が人体に悪影響を与える。このやり
方だと、有害成分が除去された清浄ガスが被加圧体に供
給されるので、人体や自然環境保護の面で好ましい。
【0010】本発明に係る第3の加圧用ガスの急速供給
方法は、ガス発生剤を通気性包囲空間内で瞬間的に性状
変化させ、有害成分を含むガスを発生させる。この変化
で発生したガスの有害成分を該通気性包囲空間から漏出
する際に除去する。そして、この有害成分を除去された
ガス及びこのガス発生剤のガス化直後の収容室の真空発
生による吸引外気の双方を被加圧体へ送る。この場合
も、ガス発生剤からの発生ガスに吸引外気がプラスされ
るので、容量の大きいエアーバッグや救命胴衣の場合に
も十分適用できる。ガス発生剤や性状変化については第
一の方法の場合と同様である。通気性包囲空間の形成に
は通気性でかつ伸縮性のある膜でガス発生剤を包むのが
好ましい。この膜に有害成分の吸着性のあるものを採用
する。
【0011】本発明に係る第4の加圧用ガスの急速供給
方法は、ガス発生剤を収容室内で瞬間的に性状変化させ
てガスを発生させる。このガス発生剤のガス化直後の収
容室の真空発生により外気を吸引させる。また、該発生
したガスの圧力により不燃性圧力ガスの密封を瞬時に解
く。そしてこれらの三者を被加圧体へ送る。この場合、
発生ガス量や吸引外気量が少なくても、不燃性圧力ガス
の密封量を適宜に選ぶことにより、容積の大きな被加圧
体にも十分適用できる。
【0012】上記の第4の加圧用ガスの急速供給方法の
場合、ガス発生剤から発生したガスが有害成分を含んで
おり、該不燃性圧力ガスはN2、空気、He、Ar、CO2
の一種以上となっている。該ガス発生剤から発生したガ
スが有害成分を含んでいても、該不燃性圧力ガスがその
ガスを希釈することになり、毒性が弱まる。
【0013】本発明に係る第1の加圧用ガスの急速供給
装置は前記の第1の方法の実施に使用されるものであ
る。この装置は匣体、ガス発生剤、装入口栓、吸込口栓
を有する。匣体はガス発生剤の収容室を備え、収容室に
ガス発生剤の装入口、外気の吸込口及びガスの供給口が
連通している。ガス発生剤は装入口を通して収容室に収
容される。装入口栓は装入口の閉塞用で閉塞端に収容室
のガス発生剤の起動子を備えかつこの起動子に導通する
導線が貫通している。吸込口栓は吸込口の閉塞用でガス
発生時の逆噴、吸込口から吸込んだ外気の逆流、及び通
常時の水分等の侵入を防止する逆止弁を備えている。起
動子の起動によりガス発生剤が収容室内で性状変化を起
こしてガスを発生すると、この収容室に真空が発生し、
外気が吸込口を通って収容室内に吸込まれる。ガスはこ
の外気と共に供給口を通って被加圧体に瞬時に送り込ま
れてこれを加圧する。発生ガスが直接的に非加圧体に供
給されるので、供給に要する時間が極めて短時間で、発
生ガス量だけでは被加圧体の加圧に必要な量の確保が困
難な場合でも、外気量が加増されるので、エアーバッグ
やライフジャケットの場合に最適で、消火器の場合にも
十分採用できる。
【0014】本発明に係る第2の加圧用ガスの急速供給
装置は前記の第2の方法の実施に使用されるものであ
る。この装置は匣体、ガス発生剤、装入口栓、吸込口
栓、フィルターを有している。匣体はガス発生剤の収容
室を備え、収容室にガス発生剤の装入口、外気の吸込口
及びガスの供給口が連通している。ガス発生剤は装入口
を通して収容室に収容される。装入口栓は装入口の閉塞
用で閉塞端に収容室のガス発生剤の起動子を備えかつこ
の起動子に導通する導線が貫通している。吸込口栓は吸
込口の閉塞用でガス発生時の逆噴、吸込口から吸込んだ
外気の逆流、及び通常時の水分等の侵入を防ぐ逆止弁を
備えている。フィルターはガスに含まれる有害成分の除
去用で、ガスの供給口をめぐる段部に装入されて匣体に
着脱自在の押えにより所定位置に設置される。起動子の
起動によりガス発生剤が収容室内で性状変化を起こして
有害成分を含んだガスを発生すると、この収容室に真空
が発生し、外気が吸込口を通って収容室内に吸込まれ
る。ガスはこの外気と共に供給口に流れ、フィルターを
通過する際に有害成分をこのフィルターに捕捉され、清
浄となったガスが被加圧体に瞬時に送り込まれてこれを
加圧する。被加圧体を加圧するガスは清浄なので、人体
や自然環境保護の観点からも大変好ましい。フィルター
の交換により反覆使用できる。
【0015】本発明に係る第3の加圧用ガスの急速供給
装置は前記の第3の方法の実施に使用されるものであ
る。この装置は匣体、ガス発生剤、装入口栓、吸込口栓
を有している。匣体はガス発生剤の収容室を備え、収容
室にガス発生剤の装入口、外気の吸込口及びガスの供給
口が連通している。ガス発生剤は、ガスの有害成分を吸
着する通気性かつ伸縮性の膜で包装され、装入口を通し
て収容室に収容される。装入口栓は装入口の閉塞用で閉
塞端に収容室のガス発生剤の起動子を備えかつこの起動
子に導通する導線が貫通している。吸込口栓は吸込口の
閉塞用でガス発生時の逆噴、吸込口から吸込んだ外気の
逆流、及び通常時の水分等の侵入を防ぐ逆止弁を備えて
いる。起動子の起動によりガス発生剤が収容室内で性状
変化を起こして有害成分を含んだガスを発生すると、こ
のガスは通気性かつ伸縮性の膜を透過して供給口へ向う
が、この際に有害成分がこの膜に吸着され、浄化され
る。また、この性状変化により収容室に真空が発生し、
外気が吸込口を通って収容室内に吸込まれる。浄化され
たガスはこの外気と共に供給口を通って被加圧体に瞬時
に送り込まれ、これを加圧する。ガス発生剤は膜に収め
られているので、取扱いがし易く、被加圧体を加圧する
ガスは清浄なので、人体や自然環境保護の観点からも大
変好ましい。
【0016】本発明に係る第4の加圧用ガスの急速供給
装置は前記の第4の方法の実施に使用されるものであ
る。この装置は匣体、開栓具、ガス発生剤、装入口栓、
吸込口栓、高圧ガス容器を備えている。匣体はガス発生
剤の収容室を備え、収容室にガス発生剤の装入口、外気
の吸込口、高圧ガス容器の取付口、及びガスの供給口が
連通している。開栓具はピストン部とこのピストン部か
ら突き出た開栓針を備え、ピストン部は、その開栓針を
取付口に進入させるために、収容室に所定範囲内で摺動
自在に嵌合している。ガス発生剤は装入口を通して収容
室に、開栓具のピストン部に相対して、収容される。装
入口栓は装入口の閉塞用で閉塞端に収容室のガス発生剤
の起動子を備えかつこの起動子に導通する導線が貫通
し、吸込口栓は吸込口の閉塞用でガス発生時の逆噴、吸
込口から吸込んだ外気の逆流、及び通常時の水分等の侵
入を防ぐ逆止弁を備えている。高圧ガス容器は不燃性ガ
スが充填され、その首部を取付口に取り付けられ、その
封板が開栓具の開栓針に相対している。起動子の起動に
よりガス発生剤が収容室内で性状変化を起こしてガスを
発生すると、この収容室に真空が発生し、外気が吸込口
を通って収容室内に吸込まれる。同時に、その膨脹力が
開栓具のピストン部を加圧し、開栓具が移動してその開
栓針が取付口に取り付けられた高圧ガス容器の封板を開
栓する。高圧ガス容器に充填されていた不燃性高圧ガス
は瞬時に流出する。そして、これらの発生ガス、吸引外
気及び不燃性高圧ガスの三者は供給口を通って被加圧体
に瞬時に送り込まれ、これを加圧する。高圧ガス容器に
は種々の容量のものがある。その中で内容積が100ml
以下の所謂ミニガスカートリッジは高圧ガス保安法の適
用外なので簡単に使用でき、しかも大容量のガスを供給
できる。そこで、このミニガスカートリッジを採用すれ
ば、装置を非常にコンパクトにでき、かつ内容積の大き
い被加圧体でも十分かつ瞬時に加圧することができる。
【0017】前記の第4の装置で、ガス発生剤から発生
したガスが有害成分を含んでいる場合、該不燃性ガスが
2、空気、He、Ar、CO2の一種以上であってもよ
い。この場合、不燃性ガスが有害成分を含むガスを希釈
することになるので、人体や自然環境保護の観点からも
大変好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明実施の態様を図面を
参照して説明する。図面中の同一符号は同一もしくは相
応部分を示す。図1は本発明の第1の装置を示してあ
り、第1の方法の実施にはこの装置が一例として採用さ
れる。1は匣体、2はガス発生剤、3は装入口栓、4は
吸込口栓である。
【0019】匣体1はガス発生剤2の収容室11を備
え、この収容室11にガス発生剤2の装入口12、外気
の吸込口13及びガスの供給口14が連通している。ガ
ス発生剤2は、外部からのエネルギーを受けると性状変
化を起こしてガスを発生するもので、装入口12を通し
て収容室11に収容される。装入口栓3は装入口12の
閉塞用で、その閉塞端に収容室11のガス発生剤2の起
動子31を備えかつこの起動子31を遠隔操作するため
の導線32が貫通している。この導線32の回路にスイ
ッチ33及び電源34が設けられ、このスイッチ33を
手動又はセンサー等により閉じることにより、電源34
から電気が導線32に流れて起動子31を起動し、ガス
発生剤2に性状変化を起こさせてガスを発生するように
なっている。
【0020】吸込口栓4は吸込口13の閉塞用で、ガス
発生剤2が性状変化を起こしたとき収容室が瞬間的に真
空になって吸込口13から外気を吸込むが、この吸込ん
だ外気が再びこの吸込口13を通って外部へ逆流するの
を防ぐ逆止弁41を備えている。
【0021】匣体1の収容室11に装入口12を通して
ガス発生剤2を装入し、装入口栓3の閉塞端の起動子3
1を内側へ向けて、装入口12を装入口栓3で塞ぐ。供
給口14をエアーバッグ、消火器、ライフジャケット等
の加圧ガスを必要とする被加圧体(図示せず)に導結し
ておく。
【0022】スイッチ33を手動又はセンサー等により
閉じることにより、電源34から電気が導線32に流れ
て起動子31を起動し、ガス発生剤2に瞬間的に性状変
化を起こさせてガスを発生させる。この性状変化により
収容室11が瞬間的に真空になって吸込口13から外気
を吸込む。発生ガスや吸引外気の逆流は逆止弁41によ
り阻止されるので、このガスと外気が一緒になって供給
口14から被加圧体に瞬時に流入してこれを加圧する。
発生ガスが直接的に非加圧体に供給されるので、供給に
要する時間が極めて短時間で、発生ガス量だけでは被加
圧体の加圧に必要な量の確保が困難な場合でも、外気量
が加増されるので、エアーバッグやライフジャケットの
場合に最適で、消火器の場合にも十分採用できる。
【0023】図2は本発明の第2の装置を示してある。
第1の装置との違いは、フィルター5を有している点
で、ここではこの点についてだけ述べる。また、第2の
方法の実施には一例としてこの第2の装置が採用され
る。フィルター5はガス発生剤2から発生したガスに含
まれる有害成分の除去用で、ガスの供給口14をめぐる
段部51にこの供給口14を横切って装入され、匣体1
に着脱自在の押え52により所定位置に設置される。こ
の第2の装置の場合、第1の装置と同様の作用を果す
上、発生したガスが供給口14から被加圧体に向って流
出しようとする際、このフィルター5により有害成分を
除去され、清浄となったガスが被加圧体に流れ込むこと
になる。従って、被加圧体の用済み後にガスが被加圧体
の外部に漏れ出ても、人体や自然環境に対する悪影響は
無くなる。
【0024】図3は本発明の第3の装置を示してある。
第1の装置との違いは、ガス発生剤2がガスの有害成分
を吸着する通気性かつ伸縮性の膜21で包装されている
点で、ここではこの点についてだけ述べる。また、第3
の方法の実施には一例としてこの第3の装置が採用され
る。この膜21に包まれたガス発生剤2が装入口12を
通して収容室11に収容される。発生したガスは膜21
を、二点鎖線で示すように伸張させてこれを透過する
が、その際膜21により有害成分を除去され、清浄とな
ったガスが供給口14を通って被加圧体に流れ込むこと
になる。この第3の装置の場合、第1の装置と同様の作
用を果す上、第2の装置の場合と同様に、被加圧体の用
済み後にガスが被加圧体の外部に漏れ出ても、人体や自
然環境に対する悪影響は無くなる。その上、ガス発生剤
2は膜21で包まれているので、取扱がし易い。
【0025】図4は本発明の第4の装置を示してある。
第1の装置との違いは、ガス発生剤2の他に圧力ガスの
供給源と、この供給源の開放手段を有している点であ
る。ここではこの点についてだけ述べる。また、第4の
方法の実施には一例としてこの第4の装置が採用され
る。
【0026】匣体1はガス発生剤2の収容室11を備
え、この収容室11に高圧ガス容器6の取付口15が連
通している。一般的には取付口15の雌ネジ16に高圧
ガス容器6の首部の外周の雄ネジ61を螺合するように
なっている。開栓具62はピストン部63と、このピス
トン部63から突き出た開栓針64を備え、ピストン部
63は、その開栓針64を取付口15に進入させるため
に、即ち、取付口15に取り付けられた高圧ガス容器6
の封板65を開栓するために、収容室11に所定範囲内
で、Oリング66により密接に、摺動自在に嵌合してい
る。ガス発生剤2は装入口12を通して収容室11に、
開栓具62のピストン部63に相対して、収容される。
【0027】高圧ガス容器6は不燃性ガスが充填されて
おり、取付口15に取り付けた状態で、その封板65が
開栓具62の開栓針64に相対する。
【0028】スイッチ33を手動又はセンサー等により
閉じることにより、電源34から電気が導線32に流れ
て起動子31を起動し、ガス発生剤2に瞬間的に性状変
化を起こさせてガスを発生させる。この性状変化により
収容室11が瞬間的に真空になって吸込口13から外気
を吸込む。同時にこのガスの膨脹力により開栓具62の
ピストン部63が加圧されるので、このピストン部63
が収容室11内を移動し、開栓針64が高圧ガス容器6
の封板65を開栓する。そして、性状変化により発生し
たガス、吸引外気、及び高圧ガス容器6から流出したガ
スの三者が一緒になって供給口14から被加圧体に瞬時
に流入してこれを加圧する。この第4の装置の場合、爆
発力により瞬時に高圧ガス容器6内のガスを放出させて
エアーバッグや救命胴衣(ライフジャケット)をほぼ膨
らませ、やや遅れて空気(外気)を吸込むので、これら
の使用に好適でかつ安全上も好ましい。また、容量の大
きな消火器の場合でも内部の消火剤が完全に無くなるま
で外部へ放出できる。
【0029】ガス発生剤2から発生したガスが有害成分
を含んでいる場合、不燃性ガスがN2、空気、He
r、CO2の一種以上となっている。こうすると、この
不燃性ガスがこの発生ガスを希釈するので、人体や自然
環境に対する悪影響の程度を弱めることができる。
【0030】
【実施例】第1図乃至第4図の装置を試作し、ガス発生
剤として黒色火薬、アジ化ソーダ及びテトラゾール(有
機化合物)等の既存化学物質を用いて実験した。単体で
のガス発生量、成分(濃度)の確認の上、作動確認、開
栓速度、ガス発生量、有害ガス濃度の確認の他、公知と
されている応用性商品との性能の他、再現性、形状、操
作性、安全性、経済性などの実用化に関する評価を実施
した。ガス発生剤は着火前には毒性のない既存化学物質
である5−ニトロアミノテトラゾールを用いた。1gの
発生剤からのガス量は1.6Nlで、濃度は窒素約78
%、CO2 8.7%、水分8.7%、酸素4.3%、C
O0.3%、NOx200ppmであった。ミニガスカート
リッジは内容積20mlにCO216gを充填したもの(ガ
ス量8Nl)を用いて実験した結果、接続したバッグへの
ガスは、13Nlとなり、空気吸入量は3.4Nlで、ガス
成分は許容濃度を下回るものであった。なお、作動時間
は、初期5ms、完了まで30msであった。
【0031】直接方式の場合、希釈ガスがなく、吸引外
気のみで希釈されるため、CO(一酸化炭素:許容濃度
25ppm)やNOx(窒素酸化物:同50ppm)その他、
シアン化合物(5ppm)、アンモニア(25ppm)、硫化
水素(10ppm)などを発生する発生剤を用いる場合
は、発生する有害ガスを吸着するに十分な吸着剤や除害
剤、例えば水酸化カリウム(KOH)を主成分とした除
害剤にCu(又はPd)触媒を混入させた膜、で発生剤を
包装し、あるいはガス出口に触媒を配することで解決し
た。
【0032】またミニガスカートリッジを用いる希釈方
式の場合は、空気、窒素、二酸化炭素、ヘリウムガス及
び真空を用い、予め発生剤単体での有害ガスを許容濃度
以下に希釈可能なガス量と、発生剤量を計算し、組合せ
実験した結果、空気の巻き込み量が多く、有害ガス成分
は許容濃度を大幅に下回ることを確認した。開栓速度
は、何れの発生剤でも10ms以下であり、その組合せに
よっては1〜3msを可能とした。ただし、使用したミニ
ガスカートリッジは、本件出願人会社製の安全封板付き
でかつ特許出願中の低開栓力封板付きによる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の本発明の第1の供給方法によ
れば、ガス発生剤からの発生ガスに吸引外気がプラスさ
れるので、容量の大きいエアーバッグや救命胴衣の場合
にも十分適用できる。
【0034】請求項2の本発明の第2の供給方法によれ
ば、第1の場合と同様に、ガス発生剤からの発生ガスに
吸引外気がプラスされるので、容量の大きいエアーバッ
グや救命胴衣の場合にも十分適用でき、ガス発生剤から
発生したガス中に有害物質を含んでいてもこれが除去さ
れるので、人体や自然環境に悪影響を与えることがな
い。
【0035】請求項3の本発明の第3の供給方法によれ
ば、第1の場合と同様に、ガス発生剤からの発生ガスに
吸引外気がプラスされるので、容量の大きいエアーバッ
グや救命胴衣の場合にも十分適用でき、ガス発生剤から
発生したガスに有害成分を含んでいても、通気性でかつ
伸縮性のある膜が有害成分を吸着するので、このガスが
大気中に放出されても、人体や自然環境に悪影響を与え
ることがない。
【0036】請求項4の本発明の第4の供給方法によれ
ば、発生ガス量や吸引外気量が少なくても、不燃性圧力
ガスの密封量を適宜に選ぶことにより、容積の大きな被
加圧体にも十分適用できる。
【0037】請求項5によれば、第4の供給方法の場
合、該ガス発生剤から発生したガスが有害成分を含んで
いても、該不燃性圧力ガスがそのガスを希釈することに
なり、毒性が弱まる。
【0038】請求項6の本発明の第1の供給装置によれ
ば、ガス発生剤からの発生ガスを逆止弁によって逆流さ
せることなく直接に非加圧体に供給するので、急速エネ
ルギー(推力)発生が可能で、外気を吸引してこの外気
を発生ガスにプラスするので、発生ガス量だけでは容量
の不足するエアーバッグや救命胴衣用にも適用でき、起
動子やガス発生剤を装換することで再使用も可能で、ガ
ス発生剤はその収納室が塵埃、水分などから隔離される
ので性状維持されると共に、静電気、外圧、ショック等
での誤動作を生じない。
【0039】請求項7の本発明の第2の供給装置によれ
ば、第1の供給装置の効果に加え、ガス発生剤から発生
したガス中に有害物質を含んでいてもこれを簡単に除去
でき、人体や自然環境に悪影響を与えることがない。
【0040】請求項8の本発明の第3の供給装置によれ
ば、第1の供給装置の効果に加え、ガス発生剤から発生
したガスに有害成分を含んでいても、このガスが通気性
でかつ伸縮性のある膜を透過する際にその有害成分をこ
の膜に吸着させることができ、このガスが大気中に放出
されても、人体や自然環境に悪影響を与えることがな
い。
【0041】請求項9の本発明の第4の供給装置によれ
ば、発生ガス量や吸引外気量が少なくても、補足するの
に必要な不燃性ガス量の入った高圧ガス容器を選んで匣
体に取り付けることにより、容積の大きな被加圧体にも
十分適用させられ、殊に内容積が100ml未満のミニカ
ートリッジを採用すれば高圧ガス保安法の適用がないの
で簡単に使用でき、かつ装置の小型化を可能にでき、し
かも必要かつ十分のガス量を供給できる。
【0042】請求項10によれば、第4の供給装置の場
合、該ガス発生剤から発生したガスが有害成分を含んで
いても、該不燃性ガスがそのガスに合流して被加圧体に
送られるので、この発生したガスを希釈することがで
き、毒性を弱められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の加圧用ガスの急速供給装
置の具体例を示す切断側面図である。
【図2】本発明にかかる第2の加圧用ガスの急速供給装
置の具体例を示す切断側面図である。
【図3】本発明にかかる第3の加圧用ガスの急速供給装
置の具体例を示す切断側面図である。
【図4】本発明にかかる第4の加圧用ガスの急速供給装
置の具体例を示す切断側面図である。
【符号の説明】
1 匣体 2 ガス発生剤 3 装入口栓 4 吸込口栓 5 フィルター 6 高圧ガス容器 11 収容室 12 装入口 13 吸込口 14 供給口 15 取付口 21 膜 31 起動子 32 導線 41 逆止弁 51 段部 52 押え 62 開栓具 63 ピストン部 64 開栓針 65 封板 67 首部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 仁 千葉県柏市豊四季945−101 (72)発明者 鈴木 史宏 千葉県流山市駒木台476−97

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス発生剤(2)を収容室(11)内で瞬間的
    に性状変化させて発生したガス及び該ガス発生剤(2)の
    ガス化直後に該収容室(11)に発生する真空による吸引外
    気の双方を被加圧体へ送ることを特徴とする加圧用ガス
    の急速供給方法。
  2. 【請求項2】 ガス発生剤(2)を収容室(11)内で瞬間的
    に性状変化させて発生した有害成分を含むガス及び該ガ
    ス発生剤(2)のガス化直後に該収容室(11)に発生する真
    空による吸引外気の双方を、ガスの有害成分を除去し
    て、被加圧体へ送ることを特徴とする加圧用ガスの急速
    供給方法。
  3. 【請求項3】 ガス発生剤(2)を収容室(11)内の通気性
    包囲空間内で瞬間的に性状変化させ、該性状変化で発生
    したガスの有害成分を該通気性包囲空間から漏出する際
    に除去し、該有害成分を除去されたガス及び該ガス発生
    剤のガス化直後に収容室に発生する真空による吸引外気
    の双方を被加圧体へ送ることを特徴とする加圧用ガスの
    急速供給方法。
  4. 【請求項4】 ガス発生剤(2)を収容室(11)内で瞬間的
    に性状変化させて発生したガス、該ガス発生剤(2)のガ
    ス化直後に該収容室(11)に発生する真空による吸引外
    気、及び該発生したガスの圧力により密封を瞬時に解か
    れた不燃性圧力ガスの三者を被加圧体へ送ることを特徴
    とする加圧用ガスの急速供給方法。
  5. 【請求項5】 該ガス発生剤(2)から発生したガスが有
    害成分を含んでおり、その該不燃性圧力ガスはN2、空
    気、He、Ar、CO2の一種以上で、該発生したガスの
    希釈用を兼ねている請求項4に記載の加圧用ガスの急速
    供給方法。
  6. 【請求項6】 匣体(1)、ガス発生剤(2)、装入口栓(3)
    及び吸込口栓(4)を有し、 該匣体(1)は該ガス発生剤(2)の収容室(11)を備え、該収
    容室(11)に該ガス発生剤(2)の装入口(12)、外気の吸込
    口(13)及びガスの供給口(14)が連通し、 該ガス発生剤(2)は該装入口(12)を通して該収容室(11)
    に収容され、 該装入口栓(3)は該装入口(12)の閉塞用で閉塞端に該収
    容室(11)の該ガス発生剤(2)の起動子(31)を備えかつ該
    起動子(31)に導通する導線(32)が貫通し、 該吸込口栓(4)は該吸込口(13)の閉塞用で該吸込口(13)
    から吸込んだ外気の逆流を防ぐ逆止弁(41)を備えている
    ことを特徴とする加圧用ガスの急速供給装置。
  7. 【請求項7】 匣体(1)、ガス発生剤(2)、装入口栓
    (3)、吸込口栓(4)及びフィルター(5)を有し、 該匣体(1)は該ガス発生剤(2)の収容室(11)を備え、該収
    容室(11)に該ガス発生剤(2)の装入口(12)、外気の吸込
    口(13)及びガスの供給口(14)が連通し、 該ガス発生剤(2)は該装入口(12)を通して該収容室(11)
    に収容され、 該装入口栓(3)は該装入口(12)の閉塞用で閉塞端に該収
    容室(11)の該ガス発生剤(2)の起動子(31)を備えかつ該
    起動子(31)に導通する導線(32)が貫通し、 該吸込口栓(4)は該吸込口(13)の閉塞用で該吸込口(13)
    から吸込んだ外気の逆流を防ぐ逆止弁(41)を備え、 該フィルター(5)はガスに含まれる有害成分の除去用
    で、該ガスの供給口(14)をめぐる段部(51)に装入されて
    該匣体(1)に着脱自在の押え(52)により所定位置に設置
    されていることを特徴とする加圧用ガスの急速供給装
    置。
  8. 【請求項8】 匣体(1)、ガス発生剤(2)、装入口栓(3)
    及び吸込口栓(4)を有し、 該匣体(1)は該ガス発生剤(2)の収容室(11)を備え、該収
    容室(11)に該ガス発生剤(2)の装入口(12)、外気の吸込
    口(13)及びガスの供給口(14)が連通し、 該ガス発生剤(2)は、ガスの有害成分を吸着する通気性
    かつ伸縮性の膜(21)で包装され、該装入口(12)を通して
    該収容室(11)に収容され、 該装入口栓(3)は該装入口(12)の閉塞用で閉塞端に該収
    容室(11)の該ガス発生剤(2)の起動子(31)を備えかつ該
    起動子(31)に導通する導線(32)が貫通し、 該吸込口栓(4)は該吸込口(13)の閉塞用で該吸込口(13)
    から吸込んだ外気の逆流を防ぐ逆止弁(41)を備えている
    ことを特徴とする加圧用ガスの急速供給装置。
  9. 【請求項9】 匣体(1)、開栓具(62)、ガス発生剤(2)、
    装入口栓(3)、吸込口栓(4)及び高圧ガス容器(6)を備
    え、 該匣体(1)は該ガス発生剤(2)の収容室(11)を備え、該収
    容室(11)に該ガス発生剤(2)の装入口(12)、外気の吸込
    口(13)、該高圧ガス容器(6)の取付口(15)、及びガスの
    供給口(14)が連通し、 該開栓具(62)はピストン部(63)と該ピストン部(63)から
    突き出た開栓針(64)を備え、該ピストン部(63)は該収容
    室(11)に、該開栓針(64)が該取付口(15)に進入する行程
    を摺動自在に、嵌合し、 該ガス発生剤(2)は該装入口(12)を通して該収容室(11)
    に、該開栓具(62)の該ピストン部(63)に相対して、収容
    され、 該装入口栓(3)は該装入口(12)の閉塞用で閉塞端に該収
    容室(11)の該ガス発生剤(2)の起動子(31)を備えかつ該
    起動子(31)に導通する導線(32)が貫通し、 該吸込口栓(4)は該吸込口(13)の閉塞用で該吸込口(13)
    から吸込んだ外気の逆流を防ぐ逆止弁(41)を備え、 該高圧ガス容器(6)は不燃性ガスが充填され、その首部
    (67)を該取付口(15)に取り付けられ、その封板(65)が該
    開栓具(62)の該開栓針(64)に相対していることを特徴と
    する加圧用ガスの急速供給装置。
  10. 【請求項10】 該ガス発生剤(2)から発生するガスが
    有害成分を含むもので、該不燃性ガスがN2、空気、
    e、Ar、CO2の一種以上である請求項9に記載の加
    圧用ガスの急速供給装置。
JP34361797A 1997-12-01 1997-12-01 加圧用ガスの急速供給方法と装置 Pending JPH11166695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34361797A JPH11166695A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 加圧用ガスの急速供給方法と装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34361797A JPH11166695A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 加圧用ガスの急速供給方法と装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11166695A true JPH11166695A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18362925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34361797A Pending JPH11166695A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 加圧用ガスの急速供給方法と装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11166695A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526649A (ja) * 2006-02-13 2009-07-23 ハルキー − ロバーツ コーポレイション テトラジン系エネルギー材料を使用するための装置および方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526649A (ja) * 2006-02-13 2009-07-23 ハルキー − ロバーツ コーポレイション テトラジン系エネルギー材料を使用するための装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3806153A (en) Safety bag inflation for vehicles
EP1159038B1 (en) Fire suppression composition and device
EP0951923B1 (en) Chemically active fire suppression composition
KR100392750B1 (ko) 차량탑승자구속장치및그구속장치의전개방법
EP1019269A1 (en) Pressurized fluid-containing airbag inflator
US5762369A (en) Air bag inflator using liquid monopropellant and adaptable to produce ouputs with various parameters
CA3003720C (en) Oxygen concentrating self-rescuer device
JPH08280827A (ja) 酸素呼吸器
CN109806523A (zh) 一种灭火装置及灭火装置控制方法
JP2015503066A (ja) ガス供給装置
GB1494168A (en) Self-rescue breathing apparatus
JPH11166695A (ja) 加圧用ガスの急速供給方法と装置
CN107106879A (zh) 适用于飞机供氧的有机金属配合物的结晶盐
DE3917096C1 (ja)
CA2404836A1 (fr) Generateur de gaz hybride pour coussin gonflable de protection laterale applique a la securite automobile
JP2004275694A (ja) 超小型携帯酸素マスク
US4427635A (en) Chemical oxygen generator
US8373969B2 (en) Energy storage system with a protective device that chemically binds decomposition products of a solvent of an electric component
CN112587843A (zh) 一种可实现二次灭火的外置式灭火装置
CN219382775U (zh) 一种水下使用的氧烛救生装置
WO1999010093A1 (fr) Procede de generation de gaz a basse temperature a partir de carburant solide
CN210355743U (zh) 一种车载触发式灭火装置
GB2114450A (en) Respiratory apparatus
EP0223914A2 (en) Oxygen generator
JP2003190306A (ja) 非常用呼吸装置