JPH11151448A - 旋動式破砕機 - Google Patents

旋動式破砕機

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Publication number
JPH11151448A
JPH11151448A JP31835897A JP31835897A JPH11151448A JP H11151448 A JPH11151448 A JP H11151448A JP 31835897 A JP31835897 A JP 31835897A JP 31835897 A JP31835897 A JP 31835897A JP H11151448 A JPH11151448 A JP H11151448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
bowl liner
liner
mantle
bowl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31835897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Akagawa
博美 赤川
Makoto Nakano
誠 中野
Haruo Kayano
治男 萱野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
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Publication of JPH11151448A publication Critical patent/JPH11151448A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バウルライナの偏摩耗解消作業を省力化し、
かつ運転効率を向上させる。 【解決手段】 フレーム1にバウルライナ2を設け、そ
の内側に位置するマントル11とバウルライナ2との間
に破砕室12を形成し、破砕室12に供給された被砕物
をマントル11を偏心回転させて破砕する旋動式破砕機
において、バウルライナ2のフレーム1への固定手段と
して油圧式の固定装置Aを用い、この固定装置Aの固定
力を低下させると、マントル11の回転が被砕物を介し
てバウルライナ2に伝わり、バウルライナ2をフレーム
1から強制的に分離しなくても、バウルライナ2が回転
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マントルとバウ
ルライナの間に挟んだ岩石等の被砕物を、マントルの偏
心回転に伴い破砕する旋動式破砕機に関し、特に、バウ
ルライナを回動させてその偏摩耗を解消しようとするも
のに係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、フレームにバウルライナを設
け、その内側に位置するマントルとバウルライナとの間
に破砕室を形成し、この破砕室に供給された被砕物をマ
ントルを偏心回転させて破砕する旋動式破砕機では、そ
の頂部のホッパから破砕室へ被砕物が均等に分配され
ず、特定の場所に落下しやすい傾向がある。このような
条件下では、常に回転しているマントルは全周に亘って
ほぼ均一に摩耗するが、静止しているバウルライナには
偏摩耗が生じやすい。
【0003】この偏摩耗を解消する技術として、実公昭
56−1392号公報(従来例1)、特開昭60−78
649号公報(従来例2)に記載されたものを挙げるこ
とができる。これらは、バウルライナをフレームに対し
て昇降可能とし、通常運転時にはバウルライナを押し上
げてフレームに密着させておき、偏摩耗解消作業時に
は、バウルライナを下降させて所要角度回転させるもの
である。そして、従来例1では、バウルライナの昇降及
び回転をそれぞれ手動式のレバー及びローラで行い、従
来例2では、前記レバーによるバウルライナの上昇保持
を油圧シリンダで行うとともに、ローラによるバウルラ
イナの回転を油圧モータで行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例1の
ものでは、重量物であるバウルライナの昇降及び回転に
多大な労力を要する。そして、従来例2は、その労力軽
減を目的としたものであるが、この破砕機では、破砕時
に生じた微粉がフレームとバウルライナの僅かな隙間に
もぐり込み、両者を固着しているため、バウルライナは
油圧を解除しても下降しないことがある。このような場
合には、バウルライナをハンマで叩いてフレームから分
離させなければならない。
【0005】また、従来例1、2のものは、いずれも偏
摩耗解消作業時には運転を停止しなければならず、効率
が低下するという問題もある。
【0006】この発明は、これらの問題を解決するため
になしたものであり、バウルライナの偏摩耗解消作業の
省力化及び運転効率の向上を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、フレームにバウルライナを設け、その
内側に位置するマントルとバウルライナとの間に破砕室
を形成し、この破砕室に供給された被砕物をマントルを
偏心回転させて破砕する旋動式破砕機において、前記バ
ウルライナのフレームへの固定手段として油圧機構を用
い、この油圧機構の固定力を低下させると、マントルの
回転が被砕物を介してバウルライナに伝わり、バウルラ
イナが回転するようにしたのである。
【0008】この破砕機では、偏摩耗解消作業に際し、
運転を続けたまま、バウルライナとフレームとの固定力
を低下させるだけで、これらを強制的に分離しなくて
も、バウルライナを回転させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る旋
動式破砕機全体の概略を示す。図示のように、フレーム
1は上部フレーム1aと下部フレーム1bとから成る。
上部フレーム1aの内周にはバウルライナ2が設けら
れ、その上方にホッパ3が設けられている。下部フレー
ム1bの底壁中央部から立ち上がる筒状の固定軸4に
は、内側に支持軸5が挿入され、外側に偏心スリーブ6
が嵌められている。偏心スリーブ6の外周下部にはリン
グギヤ7が設けられ、これに駆動軸8のピニオン9が噛
合している。偏心スリーブ6の外側には支持軸5に受架
されたマントルコア10が嵌められ、マントルコア10
の外周にマントル11が取り付けられている。そして、
マントル11とバウルライナ2との間が破砕室12とな
っている。
【0010】上部フレーム1aにはバウルライナ2の固
定装置Aが周方向に複数箇所(この例では6箇所)設け
られている。この固定装置Aの詳細を、図2(a)及び
(b)を参照して説明する。
【0011】図示のように、上部フレーム1aの上面に
取り付けられた基台13には一対の側板14、14が立
設され、基台13の上面にはレバー15が円柱状の座1
5aにより揺動自在に係合している。側板14、14間
にはピン16を介して二股状のクレビス17が設けら
れ、このクレビス17には油圧シリンダ18が下向きに
取り付けられている。油圧シリンダ18のロッド18a
の下端部には球面座18bが設けられ、この球面座18
bはレバー15の後端部上面の球面座受15bに係合し
ている。
【0012】この固定装置Aでは、油圧シリンダ18に
供給した油圧によりロッド18aを突出させ、レバー1
5の後端部を押し下げると、レバー15の先端部が上昇
し、バウルライナ2の上端部外周から突出する鍔部2a
を押し上げて、バウルライナ2を上部フレーム1aの内
面に密着させる。
【0013】また、バウルライナ2とホッパ3とは、挟
持装置Bで固定されている。この挟持装置Bは、図3
(a)及び(b)に示すように、ホッパ3に取付座3a
を介して油圧シリンダ21を2個取り付け、そのロッド
21aの上端でクランプ22のT字形頭部22aを押し
上げることにより、クランプ22の下端鉤部22bでバ
ウルライナ2の鍔部2aを抱き上げる構成とされ、上部
フレーム1aの上面には、取付座3aの側方に立ち上が
る制止板23が取り付けられている。
【0014】このような旋動式破砕機において、バウル
ライナ2の偏摩耗を解消する作業を行う際には、ホッパ
3から破砕室12へ被砕物を供給しつつ、駆動軸8を駆
動してマントル11を偏心回転させる運転を続けたま
ま、固定装置Aによるバウルライナ2と上部フレーム1
aとの固定力を低下させるとともに、挟持装置Bによる
バウルライナ2とホッパ3の固定を解除する。このこと
により、マントル11の回転が被砕物を介してバウルラ
イナ2に伝わり、バウルライナ2が回転する。このと
き、挟持装置Bの取付座3aが制止板23に当接し、ホ
ッパ3の回転は阻止される。なお、ホッパ3が回転して
もよい場合には、ホッパ3とバウルライナ2とを固着し
ておけばよく、挟持装置Bや制止板23は不要である。
【0015】ここで、バウルライナ2の回転する角速度
はほぼ一定しているので、最初にその角速度を測定して
おき、以後、タイマを用いて所要角度回転させるように
するとよい。この回転量(角度)は任意であるが、目安
としては、60°乃至90°程度である。
【0016】固定装置A及び挟持装置Bの油圧シリンダ
18、21は、通常時には油圧を保っておく必要がある
が、油圧が低下したときだけ、油圧スイッチにより油を
供給すればよい。
【0017】このように、上記破砕機では、偏摩耗解消
作業に際して、従来のように運転を停止する必要はな
く、また、バウルライナとフレームとをハンマ打ち等に
より強制的に分離する必要もない。さらに、バウルライ
ナを受架して回転させるローラも不要である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る旋
動式破砕機では、偏摩耗解消作業に際し、運転を続けた
まま、バウルライナとフレームとの固定力を低下させる
だけで、これらを強制的に分離しなくても、バウルライ
ナを回転させることができるので、作業に伴う労力が削
減され、かつ運転効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る旋動式破砕機の全体概略図
【図2】(a)同上の固定装置の詳細側面図 (b)同上の正面図
【図3】(a)同上の挟持装置の詳細側面図 (b)同上の正面図
【符号の説明】
1 フレーム 1a 上部フレーム 1b 下部フレーム 2 バウルライナ 2a 鍔部 3 ホッパ 3a 取付座 4 固定軸 5 支持軸 6 偏心スリーブ 7 リングギヤ 8 駆動軸 9 ピニオン 10 マントルコア 11 マントル 12 破砕室 A 固定装置 13 基台 14 側板 15 レバー 15a 座 15b 球面座受 16 ピン 17 クレビス 18 油圧シリンダ 18a ロッド 18b 球面座 B 挟持装置 21 油圧シリンダ 21a ロッド 22 クランプ 22a T字形頭部 22b 下端鉤部 23 制止板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームにバウルライナを設け、その内
    側に位置するマントルとバウルライナとの間に破砕室を
    形成し、この破砕室に供給された被砕物をマントルを偏
    心回転させて破砕する旋動式破砕機において、 前記バウルライナのフレームへの固定手段として油圧機
    構を用い、この油圧機構の固定力を低下させると、マン
    トルの回転が被砕物を介してバウルライナに伝わり、バ
    ウルライナが回転するようにしたことを特徴とする旋動
    式破砕機。
JP31835897A 1997-11-19 1997-11-19 旋動式破砕機 Pending JPH11151448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31835897A JPH11151448A (ja) 1997-11-19 1997-11-19 旋動式破砕機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31835897A JPH11151448A (ja) 1997-11-19 1997-11-19 旋動式破砕機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11151448A true JPH11151448A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18098268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31835897A Pending JPH11151448A (ja) 1997-11-19 1997-11-19 旋動式破砕機

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JP (1) JPH11151448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104437728A (zh) * 2014-12-31 2015-03-25 浙江浙矿重工股份有限公司 一种单缸式圆锥破碎机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104437728A (zh) * 2014-12-31 2015-03-25 浙江浙矿重工股份有限公司 一种单缸式圆锥破碎机

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