JPH11162216A - 照明装置 - Google Patents
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- JPH11162216A JPH11162216A JP9328965A JP32896597A JPH11162216A JP H11162216 A JPH11162216 A JP H11162216A JP 9328965 A JP9328965 A JP 9328965A JP 32896597 A JP32896597 A JP 32896597A JP H11162216 A JPH11162216 A JP H11162216A
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Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タスク・アンビアント照明システムにおい
て、作業領域と周辺領域及び全般領域の適正照度比を同
時に調光し、かつ、照明エネルギーの省力化が求められ
ている。 【解決手段】 作業領域を照明する作業領域照明手段
と、前記作業領域の外周の周辺領域を照明する周辺領域
照明手段と、前記作業領域と前記周辺領域を除く全般領
域を照明する全般照明手段と、前記作業領域照明手段と
前記周辺領域照明手段及び前記全般領域照明手段から照
射される光量を予め定めた光量比の基で連動して制御す
る調光制御手段とを有し、前記作業領域の照度は、JI
S照度基準に基づく推奨照度とし、前記周辺領域は、前
記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度とし、前記全
般領域は、障害物を視認可能な低い照度とした照明装
置。
て、作業領域と周辺領域及び全般領域の適正照度比を同
時に調光し、かつ、照明エネルギーの省力化が求められ
ている。 【解決手段】 作業領域を照明する作業領域照明手段
と、前記作業領域の外周の周辺領域を照明する周辺領域
照明手段と、前記作業領域と前記周辺領域を除く全般領
域を照明する全般照明手段と、前記作業領域照明手段と
前記周辺領域照明手段及び前記全般領域照明手段から照
射される光量を予め定めた光量比の基で連動して制御す
る調光制御手段とを有し、前記作業領域の照度は、JI
S照度基準に基づく推奨照度とし、前記周辺領域は、前
記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度とし、前記全
般領域は、障害物を視認可能な低い照度とした照明装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種活動と作業
の内容に応じて、最適な照明照度が得られる照明装置に
関するものである。
の内容に応じて、最適な照明照度が得られる照明装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、照明の目的と対象に応じて各種の
照明方法が用いられている。例えば、屋内照明システム
では、照明対象の空間の全域を均一に照明する全般照明
システムと、室内で行われる各種活動及び作業の個々に
必要とする照明を局部毎に照明する局部照明システム、
活動及び作業を行う区画には高い照度を与え、それ以外
の区画には比較的低い照度の照明をする局部的全般照明
システム、及び活動及び作業(タスク)に対して専用の
局部照明と、活動及び作業の周辺(環境すなわちアンビ
エント)に対して比較的低い照度レベルで照明するタス
ク・アンビエント照明システムが用いられている。
照明方法が用いられている。例えば、屋内照明システム
では、照明対象の空間の全域を均一に照明する全般照明
システムと、室内で行われる各種活動及び作業の個々に
必要とする照明を局部毎に照明する局部照明システム、
活動及び作業を行う区画には高い照度を与え、それ以外
の区画には比較的低い照度の照明をする局部的全般照明
システム、及び活動及び作業(タスク)に対して専用の
局部照明と、活動及び作業の周辺(環境すなわちアンビ
エント)に対して比較的低い照度レベルで照明するタス
ク・アンビエント照明システムが用いられている。
【0003】これらの照明システムにおいて、照明の対
象となる活動及び作業内容によって必要とする照度基準
が日本工業規格(以下、JISという)に定められお
り、さらに、活動及び作業外を対象とする照度は、活動
及び作業対象範囲の照度の1/2/〜1/3が望ましい
とされている(社団法人照明学会発行、照明学会・技術
基準JIEC−001 オフィス照明技術基準1992
に記載)。
象となる活動及び作業内容によって必要とする照度基準
が日本工業規格(以下、JISという)に定められお
り、さらに、活動及び作業外を対象とする照度は、活動
及び作業対象範囲の照度の1/2/〜1/3が望ましい
とされている(社団法人照明学会発行、照明学会・技術
基準JIEC−001 オフィス照明技術基準1992
に記載)。
【0004】一方、CIBSE(Cord for Interiorligh
ting 1994)において、図6に示すように、前記活動及び
作業の範囲は、視対象Xを中心点とする1片が0.5m
の正方形の領域を作業領域61とし、前記活動及び作業
の周辺は、視対象Xを中心点とする1片1.0mの正方
形の領域を周辺領域62(ただし、作業領域61を除
く)とし、前記周辺領域62の外周の他の室内空間を全
般領域63として定義されている。
ting 1994)において、図6に示すように、前記活動及び
作業の範囲は、視対象Xを中心点とする1片が0.5m
の正方形の領域を作業領域61とし、前記活動及び作業
の周辺は、視対象Xを中心点とする1片1.0mの正方
形の領域を周辺領域62(ただし、作業領域61を除
く)とし、前記周辺領域62の外周の他の室内空間を全
般領域63として定義されている。
【0005】前記照明システムにおいて、前記全般照明
システムは、室内全体を均一に、しかも作業領域に必要
な照度レベルを維持しており、作業者が活動作業を行っ
ていない領域も照明している。このため、活動作業を行
っていない領域の照明は、エネルギーの無駄な使用とな
っている。前記局部照明システムは、前記作業領域に局
部照明で必要な照度が与えられるが、実際には室内全体
の照度も確保する必要から前記全般照明システムが併用
されている。このため、前記全般照明システムのみで室
内を照明する場合に比して、前記局部照明システムを併
用した際の全般照明システムの平均照度は低くすること
が可能となる。また、前記タスク・アンビエント照明シ
ステムは、前記作業領域と前記周辺領域に必要な照度が
得られるために、全般照明の照度はかなり低くすること
が可能となる。これにより、前記全般照明に比して、前
記局部照明とタスク・アンビエント照明はエネルギー消
費の抑制が可能となる。
システムは、室内全体を均一に、しかも作業領域に必要
な照度レベルを維持しており、作業者が活動作業を行っ
ていない領域も照明している。このため、活動作業を行
っていない領域の照明は、エネルギーの無駄な使用とな
っている。前記局部照明システムは、前記作業領域に局
部照明で必要な照度が与えられるが、実際には室内全体
の照度も確保する必要から前記全般照明システムが併用
されている。このため、前記全般照明システムのみで室
内を照明する場合に比して、前記局部照明システムを併
用した際の全般照明システムの平均照度は低くすること
が可能となる。また、前記タスク・アンビエント照明シ
ステムは、前記作業領域と前記周辺領域に必要な照度が
得られるために、全般照明の照度はかなり低くすること
が可能となる。これにより、前記全般照明に比して、前
記局部照明とタスク・アンビエント照明はエネルギー消
費の抑制が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記局部照明システム
と前記タスク・アンビアント照明システムにおいて、前
記作業領域の照度確保の際に、作業領域を照明する照度
と、前記周辺領域と前記全般領域を照明する照度とが重
なり合い、前記作業領域に必要以上の照度が得られて、
照明エネルギーの無駄となる。また、前記作業領域の照
明に調光制御機能を設けて、作業領域で必要とする適正
照度に調光制御することも実施されているが、前記作業
領域で実施される活動作業の内容により前記作業領域の
照度を変えた際に、作業領域と周辺領域との照度比率も
変わってしまう。つまり、作業領域の照度に対して、周
辺領域の照度は、作業領域の1/2〜1/3とする照度
比率も変化し、作業者の適正照度比の照明環境が提供で
きない課題があった。
と前記タスク・アンビアント照明システムにおいて、前
記作業領域の照度確保の際に、作業領域を照明する照度
と、前記周辺領域と前記全般領域を照明する照度とが重
なり合い、前記作業領域に必要以上の照度が得られて、
照明エネルギーの無駄となる。また、前記作業領域の照
明に調光制御機能を設けて、作業領域で必要とする適正
照度に調光制御することも実施されているが、前記作業
領域で実施される活動作業の内容により前記作業領域の
照度を変えた際に、作業領域と周辺領域との照度比率も
変わってしまう。つまり、作業領域の照度に対して、周
辺領域の照度は、作業領域の1/2〜1/3とする照度
比率も変化し、作業者の適正照度比の照明環境が提供で
きない課題があった。
【0007】この発明は、活動作業内容に応じて、作業
領域の照度を調光制御すると共に、周辺領域の照度も調
光制御し、作業領域と周辺領域の照度比率を常時一定値
を保持することと、照明エネルギーの効率利用と省力化
を可能とする照明装置を提供する。
領域の照度を調光制御すると共に、周辺領域の照度も調
光制御し、作業領域と周辺領域の照度比率を常時一定値
を保持することと、照明エネルギーの効率利用と省力化
を可能とする照明装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、各種
活動及び作業を行う居室内の作業領域を照明する作業領
域照明手段と;前記作業領域の外周の周辺領域を照明す
る周辺領域照明手段と;前記作業領域と前記周辺領域を
除く居室内の全般領域を照明する全般照明手段と;前記
作業領域照明手段と前記周辺領域照明手段及び前記全般
領域照明手段から照射される照明を予め定めた照度比の
基で連動して制御する調光制御手段と;を具備してい
る。
活動及び作業を行う居室内の作業領域を照明する作業領
域照明手段と;前記作業領域の外周の周辺領域を照明す
る周辺領域照明手段と;前記作業領域と前記周辺領域を
除く居室内の全般領域を照明する全般照明手段と;前記
作業領域照明手段と前記周辺領域照明手段及び前記全般
領域照明手段から照射される照明を予め定めた照度比の
基で連動して制御する調光制御手段と;を具備してい
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の照明装
置の前記調光制御手段は、前記作業領域照明手段から前
記作業領域に照射される照明の照度は、JIS照度基準
に基づく推奨照度とし、前記周辺領域照明手段から前記
周辺領域に照射される照明の照度は、前記作業領域の照
度の1/2〜1/3の照度とし、前記全般領域照明手段
から前記全般領域に照射される照度は、前記周辺領域の
照度より低い照度となるように照度比を定め、前記各照
明手段いずれかの照明光量を可変した際に、前記照度比
を維持して前記各照明手段の光量を可変可能としてい
る。
置の前記調光制御手段は、前記作業領域照明手段から前
記作業領域に照射される照明の照度は、JIS照度基準
に基づく推奨照度とし、前記周辺領域照明手段から前記
周辺領域に照射される照明の照度は、前記作業領域の照
度の1/2〜1/3の照度とし、前記全般領域照明手段
から前記全般領域に照射される照度は、前記周辺領域の
照度より低い照度となるように照度比を定め、前記各照
明手段いずれかの照明光量を可変した際に、前記照度比
を維持して前記各照明手段の光量を可変可能としてい
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載の照明装
置の前記調光制御手段で制御する前記作業領域照明手段
と前記周辺領域照明手段及び前記全般領域照明手段から
の照度比を任意に可変可能としている。
置の前記調光制御手段で制御する前記作業領域照明手段
と前記周辺領域照明手段及び前記全般領域照明手段から
の照度比を任意に可変可能としている。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至3記載の
照明装置の前記作業領域照明手段と前記周辺領域照明手
段とを異なる光源で構成し、又は、前記作業領域照明手
段と前記周辺領域照明手段とを同一の光源で構成し、そ
れらいずれかの光源を有する一体構造の照明器具からな
っている。
照明装置の前記作業領域照明手段と前記周辺領域照明手
段とを異なる光源で構成し、又は、前記作業領域照明手
段と前記周辺領域照明手段とを同一の光源で構成し、そ
れらいずれかの光源を有する一体構造の照明器具からな
っている。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載の照明装
置の前記作業領域照明手段と前記周辺領域照明手段の調
光制御手段に変えて、前記作業領域照明手段と前記周辺
領域照明手段の光源を有する前記照明器具に前記光源か
ら照射される照明を反射させる反射板又は反射構造と、
この反射板又は反射構造は、前記作業領域の照度と前記
周辺領域の照度を可変可能とする形状又は構造を有して
いる。
置の前記作業領域照明手段と前記周辺領域照明手段の調
光制御手段に変えて、前記作業領域照明手段と前記周辺
領域照明手段の光源を有する前記照明器具に前記光源か
ら照射される照明を反射させる反射板又は反射構造と、
この反射板又は反射構造は、前記作業領域の照度と前記
周辺領域の照度を可変可能とする形状又は構造を有して
いる。
【0013】請求項6の発明は、請求項4記載の照明装
置の前記照明器具の前面に設置され、前記作業領域照明
手段と前記周辺領域照明手段の光源からの光量を可変可
能とする光量調整用レンズと、この光量調整用レンズに
より、前記照度比を調整可能としている。
置の前記照明器具の前面に設置され、前記作業領域照明
手段と前記周辺領域照明手段の光源からの光量を可変可
能とする光量調整用レンズと、この光量調整用レンズに
より、前記照度比を調整可能としている。
【0014】請求項7の発明は、請求項1乃至3記載の
照明装置あって、居室内をパーティションで区分した作
業環境において;前記パーティション内壁に取り付けら
れ、かつパーティション内の環境照明を得るための面光
源手段と;前記作業領域照明手段で前記パーティション
内の作業領域を照明し、前記周辺領域照明手段で前記パ
ーティション内の周辺領域を照明し;かつ、前記パーテ
ィション内外の前記作業領域と前記周辺領域以外の環境
領域を前記面光源手段で照明する。
照明装置あって、居室内をパーティションで区分した作
業環境において;前記パーティション内壁に取り付けら
れ、かつパーティション内の環境照明を得るための面光
源手段と;前記作業領域照明手段で前記パーティション
内の作業領域を照明し、前記周辺領域照明手段で前記パ
ーティション内の周辺領域を照明し;かつ、前記パーテ
ィション内外の前記作業領域と前記周辺領域以外の環境
領域を前記面光源手段で照明する。
【0015】請求項8の発明は、請求項7記載の照明装
置の前記面光源手段は、液晶表示素子で構成され、映
像、文字、又は図形を表示する。
置の前記面光源手段は、液晶表示素子で構成され、映
像、文字、又は図形を表示する。
【0016】請求項9の発明は、請求項7又は8記載の
照明装置の前記面光源手段から照射される照明の光量
は、前記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度であ
り、かつ、光量調整用の調光手段を有することを特徴と
している。
照明装置の前記面光源手段から照射される照明の光量
は、前記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度であ
り、かつ、光量調整用の調光手段を有することを特徴と
している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
照明装置の一実施の形態の構成を示す斜視図である。
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
照明装置の一実施の形態の構成を示す斜視図である。
【0018】図1において、符号11は作業用の机で、
この机11の机上面には前記作業領域61と前記周辺領
域62を有し、かつ複数の机が所定の間隔を置いて配置
されている。符号12、12’は照明器具で、この照明
器具12には、前記作業領域を照明する作業領域照明手
段12aと前記周辺領域を照明する周辺領域照明手段1
2bを個別に有し、前記照明器具12’には、前記作業
領域を照明する作業領域照明手段12a’と前記周辺領
域を照明する周辺領域照明手段12b’を一体にした照
明手段を有している。符号13は前記机11の机上面以
外の室内の全般領域63を照明する全般領域照明手段で
ある。なお、符号14は室内の床面、符号15は室内の
天井面である。
この机11の机上面には前記作業領域61と前記周辺領
域62を有し、かつ複数の机が所定の間隔を置いて配置
されている。符号12、12’は照明器具で、この照明
器具12には、前記作業領域を照明する作業領域照明手
段12aと前記周辺領域を照明する周辺領域照明手段1
2bを個別に有し、前記照明器具12’には、前記作業
領域を照明する作業領域照明手段12a’と前記周辺領
域を照明する周辺領域照明手段12b’を一体にした照
明手段を有している。符号13は前記机11の机上面以
外の室内の全般領域63を照明する全般領域照明手段で
ある。なお、符号14は室内の床面、符号15は室内の
天井面である。
【0019】前記作業領域照明手段12a、12a’、
周辺領域照明手段12b、12b’及び全般領域照明手
段13には、白熱電球や蛍光ランプなどの光源が用いら
れている。
周辺領域照明手段12b、12b’及び全般領域照明手
段13には、白熱電球や蛍光ランプなどの光源が用いら
れている。
【0020】このような構成の照明装置において、前記
机11の机上面の前記作業領域61には、前記照明器具
12、12’の作業領域照明手段12a、12a’から
JIS照度基準に定める推奨照度の照明を照射してい
る。前記机11の机上面の前記周辺領域62には、前記
照明器具12、12’の周辺領域照明手段12b、12
b’から前記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度の
照明を照射している。さらに、前記机11の間の全般領
域63に天井15に設置された全般領域照明手段13か
らの照明が照射されている。この全般領域照明手段13
からは、作業者が室内の床面14や図示していない壁面
などの障害物が視認できる程度の照度の照明が照射され
ている。例えば、事務所においては、机上の作業領域の
JIS照度基準によると、推奨輝度は1000Lxで有
る。この作業領域の推奨照度の1/2〜1/3の照度5
00〜330Lxが周辺領域の照度となり、さらに、前
記全般領域は、最低限、作業者が障害物を視認するため
に必要な照度として、JIS照度基準の非常階段及び屋
内駐車場と同じ50Lx程度の照度となるように、前記
各領域照明光源12a、12a’12b、12b’13
の照射照明量を調光設定する。
机11の机上面の前記作業領域61には、前記照明器具
12、12’の作業領域照明手段12a、12a’から
JIS照度基準に定める推奨照度の照明を照射してい
る。前記机11の机上面の前記周辺領域62には、前記
照明器具12、12’の周辺領域照明手段12b、12
b’から前記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度の
照明を照射している。さらに、前記机11の間の全般領
域63に天井15に設置された全般領域照明手段13か
らの照明が照射されている。この全般領域照明手段13
からは、作業者が室内の床面14や図示していない壁面
などの障害物が視認できる程度の照度の照明が照射され
ている。例えば、事務所においては、机上の作業領域の
JIS照度基準によると、推奨輝度は1000Lxで有
る。この作業領域の推奨照度の1/2〜1/3の照度5
00〜330Lxが周辺領域の照度となり、さらに、前
記全般領域は、最低限、作業者が障害物を視認するため
に必要な照度として、JIS照度基準の非常階段及び屋
内駐車場と同じ50Lx程度の照度となるように、前記
各領域照明光源12a、12a’12b、12b’13
の照射照明量を調光設定する。
【0021】次に、図2を用いてこの発明の調光制御に
ついて説明する。この図2の符号21、21’、21”
は、前記作業領域照明手段12a又は12a’、前記周
辺領域照明手段12b又は12b’、前記全般領域照明
手段13の調光手段である。この調光手段21、2
1’、21”は、光源の種類によって異なる調光方法が
用いられるが、蛍光ランプの調光例を用いて説明する。
なお、前記調光手段21,21’,21”は同一構成動
作のため前記作業領域照明手段12a又は12a’の調
光手段21を用いて説明し、他の調光手段21’、2
1”の説明は省略する。
ついて説明する。この図2の符号21、21’、21”
は、前記作業領域照明手段12a又は12a’、前記周
辺領域照明手段12b又は12b’、前記全般領域照明
手段13の調光手段である。この調光手段21、2
1’、21”は、光源の種類によって異なる調光方法が
用いられるが、蛍光ランプの調光例を用いて説明する。
なお、前記調光手段21,21’,21”は同一構成動
作のため前記作業領域照明手段12a又は12a’の調
光手段21を用いて説明し、他の調光手段21’、2
1”の説明は省略する。
【0022】前記調光手段21は、交流電源端子22,
22’の間に作業領域照明手段12aまたは12a’の
電極に点灯加熱電力を供給する電極加熱用変圧器23の
1次側が接続され、この変圧器23の2次側は、前記作
業領域照明手段12a、又は12a’の電極に接続され
ている。前記作業領域照明手段12aまたは12a’の
入力側の電極と交流電源端子22との間に点灯維持のた
めの安定器24とサイリスタ25が直列に接続され、こ
のサイリスタ24のゲートに前記交流電源端子22,2
2’の間に接続された位相制御回路26が接続された構
成となっている。
22’の間に作業領域照明手段12aまたは12a’の
電極に点灯加熱電力を供給する電極加熱用変圧器23の
1次側が接続され、この変圧器23の2次側は、前記作
業領域照明手段12a、又は12a’の電極に接続され
ている。前記作業領域照明手段12aまたは12a’の
入力側の電極と交流電源端子22との間に点灯維持のた
めの安定器24とサイリスタ25が直列に接続され、こ
のサイリスタ24のゲートに前記交流電源端子22,2
2’の間に接続された位相制御回路26が接続された構
成となっている。
【0023】前記交流電源端子22、22’から電源が
供給されると、変圧器23の2次側から作業領域照明手
段12aまたは12a’の電極に加熱電源電圧が供給さ
れ電極が加熱すると放電点灯する。この作業領域照明手
段12aまたは12a’の入力側の電極には、サイリス
タ25と安定器24を介して、点灯安定維持の電源電圧
が供給されている。前記サイリスタ25のゲートには位
相制御回路26からゲート制御電流を供給している。こ
の位相制御回路26から差居留守他25のゲートに供給
する制御電流の位相を可変することで、前記作業領域照
明手段12aまたは12a’の光出力を増減させて、調
光させている。
供給されると、変圧器23の2次側から作業領域照明手
段12aまたは12a’の電極に加熱電源電圧が供給さ
れ電極が加熱すると放電点灯する。この作業領域照明手
段12aまたは12a’の入力側の電極には、サイリス
タ25と安定器24を介して、点灯安定維持の電源電圧
が供給されている。前記サイリスタ25のゲートには位
相制御回路26からゲート制御電流を供給している。こ
の位相制御回路26から差居留守他25のゲートに供給
する制御電流の位相を可変することで、前記作業領域照
明手段12aまたは12a’の光出力を増減させて、調
光させている。
【0024】前記作業領域照明手段12aまたは12
a’と、前記周辺領域照明手段12bまたは12b’
と、前記全般領域照明手段13の調光手段21、2
1’、21”の位相制御回路26、26’、26”は、
調光比制御回路27に接続されている。この調光比制御
回路27は、各位相制御回路26、26’、26”位相
制御状態信号を取り込み、前記作業領域照明手段12a
又は12a’の照度と前記周辺領域照明手段12bまた
は12b’の照度との照度比率比較を行うと共に、いず
れか1つの光源が調光された際に、他の光源の調光も同
時に行うものである。
a’と、前記周辺領域照明手段12bまたは12b’
と、前記全般領域照明手段13の調光手段21、2
1’、21”の位相制御回路26、26’、26”は、
調光比制御回路27に接続されている。この調光比制御
回路27は、各位相制御回路26、26’、26”位相
制御状態信号を取り込み、前記作業領域照明手段12a
又は12a’の照度と前記周辺領域照明手段12bまた
は12b’の照度との照度比率比較を行うと共に、いず
れか1つの光源が調光された際に、他の光源の調光も同
時に行うものである。
【0025】つまり、前記作業領域照明手段12a又は
12a’の照度を事務所の基準照度1000Lxに設定
し、前記周辺領域照明手段12bまたは12b’の照度
を前記作業領域照明手段12a又は12a’の照度の1
/2に設定し、前記全般領域照明手段13の照度を10
0Lxに設定した場合、1000Lx:1000Lx/
2:100Lx=10:5:1の照度比率の調光制御信
号を前記調光比制御回路27で監視制御し、かつ、前記
作業領域照明手段12a又は12a’の照度を前記位相
制御回路26で調整変更された際には、その位相制御回
路26の調光制御信号を前記調光比制御回路27に取り
込むと共に、前記設定照度比率を維持するために、前記
位相制御回路26’と26”に対して、調光制御信号を
供給して、前記作業領域照明手段12a又は12a’の
変動に応じた前記周辺領域照明手段12bまたは12
b’と前記全般領域照明手段13の照度を調光制御す
る。
12a’の照度を事務所の基準照度1000Lxに設定
し、前記周辺領域照明手段12bまたは12b’の照度
を前記作業領域照明手段12a又は12a’の照度の1
/2に設定し、前記全般領域照明手段13の照度を10
0Lxに設定した場合、1000Lx:1000Lx/
2:100Lx=10:5:1の照度比率の調光制御信
号を前記調光比制御回路27で監視制御し、かつ、前記
作業領域照明手段12a又は12a’の照度を前記位相
制御回路26で調整変更された際には、その位相制御回
路26の調光制御信号を前記調光比制御回路27に取り
込むと共に、前記設定照度比率を維持するために、前記
位相制御回路26’と26”に対して、調光制御信号を
供給して、前記作業領域照明手段12a又は12a’の
変動に応じた前記周辺領域照明手段12bまたは12
b’と前記全般領域照明手段13の照度を調光制御す
る。
【0026】よって、前記机11の作業領域61の活動
作業内容によって照度変更された際に、その調光に応じ
て周辺領域62と全般領域63の照度を活動作業環境に
最適な照明が得られる。
作業内容によって照度変更された際に、その調光に応じ
て周辺領域62と全般領域63の照度を活動作業環境に
最適な照明が得られる。
【0027】なお、前記全般領域照明手段13は、全般
領域63の障害物が視認できる照度を常時維持されるこ
とが絶対条件であることから、この全般領域照明手段1
3の照度を固定化し、前記作業領域照明手段12a又は
12a’と前記周辺領域照明手段12b又は12b’と
の間の照度比率を比較制御するのみでも作業環境の優れ
た照明が得られる。
領域63の障害物が視認できる照度を常時維持されるこ
とが絶対条件であることから、この全般領域照明手段1
3の照度を固定化し、前記作業領域照明手段12a又は
12a’と前記周辺領域照明手段12b又は12b’と
の間の照度比率を比較制御するのみでも作業環境の優れ
た照明が得られる。
【0028】次に、前記照明器具12の構成について、
図3を用いた説明する。図3(a)は、照明器具12に
作業領域照明手段12aと周辺領域照明手段12bを取
付配置したものである。前記照明器具12に取り付けら
れた前記作業領域照明手段12aからの照明は、作業領
域61を照射するように取り付けられ、前記周辺領域照
明手段12bからの照明は、前記作業領域61を含む周
辺領域62を照射する用に取り付けられている。つま
り、作業領域61は、前記作業領域照明手段12aと前
記周辺領域照明手段12bからの両照明が重なって照射
される。これにより、作業領域照明手段12aの照度
は、前記周辺領域照明手段12bからの照明照度を差し
引いた値の光源を使用できる。また、前記照明器具12
を支持する支持軸15を中心に照明照射角度調整(図
中、矢印で示す)することにより照明領域の変更も可能
となる。次に、図3(b)は、照明器具12’に単一の
光源で、中央部に作業領域照明手段12a’とこの作業
領域照明手段12a’の外周に周辺領域照明手段12
b’を取付配置したものである。この照明器具12’に
取り付けられた作業領域照明手段12a’と前記周辺領
域照明手段12b’を有する単一光源からの照明は、中
央部の作業領域照明手段12a’が作業領域を照明し、
外周の前記周辺領域手段12b’が周辺領域を照明す
る。また、前記照明器具12’を支持する支持軸15’
を中心に照明角度調整(図中、矢印で示す)することに
より照明領域の変更も可能となる。
図3を用いた説明する。図3(a)は、照明器具12に
作業領域照明手段12aと周辺領域照明手段12bを取
付配置したものである。前記照明器具12に取り付けら
れた前記作業領域照明手段12aからの照明は、作業領
域61を照射するように取り付けられ、前記周辺領域照
明手段12bからの照明は、前記作業領域61を含む周
辺領域62を照射する用に取り付けられている。つま
り、作業領域61は、前記作業領域照明手段12aと前
記周辺領域照明手段12bからの両照明が重なって照射
される。これにより、作業領域照明手段12aの照度
は、前記周辺領域照明手段12bからの照明照度を差し
引いた値の光源を使用できる。また、前記照明器具12
を支持する支持軸15を中心に照明照射角度調整(図
中、矢印で示す)することにより照明領域の変更も可能
となる。次に、図3(b)は、照明器具12’に単一の
光源で、中央部に作業領域照明手段12a’とこの作業
領域照明手段12a’の外周に周辺領域照明手段12
b’を取付配置したものである。この照明器具12’に
取り付けられた作業領域照明手段12a’と前記周辺領
域照明手段12b’を有する単一光源からの照明は、中
央部の作業領域照明手段12a’が作業領域を照明し、
外周の前記周辺領域手段12b’が周辺領域を照明す
る。また、前記照明器具12’を支持する支持軸15’
を中心に照明角度調整(図中、矢印で示す)することに
より照明領域の変更も可能となる。
【0029】次に、この発明の他の実施形態を図3を用
いて説明する。前記作業領域照明手段12a、12a’
及び前記周辺領域照明手段12b、12b’との照明照
度調整は、前記図2に示した調光回路21、21’、2
1”及び前記調光比制御回路27に変えて、前記各照明
器具12と12’に取り付けられた前記各作業領域照明
手段12a、12a’及び前記各周辺領域照明手段12
b、12b’の背後で、かつ照明器具12、12’の内
部に、例えば可変ルーバー状の反射板16、16’を設
けて、この反射板16、16’の照明反射角度や照明反
射効率を可変することにより、前記作業領域61と周辺
領域62の照度比を作業領域照度に対して周辺領域照度
を1/2〜1/3の照度に調光調整可能とすることもで
きる。なお、この反射板16、16’は図示されていな
いが、反射板16、16’以外に前記各光源12a、1
2a’、12b、12b’からの照明を反射し、照明照
度比を調整できる構造のものも用いることが可能であ
る。
いて説明する。前記作業領域照明手段12a、12a’
及び前記周辺領域照明手段12b、12b’との照明照
度調整は、前記図2に示した調光回路21、21’、2
1”及び前記調光比制御回路27に変えて、前記各照明
器具12と12’に取り付けられた前記各作業領域照明
手段12a、12a’及び前記各周辺領域照明手段12
b、12b’の背後で、かつ照明器具12、12’の内
部に、例えば可変ルーバー状の反射板16、16’を設
けて、この反射板16、16’の照明反射角度や照明反
射効率を可変することにより、前記作業領域61と周辺
領域62の照度比を作業領域照度に対して周辺領域照度
を1/2〜1/3の照度に調光調整可能とすることもで
きる。なお、この反射板16、16’は図示されていな
いが、反射板16、16’以外に前記各光源12a、1
2a’、12b、12b’からの照明を反射し、照明照
度比を調整できる構造のものも用いることが可能であ
る。
【0030】さらに、図4に示すように、照明器具17
に単一の照明を照射する光源18を内蔵し、その照明器
具17の前記光源18からの照明を照射する開口19に
レンズ20を配置する。このレンズ20の中央部20a
とこの中央部20aの周辺部20bとの照明透過率又は
屈折率の異なる物質で形成し、前記レンズ20の中央部
20aを透過した照明は前記作業領域61を照明し、前
記レンズ20の周辺部20bを透過した照明は前記周辺
部62を照明する。この時、前記レンズ20の中央部2
0aと周辺部20bとの照明透過率又は屈折率は、前記
作業領域61の照度と前記周辺領域62の照度の比率
は、前記作業領域61の照度に対して、前記周辺領域6
2の照度を1/2〜1/3になるように設定しておく。
さらに、前記レンズ20を機械的に前記照明器具17に
取り付け状態で回動自在とし、そのレンズ20の回動に
より、作業領域61と周辺領域62の照度調整が可能な
構造とすることも可能である。
に単一の照明を照射する光源18を内蔵し、その照明器
具17の前記光源18からの照明を照射する開口19に
レンズ20を配置する。このレンズ20の中央部20a
とこの中央部20aの周辺部20bとの照明透過率又は
屈折率の異なる物質で形成し、前記レンズ20の中央部
20aを透過した照明は前記作業領域61を照明し、前
記レンズ20の周辺部20bを透過した照明は前記周辺
部62を照明する。この時、前記レンズ20の中央部2
0aと周辺部20bとの照明透過率又は屈折率は、前記
作業領域61の照度と前記周辺領域62の照度の比率
は、前記作業領域61の照度に対して、前記周辺領域6
2の照度を1/2〜1/3になるように設定しておく。
さらに、前記レンズ20を機械的に前記照明器具17に
取り付け状態で回動自在とし、そのレンズ20の回動に
より、作業領域61と周辺領域62の照度調整が可能な
構造とすることも可能である。
【0031】これにより、図3と図4で示した照明器具
12、12’、17の反射板16、16’及びレンズ2
0を用いるのみで、図2で示した多くの回路素子や調光
制御回路を用いることなく、より安価な調光比率調整可
能な照明器具が提供可能となる。
12、12’、17の反射板16、16’及びレンズ2
0を用いるのみで、図2で示した多くの回路素子や調光
制御回路を用いることなく、より安価な調光比率調整可
能な照明器具が提供可能となる。
【0032】さら次に、この発明の他の実施形態を図5
を用いて説明する。この他の実施形態は、室内をパーテ
ィションで作業者個人毎の作業区域を区分された作業環
境において用いられるものである。図5(a)は、正面
図で、図5(b)は上面図である。図中の符号51は、
作業環境領域を区分するパーティションで、正面パーテ
ィション51aと、左右側面パーティション51b、5
1b’からなっている。このパーティション51の内部
には、作業机52が配置されている。前記正面パーティ
ション51aの作業机52の上方の正面に、液晶素子で
形成された面光源53が配置されている。この面光源5
3は、図示されていない駆動電源からの駆動電源供給に
より、面光源53の全面が発光する。さらに、前記側面
パーティション51bには、作業領域照明手段54が配
置され、この作業領域照明手段54により、前記作業机
52の机上の作業領域61を照明する。一方、前記面光
源53の発光照明は、前記作業机52の机上の周辺境域
62を照明する。この面光源53の照明照度は、前記作
業領域照明手段54の照度の1/2〜1/3の照度によ
るように設定する。この照度設定は、図2で説明した調
光制御回路21と調光比制御回路27を用いることで実
現可能である。また、前記面光源53を画像、文字及び
図形などを表示する表示用の液晶ディスプレー素子を用
いることにより、その液晶ディスプレー素子に映像、文
字及び図形信号を供給することにより、各パーティショ
ンで区分されて作業者に対して、各種情報の提供が可能
となる。なお、この液晶ディスプレー素子への映像、文
字及び図形信号の供給は、例えば、テレビ受像機及びコ
ンピュータ機器などから行う。
を用いて説明する。この他の実施形態は、室内をパーテ
ィションで作業者個人毎の作業区域を区分された作業環
境において用いられるものである。図5(a)は、正面
図で、図5(b)は上面図である。図中の符号51は、
作業環境領域を区分するパーティションで、正面パーテ
ィション51aと、左右側面パーティション51b、5
1b’からなっている。このパーティション51の内部
には、作業机52が配置されている。前記正面パーティ
ション51aの作業机52の上方の正面に、液晶素子で
形成された面光源53が配置されている。この面光源5
3は、図示されていない駆動電源からの駆動電源供給に
より、面光源53の全面が発光する。さらに、前記側面
パーティション51bには、作業領域照明手段54が配
置され、この作業領域照明手段54により、前記作業机
52の机上の作業領域61を照明する。一方、前記面光
源53の発光照明は、前記作業机52の机上の周辺境域
62を照明する。この面光源53の照明照度は、前記作
業領域照明手段54の照度の1/2〜1/3の照度によ
るように設定する。この照度設定は、図2で説明した調
光制御回路21と調光比制御回路27を用いることで実
現可能である。また、前記面光源53を画像、文字及び
図形などを表示する表示用の液晶ディスプレー素子を用
いることにより、その液晶ディスプレー素子に映像、文
字及び図形信号を供給することにより、各パーティショ
ンで区分されて作業者に対して、各種情報の提供が可能
となる。なお、この液晶ディスプレー素子への映像、文
字及び図形信号の供給は、例えば、テレビ受像機及びコ
ンピュータ機器などから行う。
【0033】これにより、パーティションで区分された
作業環境領域は、前記面光源53で周辺領域の照明を
得、前記作業領域照明手段54で作業領域の照明を得る
ために、パーティションで区分された他の作業環境領域
間、つまり、通路を照明する全般領域照明光源の照明照
度は、通路の障害物を視認できる程度の照度で良く、室
内の照明エネルギーの省力化が可能となり、かつ、各区
分された作業環境領域は、作業内容に応じた作業領域と
周辺領域の照度を選択し、かつ、適切な照度比調整が可
能となった。
作業環境領域は、前記面光源53で周辺領域の照明を
得、前記作業領域照明手段54で作業領域の照明を得る
ために、パーティションで区分された他の作業環境領域
間、つまり、通路を照明する全般領域照明光源の照明照
度は、通路の障害物を視認できる程度の照度で良く、室
内の照明エネルギーの省力化が可能となり、かつ、各区
分された作業環境領域は、作業内容に応じた作業領域と
周辺領域の照度を選択し、かつ、適切な照度比調整が可
能となった。
【0034】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、作業領
域の照明をJIS基準照度の推奨照度とし、周辺領域の
照度を前記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度と
し、この作業領域照度と周辺領域照度の比率を維持しつ
つ、前記作業領域と周辺領域の照度を調整制御すると共
に、全般領域の照度を障害物の視認可能な程度の照度設
定のすることにより、各種活動作業においては、最適照
明照度環境が得られると共に、照明対象全体の照明エネ
ルギーの省力化が可能となる効果を有する。
域の照明をJIS基準照度の推奨照度とし、周辺領域の
照度を前記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度と
し、この作業領域照度と周辺領域照度の比率を維持しつ
つ、前記作業領域と周辺領域の照度を調整制御すると共
に、全般領域の照度を障害物の視認可能な程度の照度設
定のすることにより、各種活動作業においては、最適照
明照度環境が得られると共に、照明対象全体の照明エネ
ルギーの省力化が可能となる効果を有する。
【図1】本発明に係る照明装置の一実施の形態の構成を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図2】本発明に係る照明装置の調光制御回路を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図3】本発明の他の実施形態を示す斜視図、
【図4】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図6】本発明の照明装置での照明領域を示す平面図。
11…机 12、12’…照明器具 12a、12a’…作業領域照明光源 12b、12b’…周辺領域照明光源 13…全般領域照明光源 14…床面 15…天井 15、15’…支持軸 16…反射板 61…作業領域 62…周辺領域 63…全般領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一條 隆 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 各種活動及び作業を行う居室内の作業領
域を照明する作業領域照明手段と;前記作業領域の外周
の周辺領域を照明する周辺領域照明手段と;前記作業領
域と前記周辺領域を除く居室内の全般領域を照明する全
般照明手段と;前記作業領域照明手段と前記周辺領域照
明手段及び前記全般領域照明手段から照射される照明を
予め定めた照度比の基で連動して制御する調光制御手段
と;を具備していることを特徴とする照明装置。 - 【請求項2】 前記調光制御手段は、前記作業領域照明
手段から前記作業領域に照射される照明の照度は、JI
S照度基準に基づく推奨照度とし、前記周辺領域照明手
段から前記周辺領域に照射される照明の照度は、前記作
業領域の照度の1/2〜1/3の照度とし、前記全般領
域照明手段から前記全般領域に照射される照度は、前記
周辺領域の照度より低い照度となるように照度比を定
め、前記各照明手段のいずれかの照明光量を可変した際
に、前記照度比を維持して前記各照明手段の光量を可変
可能としたことを特徴とする請求項1記載の照明装置。 - 【請求項3】 前記調光制御手段で制御する前記作業領
域照明手段と前記周辺領域照明手段及び前記全般領域照
明手段からの照度比を任意に可変可能としたことを特徴
とする請求項1記載の照明装置。 - 【請求項4】 前記作業領域照明手段と前記周辺領域照
明手段とを異なる光源で構成し、又は、前記作業領域照
明手段と前記周辺領域照明手段とを同一の光源で構成
し、それらいずれかの光源を有する一体構造の照明器具
からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一
記載の照明装置。 - 【請求項5】 前記作業領域照明手段と前記周辺領域照
明手段に変えて、前記作業領域照明手段と前記周辺領域
照明手段の光源を有する前記照明器具に、前記光源から
照射される照明を反射させる反射板又は反射構造と、こ
の反射板又は反射構造は、前記作業領域の照度と前記周
辺領域の照度を可変可能とする形状又は構造を有するこ
とを特徴とする請求項4記載の照明装置。 - 【請求項6】 前記照明器具の前面に設置され、前記作
業領域照明手段と前記周辺領域照明手段の光源からの照
度を可変可能とする光量調整用レンズと、この光量調整
用レンズにより、前記照度比を調整可能としたことを特
徴とする請求項4記載の照明装置。 - 【請求項7】 居室内をパーティションで区分した作業
環境において;前記パーティション内壁に取り付けら
れ、かつパーティション内の環境照明を得るための面光
源手段と;前記作業領域照明手段で前記パーティション
内の作業領域を照明し、前記周辺領域照明手段で前記パ
ーティション内の周辺領域を照明し、かつ、前記パーテ
ィション内外の前記作業領域と前記周辺領域以外の環境
領域を前記面光源手段で照明することを特徴とする請求
項1乃至3のいずれか一記載の照明装置。 - 【請求項8】 前記面光源手段は、液晶表示素子で構成
され、映像、文字、又は図形を表示できることを特徴と
する請求項7記載の照明装置。 - 【請求項9】 前記面光源手段から照射される照明の照
度は、前記作業領域の照度の1/2〜1/3の照度であ
り、かつ、前記光量調整用の調光手段を有することを特
徴とする請求項7又は8に記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9328965A JPH11162216A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9328965A JPH11162216A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11162216A true JPH11162216A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18216105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9328965A Pending JPH11162216A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11162216A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3111725A1 (en) * | 2014-02-27 | 2017-01-04 | Philips Lighting Holding B.V. | Lighting system, controller and lighting method |
WO2023279821A1 (zh) * | 2021-07-09 | 2023-01-12 | 佛山电器照明股份有限公司 | 光环境智能调控方法、光环境智能调控系统及设备 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP9328965A patent/JPH11162216A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3111725A1 (en) * | 2014-02-27 | 2017-01-04 | Philips Lighting Holding B.V. | Lighting system, controller and lighting method |
JP2017506804A (ja) * | 2014-02-27 | 2017-03-09 | フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ | 照明システム、コントローラ及び照明方法 |
EP3111725B1 (en) * | 2014-02-27 | 2022-08-17 | Signify Holding B.V. | Lighting system and lighting method |
WO2023279821A1 (zh) * | 2021-07-09 | 2023-01-12 | 佛山电器照明股份有限公司 | 光环境智能调控方法、光环境智能调控系统及设备 |
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