JPH1115689A - ソフトウェアのデバッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ソフトウェアのデバッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH1115689A
JPH1115689A JP9162428A JP16242897A JPH1115689A JP H1115689 A JPH1115689 A JP H1115689A JP 9162428 A JP9162428 A JP 9162428A JP 16242897 A JP16242897 A JP 16242897A JP H1115689 A JPH1115689 A JP H1115689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
sub
program
memory area
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9162428A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Matsuba
晴美 松葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9162428A priority Critical patent/JPH1115689A/ja
Priority to US09/095,567 priority patent/US6175935B1/en
Priority to EP98250219A priority patent/EP0889405A1/en
Publication of JPH1115689A publication Critical patent/JPH1115689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/65Updates
    • G06F8/66Updates of program code stored in read-only memory [ROM]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、ソースプログラムをオブジェクトプ
ログラムへ変換する全体の時間と、オブジェクトプログ
ラムをデバッグ装置にロードする時間が長い。 【解決手段】 リンカ104は、格納情報ファイル10
8が存在すると判断されたときは、格納情報の供給を受
け修正前のモジュールサイズmと修正後のモジュールサ
イズnとの比較を行う。修正前のモジュールサイズmの
方が修正後のモジュールサイズnよりも小さいときに
は、修正後のモジュールのうち、m番目までの分を修正
前のモジュールが格納されていたメモリ107の実メモ
リ領域に割り付け、m+1番地以降のプログラムに対し
て、メモリ107の拡張メモリ領域202上に連続した
アドレスを割り付けると共に、アドレス空間情報を持つ
オブジェクト・プログラム105を出力し、デバッグ装
置106にロードする。これにより、ロード時間を含む
処理時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトウェアのデバ
ッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体
に係り、特にソフトウェアが実行するための実メモリ領
域と拡張メモリ領域とアドレス空間情報領域とを備えて
行うソフトウェアのデバッグ方法及びデバッグ・プログ
ラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロコンピュータ(以
下、”マイコン”という)のソフトウェアは、アセンブ
ラやコンパイラなどの言語処理プログラムにより開発さ
れる。言語処理プログラムは、通常2つの機能に分離し
ている。一つは、アセンブラやコンパイラなどのソース
・プログラムを命令コードに変換する機能、もう一つは
リンカで、そのプログラムが実際に動作するターゲット
・システム上のメモリのアドレスを割り付ける機能であ
る。前者を言語処理プログラム1、後者を言語処理プロ
グラム2とする。
【0003】ソフトウェアのもととなるソース・プログ
ラムは、通常は複数のサブ・モジュールに分割されて開
発される。これは、プログラムの見通し範囲を良くす
る、言語処理プログラム1による変換時間を短縮するな
どの目的のためである。分割されていないプログラムで
は、例え一部の修正であっても全部を言語処理プログラ
ム1に通す必要があるため、全体の処理時間が長くなっ
てしまう。
【0004】サブ・モジュールは、言語処理プログラム
1により命令コードに変換される。これをサブ・オブジ
ェクト・プログラムとする。また、複数のサブ・オブジ
ェクト・プログラムを結合して各々の命令コードにター
ゲット・システムの絶対アドレスを割り付け、ターゲッ
ト・システム上で実行可能にしたものをオブジェクト・
プログラムとする。
【0005】ソフトウェアのデバッグは、オブジェクト
・プログラムをターゲット・システムにロードして、実
行させることにより行う。デバッグ中に誤りが発見され
たときは、元のソース・プログラム(サブ・モジュー
ル)を修正し、修正したサブ・モジュールのみを言語処
理プログラム1により命令コードに変換し、再びすべて
のサブ・オブジェクト・プログラムを言語処理プログラ
ム2で結合してオブジェクト・プログラムを生成し、更
に再びオブジェクト・プログラム全体をターゲット・マ
シンにロードしてデバッグを再開する。
【0006】ソフトウェアの容量に対して十分メモリが
存在する大規模システムにおいては、一部の修正により
再び言語処理プログラム1で生成したサブ・オブジェク
ト・プログラムを、修正前のオブジェクト・プログラム
が使用していないアドレスに配置する方式がある。この
場合、言語処理プログラム2では、修正したサブ・オブ
ジェクト・プログラムに新しいアドレスを割り付ける。
更に、モジュールのアドレスが変更になったことによ
り、影響があった他のモジュールから変更アドレスを参
照している分岐命令など一部のオブジェクト・プログラ
ムだけを変更する。従って、言語処理プログラム2によ
り再処理時間と再ロード時間は、すべのサブ・オブジェ
クト・プログラムを結合しロードするのに比べ、短縮で
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】組み込みシステムのソ
フトウェアのデバッグにおいて、最も問題になるのはオ
ブジェクト・プログラムをターゲット・システム(デバ
ッグの時はデバッグ装置)のメモリにロードする時間で
ある。ソフトウェア開発においては、ソースプログラム
の修正、修正したソースプログラムのオブジェクト・プ
ログラムへの変換、ロード、デバッグというサイクルを
繰り返して行う。従って、これらの時間は短いほどよ
い。しかし、従来の技術では、以下に述べる理由によ
り、ソースプログラムをオブジェクト・プログラムへ変
換する全体の時間と、オブジェクト・プログラムをデバ
ッグ装置にロードする時間が長いという問題がある。
【0008】従来技術で示した大規模システムにおけ
る、変更があったモジュールとその影響箇所だけ言語処
理プログラム2で再処理してロードする方式では、デバ
ッグを繰り返し行うことにより空いているメモリが減っ
ていく。このため、ロードするサブ・オブジェクト・プ
ログラムが空いているメモリより大きくなった時点で、
この方法が使用できなくなるため、全サブ・オブジェク
ト・プログラムのリンクとロードをし直さなければなら
ない。また、修正部分が軽微であっても、サブ・オブジ
ェクト・プログラムは一つは必ずロードしなければなら
ない。
【0009】更に、価格が常に売り上げに影響するため
に十分なメモリを準備できない組込みシステムには、こ
の方法は適用できない。そのため、特にオブジェクト・
プログラムのロード時間が非常に長いという問題があ
る。近年、パーソナル・コンピュータやワーク・ステー
ションのCPU(中央処理装置)パワーが向上している
ため、ソースプログラムをオブジェクト・プログラムに
変換するための言語処理システムのスピードは以前より
も向上しているが、オブジェクト・プログラムをターゲ
ットへロードするための通信手段のスピードはそれほど
向上していない。
【0010】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
ソースプログラムをオブジェクト・プログラムへ変換す
る全体の時間を短縮化し得るソフトウェアのデバッグ方
法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体を提供
することを目的とする。
【0011】また、本発明の他の目的は、十分なメモリ
を準備できない組込みシステムでも、オブジェクト・プ
ログラムのロード時間を短縮化し得るソフトウェアのデ
バッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒
体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のソフトウェアのデバッグ方法は、ターゲッ
ト・システムの本来の実メモリ領域と、該実メモリ領域
と等価な拡張メモリ領域と、各命令コードの次の実行ア
ドレスが実メモリ領域か拡張メモリ領域かを示すアドレ
ス空間情報を格納するアドレス空間情報領域とが存在す
るメモリを備えたデバッグ装置を用いて、ソフトウェア
のデバッグを行うデバッグ方法において、ソフトウェア
を構成するソースプログラムを第1の言語処理手段によ
り機械語に変換して、複数のサブモジュール単位の第1
のオブジェクト・プログラムを出力した後、第2の言語
処理手段によりこの複数のサブモジュール単位の第1の
オブジェクト・プログラムをデバッグ装置内のメモリの
実メモリ領域又は拡張メモリ領域のアドレスを割り付
け、かつ、アドレス空間情報を持つ第2のオブジェクト
・プログラムとしてデバッグ装置へ出力するに際し、サ
ブモジュールがデバッグ装置内のメモリのどのアドレス
範囲に配置されるかを示すモジュールの配置情報を格納
手段に格納し、サブモジュールの修正時にこの配置情報
が存在するかどうか判断し、存在するときには修正後の
サブモジュールをそのサブモジュールに対応する修正前
のサブモジュールの配置情報のアドレス範囲に配置し、
修正後のサブモジュールが修正前のサブモジュールより
もサイズが大なるときは、超過部分を拡張メモリ領域の
連続した領域に配置し、かつ、アドレス空間情報をアド
レス空間情報領域に配置したオブジェクト・プログラム
を出力する。
【0013】本発明では、修正後のサブモジュールをそ
のサブモジュールに対応する修正前のサブモジュールの
配置情報のアドレス範囲に配置し、修正後のサブモジュ
ールが修正前のサブモジュールよりもサイズが大なると
きは、超過部分を拡張メモリ領域の連続した領域に配置
し、かつ、アドレス空間情報をアドレス空間情報領域に
配置して第2のオブジェクト・プログラムとして出力す
るため、デバッグ装置へ出力する第2のオブジェクト・
プログラムは、修正後のサブモジュールとアドレス空間
情報だけとすることができる。
【0014】また、本発明方法では、修正後のサブモジ
ュールをそのサブモジュールに対応する修正前のサブモ
ジュールの配置情報のアドレス範囲に配置し、かつ、修
正後のサブモジュールとそのサブモジュールに対応する
修正前のサブモジュールとの差分を第2のオブジェクト
・プログラムとして出力するようにしたため、第2のオ
ブジェクト・プログラムのサイズをより小さくすること
ができる。
【0015】また、上記の目的を達成するため、本発明
の記録媒体は、上記のデバッグ方法を実現させるための
デバッグ・プログラムを記録している。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になるソフトウェ
アのデバッグ方法及びデバッグプログラムの一実施の形
態の構成図を示す。同図において、このデバッグ方法
は、複数のサブ・モジュールに分割されたソースプログ
ラム101と、供給されたソースプログラム101を機
械語に変換してそれぞれのサブ・モジュール毎の相対ア
ドレスを割り付けるためのコンパイラ102と、コンパ
イラ102の処理結果が出力される上記サブ・モジュー
ル(以下、単にモジュールともいう)単位のオブジェク
ト・プログラム103と、オブジェクト・プログラム1
03をデバッグ装置106の実際のメモリ107に格納
するための絶対アドレスを付与する処理を行うリンカ1
04と、リンカ104の処理結果が出力されたメモリ1
07のアドレス付与済みのオブジェクト・プログラム1
05と、デバッグ装置106と、リンカ104が付与し
たオブジェクト・プログラム103の各々のモジュール
をデバッグ装置106内のメモリ107の格納アドレス
を示す格納情報ファイル108とを有する。
【0017】この実施の形態は、本出願人が特公平6−
79290号公報にて開示したコンピュータシステムに
適用される。このコンピュータシステムは、命令コード
を格納してなる命令メモリと、この命令メモリから命令
コードを読み出してその命令コードが示す命令を実行す
る中央処理装置と、命令メモリに格納された各命令コー
ドを実行した後次に実行する命令コードが格納された命
令メモリのアドレス空間コードを各命令コードが格納さ
れている命令メモリアドレスと同一のアドレスに記憶し
てなる空間コードメモリと、この空間コードメモリから
読み出されたアドレス空間コードを中央処理装置の1命
令実行時間だけ遅延させる遅延手段とを具備し、命令メ
モリと空間コードメモリのアドレス指定を遅延手段から
の出力と中央処理装置からのアドレスとによって行う構
成である。
【0018】このコンピュータシステムでは、ターゲッ
トシステムの本来の実行メモリ領域(これを”実メモリ
領域”というものとする)の他に、実メモリ領域と等価
の拡張メモリ領域と、各命令コードの次の実行アドレス
が実メモリ領域か拡張メモリ領域かを示す情報を格納す
るアドレス空間情報領域が存在する。
【0019】図2はこの特公平6−79290号公報記
載の機能を有するデバッグ装置106に含まれるメモリ
107のメモリ領域の一例を示す。このメモリ107
は、オブジェクト・プログラム105を格納する実際の
ターゲットシステムと等価の実メモリ領域201と、上
記の公報記載の拡張されたメモリ領域202と、アドレ
ス空間情報領域203を有する。実メモリ領域201
は、オブジェクト・プログラム103の4つのモジュー
ル1031〜1034が最終的に格納されるターゲット
システム本来のアドレスであり、拡張メモリ領域202
は実メモリ領域201と同じ容量を有する。
【0020】図3は格納情報ファイル108の格納情報
の一例を示す。同図において、格納情報ファイル108
は、前記モジュール1031〜1034の各モジュール
名を示すコラム301と、各モジュール1031〜10
34をそれぞれ格納する領域の開始アドレスと終了アド
レスをそれぞれ格納するコラム302、303と、各モ
ジュール1031〜1034のプログラムサイズを示す
コラム304からなる。
【0021】次に、図1〜図3に示した本実施の形態の
動作について、図4のフローチャートを併せ参照して説
明する。本発明の記録媒体に記録されたデバッグ・プロ
グラムをデバッグ装置106にて起動し(ステップS
1)、このデバッグ・プログラムに従い以下説明するデ
バッグが開始される。すなわち、まず、ソースプログラ
ム101を構成する4つのサブ・モジュールのモジュー
ル名を入力すると(ステップS2)、コンパイラ102
により各々のサブ・モジュール毎にコンパイル処理が実
行され(ステップS3)、それぞれプログラムサイズn
が付加された4つのモジュール1031〜1034から
なるオブジェクト・プログラム103が出力される(ス
テップS4)。
【0022】次にリンカ104の処理に移り、格納情報
ファイル108の有無の検索を行う(ステップS5)。
格納情報ファイル108が存在しなければ、各モジュー
ル1031〜1034のリンク処理を行った後(ステッ
プS12)、格納情報ファイル108を出力する(ステ
ップS13)。一方、ステップS5で格納情報ファイル
108が存在すると判断されたときは、格納情報の供給
を受け修正前のモジュールサイズmと修正後のモジュー
ルサイズnとの比較を行う(ステップS6)。
【0023】修正前のモジュールサイズmが修正後のモ
ジュールサイズn以上であるときには、修正後のモジュ
ールをそのまま修正前のモジュールが格納されていた実
メモリ領域201に、図3にコラム302で示した元の
開始アドレスから順に格納するように割り付ける(ステ
ップS11)。修正前のモジュールサイズmの方が修正
後のモジュールサイズnよりも小さいときには、修正後
のモジュールのうち、m番目までの分を修正前のモジュ
ールが格納されていた実メモリ領域201に、図3にコ
ラム302で示した元の開始アドレスから順に格納する
ように割り付け(ステップS7)、m番地の命令コード
に対応するアドレス空間情報に1をセットする(ステッ
プS8)。続いて、m+1番地以降のプログラムに対し
て、拡張メモリ領域202上に連続したアドレスを割り
付ける(ステップS9)。更に、m+1番目以降n−1
番目までの命令コードに対応するアドレス空間情報領域
203に1をセットする(ステップS10)。
【0024】そして、ステップS10、S11又はS1
3の処理が終了すると、オブジェクト・プログラム10
5を出力し(ステップS14)、その出力オブジェクト
・プログラム105をデバッグ装置106にロードする
(ステップS15)。
【0025】図5はデバッグ途中でモジュール1032
を修正し、元のアドレス範囲を超過した場合のオブジェ
クト・プログラムの構成図を示す。例えば、モジュール
1032の修正後のサイズが90ステップとする。この
場合、図3に示したように、80ステップ目までのモジ
ュールは元のアドレス範囲である151〜230番地に
配置する(ステップS7)。残りの10ステップは、図
5に1035で示すように、拡張メモリ領域202の2
31番地〜240番地までに配置される(ステップS
9)。
【0026】また、各々の命令コードの次の実行番地が
拡張メモリ領域202であることを示すため、実メモリ
領域201の230番地に対応するアドレス空間情報領
域203と拡張メモリ領域202の231番地〜239
番地に対応するアドレス空間情報領域203に1がセッ
トされる(ステップS8、S10)。
【0027】ここで、拡張メモリ領域202の命令コー
ドが分岐命令で、実メモリ領域201を参照している場
合は次の実行番地が実メモリ領域201であるため、対
応するアドレス空間情報をリセットする。同様に、実メ
モリ領域201のモジュール1031〜1034にある
分岐命令でモジュール1035中のシンボルを参照して
いる場合は、対応するアドレス空間情報をセットすると
いう処理を行う。
【0028】以上により、この実施の形態によるデバッ
グ方法及びデバッグプログラムで出力するオブジェクト
・プログラムは、モジュール1032及び1035と参
照部分(アドレス空間情報)だけになるため、すべてを
結合、再配置してデバッグ装置にロードする場合に比べ
て、ロード時間を含む処理時間を短縮できる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態を図6の
フローチャートと共に説明する。同図中、図4と同一処
理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。
この第2の実施の形態は第1の実施の形態のモジュール
1032に対する修正前と修正後のオブジェクト・プロ
グラムを比較し、差分のみを言語処理システム2より出
力して、デバッグ装置にダウンロードするという方法を
とることにより、第1の実施の形態に比べて更にサイズ
の減少を図るようにしたものである。
【0030】図6のフローチャートは図4のフローチャ
ートにステップS16を追加したものである。ステップ
S16では、同名ファイルが存在するかどうか判断し、
同名ファイルが存在するときに、モジュール1032の
修正前と修正後のオブジェクト・プログラムを比較し、
サイズ(n−m)の差分のみを出力する。これにより、
修正部分が少ない場合のダウンロード対象のオブジェク
ト・プログラムのサイズは最小となる。なお、m<nの
ときにも同様にして差分を送ることも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デバッグ装置へ出力する第2のオブジェクト・プログラ
ムは、修正後のサブモジュールとアドレス空間情報だけ
とすることができるため、すべてを結合、再配置してデ
バッグ装置へオブジェクト・プログラムをロードする場
合に比べてロード時間を含む処理時間を短縮でき、デバ
ッグ装置が小さいメモリ領域しか有しない組み込みシス
テムのような場合でも、十分に使用することができ、デ
バッグ効率を従来に比べて向上できる。
【0032】また、本発明によれば、修正後のサブモジ
ュールとそのサブモジュールに対応する修正前のサブモ
ジュールとの差分を第2のオブジェクト・プログラムと
して出力することにより、第2のオブジェクト・プログ
ラムのサイズをより小さくすることができるため、修正
部分が少ない場合にデバッグ装置にダウンロードするオ
ブジェクトプログラムのサイズを最小にでき、デバッグ
効率をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるソフトウェアのデバッグ方法及び
デバッグプログラムの一実施の形態の構成図である。
【図2】図1中のデバッグ装置内のメモリ領域の一例を
説明する図である。
【図3】図1中の格納情報ファイルの格納情報の一例を
説明する図である。
【図4】本発明のデバッグ方法の第1の実施の形態の動
作説明用フローチャートである。
【図5】本発明方法によりデバッグ装置へ出力するオブ
ジェクト・プログラムの一例を説明する図である。
【図6】本発明のデバッグ方法の第2の実施の形態の動
作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
101 ソースプログラム 102 コンパイラ 103 サブモジュール単位のオブジェクト・プログラ
ム 104 リンカ 105 実行可能オブジェクト・プログラム 106 デバッグ装置 107 メモリ 108 格納情報ファイル 201 実メモリ領域 202 拡張メモリ領域 203 アドレス空間情報領域 301〜304 コラム 1031〜1034 サブモジュール 1035 修正したサブモジュール1032の、修正前
のアドレス範囲を超過した部分のモジュール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲット・システムの本来の実メモリ
    領域と、該実メモリ領域と等価な拡張メモリ領域と、各
    命令コードの次の実行アドレスが前記実メモリ領域か前
    記拡張メモリ領域かを示すアドレス空間情報を格納する
    アドレス空間情報領域とが存在するメモリを備えたデバ
    ッグ装置を用いて、ソフトウェアのデバッグを行うデバ
    ッグ方法において、 前記ソフトウェアを構成するソースプログラムを第1の
    言語処理手段により機械語に変換して、複数のサブモジ
    ュール単位の第1のオブジェクト・プログラムを出力し
    た後、第2の言語処理手段によりこの複数のサブモジュ
    ール単位の第1のオブジェクト・プログラムを前記デバ
    ッグ装置内のメモリの前記実メモリ領域又は前記拡張メ
    モリ領域のアドレスを割り付け、かつ、前記アドレス空
    間情報を持つ第2のオブジェクト・プログラムとして前
    記デバッグ装置へ出力するに際し、前記サブモジュール
    が前記デバッグ装置内のメモリのどのアドレス範囲に配
    置されるかを示すモジュールの配置情報を格納手段に格
    納し、前記サブモジュールの修正時にこの配置情報が存
    在するかどうか判断し、存在するときには修正後のサブ
    モジュールをそのサブモジュールに対応する修正前のサ
    ブモジュールの配置情報のアドレス範囲に配置し、修正
    後のサブモジュールが修正前のサブモジュールよりもサ
    イズが大なるときは、超過部分を前記拡張メモリ領域の
    連続した領域に配置し、かつ、前記アドレス空間情報を
    前記アドレス空間情報領域に配置したオブジェクト・プ
    ログラムを出力することを特徴とするソフトウェアのデ
    バッグ方法。
  2. 【請求項2】 前記修正後のサブモジュールをそのサブ
    モジュールに対応する修正前のサブモジュールの配置情
    報のアドレス範囲に配置し、かつ、前記修正後のサブモ
    ジュールとそのサブモジュールに対応する修正前のサブ
    モジュールとの差分を前記第2のオブジェクト・プログ
    ラムとして出力することを特徴とする請求項1記載のソ
    フトウェアのデバッグ方法。
  3. 【請求項3】 ターゲット・システムの本来の実メモリ
    領域と、該実メモリ領域と等価な拡張メモリ領域と、各
    命令コードの次の実行アドレスが前記実メモリ領域か前
    記拡張メモリ領域かを示すアドレス空間情報を格納する
    アドレス空間情報領域とが存在するメモリを備えたデバ
    ッグ装置により、ソフトウェアのデバッグを実行させる
    デバッグ・プログラムを記録した記録媒体において、 前記デバッグ・プログラムは、前記ソフトウェアを構成
    するソースプログラムを第1の言語処理手段により機械
    語に変換して、複数のサブモジュール単位の第1のオブ
    ジェクト・プログラムを出力した後、第2の言語処理手
    段によりこの複数のサブモジュール単位の第1のオブジ
    ェクト・プログラムを前記デバッグ装置内のメモリの前
    記実メモリ領域又は前記拡張メモリ領域のアドレスを割
    り付け、かつ、前記アドレス空間情報を持つ第2のオブ
    ジェクト・プログラムとして前記デバッグ装置へ出力す
    るに際し、前記サブモジュールが前記デバッグ装置内の
    メモリのどのアドレス範囲に配置されるかを示すモジュ
    ールの配置情報を格納手段に格納し、前記サブモジュー
    ルの修正時にこの配置情報が存在するかどうか判断し、
    存在するときには修正後のサブモジュールをそのサブモ
    ジュールに対応する修正前のサブモジュールの配置情報
    のアドレス範囲に配置し、修正後のサブモジュールが修
    正前のサブモジュールよりもサイズが大なるときは、超
    過部分を前記拡張メモリ領域の連続した領域に配置し、
    かつ、前記アドレス空間情報を前記アドレス空間情報領
    域に配置したオブジェクト・プログラムを出力させるこ
    とを特徴とするデバッグ・プログラムを記録した記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記デバッグ・プログラムは、前記修正
    後のサブモジュールをそのサブモジュールに対応する修
    正前のサブモジュールの配置情報のアドレス範囲に配置
    し、かつ、前記修正後のサブモジュールとそのサブモジ
    ュールに対応する修正前のサブモジュールとの差分を前
    記第2のオブジェクト・プログラムとして出力させるこ
    とを特徴とする請求項3記載のデバッグ・プログラムを
    記録した記録媒体。
JP9162428A 1997-06-19 1997-06-19 ソフトウェアのデバッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH1115689A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9162428A JPH1115689A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 ソフトウェアのデバッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体
US09/095,567 US6175935B1 (en) 1997-06-19 1998-06-11 Software debugging method and recording medium to which debugging program has been recorded
EP98250219A EP0889405A1 (en) 1997-06-19 1998-06-18 Software debugging method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9162428A JPH1115689A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 ソフトウェアのデバッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1115689A true JPH1115689A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15754427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9162428A Pending JPH1115689A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 ソフトウェアのデバッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6175935B1 (ja)
EP (1) EP0889405A1 (ja)
JP (1) JPH1115689A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022052542A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 東芝情報システム株式会社 Ffu検査装置及びffu検査用プログラム

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001344127A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Hitachi Ltd システム開発方法、記憶媒体、情報処理装置、情報端末装置、情報処理システム及び情報処理方法
US7328007B2 (en) 2001-07-26 2008-02-05 Kyocera Wireless Corp. System and method for organizing wireless communication device system software
US7027806B2 (en) 2001-07-26 2006-04-11 Kyocera Wireless, Corp. System and method for field downloading a wireless communications device software code section
US7143407B2 (en) 2001-07-26 2006-11-28 Kyocera Wireless Corp. System and method for executing wireless communications device dynamic instruction sets
US7197302B2 (en) 2001-07-26 2007-03-27 Kyocera Wireless Corp. System and method for interchangeable modular hardware components for wireless communication devices
JP4104546B2 (ja) * 2001-07-26 2008-06-18 キョウセラ ワイヤレス コープ. 現場更新可能な無線通信デバイスソフトウェアを組織化するシステムおよび方法
US7159214B2 (en) 2001-07-26 2007-01-02 Kyocera Wireless Corp. System and method for compacting field upgradeable wireless communication device software code sections
US7184793B2 (en) 2001-07-26 2007-02-27 Kyocera Wireless Corp. System and method for over the air area code update
US7200389B2 (en) 2001-07-26 2007-04-03 Kyocera Wireless Corp. Dynamic interface software for wireless communication devices
US7184759B2 (en) 2001-07-26 2007-02-27 Kyocera Wireless Corp. Modular software components for wireless communication devices
US7386846B2 (en) 2001-07-26 2008-06-10 Kyocera Wireless Corp. System and method for the management of wireless communications device system software downloads in the field
US9554268B2 (en) 2001-07-26 2017-01-24 Kyocera Corporation System and method for updating persistent data in a wireless communications device
US7254386B2 (en) 2001-08-10 2007-08-07 Kyocera Wireless Corp. System and method for improved security in handset reprovisioning and reprogramming
US6961537B2 (en) 2001-08-10 2005-11-01 Kyocera Wireless Corp. System and method for peer-to-peer handset communication
US7359698B2 (en) 2003-09-08 2008-04-15 Kyocera Wireless Corp. Systems and methods for enhanced over-the-air programming

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4542453A (en) 1982-02-19 1985-09-17 Texas Instruments Incorporated Program patching in microcomputer
US4982360A (en) 1983-09-22 1991-01-01 Digital Equipment Corporation Memory subsystem
JPH0679290B2 (ja) 1987-05-31 1994-10-05 日本電気株式会社 コンピュ−タ装置
US5182807A (en) * 1987-12-18 1993-01-26 Nec Corporation Assembler system for determining when to compile source code modules
WO1992008231A1 (en) 1990-11-02 1992-05-14 Transcomputer, Inc. Rom patch device
JPH04346127A (ja) * 1991-05-23 1992-12-02 Sony Corp 電子装置
JPH0679290A (ja) 1992-09-02 1994-03-22 Meidensha Corp 浄水処理装置及び浄水処理方法
JPH0721033A (ja) * 1993-07-07 1995-01-24 Nec Corp 言語処理装置及びその方法
JPH0744370A (ja) 1993-08-04 1995-02-14 Nec Corp デバッグ方法
US5675803A (en) * 1994-01-28 1997-10-07 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for a fast debugger fix and continue operation
WO1996038790A1 (en) 1995-05-31 1996-12-05 Advanced Micro Devices, Inc. A system and method for patching microcode during the debugging of a processor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022052542A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 東芝情報システム株式会社 Ffu検査装置及びffu検査用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP0889405A1 (en) 1999-01-07
US6175935B1 (en) 2001-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1115689A (ja) ソフトウェアのデバッグ方法及びデバッグ・プログラムを記録した記録媒体
US6826677B2 (en) Renaming registers to values produced by instructions according to assigned produce sequence number
US20010042069A1 (en) Method and apparatus for building a memory image
CN114816417B (zh) 一种交叉编译方法、装置、计算设备及存储介质
CN112506517A (zh) 一种裸机系统级激励交叉编译系统及编译方法
CN110442399B (zh) 应用的React Native业务执行方法、装置、存储介质及终端设备
US6185673B1 (en) Apparatus and method for array bounds checking with a shadow register file
CN111666102A (zh) 文件格式转换方法、芯片验证方法、相关装置及网络芯片
US6256782B1 (en) Compile apparatus, compile method and computer-readable medium storing compiler
US20100070951A1 (en) Generic assembler
US5784605A (en) Method for processing branch instructions between computer program modules
JP3682050B2 (ja) 組込みソフトウェア開発装置
JPH0744370A (ja) デバッグ方法
CN115794260B (zh) 一种简单的dsp软件库动态加载方法
JPH0877118A (ja) 分散処理装置及びプロセス実行方法
JP2000155673A (ja) リンク装置及びリンク方法
JP3006505B2 (ja) 並列プロセスを含むプログラムの修正装置、修正方法、および修正プログラムを記憶する記憶媒体
JP3693311B2 (ja) 分散処理システム
JPS62290945A (ja) ソフトウエアデバツグ方式
EP0521265A2 (en) Parallel processing system
JPH11265290A (ja) プログラムロード方法
JPH0390931A (ja) Rom化プログラムの生成方法
JPH07129408A (ja) 言語処理プログラムの実行方式
JPH0991151A (ja) コンパイル装置及びプロセッサ装置
JPH0675757A (ja) 仮想空間常駐プログラムのリンク方式