JPH11166249A - モーターグレーダー用カッティングエッジ - Google Patents
モーターグレーダー用カッティングエッジInfo
- Publication number
- JPH11166249A JPH11166249A JP33297597A JP33297597A JPH11166249A JP H11166249 A JPH11166249 A JP H11166249A JP 33297597 A JP33297597 A JP 33297597A JP 33297597 A JP33297597 A JP 33297597A JP H11166249 A JPH11166249 A JP H11166249A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- tungsten carbide
- blade
- motor grader
- life
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モーターグレーダー用カッティングエッジの
硬さを増してその寿命を延長する。 【解決手段】 エッジ部にタングステンカーバイドを溶
着してなることを特徴とするモーターグレーダー用カッ
ティングエッジ。
硬さを増してその寿命を延長する。 【解決手段】 エッジ部にタングステンカーバイドを溶
着してなることを特徴とするモーターグレーダー用カッ
ティングエッジ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整地、除雪、圧雪
面の切削等に使用されるモーターグレーダー用カッティ
ングエッジに関する。
面の切削等に使用されるモーターグレーダー用カッティ
ングエッジに関する。
【0002】
【従来の技術】除雪地帯において冬期道路上にアイスバ
ーンが発生して交通事故多発の原因となっている。その
対策としては、アイスバーンをモーターグレーダーによ
って機械的に切削して除去することが行なわれている。
モーターグレーダーには湾曲した受け面を有するカッテ
ィングエッジが取付けられ、その下端の刃部を利用し
て、切削が行なわれる。このような作業はアイスバーン
ばかりでなく、整地、除雪、圧雪面の切削等についても
行なわれている。
ーンが発生して交通事故多発の原因となっている。その
対策としては、アイスバーンをモーターグレーダーによ
って機械的に切削して除去することが行なわれている。
モーターグレーダーには湾曲した受け面を有するカッテ
ィングエッジが取付けられ、その下端の刃部を利用し
て、切削が行なわれる。このような作業はアイスバーン
ばかりでなく、整地、除雪、圧雪面の切削等についても
行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなモーターグ
レーダー用カッティングエッジは耐摩耗性が要求される
ため、材料として特殊鋼を用い、これを焼入れ、焼戻し
することによって硬さを出していたが、硬さを上げるた
めには焼入れ、焼戻しでは限界があり、早期摩耗により
頻繁に交換しなければならなかった。そこで、本発明で
はカッティングエッジの硬さを増してその寿命を延長す
ることを目的とする。
レーダー用カッティングエッジは耐摩耗性が要求される
ため、材料として特殊鋼を用い、これを焼入れ、焼戻し
することによって硬さを出していたが、硬さを上げるた
めには焼入れ、焼戻しでは限界があり、早期摩耗により
頻繁に交換しなければならなかった。そこで、本発明で
はカッティングエッジの硬さを増してその寿命を延長す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エッジ部にタ
ングステンカーバイドを溶着してなることを特徴とする
モーターグレーダー用カッティングエッジである。カッ
ティングエッジには平刃と櫛刃とがあるが、本発明では
そのいずれも対象となる。又、焼入れ、焼戻しをしたも
のおよび熱処理を施さないもののいずれでもよい。
ングステンカーバイドを溶着してなることを特徴とする
モーターグレーダー用カッティングエッジである。カッ
ティングエッジには平刃と櫛刃とがあるが、本発明では
そのいずれも対象となる。又、焼入れ、焼戻しをしたも
のおよび熱処理を施さないもののいずれでもよい。
【0005】タングステンカーバイドを溶着するには、
肉盛溶接法を用いる。肉盛溶接法には用いる熱源によ
り、プラズマ、ガス、アーク等を用いた肉盛溶接法があ
る。本発明では従来知られているいずれの方式の肉盛溶
接法でもよいが、アーク肉盛溶接法が好ましい。本発明
ではエッジ部にタングステンカーバイドを溶着したこと
により、従来品より飛躍的に寿命を延ばすことが可能と
なった。
肉盛溶接法を用いる。肉盛溶接法には用いる熱源によ
り、プラズマ、ガス、アーク等を用いた肉盛溶接法があ
る。本発明では従来知られているいずれの方式の肉盛溶
接法でもよいが、アーク肉盛溶接法が好ましい。本発明
ではエッジ部にタングステンカーバイドを溶着したこと
により、従来品より飛躍的に寿命を延ばすことが可能と
なった。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は特殊鋼よりなる平刃のカッ
ティングエッジ1であって、その正面は従来と同じく高
さ方向に湾曲した形状となっている。そして、その下部
のエッジ部にタングステンカーバイド溶着部2を設けた
ものである。
施の形態を説明する。図1は特殊鋼よりなる平刃のカッ
ティングエッジ1であって、その正面は従来と同じく高
さ方向に湾曲した形状となっている。そして、その下部
のエッジ部にタングステンカーバイド溶着部2を設けた
ものである。
【0007】又、図2は櫛刃のカッティングエッジ3で
あって、その正面も従来と同じく高さ方向に湾曲した形
状となっている。各櫛刃の刃先部にタングステンカーバ
イド溶着部4を設けたものである。各図とも5はモータ
ーグレーダー本体に本発明のカッティングエッジを取付
けるためのボルト孔である。
あって、その正面も従来と同じく高さ方向に湾曲した形
状となっている。各櫛刃の刃先部にタングステンカーバ
イド溶着部4を設けたものである。各図とも5はモータ
ーグレーダー本体に本発明のカッティングエッジを取付
けるためのボルト孔である。
【0008】いずれのタングステンカーバイド溶着部も
アーク肉盛溶接法により形成した。平刃及び櫛刃に使用
した材料は同一特殊鋼種で、クローム鋼及びハイシリコ
ーン鋼であり、同一形状の従来型カッティングエッジ
(焼入れ、焼戻し処理したもの)と、それにダングステ
ンカーバイド溶着部を形成した本発明のカッティングエ
ッジの寿命について比較検討した。テストは硬さ試験機
による硬さの比較と寒冷地においての実車除雪テストに
よる比較を行った。結果を表1に示す。
アーク肉盛溶接法により形成した。平刃及び櫛刃に使用
した材料は同一特殊鋼種で、クローム鋼及びハイシリコ
ーン鋼であり、同一形状の従来型カッティングエッジ
(焼入れ、焼戻し処理したもの)と、それにダングステ
ンカーバイド溶着部を形成した本発明のカッティングエ
ッジの寿命について比較検討した。テストは硬さ試験機
による硬さの比較と寒冷地においての実車除雪テストに
よる比較を行った。結果を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】表1の結果から、本発明のカッティングエ
ッジは従来のカッティングエッジに対して硬さで2〜
2.7倍高く、寿命が約3倍長いことがわかる。
ッジは従来のカッティングエッジに対して硬さで2〜
2.7倍高く、寿命が約3倍長いことがわかる。
【0011】
【発明の効果】従来のモーターグレーダー用カッティン
グエッジの平刃、櫛刃共、本発明を施すことにより、強
度が飛躍的に増大し、寿命を延ばすことが可能となった
ので、刃先の交換回数を減らすことができ、整地、除
雪、圧雪面の切削等の作業能率が向上する。
グエッジの平刃、櫛刃共、本発明を施すことにより、強
度が飛躍的に増大し、寿命を延ばすことが可能となった
ので、刃先の交換回数を減らすことができ、整地、除
雪、圧雪面の切削等の作業能率が向上する。
【図1】本発明を適用した平刃のカッティングエッジの
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明を適用した櫛刃のカッティングエッジの
斜視図である。
斜視図である。
1 平刃のカッティングエッジ 2,4 タングステンカーバイド溶着部 3 櫛刃のカッティングエッジ 5 ボルト孔
Claims (1)
- 【請求項1】 エッジ部にタングステンカーバイドを溶
着してなることを特徴とするモーターグレーダー用カッ
ティングエッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33297597A JPH11166249A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | モーターグレーダー用カッティングエッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33297597A JPH11166249A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | モーターグレーダー用カッティングエッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11166249A true JPH11166249A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18260923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33297597A Pending JPH11166249A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | モーターグレーダー用カッティングエッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11166249A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6571493B2 (en) | 1999-12-27 | 2003-06-03 | Komatsu Ltd. | Cutting edge |
AU2003235000B2 (en) * | 2000-09-29 | 2006-04-06 | The Track Shop Pty Ltd | Improvements in Ground Engaging Blades for Grader Moldboards |
CN106715804A (zh) * | 2014-07-29 | 2017-05-24 | 卡特彼勒公司 | 机具端部刀头磨损构件 |
-
1997
- 1997-12-03 JP JP33297597A patent/JPH11166249A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6571493B2 (en) | 1999-12-27 | 2003-06-03 | Komatsu Ltd. | Cutting edge |
AU2003235000B2 (en) * | 2000-09-29 | 2006-04-06 | The Track Shop Pty Ltd | Improvements in Ground Engaging Blades for Grader Moldboards |
CN106715804A (zh) * | 2014-07-29 | 2017-05-24 | 卡特彼勒公司 | 机具端部刀头磨损构件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000602 |