JPH11154470A - 陰極線管の分割方法と分割装置 - Google Patents

陰極線管の分割方法と分割装置

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JPH11154470A
JPH11154470A JP32089697A JP32089697A JPH11154470A JP H11154470 A JPH11154470 A JP H11154470A JP 32089697 A JP32089697 A JP 32089697A JP 32089697 A JP32089697 A JP 32089697A JP H11154470 A JPH11154470 A JP H11154470A
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cathode ray
cathode
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線管のパネル部とファンネル部とを分割
し、分別回収する部材のリサイクル率を向上させる。 【解決手段】 使用済み陰極線管1の外周部にV溝加工
またはスクラッチ加工を施し、この後、陰極線管分割ワ
イヤ−11を添接し、高周波加熱装置10で前記陰極線
管分割ワイヤ−11を昇温させ、パネル部1bとファン
ネル部1aとに分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄・再生する映
像機器(テレビジョン受像機またはパソコンまたはディ
スプレイモニター等)の解体装置に関し、詳しくは映像
機器を構成する陰極線管(CRT/ブラウン管等とも呼
ぶ。)のパネル部とファンネル部との分割方法と分割装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】資源の有効活用、地球環境保全を目的と
して廃棄テレビジョン等を構成する陰極線管は、パネル
部とファンネル部とに分割解体し構成材料毎に分別再生
処理(リサイクル)される。陰極線管をパネル部とファ
ンネル部とに分割する方法としては例えば、特開昭62
−208525号公報等が提案されている。この場合
は、パネルガラスとファンネルガラスとの接合部を検知
し、全周からディスクカッタ−(砥石またはダイヤモン
ドホイ−ル)で切断するものである。
【0003】また、特開平7−57641号公報では、
接合部のフリットガラスを約40℃、10%の硝酸に浸
漬し、バルブ側壁から1〜2mm程度の範囲で均一に溶
解した後、約45℃温水と約10℃冷水をバルブ全体に
交互にかけ、フリットガラス部に一周するクラックを発
生させてパネル部とファンネル部とに割断するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
2−208525号公報による方法はディスクカッタ−
の消耗にともない交換を必要とし、昼夜24時間の連続
運転を困難とする。また、陰極線管切断時に多量のガラ
ス粉塵が発生し、集塵機等でガラス粉塵を集塵しても、
浮遊するガラス粉塵による労働衛生上の問題を生じる恐
れがある。また、集塵機等に内蔵されているフィルタ−
の目詰まりが激しく、フィルタ−の交換にともなう手間
と、費用の発生が著しい。
【0005】また、特開平7−57641号公報は湿式
法であり、溶剤の管理と、公害を防止するための溶剤廃
棄処理設備を要する。また、一台あたりの処理時間が長
く、コストアップとなる恐れがあった。
【0006】本発明は陰極線管の分割を乾式で、かつ効
率よく自動化し、しかも、労働環境を健全にすることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、陰極線管の周囲に金属ワイヤ−、金属プ
レート、金属枠体の内いずれか一つを添接する手段と、
前記金属部材を加熱する高周波加熱手段とを備え、前記
金属部材から陰極線管に熱衝撃を与える構成とした。こ
の構成により陰極線管の分割を効率よく自動化でき解体
後の分別再生処理を容易にする。その結果、リサイクル
率が向上し、環境保全、資源の有効活用に役立つ。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における第1の発明は、陰
極線管の周囲に金属ワイヤ−、金属プレート、金属枠体
の内いずれか一つを添接する手段と、前記金属部材を加
熱する高周波加熱手段とを備えたことを特徴とする陰極
線管の分割装置としたもので、陰極線管の分割を効率よ
く自動化でき解体後の分別再生処理を容易にする。
【0009】さらに、第2の発明は、V溝加工またはス
クラッチ加工の内いずれか一方の加工手段を備えたこと
を特徴とす第1の発明に記載の陰極線管の分割装置とし
たもので、分割位置をより正確に確定できる。。
【0010】さらに、第3の発明は、冷水または冷風の
内いずれか一方の冷却剤を供給する冷却剤供給手段を備
えたことを特徴とする第2の発明に記載の陰極線管の分
割装置としたもので、分割加工速度が向上する。
【0011】さらに、第4の発明は、搬送パレットと、
該搬送パレットに搭載した陰極線管の管面を支持して所
定の高さに持ち上げる陰極線管持ち上げ手段と、前記陰
極線管の周囲に金属ワイヤ−、金属プレート、金属枠体
の内いずれか一つを添接する手段と、前記金属部材を加
熱する高周波加熱手段とを備えたことを特徴とする陰極
線管の分割装置としたもので、陰極線管の分割を効率よ
く自動化でき解体後の分別再生処理を容易にする。
【0012】さらに、第5の発明は、搬送パレットと、
該搬送パレットを移送する搬送手段と、前記搬送パレッ
トに搭載した陰極線管の管面を支持して所定の高さに持
ち上げる陰極線管持ち上げ手段と、陰極線管の周囲に金
属ワイヤ−、金属プレート、金属枠体の内いずれか一つ
を添接する手段と、前記金属部材を加熱する高周波加熱
手段とを備えたことを特徴とする陰極線管の分割装置と
したもので、陰極線管の分割を効率よく自動化でき解体
後の分別再生処理を容易にする。
【0013】さらに、第6の発明は、陰極線管の周囲に
傷を付け、次に前記傷の近傍に金属ワイヤ−、金属プレ
ート、金属枠体の内いずれか一つを添接し、その後、前
記金属部材を高周波加熱し、さらに、陰極線管の加熱部
に冷却剤を供給して前記陰極線管をパネル部とファンネ
ル部とに分割することを特徴とする陰極線管の分割方法
としたもので、陰極線管の分割を効率よく自動化でき解
体後の分別再生処理を容易にする。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、便宜上映像機器を、テレビジョン受像機
の例により示す。
【0015】(実施例)図1は本発明の一実施例におけ
る陰極線管のパネル部とファンネル部とに分割する工程
の概念構成図で、分割装置を側面方向から見た要部構成
図を示す。図2は本発明の一実施例における陰極線管の
分割装置の要部斜視図。図3は本発明の分割装置の陰極
線管分割ワイヤ−(金属ワイヤー)が陰極線管の周囲で
拡張している状態を平面で表した図である。図4は本発
明の分割装置のCRT分割ワイヤ−が陰極線管の周囲で
収縮している状態を平面で表した図である。図5は、図
2を構成する高周波加熱手段の等価回路の回路図。図6
は本発明の一実施例における分割工程の流れ図(フロー
チャート)を示す。
【0016】図1、図2において、符号5は直径5〜6
吋、厚さ0.2mm〜1mm程度のダイヤモンドカッタ
−、6は第1の陰極線管昇降ユニットで、陰極線管を昇
降するとともに所定速度で回転させる。10は高周波加
熱装置(詳しくは高周波誘導加熱装置)。10Aは誘導
加熱コイルで、CRT分割ワイヤ−を摂氏350度〜摂
氏500度に加熱する。11はCRT分割ワイヤ−で、
陰極線管の周囲に巻き付けられ高周波加熱装置によって
摂氏350度〜摂氏500度に加熱され陰極線管に伝熱
する。12はCRT分割ワイヤ−拡縮用シリンダ−で、
CRT分割ワイヤ−を陰極線管に対し接離(接近または
離間)させる。13はワイヤー引張シリンダーで、CR
T分割ワイヤ−を陰極線管の周囲に密着させる。20は
CRT持ち上げ手段で、搬送パレット21の中央部に設
けた開口を介し,陰極線管(CRT)を前記誘導加熱コ
イル10A内の所定位置にまで持ち上げる。21は搬送
パレット、30は搬送パレット21を所定の定ピッチだ
け移送する搬送パレット移送手段たとえば搬送コンベヤ
ーである。
【0017】次に、陰極線管をパネル部1bとファンネ
ル部1aとに分割する手順について説明する。図6に分
割手順の一実施例の流れ図を示す。
【0018】搬送パレット21上にパネル面を支持して
搭載された陰極線管1は、まず、所定ピッチだけ移動
し、陰極線管の分割溝加工装置40部へ送られる。この
位置で第1の陰極線管昇降ユニット6が陰極線管のパネ
ル面を吸着し、定位置まで上昇させる。その後、陰極線
管を定速回転させる。
【0019】次に、ダイヤモンドカッタ−5をスピンド
ルモ−タ4により数千RPM〜数万RPMで回転させな
がら陰極線管のフリット部近傍(パネル部1bとファン
ネル部1aとの接合部)に押圧し、深さ0.1mm〜
0.5mmのV字溝を入れる。即ち、次工程での熱衝撃
に伴うクラック増進用の傷つけ加工を陰極線管の全周に
加工する。図1の実施例ではダイヤモンドカッタ−5を
陰極線管1の周面に2方向より対向して当接させる例を
示している。当然のことながら、ダイヤモンドカッタ−
5は陰極線管1の回転に追従して常に周面に当接する。
V字溝加工に際して、加工部に水、冷風等の冷却剤を吹
き付けるのが望ましい。なお、前記V字溝加工に代えて
ガラス切りと同様にダイヤモンド錐部でスクラッチ加工
を施してもよい。
【0020】V字溝加工後、陰極線管の回転を止め、第
1の陰極線管昇降ユニット6は下降し、陰極線管1を搬
送パレット21上に載置し、次ステ−ションの陰極線管
分割装置50に移送する。
【0021】高周波加熱装置10の下部に位置した陰極
線管1は第2のCRT昇降ユニット20によって誘導加
熱コイル10A内の所定位置にまで持ち上げられる。次
に、4箇所に配置したCRT分割ワイヤ−拡縮用シリン
ダ−が動作し、CRT分割ワイヤ−11陰極線管1を介
して陰極線管1の四隅部分を挟持する。この時、CRT
分割ワイヤ−11は、まだ陰極線管に密着していないの
で、ワイヤ−引張シリンダ−13が動作し、CRT分割
ワイヤ−11を引っ張って弛みを除き、CRT分割ワイ
ヤ−11を陰極線管に添接(密着)させる。この場合、
CRT分割ワイヤ−11が陰極線管1を周回している位
置は、分割溝加工装置でカットしたV溝位置に対応して
いる。(図3、図4参照)次に、高周波加熱装置10を
作動させCRT分割ワイヤ−11を摂氏350度〜摂氏
500度に加熱する。この場合の高周波加熱装置作動条
件としては、180V、200Aを1500ヘルツ〜2
000ヘルツで15秒かける。
【0022】この加熱操作によりCRT分割ワイヤ−1
1は高速で昇温し、熱衝撃によってクラックが前記V溝
に沿ってガラスの厚さ方向に発生し、陰極線管をパネル
部1bとファンネル部1aとに分割する。なお、熱衝撃
の印可直後に摂氏10度以下の冷風または冷水等いずれ
か一方の冷却剤を吹きつけるようにしてもよい。冷却剤
によりクラック形成が促進される。当然のことながら、
CRT分割ワイヤ−11は金属部材からなり、鋼線、編
組線など任意の部材、任意の線経としてよい。また、高
周波加熱装置10の加熱がシリンダー12,13に影響
せぬよう、断熱部材例えば、セラミックスからなるアタ
ッチメント12a,13aを介しCRT分割ワイヤ−1
1を駆動する構成とした。陰極線管の分割完了後、第2
の陰極線管昇降ユニット20は下降し、陰極線管を搬送
パレットに載置し、次ステ−ションの分別装置60に移
送する。
【0023】分別装置でロボットを動作させ搬送パレッ
ト上から陰極線管のファンネル部1aをまず取り出し、
次にパネル部1bを取り出すことによって分別収集し、
それぞれの材料毎にリサイクルする。
【0024】なお、陰極線管の分割溝加工装置40と陰
極線管分割装置50の動作を合体させ一台の機械として
もなんら支障ない。さらに、上記実施例では金属ワイヤ
ーを陰極線管の周面に添接した例を述べたが、金属ワイ
ヤーに限らず金属部材からなる矩形枠体を分割部にかぶ
せるようにしてもよい。また、周面の4方向より金属プ
レートの端面または平面を添接するようにしてもよい。
その場合、金属部材の添接手段として前記流体シリンダ
の他にカム機構、リンク機構、モーター駆動など任意の
手段を用いてよいことは言うまでもない。
【0025】図3に、上記説明に用いた高周波加熱装置
の等価回路の回路図と構成概略仕様の一例を示す。本発
明に用いた高周波加熱装置の高周波出力は最大60K
W,周波数設定範囲を0.5キロヘルツ〜2000キロ
ヘルツ程度とした。出力や周波数の設定は、取り扱う陰
極線管のインチサイズに対応して適宜設定してよいこと
は言うまでもない。下限出力も2KW程度としてよい。
【0026】また、搬送パレットの移送手段についても
任意で、コロコンベヤー、ベルトコンベヤー、ローラー
コンベヤー、チェーンコンベヤー、流体シリンダを用い
たプッシャー方式等任意に実施してよいことも同様であ
る。
【0027】次に、本発明の実施例におけるもう一つの
搬送パレットについて説明する。図7は本発明の陰極線
管の分割装置に用いるもう一つの搬送パレットの平面
図、図8は図7をS1〜S1で切断した断面図、図9は
本発明のもう一つの搬送パレットの平面図、図10は図
9をS2〜S2で切断した断面図を示す。
【0028】搬送パレット21A,21Bは木製,また
はAL等の金属部材,またはABS、ジュラコン等の樹
脂部材等からなる板状体で、図7、図9に示すものは外
形が概略矩形状をなす。また、板状体は周囲4箇所に凹
部を所定に形成するとともに、中央部にそれぞれ貫通孔
15、18を穿設してなる。
【0029】さらに、図7に示す搬送パレット21Aの
場合、前記貫通孔15の上端周縁部にもうひとまわり大
きな環状凹部16を階段状に形成し、該環状凹部16内
にリング状の弾性部材17を嵌着してなる。リング状の
弾性部材17は硬度が35度〜50度程度のゴム部材ま
たはプラスチック部材の内いずれか一つまたはその組み
合わせとした。
【0030】ゴム部材としてはシリコンゴム、フッ素ゴ
ム、ブチルゴム、ウレタンゴム、天然ゴムなど任意の部
材としてよい。勿論、スポンジ状に発泡させたものとし
てもよい。
【0031】プラスチック部材についてもシリコン系、
塩化ビニール系、ナイロン系、スチロール系など任意の
部材としてよい。
【0032】解体処理される陰極線管(CRT)は管面
を下にして搬送パレット中央上に搭載される。(図10
の二点鎖線で陰極線管を示す。) 従って、リング状の弾性部材17は陰極線管の自重によ
って弾性変形し、陰極線管の管面に沿ってほぼ密着す
る。この結果、搬送パレット21Aの搬送、停止に際
し、陰極線管と弾性部材17との摩擦力により、解体処
理される陰極線管は位置ズレすることがなく、初期の搭
載位置状態を維持できる。
【0033】図9に示す搬送パレット21Bの場合、リ
ング状の弾性部材に代え、貫通孔18の上端周縁部の3
箇所に弾性部材片19を概略、等分割角度に配置してな
る。
【0034】弾性部材片19の構成部材は図7の場合と
同様としてよい。この場合は陰極線管を3点支持してい
るので、図7の場合より更に陰極線管の配置が安定す
る。また、搬送パレット21Bの搬送、停止に際し、陰
極線管と弾性部材片19との摩擦力により、解体処理さ
れる陰極線管は位置ズレすることがなく、初期の搭載位
置状態を維持できる。
【0035】なお、搬送パレットの外形については上記
実施例に限るものでなく任意の形態としてよい。また、
貫通孔の形状についても円形に限らず、矩形など任意の
形状で実施してよいことも同様である。
【0036】上記実施例によれば、陰極線管の分割を短
時間に能率よく実施できる。また、大がかりな設備を不
要とする。さらに、搬送パレットに搭載した陰極線管の
位置ズレを防止できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の陰極線管の分割
装置は上記構成により、陰極線管の分割を効率よく自動
化し、労働環境を健全にできる。また、解体後の分別再
生処理を容易にする。その結果、リサイクル率が向上
し、環境保全、資源の有効活用に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における陰極線管の分割工程
の概念構成図
【図2】本発明の一実施例における陰極線管分割装置の
要部斜視図
【図3】本発明の一実施例における分割装置のCRT分
割ワイヤ−が陰極線管の周囲で拡張している状態を平面
で表した図
【図4】本発明の一実施例における分割装置のCRT分
割ワイヤ−が陰極線管の周囲に添接している状態を平面
で表した図
【図5】図2を構成する高周波加熱手段の等価回路の回
路図
【図6】本発明の一実施例における陰極線管の分割工程
の流れ図
【図7】本発明に用いるもう一つの搬送パレットの平面
【図8】図7をS1〜S1で切断した断面図
【図9】本発明に用いるもう一つの搬送パレットの平面
【図10】図9をS2〜S2で切断した断面図
【符号の説明】
1 CRT(陰極線管/ブラウン管) 1a ファンネル部 1b パネル部 3 フリット部(パネル部とファンネル部との接合
部) 4 スピンドルモ−タ 5 ダイヤモンドカッタ− 6 第1の陰極線管昇降ユニット 10 高周波加熱装置(高周波誘導加熱装置) 10A 誘導加熱コイル 11 CRT分割ワイヤ− 12 CRT分割ワイヤ−拡縮用シリンダ− 13 ワイヤ−引張シリンダ− 15,18 貫通孔 16 環状凹部 17 弾性部材 19 弾性部材片 21,21A,21B 搬送パレット 30 搬送パレット移送手段 40 陰極線管の分割溝加工装置 50 陰極線管分割装置 60 分別装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管の周囲に金属ワイヤ−、金属プ
    レート、金属枠体の内いずれか一つを添接する手段と、
    前記金属部材を加熱する高周波加熱手段とを備えたこと
    を特徴とする陰極線管の分割装置。
  2. 【請求項2】 さらに、V字溝加工またはスクラッチ加
    工の内いずれか一方の加工手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の陰極線管の分割装置。
  3. 【請求項3】 さらに、冷水または冷風の内いずれか一
    方の冷却剤を供給する冷却剤供給手段を備えたことを特
    徴とする請求項2記載の陰極線管の分割装置。
  4. 【請求項4】 搬送パレットと、該搬送パレットに搭載
    した陰極線管の管面を支持して所定の高さに持ち上げる
    陰極線管持ち上げ手段と、前記陰極線管の周囲に金属ワ
    イヤ−、金属プレート、金属枠体の内いずれか一つを添
    接する手段と、前記金属部材を加熱する高周波加熱手段
    とを備えたことを特徴とする陰極線管の分割装置。
  5. 【請求項5】 搬送パレットは、板状体に設けた貫通孔
    の周縁部に弾性部材を嵌着してなり、板状体の搬送時に
    前記弾性部材との摩擦力により搭載部品が位置ズレする
    のを防止することを特徴とする請求項4記載の陰極線管
    の分割装置。
  6. 【請求項6】 弾性部材をリング状のゴム部材またはプ
    ラスチック部材の内いずれか一つまたは、その組み合わ
    せとしたことを特徴とする請求項5に記載の陰極線管の
    分割装置。
  7. 【請求項7】 ゴム部材またはプラスチック部材の内い
    ずれか一つまたは、その組み合わせからなる弾性部材片
    を、貫通孔の周縁部3箇所に配設したことを特徴とする
    請求項5に記載の陰極線管の分割装置。
  8. 【請求項8】 搬送パレットと、該搬送パレットを移送
    する搬送手段と、前記搬送パレットに搭載した陰極線管
    の管面を支持して所定の高さに持ち上げる陰極線管持ち
    上げ手段と、陰極線管の周囲に金属ワイヤ−、金属プレ
    ート、金属枠体の内いずれか一つを添接する手段と、前
    記金属部材を加熱する高周波加熱手段とを備えたことを
    特徴とする陰極線管の分割装置。
  9. 【請求項9】 高周波加熱を高周波誘導加熱とし、該高
    周波誘導加熱の出力を2KW〜60KWの範囲としたこ
    とを特徴とする請求項7記載の陰極線管の分割装置。
  10. 【請求項10】 陰極線管の周囲に金属ワイヤ−、金属
    プレート、金属枠体の内いずれか一つを添接し、その
    後、前記金属部材を高周波加熱して前記陰極線管をパネ
    ル部とファンネル部とに分割することを特徴とする陰極
    線管の分割方法。
  11. 【請求項11】 陰極線管の周囲に傷を付け、次に前記
    傷の近傍に金属ワイヤ−、金属プレート、金属枠体の内
    いずれか一つを添接し、その後、前記金属部材を高周波
    加熱して前記陰極線管をパネル部とファンネル部とに分
    割することを特徴とする陰極線管の分割方法。
  12. 【請求項12】 陰極線管の周囲に傷を付け、次に前記
    傷の近傍に金属ワイヤ−、金属プレート、金属枠体の内
    いずれか一つを添接し、その後、前記金属部材を高周波
    加熱し、さらに、陰極線管の加熱部に冷却剤を供給して
    前記陰極線管をパネル部とファンネル部とに分割するこ
    とを特徴とする陰極線管の分割方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002367517A (ja) * 2001-06-12 2002-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 陰極線管の解体装置
EP1447832A1 (en) * 2003-02-14 2004-08-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha CRT separation apparatus

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