JPH11153388A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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JPH11153388A
JPH11153388A JP32080997A JP32080997A JPH11153388A JP H11153388 A JPH11153388 A JP H11153388A JP 32080997 A JP32080997 A JP 32080997A JP 32080997 A JP32080997 A JP 32080997A JP H11153388 A JPH11153388 A JP H11153388A
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JP
Japan
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pipe
cooling
heat exchange
exchange device
viscosity material
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JP32080997A
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Eiji Hattori
栄治 服部
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Sunstar Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏流を防止して高粘度材料を効果的に冷却す
る。 【解決手段】 高粘度材料が軸方向に沿って内部を貫流
可能な熱交換用パイプ10と、熱交換用パイプの内部で
軸方向に沿って配設された複数の冷却液パイプ12と、
熱交換用パイプ内の途中箇所に配置された複数のプレー
ト16と、熱交換用パイプの外周部を覆う冷却液ジャケ
ット14と、を含んで熱交換装置5を構成する。プレー
ト16は、全ての冷却液パイプが貫通する複数の孔を有
しており、冷却液パイプと該孔との間、及びプレート外
周と熱交換用パイプ内壁との間に隙間を設ける。高粘度
材料が、これらの隙間を流れるとき、冷却液パイプ及び
冷却液ジャケットの近傍を強制的に流れるので、効果的
に冷却される。そして、プレート通過後に、乱流が発生
するので、偏流を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却配管が配設さ
れた材料配管内に高粘度材料を貫流させることにより、
該高粘度材料を冷却する熱交換装置に係り、より詳しく
は、材料配管内に流れ断面積を小さくする部材を設置す
ることにより、偏流などを防止して冷却効率を高めた熱
交換装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、高粘度流体材料(非ニュートン
流体)を冷却するための様々な熱交換装置が、国内及び
国外において提案・実施されている。このような熱交換
装置の中には、例えば、多管式熱交換装置で多管内に静
止型混合器を設置した熱交換装置、単一管でジャケット
と管内とに静止型混合器を設置した熱交換装置、及び単
一管にジャケットを外周に設置し冷却水を向流方向に内
部を機械式液体移送することによる熱交換装置等があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱交換装置では、非ニュートン流体の高粘度材料を
用いているため、配管パイプ内の高粘度材料全体の流れ
が滞り、部分的な偏った流路を通って流れる、いわゆる
偏流と呼ばれる現象又は高粘度材料に機械的シェアーが
発生するおそれがある。一旦、偏流が発生すると、冷却
水パイプや冷却水ジャケットの近傍を流れた高粘度材料
のみが冷却され、他はあまり冷却されず、全体的な冷却
効率が低下する、という問題が生じる。
【0004】本発明は、上記事実に鑑みなされたので、
簡単な構成により、偏流を防止して冷却効率を向上させ
た熱交換装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、高粘度材料が軸方向に沿
って内部を貫流可能な材料配管と、前記軸方向に沿って
前記材料配管内に配設された、前記高粘度材料を冷却す
るための冷却配管と、前記高粘度材料が少なくとも前記
冷却配管の周囲近傍に集中して流れるように、前記高粘
度材料の流れ断面積を前記材料配管内の途中箇所で小さ
くする絞り部材と、を含んで構成したものである。
【0006】ここで、高粘度材料には、高粘度液や、シ
ーリング材、接着剤及びコーティング材などの高粘度液
を成分とする組成物などがある。
【0007】請求項1の発明では、比較的高温の高粘度
材料を材料配管を通して貫流させたとき、材料配管内に
配設された冷却配管により、高粘度材料が冷却される。
そして、材料配管の途中箇所において、高粘度材料が絞
り部材を通過するとき、流れ断面積が小さくなって、冷
却配管の周囲近傍に集中して流れる。なお、ここでいう
流れ断面積とは、貫流方向に垂直な断面での高粘度材料
の流れる領域の面積をいう。
【0008】このように本発明では、高粘度材料が、絞
り部材を通過するとき冷却配管の近傍に強制的に集めら
れて流れるので、むらなく、より効果的に冷却される。
また、絞り部材を通過するとき、流れ断面積が小さくな
るので、流速が増加し、絞り部材を通過した後の高粘度
材料の流れは、乱流状態となる。この乱流状態により、
絞り部材を配置していない箇所でも高粘度材料をほぼ均
等に冷却することができる。さらに、乱流の発生によ
り、偏流や機械的シェアーの発生を回避することがで
き、冷却効率を向上することができる。また、本発明で
は、絞り部材と材料配管とのクリアランス面積を材料配
管数により調整できるので、高粘度材料を流す手段とし
てのポンプ等の圧力を大幅に増加させることなく、上記
効果を達成することができる。
【0009】また、請求項2の発明のように、前記冷却
配管を、複数、設置するのが望ましい。これにより、伝
熱面積が増加し、高粘度材料を、より効果的に冷却する
ことができる。なお、絞り部材も複数の冷却配管に対応
して、高粘度材料が絞り部材を通過するとき、複数の冷
却配管の近傍を集中して流れるように構成される。
【0010】また、絞り部材の設置数も、偏流防止効果
を考慮して、材料配管の軸方向の長さ等に応じて任意好
適に設定することができ、請求項3の発明のように、絞
り部材を、複数、設置してもよい。
【0011】前記絞り部材は、例えば、請求項4の発明
のように、該絞り部材が前記材料配管内に配置された状
態で前記冷却配管が貫通可能な孔を有すると共に、該孔
の内周径を、前記冷却配管の外周径よりも大きくするこ
とで構成することができる。これにより、冷却配管と孔
との間に隙間ができ、この隙間を高粘度材料が通過する
ことができる。すなわち、絞り部材の設置個所におい
て、高粘度材料を冷却配管の近傍に集中して流すことが
できる。
【0012】このとき、請求項5の発明のように、前記
絞り部材の孔と前記冷却配管との間のクリアランスを、
前記冷却配管の外周径と比較して小さくすることが望ま
しい。これにより、冷却配管による冷却効果の十分及ぶ
範囲の冷却配管近傍領域を、高粘度材料が通過すること
ができる。また、乱流を生じやすくすることもできる。
【0013】なお、請求項6の発明のように、請求項1
乃至請求項5のいずれか1項の前記冷却配管には、冷却
液が流れるようにすることにより、簡単な構成で高粘度
材料を冷却することができる。ここで、冷却液とは、冷
媒であって、水、液化ガス、オイルなどがある。
【0014】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
のいずれか1項に記載の発明において、前記材料配管の
外周部に、前記高粘度材料を冷却するための冷却手段を
さらに設けたことを特徴とする。
【0015】請求項7の発明では、材料配管を流れる高
粘度材料が、前記冷却手段により材料配管の外周部から
も冷却されるので、冷却効率を向上することができる。
このとき、請求項8の発明のように、冷却手段が材料配
管の外部側面をすべて覆うようにすることにより、伝熱
面積を広くして、冷却効率をさらに向上することができ
る。
【0016】請求項7又は請求項8の前記絞り部材は、
請求項9の発明のように、前記高粘度材料が、前記冷却
配管の周囲近傍及び前記材料配管の内壁周囲近傍に集中
して流れるように、前記高粘度材料の流れ断面積を前記
材料配管内の途中箇所で小さくする部材として構成する
ことができる。
【0017】請求項9の発明では、高粘度材料が絞り部
材を通過するとき、冷却配管の近傍のみならず、材料配
管の内壁周囲近傍すなわち冷却手段の近傍に、強制的に
集められて流れるので、むらなく、さらに効果的に冷却
される。
【0018】請求項9の前記絞り部材を構成するため、
例えば、請求項10の発明のように、該絞り部材の外周
径が前記材料配管の内壁径よりも小さく、かつ該絞り部
材が前記材料配管内に配置された状態で前記冷却配管が
貫通可能な孔を有すると共に、前記孔の内周径は、前記
冷却配管の外周径よりも大きくすることで実現できる。
【0019】これにより、冷却配管と孔との間及び絞り
部材と材料配管の内壁との間に隙間ができ、これらの隙
間を高粘度材料が通過することができる。すなわち、絞
り部材の設置個所において、高粘度材料を、冷却配管の
近傍と、冷却手段の冷却効果が十分及ぶ範囲の材料配管
の内壁近傍と、にそれぞれ集中して流すことができる。
【0020】このとき、請求項11の発明のように、前
記絞り部材の孔と前記冷却配管との間の第1クリアラン
スは、前記冷却配管の外周径と比較して小さく、かつ前
記絞り部材と前記材料配管の内壁との間の第2クリアラ
ンスは、前記絞り部材の外周径と比較して小さくするの
が望ましい。これにより、冷却配管による冷却効果の十
分及ぶ範囲の冷却配管近傍領域と、冷却手段による冷却
効果の十分及び範囲の材料配管内壁とを、高粘度材料が
それぞれ通過することができる。また、第1及び第2ク
リアランスを小さくすることにより乱流を生じやすくす
ることもできる。
【0021】なお、請求項12の発明のように、請求項
7乃至請求項11のいずれか1項に記載の前記冷却手段
の内部に、冷却液が流れるようにしてもよい。これによ
り、簡単な構成で高粘度材料を冷却することができる。
また、冷却配管にも冷却液を流す場合には、冷却設備と
冷却液の配送設備を共有化することができる。
【0022】請求項1乃至請求項12のいずれか1項に
記載の絞り部材は、例えば、以下のように構成すること
ができる。
【0023】請求項13の発明は、前記絞り部材が、外
周部が前記材料配管の内壁と同形状であり、実質的な平
面を有する平板状部材であることを特徴とする。
【0024】請求項14の発明は、請求項13の前記平
板状部材が、前記平面が前記軸方向に対して略直角とな
るように前記材料配管内の途中に配置されていることを
特徴とする。
【0025】請求項15の発明は、請求項13又は請求
項14の前記平板状部材が、前記材料配管内で前記軸方
向に沿って延設された支持部材に固定されていることを
特徴とする。
【0026】請求項15の発明では、支持部材を、例え
ば絞り部材の中央部で該絞り部材を固定する軸方向に延
びるシャフト等で構成することにより、材料配管内での
冷却配管の配設を容易にすることができる。
【0027】請求項16の発明は、請求項1乃至請求項
15のいずれか1項に記載の発明において、前記材料配
管内で前記絞り部材を前記軸方向に沿って摺動可能な摺
動手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0028】請求項16の発明では、たとえ偏流や機械
的シェアーが発生したとしても、摺動手段が、材料配管
内で絞り部材を軸方向に沿って摺動するため、流れの状
態を変えて偏流を消滅させることができ、これにより、
さらに冷却効率を高めることができる。また、材料配管
の内壁への高粘度材料の付着を少なくすることができ
る。
【0029】請求項16の摺動手段は、例えば、請求項
17の発明のように、前記材料配管を前記軸方向に沿っ
て貫通し、かつ前記絞り部材を支持するシャフトと、前
記材料配管の外部で該シャフトの端部に取り付けられ、
かつ前記シャフトを前記軸方向に往復駆動する駆動手段
と、を有する手段として構成することができる。
【0030】請求項17の発明では、駆動手段がシャフ
トを軸方向に往復駆動するため、該シャフトに支持され
た絞り部材が、材料配管内で軸方向に摺動する。
【0031】なお、請求項18の発明のように、複数の
前記絞り部材を、前記シャフトに所定間隔で取り付ける
ことができる。この場合、複数の絞り部材が同時に材料
配管内を往復移動する。
【0032】また、摺動手段による絞り部材の往復移動
を開始するときの条件として、例えば、請求項19の発
明のように、前記摺動手段が、所定の開始条件が成立し
たとき、或いは所定の開始指示があったときに、前記絞
り部材を前記軸方向に沿って摺動する。
【0033】上記所定の開始条件として、予め定められ
た時刻となったとき、或いは、高粘度材料の温度、圧
力、流量などを監視し、所定の基準を比較して異状にな
った可能性が高いときなどが、考えられる。また、所定
の開始指示とは、オペレータによる所定の入力などを指
す。
【0034】一方、摺動手段による絞り部材の往復移動
を終了するときの条件として、例えば、請求項20の発
明のように、前記摺動手段が、所定の終了条件が成立し
たとき、或いは所定の終了指示があったときに、前記絞
り部材の摺動を停止する。
【0035】上記所定の終了条件として、絞り部材が所
定回数往復したとき、往復運動を開始してから所定時間
が経過したとき、及び偏流が消滅したと判定されたとき
などが考えられる。また、所定の終了指示とは、オペレ
ータによる所定の入力などを指す
【0036】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態に係
る熱交換装置の構造を示す断面正面図が示されている。
同図に示すように、本実施形態に係る熱交換装置5は、
高粘度材料を流して熱交換を行うための材料配管とし
て、径の太い円柱状の熱交換用パイプ10を備えてい
る。この熱交換用パイプ10の図の上側及び下側のパイ
プ端部は、それぞれ上端部材30及び下端部材31によ
って覆われている。
【0037】熱交換用パイプ10の側面下部には、比較
的高温の高粘度材料が供給される高粘度材料供給ポート
22Aが設けられており、熱交換用パイプ10の側面上
部には、該熱交換用パイプ内を流れてきた高粘度材料が
排出される高粘度材料排出ポート22Bが設けられてい
る。すなわち、高粘度材料供給ポート22Aから供給さ
れた高粘度材料は、全体的には、熱交換用パイプ10内
を図の貫流方向Sに沿って流れ、最終的に高粘度材料排
出ポート22Bから排出される。
【0038】また、上端部材30及び下端部材31の中
央部には、熱交換用パイプ10の軸線15方向に沿って
配置されたシャフト20が貫通している。このシャフト
20は、上端部材30及び下端部材31の中央付近にそ
れぞれ設けられた上側シャフト軸受け部33及び下側シ
ャフト軸受け部35により支持されている。これらの上
側シャフト軸受け部33及び下側シャフト軸受け部35
は、熱交換用パイプ10の軸方向に沿ってシャフト20
が上下(図のQ方向)に摺動可能なように構成されてい
る。なお、シャフト20は、下端部材31及び上端部材
30を貫通するが、高粘度材料が漏れないように、シャ
フトと部材との間はシール(軸封)されている。
【0039】熱交換用パイプ10の上側には、油圧シリ
ンダー18が収容されたハウジング11が設けられてい
る。この油圧シリンダー18は、上側シャフト軸受け部
33から突出したシャフト20に、取り付け部材19を
介して連結されており、入力指令に応じてシャフト20
を所定の上限及び下限の位置範囲内で上下に摺動させ
る。また、ハウジング11内の所定の2箇所に、それぞ
れ取り付け部材の通過を検知するための上限リミットス
イッチ28及び下限リミットスイッチ29が設置されて
いる。これらのリミットスイッチは、後述する制御装置
に接続されており、該制御装置は、各々のリミットスイ
ッチ出力信号に基づいて、シャフト20の上限位置及び
下限位置の判定を行う。
【0040】また、熱交換用パイプ10の下端部材31
には、冷却液供給ポート24Aから供給された冷却液を
一時的に貯めておく冷却液供給室34Aと、冷却液排出
ポート24Bから排出するための冷却液を一時的に貯め
ておく冷却液排出室34Bと、が取り付けられている。
そして、冷却液供給室34A及び冷却液排出室34Bか
ら、熱交換用パイプ10の軸線15と平行な方向に沿っ
て、該熱交換用パイプ内に複数(本実施形態の例では、
54個)の冷却液パイプ12が延設されている。
【0041】これらの冷却液パイプ12は、熱交換用パ
イプ10の上端部材30を貫通し、該部材上に設けられ
た、冷却液を一時的に貯めておくための冷却液室32に
接続されている。なお、冷却液パイプは、下端部材31
及び上端部材30を貫通するが、高粘度材料が漏れない
ように、パイプと部材との間はシール(軸封)されてい
る。
【0042】このように本実施形態では、冷却液供給ポ
ート24Aから供給された冷却液が、冷却液供給室34
Aに一旦貯まり、そこから延設された冷却液パイプ12
を通って、上端部の冷却液室32に流入する。冷却液室
32に貯まった冷却液は、冷却液排出室34Bに接続さ
れた他の冷却液パイプを通って流れた後、冷却液排出室
34Bに流入し、冷却液排出ポート24Bから排出され
る。すなわち、冷却液は、熱交換用パイプ10内を往復
しながら、その周囲の高粘度材料を冷却する。
【0043】さらに、本実施形態では、熱交換用パイプ
10の側面外周を覆うように、冷却液ジャケット14が
取り付けられている。この冷却液ジャケット14は、内
部が中空となっており、冷却液が供給される冷却液供給
ポート26Aを側面下部に、冷却液が排出される冷却液
排出ポート26Bを側面上部に、有している。冷却液供
給ポート26Aに供給された冷却液は、冷却液ジャケッ
ト14の内部を満たし、最終的に冷却液排出ポート26
Bから排出される。すなわち、冷却液ジャケット14
は、外側から熱交換用パイプ10内の高粘度材料を冷却
する。
【0044】また、熱交換用パイプ10内には、複数
(本実施形態の例では、4個)の薄い円板状のプレート
16が設置されている。これらのプレート16は、隣接
するプレート間隔が所定間隔となるように、取り付け具
17を介してシャフト20に各々固定されている。
【0045】ここで、プレート16の上面図及び側面図
を図3に示す。同図に示すように、プレート16は、互
いに平行な2つの平面部41を有しており、その輪郭形
状は、熱交換用パイプ10の内壁断面円の直径よりも、
わずかに小さい半径を有する円とされている。また、プ
レート16には、すべての冷却液パイプ12を貫通させ
るための複数(本実施形態の例では54個)の孔40が
2つの平面部41を貫通して設けられている。これらの
孔40は、その直径が、冷却液パイプ12の断面直径よ
りもわずかに大きい直径を有しており、その平面部41
が軸線15に対して垂直に配置された状態で、すべての
孔40にすべての冷却液パイプが貫通するように、位置
決めされている。
【0046】実際にプレート16を熱交換用パイプ10
内に配置した状態の概念図を、図4に示す。同図に示す
ように、プレート16は、すべての孔40にすべての冷
却液パイプ12が貫通するように(図では一部のみ記
載)、シャフト20上の所定位置に固定される。そし
て、このとき、プレート16の平面部41と、軸線15
とは略垂直に交わっている。
【0047】ここで、プレート16は、その直径が、熱
交換用パイプ10の内壁直径よりもわずかに小さくなる
ように製作されているため、図5(a)に示すように、
配管用パイプ10の内壁13とプレート16の外周との
間に、ほぼ一様なクリアランスC2(例えば約5mm)
が生じる。また、プレート16の孔40の直径は、冷却
液パイプ12の直径よりもわずかに大きいため、図5
(b)に示すように、孔40の内壁と冷却液パイプ12
の外周との間に、ほぼ一様なクリアランスC1(例えば
約1mm)が生じる。
【0048】なお、上記の熱交換装置5は、例えば、図
2に示すような熱交換システムに適用される。同図に示
すように、この熱交換システムは、システム全体を制御
・管理する制御装置50と、高粘度材料を供給する高粘
度材料供給装置57と、冷却液を供給する冷却液供給装
置61と、冷却された高粘度材料を貯留する貯留タンク
65と、を有している。
【0049】このうち高粘度材料供給装置57は、冷却
対象となる比較的高温(例えば、60℃〜80℃)の高
粘度材料を貯蔵しておく高粘度材料タンク56と、該タ
ンクの高粘度材料を熱交換装置5に供給するときの供給
路となる高粘度材料供給パイプ62と、該パイプの途中
に設けられたポンプ58と、を備えている。
【0050】高粘度材料供給パイプ62は、高粘度材料
タンク56から延設されており、熱交換装置5の高粘度
材料供給ポート22Aに連結されている。また、ポンプ
58は、高粘度材料供給パイプ62を介して、高粘度材
料タンク56から高粘度材料を汲み上げ、所定圧力で熱
交換装置5へ吐出する。
【0051】また、冷却液供給装置61は、熱交換装置
5の内部及び外部を通って循環する冷却液を冷却するた
めの冷却装置60と、該冷却装置により冷却された冷却
液を熱交換装置5に供給するときの供給路となる冷却液
供給パイプ67と、熱交換装置5から冷却装置60へ冷
却液を排出するときの排出路となる冷却液排出パイプ7
0と、冷却液供給パイプ67の途中に設けられたポンプ
68と、を備えている。
【0052】冷却装置60は、冷却液排出パイプ70を
通って流入した冷却液を、冷却液供給パイプ67に流出
する途中で、装置内部を流れる冷却液を冷却するための
図示しない冷却手段を有している。この冷却手段は、例
えば、冷媒(例えばフロンガス)を凝縮させる工程及び
蒸発させる工程の繰り返しからなる冷凍サイクルを用
い、該冷媒の蒸発課程で冷却液から熱を吸収することに
より実現できる。
【0053】例えば、熱交換装置5に供給すべき冷却液
の温度が約10℃のとき、熱交換装置5から排出された
冷却液の温度が12℃〜13℃に上昇しても、この冷却
装置60により、約10℃にまで温度が下げられ、再び
熱交換装置5に供給される。なお、冷却装置60は、制
御装置50と接続されており、該制御装置50の指令に
より運転制御される。例えば、10℃の冷却液を常に供
給するように制御される。
【0054】冷却液供給パイプ67は、途中で2つのパ
イプに分岐し、一方は、冷却液パイプ12の冷却液供給
ポート24Aに連結され、他方は、冷却液ジャケット1
4の冷却液供給ポート26Aに連結される。また、冷却
液排出パイプ70も途中で2つのパイプに分岐し、一方
は、冷却液パイプ12の冷却液排出ポート24Bに連結
され、他方は、冷却液ジャケット14の冷却液排出ポー
ト26Bに連結される。
【0055】また、ポンプ68は、所定圧力で冷却液を
吐出することにより、熱交換装置5と冷却装置60とを
循環する冷却液の流れを生成する。
【0056】熱交換装置5の高粘度材料排出ポート22
Bは、高粘度材料排出パイプ64を介して貯留タンク6
5と連結されている。貯留タンク65には、熱交換装置
5から排出された、冷却後の高粘度材料が貯留される。
貯留タンク65に貯留された高粘度材料は、例えば充填
機などに送られ、所定の収容物に充填される。
【0057】また、制御装置50は、オペレータから該
制御装置に情報を入力する手段としての入力部52と、
該入力部からの入力結果や本熱交換システムの各種測定
量(高粘度材料の温度、圧力及び流量、冷却液の温度、
圧力及び流量)等を表示するための表示部54と、を備
えている。この制御装置50は、CPU、RAM、RO
Mなどを有し、所定のプログラムに従ってシステム全体
を制御・管理するパーソナルコンピュータとして構成す
ることができる。
【0058】この制御装置50は、少なくとも油圧シリ
ンダー18の図示しない駆動装置、上限リミットスイッ
チ28及び下限リミットスイッチ29と接続されてい
る。制御装置50は、所定条件が成立したと判定したと
き、又はオペレータからの指示を受けたときに油圧シリ
ンダー18を上下に動かすように駆動装置を制御すると
共に、各々のリミットスイッチ出力信号に基づいて、シ
ャフト20の上限位置及び下限位置を越えないように油
圧シリンダーの往復運動を制限する。
【0059】また、制御装置50は、ポンプ58、ポン
プ68及び冷却装置60と接続されており、高粘度材料
の流量、冷却液の流量、冷却温度等を制御することがで
きる。
【0060】例えば、高粘度材料供給パイプ62、冷却
液供給パイプ70等にパイプ内の圧力を測定する圧力計
(図示せず)をそれぞれ設け、制御装置50が測定圧力
を監視できるようにしてもよい。この場合、測定圧力が
所定圧力又は入力部52から入力された圧力となるよう
に、制御装置50がポンプ58及びポンプ68を制御す
ることも可能である。
【0061】さらに、熱交換用パイプ10の内部や冷却
液供給パイプ70の内部に温度計(図示せず)を設け、
高粘度材料が所定の温度まで温度低下するように、制御
装置50が冷却液の温度、高粘度材料の流量、冷却液の
流量等を制御することもできる。
【0062】なお、各パイプの所定箇所に、逆流防止
弁、制御装置50により制御可能な制御弁等を設けても
よい。
【0063】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0064】冷却液供給装置61から冷却液が供給され
ると、熱交換装置5の冷却液供給ポート24A、26A
に至り、それぞれ供給室34Aと接続された複数の冷却
液パイプ12と、冷却液ジャケット14に流入する。複
数の冷却液パイプ12へ流入した冷却液は、該冷却パイ
プ内を熱交換用パイプ10の下端部から上端部まで上昇
し、冷却液室32で一旦、合流した後、排出室34Bと
接続された複数の冷却液パイプ12を通って、熱交換用
パイプ10の上端部から下端部まで下降し、冷却液排出
ポート24Bから冷却液排出パイプ70を通って冷却装
置60に排出され、所定温度に冷却された後、再び熱交
換装置5へ供給される。
【0065】また、冷却液ジャケット14へ供給された
冷却液は、該ジャケット内を満たした後、冷却液排出ポ
ート26Bから冷却液排出パイプ70を通って冷却装置
60に排出され、所定温度に冷却された後、再び熱交換
装置5へ供給される。
【0066】一方、高粘度材料供給装置57から高粘度
材料が供給されると、熱交換装置5の高粘度材料供給ポ
ート22Aに至り、熱交換用パイプ10内を下端部から
上端部へ向かって(図1のS方向)流れる。このとき、
冷却液が流れて温度の低下した冷却パイプ12及び冷却
液ジャケットの近傍を流れた高粘度材料は、冷却され
る。本実施形態では、多数の冷却パイプ12と、熱交換
用パイプ10の側面部を覆っている冷却液ジャケット1
4とを、冷却手段として用いているため、伝熱面積が大
きくなり、冷却効果を向上することができる。
【0067】通常の場合、油圧シリンダー18を駆動せ
ず、シャフト20を所定位置に固定しておくので、高粘
度材料は、熱交換用パイプ10内に配置された4枚のプ
レート16が所定位置に固定された状態で熱交換用パイ
プ10内を貫流する。
【0068】高粘度材料がこれらのプレート16を通過
するとき、高粘度材料は、冷却液パイプ12とプレート
16の孔40との間の隙間(図5(b)のクリアランス
C1)及び熱交換用パイプ10の内壁13とプレート1
6の外周部との間の隙間(図5(b)のクリアランスC
2)を通って流れる。このとき、プレート16を通過す
るすべての高粘度材料は、冷却液パイプ12と冷却液ジ
ャケット14のきわめて近傍を強制的に流されることに
なるので、高粘度材料がむらなく冷却され、冷却効率が
向上する。
【0069】さらに、図4に示すように、小さなクリア
ランスC1、C2を通ってプレート16を通過した高粘
度材料の流れは、乱流状態(図4では流線の乱れとして
表している)となるので、偏流の発生を回避することが
できる。このように乱流を発生させ、偏流を防止するこ
とにより、すべての高粘度材料をほぼ均等に冷却して、
冷却効率を向上させることができる。
【0070】乱流状態となった高粘度材料の流れは、上
段にあるプレートを順次通過し、強制冷却及び乱流発生
を繰り返しながら冷却効率をさらに高め、最終的に熱交
換用パイプ10の上端部に達した高粘度材料は高粘度材
料排出ポートから排出され、貯留タンク65に貯留され
る。
【0071】また、制御装置50は、所定の開始条件が
成立したとき、或いはオペレータからの開始指示があっ
たとき、油圧シリンダー18を駆動させることにより、
シャフト20を所定の上限位置から所定の下限位置まで
の範囲内で図1のQ方向に沿って往復移動させる。これ
に伴い、シャフト20に固定されたプレート16も、図
4のP方向に沿って上下に往復移動する。
【0072】制御装置50は、所定の終了条件が成立し
たとき、或いはオペレータからの終了指示があったと
き、シャフト20が任意位置(例えば図1の上限位置)
にきたところで油圧シリンダーを停止させる。
【0073】たとえ熱交換用パイプ内で高粘度材料の偏
流が発生したとしても、本実施形態のようにプレート1
6を往復移動させることによって、流れの状態を変える
ことができ、偏流を消滅させることができる。また、偏
流が発生していなくてもプレート16の往復移動により
乱流状態が強くなるので、偏流が発生する前段階の流れ
を変え、偏流の発生を未然に防止することができる。ま
た、内壁への高粘度材料の付着を少なくすることができ
る。
【0074】なお、プレート16の往復運動を開始する
ための開始条件として、例えば、予め定められた時刻と
なったとき、或いは、高粘度材料の温度、圧力、流量な
どを監視し、所定の基準を比較して異状になった可能性
が高いときに、往復運動を開始することなどが考えられ
る。また、プレート16の往復運動を終了するための終
了条件として、例えば、プレートが所定回数往復したと
き、或いは往復運動を開始してから所定時間が経過した
ときに、往復運動を終了することなどが考えられる。さ
らに、高粘度材料温度を監視し、所定の基準値と比較し
て合格と判定されたときに往復運動を終了するようにし
てもよい。
【0075】以上が本発明の実施形態であるが、本発明
は、上記例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において任意好適に変更可能であ
る。
【0076】例えば、熱交換用パイプ10内に配置され
たプレート16や該プレートに設けられた孔の個数は、
各種条件が許す限り任意の個数を選択することが可能で
ある。また、プレート16、孔40、冷却液パイプ1
2、冷却液ジャケット14及び熱交換用パイプ10に関
する形状、寸法、及び配置方法も、本発明の効果を奏す
る限り、変更可能である。
【0077】また、図2の熱交換システムにおいて、熱
交換用パイプ10の数を、複数、設けることもできる。
この場合、プレート16と熱交換用パイプ10との間の
クリアランス面積を熱交換用パイプの数により調整でき
るので、ポンプ58の吐出圧力を大幅に増加させる必要
がなくなる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項20の発明によれば、高粘度材料が冷却配管等の近傍
に集中して流れるように、高粘度材料の流れ断面積を材
料配管内の途中箇所で小さくする絞り部材を配置すると
いうきわめて簡単な構成により、より効果的に高粘度材
料を冷却することができると共に、偏流や機械的シェア
ーの発生を防止して冷却効率を向上することができる、
という優れた効果が得られる。
【0079】特に、請求項16乃至請求項20の発明に
よれば、材料配管内で絞り部材を軸方向に沿って摺動す
る摺動手段を設けたため、たとえ偏流が発生したとして
も、流れの状態を変えて偏流を消滅させることができ、
これにより、さらに冷却効率を高めることができる、と
いう効果が得られる。また、材料配管の内壁への高粘度
材料の付着を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る熱交換装置の構造を示
す断面正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る熱交換装置が適用され
る熱交換システムの概要図である。
【図3】本発明の実施形態に係る熱交換装置で用いられ
るプレートの上面図及び側面図である。
【図4】図3のプレートを本発明の実施形態に係る熱交
換装置に配置した状態を示す概念図である。
【図5】クリアランスを説明するための図であって、
(a)は、プレートと熱交換用パイプとの間のクリアラン
スC2 、(b)は、冷却液パイプとプレートの孔との
間のクリアランスC1を示す図である。
【符号の説明】
5 熱交換装置 10 熱交換用パイプ(材料配管) 12 冷却液パイプ(冷却配管) 14 冷却液ジャケット(冷却手段) 16 プレート(絞り部材) 18 油圧シリンダー(駆動手段) 20 シャフト 40 孔 50 制御装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高粘度材料が軸方向に沿って内部を貫流
    可能な材料配管と、 前記軸方向に沿って前記材料配管内に配設された、前記
    高粘度材料を冷却するための冷却配管と、 前記高粘度材料が少なくとも前記冷却配管の周囲近傍に
    集中して流れるように、前記高粘度材料の流れ断面積を
    前記材料配管内の途中箇所で小さくする絞り部材と、 を含む熱交換装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却配管を、複数、設置したことを
    特徴とする請求項1に記載の熱交換装置。
  3. 【請求項3】 前記絞り部材を、複数、設置したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換装置。
  4. 【請求項4】 前記絞り部材は、該絞り部材が前記材料
    配管内に配置された状態で前記冷却配管が貫通可能な孔
    を有すると共に、該孔の内周径は、前記冷却配管の外周
    径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1項に記載の熱交換装置。
  5. 【請求項5】 前記絞り部材の孔と前記冷却配管との間
    のクリアランスは、前記冷却配管の外周径と比較して小
    さいことを特徴とする請求項4に記載の熱交換装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却配管には、冷却液が流れること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記
    載の熱交換装置。
  7. 【請求項7】 前記材料配管の外周部に、前記高粘度材
    料を冷却するための冷却手段をさらに設けたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の熱
    交換装置。
  8. 【請求項8】 前記冷却手段は、前記材料配管の外部側
    面をすべて覆っていることを特徴とする請求項7に記載
    の熱交換装置。
  9. 【請求項9】 前記絞り部材は、前記高粘度材料が、前
    記冷却配管の周囲近傍及び前記材料配管の内壁近傍に集
    中して流れるように、前記高粘度材料の流れ断面積を前
    記材料配管内の途中箇所で小さくする部材であることを
    特徴とする請求項7又は請求項8の熱交換装置。
  10. 【請求項10】 前記絞り部材は、該絞り部材の外周径
    が前記材料配管の内壁径よりも小さく、かつ該絞り部材
    が前記材料配管内に配置された状態で前記冷却配管が貫
    通可能な孔を有すると共に、 前記孔の内周径は、前記冷却配管の外周径よりも大きい
    ことを特徴とする請求項9に記載の熱交換装置。
  11. 【請求項11】 前記絞り部材の孔と前記冷却配管との
    間の第1クリアランスは、前記冷却配管の外周径と比較
    して小さく、かつ前記絞り部材と前記材料配管の内壁と
    の間の第2クリアランスは、前記絞り部材の外周径と比
    較して小さいことを特徴とする請求項10に記載の熱交
    換装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却手段の内部に、冷却液が流れ
    ることを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか
    1項に記載の熱交換装置。
  13. 【請求項13】 前記絞り部材は、外周部が前記材料配
    管の内壁と同形状であり、実質的な平面を有する平板状
    部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項12の
    いずれか1項に記載の熱交換装置。
  14. 【請求項14】 前記平板状部材は、前記平面が前記軸
    方向に対して略直角となるように前記材料配管内の途中
    に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の
    熱交換装置。
  15. 【請求項15】 前記平板状部材は、前記材料配管内で
    前記軸方向に沿って延設された支持部材に固定されてい
    ることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の
    熱交換装置。
  16. 【請求項16】 前記材料配管内で前記絞り部材を前記
    軸方向に沿って摺動可能な摺動手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項1
    5のいずれか1項に記載の熱交換装置。
  17. 【請求項17】 前記摺動手段は、 前記材料配管を前記軸方向に沿って貫通し、かつ前記絞
    り部材を支持するシャフトと、前記材料配管の外部で該
    シャフトの端部に取り付けられ、かつ前記シャフトを前
    記軸方向に往復駆動する駆動手段と、 を有することを特徴とする請求項16の熱交換装置。
  18. 【請求項18】 複数の前記絞り部材が、前記シャフト
    に所定間隔で取り付けられていることを特徴とする請求
    項17の熱交換装置。
  19. 【請求項19】 前記摺動手段は、所定の開始条件が成
    立したとき、或いは所定の開始指示があったときに、前
    記絞り部材を前記軸方向に沿って摺動することを特徴と
    する請求項16乃至請求項18のいずれか1項に記載の
    熱交換装置。
  20. 【請求項20】 前記摺動手段は、所定の終了条件が成
    立したとき、或いは所定の終了指示があったときに、前
    記絞り部材の摺動を停止することを特徴とする請求項1
    9に記載の熱交換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007101019A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Asahi Shuzo Kk 液体熱処理システム
CN114392707A (zh) * 2022-02-25 2022-04-26 山东大明精细化工有限公司 一种用于生产磺酸类表面活性剂的反应器换热系统

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