JPH11164420A - 変電所の監視システム - Google Patents

変電所の監視システム

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Publication number
JPH11164420A
JPH11164420A JP5168798A JP5168798A JPH11164420A JP H11164420 A JPH11164420 A JP H11164420A JP 5168798 A JP5168798 A JP 5168798A JP 5168798 A JP5168798 A JP 5168798A JP H11164420 A JPH11164420 A JP H11164420A
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JP
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channel
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digital still
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Application number
JP5168798A
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Shingo Saizen
信吾 才善
Susumu Ogura
進 小倉
Kazunori Sumi
和憲 隅
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】監視所で一括監視できしかも安価でかつ信頼性
の高いシステムにする。 【解決手段】全体を制御するとともにデータを取得、記
憶するパソコン1、1つの主チャンネルと複数の副チャ
ンネルを持ち、選択された副チャンネルが主チャンネル
と電気的に接続される接続選択装置2A、この接続選択
装置2Aの副チャンネルに接続されたプログラマブルコ
ントローラ3、これらに接続された二つのSS無線送受
信装置41,42、接続選択装置2Aの副チャンネルに
接続された複数のディジタルスティルカメラ5、プログ
ラマブルコントローラに接続されたセンサ6で構成し、
ディジタルスティルカメラ5で得られる画像データは接
続選択装置2AとSS無線送受信装置41,42を介し
てパソコン1に取得され、センサ6のデータはプログラ
マブルコントローラ3、接続選択装置2A及びSS無線
送受信装置41,42を介してパソコン1に取得され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変電所に設置さ
れた変圧器などの電気機器のそれぞれの状態を継続的に
監視するための変電所の監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】変電所には変圧器、遮断器など多数の電
気機器が設置されるが、これらの機器は一般に寿命が数
十年の長寿命の信頼性の高い機器である。しかし、それ
ぞれの機器には特有の異常現象が生ずる可能性があり、
その異常現象が結果的に機器の故障、引いては電力系統
に重大な影響を及ぼすような事故に波及する可能性を持
っている。このようなことから、定期的に機器を点検し
異常を監視して重大な故障、事故に発展する前に対処で
きるように種々の対策が施されている。
【0003】変圧器を例にとると、例えば内部短絡事故
のように急激な現象に対しては、差電流継電器によって
検出し遮断器を遮断して当該変圧器を系統から切離して
事故の波及を防ぐという保護が成される一方、絶縁油や
巻線の温度が高いというような比較的緩やかな変化をす
る特性については、温度計を取付けておいてこの温度計
の目盛りを機器の外部から目視で監視員がその値を読み
取って正常か異常かの判断をできるようにした方式など
が採用されている。そして、監視員は例えば1日に1回
又は無人変電所の場合には1ケ月に1回というように定
期的に見回って測定値を記録するとともに異常の有無の
判定を行う。異常と判断したときにはその程度、種類に
よって適切な処理が行われる。無人変電所の場合、点検
間隔は長いのはやむを得ない点があるが、望むべくは有
人変電所と同様の頻度の点検が望ましい。
【0004】図9は監視対象項目とその位置を示す大容
量変圧器の模式的な正面図である。この図において、変
圧器本体91の上部に高圧ブッシング92、左側面に低
圧ブッシング93、手前側面に、図示しない冷却器と変
圧器本体91とを連結する導油管94、図の右側に変圧
器本体1の内部に設けられた負荷時タップ切換装置(以
下、略してLTCと呼ぶ)の操作機構98、LTC内の
絶縁油を浄化するための活線浄油機97が設けられてい
る。また、図の右上に浮いたように示しているのはコン
サベータ96で図示しない油配管で変圧器本体91の上
部と接続されているのが実際である。導油管94には絶
縁油を変圧器本体91と放熱器との間で循環させるため
のポンプ95が設けられている。勿論、変圧器本体91
の中には鉄心とこの鉄心に挿入された巻線が充填された
絶縁油に浸漬されて設けられている。
【0005】このような構成の変圧器において、定期点
検される項目には次表のようなものがある。この表に示
した監視項目の番号は図9に丸数字で示してある。な
お、この表における「受信器」はこの発明に関する事項
なので詳しい説明は後述する。
【0006】
【表1】 ────────────────────────────────── 番号 監 視 項 目 監視対象 出力信号 受信器 ────────────────────────────────── 1 本体油面 シンクロ式油面計 電圧(A) PC 2 油温度 ダイヤル温度計 画像 カメラ 3 油温度 抵抗温度計 電流(A) PC 4 ブッシング温度 サーモラベル 画像 カメラ 5 ブッシング油面 油面指示器 画像 カメラ 6 送油ポンプ振動 振動計 電圧(D) PC 7 油流 油流指示器 画像 カメラ 8 LTC駆動電動機電流 変流器 電圧(A) PC 9 LTCタップ位置 監視窓 画像 カメラ 10 LTC浄油機圧力 圧力計 電圧(A) PC ────────────────────────────────── 略号;PC :プログラマブルコントローラ カメラ:ディジタルスティルカメラ (A):アナログ出力信号、(D):ディジタル出力信号 これらの監視項目は変圧器特有のものが多くまた後述の
この発明においてこのような監視項目に限定するもので
はないのでそれぞれごとの項目についての詳しい説明は
省略する。各監視項目のうちの出力信号が「画像」とあ
る項目は巡視点検者が監視対象を目視するものであり、
「電圧」又は「電流」とあるのは電気信号として得られ
るもので、接続リードが監視所にまで配線されて監視所
内の計器に表示されたりするものである。(A)は電気
信号がアナログ値であること、(D)はディジタル信号
であることを表す。振動計は計測されたアナログ値とし
ての振動量をディジタル値に変換して出力するものであ
る。この表にはないが、例えばスイッチのオン、オフの
信号を取扱う場合にはこの信号は二値のディジタル信号
である。
【0007】近年、無人変電所が増え、また有人の変電
所でも省力化のために巡視による監視を合理化する方法
が研究されまた採用されている。その方法として、テレ
ビカメラで複数箇所の画像を撮って監視所に伝送する方
式がある(例えば、特開平2−173897)。この場
合、複数の撮像対象に対処するためにテレビカメラを走
行車に載せたり撮影方向を変える装置に装着したりす
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】テレビカメラそのもの
は市販のものが使用できるので比較的安価であるが、走
行車や撮影方向を変える装置は監視所から遠隔操作をす
る必要があることも含めて高価な装置になるという問題
がある。また、これらの装置は屋外に継続的に配置する
ものであるから信頼性の点でも問題がある。
【0009】この発明の目的はこのような問題を解決
し、巡視点検を止めて監視所で一括監視するにあたり安
価でかつ信頼性の高い変電所の監視システムを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明によれば、パソコンからなる制御装置、1つ
の主チャンネルと複数の副チャンネルを持ち、主チャン
ネルに入力する選択信号に基づいて副チャンネルが選択
され、選択された副チャンネルが主チャンネルと電気的
に接続される接続選択装置、制御装置に接続された第1
のSS無線送受信装置、接続選択装置の主チャンネルに
接続された第2のSS無線送受信装置、及び複数の撮像
対象ごとに設けられてそれぞれが接続選択装置の副チャ
ンネルの一つに接続されたディジタルスティルカメラか
らなり、制御装置が監視所内に、第1のSS無線送受信
装置が監視所の近傍にそれぞれ設けられ、その他が対象
器の近傍に設けられて第1と第2のSS無線送受信装置
が互いに信号を授受するべくしてなり、制御装置が接続
選択装置に、第1と第2のSS無線送受信装置を介して
受信対象のディジタルスティルカメラを指定する選択信
号を発信し、接続選択装置はこの選択信号に基づいて受
信対象のディジタルスティルカメラが接続されている副
チャンネルを選択して主チャンネルとこの副チャンネル
とを電気的に接続し、制御装置はこの第1と第2のSS
無線送受信装置及び接続選択装置を介して接続状態とな
ったディジタルスティルカメラに画像データの取得を指
令し、ディジタルスティルカメラはこの画像データ取得
指令信号を受信して撮像するとともに得られた画像デー
タを出力し、画像データを取得した制御装置は所定の処
理を行うようにしたことによって、監視者は対象器の近
くに行って目視などの点検をする、いわゆる巡視が必要
なくなり、また、必要とするときにいつでも必要とする
画像データを監視所内で得ることができる。画像を得る
ためのディジタルスティルカメラは市販のものを使用す
ることができるので安価であり、したがって複数の監視
対象があってもそれぞれごとに1つのディジタルスティ
ルカメラを設ければよい。また、SS無線は一つの変電
所の敷地の大きさに丁度よい程度の伝達距離を持ち耐ノ
イズ性に優れているので、変電所内の高圧機器に発生す
る部分放電によるノイズなどに対しても影響を受けな
い。
【0011】この変電所の監視システムに、接続選択装
置の副チャンネルの一つに接続されたプログラマブルコ
ントローラが追加して設けられ、監視対象の情報を電気
信号に変換する少なくとも一つのセンサがこのプログラ
マブルコントローラの入力端子に接続されてなり、制御
装置がプログラマブルコントローラに接続選択装置を介
して受信対象としてセンサを指定したときに、プログラ
マブルコントローラは、指定されたセンサから得られる
センサデータを第1と第2のSS無線送受信装置を介し
て制御装置に入力し、制御装置はこのセンサデータを基
に所定の処理を行うようにしたことによって、画像デー
タだけでなく監視対象の電圧や電流として得られるデー
タもプログラマブルコントローラを利用して制御装置に
対して出力することができるので、これらセンサデータ
を活用した監視を行うことができる。その際、プログラ
マブルコントローラはこれに記憶させるソフトウエアに
よって任意の演算処理をする機能を持たせることができ
るので、プログラマブルコントローラにセンサデータに
対してそのセンサに応じた演算処理をして演算データを
得る機能を付加し、センサデータと演算データのいずれ
か一方のデータ又は両方のデータを接続選択装置と第1
と第2のSS無線送受信装置を介して制御装置に入力
し、制御装置はこのデータを基に所定の処理を行うよう
にすれば、プログラマブルコントローラの機能をより活
用することができる。
【0012】パソコンからなる制御装置、1つの主チャ
ンネルと複数の副チャンネルを持ち、主チャンネルに入
力する指令信号に基づいて副チャンネルが選択され、選
択された副チャンネルが主チャンネルと電気的に接続さ
れる接続選択装置、1つのディジタル出力端子が接続選
択装置の主チャンネルの副チャンネル選択信号入力端子
に接続されたプログラマブルコントローラ、制御装置に
接続された第1のSS無線送受信装置、接続選択装置の
主チャンネルに接続された第2のSS無線送受信装置、
プログラマブルコントローラに接続された第3のSS無
線送受信装置の三つのSS無線送受信装置、複数の撮像
対象ごとに設けられてそれぞれが接続選択装置の副チャ
ンネルの一つに接続されたディジタルスティルカメラか
らなり、制御装置が監視所内に、第1のSS無線送受信
装置が監視所の近傍にそれぞれ設けられ、その他が対象
器の近傍に設けられて第1と第2、第1と第3のSS無
線送受信装置がそれぞれ互いに信号を授受するべくして
なり、制御装置が第1と第3のSS無線送受信装置を介
してプログラマブルコントローラにデータ取得対象のデ
ィジタルスティルカメラを指定する信号を発信し、プロ
グラマブルコントローラはこの信号を基に、指定された
ディジタルスティルカメラが接続されている副チャンネ
ルを選択する選択信号を接続選択装置の主チャンネルに
入力して主チャンネルとこの副チャンネルとを電気的に
接続させ、制御装置は接続状態となったディジタルステ
ィルカメラに第1と第2のSS無線送受信装置及び接続
選択装置を介して画像データの取得を指令し、ディジタ
ルスティルカメラはこの画像データ取得指令信号を受信
して撮像するとともに得られた画像データを出力し、こ
の画像データを取得した制御装置は所定の処理を行うよ
うにしたことによって、接続選択装置の副チャンネルの
選択信号が主チャンネルを構成する複数の端子のうちの
一部の端子によって入力される構成の場合でも、パソコ
ンが第3のSS無線送受信装置を介してプログラマブル
コントローラにこの選択信号の生成を指令することがで
きる。
【0013】この変電所の監視システムのプログラマブ
ルコントローラの入力端子に、監視対象の情報を電気信
号に変換するセンサが接続されてなり、制御装置はプロ
グラマブルコントローラに第1と第3のSS無線送受信
装置を介して受信対象のディジタルスティルカメラとセ
ンサとのいずれか一つを指定する指令信号を発信し、プ
ログラマブルコントローラはこの指令信号を受けて、デ
ィジタルスティルカメラが指定されたときには、指定さ
れたディジタルスティルカメラに対応する副チャンネル
を選択する選択信号を接続選択装置の主チャンネルに入
力して主チャンネルとこの副チャンネルとを電気的に接
続させ、センサが指定されたときには、指定されたセン
サから得られるセンサデータを第3と第1のSS無線送
受信装置を介して制御装置に入力し、制御装置はこのセ
ンサデータを基に所定の処理を行うようにすれば、プロ
グラマブルコントローラを有効活用することができる。
更に、このプログラマブルコントローラに、センサデー
タに対してそのセンサに応じた演算処理をして演算デー
タを得る機能を付加し、センサデータと演算データのい
ずれか一方、又は両方のデータを第3と第1のSS無線
送受信装置とを介して制御装置に入力し、制御装置はこ
のデータを基に所定の処理を行うようにすれば、プログ
ラマブルコントローラの機能をより多く活用することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下この発明を実施例に基づいて
説明する。図1はこの発明の第1の実施例を示す変電所
の監視システムのシステム構成図である。この図におい
て変電所の監視システムは、監視所内に設けられる制御
装置としてのパソコン1、監視の対象器としての変圧器
などの近くに設けられる接続選択装置2とプログラマブ
ルコントローラ3とからなっており、監視所と対象器近
傍との間のデータ伝送手段として、3つのSS無線送受
信装置が採用されている。すなわち、パソコン1に接続
された第1のSS無線送受信装置41、接続選択装置2
に接続された第2のSS無線送受信装置42、プログラ
マブルコントローラ3に接続された第3のSS無線送受
信装置43である。
【0015】接続選択装置2は1つの主チャンネルと複
数の副チャンネルを持っていて、主チャンネルには第2
のSS無線送受信装置42とプログラマブルコントロー
ラ3の出力端子が接続されており、副チャンネルには一
つの副チャンネルに一つのディジタルスティルカメラ5
が接続されており、プログラマブルコントローラ3には
複数のセンサ6が接続されている。
【0016】ディジタルスティルカメラ5は前表の「受
信器」の欄におけるカメラのことであり、センサ6は同
じく電流又は電圧信号を得るためのセンサであり、これ
の受信器が前表の「受信器」の欄におけるPCと表示し
てあるプログラマブルコントローラ3である。パソコン
1はパソコン本体11、表示装置としてのモニタ12及
びデータを集積記憶するための外部記憶装置13からな
っている。このパソコン1は特殊な機能を必要としない
ので市販のもので充分であり、キーボード、マウスなど
の一般のパソコンに付属する入力装置も図示はしていな
いが当然備わっている。
【0017】3つのSS無線送受信装置41,42,4
3はそれぞれ同じ市販品(例えば、アルインコ社製のS
S無線ユニットXE642+XF232)であり、SS
無線方式を採用した送信と受信を兼ねた装置であって、
一つのSS無線送受信装置から送信すると受信側は2つ
のSS無線送受信装置が存在することになるが、送信側
のSS無線送受信装置で受信側のSS無線送受信装置を
選択する機能を持っている。それぞれのSS無線送受信
装置とこれが接続される装置との間は図では単に1本の
線で示してあるが実際は複数の電線からなっており、具
体的にはRS−232C規格に沿ったコネクタやケーブ
ルで接続されている。接続選択装置2の主チャンネル、
副チャンネルもRS−232Cケーブルが接続されるコ
ネクタが端子となっている。
【0018】接続選択装置2は前述のように一つの主チ
ャンネルと複数の副チャンネルを持っていて主チャンネ
ルから入力する信号で一つの副チャンネルが指定される
ことによって、この副チャンネルと主チャンネルとが電
気的に接続されるようになっている。一般にこのような
機能を持つものをマルチプレクサと呼ばれている。主チ
ャンネルには第2のSS無線送受信装置とプログラマブ
ルコントローラ3とが接続されているように図示してい
るが、実際には主チャンネルのRS−232Cコネクタ
を構成する複数の接点にこれら二つの装置から出た電線
が接続される構成になっている。なお、この接続選択装
置2は、例えばロジテック株式会社製のマルチプレクサ
LMP−130Nが適している。この製品は副チャンネ
ルが5つ設けられているので、ディジタルスティルカメ
ラ5の数が5よりも多いときには一つの接続選択装置の
副チャンネルにもう一つの接続選択装置の主チャンネル
を接続するというトリー状にした構成が採用される。
【0019】プログラマブルコントローラ3も市販の汎
用のものが使用でき、このようなプログラマブルコント
ローラは複数のアナログ端子、ディジタル端子を入力、
出力ともに持っていて、その数も入出力モジュールを追
加することによって増やすことができる。入力されたア
ナログ又はディジタル信号を内部で演算処理して出力す
る場合の演算処理機能は記憶させるソフトウエアによっ
て多様な機能を持たせることができる。
【0020】接続選択装置2に接続されたディジタルス
ティルカメラ5は、SS無線送受信装置41,42と接
続選択装置2を介してパソコン1から撮像指令を受けて
画像データを送信する機能を持っていることが必要であ
り、また、撮像対象によっては拡大画像を得るためのズ
ーミング機能を持っていることが望ましい。このような
機能を満足するディジタルスティルカメラとしては、例
えばコダック社製のDC50Zoomがある。
【0021】プログラマブルコントローラ3に接続され
るセンサ6は表1に示すように種々のものがあるが、プ
ログラマブルコントローラ3による演算処理はそれぞれ
のセンサ6から得られるセンサデータに応じて行うよう
ソフトウエアが作られる。この演算処理機能の必須要件
は、出力信号はSS無線送受信装置が取り扱えるディジ
タル信号でなければならないことから、センサ6で得ら
れる信号がアナログ信号の場合には必ずディジタル信号
に変換しなければならないことである。また、センサ6
で得られた信号が示す値が正常か異常かの判定を行わせ
ることもできる。
【0022】SS無線では、周波数が2.4GHzの電波
を用いて最大2Mbpsのディジタル信号の伝送が可能
である。電力は10mWに制限されていて伝送距離は最
大で1kmと短い代わりに無免許で使用できるという利
点がある。また、送信側で20MHzのPN符号変調をか
け、受信側で復調させるという方式をとっているので秘
話性に優れかつノイズに強いという利点もあり、変電所
内に設置された変圧器などの電気機器の近傍から発生す
る信号を同じ敷地内の監視所に伝送する方式として適し
た無線方式である。
【0023】図2は図1の監視システムの動作を説明す
るためのフローチャートであり、制御装置としてのパソ
コン1に組み込まれたソフトウエアによって実行、制御
されるものである。以下にこの図に基づいて監視システ
ムの動作を説明する。ステップS11において画像デー
タ取得時刻になったかどうかが判定されて、取得時刻に
なった(Y)と判定されたら次のステップS12に進
む。ステップS12の画像データを取得する動作の詳細
は後述する。ステップS12が終わったらステップS1
3に進む。ステップS11の判定で取得時刻でない
(N)と判定されたらステップS13に進む。ステップ
S13においてセンサデータ取得時刻になったかどうか
が判定されて取得時刻になったと判定されたらステップ
S14に進んでセンサデータを取得した上でステップS
15に進む。このステップS14も詳しくは後述する。
ステップS13で取得時刻でない(N)と判定されたら
ステップS15に飛ぶ。ステップS15でデータ取得の
全てが終わったかどうかが判定されてまだ取得データが
ある(Y)ときには最初のステップS11に戻り、もう
ないとき(N)には終了する。
【0024】画像データ、センサデータの取得時刻の設
定は、例えば一日のうちの特定の時刻を設定して自動的
にデータ取得をさせる方式や、時刻をキーボードなどの
入力装置を用いて入力する方式などを選択するようにソ
フトウエアが作成される。また、特定のディジタルステ
ィルカメラ5又はセンサ6を指定して指定された対象の
データだけを取得するようにソフトウエアを作成するこ
ともできる。
【0025】図3は図2のステップS12の画像データ
取得手順の詳細を示すフローチャートであり、PCはプ
ログラマブルコントローラ3のこと、カメラはディジタ
ルスティルカメラ5のこと、MPは接続選択装置2(マ
ルチプレクサの略)のことである。まずステップS21
において、パソコン1はプログラマブルコントローラ3
に対して番号がJのディジタルスティルカメラ5から画
像を取得する旨の指令データを送信する。ディジタルス
ティルカメラ5の数が例えば10あればJは1〜10の
値のどれかになる。
【0026】ステップS22でプログラマブルコントロ
ーラ3は接続選択装置2に対して番号Jのディジタルス
ティルカメラ5が接続されている副チャンネルを選択す
る選択指令を主チャンネルに入力し、これによって主チ
ャンネルとこの副チャンネルとが電気的に接続される。
ステップS23でパソコン1から番号Jのディジタルス
ティルカメラ5に対して画像取得の指令データを送る。
【0027】ステップS24で番号Jのディジタルステ
ィルカメラ5は撮像し画像データパソコン1に送る。ス
テップS25でパソコン1は取得した画像データを外部
記憶装置13に記録し、モニタ12に表示するとともに
必要に応じて画像を解析して異常か正常かの判定を行う
などの処理を行う。
【0028】ステップS26でパソコン1はプログラマ
ブルコントローラ3に番号Jのディジタルスティルカメ
ラ5のデータ取得完了を知らせ、ステップS27でプロ
グラマブルコントローラ5は選択していた副チャンネル
の解除などの完了処理を行う。以上で一つのディジタル
スティルカメラ5による画像データ取得の手順が終了す
る。このような手順を全てのディジタルスティルカメラ
5について行う。なお、ステップS25はステップS2
6の後、あるいはステップS27の後であってもよい。
【0029】図4は図2のステップS14のセンサデー
タ取得手順の詳細を示すフローチャートであり、略号は
図3のそれと同じである。ステップS31でパソコン1
はプログラマブルコントローラ3に対して番号Kのセン
サ6のデータ取得の指令を送る。番号Kはセンサ6の数
が例えば10であれば1〜10の値をとる。
【0030】ステップS32でプログラマブルコントロ
ーラ3は番号Kのセンサ6が採ったデータを記憶してい
る正規データと対比して異常の有無を判定する。ステッ
プS33でプログラマブルコントローラ3はこの異常の
有無のデータを含めて番号Kのセンサ6が採ったデータ
をパソコン1に送る。このとき、アナログデータの場合
にはディジタルデータに変換した上で送る。このような
処理は番号Kに対応したセンサの種類とその処理方法を
パソコン1とプログラマブルコントローラ3とであらか
じめ合わせておけばプログラマブルコントローラ3から
の番号Kのセンサ6に関するデータをパソコン1が取得
したときに正しく解釈することができる。なお、ステッ
プS32で異常の有無の判定を行う代わりに、同じ判定
をパソコン1で行わせることも可能なので、このような
判定ステップをパソコン1で行うかプログラマブルコン
トローラ3で行うかは全体のシステムとの関連で決定す
べきであってこの発明においてどちらかに限定するもの
ではない。
【0031】ステップS34でパソコン1は取得したデ
ータを記憶装置に記憶させるとともにモニタ12での表
示や必要な判定などの処理を行う。ここで番号Kのセン
サ6のデータ取得が終了するので、ステップS35でパ
ソコン1はその旨をプログラマブルコントローラ3に知
らせ、ステップS36でプログラマブルコントローラ3
は必要な完了処理を行う。図3の場合と同様にステップ
S34はステップS35やステップS36の後であって
もよい。
【0032】センサデータ取得手順の場合も図3の画像
データ取得手順と同様に番号Kを変えて全てのセンサ6
についてデータ取得を行う。図1において、多数のディ
ジタルスティルカメラ5を設ければ接続選択装置2、及
びプログラマブルコントローラ3は必須のものである。
一方、多数のセンサ6だけを扱う場合には接続選択装置
3は不要であるが、この発明の主眼は巡視点検者が目視
による点検の代わりにディジタルスティルカメラ5を使
用する点にあるので、図1の監視システムにおけるセン
サ6は付随的なものである。センサ6がないか数が少な
いときにはプログラマブルコントローラ3はその本体だ
けで入出力端子の数が足りるが、センサ6の数が多いと
足りなくなるために入出力モジュールを追加する、とい
うような違いが生ずるが、このような違いは枝葉のこと
である。
【0033】表1と図9に示したのは変圧器の場合であ
るが、前述の実施例では撮像対象やセンサについて特定
していないことから分かるように、別の電気機器、例え
ば遮断器や断路器などの開閉機器にもこの発明を適用す
ることができる。図5はこの発明の第2の実施例を示す
変電所の監視システムのシステム構成図であり、図1の
それとの主な異なる点はSS無線送受信装置を二つだけ
で構成した点である。図1の監視システムは前述の接続
選択装置としてロジテック株式会社製のマルチプレクサ
を想定して構成されたシステムである。このマルチプレ
クサには複数の使用形態(以下、モードと呼ぶ)があ
り、主チャンネルを構成するRS−232Cの複数端子
のうちの3本に選択する副チャンネルの番号を入力する
モードと、SS無線送受信装置から入力されるデータの
最初に副チャンネルを選択するデータが設けられて、こ
の選択データに基づいてこの後に続くデータを指定した
副チャンネルに伝達するモードとがある。前者の場合に
は更にその中に異なるモードがあるのであるが、詳細は
省略する。そして、第1の実施例では前者のモードを採
用したものである。したがって、副チャンネルを選択す
るためのデータを作成するためにプログラマブルコント
ローラを設け、このプログラマブルコントローラに選択
する副チャンネルのデータを伝達するために第3のSS
無線送受信装置を必要としたものである。後者のモード
を使用すれば、原理的には第3のSS無線送受信装置を
省略した図5と同じ監視システムを構成することもでき
るが、別の理由から実用上必ずしも妥当でないことか
ら、前者のモードを使用したシステム構成としたもので
ある。
【0034】図5に示す第2の実施例の場合、使用する
接続選択装置が第1の実施例とは異なり、第3のSS無
線送受信装置を使用しないシステム構成に適したマルチ
プレクサであり、それは例えば、データリンク株式会社
製のHS−MPX100シリーズの多チャンネルマルチ
プレクサである。このマルチプレクサは主チャンネルか
ら入力されるデータの先頭にコマンドと呼ばれるデータ
が設けられ、このコマンドによってマルチプレクサの動
作を指令する。このコマンドの中に副チャンネルの選択
信号も含まれており、その他に全ての副チャンネルに対
して共通のコマンドで指令をすることもできる。また、
接続選択装置2Aには副チャンネルごとに入力バッファ
と出力バッファとがそれぞれ設けられているので、あら
かじめ副チャンネルの全てに対してデータ取得の指令を
出しておき、改めてそれぞれの副チャンネルごとに取得
し入力バッファに記憶されているデータをパソコンに取
り込むという操作を行うことも可能である。ただ、この
場合には取得するデータの大きさがバッファの容量より
も小さいという条件が必要である。
【0035】図5のシステムにおける接続選択装置2A
の主チャンネルにはSS無線送受信装置42が接続さ
れ、副チャンネルには複数のカメラ5とともにプログラ
マブルコントローラ3が接続されている。図6は図5の
監視システムの動作を説明するためのフローチャートで
あり、図2と共通のステップには同じ符号を、類似のス
テップには添字Aを付けて重複する説明を省く。図6に
おいて、図2のフローチャートと異なる点はステップS
12AとS14Aである。以下にそれぞれのステップご
とに詳しく説明する。
【0036】図7は図6のステップS12Aの画像デー
タ取得手順の詳細を示すフローチャートであり、略号は
図3のそれと同じである。この図において、まずステッ
プS21Aでパソコン1はSS無線送受信装置41,4
2を介して接続選択装置2AにカメラJを選択する選択
信号を送ってカメラJが接続されている副チャンネルを
選択させる。その結果この副チャンネルの入力バッファ
と出力バッファとを介してパソコン1とカメラJとが接
続状態になる。
【0037】ステップS22Aにおいて、パソコン1か
らこの副チャンネルの出力バッファに画像データ取得指
令信号を送る。前述の選択信号とこの画像データ取得指
令信号とは時系列的に連続した信号である。ステップS
23AでカメラJはこの出力バッファの画像データ取得
指令信号をもとに画像を取得し、入力バッファを介し、
かつSS無線送受信装置41,42を介してパソコン1
に画像データを送る。ステップS24Aでパソコン1は
取得した画像データを外部記憶装置13に記録し、モニ
タ11に表示するとともに必要に応じて画像を解析して
正常か異常かの判定を行うなどの処理を行う。このステ
ップS24Aでのパソコン1の処理は図3のステップS
25と同じである。
【0038】ステップS25Aでパソコン1は接続選択
装置2Aに対して接続状態にあった副チャンネルを遮断
する信号を送って接続状態にある副チャンネルの接続を
遮断し、これによってカメラJの画像データ取得の操作
が完了する。図8は図6のステップS14Aのセンサデ
ータ取得手順の詳細を示すフローチャートであり、略号
は図7のそれと同じである。ステップS31Aでパソコ
ン1は図7と同様にして接続選択装置2Aに選択指令信
号を送ってプログラマブルコントローラ3が接続されて
いる副チャンネルを選択させる。
【0039】ステップS32Aでパソコン1は接続選択
装置2Aを介してプログラマブルコントローラ3に対し
て番号Kのセンサ6のデータ取得の指令を送る。番号K
はセンサ6の数が例えば10であれば1〜10の値をと
る。ステップS33Aでプログラマブルコントローラ3
は番号Kのセンサ6からのセンサデータを取得し、番号
Kのセンサ6に対して予め設定されている手順によって
演算処理を行って判定用データを求め、記憶している正
規データと対比して異常の有無を判定するなどの処理を
行う。
【0040】ステップS34Aでプログラマブルコント
ローラ3は前述のセンサデータとこの異常の有無などの
データとをパソコン1に送る。このとき、アナログデー
タの場合にはディジタルデータに変換した上で送る。番
号Kのセンサの種類とその処理方法をパソコン1とプロ
グラマブルコントローラ3とであらかじめ合わせておけ
ばプログラマブルコントローラ3からの番号Kのセンサ
6に関するデータをパソコン1が取得したときに正しく
解釈することができる。なお、ステップS33Aで異常
の有無の判定をする代わりに、同じ判定をパソコン1で
することも可能なので、このような判定ステップをパソ
コン1で行うかプログラマブルコントローラ3で行うか
は全体のシステムとの関連で決定すべきであってこの発
明においてどちらかに限定するものではない。
【0041】ステップS35Aでパソコン1は取得した
番号Kのセンサに関するデータを外部記憶装置13に記
憶させるとともにモニタ12での表示や必要な演算処理
を行う。ステップS36Aでパソコン1は接続選択装置
2Aの主チャンネルに接続されていた副チャンネルの接
続を遮断する指令を送り、番号Kのセンサのデータ取得
の操作を完了する。
【0042】前述のように接続選択装置2Aには副チャ
ンネルごとに入力バッファと出力バッファとが設けられ
ているので、これを利用して例えばディジタルスティル
カメラ5の画像データ取得の場合に事前に全ディジタル
スティルカメラ5に対して画像データ取得指令信号を送
り、これによってそれぞれのディジタルスティルカメラ
5は画像データを取得して入力バッファに記憶させてお
き、その後改めてパソコン1がディジタルスティルカメ
ラ5を順次指定してそれぞれの副チャンネルの入力バッ
ファに記憶されている画像データを取得し処理するとい
う方式を採用することもできる。いずれにしても使用す
る接続選択装置の機能を最大限に活用した最適のシステ
ムが採用されるが、これらの機能はパソコン1に記憶さ
れるソフトウエアに盛り込まれるものであるので、高い
自由度で対応することが可能である。
【0043】前述のように図5の実施例2になる監視シ
ステムは、SS無線送受信装置が2つでよいこと、セン
サデータの取得を必要としない場合にはプログラマブル
コントローラが不用であることなど、図1の実施例1に
なる監視システムに比べて構成が簡素であるという利点
がある。実際に監視システムを構築する場合にはパソコ
ン1に組み込まれるソフトウエアがシステムの価格と信
頼性の上で重要なので、このソフトウエアの作成の難易
をも考慮して監視システムのハードウエア構成を選択す
る必要がある。また、接続選択装置として2種類のもの
について適用例をそれぞれ実施例1と実施例2として記
載したが、この接続選択装置はその機能によって監視シ
ステムそのものの機能が左右される重要な装置であり、
より優れた接続選択装置が開発されれば、これに応じて
より優れた監視システムを構成することが可能になる。
【0044】
【発明の効果】この発明は前述のように、対象機器の近
傍に接続選択装置とプログラマブルコントローラを設け
てこれらにディジタルスティルカメラと必要に応じてセ
ンサとを適宜接続し、監視所に設置された制御装置とし
てのパソコンとはSS無線で接続してデータの授受を行
うシステムを採用することによって、監視者は対象機器
の近くに行って目視などの点検をする、いわゆる巡視が
必要でなくなり、また、必要とするときにいつでも必要
とする画像データ又はセンサデータを監視所に居ながら
にして得ることができる。画像を得るためのディジタル
スティルカメラは市販のものを使用することができるの
で安価であり、したがって複数の監視対象があってもそ
れぞれごとに1つのディジタルスティルカメラを固定し
て設けることで、カメラを移動させたり撮影方向を変え
るための三次元移動装置などが不要となって全体の監視
システムとして安価にすることができる。また、SS無
線は一つの変電所の敷地の大きさに丁度よい程度の伝達
距離を持ち耐ノイズ性に優れているので、変電所内の高
圧機器に発生する部分放電によるノイズなどに対しても
影響を受けない信頼性の高いシステムとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の変電所の監視システ
ムのシステム構成図
【図2】図1の監視システムの動作を説明するためのフ
ローチャート
【図3】図2の画像データ取得手順の詳細を示すフロー
チャート
【図4】図2のセンサデータ取得手順の詳細を示すフロ
ーチャート
【図5】この発明の第2の実施例の変電所の監視システ
ムのシステム構成図
【図6】図5の監視システムの動作を説明するためのフ
ローチャート
【図7】図6の画像データ取得手順の詳細を示すフロー
チャート
【図8】図6のセンサデータ取得手順の詳細を示すフロ
ーチャート
【図9】監視対象項目とその位置を示す大容量変圧器の
模式的な正面図
【符号の説明】
91…変圧器本体(対象器)、1…パソコン(制御装
置)、2,2A…接続選択装置、3…プログラマブルコ
ントローラ、41,42,43…SS無線送受信装置、
5…ディジタルスティルカメラ、6…センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パソコンからなる制御装置、1つの主チャ
    ンネルと複数の副チャンネルを持ち、主チャンネルに入
    力する選択信号に基づいて副チャンネルが選択され、選
    択された副チャンネルが主チャンネルと電気的に接続さ
    れる接続選択装置、制御装置に接続された第1のSS無
    線送受信装置、接続選択装置の主チャンネルに接続され
    た第2のSS無線送受信装置、及び複数の撮像対象ごと
    に設けられてそれぞれが接続選択装置の副チャンネルの
    一つに接続されたディジタルスティルカメラからなり、
    制御装置が監視所内に、第1のSS無線送受信装置が監
    視所の近傍にそれぞれ設けられ、その他が対象器の近傍
    に設けられて第1と第2のSS無線送受信装置が互いに
    信号を授受するべくしてなり、制御装置が接続選択装置
    に、第1と第2のSS無線送受信装置を介して受信対象
    のディジタルスティルカメラを指定する選択信号を発信
    し、接続選択装置はこの選択信号に基づいて受信対象の
    ディジタルスティルカメラが接続されている副チャンネ
    ルを選択して主チャンネルとこの副チャンネルとを電気
    的に接続し、制御装置はこの第1と第2のSS無線送受
    信装置及び接続選択装置を介して接続状態となったディ
    ジタルスティルカメラに画像データの取得を指令し、デ
    ィジタルスティルカメラはこの画像データ取得指令信号
    を受信して撮像するとともに得られた画像データを出力
    し、画像データを取得した制御装置は所定の処理を行う
    ことを特徴とする変電所の監視システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の変電所の監視システムに、
    接続選択装置の副チャンネルの一つに接続されたプログ
    ラマブルコントローラが追加して設けられ、監視対象の
    情報を電気信号に変換する少なくとも一つのセンサがこ
    のプログラマブルコントローラの入力端子に接続されて
    なり、制御装置がプログラマブルコントローラに接続選
    択装置を介して受信対象としてセンサを指定したとき
    に、プログラマブルコントローラは、指定されたセンサ
    から得られるセンサデータを制御装置に入力し、制御装
    置はこのセンサデータを基に所定の処理を行うことを特
    徴とする変電所の監視システム。
  3. 【請求項3】請求項3記載の変電所の監視システムのプ
    ログラマブルコントローラに、センサデータに対してそ
    のセンサに応じた演算処理をして演算データを得る機能
    を付加し、センサデータと演算データのいずれか一方の
    データ又は両方のデータを制御装置に入力し、制御装置
    はこのデータを基に所定の処理を行うことを特徴とする
    変電所の監視システム。
  4. 【請求項4】パソコンからなる制御装置、1つの主チャ
    ンネルと複数の副チャンネルを持ち、主チャンネルに入
    力する選択信号に基づいて副チャンネルが選択され、選
    択された副チャンネルが主チャンネルと電気的に接続さ
    れる接続選択装置、1つのディジタル出力端子が接続選
    択装置の主チャンネルの副チャンネル選択信号入力端子
    に接続されたプログラマブルコントローラ、制御装置に
    接続された第1のSS無線送受信装置、接続選択装置の
    主チャンネルに接続された第2のSS無線送受信装置、
    プログラマブルコントローラに接続された第3のSS無
    線送受信装置の三つのSS無線送受信装置、複数の撮像
    対象ごとに設けられてそれぞれが接続選択装置の副チャ
    ンネルの一つに接続されたディジタルスティルカメラか
    らなり、制御装置が監視所内に、第1のSS無線送受信
    装置が監視所の近傍にそれぞれ設けられ、その他が対象
    器の近傍に設けられて、第1と第2、第1と第3のSS
    無線送受信装置がそれぞれ互いに信号を授受するべくし
    てなり、制御装置が第1と第3のSS無線送受信装置を
    介してプログラマブルコントローラにデータ取得対象の
    ディジタルスティルカメラを指定する信号を発信し、プ
    ログラマブルコントローラはこの信号を基に、指定され
    たディジタルスティルカメラが接続されている副チャン
    ネルを選択する選択信号を接続選択装置の主チャンネル
    に入力して主チャンネルとこの副チャンネルとを電気的
    に接続させ、制御装置は接続状態となったディジタルス
    ティルカメラに第1と第2のSS無線送受信装置及び接
    続選択装置を介して画像データの取得を指令し、ディジ
    タルスティルカメラはこの画像データ取得指令信号を受
    信して撮像するとともに得られた画像データを出力し、
    この画像データを取得した制御装置は所定の処理を行う
    ことを特徴とする変電所の監視システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の変電所の監視システムのプ
    ログラマブルコントローラの入力端子に、監視対象の情
    報を電気信号に変換するセンサが接続されてなり、制御
    装置はプログラマブルコントローラに第1と第3のSS
    無線送受信装置を介して受信対象のディジタルスティル
    カメラとセンサとのいずれか一つを指定する指令信号を
    発信し、プログラマブルコントローラはこの指令信号を
    受けて、ディジタルスティルカメラが指定されたときに
    は、指定されたディジタルスティルカメラに対応する副
    チャンネルを選択する選択信号を接続選択装置に入力し
    て主チャンネルとこの副チャンネルとを電気的に接続さ
    せ、センサが指定されたときには、指定されたセンサか
    ら得られるセンサデータを制御装置に入力し、制御装置
    はこのセンサデータを基に所定の処理を行うことを特徴
    とする変電所の監視システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の変電所の監視システムのプ
    ログラマブルコントローラに、センサデータに対してそ
    のセンサに応じた演算処理をして演算データを得る機能
    を付加し、センサデータと演算データのいずれか一方の
    データ又は両方のデータを制御装置に入力し、制御装置
    はこのデータを基に所定の処理を行うことを特徴とする
    変電所の監視システム。
JP5168798A 1997-09-26 1998-03-04 変電所の監視システム Withdrawn JPH11164420A (ja)

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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11250777A (ja) * 1998-03-02 1999-09-17 Mitsubishi Electric Corp 開閉機器動作診断装置
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