JPH11150671A - デジタルカメラ - Google Patents
デジタルカメラInfo
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- JPH11150671A JPH11150671A JP9315521A JP31552197A JPH11150671A JP H11150671 A JPH11150671 A JP H11150671A JP 9315521 A JP9315521 A JP 9315521A JP 31552197 A JP31552197 A JP 31552197A JP H11150671 A JPH11150671 A JP H11150671A
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- infrared ray
- digital camera
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費電力を抑制しつつ高速通信を可能とする
デジタルカメラを提供する。 【解決手段】 赤外光を投光することにより他の機器に
向けてデータを送信可能なデジタルカメラにおいて、手
動での操作によって投光する赤外光の強度を変更するズ
ームスイッチ21を備える。
デジタルカメラを提供する。 【解決手段】 赤外光を投光することにより他の機器に
向けてデータを送信可能なデジタルカメラにおいて、手
動での操作によって投光する赤外光の強度を変更するズ
ームスイッチ21を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線通信により
他の機器との間でデータをやりとりすることができるデ
ジタルカメラに関する。
他の機器との間でデータをやりとりすることができるデ
ジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線を用いて画像データ等をパーソナ
ルコンピュータ等の他の機器に送信する赤外線通信機能
をもったデジタルカメラが知られている。赤外線通信を
用いることにより、ケーブルで接続することなくパーソ
ナルコンピュータやプリンタ等との間で画像データ等の
データのやりとりを行うことができる。図7において1
01は従来のデジタルカメラを、102はパーソナルコ
ンピュータを、103は赤外線を示している。
ルコンピュータ等の他の機器に送信する赤外線通信機能
をもったデジタルカメラが知られている。赤外線通信を
用いることにより、ケーブルで接続することなくパーソ
ナルコンピュータやプリンタ等との間で画像データ等の
データのやりとりを行うことができる。図7において1
01は従来のデジタルカメラを、102はパーソナルコ
ンピュータを、103は赤外線を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、赤外線通信で
はある程度離れた距離での高速通信を可能とするため、
赤外光を照射する発光ダイオードの発光量を大きく設定
している。このため、例えば、画像データのように転送
データのデータ量が大量で通信時間が長くなるような場
合に、デジタルカメラの電池の消費電力が無視できない
ものとなる。
はある程度離れた距離での高速通信を可能とするため、
赤外光を照射する発光ダイオードの発光量を大きく設定
している。このため、例えば、画像データのように転送
データのデータ量が大量で通信時間が長くなるような場
合に、デジタルカメラの電池の消費電力が無視できない
ものとなる。
【0004】本発明の目的は、消費電力を抑制しつつ高
速通信を可能とするデジタルカメラを提供することにあ
る。
速通信を可能とするデジタルカメラを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図3に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明
は、赤外光を投光することにより他の機器に向けてデー
タを送信可能なデジタルカメラに適用される。そして、
手動での操作によって投光する赤外光の強度を変更する
手動操作部材21を備えることにより上述の目的が達成
される。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデ
ジタルカメラにおいて、焦点距離が可変とされたズーム
レンズ3を備え、ズームレンズ3の焦点距離を変化させ
るための操作部材21を手動操作部材として兼用するも
のである。請求項3に記載の発明は、請求項1または2
に記載のデジタルカメラにおいて、手動操作部材21の
操作に連動して表示値が変化する距離表示装置24を備
え、距離表示装置24は赤外光の通信可能距離に応じた
距離を表示値として表示するものである。請求項4に記
載の発明は、赤外光を投光することにより他の機器との
間でデータを送受信可能なデジタルカメラに適用され
る。そして、被写体までの距離を測定する測距装置4を
備え、測距装置4によって測定された赤外光の投光先の
機器までの距離に応じて赤外光の強度を調整するように
したものである。請求項5に記載の発明は、請求項4に
記載のデジタルカメラにおいて、調整された赤外光の強
度に対応する通信可能距離に応じた距離を表示する距離
表示装置24を備えるものである。
〜図3に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明
は、赤外光を投光することにより他の機器に向けてデー
タを送信可能なデジタルカメラに適用される。そして、
手動での操作によって投光する赤外光の強度を変更する
手動操作部材21を備えることにより上述の目的が達成
される。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデ
ジタルカメラにおいて、焦点距離が可変とされたズーム
レンズ3を備え、ズームレンズ3の焦点距離を変化させ
るための操作部材21を手動操作部材として兼用するも
のである。請求項3に記載の発明は、請求項1または2
に記載のデジタルカメラにおいて、手動操作部材21の
操作に連動して表示値が変化する距離表示装置24を備
え、距離表示装置24は赤外光の通信可能距離に応じた
距離を表示値として表示するものである。請求項4に記
載の発明は、赤外光を投光することにより他の機器との
間でデータを送受信可能なデジタルカメラに適用され
る。そして、被写体までの距離を測定する測距装置4を
備え、測距装置4によって測定された赤外光の投光先の
機器までの距離に応じて赤外光の強度を調整するように
したものである。請求項5に記載の発明は、請求項4に
記載のデジタルカメラにおいて、調整された赤外光の強
度に対応する通信可能距離に応じた距離を表示する距離
表示装置24を備えるものである。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】−第1の実施の形態− 以下、図1〜図5を用いて本発明によるデジタルカメラ
の第1の実施の形態について説明する。
の第1の実施の形態について説明する。
【0008】図1において、1はカメラ各部を制御する
システムコントローラ、2は撮影時における焦点調節
(フォーカシング)のために移動可能に設けられたフォ
ーカスレンズであり、モータM1により駆動される。3
は撮影時における焦点距離を調節するため移動可能に設
けられたズームレンズであり、モータM2により駆動さ
れる。4は撮影時において例えば三角測距方式等により
被写体までの距離を測定する測距装置である。
システムコントローラ、2は撮影時における焦点調節
(フォーカシング)のために移動可能に設けられたフォ
ーカスレンズであり、モータM1により駆動される。3
は撮影時における焦点距離を調節するため移動可能に設
けられたズームレンズであり、モータM2により駆動さ
れる。4は撮影時において例えば三角測距方式等により
被写体までの距離を測定する測距装置である。
【0009】図1において、5はフォーカスレンズ2お
よびズームレンズ3を介して結像された被写体像を電気
信号に変換するCCD、6はCCD5から出力されるア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、7
はデジタル信号に変換された画像信号に対して、ホワイ
トバランス調整、γ補正、画素補間等の画像処理を行う
デジタルシグナルプロセッサである。8はDRAMで構
成され、画像信号を一時的に蓄えるためのフレームメモ
リ、9はフレームメモリ8に格納された画像信号(デジ
タル信号)をNTSC信号に変換するNTSCエンコー
ダ、10はNTSC信号に変換された画像信号を液晶表
示パネルにモニタ表示するモニタディスプレイであり、
撮影に際してはCCD5で取込んだ画像をリアルタイム
で表示する。11はフレームメモリ8に記憶された画像
をJPEG等の圧縮手法によって圧縮するための圧縮回
路である。圧縮動作は撮影時のレリーズ動作に伴って開
始される。12は圧縮回路11により圧縮された画像信
号を記憶するフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであ
る。
よびズームレンズ3を介して結像された被写体像を電気
信号に変換するCCD、6はCCD5から出力されるア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、7
はデジタル信号に変換された画像信号に対して、ホワイ
トバランス調整、γ補正、画素補間等の画像処理を行う
デジタルシグナルプロセッサである。8はDRAMで構
成され、画像信号を一時的に蓄えるためのフレームメモ
リ、9はフレームメモリ8に格納された画像信号(デジ
タル信号)をNTSC信号に変換するNTSCエンコー
ダ、10はNTSC信号に変換された画像信号を液晶表
示パネルにモニタ表示するモニタディスプレイであり、
撮影に際してはCCD5で取込んだ画像をリアルタイム
で表示する。11はフレームメモリ8に記憶された画像
をJPEG等の圧縮手法によって圧縮するための圧縮回
路である。圧縮動作は撮影時のレリーズ動作に伴って開
始される。12は圧縮回路11により圧縮された画像信
号を記憶するフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであ
る。
【0010】図1において、13は赤外線の送受信を行
い、カメラ外部のパーソナルコンピュータやプリンタと
赤外線通信するための赤外線通信回路である。赤外線通
信回路13についてはさらに後述する。14はシステム
コントローラ1から送られたデジタル信号をアナログ信
号に変換し、赤外線通信回路13に向けて送出するD/
A変換器である。D/A変換器14から送出されたアナ
ログ信号により赤外線の発光強度が制御される。
い、カメラ外部のパーソナルコンピュータやプリンタと
赤外線通信するための赤外線通信回路である。赤外線通
信回路13についてはさらに後述する。14はシステム
コントローラ1から送られたデジタル信号をアナログ信
号に変換し、赤外線通信回路13に向けて送出するD/
A変換器である。D/A変換器14から送出されたアナ
ログ信号により赤外線の発光強度が制御される。
【0011】図1において、21はズームスイッチであ
り、後述するカメラモード時にはズームスイッチ21を
操作することによりズームレンズ3を移動させて焦点距
離を変えることができる。また、後述する通信モード時
にはズームスイッチ21を操作することにより赤外線の
発光強度を変化させることができる。22はカメラモー
ド時にはレリーズ動作を行わせ、通信モード時には通信
を開始させるレリーズスイッチである。23はカメラの
動作モードを選択するためのモードスイッチであり、モ
ードスイッチ23を切換えることにより撮影を行う際の
カメラモードと、赤外線通信を行う際の通信モードとを
択一的に選択することができる。24は各種情報を表示
する液晶ディスプレイであり、通信モードが選択されて
いる場合には、赤外線による通信可能距離を表示し、あ
るいは警告表示を行う。
り、後述するカメラモード時にはズームスイッチ21を
操作することによりズームレンズ3を移動させて焦点距
離を変えることができる。また、後述する通信モード時
にはズームスイッチ21を操作することにより赤外線の
発光強度を変化させることができる。22はカメラモー
ド時にはレリーズ動作を行わせ、通信モード時には通信
を開始させるレリーズスイッチである。23はカメラの
動作モードを選択するためのモードスイッチであり、モ
ードスイッチ23を切換えることにより撮影を行う際の
カメラモードと、赤外線通信を行う際の通信モードとを
択一的に選択することができる。24は各種情報を表示
する液晶ディスプレイであり、通信モードが選択されて
いる場合には、赤外線による通信可能距離を表示し、あ
るいは警告表示を行う。
【0012】モータM1、モータM2、測距装置4、C
CD5、A/D変換器6、デジタルシグナルプロセッサ
7、フレームメモリ8、NTSCエンコーダ9、モニタ
ディスプレイ10、圧縮回路11、不揮発性メモリ1
2、赤外線通信回路13、D/A変換器14、ズームス
イッチ21、レリーズスイッチ22、モードスイッチ2
3および液晶ディスプレイ24は、それぞれシステムコ
ントローラ1と接続されている。カメラには電池(不図
示)が装填され、電池を電源としてカメラの各種動作を
行う。
CD5、A/D変換器6、デジタルシグナルプロセッサ
7、フレームメモリ8、NTSCエンコーダ9、モニタ
ディスプレイ10、圧縮回路11、不揮発性メモリ1
2、赤外線通信回路13、D/A変換器14、ズームス
イッチ21、レリーズスイッチ22、モードスイッチ2
3および液晶ディスプレイ24は、それぞれシステムコ
ントローラ1と接続されている。カメラには電池(不図
示)が装填され、電池を電源としてカメラの各種動作を
行う。
【0013】図2は第1の実施の形態のカメラの外観を
示す。図2(a)および図2(b)に示すように、レリ
ーズスイッチ22、液晶ディスプレイ24およびモード
スイッチ23はカメラ上面側に、モニターディスプレイ
10およびズームスイッチ21はカメラ背面側にそれぞ
れ設けられている。図2(a)において、31はファイ
ンダーの接眼窓を、図2(b)において、32はファイ
ンダーの対物窓を、33は撮影レンズ鏡筒を、34は撮
影時に発光するストロボを、4aは測距装置4の測定光
および反射光を透過する投受光窓を、13aおよび14
bは赤外線を透過する投光窓および受光窓をそれぞれ示
している。
示す。図2(a)および図2(b)に示すように、レリ
ーズスイッチ22、液晶ディスプレイ24およびモード
スイッチ23はカメラ上面側に、モニターディスプレイ
10およびズームスイッチ21はカメラ背面側にそれぞ
れ設けられている。図2(a)において、31はファイ
ンダーの接眼窓を、図2(b)において、32はファイ
ンダーの対物窓を、33は撮影レンズ鏡筒を、34は撮
影時に発光するストロボを、4aは測距装置4の測定光
および反射光を透過する投受光窓を、13aおよび14
bは赤外線を透過する投光窓および受光窓をそれぞれ示
している。
【0014】図3に示すように、赤外線通信回路13は
赤外線の送受信を制御する送受信コントローラ131
と、投光窓13a(図2(b)参照)を介して赤外線を
送出する発光ダイオード132と、受光窓13b(図2
(b)参照)を介して赤外線を受光するためのフォトダ
イオード133とを備える。発光ダイオード132には
抵抗RおよびトランジスタQ1が直列に接続され、トラ
ンジスタQ1のベースは抵抗R1およびコンデンサーC
を介して送受信コントローラ131のTX端子に接続さ
れている。送受信コントローラ131のTX端子から出
力される信号に応じてトランジスタQ1がスイッチング
すると、トランジスタQ1のオン/オフに従って発光ダ
イオード132が点滅し、赤外線が送出される。なお、
トランジスタQ1のベース−コレクタ間のダイオードD
1、トランジスタQ1のベースに接続された抵抗R1お
よびコンデンサーCはトランジスタQ1のスイッチング
速度を上げるためのものである。
赤外線の送受信を制御する送受信コントローラ131
と、投光窓13a(図2(b)参照)を介して赤外線を
送出する発光ダイオード132と、受光窓13b(図2
(b)参照)を介して赤外線を受光するためのフォトダ
イオード133とを備える。発光ダイオード132には
抵抗RおよびトランジスタQ1が直列に接続され、トラ
ンジスタQ1のベースは抵抗R1およびコンデンサーC
を介して送受信コントローラ131のTX端子に接続さ
れている。送受信コントローラ131のTX端子から出
力される信号に応じてトランジスタQ1がスイッチング
すると、トランジスタQ1のオン/オフに従って発光ダ
イオード132が点滅し、赤外線が送出される。なお、
トランジスタQ1のベース−コレクタ間のダイオードD
1、トランジスタQ1のベースに接続された抵抗R1お
よびコンデンサーCはトランジスタQ1のスイッチング
速度を上げるためのものである。
【0015】D/A変換器14から出力されるアナログ
信号は演算増幅器A1の正相入力端子に入力される。演
算増幅器A1の出力端子がトランジスタQ2のベース
に、演算増幅器A1の逆相入力端子がトランジスタQ2
のエミッタにそれぞれ接続されているので、トランジス
タQ2のエミッタの電位はD/A変換器14から出力さ
れるアナログ信号とほぼ同一の電位に制御される。
信号は演算増幅器A1の正相入力端子に入力される。演
算増幅器A1の出力端子がトランジスタQ2のベース
に、演算増幅器A1の逆相入力端子がトランジスタQ2
のエミッタにそれぞれ接続されているので、トランジス
タQ2のエミッタの電位はD/A変換器14から出力さ
れるアナログ信号とほぼ同一の電位に制御される。
【0016】図4(a)は発光ダイオード132の発光
強度と発光ダイオード132に流れる発光電流の関係を
示しており、発光電流と発光強度とは比例関係にある。
一方、通信に必要な赤外線の発光強度は通信距離の2乗
に比例する。
強度と発光ダイオード132に流れる発光電流の関係を
示しており、発光電流と発光強度とは比例関係にある。
一方、通信に必要な赤外線の発光強度は通信距離の2乗
に比例する。
【0017】図4(b)は第1の実施の形態において発
光ダイオード132から投光される赤外線によって通信
が可能な距離に対応する発光電流I(mA)と、そのと
きの図3の各部の電圧を示している。図4(b)におい
て、VF(V)は発光ダイオード132に印加される電
圧を、I×R(V)は抵抗Rの端子間の電圧を、VF+
IR+0.3(V)はトランジスタQ2のエミッタの対
アース電位をそれぞれ示している。なお、図3に示すよ
うにトランジスタQ1がオンしているときのエミッタ−
コレクタ間電圧を0.3(V)としている。
光ダイオード132から投光される赤外線によって通信
が可能な距離に対応する発光電流I(mA)と、そのと
きの図3の各部の電圧を示している。図4(b)におい
て、VF(V)は発光ダイオード132に印加される電
圧を、I×R(V)は抵抗Rの端子間の電圧を、VF+
IR+0.3(V)はトランジスタQ2のエミッタの対
アース電位をそれぞれ示している。なお、図3に示すよ
うにトランジスタQ1がオンしているときのエミッタ−
コレクタ間電圧を0.3(V)としている。
【0018】システムコントローラ1内のメモリ(不図
示)には、通信可能距離に対応した発光電流Iが適切に
得られるよう、通信可能距離とD/A変換器14から出
力すべき電圧とを対応させたテーブルが記憶されてい
る。通信モード時にズームスイッチ21を操作すると、
通信可能距離の設定値が20cm刻みで変化し、テーブ
ルを参照することによりこのときの通信可能距離の設定
値に応じた電圧値がシステムコントローラ1からD/A
変換器14に送出される。D/A変換器14からはテー
ブルに従って得られた値の電圧が出力され、赤外線通信
回路13の演算増幅器A1に入力される。
示)には、通信可能距離に対応した発光電流Iが適切に
得られるよう、通信可能距離とD/A変換器14から出
力すべき電圧とを対応させたテーブルが記憶されてい
る。通信モード時にズームスイッチ21を操作すると、
通信可能距離の設定値が20cm刻みで変化し、テーブ
ルを参照することによりこのときの通信可能距離の設定
値に応じた電圧値がシステムコントローラ1からD/A
変換器14に送出される。D/A変換器14からはテー
ブルに従って得られた値の電圧が出力され、赤外線通信
回路13の演算増幅器A1に入力される。
【0019】図4(b)に示すように、ズームスイッチ
21の操作により通信可能距離は40cm〜2mまで2
0cm刻みに設定され、これに対応してD/A変換器1
4のアナログ出力値が9段階に変化する。これにより、
トランジスタQ2のエミッタの対アース電位は1.76
(V)〜6.26(V)の間で9段階にわたって変化
し、発光電流Iが48(mA)〜1200(mA)の間
で9段階に切換えられる。
21の操作により通信可能距離は40cm〜2mまで2
0cm刻みに設定され、これに対応してD/A変換器1
4のアナログ出力値が9段階に変化する。これにより、
トランジスタQ2のエミッタの対アース電位は1.76
(V)〜6.26(V)の間で9段階にわたって変化
し、発光電流Iが48(mA)〜1200(mA)の間
で9段階に切換えられる。
【0020】第1の実施の形態のカメラでは、赤外線を
受光する外部の装置がカメラの近くに置かれている場合
には発光電流Iを小さく、外部の装置が遠くに置かれて
いる場合には必要な範囲で発光電流Iを大きく設定する
ことができる。上述のように発光電流は通信距離の2乗
に比例し、図4(b)に示すように通信可能距離が小さ
くなると発光電流Iの大きさは極めて小さなもので足り
るので、第1の実施の形態のカメラでは、通信距離と無
関係に常に大きな発光電流を供給していた従来のカメラ
と比較して、電池の消耗を大幅に抑制することができ
る。
受光する外部の装置がカメラの近くに置かれている場合
には発光電流Iを小さく、外部の装置が遠くに置かれて
いる場合には必要な範囲で発光電流Iを大きく設定する
ことができる。上述のように発光電流は通信距離の2乗
に比例し、図4(b)に示すように通信可能距離が小さ
くなると発光電流Iの大きさは極めて小さなもので足り
るので、第1の実施の形態のカメラでは、通信距離と無
関係に常に大きな発光電流を供給していた従来のカメラ
と比較して、電池の消耗を大幅に抑制することができ
る。
【0021】一方、第1の実施の形態のカメラでは、他
の機器から送信された赤外線をフォトダイオード133
で受光することにより、他の機器からの画像データ等の
情報を受信することもでき、他の機器との間で双方向の
通信が可能とされている。図3において、フォトダイオ
ード133に赤外光が入射すると、フォトダイオード1
33の光電流に基づく信号電圧が発生し、この信号電圧
は電界効果トランジスタQ3のゲートに印加される。信
号電圧はトランジスタQ3を介してインピーダンス変換
され、電気信号として送受信コントローラ131のRX
端子に入力される。入力された電気信号は送受信コント
ローラ131を介してシステムコントローラ1に送出さ
れる。
の機器から送信された赤外線をフォトダイオード133
で受光することにより、他の機器からの画像データ等の
情報を受信することもでき、他の機器との間で双方向の
通信が可能とされている。図3において、フォトダイオ
ード133に赤外光が入射すると、フォトダイオード1
33の光電流に基づく信号電圧が発生し、この信号電圧
は電界効果トランジスタQ3のゲートに印加される。信
号電圧はトランジスタQ3を介してインピーダンス変換
され、電気信号として送受信コントローラ131のRX
端子に入力される。入力された電気信号は送受信コント
ローラ131を介してシステムコントローラ1に送出さ
れる。
【0022】次に、図5を用いて発光電流Iの設定動作
について説明する。図5のステップS1では通信可能距
離を最大の2mに初期設定する(図4(b))。ステッ
プS2ではモードスイッチ23の状態を読み込み、通信
モードが選択されていると判定されればステップS3へ
進み、カメラモードが選択されていると判定されればカ
メラモードのルーチン(不図示)へ飛ぶ。
について説明する。図5のステップS1では通信可能距
離を最大の2mに初期設定する(図4(b))。ステッ
プS2ではモードスイッチ23の状態を読み込み、通信
モードが選択されていると判定されればステップS3へ
進み、カメラモードが選択されていると判定されればカ
メラモードのルーチン(不図示)へ飛ぶ。
【0023】ステップS3ではズームスイッチ21の状
態を読み込み、ズームスイッチ21がオンしていると判
定されればステップS4へ進み、ズームスイッチ21が
オフしていると判定されればステップS15へ進む。ス
テップS4では一定時間待ち、ステップS5へ進む。ス
テップS5ではズームスイッチ21の状態を読み込み、
ズームスイッチ21がオンしていると判定されればステ
ップS6へ進み、ズームスイッチ21がオフしていると
判定されればステップS15へ進む。
態を読み込み、ズームスイッチ21がオンしていると判
定されればステップS4へ進み、ズームスイッチ21が
オフしていると判定されればステップS15へ進む。ス
テップS4では一定時間待ち、ステップS5へ進む。ス
テップS5ではズームスイッチ21の状態を読み込み、
ズームスイッチ21がオンしていると判定されればステ
ップS6へ進み、ズームスイッチ21がオフしていると
判定されればステップS15へ進む。
【0024】ステップS6ではズームスイッチ21の操
作方向を読み込み、ズームスイッチ21が広角側に操作
されていると判定されればステップS7へ進む。ステッ
プS7では現在の通信可能距離が40cmに設定されて
いるか否か判断し、通信可能距離が40cmに設定され
ていると判定されればステップS12へ進み、他の値、
すなわち60cm以上に設定されていると判定されれば
ステップS8へ進む。ステップS8では通信可能距離を
20cm短い値に切換えて、ステップS12へ進む。こ
のように、ズームスイッチ21を広角側に操作すると通
信可能距離が短くなる。
作方向を読み込み、ズームスイッチ21が広角側に操作
されていると判定されればステップS7へ進む。ステッ
プS7では現在の通信可能距離が40cmに設定されて
いるか否か判断し、通信可能距離が40cmに設定され
ていると判定されればステップS12へ進み、他の値、
すなわち60cm以上に設定されていると判定されれば
ステップS8へ進む。ステップS8では通信可能距離を
20cm短い値に切換えて、ステップS12へ進む。こ
のように、ズームスイッチ21を広角側に操作すると通
信可能距離が短くなる。
【0025】一方、ステップS6においてズームスイッ
チ21が望遠側に操作されていると判定された場合には
ステップS9へ進む。ステップS9では通信可能距離が
2mに設定されているか否か判断し、通信可能距離が2
mに設定されていると判定されればステップS10へ進
み、そうでない、すなわち通信可能距離が1.8m以下
に設定されていると判定されればステップS11へ進
む。ステップS10では通信可能距離がすでに最大値と
なっている旨を知らせる警告を液晶ディスプレイ24に
表示し、ステップS12へ進む。ステップS11では通
信可能距離を20cm長くして、ステップS12へ進
む。このように、ズームスイッチ21を望遠側に操作す
ると通信可能距離が長くなる。
チ21が望遠側に操作されていると判定された場合には
ステップS9へ進む。ステップS9では通信可能距離が
2mに設定されているか否か判断し、通信可能距離が2
mに設定されていると判定されればステップS10へ進
み、そうでない、すなわち通信可能距離が1.8m以下
に設定されていると判定されればステップS11へ進
む。ステップS10では通信可能距離がすでに最大値と
なっている旨を知らせる警告を液晶ディスプレイ24に
表示し、ステップS12へ進む。ステップS11では通
信可能距離を20cm長くして、ステップS12へ進
む。このように、ズームスイッチ21を望遠側に操作す
ると通信可能距離が長くなる。
【0026】ステップS12ではシステムコントローラ
1内のテーブルを参照して、設定されている通信可能距
離に対応する電圧を読み出す。続くステップS13では
設定されている通信可能距離を液晶ディスプレイ24に
表示し、ステップS14へ進む。ステップS14ではシ
ステムコントローラ1からD/A変換器14に向けて信
号を送出し、D/A変換器14からステップS12で読
み出した電圧を出力する。
1内のテーブルを参照して、設定されている通信可能距
離に対応する電圧を読み出す。続くステップS13では
設定されている通信可能距離を液晶ディスプレイ24に
表示し、ステップS14へ進む。ステップS14ではシ
ステムコントローラ1からD/A変換器14に向けて信
号を送出し、D/A変換器14からステップS12で読
み出した電圧を出力する。
【0027】ステップS15ではレリーズスイッチ22
の状態を読み込み、レリーズスイッチ22がオンしてい
ると判定されればステップS16へ進み、レリーズスイ
ッチ22がオフしていると判定されればステップS2へ
戻る。ステップS16では通信準備動作を行い、ステッ
プS17へ進む。通信準備動作では、モニタディスプレ
イ10に撮影済の各駒の画像を表示して、赤外線により
画像を送信する駒を操作者により選択させる。ステップ
S17では通信処理を行い、ステップS2へ戻る。通信
処理では、送受信コントローラ131のTX端子から信
号を送出してトランジスタQ1をスイッチングさせ、ス
テップS16において選択された画像を赤外線通信によ
り送信する。
の状態を読み込み、レリーズスイッチ22がオンしてい
ると判定されればステップS16へ進み、レリーズスイ
ッチ22がオフしていると判定されればステップS2へ
戻る。ステップS16では通信準備動作を行い、ステッ
プS17へ進む。通信準備動作では、モニタディスプレ
イ10に撮影済の各駒の画像を表示して、赤外線により
画像を送信する駒を操作者により選択させる。ステップ
S17では通信処理を行い、ステップS2へ戻る。通信
処理では、送受信コントローラ131のTX端子から信
号を送出してトランジスタQ1をスイッチングさせ、ス
テップS16において選択された画像を赤外線通信によ
り送信する。
【0028】第1の実施の形態のカメラでは、送信され
る赤外線の強度を外部の装置までの距離に応じて可変で
きるので、無駄な電力消費を減少させて電池の消耗を抑
制できる。また、操作者は液晶ディスプレイ24の表示
により通信可能距離を認識することができる(ステップ
S13)。さらに、ズームスイッチ21を赤外線の強度
を切換える操作部材として使用しているので、カメラの
コンパクト化を図ることができる。
る赤外線の強度を外部の装置までの距離に応じて可変で
きるので、無駄な電力消費を減少させて電池の消耗を抑
制できる。また、操作者は液晶ディスプレイ24の表示
により通信可能距離を認識することができる(ステップ
S13)。さらに、ズームスイッチ21を赤外線の強度
を切換える操作部材として使用しているので、カメラの
コンパクト化を図ることができる。
【0029】第1の実施の形態のカメラでは、ズームス
イッチ21の操作により赤外線の強度を調整できるよう
にしているが、例えば撮影距離を調整するための部材
等、他の操作部材によって赤外線の強度を調整できるよ
うにしてもよい。
イッチ21の操作により赤外線の強度を調整できるよう
にしているが、例えば撮影距離を調整するための部材
等、他の操作部材によって赤外線の強度を調整できるよ
うにしてもよい。
【0030】−第2の実施の形態− 次に、図6を用いて本発明によるデジタルカメラの第2
の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形
態のカメラは赤外線強度の調整に係る構成以外について
は第1の実施の形態のカメラと同一の構成を採るので、
同一構成部分についての説明は省略する。
の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形
態のカメラは赤外線強度の調整に係る構成以外について
は第1の実施の形態のカメラと同一の構成を採るので、
同一構成部分についての説明は省略する。
【0031】第2の実施の形態では、測距装置4は撮影
時には被写体までの距離を測定し、通信時には送信先の
外部装置までの距離を測定する。通信モードが選択され
ている場合には、測距装置4により外部の装置までの距
離を測定するとともに、その距離に応じた赤外線の強度
を自動的に選択することにより、必要最低限の赤外線強
度に設定して電池の電力消費を抑制するようにしてい
る。なお、赤外線の強度は指向性をもち、撮影光軸方向
で最も強度が高くされており、通信時には外部の装置を
撮影光軸の近くに設置することで外部装置までの測距お
よび赤外線通信が共に可能となるように構成されてい
る。なお、第2の実施の形態ではズームスイッチによる
赤外線強度の調整を行うことはできない。
時には被写体までの距離を測定し、通信時には送信先の
外部装置までの距離を測定する。通信モードが選択され
ている場合には、測距装置4により外部の装置までの距
離を測定するとともに、その距離に応じた赤外線の強度
を自動的に選択することにより、必要最低限の赤外線強
度に設定して電池の電力消費を抑制するようにしてい
る。なお、赤外線の強度は指向性をもち、撮影光軸方向
で最も強度が高くされており、通信時には外部の装置を
撮影光軸の近くに設置することで外部装置までの測距お
よび赤外線通信が共に可能となるように構成されてい
る。なお、第2の実施の形態ではズームスイッチによる
赤外線強度の調整を行うことはできない。
【0032】次に、図6を用いて第2の実施の形態のカ
メラにおける発光電流の設定動作について説明する。図
6のステップS101ではモードスイッチ23の状態を
読み込み、通信モードが選択されていると判定されれば
ステップS102へ進み、カメラモードが選択されてい
ると判定されればカメラモードのルーチン(不図示)へ
飛ぶ。
メラにおける発光電流の設定動作について説明する。図
6のステップS101ではモードスイッチ23の状態を
読み込み、通信モードが選択されていると判定されれば
ステップS102へ進み、カメラモードが選択されてい
ると判定されればカメラモードのルーチン(不図示)へ
飛ぶ。
【0033】ステップS102では測距装置4により撮
影光軸近傍の物体、すなわち通信先となる外部装置まで
の距離を測定する。ステップS103ではステップS1
02における測定値が40cm以下か否か判断し、測定
値が40cm以下であると判定されればステップS10
4へ進み、ステップS104では通信可能距離を40c
mに設定してステップS109へ進む。一方、ステップ
S103において測定値が40cmを越えていると判定
されれば、ステップS105へ進む。
影光軸近傍の物体、すなわち通信先となる外部装置まで
の距離を測定する。ステップS103ではステップS1
02における測定値が40cm以下か否か判断し、測定
値が40cm以下であると判定されればステップS10
4へ進み、ステップS104では通信可能距離を40c
mに設定してステップS109へ進む。一方、ステップ
S103において測定値が40cmを越えていると判定
されれば、ステップS105へ進む。
【0034】ステップS105ではステップS102に
おける測定値が2m以上か否か判断し、測定値が2m以
上であると判定されればステップS106へ進み、ステ
ップS106では通信可能距離を2mに設定してステッ
プS107へ進む。ステップS107では外部装置が2
m以上離れていることを知らせる警告を液晶ディスプレ
イ24に表示し、ステップS109へ進む。
おける測定値が2m以上か否か判断し、測定値が2m以
上であると判定されればステップS106へ進み、ステ
ップS106では通信可能距離を2mに設定してステッ
プS107へ進む。ステップS107では外部装置が2
m以上離れていることを知らせる警告を液晶ディスプレ
イ24に表示し、ステップS109へ進む。
【0035】一方、ステップS105において、ステッ
プS102における測定値が2m未満であると判定され
ればステップS108へ進む。ステップS108では、
ステップS102における測定値以上であって最も小さ
いものを図4(b)に示す9段階の距離から選択し、そ
の値を通信可能距離として設定する。例えば、仮に測距
による測定値が1.5mである場合、通信可能距離とし
て1.6mが選択される。
プS102における測定値が2m未満であると判定され
ればステップS108へ進む。ステップS108では、
ステップS102における測定値以上であって最も小さ
いものを図4(b)に示す9段階の距離から選択し、そ
の値を通信可能距離として設定する。例えば、仮に測距
による測定値が1.5mである場合、通信可能距離とし
て1.6mが選択される。
【0036】ステップS109ではシステムコントロー
ラ1内のテーブルを参照して、設定されている通信可能
距離に対応する電圧を読み出す。続くステップS110
では設定されている通信可能距離を液晶ディスプレイ2
4に表示し、ステップS111へ進む。ステップS11
1ではシステムコントローラ1からD/A変換器14に
向けて信号を送出し、D/A変換器14からステップS
109で読み出した電圧を出力する。
ラ1内のテーブルを参照して、設定されている通信可能
距離に対応する電圧を読み出す。続くステップS110
では設定されている通信可能距離を液晶ディスプレイ2
4に表示し、ステップS111へ進む。ステップS11
1ではシステムコントローラ1からD/A変換器14に
向けて信号を送出し、D/A変換器14からステップS
109で読み出した電圧を出力する。
【0037】ステップS112ではレリーズスイッチ2
2の状態を読み込み、レリーズスイッチ22がオンして
いると判定されればステップS113へ進み、レリーズ
スイッチ22がオフしていると判定されればステップS
101へ戻る。ステップS113では通信準備動作を行
い、ステップS114へ進む。通信準備動作では、モニ
タディスプレイ10に撮影済の各駒の画像を表示して、
赤外線により画像を送信する駒を操作者により選択させ
る。ステップS114では通信処理を行い、ステップS
101へ戻る。通信処理では、送受信コントローラ13
1のTX端子から信号を送出してトランジスタQ1をス
イッチングさせ、ステップS113において選択された
画像を赤外線通信により送信する。
2の状態を読み込み、レリーズスイッチ22がオンして
いると判定されればステップS113へ進み、レリーズ
スイッチ22がオフしていると判定されればステップS
101へ戻る。ステップS113では通信準備動作を行
い、ステップS114へ進む。通信準備動作では、モニ
タディスプレイ10に撮影済の各駒の画像を表示して、
赤外線により画像を送信する駒を操作者により選択させ
る。ステップS114では通信処理を行い、ステップS
101へ戻る。通信処理では、送受信コントローラ13
1のTX端子から信号を送出してトランジスタQ1をス
イッチングさせ、ステップS113において選択された
画像を赤外線通信により送信する。
【0038】以上のように、第2の実施の形態では、撮
影時に被写体の測距を行う測距装置4を用いて外部装置
までの距離を測定するとともに、測定値に応じた通信可
能距離を設定するようにしているので、必要最小限の発
光電流Iを適切に選択することができる。このため、電
池の消費電力を効率的に抑制することができる。また、
設定されている通信可能距離を液晶ディスプレイ24に
表示するようにしたので(ステップS110)、通信可
能距離の表示を見ることによって操作者は外部装置まで
の距離が測距装置4により測定できているか否かの確認
ができる。ただし、第2の実施の形態のカメラでは、通
信可能距離の表示を省略することもできる。
影時に被写体の測距を行う測距装置4を用いて外部装置
までの距離を測定するとともに、測定値に応じた通信可
能距離を設定するようにしているので、必要最小限の発
光電流Iを適切に選択することができる。このため、電
池の消費電力を効率的に抑制することができる。また、
設定されている通信可能距離を液晶ディスプレイ24に
表示するようにしたので(ステップS110)、通信可
能距離の表示を見ることによって操作者は外部装置まで
の距離が測距装置4により測定できているか否かの確認
ができる。ただし、第2の実施の形態のカメラでは、通
信可能距離の表示を省略することもできる。
【0039】実施の形態ではデジタルスチルカメラにつ
いて説明したが、本発明はデジタルスチルカメラのみな
らず、動画撮影をするためのデジタルカメラについても
適用される。
いて説明したが、本発明はデジタルスチルカメラのみな
らず、動画撮影をするためのデジタルカメラについても
適用される。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、手動で
の操作によって投光する赤外光の強度を変更する手動操
作部材を備えるので、赤外光の投光に必要な消費電力を
抑制できる。請求項2に記載の発明によれば、ズームレ
ンズの焦点距離を変化させるための操作部材を手動操作
部材として兼用するので、カメラのコンパクト化を図る
ことができる。請求項3に記載の発明によれば、距離表
示装置が赤外光の通信可能距離に応じた距離を表示値と
して表示するので、操作者が通信可能距離を把握するこ
とができる。請求項4に記載の発明によれば、測距装置
によって測定された赤外光の投光先の機器までの距離に
応じて赤外光の強度を調整するようにしたので、赤外光
の投光に必要な消費電力を効率的に抑制できる。請求項
5に記載の発明によれば、調整された赤外光の強度に対
応する通信可能距離に応じた距離を表示する距離表示装
置を備えるので、操作者が通信可能距離を把握すること
ができる。
の操作によって投光する赤外光の強度を変更する手動操
作部材を備えるので、赤外光の投光に必要な消費電力を
抑制できる。請求項2に記載の発明によれば、ズームレ
ンズの焦点距離を変化させるための操作部材を手動操作
部材として兼用するので、カメラのコンパクト化を図る
ことができる。請求項3に記載の発明によれば、距離表
示装置が赤外光の通信可能距離に応じた距離を表示値と
して表示するので、操作者が通信可能距離を把握するこ
とができる。請求項4に記載の発明によれば、測距装置
によって測定された赤外光の投光先の機器までの距離に
応じて赤外光の強度を調整するようにしたので、赤外光
の投光に必要な消費電力を効率的に抑制できる。請求項
5に記載の発明によれば、調整された赤外光の強度に対
応する通信可能距離に応じた距離を表示する距離表示装
置を備えるので、操作者が通信可能距離を把握すること
ができる。
【図1】第1の実施の形態のデジタルカメラを示すブロ
ック図。
ック図。
【図2】第1の実施の形態のデジタルカメラの外観を示
す図であり、(a)はカメラ後方側から見た斜視図、
(b)はカメラ前方側から見た斜視図。
す図であり、(a)はカメラ後方側から見た斜視図、
(b)はカメラ前方側から見た斜視図。
【図3】赤外線通信回路を示す回路図。
【図4】発光ダイオードに供給する電流と通信距離の関
係等を示す図表であり、(a)は電流と発光強度の関係
を一般的に示す図、(b)は第1の実施の形態のデジタ
ルカメラにおける通信可能距離、発光電流および赤外線
通信回路各部の電圧の関係を示す表。
係等を示す図表であり、(a)は電流と発光強度の関係
を一般的に示す図、(b)は第1の実施の形態のデジタ
ルカメラにおける通信可能距離、発光電流および赤外線
通信回路各部の電圧の関係を示す表。
【図5】第1の実施の形態のデジタルカメラにおける発
光電流設定動作を示す図。
光電流設定動作を示す図。
【図6】第2の実施の形態のデジタルカメラにおける発
光電流設定動作を示す図。
光電流設定動作を示す図。
【図7】従来のデジタルカメラにおける赤外線通信を示
す図。
す図。
3 ズームレンズ 21 ズームスイッチ 24 液晶ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/38
Claims (5)
- 【請求項1】 赤外光を投光することにより他の機器に
向けてデータを送信可能なデジタルカメラにおいて、 手動での操作によって投光する赤外光の強度を変更する
手動操作部材を備えることを特徴とするデジタルカメ
ラ。 - 【請求項2】 焦点距離が可変とされたズームレンズを
備え、 前記ズームレンズの焦点距離を変化させるための操作部
材を前記手動操作部材として兼用することを特徴とする
請求項1に記載のデジタルカメラ。 - 【請求項3】 前記手動操作部材の操作に連動して表示
値が変化する距離表示装置を備え、前記距離表示装置は
赤外光の通信可能距離に応じた距離を前記表示値として
表示するものであることを特徴とする請求項1または2
に記載のデジタルカメラ。 - 【請求項4】 赤外光を投光することにより他の機器と
の間でデータを送受信可能なデジタルカメラにおいて、 被写体までの距離を測定する測距装置を備え、 前記測距装置によって測定された赤外光の投光先の機器
までの距離に応じて前記赤外光の強度を調整するように
したことを特徴とするデジタルカメラ。 - 【請求項5】 調整された前記赤外光の強度に対応する
通信可能距離に応じた距離を表示する距離表示装置を備
えることを特徴とする請求項4に記載のデジタルカメ
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9315521A JPH11150671A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | デジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9315521A JPH11150671A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | デジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11150671A true JPH11150671A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18066351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9315521A Pending JPH11150671A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | デジタルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11150671A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007208768A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Fujifilm Corp | 撮影装置 |
US7804829B2 (en) | 2005-01-13 | 2010-09-28 | Sony Corporation | Wireless communication system, data transmitter and wireless communication method |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP9315521A patent/JPH11150671A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7804829B2 (en) | 2005-01-13 | 2010-09-28 | Sony Corporation | Wireless communication system, data transmitter and wireless communication method |
JP2007208768A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Fujifilm Corp | 撮影装置 |
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