JPH11151447A - 加水制御方法及び加水制御装置 - Google Patents

加水制御方法及び加水制御装置

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JPH11151447A
JPH11151447A JP9161597A JP9161597A JPH11151447A JP H11151447 A JPH11151447 A JP H11151447A JP 9161597 A JP9161597 A JP 9161597A JP 9161597 A JP9161597 A JP 9161597A JP H11151447 A JPH11151447 A JP H11151447A
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繁晴 金本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安価にまた小型化できる粉粒体の加水制御方法
を提供する。 【構成】静電容量測定装置1と演算制御部33とからな
る。また、粉粒体は静電容量測定装置1を通過したのち
撹拌加水装置37に供給されるが、流路パイプ2を通過
するとき静電容量検出器7により静電容量が検出され演
算制御部33により加水量に演算されるものである。更
に加水量に応じて加水調節部35が調節され、前述のよ
うに加水調節部35により調節された水量は加水部36
に供給され加水部36により粉粒体に散布される。撹拌
加水装置37に供給される粉粒体と水分は撹拌され適宜
搬送装置38に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】加水して穀物の水分調整を行
うために、原料穀物の水分と流量とを検出し加水量を演
算して穀物に加水する加水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】重量で取引される穀物は、その加水制御
が売買の損益に大きく関わっており、穀物を加工処理す
る前の水分管理が重要となっている。特に小麦において
は、製粉加工した後からの水分制御は困難であり、良い
粉を得るためにも製粉加工前の小麦粒の水分制御は非常
に重要であることはよく知られている。このことから入
荷した小麦の水分を絶乾法で測定し、この水分値に基づ
いて加水量を決定して加水制御を行っていた。
【0003】ところが小麦の水分は同じロット内でもば
らついているものが多く収穫直後は特に顕著である。し
たがって小麦への加水は同じロットであっても一律に加
水を行うことができないのが現状であり、サンプリング
による水分測定により一定して加水することは水分のば
らつきを助長し長時間のテンパリング(調質)を要する
ことになる。したがって流れる小麦水分をリアルタイム
で測定して加水制御できる装置が望まれていた。
【0004】そこで小麦等の穀物の加工においては、図
9のブロック図で示すように流量計90により被測定物
の流量FL を制御しながら穀物の加水装置94に供給
し、その間穀物をサンプリングして水分計測装置91に
より被測定物の水分測定を行い、次式
【0005】
【数1】W=FL (Mt−Mi )/(100−Mt ) により、流量計90による被測定物の流量FL と水分測
定装置91による被測定物の水分値Mi及び所望の穀物
水分値Mtとから加水制御装置92により加水量Wを演
算して加水量調節装置93に連絡して、加水量調節装置
93では加水量Wに応じたバルブ制御を行い加水装置9
4に必要な水量を供給して加水制御を行ってきた。この
ような加水制御は、流量計90と水分測定装置91と別
々の装置を必要とするだけでなくそれら装置は個々に調
整が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の課題を
解決するものとして加水後の小麦をマイクロウエ−ブ式
水分計で測定しフィ−ドバック制御するものが提案され
ているが、マイクロウエ−ブ式水分計が高価であること
が起因して導入に至らないケ−スも少なくない。また、
フィ−ドバック制御は、加水部と水分検出部との間の流
路が短いことが必須という制限があり、その間の流路が
長ければ加水制御にズレを生じることになり正確な加水
制御は望めないものとなる。
【0007】以上のことから、流路を流れる穀物流量と
加水前の穀物水分をリアルタイムで測定してその後の流
路で加水制御することが望まれている。しかも流量計と
水分計といった別々の装置ではなく、コンパクトにまと
まった安価な装置が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では前記課題を解
決するための手段として、まず請求項1によると、流路
を流れる被測定物の水分を測定し、被測定物が所定の含
水率となるよう加水する加水制御方法において、前記流
路を流れる被測定物の静電容量を測定し該静電容量と予
め定めた流量換算係数及び水分換算係数とにより流量と
水分値とに換算して、前記換算した流量と水分値及び所
望の被測定物の目標水分値とから加水量を演算して加水
制御する加水制御方法とした。
【0009】静電容量の測定は流れている穀物でも測定
可能であり、予め流れている穀物から得られる静電容量
値と実流量とから流量換算係数を求めておくことで流量
の測定が可能となる。また静電容量の測定が可能であれ
ば水分の影響を受ける静電容量であるから水分値への換
算も可能であり、予め水分値換算が可能な静電容量値と
実水分とから水分換算係数を求めておくことで水分の測
定が可能となる。このようにして得られた流量と水分値
はリアルタイムで得られた値であり、所望の穀物水分値
との差から加水量を演算すればフィ−ドフォワ−ドによ
る加水制御が可能となる。
【0010】また、請求項2では流路を通過する被測定
物の所定時間におけるバッチ重量を測定し、流量換算係
数を補正するようにしてある。バッチ重量では一定時間
に滞留した重量を測定すれば実流量が演算できることか
ら、この実流量により静電容量から流量を求める流量換
算係数の補正が可能となる。
【0011】更に、請求項3では流路を流れる被測定物
の水分を測定し、被測定物が所定の含水率となるよう加
水する加水制御方法において、前記流路を流れる被測定
物の第1静電容量を測定し該第1静電容量と予め定めた
流量換算係数により流量を換算し、流路を流れる被測定
物を一時貯留すると共に第2静電容量を測定し該第2静
電容量と予め定めた水分換算係数により水分値を換算
し、前記換算した流量と水分値及び所望の被測定物の目
標水分値とから加水量を演算して加水制御が可能であ
る。
【0012】請求項3は静電容量から流量と水分値を求
めることは同様であるが、前記請求項1と異なる点は、
静電容量の測定に被測定物が流れている時の第1静電容
量と、被測定物をバッチ計量したときの第2静電容量と
を測定することであり、第1静電容量からは流量換算係
数により流量に換算し、第2静電容量からは水分換算係
数により水分に換算するものである。第2静電容量は被
測定物を滞留させた状態で測定したものであり水分値へ
の換算がより正確なものとなる。
【0013】また、請求項3では、一時貯留における重
量からは実流量を演算して、請求項3の第1静電容量か
ら換算する流量値との比較で流量換算係数を補正するこ
とができる。
【0014】請求項5では、上記加水制御方法を実現す
るための装置であり、流路に設けた検出流路を流れる被
測定物の静電容量を検出する静電容量検出部と前記検出
流路を流れる被測定物の所定時間におけるバッチ重量を
検出する重量検出部とを設けた検出部と、検出流路を開
閉する開閉装置及び、前記検出部により検出される静電
容量値を被測定物の流量と水分値とに換算して所望の水
分値とするための加水量を演算して信号出力すると共に
前記検出部の各作動を制御する演算制御部とからなる加
水制御装置としてある。
【0015】装置としては、検出流路と、静電容量検出
のための電極と重量検出のための例えばロ−ドセルを検
出流路に設けた検出部と、静電容量から水分値と流量値
とに換算し各検出部及び開閉部の動作を制御する演算制
御部とから構成できる。静電容量を検出することは従来
から行われているものであり電磁流量計としても汎用さ
れている。更に検出流路も最大流路に見合う大きさであ
ればよく装置が大型になることはない。また静電容量か
ら様々な値に換算することはソフト的に成されるもので
あり、1つのあるいは2つの静電容量値を換算係数によ
って換算するものであり、このことにより装置を高価に
することはない。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による好適な実施例を図1
から図7により説明する。まず、静電容量測定装置1に
ついて図1により説明する。粉粒体が流れる流路A−B
の途中に任意長の流路パイプ2を傾斜させて設けてあ
り、この流路パイプ2は機枠3に固設してあるロ−ドセ
ル式重量検出器4によってのみ支持されている。つまり
流路パイプ2はロ−ドセル式重量検出器4によって他の
流路A−Bのパイプ5,6等に非接触で支持され、流路
パイプ2に係る荷重変化を検出可能にしてある。また流
路パイプ2の壁面には静電容量検出器7と更に粉粒体貯
留上限を検出するレベル計8が設けてある。
【0017】流路パイプ2の下部排出口9には回動可能
にした開閉板10と該開閉板10を開閉駆動するシリン
ダ−11等により構成された下部開閉装置12と、流路
Aのパイプ5にはスライド開閉板13と該開閉板13を
開閉駆動するシリンダ−14等により構成された上部開
閉装置15とを設けてあり、必要に応じて開閉装置1
2,15を開閉して、流路パイプ2に対して流路の開閉
が行えるようにしてある。またシリンダ−11,14は
エア−シリンダ等でありエア−シリンダ−11,14は
それぞれエア−配管(図示せず)で電磁弁16,17に
接続され、別に示す制御装置による電気信号による電磁
弁16,17の作動により入出動する。この入出動によ
り開閉板10,13を開閉動作させる。なおエア−シリ
ンダ11,14を別の駆動装置とすることもできる。
【0018】次に図3により説明すると、静電容量検出
器7は検出ユニット20とアンプ21を介して、またロ
−ドセル式重量検出器4はアンプ22を介してそれぞれ
演算制御回路23に接続されている。この演算制御回路
23には、表示器24と通信ポ−ト25及びDA変換し
て出力し他センサ−等の信号デ−タを入力するためのI
Oポ−ト26とがそれぞれ信号接続されている。
【0019】IOポ−ト26には演算制御回路23によ
り演算された粉粒体の流量値及び水分値を数V程度また
は数十mA程度にして出力するアナログ出力端子27,
28が設けてあり、流量値または水分値を電圧として出
力可能にしてある。更に電磁弁16,17を作動させる
作動信号の出力端子29(便宜上1つにまとめて示して
ある。)と流路パイプ2に設けたレベル計8の信号を入
力する入力端子30とが設けてある。以上、検出ユニッ
ト20とアンプ21,22と演算制御回路23及びIO
ポ−ト26等により演算制御部31を構成している。
【0020】なお、図4に示したように、演算制御回路
23で演算される流量値及び水分値とから加水すべき加
水量を演算出力する出力端子32を設けることもある。
この場合通信ポ−ト25から所望の粉粒体水分値(目標
水分値)を演算制御回路23に入力するとよい。図4の
演算制御部を図2,3と区別して演算制御部33とす
る。
【0021】図2に示すものはもっぱら静電容量から流
量と水分値とに換算することを示した演算制御部31’
を示している。また、演算制御回路23には図示しない
記憶回路を有し、演算制御部31の場合、静電容量を水
分値に換算する水分換算係数や静電容量を流量値に換算
する流量換算係数及びその計算式、あるいは演算制御部
33の場合には更に所望の粉粒体水分値などの必要な係
数及び計算式が記憶されている。
【0022】図5及び図6で加水制御システムをブロッ
ク図で示している。図5では図3で示す演算制御部31
から出力される流量値Skと水分値Mmは加水制御部3
4に入力される。加水制御部34では予め定められた所
望の粉粒体水分値Mtが入力されており前記測定した流
量値及び水分値とから粉粒体に加えるべき加水量Wが次
【0023】
【数2】W=Sk(Mt−Mm )/(100−Mt) で演算される。演算された加水量Wは信号として加水量
調節部35に入力される。加水量調節部35には給水管
が接続され、前記入力された加水量Wに応じて水量を調
節する自動バルブの作用を有し、ここで調節された水量
が加水部36から粉粒体に散布される。
【0024】また図6では図4で示す演算制御回路33
において流量値Skと水分値Mmとからすでに演算され
た加水量Wが出力されるので、この場合には演算制御回
路33から直接、加水量調節部35に加水量信号が接続
されている。
【0025】以上のように静電容量測定装置1による静
電容量の検出から加水制御部34の加水量の演算までを
本発明の加水制御方法に係る説明とする。つまり図7に
示す装置においては静電容量測定装置1と演算制御部3
3とからなる。また、粉粒体は静電容量測定装置1を通
過したのち撹拌加水装置37に供給されるが、流路パイ
プ2を通過するとき静電容量検出器7により静電容量が
検出され演算制御部33により加水量に演算されるもの
である。したがってこの加水量デ−タをどのように利用
するかは自由であり、本実施例では更に加水量に応じて
加水調節部35が調節され、前述のように加水調節部3
5により調節された水量は加水部36に供給され加水部
36により粉粒体に散布される。撹拌加水装置37に供
給される粉粒体と水分は撹拌され適宜搬送装置38に排
出される。なお演算制御部33は、他の制御装置と接続
することもあり、例えば集中制御のためにコンピュ−タ
39に接続して制御することもある。ところで加水量調
節部35及び加水部36は本実施例に限定されることな
く、流体調節の他の手段も自由に応用可能である。
【0026】
【実施例】次に図1、図3、図5及び図8のフロ−チャ
−トにより加水制御システムの制御フロ−を説明する。
【0027】粉粒体が供給される前に、 (1).静電容量検出器7により流路パイプ2が空の時の空
静電容量CO を検出する。 (2).ロ−ドセル式検出器で流路パイプ2が空の時の空重
量WO を検出する。
【0028】空状態でCO とWO とが検出されたら、上
部開閉装置15を作動させ開閉板13を開いて、 (3).投入を開始する。 (4).粉粒体が流れている時の静電容量Ckを検出する。
【0029】この静電容量Ckの測定は何度か繰り返し
行われた後、 (5).例えば5分経過(タイムアップ)すると、(6).下部
開閉装置12を作動させ開閉板10を閉じて、 (7).同時に計時を開始する。 (8).レベル計8によって粉粒体が検知されたら (9).上部開閉装置15を作動させて開閉板13を閉じ
る。 (10). 開閉板13を閉じると同時に計時を終了して経過
時間Tfを算出する。 (11). 流路パイプ2にはレベル計8位置までの粉粒体が
一時貯留されており、このバッチ重量Wfをロ−ドセル
検出器4によって検出する。 (12). 引き続き静電容量Cmを検出する。 (13). 下部開閉装置12を作動させ開閉板10を開く。 (14). 上部開閉装置15を作動させ開閉板13を開く。 (3).再び粉粒体の投入が開始される。
【0030】以上のように成される測定のフロ−で得ら
れた各値は次のように換算あるいは演算される。検出し
た静電容量Ckは次の式により粉粒体の流量Skに換算
される。
【0031】
【数3】Sk=Kf(Ck −CO ) Kf:流量換算
係数(流動時) また、計時Tf及びロ−ドセル測定Wfは次のように演
算され実流量So とする。
【0032】
【数4】So =(Wf−Wo )/(Tf−To ) ここで得られる実流量So を使用して流量Skの流量換
算係数Kfを補正することができる。補正は、
【0033】
【数5】Kf=So /(Ck−Co ) として新たな流量換算係数とすることができる。更に静
電容量Cmの測定では貯留した時に得られる水分Mmに
換算することができる。なお、温度検出器を流路パイプ
2の任意箇所に設けてバッチ重量測定中の粉粒体温度T
m を検出して温度補正することが良い。
【0034】
【数6】 Mm=Km(Cm−Co )+Kn(20℃−Tm ) Km:水分換算係数 Tm:粉粒体温度 Kn:温度係数 それぞれの検出値Sk,Mmは、演算制御部31から加
水制御部34に出力され加水量調整部35に粉粒体に加
水すべき加水量として出力される。加水量調整部35で
は加水量となる水を加水部36に供給する。加水部36
では供給された水がノズルから噴霧される。
【0035】ところで、前記(4).による静電容量測定に
よる静電容量値Ckから流量値と、更に水分換算係数に
よっては水分値とに換算することも可能であり、(6).以
降による時間Tfと重量Wf及び静電容量Cmの測定を
行う間隔を大幅に拡大して、原料が変化した時のみ係数
の補正を行うようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】まず請求項1によると、静電容量の測定
を流れている粉粒体で測定可能にしたので、予め流れて
いる粉粒体から得られる静電容量値と実流量とから流量
換算係数を求めておくことで流量の測定が可能となる。
また静電容量の測定が可能であれば水分の影響を受ける
静電容量であるから水分値への換算も可能であり、予め
静電容量値と実水分とから水分換算係数を求めておくこ
とで水分の測定が可能となる。静電容量を測定すること
で流量と水分とに換算可能にして、得られた流量と水分
値によってリアルタイムで所望の粉粒体水分値との差か
ら加水量を演算してフィ−ドフォワ−ドによる加水制御
が可能となる。
【0037】また、請求項2ではバッチ重量では一定時
間に滞留した重量を測定すれば実流量が演算できること
から、この実流量により静電容量から流量を求める流量
換算係数の補正が可能となる。したがって、定期的にバ
ッチ重量を測定することで常に適切な流量換算係数によ
り静電容量から流量に換算できて、正しい加水量制御が
可能となる。
【0038】更に、請求項3では、静電容量の測定に被
測定物が流れている時の第1静電容量と、被測定物をバ
ッチ計量したときの第2静電容量とを測定することであ
り、第1静電容量からは流量換算係数により流量に換算
し、第2静電容量からは水分換算係数により水分に換算
するものである。第1静電容量による流量への換算は一
般的に行われている計測法であり信頼性が十分に確保で
きる。第2静電容量は被測定物を滞留させた状態で測定
したものであり水分値への換算がより正確なものとな
り、流量及び水分ともに正確な測定で加水量の演算が正
確で的確な制御が可能となる。
【0039】また、請求項4では、請求項3の一時貯留
における測定では同時に重量を測定できるので実流量を
演算することができる。したがって、請求項3の第1静
電容量から換算する流量値との比較で流量換算係数を補
正することができるため、バッチ(一時貯留)粉粒体の
静電容量から水分値を測定し、さらに流量換算の流量換
算係数を補正することが可能となった。
【0040】請求項5では、上記加水制御方法を実現す
るための装置であり、装置としては、検出流路と、静電
容量検出のための電極と重量検出のための例えばロ−ド
セルを検出流路に設けた検出部と、静電容量から水分値
と流量値とに換算し各検出部及び開閉部の動作を制御す
る演算制御部とから構成できる。静電容量を検出するこ
とは従来から行われているものであり電磁流量計として
も汎用されている。更に検出流路も最大流路に見合う大
きさであればよく装置が大型になることはない。また静
電容量から様々な値に換算することはソフト的に成され
るものであり、1つのあるいは2つの静電容量値を換算
係数によって換算するものであり、このことにより装置
を高価にすることはない。
【0041】以上のことから、測定精度を確保しつつも
装置の小型化と低廉化を容易にした加水制御装置が提供
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】静電容量測定装置を示す図である。
【図2】本発明の加水制御システムによる演算制御部を
示す図である。
【図3】演算制御部の他の実施例図である。
【図4】演算制御部の他の実施例図である。
【図5】加水制御システムを示すブロック図である。
【図6】加水制御システムを示すブロック図である。
【図7】本発明の加水制御装置を簡略に示した図であ
る。
【図8】本発明の制御フロ−チャ−トを示す図である。
【図9】従来の加水制御システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 静電容量測定装置 2 流路パイプ 3 機枠 4 ロ−ドセル式重量検出器 5 パイプ 6 パイプ 7 静電容量検出器 8 レベル計 9 下部排出口 10 開閉板 11 シリンダ− 12 下部の開閉装置 13 スライド開閉板 14 シリンダ− 15 上部開閉装置 16 電磁弁 17 電磁弁 20 検出ユニット 21 アンプ 22 アンプ 23 演算制御回路 24 表示器 25 通信ポ−ト 26 IOポ−ト 27 アナログ出力端子 28 アナログ出力端子 29 出力端子 30 入力端子 31 演算制御部 32 演算制御回路 33 演算制御部 34 加水制御部 35 加水量調節部 36 加水部 37 撹拌加水装置 38 搬送装置 39 コンピュ−タ 90 流量計 91 水分計測装置 92 加水制御装置 93 加水量調節装置 94 加水装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を流れる被測定物の水分を測定し、
    被測定物が所定の含水率となるよう加水する加水制御方
    法において、 前記流路を流れる被測定物の静電容量を測定し該静電容
    量と予め定めた流量換算係数及び水分換算係数とにより
    流量と水分値とに換算して、該換算した流量と水分値及
    び所望の被測定物の目標水分値とから演算した加水量を
    基に加水制御することを特徴とする加水制御方法。
  2. 【請求項2】 流路を通過する被測定物の所定時間にお
    けるバッチ重量及び静電容量とを測定し、流量と水分値
    の換算係数を補正することを特徴とする請求項1記載の
    加水制御方法。
  3. 【請求項3】 流路を流れる被測定物の水分を測定し、
    被測定物が所定の含水率となるよう加水する加水制御方
    法において、 前記流路を流れる被測定物の第1静電容量を測定し該第
    1静電容量と予め定めた流量換算係数により流量を換算
    し、 流路を流れる被測定物を一時貯留すると共に第2静電容
    量を測定し該第2静電容量と予め定めた水分換算係数に
    より水分値を換算し、 前記換算した流量と水分値及び所望の被測定物の目標水
    分値とから加水量を演算して加水制御することを特徴と
    する加水制御方法。
  4. 【請求項4】 一時貯留するとともに貯留時間と貯留重
    量とを測定して実流量を演算し、流量換算係数を補正す
    ることを特徴とする請求項3記載の加水制御方法。
  5. 【請求項5】 流路を流れる被測定物の水分を測定し、
    被測定物が所定の含水率となるよう被測定物に加水する
    加水制御装置において、流路に設けた検出流路を流れる
    被測定物の静電容量を検出する静電容量検出部と前記検
    出流路を流れる被測定物の所定時間におけるバッチ重量
    を検出する重量検出部とを設けた検出部と、検出流路を
    開閉する開閉部及び、前記検出部により検出される静電
    容量値を被測定物の流量と水分値とに換算して所望の水
    分値とするための加水量を演算して信号出力すると共に
    前記検出部の各作動を制御する演算制御部とからなるこ
    とを特徴とする加水制御装置。
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WO2004003534A1 (ja) * 2002-07-01 2004-01-08 Sintokogio, Ltd. 粉体被検体の水分値を測定する方法及び装置

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