JPH11164198A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH11164198A
JPH11164198A JP33059897A JP33059897A JPH11164198A JP H11164198 A JPH11164198 A JP H11164198A JP 33059897 A JP33059897 A JP 33059897A JP 33059897 A JP33059897 A JP 33059897A JP H11164198 A JPH11164198 A JP H11164198A
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JP
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circuit
image
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mpeg
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Application number
JP33059897A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Nishigori
義久 錦織
Tetsuya Imamura
哲也 今村
Takayasu Miki
孝保 三木
Kenjiro Tsuda
賢治郎 津田
Teru Yoneyama
輝 米山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to CNB988037424A priority patent/CN1138420C/zh
Priority to PCT/JP1998/005354 priority patent/WO1999029112A1/ja
Priority to US09/355,189 priority patent/US6600785B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の画像データ処理装置は、複数のMPEG
画像データを、同時に処理することができないという課
題があった。 【解決手段】外部インタフェース回路2500が、複数
のMPEG画像データを入力し、可変結合回路2507
が、結合方式演算回路2509からの割り当て情報に基
づいて、外部インタフェース回路2500が入力した複
数のMPEG画像データを、複数の演算ユニット群のい
ずれかに割り当てる。そして、複数のMPEG画像デー
タが同時に、並列的に復号されるように、割り当てられ
た一つまたは複数の演算ユニットが、対応するMPEG
画像データを復号する。同様に、それら復号された画像
それぞれを、複数の演算ユニット群のいずれかに割り当
て、複数の画像が同時に、並列的に拡大縮小されるよう
に、割り当てられた一つまたは複数の演算ユニットが、
対応する画像を拡大縮小する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等のディスプレイに、複数の画像を表示するさい
の、それら複数の画像の画像データを処理する画像デー
タ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MPEG画像データを再生して、
パーソナルコンピュータ等のディスプレイに画像を表示
することがますます重要になってきている。このMPE
G画像データを画像として表示するまでの復号等の処理
量は、非常に大きい。そのため現在では、そのような、
MPEG画像データの処理を行う装置は、一時に、一つ
のMPEG画像データを処理することで精一杯である。
【0003】以下に、MPEG画像データを復号して、
パーソナルコンピュータのディスプレイのウィンドウに
画像を表示するさいの、従来の方法を説明する。その従
来の方法としては、2通りあるので、それらを区別して
説明する。
【0004】第一の方法は、MPEG画像データを完全
に復号して画像を再生し、ウィンドウの大きさおよび形
状に合致させるように、画素の補間または間引きを行っ
て、画像をウィンドウに表示する方法である。
【0005】第二の方法は、MPEG画像データを復号
する前に、ウィンドウの大きさおよび形状に応じて、そ
のMPEG画像データの全部または一部のDCT係数を
選択し、そのDCT係数をそのまま復号するか、また
は、全部のDCT係数に高周波数領域に所定の数のゼロ
を付加して復号し、その復号された画像を、ウィンドウ
の大きさおよび形状に合致させるように、画素の補間ま
たは間引きを行って、画像をウィンドウに表示する方法
である。
【0006】ところで、複数のMPEG画像データを復
号して、パーソナルコンピュータ等のディスプレイに、
同時に複数の画像を表示するウィンドウシステムが普及
してきている。例えば、パーソナルコンピュータのディ
スプレイに、DVDからの画像を表示しながら、同時
に、CD−ROMからの画像を、同じディスプレイ上に
表示するといったことである。
【0007】このように、同時に複数の画像を同じディ
スプレイに表示する場合、上述した、第一の方法または
第二の方法では、それぞれの画像に対して、独立に画像
データ処理装置を用意し、それぞれのウィンドウの大き
さおよび形状に合致させるように、画像を再生し表示し
ている。それら従来の画像データ処理装置は、作りだそ
うとする画像が極めて小さくても、大きな画像を作り出
すことのできる処理能力をそれぞれ有するものであっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の画像データ処理装置は、同時に、二以上のMPEG画
像データを処理することができない。
【0009】したがって、複数のMPEG画像データを
再生して、パーソナルコンピュータ等のディスプレイ
に、同時に複数の画像を表示しようとすると、表示画像
の数と同じ数の画像データ処理装置が必要となってく
る。つまり、表示画像それぞれの大きさおよび形状に応
じた、MPEG画像データの処理量の多少にかかわら
ず、画像の数と同じ数の、しかもそれぞれ処理能力が大
きい画像データ処理装置が必要となっているということ
である。
【0010】本発明は、従来では、複数のMPEG画像
データを再生して、パーソナルコンピュータ等のディス
プレイに、同時に複数の画像を表示する場合、それら画
像の数と同じ数の、しかもそれぞれ処理能力が大きい画
像データ処理装置が必要となっているという課題を考慮
して、複数のMPEG画像データを再生して、パーソナ
ルコンピュータ等のディスプレイに、同時に複数の画像
を表示する場合でも、一つの装置で、複数のMPEG画
像データを柔軟に処理する画像データ処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、複
数の画像データに対する拡大縮小の程度の情報を入力す
る拡大縮小情報入力手段と、画像データを処理する処理
ユニットを複数個有し、複数の画像データを入力して画
像処理する画像処理手段と、前記拡大縮小情報入力手段
から前記拡大縮小の程度の情報を入力し、前記画像処理
手段の処理ユニット群の全部または一部を、前記拡大縮
小の程度の情報に基づいて、その拡大縮小の程度の情報
に対応する画像データの拡大縮小処理に割り当てる割り
当て手段とを備え、前記画像処理手段は、前記拡大縮小
の程度の情報に基づき、前記処理ユニット群の割り当て
にしたがって、複数の画像データを処理することを特徴
とする画像データ処理装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0013】(実施の形態1)先ず、本発明の実施の形
態1の画像データ処理装置の構成を述べる。
【0014】図1に、本発明の実施の形態1の画像デー
タ処理装置のブロック図を示す。本発明の実施の形態1
の画像データ処理装置は、ユーザーI/F回路100
と、形状演算回路101と、演算量制御回路102と、
復号・補間演算回路110と、メモリI/F111と、
メモリ112から構成される。なお、形状演算回路10
1、演算量制御回路102および復号・補間演算回路1
10それぞれは、さらにそれらを構成する構成手段を備
えている。それについては、後に説明する。
【0015】次に、図5(a)に、パーソナルコンピュ
ータのディスプレイ501を示す。パーソナルコンピュ
ータのディスプレイ501は、本発明の実施の形態1の
画像データ処理装置からの画像を表示するディスプレイ
である。実施の形態1では、そのディスプレイ501
に、5つのウィンドウ503、504、505、506
および507が表示され、それぞれのウィンドウに画像
が表示されるものとする。また、それら5つのウィンド
ウのうち、ウィンドウ503、505、506および5
07に表示される画像が、MPEG画像データからの画
像であるものとする。
【0016】さて、ユーザーI/F回路100は、図5
(a)のディスプレイ501に、ユーザーが表示しよう
とする画像のウィンドウの大きさ、形状および位置の指
示を、ユーザーから受け付ける手段である。
【0017】形状演算回路101は、ユーザーI/F回
路100からのウィンドウの大きさおよび形状の情報に
基づいて、ウィンドウの大きさおよび形状を決定し、そ
のウィンドウに合致するように、画像を拡大縮小するさ
いの、その画像の縦方向と横方向の拡大縮小比率を演算
する手段である。なお、図2に示すように、形状演算回
路101は、貼り付け面の大きさ・形状決定回路201
と、縦・横比率演算回路202を備えており、具体的に
は、貼り付け面の大きさ・形状決定回路201が、ウィ
ンドウの大きさおよび形状を決定し、縦・横比率演算回
路202が、拡大縮小比率を演算する。また、拡大縮小
比率とは、画像符号発生源1・106、画像符号発生源
2・107、画像符号発生源3・108、…、または画
像符号発生源n・109からのMPEG画像データのD
CT係数全部を復号した画像を、それぞれの画像につい
て、対応するウィンドウの大きさおよび形状に合致させ
るために必要とする情報である。
【0018】画像符号発生源1・106は、図5(a)
のディスプレイ501のウィンドウ503に表示される
画像の符号化されたMPEG画像データを発生する手段
である。同様に、画像符号発生源2・107、画像符号
発生源3・108、…、画像符号発生源n・109それ
ぞれは、図5(a)のディスプレイ501のウィンドウ
505、506または507それぞれに表示される画像
の符号化されたMPEG画像データを発生する手段であ
る。なお、実施の形態1では、nは4であるものとす
る。
【0019】演算量制御回路102は、ユーザーI/F
回路100からの情報と、形状演算回路101からの情
報とに基づいて、図5(a)のディスプレイ501のウ
ィンドウに、正確に画像が表示されるように、画像がメ
モリ112に書き込まれるさいの、画像の書き込み位置
を特定する手段である。また、演算量制御回路102
は、上述した2つの情報を用いて、復号・補間演算回路
110でのMPEG画像データの復号方法を制御し、さ
らに、その画像の大きさおよび形状をウィンドウに合致
させるように制御する手段でもある。それら画像の書き
込み位置の特定、MPEG画像データの復号方法、およ
び、画像の大きさと形状の制御については、後に、本発
明の実施の形態1の画像データ処理装置の動作を述べる
さいに説明する。なお、図3に示すように、演算量制御
回路102は、書き出し位置制御回路302と、画像復
号制御回路304と、サイズ変換制御回路303を備え
ている。
【0020】復号・補間演算回路110は、画像符号発
生源1・106、画像符号発生源2・107、画像符号
発生源3・108、…、画像符号発生源n・109それ
ぞれから、符号化されたMPEG画像データを入力し、
それら複数のMPEG画像データそれぞれを復号し、そ
の復号された画像を、図5(a)のディスプレイ501
の対応するウィンドウに合致させるように、画素の間引
きまたは補間を行う手段である。なお、図4に示すよう
に、復号・補間演算回路110は、処理量割り当て回路
A・404と、MPEGデコード回路群408と、処理
量割り当て回路B・412と、拡大縮小回路群416を
備えている。また、MPEGデコード回路群408およ
び拡大縮小回路群416それぞれは、さらにそれらを構
成する構成手段を備えている。それについては、後に説
明する。
【0021】メモリI/F111は、復号・補間演算回
路110の拡大縮小回路群416から複数の画像を入力
するとともに、それら画像それぞれが、メモリ112に
書き込まれるさいの書き込み位置の情報を、演算量制御
回路102の書き出し位置制御回路302から入力し、
それぞれの画像とそれに対応する書き込み位置の情報を
まとめる手段である。
【0022】メモリ112は、メモリI/F111から
の、画像とそれに対応する書き込み位置の情報の組を複
数個入力し、入力した書き込み位置の情報に基づいて、
図5(a)のディスプレイ501に画像が表示されるさ
いに、所定の位置に画像が表示されるように、画像を記
憶する手段である。
【0023】次に、このような本発明の実施の形態1の
画像データ処理装置の動作を述べる。
【0024】先ず、ユーザーI/F回路100が、図5
(a)のディスプレイ501に、ユーザーが表示しよう
とする5つの画像それぞれのウィンドウの大きさ、形状
および位置の指示を、ユーザーから受け付け、その情報
を形状演算回路101の貼り付け面の大きさ・形状決定
回路201と、演算量制御回路102の書き出し位置制
御回路302とに出力する。
【0025】次に、形状演算回路101の貼り付け面の
大きさ・形状決定回路201が、ユーザーI/F回路1
00からの5つのウィンドウそれぞれの大きさおよび形
状の情報に基づいて、それら5つのウィンドウの大きさ
および形状を決定し、その情報を縦・横比率演算回路2
02に出力する。そして、縦・横比率演算回路202
が、その情報に基づいて、5つのウィンドウそれぞれに
表示される画像の拡大縮小比率を演算し、その演算結果
を演算量制御回路102の各構成手段と、復号・補間演
算回路110の処理量割り当て回路A・404とに出力
する。
【0026】その後、演算量制御回路102の書き出し
位置制御回路302が、先ず、ユーザーI/F回路10
0からの5つのウィンドウそれぞれの大きさ、形状およ
び位置の情報と、形状演算回路101の縦・横比率演算
回路202からの5つのウィンドウそれぞれに表示され
る画像の拡大縮小比率の情報とを入力する。そして、そ
れら2つの情報に基づいて、5つのウィンドウそれぞれ
に、正確に画像が表示されるように、画像がメモリ11
2に書き込まれるさいの、画像の書き込み位置を特定
し、その情報をメモリI/F111に出力する。
【0027】同時に、演算量制御回路102の画像復号
制御回路304が、形状演算回路101の縦・横比率演
算回路202からの拡大縮小比率の情報に基づいて、5
つのウィンドウそれぞれの大きさおよび形状に最も近い
大きさおよび形状の画像を復号するように、復号・補間
演算回路110のMPEGデコード回路群408が行う
MPEG画像データの復号方法を決定する。そして、そ
の復号方法の情報を復号・補間演算回路110の処理量
割り当て回路A・404に出力する。
【0028】ここで、画像復号制御回路304が決定す
る復号方法を、具体的に説明する。その説明のために、
画像符号発生源1・106からのMPEG画像データの
DCT係数を全て復号した図を、画像符号発生源1・1
06の原図とし、その原図の拡大縮小図を図5(a)の
ディスプレイ501のウィンドウ503に表示するもの
とする。また、図6に、復号・補間演算回路110のM
PEGデコード回路群408が行うMPEG画像データ
の復号方法を説明するための図を示す。
【0029】さて、画像符号発生源1・106の原図と
ウィンドウ503との大きさが一致するかそれに近けれ
ば、画像復号制御回路304は、MPEGデコード回路
群408に、画像符号発生源1・106からのMPEG
画像データの8×8のDCT係数を全て復号させるよう
に、復号方法を決定する。つまり、MPEGデコード回
路群408は、図6(a)に示すように、画像符号発生
源1・106からのMPEG画像データのDCT係数を
全て復号する。
【0030】次に、ウィンドウ503の大きさが、画像
符号発生源1・106の原図の縦方向、横方向ともに3
/4程度であれば、画像復号制御回路304は、MPE
Gデコード回路群408に、画像符号発生源1・106
からの8×8のMPEG画像データのDCT係数のうち
の、周波数の低い方の6×6の係数のみを復号させるよ
うに、復号方法を決定する。つまり、MPEGデコード
回路群408は、図6(b)に示すように、画像符号発
生源1・106からのMPEG画像データの6×6のD
CT係数のみを復号する。同様に、ウィンドウ503の
大きさが、画像符号発生源1・106の原図の縦方向、
横方向ともに1/2程度であれば、図6(c)に示すよ
うに、画像復号制御回路304は、MPEGデコード回
路群408に、周波数の低い方の4×4のDCT係数の
みを復号させるように、復号方法を決定する。
【0031】また、ウィンドウ503の大きさが、画像
符号発生源1・106の原図の縦方向、横方向ともに2
倍程度であれば、画像復号制御回路304は、MPEG
デコード回路群408に、画像符号発生源1・106か
らの8×8のMPEG画像データのDCT係数に、高周
波数成分の係数としてゼロの係数を追加して、16×1
6の係数として復号させるように、復号方法を決定す
る。つまり、MPEGデコード回路群408は、図6
(d)に示すように、画像符号発生源1・106からの
8×8のMPEG画像データのDCT係数にゼロの係数
を追加して、16×16の係数として復号する。同様
に、ウィンドウ503の大きさが、画像符号発生源1・
106の原図の縦方向、横方向ともに自然数N倍程度で
あれば、画像復号制御回路304は、MPEGデコード
回路群408に、画像符号発生源1・106からの8×
8のMPEG画像データのDCT係数に、周波数の高い
成分の係数としてゼロの係数を追加して、8N×8Nの
係数として復号させるように、復号方法を決定する。こ
のように、画像符号発生源1・106の原図を拡大する
場合は、自然数倍となる。
【0032】以上説明したように、演算量制御回路10
2の画像復号制御回路304は、復号・補間演算回路1
10のMPEGデコード回路群408が行うMPEG画
像データの復号方法を決定する。
【0033】さらに、その決定と同時に、演算量制御回
路102のサイズ変換制御回路303が、形状演算回路
101の縦・横比率演算回路202からの画像の拡大縮
小比率の情報に基づいて、5つのウィンドウそれぞれの
大きさおよび形状に合致するように、復号・補間演算回
路110の拡大縮小回路群416で拡大縮小される、画
像の拡大縮小方法を決定する。
【0034】上述した復号方法の説明より、MPEGデ
コード回路群408では、画像符号発生源1・106等
からのMPEG画像データの原図は、自然数N倍、また
は、6/8や4/8といった特定の大きさになるように
しか拡大または縮小されない。したがって、それぞれの
ウィンドウの大きさが、原図の2/5というような、特
定の大きさでない場合、サイズ変換制御回路303は、
MPEGデコード回路群408で復号される画像がそれ
ぞれのウィンドウに合致するように、拡大縮小回路群4
16に、画素の補間または間引きをさせる、画像の拡大
縮小方法を決定する。
【0035】そして、サイズ変換制御回路303は、決
定した拡大縮小方法の情報を復号・補間演算回路110
の処理量割り当て回路B・412に出力する。
【0036】復号・補間演算回路110の処理量割り当
て回路A・404は、先ず、画像符号発生源1・10
6、画像符号発生源2・107、画像符号発生源3・1
08、…、画像符号発生源n・109それぞれから、符
号化されたMPEG画像データを入力する。そして、形
状演算回路101の縦・横比率演算回路202からの複
数のMPEG画像データそれぞれに基づく画像の拡大縮
小の情報と、演算量制御回路102の画像復号制御回路
304からの複数のMPEG画像データそれぞれの復号
方法の情報とを対照する。さらに、処理量割り当て回路
A・404は、上述した2つの情報からの、複数のMP
EG画像データそれぞれの復号のための処理量に基づい
て、MPEGデコード回路群408が有する演算ユニッ
ト群のいずれを、複数のMPEG画像データそれぞれの
復号に割り当てるかを決定する。その演算ユニットにつ
いては、後に説明する。つまり、処理量割り当て回路A
・404は、複数のMPEG画像データそれぞれの復号
時の処理量に基づいて、MPEGデコード回路群408
が複数のMPEG画像データを、一度に、並列的に復号
することができるように、それぞれのMPEG画像デー
タの復号に、MPEGデコード回路群408の演算ユニ
ット群のいずれを割り当てるかを決定する。そして、処
理量割り当て回路A・404は、決定した割り当ての情
報と、画像符号発生源1・106、画像符号発生源2・
107、画像符号発生源3・108、…、画像符号発生
源n・109それぞれからのMPEG画像データとを、
復号・補間演算回路110のMPEGデコード回路群4
08に出力する。
【0037】その後、MPEGデコード回路群408
が、処理量割り当て回路A・404から割り当て情報
と、複数のMPEG画像データとを入力する。
【0038】ところで、MPEGデコード回路群408
は、図7に示すように、外部インタフェース回路250
0と、結合方式演算回路2509と、可変結合回路25
07と、演算ユニット1・2501と、演算ユニット2
・2502と、演算ユニット3・2503と、演算ユニ
ット4・2504と、演算ユニット5・2505と、
…、演算ユニットn・2506と、データ一時記憶回路
2508から構成される。
【0039】したがって、MPEGデコード回路群40
8に入力される、割り当て情報と複数のMPEG画像デ
ータは、実際には、外部インタフェース回路2500に
入力されることになる。
【0040】そして、データ一時記憶回路2508が、
外部インタフェース回路2500から、複数のMPEG
画像データを入力し、一時蓄積する。
【0041】他方、結合方式演算回路2509は、外部
インタフェース回路2500から、割り当て情報を入力
し、その情報を可変結合回路2507に出力する。
【0042】その後、可変結合回路2507が、結合方
式演算回路2509からの割り当て情報に基づいて、デ
ータ一時記憶回路2508に一時蓄積されていた、複数
のMPEG画像データを、複数の演算ユニット群のいず
れかに割り当てる。例えば、図5(a)のディスプレイ
501のウインドウの大きさが大きいものに対応するM
PEG画像データは、復号方法の説明時に述べたよう
に、復号するさいのDCT係数が多いので、処理量が多
いものとして3つの演算ユニットを割り当てる。それに
対し、ウインドウの大きさが小さいものに対応するMP
EG画像データは、復号するさいのDCT係数が少ない
ので、処理量が少ないものとして1つの演算ユニットを
割り当てるといった具合である。具体的には、図6
(a)では、3つの演算ユニットを割り当て、図6
(c)では、1つの演算ユニットを割り当てるといった
具合である。
【0043】そして、割り当てられた一つまたは複数の
演算ユニットが、対応するMPEG画像データを復号す
る。そのさい、可変結合回路2507の割り当てにした
がって、割り当てられた演算ユニット群の全部または一
部が、複数のMPEG画像データを、同時に、並列的に
復号する。なお、その復号の方法は、図6を用いて説明
した、演算量制御回路102の画像復号制御回路304
が決定した復号方法に基づくものである。これについて
は、上述したので、ここでは省略する。それら復号され
た複数の画像は、外部インタフェース回路2500を介
して、復号・補間演算回路110の処理量割り当て回路
B・412に出力される。
【0044】次に、処理量割り当て回路B・412が、
先ず、MPEGデコード回路群408から複数の画像を
入力する。そして、処理量割り当て回路B・412は、
演算量制御回路102のサイズ変換制御回路303から
の画像の拡大縮小方法の情報に基づいて、MPEGデコ
ード回路群408で復号された画像それぞれが、対応す
るウィンドウの大きさおよび形状に合致するように、M
PEGデコード回路群408からの画像から、画素を間
引いたり補間するための処理量を判断する。さらに、そ
の判断に基づいて、拡大縮小回路群416の演算ユニッ
ト群のいずれを、MPEGデコード回路群408からの
複数の画像それぞれの処理に割り当てるかを決定する。
その演算ユニットは、上述した、MPEGデコード回路
群408の演算ユニットと同様なものである。つまり、
処理量割り当て回路B・412は、MPEGデコード回
路群408からの複数の画像それぞれの処理量に基づい
て、拡大縮小回路群416が複数の画像を一度に、並列
的に処理することができるように、それぞれの画像の処
理に、拡大縮小回路群416の演算ユニット群のいずれ
を割り当てるかを決定する。そして、処理量割り当て回
路B・412は、決定した割り当ての情報と、MPEG
デコード回路群408からの複数の画像とを、復号・補
間演算回路110の拡大縮小回路群416に出力する。
【0045】その後、拡大縮小回路群416が、処理量
割り当て回路B・412から割り当て情報と、複数の画
像とを入力する。
【0046】ところで、拡大縮小回路群416は、MP
EGデコード回路群408と同様に、外部インタフェー
ス回路と、結合方式演算回路と、可変結合回路と、複数
の演算ユニットと、データ一時記憶回路から構成され
る。
【0047】したがって、MPEGデコード回路群40
8と同様に、拡大縮小回路群416は、処理量割り当て
回路B・412からの割り当て情報に基づいて、割り当
てられた一つまたは複数の演算ユニットが、対応する画
像の画素の間引きまたは補間を行う。例えば、図8
(a)の画像を、同図(b)の画像へ縮小する場合、画
素の間引きが行われるが、その画素の間引き時に発生す
る折り返し歪みの発生を抑える処理を3つの演算ユニッ
トが行い、間引き処理を1つの演算ユニットが行い、さ
らに、カラー変換するのであれば、その変換処理を2つ
の演算ユニットが行うといった具合である。このよう
に、処理量割り当て回路B・412からの割り当て情報
にしたがって、割り当てられた演算ユニット群の全部ま
たは一部が、複数の画像について、同時に、並列的に画
素の間引きまたは補間を行う。なお、その画素の間引き
または補間は、対応するウィンドウの大きさおよび形状
に合致するように行われる。それら画素の間引きまたは
補間が施された複数の画像は、外部インタフェース回路
を介して、メモリI/F111に出力される。
【0048】次に、メモリI/F111が、拡大縮小回
路群416からの複数の画像と、演算量制御回路102
の書き出し位置制御回路302からのメモリ112に画
像が書き込まれるさいの書き込み位置の情報とを入力
し、それぞれの画像とそれに対応する書き込み位置の情
報を、図5(a)のディスプレイ501の5つのウィン
ドウそれぞれについてまとめ、その情報を、拡大縮小回
路群416からの複数の画像のとともに、メモリ112
に出力する。
【0049】最後に、メモリ112が、図5(a)のデ
ィスプレイ501に画像が表示されるさいに、所定の位
置に正確に画像が表示されるように、画像を記憶する。
メモリ112に記憶される画像が再生されると、図5
(a)のディスプレイ501のそれぞれのウィンドウに
画像が表示されることになる。
【0050】なお、MPEGデコード回路群408およ
び拡大縮小回路群416として、メディア処理プロセッ
サを用いてもよい。
【0051】また、実施の形態1では、処理量割り当て
回路A・404と処理量割り当て回路B・412とが分
離され、また、MPEGデコード回路群408と拡大縮
小回路群416とが分離された場合について述べてきた
が、処理量割り当て回路A・404と処理量割り当て回
路B・412とを分離せずに一つの処理量割り当て回路
とし、また、MPEGデコード回路群408と拡大縮小
回路群416とを分離せずに一つの画像データ処理回路
としてもよい。この場合、画像データ処理回路は、処理
量割り当て回路の指示にしたがって、割り当てられた演
算ユニットにおいて、MPEG画像データの復号、およ
び、画像の拡大縮小を行えばよい。
【0052】さらに、実施の形態1では、図5のディス
プレイ501(a)に示すように、各ウィンドウに表示
される画像は、その画像全体の拡大縮小率が同一のもの
である場合について述べてきたが、図9に示すディスプ
レイのウィンドウ1201やウィンドウ1203に表示
される画像のように、その画像全体の拡大縮小率が同一
でなく、部分的に異なる画像であってもよい。その場
合、MPEGデコード回路群408および拡大縮小回路
群416は、部分的に拡大縮小率が異なる画像について
は、例えば、拡大縮小率が同一の画像を作り出す場合に
比べて、処理量が多いものとして、その処理量に応じた
演算ユニットにおいて、その処理を行えばよい。
【0053】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
画像データ処理装置の構成をその動作とともに述べる。
【0054】本発明の実施の形態2の画像データ処理装
置の構成は、本発明の実施の形態1の画像データ処理装
置の構成と同一であって、その動作が、本発明の実施の
形態1の画像データ処理装置の動作と一部異なる。
【0055】したがって、実施の形態2では、実施の形
態1で説明したところと異なる部分についてのみ説明す
る。
【0056】図5(a)のディスプレイ501の5つの
ウィンドウのうち、ウィンドウ505と506、およ
び、ウィンドウ506と507は、重なるように表示さ
れている。このように、ユーザーI/F回路100が、
ユーザーから、複数のウィンドウのうちの一部が重なる
ように、それら複数のウィンドウを表示させる旨の指示
を受け付けた場合、ユーザーI/F回路100は、その
重複状況の情報をも形状演算回路101の貼り付け面の
大きさ・形状決定回路201に出力する。
【0057】このとき、貼り付け面の大きさ・形状決定
回路201は、ユーザーI/F回路100からの重複状
況の情報をも利用して、5つのウィンドウの大きさおよ
び形状を決定する。
【0058】その後、形状演算回路101の縦・横比率
演算回路202は、図5(a)のディスプレイ501の
5つのウィンドウそれぞれに表示される画像の拡大縮小
比率の情報を、演算量制御回路102の各構成手段と、
復号・補間演算回路110の処理量割り当て回路A・4
04とに出力するとともに、ユーザーI/F回路100
が入力した重複状況の情報をも、演算量制御回路102
の各構成手段と、処理量割り当て回路A・404とに出
力する。
【0059】そして、演算量制御回路102の書き出し
位置制御回路302は、形状演算回路101の縦・横比
率演算回路202からのウィンドウの重複状況の情報を
も利用して、5つの画像がメモリ112に書き込まれる
さいの、それら画像の書き込み位置を特定する。
【0060】また、演算量制御回路102の画像復号制
御回路304は、形状演算回路101の縦・横比率演算
回路202からのウィンドウの重複状況の情報をも利用
して、復号・補間演算回路110のMPEGデコード回
路群408がMPEG画像データを復号するさいに、重
複部分が復号されないように、MPEG画像データの復
号方法を決定する。つまり、図5(a)のディスプレイ
501のウィンドウ505および507については、そ
れぞれ同図(b)のウィンドウ508、509の部分の
画像のみのMPEG画像データがMPEGデコード回路
群408で復号されるように、画像復号制御回路304
は、復号方法を決定する。いいかえると、図5(a)の
ディスプレイ501のウィンドウ505および507が
ウィンドウ506に隠れる部分の画像のMPEG画像デ
ータについては、復号されないように、復号方法は決定
される。この結果、MPEGデコード回路群408での
復号時の処理量は低減する。
【0061】さらに、演算量制御回路102のサイズ変
換制御回路303は、形状演算回路101の縦・横比率
演算回路202からのウィンドウの重複状況の情報をも
利用して、5つのウィンドウそれぞれの大きさおよび形
状に合致するように、復号・補間演算回路110のMP
EGデコード回路群408で復号される画像の拡大縮小
方法を決定する。つまり、図5(a)のディスプレイ5
01のウィンドウ505および507のウィンドウ50
6に隠れる部分の画像については、復号・補間演算回路
110の拡大縮小回路群416で処理されないように、
拡大縮小方法は決定される。この結果、拡大縮小回路群
416での処理量は低減する。
【0062】次に、復号・補間演算回路110の処理量
割り当て回路A・404は、演算量制御回路102の画
像復号制御回路304からの、ウィンドウの重複状況が
考慮された復号方法の情報を利用して、複数の画像のM
PEG画像データの復号に、MPEGデコード回路群4
08の演算ユニット群のいずれを割り当てるかを決定す
る。つまり、処理量割り当て回路A・404は、図5
(a)のディスプレイ501のウィンドウ505および
507については、ウィンドウ506に隠れる部分だ
け、MPEG画像データの復号量が実施の形態1の場合
に比べて削減されるように、MPEGデコード回路群4
08の演算ユニット群の割り当てを決定する。
【0063】そして、復号・補間演算回路110の処理
量割り当て回路B・412は、演算量制御回路102の
サイズ変換制御回路303からの、ウィンドウの重複状
況が考慮された拡大縮小方法の情報を利用して、MPE
Gデコード回路群408からの画像が対応するウィンド
ウの大きさおよび形状に合致するように、拡大縮小回路
群416の演算ユニット群のいずれを、MPEGデコー
ド回路群408からの複数の画像それぞれの処理に割り
当てるかを決定する。つまり、処理量割り当て回路B・
412は、図5(a)のディスプレイ501のウィンド
ウ505および507については、ウィンドウ506に
隠れる部分だけ、画像の拡大縮小量が実施の形態1の場
合に比べて削減されるように、拡大縮小回路群416の
演算ユニット群の割り当てを決定する。
【0064】さらに、メモリI/F111は、拡大縮小
回路群416から複数の画像と、演算量制御回路102
の書き出し位置制御回路302からのメモリ112に画
像が書き込まれるさいの書き込み位置の情報とを入力
し、図5(a)の5つのウィンドウのうち、ウィンドウ
505と507については、図5(b)に示す部分のみ
を、メモリ112に画像を書き込ませる。
【0065】以上の結果、メモリ112に記憶される画
像が再生されると、実施の形態1と同様に、図5(a)
のディスプレイ501のそれぞれのウィンドウに画像が
表示されることになる。
【0066】(実施の形態3)本発明の実施の形態3の
画像データ処理装置の構成をその動作とともに述べる。
【0067】本発明の実施の形態3の画像データ処理装
置の構成は、本発明の実施の形態1の画像データ処理装
置の構成と同一であって、その動作が、本発明の実施の
形態1または2の画像データ処理装置の動作と一部異な
る。
【0068】したがって、実施の形態3では、実施の形
態1または2で説明したところと異なる部分についての
み説明する。
【0069】実施の形態1および2では、図5(a)の
ディスプレイ501に表示される画像の数は、5である
ものとして説明してきたが、画像の数が例えば20とい
うように多数になると、復号・補間演算回路110のM
PEGデコード回路群408または拡大縮小回路群41
6では、演算ユニット群の全ての演算ユニットが、それ
ぞれ処理をしても処理量が多すぎて処理することができ
ない場合がある。
【0070】その場合、ユーザーI/F回路100は、
ユーザーザから各MPEG画像データの処理についての
優先順位の情報を入力し、演算量制御回路102の画像
復号制御回路304およびサイズ変換制御回路303
に、各MPEG画像データの処理についての優先順位の
情報を出力する。
【0071】画像復号制御回路304は、ユーザーI/
F回路100からの、各画像の処理についての優先順位
の情報に基づいて、復号・補間演算回路110のMPE
Gデコード回路群408の全ての演算ユニットが処理し
た場合の処理量を超えないように、優先順位の低いMP
EG画像データから順に、DCT係数の周波数の低い部
分のみ復号され、対応するウィンドウの大きさよりも縮
小された大きさで復号されるように、各MPEG画像デ
ータの復号方法を決定する。つまり、画像復号制御回路
304は、優先順位の低いMPEG画像データから順
に、復号処理量を削減する。その場合、復号・補間演算
回路110の処理量割り当て回路A・404は、画像復
号制御回路304の復号方法の決定に基づいて、MPE
Gデコード回路群408の演算ユニット群のいずれを、
複数のMPEG画像データそれぞれの復号に割り当てる
のかを決定する。
【0072】サイズ変換制御回路303は、画像復号制
御回路304と同様に、ユーザーI/F回路100から
の、各画像の処理についての優先順位の情報に基づい
て、復号・補間演算回路110の拡大縮小回路群416
の全ての演算ユニットが処理した場合の処理量を超えな
いように、また、優先順位の低いMPEG画像データか
らの復号画像から順に処理量を削減するように、MPE
Gデコード回路群408からの各画像の拡大縮小方法を
決定する。つまり、サイズ変換制御回路303は、優先
順位の低いMPEG画像データからの画像から順に、拡
大縮小処理量を削減する。この場合、例えば、優先順位
の低いMPEG画像データから復号された画像を拡大す
るさい、単純に計算された画像信号を所定の位置の周囲
に配置することで処理量を削減する。ただし、拡大され
た画像は、モザイク画像のようになる。そして、復号・
補間演算回路110の処理量割り当て回路B・412
は、サイズ変換制御回路303の拡大縮小方法の決定に
基づいて、拡大縮小回路群416の演算ユニット群のい
ずれを、複数の画像それぞれの拡大縮小に割り当てるの
かを決定する。なお、実施の形態3では、各MPEG画
像データの処理についての優先順位の情報は、ユーザー
I/F回路100がユーザーから入力するとしたが、画
像復号制御回路304およびサイズ変換制御回路303
に、優先順位の情報を決定するルールをあらかじめ設定
してもよい。そして、画像復号制御回路304およびサ
イズ変換制御回路303は、あらかじめ決められたルー
ルに基づいて、それぞれ復号方法、拡大縮小の方法を決
定するとしてもよい。そのあらかじめ決められたルール
とは、ディスプレイの一番手前にあるウィンドウの画像
処理の優先順位を最も高いものとし、一番奥にあるウィ
ンドウの画像処理の優先順位を最も低いものとするルー
ルであってもよいし、一番最後に操作されたウィンドウ
の画像処理の優先順位を最も高いものとし、一番最先に
操作されたウィンドウの画像処理の優先順位を最も低い
ものとするルールであってもよい。または、大きなウィ
ンドウほど優先順位が高いものとするなど、ウィンドウ
の大きさに基づいたルールであってもよい。または、M
PEG画像データの信号源によって優先順位が異なるル
ールであってもよい。例えば、信号源としてのTVチュ
ーナーからのMPEG画像データの画像処理の優先順位
は、信号源としてのDVDやディジタルビデオからのM
PEG画像データの画像処理の優先順位より高いとする
ルールであってもよい。また、あらかじめ決められたル
ールは、ユーザーが設定を変えることができるようにし
てもよい。さらに、あらかじめ決められたルールによる
優先順位が、例えば、ウィンドウ1は1番高く、ウィン
ドウ2は2番目、ウィンドウ3は3番目、ウィンドウ4
は4番目となる場合であっても、ウィンドウ2を3番
目、ウィンドウ3を2番目となるように、ユーザーが優
先順位を変更するように、ユーザーの指示が、あらかじ
め決められたルールに優先するとしてもよい。
【0073】また、実施の形態3では、各MPEG画像
データの処理についての優先順位の情報は、各画像それ
ぞれのフレームレートを低下させる情報であってもよ
い。
【0074】なお、本発明の拡大縮小情報入力手段は、
ユーザーI/F回路100と、形状演算回路101と、
演算量制御回路102から構成される。画像処理手段
は、復号・補間演算回路110のMPEGデコード回路
群408と拡大縮小回路群416から構成される。割り
当て手段は、復号・補間演算回路110の処理量割り当
て回路A・404と処理量割り当て回路B・404から
構成される。しかしながら、本発明の拡大縮小情報入力
手段は、ユーザーI/F回路100と、形状演算回路1
01と、演算量制御回路102から構成されるものに限
らず、画像データに対する拡大縮小の程度の情報を入力
するものでありさえすればよい。また、画像処理手段
は、復号・補間演算回路110のMPEGデコード回路
群408と拡大縮小回路群416から構成されるものに
限らず、複数の画像データを処理する処理ユニットを複
数個有し、画像データを入力して、拡大縮小情報入力手
段から画像データに対する拡大縮小の程度の情報に基づ
き、割り当て手段からの処理ユニット群の割り当てにし
たがって、画像処理するものでありさえすればよい。さ
らに、割り当て手段は、復号・補間演算回路110の処
理量割り当て回路A・404と処理量割り当て回路B・
404から構成されるものに限らず、拡大縮小情報入力
手段から画像データに対する拡大縮小の程度の情報を入
力し、画像処理手段の処理ユニット群の全部または一部
を、画像データに対する拡大縮小の程度の情報に基づい
て、その拡大縮小の程度の情報に対応する画像データの
拡大縮小処理に割り当てるものでありさえすればよい。
【0075】また、上述した実施の形態では、符号化さ
れたMPEG画像データを復号し、その画像を拡大縮小
する場合について述べてきたが、本発明の画像データ処
理装置は、符号化されたMPEG画像データが完全に復
号された画像を複数個入力し、それら画像それぞれを拡
大縮小するさいにおいても、その拡大縮小率に応じて決
定される処理量に基づいて、演算ユニット群の割り当て
を決定し、割り当てられた演算ユニットに、画像の拡大
縮小処理をさせてもよい。
【0076】さらに、上述した実施の形態1および2で
は、1つのディスプレイに5の画像が表示される場合に
ついて説明してきたが、ディスプレイに表示される画像
の数は、5に限ったものではない。要するに、ディスプ
レイに表示される画像の数は、複数でありさえすればよ
い。
【0077】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、複数のMPEG画像データを再生して、
パーソナルコンピュータ等のディスプレイに、同時に複
数の画像を表示する場合でも、一つの装置で、複数のM
PEG画像データを柔軟に処理する画像データ処理装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像データ処理装置のブ
ロック図
【図2】本発明の実施の形態の画像データ処理装置の形
状演算回路のブロック図
【図3】本発明の実施の形態の画像データ処理装置の演
算量制御回路のブロック図
【図4】本発明の実施の形態の画像データ処理装置の復
号・補間演算回路のブロック図
【図5】本発明の実施の形態で用いられるパーソナルコ
ンピュータのディスプレイの一例
【図6】本発明の実施の形態の画像データ処理装置の復
号・補間演算回路のMPEGデコード回路群が行うMP
EG画像データの復号方法を説明するための図
【図7】本発明の実施の形態の画像データ処理装置の復
号・補間演算回路のMPEGデコード回路群のブロック
【図8】本発明の実施の形態の画像データ処理装置の拡
大縮小回路群が行う処理を説明するための図
【図9】図5の場合以外の本発明の実施の形態で用いら
れるパーソナルコンピュータのディスプレイの例
【符号の説明】
100 ユーザーI/F回路 101 形状演算回路 102 演算量制御回路 106 画像符号発生源1 107 画像符号発生源2 108 画像符号発生源3 109 画像符号発生源n 110 復号・補間演算回路 111 メモリI/F 112 メモリ 201 貼り付け面の大きさ・形状決定回路 202 縦・横比率演算回路 302 書き出し位置制御回路 303 サイズ変換制御回路 304 画像復号制御回路 404 処理量割り当て回路A 408 MPEGデコード回路群 412 処理量割り当て回路B 416 拡大縮小回路群 501 ディスプレイ 503、504、505、506、507、508、5
09、1201、1202、1203 ウィンドウ 2500 外部インタフェース回路 2501 演算ユニット1 2502 演算ユニット2 2503 演算ユニット3 2504 演算ユニット4 2505 演算ユニット5 2506 演算ユニットn 2507 可変結合回路 2508 データ一時記憶回路 2509 結合方式演算回路
フロントページの続き (72)発明者 津田 賢治郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 米山 輝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画像データに対する拡大縮小の程度
    の情報を入力する拡大縮小情報入力手段と、画像データ
    を処理する処理ユニットを複数個有し、複数の画像デー
    タを入力して画像処理する画像処理手段と、前記拡大縮
    小情報入力手段から前記拡大縮小の程度の情報を入力
    し、前記画像処理手段の処理ユニット群の全部または一
    部を、前記拡大縮小の程度の情報に基づいて、その拡大
    縮小の程度の情報に対応する画像データの拡大縮小処理
    に割り当てる割り当て手段とを備え、前記画像処理手段
    は、前記拡大縮小の程度の情報に基づき、前記処理ユニ
    ット群の割り当てにしたがって、複数の画像データを処
    理することを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】前記画像データは、複数個の画像につい
    て、ぞれぞれ符号化されたMPEG画像データであり、
    前記拡大縮小情報入力手段は、複数個の前記MPEG画
    像データに対するそれぞれの拡大縮小の程度の情報を入
    力し、前記割り当て手段は、前記画像処理手段の処理ユ
    ニット群の全部または一部を、前記複数個のMPEG画
    像データに対するそれぞれの拡大縮小の程度の情報に基
    づいて、前記複数個のMPEG画像データの復号および
    拡大縮小処理に割り当て、前記画像処理手段は、前記複
    数個のMPEG画像データを入力し、前記処理ユニット
    群の割り当てにしたがって、前記複数個のMPEG画像
    データそれぞれについて、全部または一部のデータを復
    号して拡大縮小処理することを特徴とする請求項1記載
    の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】前記複数個の画像のうちのいずれかが重複
    して表示される場合、前記拡大縮小情報入力手段は、そ
    の画像の重複状況の情報を入力し、前記割り当て手段
    は、前記画像処理手段の処理ユニット群のいずれもを、
    前記画像の重複状況の情報に基づいて、画像が隠れる部
    分のMPEG画像データの復号および拡大縮小処理に割
    り当てないことを特徴とする請求項2記載の画像データ
    処理装置。
  4. 【請求項4】前記拡大縮小情報入力手段は、前記複数の
    画像データに対する処理の優先順位の情報を入力し、前
    記割り当て手段は、前記画像処理手段の処理ユニットの
    全部または一部を、前記複数の画像データに対する処理
    の優先順位の情報をも考慮して、前記複数の画像データ
    の処理に割り当てることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】前記画像処理手段は、メディア処理プロセ
    ッサであることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載の画像データ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101324222B1 (ko) * 2008-09-04 2013-11-01 삼성테크윈 주식회사 영상 처리 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101324222B1 (ko) * 2008-09-04 2013-11-01 삼성테크윈 주식회사 영상 처리 장치

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