JPH11149542A - 歩数計の振動センサ用バネの加工方法 - Google Patents

歩数計の振動センサ用バネの加工方法

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Publication number
JPH11149542A
JPH11149542A JP33366397A JP33366397A JPH11149542A JP H11149542 A JPH11149542 A JP H11149542A JP 33366397 A JP33366397 A JP 33366397A JP 33366397 A JP33366397 A JP 33366397A JP H11149542 A JPH11149542 A JP H11149542A
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JP
Japan
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spring
load
wire diameter
length
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP33366397A
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English (en)
Inventor
Minoru Hayashi
稔 林
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HEIWA TOKEI SEISAKUSHO
Original Assignee
HEIWA TOKEI SEISAKUSHO
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Publication date
Application filed by HEIWA TOKEI SEISAKUSHO filed Critical HEIWA TOKEI SEISAKUSHO
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】バネ荷重のバラツキの極めて少ない歩数計の振
動センサー用バネの加工方法を提供する。 【解決手段】歩数計のケース上で、回転軸を中心に回動
するアームと、ケースとの間に、アームを上方に浮遊さ
せる荷重を有するバネを設け、アームの上方に上ストッ
パー、下方に上側のスイッチ接点と下側のスイッチ接点
を配置した。バネの線径を測定し、この線径に基づいて
最適バネ荷重に対応するバネ長さを算出し、算出したバ
ネ長に基づき加工する。 【効果】歩行による身体の上下振動の加速度に対応して
弾性変形をするバネ荷重設定値に対して加工した極めて
荷重のバラツキが少ないバネにより、バネ荷重調整等に
よる計数感度の調整無しで微震動以外の歩数だけが精度
良くカウントされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歩数計において歩数を精
度良くカウントするための振動センサ用バネの加工方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の歩数計は図5に示すようにケース
1上に回転軸2設けられている。回転軸2を中心に回動
可能に振り子3が取り付けられている。振り子3には、
ケース1に取り付けられている調整機構部8との間に振
動センサ用バネ4が設けられている。ケース1に設けら
れた調整機構部8は図中左右に移動可能に構成されてお
り、バネ線径の違いによるバネ加重の変化をたわみ量を
調整することによって補正することができる。
【0003】振り子3は停止状態では、バネ4によって
ケース1に設けられているストッパー5に押しつけられ
ているが、歩行による振動によって回転軸2を中心とし
て揺動し、振り子3に設けられているスイッチ接点6
が、ケース1に取り付けられているスイッチ接点7と接
触し、歩数としてカウントされる。その後振り子3はバ
ネ4の復元力によりストッパー5と当接する位置に戻さ
れる。この動作を繰り返すことによって歩数をカウント
している。
【0004】しかし前述のバネ4の線径にはバラツキが
あり、このバネ線径のバラツキにより発生するバネ荷重
の変化は、歩数カウントの精度に大きく影響する。
【0005】線径の違いによるバネ荷重の変化は、 W=(3×π/16)×E×d×d×d×d×Φ/(L
×L) で表される。ここでWはバネ荷重、Eは縦弾性係数、d
はバネ線径、Φは荷重係数、Lはバネ長である。例え
ば、バネ長35.5mm、バネ線径が0.12mmで線
径が0.008mm変化すると、たわみ量が17.5m
mの時に、バネ荷重は0.5g変化する。これは、バネ
線径0.12mmで荷重が1.874gとすると、バネ
荷重の26.68%(0.50g/1.874g)に値
する。
【0006】前述の荷重のバラツキを持ったバネ4をそ
のままの状態で使用すると、バネ荷重が弱い場合は歩行
以外の微震動でも歩数をカウントしてしまう。逆にバネ
荷重が強すぎる場合は歩数をカウントできなくなってし
まう。このため、調整機構部8の位置を変えることによ
って、バネ4のたわみ量を調整して、歩数が正確にカウ
ントできるように計数感度の調整をしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな歩数計の構造では、バネの組み込み過程で何らかの
バネ荷重の調整を行う必要があり、歩数の計数感度を一
定に合わせなければならないという問題があった。
【0008】従って、本発明は上記問題点を解決し、歩
数の計数感度調整をすること無く、歩数を精度良くカウ
ントすることができる歩数計の振動センサ用バネの加工
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、歩数計の振動センサ用バネの加工方法は、歩行によ
る身体の上下振動を正確に感知するために、振り子とケ
ースの間に設置して使用する線バネの加工方法であっ
て、バネの線径を測定し、この線径に基づいて設定荷重
に合うバネの最適長さを算出し、算出された長さに基づ
いてバネを加工する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の振動センサ用バネの加工方法
を実施例に基づいて説明する。図1は本発明の振動セン
サ用バネの加工方法のフローチャートを表してる。ま
ず、STEP1でバネの線径を測定する。次に、STE
P2に進みSTEP1で測定したバネの線径に基づいて
最適なバネ長を算出する。STEP3でSTEP2で算
出されたバネ長に加工する。
【0011】図2はバネ線径とバネ荷重の関係を示した
グラフで、バネ線径が小さくなるとバネ荷重も小さくな
り、バネ線径が大きくなるとバネ荷重も大きくなる。バ
ネ線径が少し変化するだけで、バネ荷重が大きく変化す
ることがわかる。線径とバネ荷重の関係は、計算によっ
て求めることもできるし、このグラフにより、バネ線径
の実測値からバネ荷重を求めることもできる。
【0012】図3はバネ長とバネ荷重の関係を表したグ
ラフで、このグラフからバネ長が短くなるとバネ荷重が
大きくなり、バネ長が長くなるとバネ荷重が小さくなる
関係となることがわかる。また、このグラフから、バネ
長の実測値よりバネ荷重を求めることもできる。さら
に、このグラフよりバネ長の変化に対するバネ荷重の変
化量が、上記バネ線径とバネ荷重の場合に比べて小さい
ことがわかる。例えばバネ長が0.4mm変化してもバ
ネ荷重の変化量は1.97%(0.037g/1.87
4g)であり、バネ長の微調整によりバネ荷重を安定さ
せることが可能である。
【0013】図4は、バネ荷重を一定にするためのバネ
長とバネ線径の関係を表したグラフであり、バネ線径が
小さくなるとバネ長を短くし、バネ線径が大きくなると
バネ長を長くすれば、バネ荷重が一定になる。以上の関
係を利用して、バネ素材の線径を測定値しバネ長を求
め、バネをその長さに加工することでバネ荷重を一定に
することができる。本発明は実施例に限定されるもので
はなく、バネ線径や、バネ長、バネの形状などが変わっ
ても、同様に最適加重に合わせてバネ長を加工すること
ができる。
【0014】また、バネ線径によるバネ荷重補正以外に
も、バネの反り寸法を調整することによるバネ荷重補正
等も可能である。また、バネ線径のバラツキは特に線材
のロット毎に大きく変わるため、全数測定しなくても、
ロット毎にバネの線径を測定してバネ長を設定しても良
い。
【0015】以上の説明のように、振動センサ用バネの
形状を測定し、その値に基づいて、バネ長を加工時に微
調整することにより、効果的にバネ荷重の補正ができ、
荷重のバラツキが極めて少ない、歩数計の振動センサ用
バネを得ることができた。
【0016】
【発明の効果】本発明を用いて振動センサ用バネを加工
することで、従来歩数計組立工程で行っていたバネ荷重
調整が不要となり、歩数を精度良く計測できる歩数計の
振動センサ用バネを得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動センサ用バネの加工方法を示
すフローチャートである。
【図2】本発明による実施例のバネ線径−バネ荷重グラ
【図3】本発明による実施例のバネ長−バネ荷重グラフ
【図4】本発明による実施例のバネ長−バネ線径グラフ
【図5】従来の技術による一実施例の正面図
【符号の説明】
1 ケース 2 回転軸 3 振り子 4 バネ 5 ストッパー 6 スイッチ接点 7 スイッチ接点 8 調整機構部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行による身体の上下振動を感知するた
    めに、振り子とケースの間に設置して使用する線バネの
    加工方法であって、前記バネの線径を測定し、この線径
    に基づいてバネの荷重を合わせるためにバネの長さを算
    出し、算出された長さに基づいてバネを加工することを
    特徴とする歩数計の振動センサ用バネの加工方法。
JP33366397A 1997-11-17 1997-11-17 歩数計の振動センサ用バネの加工方法 Pending JPH11149542A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33366397A JPH11149542A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 歩数計の振動センサ用バネの加工方法

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JP33366397A JPH11149542A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 歩数計の振動センサ用バネの加工方法

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Publication Number Publication Date
JPH11149542A true JPH11149542A (ja) 1999-06-02

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ID=18268585

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33366397A Pending JPH11149542A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 歩数計の振動センサ用バネの加工方法

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JP (1) JPH11149542A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6159281A (en) * 1996-02-13 2000-12-12 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Deterioration preventive for concrete or mortar and method for preventing deterioration of concrete or mortar

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6159281A (en) * 1996-02-13 2000-12-12 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Deterioration preventive for concrete or mortar and method for preventing deterioration of concrete or mortar

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