JPH11158987A - 汚泥・ゴミ等の流出抑制型側溝構造及び汚泥等の焼却灰添加型コンクリート二次製品の製造方法並びにコンクリート構築物の施工方法 - Google Patents

汚泥・ゴミ等の流出抑制型側溝構造及び汚泥等の焼却灰添加型コンクリート二次製品の製造方法並びにコンクリート構築物の施工方法

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JPH11158987A
JPH11158987A JP33937897A JP33937897A JPH11158987A JP H11158987 A JPH11158987 A JP H11158987A JP 33937897 A JP33937897 A JP 33937897A JP 33937897 A JP33937897 A JP 33937897A JP H11158987 A JPH11158987 A JP H11158987A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚泥・ゴミ等の河川や海洋への流出を抑制で
きる側溝構造と、有害物質の滲出が防止される焼却灰添
加型コンクリート二次製品の製造方法およびコンクリー
ト構築物の施工方法を提供する。 【解決手段】 新設または既設の側溝の途中に桝を挿入
し、上面側が開口された汚泥等の堆積用袋体を該桝に着
脱可能に取り付け、汚泥等が堆積した袋体を桝から撤収
して焼却処理する。焼却灰添加のコンクリートで成型ま
たは施工したコンクリート二次製品またはコンクリート
構築物の表面を、焼却灰中の有害物質が透過しない材料
で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、降雨水によって
土砂や汚泥・ゴミ等の汚染物質が河川や海洋に流出する
のを抑制するための側溝構造と、ゴミや下水汚泥の焼却
処理時に発生する焼却灰を添加調製したフレッシュコン
クリートを利用してコンクリート二次製品を製造した
り、コンクリート構築物を施工するときに、焼却灰中の
有害物質を自然環境内に滲出させないための方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】 道路の側溝あるいは地中埋設の雨水管
に流入する土砂・ゴミ等はほとんど河川を経て海洋に流
出されるか、あるいはその一部は側溝の底部・雨水管の
底部・河川の河床に堆積されている。
【0003】これら堆積される土砂・ゴミ等は不定期的
に道路管理者が除去作業を行うか、あるいは地方の市町
村の一部の地区単位毎にボランティア的に毎年数回除去
作業が行われているが、ほとんどが全くといってよい程
放置されている。また、除去作業で取り除かれた汚泥・
ゴミ等は、他の場所に捨てられるか、一部焼却されるか
の処理がなされている。
【0004】除去作業は、バキュームによる吸引方法あ
るいは高圧水による洗浄方法、人力による方法等が一般
的である。側溝底部からの除去に当たり、40kg以上
のコンクリート製の蓋を側溝用ブロックから取り外す作
業は、蓋と側溝用ブロックとの間に土砂がつまっている
ため、取り外し作業に難儀している。
【0005】また、雨水を速やかに排除させることと土
砂等を堆積させないことをうたい文句にして、一連に接
合されて側溝を構成する側溝用ブロックの底版コンクリ
ートを所要の導水勾配にあわせて現場打設し、上流側端
部から下流端部に向けて下がり傾斜に形成する可変勾配
方式の側溝が普及している。
【0006】しかしながら実際には底版コンクリートの
上面部が必ずしも均一に仕上げられず、凹凸部が残され
てしまうため、この凹凸部にヘドロが滞留し易く、これ
らが流過抵抗として作用して排水機能を低下させるとと
もに、さらに堆積を促進させる原因になっている。
【0007】排水機能の回復には、汚泥・ゴミ等を除去
する必要があるが、この可変勾配型側溝の場合、側溝用
ブロックの上面開口部が狭いので、作業が容易でなくて
長時間を要し、中途半端に放置されることが多いため、
悪臭を放ち不衛生である。常時側溝内には水が流れてい
ないため、堆積されている汚泥から悪臭が発散し、環境
に悪影響を与えている。また、底版部が一体的にコンク
リート打設されているため、地盤沈下・地震などによる
変動で崩壊した場合の復旧の手間がかかり、再利用がで
きない欠点を有している。
【0008】現在、都市ゴミ等の焼却によって発生する
焼却灰の有効利用がさまざまな方面で議論され、一部利
用されているが、焼却灰に含まれる有害物質の問題もあ
り、安全で効果的な利用方法がないのが現状である。前
記のように側溝から回収された汚泥・ゴミ等の焼却処理
でも同じ問題がある。有害物質の環境への悪影響を防止
する手段として、設備更新あるいはその他の方法が考え
られるが、多大な設備投資と管理費用をもってしても完
全に除去することは困難といわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、新設の側溝のみならず必要に応じて既設の側溝
にも適用でき、側溝に流入する土砂および土砂に付着し
ている汚染物質、あるいはさまざまな物質からなるゴミ
等が、河川や海洋へ流出するのを抑制できる側溝構造を
提供することである。本発明の別の目的は、桝内の袋体
に捕捉された汚泥・ゴミ等を人力または小型クレーン付
トラックなどによって吊り上げ、容器等に収納して焼却
場に持ち込み焼却処理するか、あるいは他の方法で再資
源として活用する側溝構造を提供することである。本発
明の更に別の目的は、側溝からの回収汚泥等と都市ゴミ
等の焼却処理によって発生する焼却灰を資源再利用の手
段の一つとしてフレッシュコンクリート製造時に砂の全
部又は一部の代替として利用する際、焼却灰中の有害物
質の滲出を防止してコンクリート二次製品またはコンク
リート構築物を得る方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の道路構造では、新
設または既設の側溝の途中に桝1を挿入し、上面側が開
口された汚泥等の堆積用袋体2を桝1に着脱可能に取り
付ける。この袋体2は一枚構成あるいは複数枚の重ね構
成とすることができ、必要に応じて交換可能とする。袋
体2が複数枚に重ねられるとき、外側の1枚目4は完全
な防水素材で構成し、外から2枚目以降5は網目に加工
された素材で構成することができる。桝1の下流側端部
には、浮きゴミの流出防止のために格子型または網型の
堰板6を着脱可能に取り付けることができる。
【0011】袋体2内に堆積した汚泥・ゴミ等は袋体2
ごと桝1からクレーン等の吊り上げ装置8で吊り上げて
から、運搬容器9に収納し、焼却処分することができ
る。袋体2の滞留水となる上澄水は、桝1の側壁から地
中埋設の雨水下水管56もしくは土中に排水させること
ができる。
【0012】桝1、側溝用ブロック3または蓋板57の
吊り上げ金具25の接続部分24に自発光性あるいは反
射光性のキャップ54を取り付けること、あるいはガラ
スビーズ入り塗料または蛍光塗料を充填することができ
る。側溝用ブロック3の上面部または蓋板57には、自
発光性、蓄光性または反射光性の発光テープ58ないし
発光板、あるいは太陽光発電利用の発光体を設けること
ができる。
【0013】桝1から回収した汚泥等や都市ゴミ等の焼
却灰を添加して調製されたフレッシュコンクリート29
を用いてコンクリート二次製品を製造したり、コンクリ
ート構築物を施工するときには、焼却灰中の有害物質が
透過しない樹脂その他の材料で作製された型枠27にフ
レッシュコンクリート29を充填して成形し、投入口も
ふくめて全面を当該不透過性材料で覆うものとする。ま
た、焼却灰中の有害物質が透過しない樹脂等の材料で作
製した覆い部材28によってコンクリート二次製品また
はコンクリート構築物の全面を覆うこともでき、この場
合には、フレッシュコンクリート29と金属製型枠30
によって成型されたコンクリート二次製品または施工さ
れたコンクリート構築物31の表面に、後工程で覆い部
材28を接着剤で接着することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】 本発明の側溝構造の基本形態
は、図1から図3に示したように汚泥・ゴミ等の堆積用
袋体2を収容した桝1の左右両側に下流側の側溝用ブロ
ック3と上流側の側溝用ブロック3を配置した構造であ
る。桝1の基本型は図10と図11に示したように直方
体形状であり、箱形の堆積部7が側溝用ブロック3の底
部3aより下方に突き出している。桝1の幅・長さは接
続される側溝用ブロック3との関係から決定される。桝
1の深さは、側溝ラインの延長距離及び降雨水の流入量
・流出速度・道路の幅員等により決定されるが、少なく
とも30cm以上が望増しい。桝1の配置間隔も側溝ライ
ンの延長距離及び降雨水の流入量・流出速度・道路の幅
員等により決定される。
【0015】桝1に取り付けられる袋体2は、図27と
図28に示したように合成繊維を素材とした堅牢な直方
体状の縫製品であり、一枚構成の単袋の場合には完全防
水性能をもったものとする。図29と図30に示したよ
うに堆積用袋体2は外側の袋体4の内側に一枚の袋体5
を重ねた複袋とすることができ、また図31と図33に
示したように内側の袋体5を二枚または二枚以上とした
複袋とすることもできる。複袋構成の場合には、流入し
て来た浮きゴミを捕足して流出を防止するため、内側の
袋体5は網目形の素材で縫製される。内側の袋体5は最
も外側の袋体4と同一材質又はその他の材質からなる。
上流側から桝1に直接流入するゴミ等を捕捉して下流に
流出するのを抑制する機能を高めるために、内側の袋体
5は外側の袋体4に比べ、桝1の内壁面に取付ける上端
部ではほぼ同一の寸法とするも、底面部ではそれぞれ5
cm以上の小さめの寸法とする。内側の袋体5を複数枚
使用した場合でも、各袋体5,5の底面部間には同様な
間隔が設定されるのが望ましい。図33に示したように
内側の袋体5の高さは、外側の袋体4の高さとほぼ同じ
にすることもでき、あるいは図34に示したように外側
の袋体4の高さの半分程度に低くすることもできる。
【0016】図35図と図36に示したように内側の袋
体5は格子状編み目に形成し、内側に来る袋体5の編み
目が粗目(図36)となり、外側に来る袋体5の網み目
が細目(図35)となるように変化させることにより、
流失抑制効果をより高めることができる。袋体5は、図
37と図38に示したように斜織状の編み目とすること
もでき、この場合でも編み目の大きさは内側から外側に
来るほど小さく変化させるのが望ましい。内側の袋体5
は全面を編み目に形成することもできるが、図30と図
32に示したように周辺角部分を網め目としないで、素
材のままとすることもできる。
【0017】図12と図13に示したように桝1に袋体
2を取り付けるに当たっては、桝1の前後左右の各内壁
面の所要箇所にナット型インサート10を桝1の成型時
に埋設して置き、袋体2の前後左右の各面部の周縁部に
設けた穴2aからボルト13をナット型インサート10
にねじ込む。袋体2の前後各面部においては、ボルト1
3はコ字状の座金板11の穴に通され、袋体体2の左右
各面部においては、ボルト13は円形座金板12の穴に
通され、各座金板11,12を介してのボルト締め付け
によって、袋体2は桝1に剥離しないように堅固に固着
される。
【0018】新設の側溝の場合、図16と図17に示し
たように設計によって定められた幅と深さの溝部69を
上流側起点または下流側終点あるいは起点と終点の途中
から設置対象の道路地盤に掘削する。該掘削溝部69の
底部には図14と図15に示したようにクラッシャーラ
ン層51と砂層50が設けられる。このようにして布設
準備がなされたところに所要個数の側溝用ブロック3,
3が順次吊り下げられて、据え付け設置され、溝部69
の残余空間に土砂が埋め戻される。この側溝用ブロック
3,3の布設過程において、側溝ラインの長さや流域の
状況に応じて単基あるいは複数基の袋体体2付き桝1
が、2個の側溝用ブロック3,3の間に挿入される。桝
1が据え付けられる部分の溝部69は一段深く掘り下げ
られ、該底部にもクラッシャーラン層51と砂層50が
設けられる。このようにして布
【0019】図1と図2に示した側溝構造では、袋体付
き桝1の上流側の側溝用ブロック3と下流側の側溝用ブ
ロック3の高さは同一であり、上流側と下流側の各側溝
用ブロック3,3の底部3a,3aはいずれも平坦に形
成されている。図10と図11に詳細に示したように、
桝1の下流側端部には前後と左の各内面部にかけてU字
状の受溝1aが縦方向に設けられ、該受溝1aには浮き
ゴミの流出防止のための網型または格子型の堰板6が着
脱自在に嵌め落される。汚泥・ゴミ等の桝1への引き込
みをスムーズに行わせるためには、同一高さレベルまた
は異なる高さレベルに配置した上流側の側溝用ブロック
3の底部3aと下流側の側溝用ブロック3の底部3aの
一方または双方を下り勾配に形成し、流速を増加させる
のが望ましい。この下り勾配は5%から10%程度が好
ましいが、側溝ラインの導水勾配、桝1の配置間隔、道
路や歩道の幅員等の周囲の環境条件によって適宜決定さ
れる。
【0020】図3に示した側溝構造では、袋体付き桝1
の上流側の側溝用ブロック3と下流側の側溝用ブロック
3の高さは同一であり、上流側の側溝用ブロック3の底
部3aは下流側に向かって下り勾配に形成されている
が、下流側の側溝用ブロック3の底部3aは平坦に形成
されている。図4に示した側溝構造では、袋体付き桝1
の上流側の側溝用ブロック3の高さは下流側の側溝用ブ
ロック3の高さよりも低いが、上流側の側溝用ブロック
3は下流側の側溝用ブロック3よりも高いレベルに設定
されており、上流側の側溝用ブロック3の底部3aは平
坦に形成されているが、下流側の側溝用ブロック3の底
部3aは下り勾配に形成されている。図5に示した側溝
構造では、袋体付き桝1の上流側の側溝用ブロック3の
高さは下流側の側溝用ブロック3の高さよりも低いが、
上流側の側溝用ブロック3は下流側の側溝用ブロック3
よりも高いレベルに設定されており、上流側と下流側の
各側溝用ブロック3,3の底部3a,3aはいずれも下
り勾配に形成されている。
【0021】図6に示した側溝構造では、袋体付き桝1
の上流側の側溝用ブロック3の高さは下流側の側溝用ブ
ロック3の高さよりも低いが、上流側の側溝用ブロック
3は下流側の側溝用ブロック3よりも高いレベルに設定
されており、上流側と下流側の各側溝用ブロック3,3
の底部3a,3aはいずれも平坦に形成されている。桝
1の下流側端部には前後と左の各内面部にかけてU字状
の受溝1aが縦方向に設けられ、該受溝1aには浮きゴ
ミの流出防止のための網型または格子型の堰板6が着脱
自在に嵌め落される。図7に示した側溝構造では、袋体
付き桝1の上流側の側溝用ブロック3の高さは下流側の
側溝用ブロック3の高さよりも低いが、上流側の側溝用
ブロック3は下流側の側溝用ブロック3よりも高いレベ
ルに設定されており、上流側の側溝用ブロック3の底部
3aは下り勾配に形成されているが、下流側の側溝用ブ
ロック3の底部3aは平坦に形成されている。桝1の下
流側端部には前後と左の各内面部にかけてU字状の受溝
1aが縦方向に設けられ、該受溝1aには浮きゴミの流
出防止のための網型または格子型の堰板6が着脱自在に
嵌め落される。
【0022】図8に示した側溝構造では、袋体付き桝1
の上流側の側溝用ブロック3の高さは下流側の側溝用ブ
ロック3の高さよりも低いが、上流側の側溝用ブロック
3は下流側の側溝用ブロック3よりも高いレベルに設定
されており、上流側の側溝用ブロック3の底部3aは平
坦に形成されているが、下流側の側溝用ブロック3の底
部3aは下り勾配に形成されている。桝1の下流側端部
には前後と左の各内面部にかけてU字状の受溝1aが縦
方向に設けられ、該受溝1aには浮きゴミの流出防止の
ための網型または格子型の堰板6が着脱自在に嵌め落さ
れる。図9に示した側溝構造では、袋体付き桝1の上流
側の側溝用ブロック3の高さは下流側の側溝用ブロック
3の高さよりも低いが、上流側の側溝用ブロック3は下
流側の側溝用ブロック3よりも高いレベルに設定されて
おり、上流側と下流側の各側溝用ブロック3,3の底部
3a,3aはいずれも下り勾配に形成されている。桝1
の下流側端部には前後と左の各内面部にかけてU字状の
受溝1aが縦方向に設けられ、該受溝1aには浮きゴミ
の流出防止のための格子型または網型の堰板6が着脱自
在に嵌め落される。
【0023】汚泥・ゴミ等の堆積用袋体2が収容された
桝1の上面開口部は蓋23によって閉塞される。蓋23
は桝1の蓋掛け段部1bに支持される。側溝用ブロック
3,3同士の継手部、および側溝用ブロック3と桝1の
継手部には、地震・自動車等の通過時の振動による剥
離、脱落を防止するために、通常行われている目地モル
タルに変えて、図18から図20に示したように定型ゴ
ムシール14又は樹脂系の充填目地材が施されている。
また継手部の補強が必要な場合には、地盤や荷重等を勘
案して図21に示すようなジョイント金具等が使用され
る。図21の補強継手構造では、連絡接合板62の左右
各端部がボルト61,63によって側溝用ブロック3の
接合端部と桝1の接合端部の上部に接続され、同じボル
ト61によって筋交い部材60の上端部が側溝用ブロッ
ク3の接合端部に接合され、筋交い部材60の下端部が
ボルト59によって桝1の接合端部の下端部に接続され
ている。前記各ボルト59,61,63は桝1や側溝用
ブロック3の埋設されたナット型インサートにねじ込ま
れる。このような補強継手構造を使用することによっ
て、従来行われていた砕石等の締め固め、さらにその上
に基礎コンクリートの打設する等の工程を省略すること
ができ、工事期間の短縮、省スペース化、省人化、省力
化を実現することができる。
【0024】側溝構造の完成後は、定期的に点検し、汚
泥やゴミ等の堆積状況に応じて袋体2を桝1から取り出
し、焼却処理するのが望ましい。袋体2の取り出しに
は、図22に示したように小型クレーン8付きのトラッ
ク70を桝1の近傍に停車させ、前記ボルト13を外す
ことによって桝1に対する固定を解除した袋体2を吊り
上げる。袋体2のボルト穴2aに通されたロープ71
は、クレーン8から繰り出されたワイヤーロープ64の
先端フック72に連結環73を介して掛け下げられる。
吊り上げた袋体2をトラック70に搭載した容器9に収
納して焼却場に持ち込み、都市ゴミ等と同様に焼却処理
する。汚泥等と一緒に袋体2が取り出された後の桝1に
は、新たに袋体2が取り付けられる。これを定期的に繰
り返し行うことで常に側溝内をきれいに保つことができ
る。
【0025】また、既設側溝において汚泥・ゴミ等の流
出抑制機能を持たせるには、図23から図26に示した
ように任意の位置に布設されている側溝用ブロック3を
1本または2〜3本取り外し、小型バックホー等で所定
深さ間で掘削して、桝1の据え付け用空間68を作り出
す。図25に示したように該空間68の底部基礎をクラ
ッシャーラン層51と砂層50によって再処理した後、
図26に示したように新設側溝の場合と同様にして桝1
を設置し、一次埋め戻しを良く突き固めながら行なう。
次に袋体2を桝1に収容してボルト13で取り付け、下
流側端部すなわち流出口側に堰板6を取り付ける。地域
の条件によっては、浮きゴミ流出用区政用の格子蓋棚を
設置する。
【0026】このようにして完成された汚泥等の流出抑
制機能付き側溝構造では、降雨時に側溝用ブロック3や
蓋板57に設けられた排水用通水口57aを経由して、
側溝内に降雨水と一緒に流入した土砂・ゴミ等は、計画
流速で流下する。土砂・ゴミ等が側溝底部に滞留するの
を防止するための導水勾配が取りにくい地域や地形にお
いては、図3、図5、図7、図9に示したように袋体付
き桝1の上流側に底部3aが2%以上の下り勾配を有す
る側溝用ブロック3を敷設し、これによって流速の変化
を生じさせることでゴミ等の滞留を防止することができ
る。側溝ラインの布設距離にもよるが、通常は側溝ライ
ンの終末や端末部に袋体付き桝1を1基設置するだけで
は十分な流出抑制効果は期待できない。すなわち、土砂
やゴミ等は側溝ラインの延長上の全面から流入するので
あるから、必要に応じて例えば10m〜30m毎に敷設
することが望ましい。これによって河川や海洋への流出
がより確実に抑制される。
【0027】図39から図41に示した側溝構造では、
桝1の堆積部7の側壁部には上澄み滞留水のレベルに排
水孔15が内外に貫通して設けられ、袋体2の側面部に
は排水孔15に挿入された排水パイプ17の取付孔16
を設けてある。排水パイプ17の先端は図42から図4
4に示したように雨水本管56に接続されている。これ
によって、上澄み滞留水は雨水本管56へスムーズに排
水処理され、ゴミ等の補足機能を促進させる。図45と
図46に示した側溝構造では、前記排水孔15には土中
浸透パイプ74が挿入され、袋体2と接合固着18され
ている。これによって上澄み滞留水は地盤中に直接、浸
透排除される。図47から図49に示した側溝構造で
は、土中浸透パイプ74が半球網状の防護カバー19に
よって包囲され、閉塞から防護されている。
【0028】図50と図51および図54から図56に
示した側溝構造では、桝1および側溝用ブロック3の布
設作業の能率を上げるために、内面にねじ山を設けた円
筒状の接続金具24をアンカー鉄筋65に連結した状態
でこれら製品の成形時に埋設し、吊り上げ装置8のロー
プ64の先端に設けた吊り上げ金具25を該接続金具2
4にねじ込み連結する。従来、吊り上げ用金具は側面に
取り付けられていたため、水糸が障害となり布設能率を
著しく損なっていたが、製品の天端に吊り上げ金具25
が配置されることによって、この問題を解決することが
できる。桝1や側溝用ブロック3の据え付け後、吊り上
げ金具25は接続金具24から取り外される。
【0029】図52と図53に示した側溝構造では、桝
1の側壁部上面に接続金具24が埋設され、接続金具2
4から吊り上げ金具25を外した後の空所には、ゴムパ
ッキン55が所定深さまで押し込まれ、ゴムパッキン5
5の上側空間にガラスビーズ入り塗料または蛍光塗料5
4を充填してある。パッキン55の使用によって塗料5
4の充填量を最小にとどめることができる。図54から
図56に示した側溝構造では、落蓋型側溝用ブロック3
の側壁部上面に接続金具24が埋設され、接続金具24
から吊り上げ金具25を外した後の空所には、ゴムパッ
キン55が所定深さまで押し込まれ、ゴムパッキン55
の受け側空間にはガラスビーズ入り塗料または蛍光塗料
54を充填してある。図57から図59に示した側溝構
造では、可変勾配型側溝用ブロック3の梁部上面に接続
金具24が埋設され、接続金具24から吊り上げ金具2
5を外した後の空所には、ゴムパッキン55が所定深さ
まで押し込まれ、ゴムパッキン55の受け側空間にはガ
ラスビーズ入り塗料または蛍光塗料54を充填してあ
る。図60に示した側溝構造では、落蓋型側溝用ブロッ
ク3の蓋板57の上面部に接続金具が埋設され、該接続
金具から吊り上げ金具を外した後の空所には、自発光性
あるいは反射光性のキャップ26を埋め込み状に取り付
けてある。
【0030】図61に示した側溝構造では、可変勾配型
側溝用ブロック3の側壁部上面と蓋板57の上面部に接
続金具が埋設され、該接続金具から吊り上げ金具を外し
た後の空所には、自発光性あるいは反射光性のキャップ
26を埋め込み状に取り付けてある。図70と図71に
示した側溝構造では、桝1の側壁部上面に接続金具24
が埋設され、接続金具24から吊り上げ金具25を外し
た後の空所には、自発光性あるいは反射光性のキャップ
26を埋め込み状に取り付けてある。図84から図89
に示した側溝構造では、落蓋型側溝用ブロック3の側壁
部上面と蓋板57の上面に自発光性、蓄光性または反射
光性の発光テープ58ないし発光板、あるいは太陽光発
電利用の発光体を設けてある。図90から図94に示し
た側溝構造では、可変勾配型側溝用ブロック3の梁部上
面と蓋板57の上面に自発光性、蓄光性または反射光性
の発光テープ58ないし発光板、あるいは太陽光発電利
用の発光体を設けてある。
【0031】このように発光手段を備えた、これらの側
溝構造では、夜間にあっては、歩行者やドライバーの路
側位置を明確に示すことができ、交通安全上好ましいも
のとなる。前記したガラスボーズ入り塗料や蛍光塗料の
充填部54、自発光性ないし反射光性キャップ26、発
光テープ58等は、側溝用ブロック3や蓋板57の全て
に連続的に設けることには限定されず、適当な間隔を置
いて非連続的に設けることもできる。また、新設の側溝
だけでなく、既設の側溝においても蓋板のみをこれら発
光手段を備えたものに交換することによって、道路の境
界表示を明確に行うことができる。
【0032】汚泥等の焼却灰を資源として有効に再利用
する場合には、砂等の細骨材の全部または一部の代替材
料として焼却灰を調合添加し、図64と図65に示した
ようにミキサー66でフレッシュコンクリート29を製
造する。この焼却灰には都市ゴミ等の焼却灰を用いるこ
ともできる。図66と図67に示したように焼却灰中の
有害物質が透過せず、水密性と気密性に優れた樹脂等の
材料で成型された型枠27を図68と図69に示したよ
うな金属製外型枠30内に嵌め込み、この不透過性型枠
27内に前記フレッシュコンクリート29を投入充填
し、該型枠27と一体化させて養生硬化させる。所要強
度まで硬化した後、コンクリート投入口以外の面が全て
有害物質不透過性材料によって被覆された製品を金属性
外型枠30から脱型させ、図64と図65に示したよう
に有害物質不透過性材料で作製した覆い部材28を接着
剤で水密に接合することによって、前記型枠27のコン
クリート投入口を閉塞する。これによって土中あるいは
気中にあっても、焼却灰添加型コンクリート二次製品か
らの有害物質の滲出が防止される。
【0033】なお、有害物質不透過性材料で構成される
型枠27は、必ずしも一体成型されたものでなくてもよ
く、複数に分割して成型した部品を工場において接着し
て組立使用することもできる。また、焼却灰添加のフレ
ッシュコンクリート29を通常の金属製型枠に投入充填
してコンクリート二次製品を製造した後、後工程とし
て、有害物質不透過性材料よりなる覆い部材を製品全面
に接着剤で接合することもできる。通常の方法で成型さ
れたコンクリート二次製品を前記有害物質不透過性型枠
27に嵌め込み、型枠27と製品間の隙間に膨張性のセ
メントペーストあるいはその他の接着剤を注入すること
により、型枠27とコンクリート本体を一体化すること
もできる。
【0034】焼却灰を細骨材の全部または一部として再
利用したフレッシュコンクリート29によって擁壁等の
コンクリート構築物31を施工する場合には、図72と
図73に示したようにフレッシュコンクリート29で所
要のコンクリート構築物31を築造した後、後工程とし
て、有害物質不透過性材料よりなる覆い部材28をコン
クリート構築物31の表面に接着剤で接合する。これに
よって土中あるいは気中にあっても、焼却灰添加型コン
クリート構築物からの有害物質の滲出が防止される。何
らかの作用で覆い部材28が破損したり破脱した場合に
は、図74から図76に示したように破損部分32を有
害物質不透過性材料からなる補修用部材33を包囲し、
該補修用部材33を接着剤で接着した後、補修用部材3
3の適所に設けた注入孔からモルタルを充填することで
解決できる。
【0035】本発明の汚泥等の堆積用袋体2は、図77
と図78に示したような丸形の雨水桝36、および図7
9と図80に示したような角形の雨水桝35にも適用す
ることができる。また、図81と図82に示したような
歩車道境界ブロック66と組み合わせた角形の雨水桝3
7に本発明の堆積用袋体2を装着することもでき、、歩
車道境界ブロック66の上面通水口には格子蓋67が嵌
められている。図83は焼却灰添加のフレッシュコンク
リート29を用いて桝37を製造する別の方法を示して
おり、金属製型枠によって通常通り成型された桝37
は、有害物質不透過性材料からなる内側型枠27Aと、
同じく有害物質不透過性材料からなる外側型枠27Bの
間の空間に嵌め込まれ、内側型枠27Aおよび外側型枠
27Bと製品との間の隙間に膨張性のセメントペースト
あるいはその他の接着剤を注入することにより、内外の
型枠27A,27Bとコンクリート本体を一体化する。
【0036】
【発明の効果】 以上のように本発明の側溝構造では、
新設または既設の側溝の途中に桝1を挿入し、上面側が
開口された一枚構成または複数枚構成の堆積用袋体2を
桝1に着脱可能に取り付けたので、降雨水によって側溝
に流入した土砂やゴミ等が袋体2に堆積することにな
り、河川や海洋への流出が的確に抑制される。桝1の下
流側に格子型または網型の堰板6を装着したときには、
浮きゴミの流出防止がより的確になされる。
【0037】袋体2に堆積した汚泥・ゴミ等は吊り上げ
装置8で桝1から取り出して運搬容器9に収納し、適当
な焼却処理場で焼却処分することによって、都市ゴミ等
の焼却灰とともにコンクリートの細骨材資源として有効
利用される。焼却灰を添加したフレッシュコンクリート
29で成型されたコンクリート二次製品、または該フレ
ッシュコンクリート29で施工されたコンクリート構築
物31の表面部は、焼却灰中の有害物質が透過しない材
料で作製された型枠27や覆い部材28で被覆されてい
るため、有害物質が滲出して環境汚染を招くことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る側溝構造の平面図
である。
【図2】 図1の側溝構造の正面図である。
【図3】 本発明の別の実施例に係る側溝構造の正面
図である。
【図4】 本発明の更に別の実施例に係る側溝構造の
正面図である。
【図5】 本発明の更に別の実施例に係る側溝構造の
正面図である。
【図6】 本発明の更に別の実施例に係る側溝構造の
正面図である。
【図7】 本発明の更に別の実施例に係る側溝構造の
正面図である。
【図8】 本発明の更に別の実施例に係る側溝構造の
正面図である。
【図9】 本発明の更に別の実施例に係る側溝構造の
正面図である。
【図10】 本発明の側溝構造に用いる袋体体付き桝の
左側面図である。
【図11】 図10の袋体体付き桝の正面図である。
【図12】 図10の桝の袋体取付方法を示す要部拡大
図である。
【図13】 図10の桝の袋体収容過程を示す斜視図で
ある。
【図14】 図10の袋体付き桝の据付状態を示す左側
面図である。
【図15】 図10の袋体付き桝の据付状態を示す正面
図である。
【図16】 本発明の側溝構造を布設するための溝部の
横断面図である。
【図17】 図16の溝部の長手方向に沿った断面図で
ある。
【図18】 本発明の側溝構造に用いる定型シール材の
正面図である。
【図19】 図18の定型シール材を装着した側溝用ブ
ロックの左側面図である。
【図20】 図19の側溝用ブロックの接合端部の平面
図である。
【図21】 補強継手構造を使用した本発明の側溝構造
の正面図である。
【図22】 堆積された汚泥・ゴミ等を袋体ごと撤去す
る状態を示す正面図である。
【図23】 本発明が適用される既設の側溝の一例を示
す平面図である。
【図24】 図23の既設側溝の正面図である。
【図25】 図23の既設側溝から任意の側溝用ブロッ
クを除去した状態の正面図である。
【図26】 図25の既設側溝の空所に袋体付き桝を据
え付けた状態の正面図である。
【図27】 本発明の側溝構造に使用される単袋構成と
した堆積用袋体の左側面図である。
【図28】 図27の袋体の正面図である。
【図29】 本発明の側溝構造に使用される二重の複袋
構成とした堆積用袋体の左側面図である。
【図30】 図29の袋体の正面図である。
【図31】 本発明の側溝構造に使用される三重の複袋
構成とした堆積用袋体の左側面図である。
【図32】 図31の袋体の正面図である。
【図33】 三重の複袋構成の堆積用袋体において外側
の袋体と内側2枚の袋体の高さをほぼ揃えたときの左側
面図である。
【図34】 三重の複袋構成の堆積用袋体において外側
の袋体の高さに対して内側2枚の袋体の高さを約半分程
としたときの左側面図である。
【図35】 本発明の側溝構造の堆積用袋体において内
側の袋体素材として使用される格子状編み目のメッシュ
材(細目)の例を示す正面図である。
【図36】 本発明の側溝構造の堆積用袋体において内
側の袋体素材として使用される格子状編み目のメッシュ
材(粗目)の例を示す正面図である。
【図37】 本発明の側溝構造の堆積用袋体において内
側の袋体素材として使用される斜織り状編み目のメッシ
ュ材(細目)の例を示す正面図である。
【図38】 本発明の側溝構造の堆積用袋体において内
側の袋体素材として使用される斜織り状編み目のメッシ
ュ材(粗目)の例を示す正面図である。
【図39】 本発明の側溝構造に使用される堆積用袋体
の別の例を示す正面図であり、排水パイプの取付孔を側
面部に有する。
【図40】 図39の袋体を使用した桝の左側面図であ
る。
【図41】 図40の袋体付き桝の正面図
【図42】 図40の袋体付き桝に排水パイプを介して
雨水本管を接続したときの平面図である。
【図43】 図40の袋体付き桝に排水パイプを介して
雨水本管を接続したときの正面図である。
【図44】 図40の袋体付き桝に排水パイプを介して
雨水本管を接続したときの左側面図である。
【図45】 本発明の側溝構造に使用される袋体付き桝
の更に別の例を示す左側面図であり、上澄み滞留水の土
中浸透用パイプが装着されている。
【図46】 図45の袋体付き桝の正面図である。
【図47】 本発明の側溝構造の更に別の例を示す平面
図であり、袋体付き桝の土中浸透用パイプには網状の保
護カバーが装着されている。
【図48】 図47の側溝構造の正面図である。
【図49】 図47の側溝構造の左側面図である。
【図50】 本発明の側溝構造に使用される袋体付き桝
の更に別の例を示す左側面図であり、側壁部上面に吊り
上げ金具の接続金具が埋設されている。
【図51】 図50の袋体付き桝の据付過程を示す正面
図である。
【図52】 図50の袋体付き桝の据付後の左側面図で
あり、接続金具の空所には蛍光塗料が充填されている。
【図53】 図52の袋体付き桝の正面図である。
【図54】 本発明の側溝構造に使用される落蓋型側溝
用ブロックの例を示す左側面図であり、側壁部に吊り上
げ金具の接続金具が埋設されている。
【図55】 図54の側溝用ブロックの要部断面図であ
る。
【図56】 図54の側溝用ブロックの正面図であり、
接続金具の空所にはガラスビーズ入り塗料が充填されて
いる。
【図57】 本発明の側溝構造に使用される可変勾配型
側溝用ブロックの例を示す左側面図であり、側壁部に吊
り上げ金具の接続金具が埋設されている。
【図58】 図57の側溝用ブロックの要部断面図であ
る。
【図59】 図57の側溝用ブロックの正面図であり、
接続金具の空所にはガラスビーズ入り塗料が充填されて
いる。
【図60】 本発明の側溝構造の別の例を示す平面図で
あり、落蓋型側溝用ブロックの側壁部と蓋板に設けた接
続金具の空所には、発光性キャップが嵌め込まれてい
る。
【図61】 本発明の側溝構造の別の例を示す平面図で
あり、可変勾配型側溝用ブロックの側壁部と蓋板に設け
た接続金具の空所には、発光性キャップが嵌め込まれて
いる。
【図62】 本発明の焼却灰添加型コンクリート二次製
品の製造方法に使用される有害物質不透過性覆い部材の
左側面図である。
【図63】 図62の有害物質不透過性覆い部材の正面
図である。
【図64】 本発明の焼却灰添加型コンクリート二次製
品の製造方法に使用されるフレッシュコンクリートを収
容したミキサーの左側面図である。
【図65】 図64のミキサーの正面図である。
【図66】 本発明の焼却灰添加型コンクリート二次製
品の製造方法に使用される有害物質不透過性材料で作製
された型枠の左側面図である。
【図67】 図66の有害物質不透過性型枠の正面図で
ある。
【図68】 図66の有害物質不透過性型枠を金属性外
型枠に嵌め入れたときの左側面図である。
【図69】 図66の有害物質不透過性型枠を金属性外
型枠に嵌め入れたときの正面図である。
【図70】 本発明の側溝構造に使用される袋体付き桝
の更に別の例を示す左側面図であり、側壁部上面には吊
り上げ金具の接続金具を埋設してある。
【図71】 図70の袋体付き桝の正面図であり、吊り
上げ金具を取り外した後の接続金具の空所には発光性キ
ャップが嵌め込まれる。
【図72】 本発明の焼却灰添加型コンクリート構築物
の施工過程を示す縦断面図であり、コンクリート構築物
は焼却灰添加のフレッシュコンクリートと所要の型枠に
よって築造されている。
【図73】 図72のコンクリート構築物の表面に有害
物質不透過性材料からなる覆い部材が接着された状態を
示す縦断面図である。
【図74】 本発明の焼却灰添加型コンクリート二次製
品またはコンクリート構築物の一部に破損が発生した状
態の要部縦断面図である。
【図75】 図74の破損部分を有害物質不透過性材料
からなる補修用部材で包囲した状態を示す要部縦断面図
である。
【図76】 図74の破損部分に補修モルタルを充填し
た状態を示す要部縦断面図である。
【図77】 本発明の堆積用袋体が適用される丸形桝の
左側面図である。
【図78】 図77の丸形桝の平面図である。
【図79】 本発明の堆積用袋体が適用される角形桝の
左側面図である。
【図80】 図79の角形桝の平面図である。
【図81】 本発明の堆積用袋体が適用される別の角形
桝を示す左側面図である。
【図82】 図80の角形桝の平面図である。
【図83】 図80の角形桝の製造過程を示す左側面図
である。
【図84】 本発明の側溝構造に使用される落蓋型側溝
用ブロックの平面図であり、各側壁部上面に発光テープ
を一枚ずつ接着してある。
【図85】 図84の側溝用ブロックの左側面図であ
る。
【図86】 本発明の側溝構造に使用される落蓋型側溝
用ブロックの平面図であり、各側壁部上面に発光テープ
を三枚ずつ接着してある。
【図87】 本発明の側溝構造に使用される落蓋型側溝
用ブロックの蓋板の平面図であり、上面中央部に発光テ
ープを一枚接着してある。
【図88】 図87の蓋板の左側面図である。
【図89】 本発明の側溝構造に使用される落蓋型側溝
用ブロックの蓋板の平面図であり、上面中央部に発光テ
ープを二枚接着してある。
【図90】 本発明の側溝構造に使用される可変勾配型
側溝用ブロックの平面図であり、各梁部上面に発光テー
プを一枚ずつ接着してある。
【図91】 図90の側溝用ブロックの左側面図であ
る。
【図92】 本発明の側溝構造に使用される可変勾配型
側溝用ブロックの平面図であり、各梁部上面に発光テー
プを二枚ずつ接着してある。
【図93】 本発明の側溝構造に使用される側溝用ブロ
ックの蓋板の平面図であり、左端部の通水用開口部に発
光テープを一枚接着してある。
【図94】 図93の蓋板の左側面図である。
【符号の説明】
1 汚泥等の堆積用袋体付き桝 2 汚泥等の堆積用袋体 3 側溝用ブロック 4 堆積用袋体の最も外側の袋体 5 堆積用袋体の内側の袋体 6 浮きゴミの流出防止用堰板 7 桝の堆積部 8 吊り上げ装置 9 運搬容器 10 袋体取付用のナット型インサート 11 袋体取付用のコ字状座金板 12 袋体取付用の円形座金板 13 袋体取付用のボルト 14 定型ゴムシール材 15 桝の滞留水用排水孔 16 袋体の排水パイプ用取付孔 17 排水パイプ 18 排水パイプと袋体の接合固着部 19 排水パイプの保護カバー 23 桝用蓋板 24 吊り上げ金具用接続金具 25 吊り上げ金具 26 発光性キャップ 27 有害物質不透過性材料からなる型枠 28 有害物質不透過性材料からなる覆い部材 29 焼却灰を添加したフレッシュコンクリート 30 コンクリート二次製品成型用金属製外型枠 31 コンクリート構築物 32 破損部 33 有害物質不透過性材料からなる補修用部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新設または既設の側溝の途中に桝を挿入
    し、上面側が開口された汚泥等の堆積用袋体を該桝に着
    脱可能に取り付けたことを特徴とする汚泥・ゴミ等の流
    出抑制型側溝構造。
  2. 【請求項2】 前記袋体が一枚構成あるいは複数枚の重
    ね構成であり、かつ交換可能であることを特徴とする請
    求項1に記載の側溝構造。
  3. 【請求項3】 前記袋体が複数枚に重ねられるとき、外
    の1枚目は完全な防水素材からなるものとし、外から2
    枚目以降は網目に加工された素材からなることを特徴と
    する請求項2に記載の側溝構造。
  4. 【請求項4】 前記桝の下流側に浮きゴミの流出防止の
    ために格子型または網型の堰板を着脱可能に取り付ける
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に
    記載の側溝構造。
  5. 【請求項5】 前記袋体に堆積した汚泥・ゴミ等を吊り
    上げ装置で運搬容器に収納し、焼却処分することを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の側溝
    構造。
  6. 【請求項6】 前記袋体の滞留水となる上澄水を前記桝
    の側壁から地中埋設の雨水下水管もしくは土中に排水さ
    せることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれ
    かに記載の側溝構造。
  7. 【請求項7】 前記桝、側溝用ブロックまたは蓋板の吊
    り上げ金具の接続部分に自発光性あるいは反射光性のキ
    ャップを取り付けること、あるいはガラスビーズ入り塗
    料または蛍光塗料を充填することを特徴とする請求項1
    ないし請求項6のいずれかに記載の側溝構造。
  8. 【請求項8】 側溝用ブロックまたは蓋板に、自発光
    性、蓄光性または反射光性の発光テープないし発光板、
    あるいは太陽光発電利用の発光体を設けたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の側溝構
    造。
  9. 【請求項9】 汚泥等の焼却灰を添加して調製されたフ
    レッシュコンクリートを、焼却灰中の有害物質が透過し
    ない樹脂等の材料で成型された型枠に充填して成形し、
    投入口もふくめて全面を当該不透過性材料によって覆う
    ことを特徴とする汚泥等の焼却灰添加型コンクリート二
    次製品またはコンクリート構築物の製造方法。
  10. 【請求項10】 焼却灰中の有害物質が透過しない樹脂
    等の材料で作製した覆い部材によってコンクリート二次
    製品またはコンクリート構築物の全面を覆うにあたり、
    成型されたコンクリート二次製品または施工されたコン
    クリート構築物の表面に、後工程で該覆い部材を接着剤
    により接着することを特徴とする、汚泥等の焼却灰添加
    型コンクリート二次製品の製造またはコンクリート構築
    物の施工方法。
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