JPH1116164A - 磁気記録媒体のオフトラック特性評価方法 - Google Patents

磁気記録媒体のオフトラック特性評価方法

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JPH1116164A
JPH1116164A JP16233997A JP16233997A JPH1116164A JP H1116164 A JPH1116164 A JP H1116164A JP 16233997 A JP16233997 A JP 16233997A JP 16233997 A JP16233997 A JP 16233997A JP H1116164 A JPH1116164 A JP H1116164A
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JP
Japan
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recording medium
magnetic recording
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reproducing
magnetic
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Application number
JP16233997A
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English (en)
Inventor
Masahiko Yasui
雅彦 安井
Makoto Maeda
誠 前田
Ken Akita
憲 秋田
Yoshinobu Okumura
善信 奥村
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StorMedia Inc
Original Assignee
StorMedia Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録再生ヘッドの再生能力を超える高密度記
録領域においても、磁気記録媒体のオフトラック特性を
測定して評価できる方法を提供する。 【解決手段】 記録ヘッドを用いて信号を磁気記録媒体
に記録するステップ、記録された信号のパターンを磁気
力顕微鏡を用いて再生するステップ、再生されたパター
ンについて、トラックの幅を測定するステップを有して
おり、得られた再生パターンのトラックの幅から、磁気
記録媒体のオフトラック特性を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブ装置などの記録再生装置に用いられる磁気記録媒
体の評価方法に関するものであり、特に磁気記録媒体の
オフトラック特性を測定し、評価する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ装置などの磁気
記録再生装置に用いられる磁気記録媒体は、記録再生ヘ
ッドによって入力電気信号を磁気信号に変換して記録
し、記録再生ヘッドによって記録された磁気信号を電気
信号に変換して再生を行なっている。
【0003】磁気記録媒体を評価する指標の一つにオフ
トラック特性がある。オフトラック特性とは、磁気記録
媒体(14)の周方向に書き込まれるトラックどうしの接近
度(図4参照)に関する性能を意味する。オフトラック特
性にすぐれる磁気記録媒体は、半径方向のトラック間隔
が小さいため、信号を密に記録することが可能であり、
高記録密度に対応することができる。従来、オフトラッ
ク特性の測定は、記録再生ヘッドを用いて行なわれてお
り、磁気記録媒体の周方向に信号を記録し、記録された
トラックに対して、記録再生ヘッドを水平方向に移動さ
せながら信号を再生して、再生信号のエラーレートが所
定値に達したときのヘッドとトラックとのずれる量から
求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、磁
気記録媒体の高記録密度化が急速に進められている。磁
気記録媒体の開発にあっては、磁気記録媒体の磁気特性
を観察、検査するために、対象となる高記録密度域で記
録と再生のできる記録再生ヘッドが必要となる。しかし
ながら、記録再生ヘッドの信号の記録能力と再生能力を
比較した場合、記録能力に比べて再生能力が低いという
問題がある。このため、記録再生ヘッドの信号記録能力
の上限に近い記録密度で信号を記録しても、同じ記録再
生ヘッドではその信号の再生を行なうことができない。
このように、記録再生ヘッドを用いてオフトラック特性
を測定する場合、信号再生能力よりも高い記録密度域で
は、記録再生ヘッドを用いて書き込まれた信号を記録す
ることができず、オフトラック特性を評価できない不都
合がある。
【0005】本発明の目的は、記録再生ヘッドの再生能
力を超える高密度記録領域においても、磁気記録媒体の
オフトラック特性を測定して評価できる方法を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、磁気力顕微鏡(MFM)を用いて磁気記録
媒体のオフトラック特性を評価するものであって、以下
のステップを具える。 記録ヘッドを用いて信号を磁気記録媒体に記録するス
テップ。 記録された信号のパターンを磁気力顕微鏡を用いて再
生するステップ。 再生されたパターンについて、トラックの幅を測定す
るステップ。
【0007】得られた再生パターンのトラックの幅か
ら、磁気記録媒体のオフトラック特性を測定することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。まず、オフトラック特
性を測定すべき磁気記録媒体に、記録ヘッドを用いて信
号を記録する。つぎに、磁気記録媒体に書き込まれた信
号を、磁気力顕微鏡(以下「MFM」という)を用いて再
生し、再生パターンを得る。図2は、MFMによる磁気
記録媒体の再生パターンの測定方法を説明する図であ
る。MFMは、板状のバネ(10)の先端に磁性探針(12)を
有しており、該磁性探針(12)を磁気記録媒体(14)の上で
走査して、磁性探針(12)と磁気記録媒体(14)との間に作
用する磁気力をバネ(10)の変位によって検出するもので
ある。MFMは、微小範囲での観察及び解析に用いられ
る機器であり、例えば数mm2程度の範囲を観察するの
にも、数十分乃至数時間の時間を要するため、磁気記録
媒体の全面を観察することは困難である。従って、再生
パターンの測定は、磁気記録媒体の一部にのみ実施する
ことになる。
【0009】磁気記録媒体のMFM像の再生パターンを
図1に示す。図中、縦軸はトラックの幅方向(磁気記録
媒体の半径方向)、横軸はトラックの長さ方向(磁気記録
媒体の周方向)を示している。得られた再生パターンか
ら、トラックの幅を測定することによって、磁気記録媒
体のオフトラック特性を求めることができる。
【0010】
【実施例】MFMによって測定されたオフトラック特性
の値と、実際の記録再生ヘッドを用いて測定したオフト
ラック特性の値を比較した。測定には、オフトラック特
性の異なる5種類の磁気記録媒体(供試媒体A〜E)を使
用した。信号の書込み条件及び読出し条件は次の通りで
ある。
【0011】信号書込み条件 供試媒体A〜Eに、記録再生ヘッドを用いて、該ヘッド
が再生可能な記録周波数(120kfci)で信号を書き
込んだ。
【0012】オフトラック特性測定 各供試媒体A〜Eに書き込まれた信号をMFM(Nano Sc
ope III、Digital Instruments社製)と、記録再生ヘッ
ド(MRヘッド)によって再生した。MFMによって再生
された信号パターンのトラックの幅(図1参照)を測定し
た。また、記録再生ヘッドを用いてオフトラック特性を
測定した。MFMにより測定されたオフトラック特性の
値(単位:μm)と、記録再生ヘッドによって測定された
オフトラック特性の値(単位:μm)を、縦軸がMFMに
よる測定値、横軸が記録再生ヘッドによる測定値である
グラフ(図3)上にプロットした。図3を参照すると、M
FMによるオフトラック特性の測定値と記録再生ヘッド
によるオフトラック特性の測定値は、比例関係にあるこ
とがわかる。つまり、従来の記録再生ヘッドによる測定
に代えて、MFMを用いた本発明の方法によって、オフ
トラック特性を測定できることがわかる。なお、記録再
生ヘッドで再生を行なうことができない高記録密度域に
おけるオフトラック特性の測定値を、記録再生ヘッドで
の測定値と同じディメンジョンで比較し評価する場合に
は、予め記録再生ヘッドにより測定可能な記録密度域に
おいてMFMと記録再生ヘッドを用いてオフトラック特
性を測定しておき、高記録密度域でのオフトラック特性
をMFMにより測定して、その比例関係に基づいて記録
再生ヘッドによるオフトラック特性の値に換算すればよ
い。
【0013】
【発明の効果】本発明の測定方法によれば、記録再生ヘ
ッドの信号再生能力よりも高い密度で記録された磁気記
録媒体に対しても、磁化強度の測定能力にすぐれる磁気
力顕微鏡(MFM)を用いてオフトラック特性を測定し、
評価することができる。本発明の測定方法は、所望の高
記録密度域での再生能力を有する記録再生ヘッドがなく
ても、オフトラック特性を測定して磁気記録媒体の評価
を行なうことができるから、磁気記録媒体の開発に利用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MFMの信号再生パターンを示す図である。
【図2】MFMの測定原理を示す説明図である。
【図3】MFMによるオフトラック特性の測定値と、記
録再生ヘッドによるオフトラック特性の測定値との関係
を示すグラフである。
【図4】トラックどうしの距離を示す説明図である。
【符号の説明】
(10) バネ (12) 磁性探針 (14) 磁気記録媒体
フロントページの続き (72)発明者 秋田 憲 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 奥村 善信 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 株式会社クボタ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを用いて磁気記録媒体に信号
    を記録するステップ、 記録された信号のパターンを磁気力顕微鏡を用いて再生
    するステップ、 再生されたパターンについて、トラックの幅を測定する
    ステップ、を有しており、得られた再生パターンのトラ
    ックの幅から、磁気記録媒体のオフトラック特性を評価
    することを特徴とする磁気記録媒体のオフトラック特性
    評価方法。
JP16233997A 1997-06-19 1997-06-19 磁気記録媒体のオフトラック特性評価方法 Pending JPH1116164A (ja)

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JP16233997A JPH1116164A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 磁気記録媒体のオフトラック特性評価方法

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JP16233997A JPH1116164A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 磁気記録媒体のオフトラック特性評価方法

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JPH1116164A true JPH1116164A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15752684

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JP16233997A Pending JPH1116164A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 磁気記録媒体のオフトラック特性評価方法

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JP (1) JPH1116164A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100683809B1 (ko) * 2004-04-09 2007-02-16 엘지전자 주식회사 공조기용 송풍장치
JP2009080868A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Hoya Corp 磁気ディスクの評価方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100683809B1 (ko) * 2004-04-09 2007-02-16 엘지전자 주식회사 공조기용 송풍장치
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