JPH11150818A - スイッチギヤの異常過熱検出装置 - Google Patents
スイッチギヤの異常過熱検出装置Info
- Publication number
- JPH11150818A JPH11150818A JP9334985A JP33498597A JPH11150818A JP H11150818 A JPH11150818 A JP H11150818A JP 9334985 A JP9334985 A JP 9334985A JP 33498597 A JP33498597 A JP 33498597A JP H11150818 A JPH11150818 A JP H11150818A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- abnormal
- abnormal heating
- phase
- detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 充電部との絶縁が容易で、外気及び負荷の変
動による影響を受けず、常時監視する。 【解決手段】 遮断器1次断路部5等,異常過熱が発生
しやすい3相各相の部分の上方に、それぞれ絶縁距離離
れた位置に、空気温度を常時検出して検出値を出力する
熱電対等の温度検出器12を設け、各検出値の差により
異常過熱の状況を判別するようする。
動による影響を受けず、常時監視する。 【解決手段】 遮断器1次断路部5等,異常過熱が発生
しやすい3相各相の部分の上方に、それぞれ絶縁距離離
れた位置に、空気温度を常時検出して検出値を出力する
熱電対等の温度検出器12を設け、各検出値の差により
異常過熱の状況を判別するようする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチギヤにお
ける遮断器1次断路部等の異常過熱を検出する検出装置
に関する。
ける遮断器1次断路部等の異常過熱を検出する検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチギヤの異常過熱監視手段
としては、巡視点検時における 目視,においによる監視 サーモラベルの変色による監視 赤外放射温度計等非接触測定装置による監視 常時監視として 導体を支持する碍子内に過熱により作動する検出器を
設け、その検出信号を遠方に伝達して警報する監視 などがある。
としては、巡視点検時における 目視,においによる監視 サーモラベルの変色による監視 赤外放射温度計等非接触測定装置による監視 常時監視として 導体を支持する碍子内に過熱により作動する検出器を
設け、その検出信号を遠方に伝達して警報する監視 などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記,,
の監視手段の場合、巡視点検時のみの監視であり、点検
作業が煩雑であり、かつ、常時監視ができなく、信頼性
が低い。
の監視手段の場合、巡視点検時のみの監視であり、点検
作業が煩雑であり、かつ、常時監視ができなく、信頼性
が低い。
【0004】さらに、前記,のサーモラベルや赤外
放射温度計を使用する場合は、スイッチギヤの外部から
見える部分のみの適用であり、奥まった部分には適用で
きない。
放射温度計を使用する場合は、スイッチギヤの外部から
見える部分のみの適用であり、奥まった部分には適用で
きない。
【0005】また、前記の検出器を使用する場合、常
時監視ではあっても、過熱時に警報を出すものであり、
過熱の前兆を把握することができなく、とくに、スイッ
チギヤの充電部の温度を測定する場合、検出器自体及び
検出信号の伝送に充分絶縁を考慮しなければならない。
時監視ではあっても、過熱時に警報を出すものであり、
過熱の前兆を把握することができなく、とくに、スイッ
チギヤの充電部の温度を測定する場合、検出器自体及び
検出信号の伝送に充分絶縁を考慮しなければならない。
【0006】本発明は、前記の点に留意し、巡視点検を
行わず、常時監視でき、スイッチギヤの目視のきかない
奥まった部分にも適用でき、かつ、充電部との絶縁が容
易であり、その上、外気及び負荷の変動による影響を受
けないスイッチギヤの異常過熱検出装置を提供すること
を目的とする。
行わず、常時監視でき、スイッチギヤの目視のきかない
奥まった部分にも適用でき、かつ、充電部との絶縁が容
易であり、その上、外気及び負荷の変動による影響を受
けないスイッチギヤの異常過熱検出装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のスイッチギヤの異常過熱検出装置は、遮断
器1次断路部等,異常過熱が発生しやすい3相各相の部
分の上方に、それぞれ絶縁距離離れた位置に、空気温度
を常時検出して検出値を出力する熱電対等の温度検出器
を設け、前記各検出値の差により異常過熱の状況を判別
するようにしたものである。
に、本発明のスイッチギヤの異常過熱検出装置は、遮断
器1次断路部等,異常過熱が発生しやすい3相各相の部
分の上方に、それぞれ絶縁距離離れた位置に、空気温度
を常時検出して検出値を出力する熱電対等の温度検出器
を設け、前記各検出値の差により異常過熱の状況を判別
するようにしたものである。
【0008】従って、異常過熱が発生しやすい3相各相
の部分の上方に、それぞれ絶縁距離離れた位置に、温度
検出器を設けて空気温度を常時検出し、各検出器の検出
値の差により異常過熱の状況を判別するようにしたた
め、異常過熱の状況を常時把握でき、保守の省力化を図
ることができ、かつ、空気温度の測定であって充電部と
の絶縁が容易であり、その上、3相各相の温度差により
判別しているため、外気及び負荷の変動による影響を受
けない。
の部分の上方に、それぞれ絶縁距離離れた位置に、温度
検出器を設けて空気温度を常時検出し、各検出器の検出
値の差により異常過熱の状況を判別するようにしたた
め、異常過熱の状況を常時把握でき、保守の省力化を図
ることができ、かつ、空気温度の測定であって充電部と
の絶縁が容易であり、その上、3相各相の温度差により
判別しているため、外気及び負荷の変動による影響を受
けない。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を遮断器1次断
路部に適用した図1及びその一部の平面図の図2を参照
して説明する。1はスイッチギヤ筐体、2は筐体1の前
面扉、3は筐体1内の遮断器ハウジング、4はハウジン
グ3に収納された遮断器、5は遮断器4の後部に導出さ
れた遮断器1次断路部である。
路部に適用した図1及びその一部の平面図の図2を参照
して説明する。1はスイッチギヤ筐体、2は筐体1の前
面扉、3は筐体1内の遮断器ハウジング、4はハウジン
グ3に収納された遮断器、5は遮断器4の後部に導出さ
れた遮断器1次断路部である。
【0010】6は2板の碍子取付板であり、ハウジング
3の両側の縦板7に中部及び下部に2段に左右方向に取
り付けられている。8は碍子であり、両碍子取付板6の
上面にそれぞれ3個ずつボルトにより立設されている。
9はハウジング断路部導体であり、各碍子8にボルトに
より取り付けられている。10は母線導体であり、各ハ
ウジング断路部導体9にボルトにより接続され、遮断器
4の収納時、遮断器1次断路部5がハウジング断路部導
体9に接続される。
3の両側の縦板7に中部及び下部に2段に左右方向に取
り付けられている。8は碍子であり、両碍子取付板6の
上面にそれぞれ3個ずつボルトにより立設されている。
9はハウジング断路部導体であり、各碍子8にボルトに
より取り付けられている。10は母線導体であり、各ハ
ウジング断路部導体9にボルトにより接続され、遮断器
4の収納時、遮断器1次断路部5がハウジング断路部導
体9に接続される。
【0011】11は検出器取付板であり、両側の縦板7
に上部及び中部に2段に左右方向に取り付けられてい
る。12は熱電対からなる温度検出器であり、両検出器
取付板11の下面にそれぞれ3個ずつ取り付けられ、異
常過熱が発生しやすい各相の遮断器1次断路部5の上方
に、絶縁距離,即ちスイッチギヤの定格電圧に応じた対
地間の絶縁距離離れた位置に設けられ、空気温度を常時
検出し、その検出値を出力する。
に上部及び中部に2段に左右方向に取り付けられてい
る。12は熱電対からなる温度検出器であり、両検出器
取付板11の下面にそれぞれ3個ずつ取り付けられ、異
常過熱が発生しやすい各相の遮断器1次断路部5の上方
に、絶縁距離,即ちスイッチギヤの定格電圧に応じた対
地間の絶縁距離離れた位置に設けられ、空気温度を常時
検出し、その検出値を出力する。
【0012】そして、判定器(図示せず)を備え、各温
度検出器12からの検出値が入力され、上段及び下段に
おいて、各相の遮断器1次断路部5の上方の空気の温度
差,即ち検出値の差により、異常過熱の状況を判別し、
異常過熱の前兆を把握し得るとともに、異常過熱時に警
報信号を出力するようになっている。
度検出器12からの検出値が入力され、上段及び下段に
おいて、各相の遮断器1次断路部5の上方の空気の温度
差,即ち検出値の差により、異常過熱の状況を判別し、
異常過熱の前兆を把握し得るとともに、異常過熱時に警
報信号を出力するようになっている。
【0013】従って、各相の温度差で異常過熱の状況を
判定しているため、外気の変動や負荷の変動による影響
を受けず、温度値のみによる判定に比し、正確に判定で
きる。
判定しているため、外気の変動や負荷の変動による影響
を受けず、温度値のみによる判定に比し、正確に判定で
きる。
【0014】さらに、空気温度を測定しているため、充
電部そのものを直接測定する場合に比し、絶縁を殆ど考
慮する必要がない。また、常時過熱の状況を把握でき保
守の省力化を図ることができる。
電部そのものを直接測定する場合に比し、絶縁を殆ど考
慮する必要がない。また、常時過熱の状況を把握でき保
守の省力化を図ることができる。
【0015】なお、温度検出器12としては、熱電対の
ほか、常時温度を検出してその検出値を出力し得るもの
であればよい。
ほか、常時温度を検出してその検出値を出力し得るもの
であればよい。
【0016】〔実施例〕実施例につき図3及び図4を参
照して説明する。両図において、横軸は通電開始からの
経過時間を示し、縦軸はスイッチギヤの周囲の空気温度
からの差を示し、遮断器1次断路部5と温度検出器12
との空間距離は130mmである。
照して説明する。両図において、横軸は通電開始からの
経過時間を示し、縦軸はスイッチギヤの周囲の空気温度
からの差を示し、遮断器1次断路部5と温度検出器12
との空間距離は130mmである。
【0017】図3は定常状態であり、最大1200Aの
通電時で、R相に対するS相の温度差は5℃程度であ
る。
通電時で、R相に対するS相の温度差は5℃程度であ
る。
【0018】図4はS相に模擬過熱を発生させた場合で
あり、最大1200Aの通電時で、R相に対するS相の
温度差は約20℃であり、明らかにS相で異常過熱が発
生していることがわかる。
あり、最大1200Aの通電時で、R相に対するS相の
温度差は約20℃であり、明らかにS相で異常過熱が発
生していることがわかる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。異常過熱が
発生しやすい3相各相の部分の上方に、それぞれ絶縁距
離離れた位置に、温度検出器12を設けて空気温度を常
時検出し、各検出器12の検出値の差により異常過熱の
状況を判別するようにしたため、異常過熱の状況を常時
把握でき、保守の省力化を図ることができ、かつ、空気
温度の測定であって充電部との絶縁が容易であり、その
上、3相各相の温度差により判別しているため、外気及
び負荷の変動による影響を受けることがなく、異常過熱
を正確に検出することができる。
ているので、以下に記載する効果を奏する。異常過熱が
発生しやすい3相各相の部分の上方に、それぞれ絶縁距
離離れた位置に、温度検出器12を設けて空気温度を常
時検出し、各検出器12の検出値の差により異常過熱の
状況を判別するようにしたため、異常過熱の状況を常時
把握でき、保守の省力化を図ることができ、かつ、空気
温度の測定であって充電部との絶縁が容易であり、その
上、3相各相の温度差により判別しているため、外気及
び負荷の変動による影響を受けることがなく、異常過熱
を正確に検出することができる。
【図1】本発明の実施の形態1の一部切断右側面図であ
る。
る。
【図2】図1の一部の平面図である。
【図3】図1の温度差の実施例である。
【図4】図1の温度差の他の実施例である。
5 遮断器1次断路部 12 温度検出器
Claims (1)
- 【請求項1】 遮断器1次断路部等,異常過熱が発生し
やすい3相各相の部分の上方に、それぞれ絶縁距離離れ
た位置に、空気温度を常時検出して検出値を出力する熱
電対等の温度検出器を設け、 前記各検出値の差により異常過熱の状況を判別するよう
にしたことを特徴とするスイッチギヤの異常過熱検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9334985A JPH11150818A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | スイッチギヤの異常過熱検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9334985A JPH11150818A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | スイッチギヤの異常過熱検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11150818A true JPH11150818A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18283440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9334985A Pending JPH11150818A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | スイッチギヤの異常過熱検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11150818A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040037334A (ko) * | 2002-10-28 | 2004-05-07 | 하나에버텍 주식회사 | 고압폐쇄배전반의 이상온도 감시장치 및 방법 |
CN104332866A (zh) * | 2014-07-29 | 2015-02-04 | 上海宝临电气集团有限公司 | 一种验电核相双用手车 |
CN109975615A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-07-05 | 广东电网有限责任公司 | 一种gis主回路电阻异常检测系统及方法 |
JP2020071141A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | オムロン株式会社 | 盤温度検出装置および盤の検出領域の温度を検出する方法 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP9334985A patent/JPH11150818A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040037334A (ko) * | 2002-10-28 | 2004-05-07 | 하나에버텍 주식회사 | 고압폐쇄배전반의 이상온도 감시장치 및 방법 |
CN104332866A (zh) * | 2014-07-29 | 2015-02-04 | 上海宝临电气集团有限公司 | 一种验电核相双用手车 |
JP2020071141A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | オムロン株式会社 | 盤温度検出装置および盤の検出領域の温度を検出する方法 |
WO2020090359A1 (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | オムロン株式会社 | 盤温度検出装置および盤の検出領域の温度を検出する方法 |
CN109975615A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-07-05 | 广东电网有限责任公司 | 一种gis主回路电阻异常检测系统及方法 |
CN109975615B (zh) * | 2019-05-08 | 2024-04-02 | 广东电网有限责任公司 | 一种gis主回路电阻异常检测系统及方法 |
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