JPH1115847A - Htmlコンテンツの履歴保存方法 - Google Patents

Htmlコンテンツの履歴保存方法

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JPH1115847A
JPH1115847A JP9170228A JP17022897A JPH1115847A JP H1115847 A JPH1115847 A JP H1115847A JP 9170228 A JP9170228 A JP 9170228A JP 17022897 A JP17022897 A JP 17022897A JP H1115847 A JPH1115847 A JP H1115847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツの使用履歴を、容易に利用可能な
形態で保持することができるHTMLコンテンツの履歴
保存方法を得る。 【解決手段】 少なくとも第1および第2の2つのフレ
ーム1a,1bを有し、第1のフレーム1aに読み込ま
れたHTMLファイルをユーザ操作により別のHTML
ファイルに変更することを指示する手段と、上記第2の
フレーム1bに読み込まれたHTMLファイルに上記第
1のフレーム1aに対するユーザ操作の履歴に相当する
データを保持させる手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウェブブラウザ
上で動作するHTML(Hyper TextMark
up Language)により記述された、複数のフ
ァイルにより構成されるHTMLコンテンツの履歴保存
方法に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】HTMLにより記述されたファイルは、
パソコンやワークステーション上で動作するウェブブラ
ウザによりその内容を表示することができる。HTML
ファイルには、テキスト、図に加えて、音声・動画等を
埋め込むことができるため、マルチメディアコンテンツ
を作成することが容易であり、現在、広く使用されてい
る。HTMLファイルの別の特徴として、リンクによ
り、個々のファイルを関連づけることが可能であるとい
うことが挙げられる。このため、コンテンツは一般に、
一つのHTMLファイルにより完結するのではなく、数
十から数百の複数のHTMLファイルにより構成され
る。
【0003】HTMLファイルにおいて、リンクは、テ
キストの一部にかけられたり、図に対してかけられたり
する。例えば、テキストの場合、リンクをかけられた部
分は、文字の色を他の部分と異ならせるとか下線が加え
られる等して、ユーザに明示的に示される。これらのリ
ンク部にユーザがマウスを移動し、その部分をクリック
することにより、リンク先のHTMLファイルが新規に
読み込まれる。
【0004】このようなHTMLコンテンツにおいて
は、一般に、複数のHTMLファイルをリンクにより巡
るような利用形態が多くなるため、既に一度見たページ
と、まだ見ていないページの識別などの履歴の管理が重
要となる。
【0005】現在、一般によく使用されているブラウザ
は、そこに読み込まれたHTMLファイルの履歴を保持
することが可能である。例えば、Aという名称のHTM
Lファイルから、リンクをたどって、B、C、D、Eと
いう名称のHTMLファイルにまで、次々と移動した場
合を考えると、Eという名称のHTMLファイルを表示
した状態で、逆にAという名称のHTMLファイルま
で、履歴を逆に戻ることが可能である。しかしながら、
これらの履歴を逆に戻すなどの機能は、ブラウザを一旦
終了すると、履歴が保存されていないため、再びは使用
できない。
【0006】また、多くのブラウザが有する機能とし
て、リンク部の文字や下線に対して、一度ユーザがその
リンクを辿ると、色を変化させる等の機能がある。ユー
ザは、この機能によりそのリンクが使用されたか未使用
かを見分けることができる。
【0007】HTMLコンテンツの利用形態としては、
いわゆるウェブサーバ上に置かれてネットワーク越しに
利用される場合や、クライアント側のハードディスクに
置かれる場合や、CD−ROM等のパッケージメディア
に入れられて利用される場合や、更に、これらを複合的
に活用する場合等さまざまである。
【0008】サーバ側にHTMLコンテンツを置いた場
合には、サーバ側に各種の機能を持たせて履歴管理を行
うことは技術的には可能である。しかしながら、細かい
履歴管理をユーザから見てスムーズに行うことは、現在
のネットワークの一般的な能力からして、困難であると
言える。また、必ずしもサーバ側にコンテンツを置くと
は限らないことは、上述の通りである。
【0009】よって、現在、一般的には、使用するブラ
ウザが持つごくわずかな機能を利用して、履歴管理を行
うことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような一般のブ
ラウザが持つ機能により、HTMLコンテンツの使用履
歴を管理しようとした場合、第1に、履歴情報はブラウ
ザが保持しているため、コンテンツ側からこの情報を利
用することは容易でない。例えば、コンテンツの使用履
歴をビジュアルに分かりやすくユーザに示す等の工夫を
施すことが容易でない、という問題点があった。第2
に、履歴の情報の大半は、ブラウザを一旦終了させると
残らない、という問題があった。第3に、履歴を保存す
るか否かを、ユーザ側もしくはコンテンツ側で制御でき
ない。すなわち、一旦、一瞬でもそのHTMLファイル
を画面に表示させると、それは、履歴として残るという
問題があった。第4に、履歴に応じて、画面表示内容を
変化させることができない。例えば、教育用コンテンツ
における終了テスト等のページを一度のみしか表示しな
い等の制御ができない、という問題があった。
【0011】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、コンテンツか
ら、そのコンテンツの使用の履歴データを利用可能にす
る手段を有するHTMLコンテンツの履歴保存方法を得
るものである。
【0012】また、第2の目的は、コンテンツの使用履
歴を恒久的に保存する手段を有するHTMLコンテンツ
の履歴保存方法を得るものである。
【0013】また、第3の目的は、HTMLファイルの
表示時間に応じて、その履歴管理の方法を変化させる手
段を有するHTMLコンテンツの履歴保存方法を得るも
のである。
【0014】また、第4の目的は、HTMLファイルの
表示履歴に応じて、その表示内容を変更する手段を有す
るHTMLコンテンツの履歴保存方法を得るものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るHTML
コンテンツの履歴保存方法においては、少なくとも第1
および第2の2つのフレームを有し、上記第1のフレー
ムに読み込まれたHTMLファイルをユーザ操作により
別のHTMLファイルに変更することを指示する手段
と、上記第2のフレームに読み込まれたHTMLファイ
ルに上記第1のフレームに対するユーザ操作の履歴に相
当するデータを保持させる手段を有するものである。
【0016】また、第2のフレームの画面表示上のサイ
ズをほぼ0としたものである。
【0017】また、コンテンツ利用時の履歴に関わる情
報をHTMLによる記述に変換する手段と、この変換さ
れたHTML文を画面に表示する手段を有するものであ
る。
【0018】また、画面に表示させたHTMLファイル
の履歴を、その表示継続時間に応じて、保存するか否か
を決める手段を有するものである。
【0019】また、HTMLファイルの読み込みの履歴
を保持する手段と、この履歴に基づき、過去に表示した
表示内容を再び表示させない手段とを有するものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態であるHT
MLコンテンツにおいては、第1のフレームに読み込ま
れたHTMLファイルをユーザ操作により別のHTML
ファイルに変更することを指示する手段と、第2のフレ
ームに読み込まれたHTMLファイルに上記第1のフレ
ームに対するユーザ操作の履歴に相当するデータを保持
させる手段を有するため、コンテンツから履歴データの
利用が可能になる。
【0021】また、第2のフレームの画面表示上のサイ
ズをほぼ0としたものであるため、履歴データの管理の
ために画面サイズを消費することがなくなる。
【0022】また、コンテンツ利用時の履歴に関わる情
報をHTMLによる記述に変換する手段と、上記の変換
されたHTML文を画面に表示する手段を有するため、
恒久的に、履歴データを保存することが可能になる。
【0023】また、画面に表示させたHTMLファイル
の履歴を、その表示継続時間に応じて、保存するか否か
を決める手段を有するため、単なる、通りすがり的な表
示の場合は、履歴として保存しない等の対応が可能にな
る。
【0024】また、HTMLファイルの読み込みの履歴
を保持する手段と、この履歴に基づき、過去に表示した
表示内容を再び表示させない手段とを有するため、只1
回のみ表示させる等の制御が可能となる。
【0025】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1である
ウェブブラウザ上で動作するHTMLにより記述され
た、複数のファイルにより構成されるコンテンツの画面
表示例である。これらのコンテンツは、数十から数百の
HTMLファイルをリンクすることにより相互に関連付
け、ひとまとまりのコンテンツとして形成される。
【0026】この明細書において、HTMLファイルと
は、HTMLをベースに記述されたファイルのことであ
り、HTML内にスクリプト(各種言語のソースプログ
ラムと同様に、処理手順を記述したテキスト)を埋め込
んだファイルも含む。図において、1aは第1のフレー
ム、1cは第3のフレーム、1dは第4のフレームであ
る。
【0027】第2のフレーム1bは、画面上の表示サイ
ズを0としているため、画面表示例である図1には図示
されていない。
【0028】また、この明細書において、フレームと
は、HTMLにおける<FRAME>タグ等により定義
されるフレームを意味し、一つの画面を分割して使用す
る場合に用いる一般的手法である。第1のフレーム1a
は、画面の相当部分を占め、このフレームに、静止画、
動画、表、テキスト等からなるコンテンツが表示され
る。図1において、2および2aは、ユーザのマウスに
よるクリック操作により、所定のHTMLファイルを第
1のフレーム1aに読み込むための操作ボタンである。
操作ボタン2は、HTMLにおけるリンクタグによりリ
ンクのかけられた図であり、ユーザがこのボタンをクリ
ックすることにより、現在表示されているHTMLファ
イルに替えて、所定のHTMLファイルが新規に読み込
まれ、表示内容が切り替えられる。
【0029】第2のフレーム1bは第1のフレーム1a
とは異なり、所定のHTMLファイルが一旦読み込まれ
ると、ユーザ操作等により新規のHTMLファイルを読
み込むことがないように設定されている。実施の形態1
においては、第2のフレーム1bには、file_aaという
名称のHTMLファイルが読み込まれている。
【0030】第3のフレーム1cは、操作ボタン2を集
めたフレームである。第3のフレーム1cに集められた
操作ボタン2は、第1のフレーム1a内に配された操作
ボタン2と異なり、第1のフレーム1aに読み込まれて
いるHTMLファイルが何であろうと、共通的に利用可
能なボタンである。第4のフレーム1dは、この発明と
重要な関わりがないため、説明を省略する。
【0031】この発明の実施の形態1のコンテンツにお
いては、第1のフレーム1aはmain、第2のフレームは
dataという名称を設定している。
【0032】図2に、第2のフレーム1bに読み込まれ
たHTMLファイルfile_aaの構成を示す。HTMLフ
ァイルは、図に示すとおり、行L1の<html>タグで始ま
り、行L2の</html>タグで終わる。図において、4は
ヘッド部、5は本文記述部である。ヘッド部4は<head>
タグで始まり、</head>タグで終わる。また、本文記述
部5は、<body>タグではじまり、</body>タグで終わ
る。ヘッド部4には、スクリプト記述部4aが含まれ
る。スクリプト記述部4aは、<script>タグで始まり、
</script>タグで終わる。HTMLファイルに埋め込む
スクリプトとしては、javascript,JScript,VBscript等
があるが、ここでは、javascriptを用いている。行L3
に示すとおり、<script>タグにおいて、そこで使用する
スクリプト言語を指定する。ここでは、javascriptを使
用しているため、language=“javascript”と記述して
いる。スクリプト記述部4aの中には、関数定義部4b
と4cが配されており、各々fun_aaとfun_saveという名
称の関数が定義されている。
【0033】本文記述部5には、入力フォーム5aが設
定される。入力フォーム5aは、<form>タグで始まり、
</form>タグで終わる。ここでの入力フォームには、行
L5で示すとおりform_dという名称がつけられている。
入力フォーム5a内で、行L6において、テキストタイ
プの入力フィールドを設定している。ここでは、この入
力フィールドにdata_dという名称をつけている。
【0034】関数fun_aaは、取得した引数に応じてHT
MLファイルfile_aaの入力フォームform_dの入力フィ
ールドdata_dを書き換えるものであり、この入力フィー
ルドに履歴データを格納する。
【0035】図3に、第1のフレーム1aに読み込まれ
るHTMLファイルの一般的な構成を示す。図におい
て、6はヘッド部、7は本文記述部である。ヘッド部6
は、図2に示したHTMLファイルと同様に<head>タグ
で始まり、</head>タグで終わる。本文記述部7の記述
開始を示す<body>タグには、行L13に示すように、on
Loadイベントハンドラが組み込まれている。onLoadイベ
ントハンドラとは、ファイルが読み込まれる、すなわ
ち、ロードされる際に反応するイベントハンドラであ
る。また、このとき実行される関数として、第2のフレ
ーム1bに読み込まれたHTMLファイルfile_aaにて
定義されている関数fun_aaが指定されている。
【0036】図4は、この発明の実施の形態1であるコ
ンテンツの履歴データ保存に関するフロー図である。こ
のフローは、第1のフレーム1aに読み込まれたHTM
Lファイルの履歴を、第2のフレーム1bを利用して残
すためのフローである。このフローは、第2のフレーム
1bに、HTMLファイルfile_aaが既に読み込まれた
状態でのフローを示すものである。
【0037】図4において、まず、ステップS1におい
て、第1のフレーム1aにHTMLファイルの読み込み
が開始される。この第1のフレーム1aに読み込まれる
HTMLファイルは、図3に示した通り、本文記述部7
の記述開始行L13にonLoadイベントハンドラが組み込
まれているため、ステップS2において、関数fun_aaが
起動される。
【0038】このonLoadイベントハンドラに対する記述
は、parent.data.fun_aa(3)となっており、これは、dat
aという名称のフレームに読み込まれているHTMLフ
ァイルにて定義されている関数fun_aaを起動することを
意味する。また、かっこ内は引数である。
【0039】ステップS3において、関数fun_aaの実行
が開始される。ステップS4において、関数fun_aaは引
数cを取得する。この引数cの値は、このHTMLファ
イルを特定するための値であり、図3に示したファイル
の場合は、行L13に示したとおり3である。この引数
の値は、一般に、異なるHTMLファイルの場合は、異
なる値を設定する。
【0040】ステップS5において、HTMLファイル
file_aa内の履歴データの特定の部分の書き換えを、引
数cの値に応じて行い、ステップS6において、関数fu
n_aaの終了、ステップS7において、第1のフレーム1
aのHTMLファイルの残りの読み込みを実行し、ステ
ップS8において、読み込みが終了すると、ステップS
9において、ユーザ操作待ちとなり、ステップS10に
おいて、図1の画面表示例にて示した操作ボタン2等を
介して、ユーザ操作が加えられた場合、それが、第1の
フレーム1aのHTMLファイルを新規に読み込むもの
かどうかをステップS11で判定し、新規読み込みの場
合はステップS1に戻り、そうでない場合はステップS
12において動作を実行したのち、ステップS9のユー
ザ操作待ちに戻る。
【0041】この一連の流れの繰り返しにより、第2の
フレーム1bに読み込まれたHTMLファイルfile_aa
には、第1のフレーム1aに読み込まれたファイルの履
歴が保持される。このファイルの履歴は、第2のフレー
ム1bに別のHTMLファイルを読み込む等して、この
HTMLファイルがアンロードされるまで、保持され
る。
【0042】更に、ステップS5における履歴データの
扱いを、簡略化した例で説明する。例えば、第1のフレ
ーム1aに読み込まれるHTMLファイルが10ケの場
合、上記のdata_dの初期値として、文字列“00000
00000”を設定する。この状態から、第1のフレー
ム1aに識別番号が3、すなわち関数fun_aaの引数が3
のHTMLファイルが読み込まれたとき、data_dの3番
めの0を1に置き換える。これにより、data_dの値は
“0010000000”となる。このように、識別番
号がnのファイルが読み込まれたとき、data_dのn番め
の文字を1に変更する。これにより、HTMLファイル
読み込みの履歴を保持することが可能となり、data_dを
参照することにより、例えば、data_dのi番めの文字列
が1になっていれば、識別番号iのHTMLファイル
が、以前に読み込まれたことがわかり、0であれば読み
込まれていないことがわかる。
【0043】この実施の形態1では、これらの履歴デー
タをHTMLファイルとして恒久的に保存する手段を有
している。
【0044】これに対し、現在よく使用されている標準
的なウェブブラウザは、読み込んだHTMLファイルを
保存する機能を有しているが、この場合の保存機能は、
読み込んだHTMLファイルを、読み込んだ状態のまま
で保存するものであって、この実施の形態1の図4に示
したフローで、HTMLファイルfile_aaに読み込んだ
後に設定されたフレーム1aに関する履歴データは、読
み込んだ後の設定であるため、一切保存されない。
【0045】また、この実施の形態1においては、第3
のフレーム1cに『履歴保存』ボタン2aが設定されて
いる。また、HTMLファイルfile_aaには、図3に示
したように、関数fun_saveが定義されている。
【0046】ユーザが第3のフレーム1cの『履歴保
存』ボタン2aをクリックすると、第2のフレーム1b
に読み込まれているHTMLファイルfile_aaに記述さ
れている関数file_saveが実行されるように、第3のフ
レーム1cに読み込まれるHTMLファイルにはHTM
L文が記述されている。
【0047】以下、図5に基づいて、履歴データをHT
MLファイルとして保存する手順を示す。まず、ユーザ
が第3のフレーム1cの『履歴保存』ボタン2aをクリ
ックすると、ステップS22で関数fun_saveの実行が開
始され、ステップS23からステップS27の内容が順
に実行される。すなわち、まず、ステップS23で変数
aaが初期化され、ステップS24で初期化された変数aa
に、<html>タグから始まるHTML文の一部が追加され
る。ここでは、履歴データを、dummyという名称の入力
フォームのdummyという名称のテキストタイプの入力フ
ィールドの既定値として設定するための記述を行う。
【0048】次に、ステップS25で、変数aaに、HT
MLファイルfile_aaの入力フォームform_dのテキスト
タイプの入力フィールドdata_dに保持されている履歴デ
ータを、文字列として追加する。更に、ステップS26
で、変数aaをHTML文として完成させるために、</ht
ml>他のタグを追加する。
【0049】履歴データが、仮に“001000000
0”であるとすると、変数aaは下記の通りとなる。 aa=“<html><head></head><body><form name=‘dummy’
><input type=‘text’name=‘dummy’value=‘0010000
000’></form></body></html>”
【0050】更に、ステップS27において、設定の完
了した変数aaを、writeメソッドを使って第1のフレー
ム1aに表示させる。ここまでが関数fun_saveの実行内
容である。第1のフレーム1aに変数aaの内容をwrite
すると、あたかも、変数aaの内容と同じHTMLファイ
ルが、第1のフレーム1aに読み込まれた状態と同じ状
態になる。これにより、ブラウザの持つファイルの保存
機能により表示されている内容に相当するHTMLファ
イルが、任意の場所に保存可能となるため、ステップS
29で、ファイルを任意の名前で保存する。これによ
り、履歴データは恒久的に保存される。この保存された
HTMLファイルは、入力フォーム内の入力フィールド
の変数の値に履歴データが保存されている。
【0051】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2のコンテンツの構成を説明する。実施の形態2に
おけるコンテンツの画面表示の構成、および第1のフレ
ーム1aに読み込まれるHTMLファイルの形態は、実
施の形態1と同様である。ただし、第1のフレーム1a
に読み込まれるHTMLファイルは、図3中の行L13
のfun_aaがfun_aa2_timerに変更される。また、第2の
フレーム1bには、HTMLファイルfile_aa2が読み込
まれる。
【0052】第2のフレーム1bに読み込まれるHTM
Lファイルfile_aa2の構成を、図6に示す。基本構成
は、図2に示した実施の形態1のHTMLファイルfile
_aaと同様であるが、スクリプト記述部4aには、関数f
un_aa、およびfun_saveに加えて、関数fun_aa2_timerの
定義部4dが追加される。また、変数の初期化を行う行
L21も追加される。定義部4dで初期化を行っている
変数id_tは、値が0ならばタイマーはセットされていな
いことを意味し、1ならばタイマーがセットされている
ことを意味する。
【0053】また、定義部4dの関数fun_aa2_timer
は、行L25に示すように、一定時間後に関数fun_aaを
実行するように、タイマーをセットするものである。行
L25の数字10000は、ミリ秒単位の時間であり、
これにより10秒後に関数fun_aaを実行するように、タ
イマーが設定されたことになる。また、タイマーが既に
セットされている場合には、新たに、タイマーをセット
する前に、現在セットされているタイマーを停止する。
【0054】図7、図8に、履歴保存のフローおよびタ
イマー制御部のフローを示す。まず、図7のステップS
31において、第1のフレーム1aにHTMLファイル
の読み込みが開始される。次に、ステップS32におい
て、第1のフレーム1aに読み込まれるHTMLファイ
ルは、本文記述部の記述開始行にonLoadイベントハンド
ラが組み込まれているため、これにより、関数fun_aa2_
timerが起動される。
【0055】ここでステップS33において、タイマー
が起動中か否かを確認する。ここでのタイマーとは、関
数fun_aaの実行開始に関わるタイマーを意味する。これ
は、変数id_tの値を確認することにより行う。タイマー
が起動中であれば、ステップS34においてタイマーを
停止させる。更に、ステップS35において、新規にタ
イマーをセットする。ステップS36からステップS4
1の動作は、実施の形態1のステップS7からステップ
S12と同様である。
【0056】次に、図8にタイマー制御部のフローを示
す。まず、ステップS51において、経過時間の確認を
行い、経過時間が設定時間Tsより大きければ、ステッ
プS52に進む。実施の形態2では、図6中の行L25
に示した通り、Tsの値は10秒に設定されている。ス
テップS52において関数fun_aaの実行が開始され、ス
テップS53からS55において履歴データが更新され
る。
【0057】これにより、コンテンツのリンクにより単
に通過しただけのHTMLファイル等が、既にみたHT
MLファイルとして履歴データに保存されるのを、回避
することが可能となる。
【0058】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
おけるコンテンツの画面表示の構成、および第1のフレ
ーム1aに読み込まれるHTMLファイルの形態は、実
施の形態1と同様である。ただし、第1のフレーム1a
に読み込まれるHTMLファイルは、図3中の行L13
のfun_aaがfun_cleに変更される。また、第2のフレー
ム1bには、HTMLファイルfile_aa3が読み込まれ
る。
【0059】図9に、第2のフレーム1bに読み込まれ
るHTMLファイルfile_aa3の構成を示す。基本構成
は、図2に示した実施の形態1のHTMLファイルfile
_aaと同様であるが、スクリプト記述部4aには、関数f
un_aaおよびfun_saveに加えて、関数fun_cleの定義部4
e、関数fun_cle_exの定義部4f、関数fun_aa_xの定義
部4gが追加される。
【0060】関数fun_aa_xは、履歴データを確認するた
めの関数であり、過去に表示した履歴があれば戻り値が
tureになり、なければfalseになる。関数fun_cle_ex
は、第1のフレーム1aの表示をクリアーし、『このペ
ージは表示できません』と表示するための関数である。
関数fun_cleは、関数fun_aa_xによる戻り値がtrueであ
れば関数fun_cle_exを実行し、戻り値がfalseであれば
関数fun_aaを実行する。
【0061】図10に、実施の形態3の第1のフレーム
1aに読み込まれたHTMLファイルの表示の制御に関
するフローを示す。このフローは、過去にそのHTML
ファイルを読み込んで表示した履歴がある場合は一旦表
示を行い、その直後に、その表示をクリアーする場合の
例である。
【0062】また、このフローは、第2のフレーム1b
にHTMLファイルfile_aa3が既に読み込まれた状態で
のフローを示すものである。図10において、まず、ス
テップS61において、第1のフレーム1aにHTML
ファイルの読み込みが開始される。この第1のフレーム
1aに読み込まれるHTMLファイルは、本文記述部の
記述開始行にonLoadイベントハンドラが組み込まれてい
る。次に、ステップS62において、前記イベントハン
ドラを検出し、関数fun_cleが起動される。次に、ステ
ップS63およびステップS64により、第1のフレー
ム1aに読み込まれたHTMLファイルが、一旦画面に
表示される。
【0063】次に、ステップS65において、関数fun_
cleの実行が開始され、ステップS67において、関数f
un_cleから関数fun_aa_xが実行され、引数cをもとに履
歴データの確認が行われる。これにより関数fun_aa_xの
戻り値として、過去に表示したかどうかの履歴が戻る。
この戻り値をもとに、ステップS68において、戻り値
がtrueの場合、すなわち、過去に表示した履歴がある場
合には、ステップS69に進み、逆に、戻り値がfalse
の場合、すなわち、過去に表示した履歴がない場合に
は、ステップS70に進む。
【0064】ステップS69では、関数fun_cle_exが実
行され、まず、第1のフレーム1aの現在の表示内容が
クリアされ、さらに、『このページは表示できません』
と画面に表示される。ステップS70では、関数fun_aa
が実行される。次に、ステップ71で関数fun_cleの実
行が完了する。
【0065】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0066】第1のフレームに読み込まれたHTMLフ
ァイルをユーザ操作により別のHTMLファイルに変更
することを指示する手段と、第2のフレームに読み込ま
れたHTMLファイルに上記第1のフレームに対するユ
ーザ操作の履歴に相当するデータを保持させる手段を有
するため、コンテンツから履歴データの利用が可能にな
る。
【0067】また、上記第2のフレームの画面表示上の
サイズをほぼ0としたものであるため、履歴データの管
理のために画面サイズを消費することがなくなる。
【0068】また、コンテンツ利用時の履歴に関わる情
報をHTMLによる記述に変換する手段と、この変換さ
れたHTML文を画面に表示する手段を有するため、恒
久的に、履歴データを保存することが可能になる。
【0069】また、画面に表示させたHTMLファイル
の履歴を、その表示継続時間に応じて、保存するか否か
を決める手段を有するため、単なる、通りすがり的な表
示の場合は、履歴として保存しない等の対応が可能にな
る。
【0070】また、HTMLファイルの読み込みの履歴
を保持する手段と、この履歴に基づき、過去に表示した
表示内容を再び表示させない手段とを有するため、ただ
1回のみ表示させる等の制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の画面表示例を示す
図である。
【図2】 実施の形態1の第2のフレームに読み込まれ
るHTMLファイルの構成例を示す図である。
【図3】 実施の形態1の第1のフレームに読み込まれ
るHTMLファイルの構成例を示す図である。
【図4】 実施の形態1の履歴保存のフローを示す図で
ある。
【図5】 実施の形態1の履歴のHTMLファイル化の
フローを示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の第2のフレームに
読み込まれるHTMLファイルの構成例を示す図であ
る。
【図7】 実施の形態2の履歴保存のフローを示す図で
ある。
【図8】 実施の形態2の履歴保存のタイマー制御部の
フローを示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3の第2のフレームに
読み込まれるHTMLファイルの構成例を示す図であ
る。
【図10】 実施の形態3の画面表示制御のフローを示
す図である。
【符号の説明】
1a 第1のフレーム、1c 第3のフレーム、1d
第4のフレーム、2操作ボタン、2a 履歴保存ボタ
ン、4 ヘッド部、4a スクリプト記述部、5 本文
記述部、6ヘッド部、7 本文記述部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/40 370A 15/419 320

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブブラウザ上で動作するHTMLに
    より記述された複数のファイルにより構成されるコンテ
    ンツにおいて、 少なくとも第1および第2の2つのフレームを有し、上
    記第1のフレームに読み込まれたHTMLファイルをユ
    ーザ操作により別のHTMLファイルに変更することを
    指示する手段と、 上記第2のフレームに読み込まれたHTMLファイルに
    上記第1のフレームに対するユーザ操作の履歴に相当す
    るデータを保持させる手段を有することを特徴とするH
    TMLコンテンツの履歴保存方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のフレームの画面表示上のサイ
    ズをほぼ0としたことを特徴とする請求項1記載のHT
    MLコンテンツの履歴保存方法。
  3. 【請求項3】 ウェブブラウザ上で動作するHTMLに
    より記述された複数のファイルにより構成されるコンテ
    ンツにおいて、 コンテンツ利用時の履歴に関わる情報をHTMLによる
    記述に変換する手段と、この変換されたHTML文を画
    面に表示する手段を有することを特徴とするHTMLコ
    ンテンツの履歴保存方法。
  4. 【請求項4】 ウェブブラウザ上で動作するHTMLに
    より記述された複数のファイルにより構成されるコンテ
    ンツにおいて、 画面に表示させたHTMLファイルの履歴を、その表示
    継続時間に応じて保存するか否かを決める手段を有する
    ことを特徴とするHTMLコンテンツの履歴保存方法。
  5. 【請求項5】 ウェブブラウザ上で動作するHTMLに
    より記述された複数のファイルにより構成されるコンテ
    ンツにおいて、 HTMLファイルの読み込みの履歴を保持する手段と、
    この履歴に基づき、過去に表示した表示内容を再び表示
    させない手段とを有することを特徴とするHTMLコン
    テンツの履歴保存方法。
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