JPH11148964A - 集積回路試験装置及び集積回路試験方法 - Google Patents

集積回路試験装置及び集積回路試験方法

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JPH11148964A
JPH11148964A JP31499097A JP31499097A JPH11148964A JP H11148964 A JPH11148964 A JP H11148964A JP 31499097 A JP31499097 A JP 31499097A JP 31499097 A JP31499097 A JP 31499097A JP H11148964 A JPH11148964 A JP H11148964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集積回路試験装置において、集積回路試験装置
の試験端子数以上の試験信号を要する複数の被試験集積
回路を一度に試験ボードに搭載して試験を行い、また、
複数の異なるテストモードに対しても、使用されない試
験端子の数を最小限に抑制する。 【解決手段】試験端子7と被試験集積回路8との間にを
導入し、このマルチプレクサ回路6を試験内容に応じて
順次切り替え、試験端子7と被試験集積回路8の端子9
との接続関係を変更する。これにより、一度に試験ボー
ド3により多くの被試験集積回路8を搭載し、かつ、1
種類の試験ボード3でより多くのテストモードに対応さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被試験集積
回路を一度に搭載して試験を行う集積回路試験装置及び
その装置を用いた集積回路の試験方法に関し、特に、集
積回路試験装置と被試験集積回路との間の電気的接続の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、複数の被試験集積回路素子を一
度に搭載して試験を行う従来の集積回路試験装置の構成
を示すブロック図である。図8に示すように、従来の集
積回路試験装置は、集積回路の試験を実行するテスタ本
体1と、テスタ本体1に接続されているテストヘッド1
1と、複数の被試験集積回路8を搭載している試験ボー
ド3とを備えている。テストヘッド11には、被試験集
積回路8から出力された信号を基準信号と比較するアナ
ログ回路4と、アナログ回路4に対応して設けられ、ア
ナログ回路4を制御するための論理回路5とが配置され
ており、各アナログ回路4と各論理回路5とで一つの試
験端子7を形成している。各試験端子7は、導体配線か
らなる伝送線路2を介して、各被試験集積回路8の端子
9と接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の集積回路試
験装置においては、試験端子7と、これを被試験集積回
路8と接続するための伝送線路2との組み合わせが固定
されており、この組み合わせを変更することはできなか
った。すなわち、複数個の被試験集積回路8を試験する
場合、従来の集積回路試験装置は試験に必要な試験端子
7を全て同時に備えている必要があった。同様の理由に
より、集積回路試験装置に備えられている試験端子7の
数を超えて被試験集積回路8を試験ボード3上に一度に
搭載し、それらを試験することはできなかった。
【0004】また、1種類の試験ボード3で複数の試験
を行う際、試験の種類によって被試験集積回路8に必要
とされる端子9の数が異なる場合、試験の種類によって
は余剰の試験端子7が生じ、集積回路試験装置の能力を
最大限に活用することができなかった。この結果、従来
の集積回路試験装置は以下のような問題点を内包してい
た。
【0005】第1の問題点は、多くの集積回路を試験す
る必要がある場合、被試験集積回路8の試験ボード3へ
の乗せ換え回数が増え、試験時間が増大することであ
る。その理由は、テストヘッド11における試験端子7
と伝送線路2との組み合わせが固定されているため、試
験ボード3に搭載される被試験集積回路8の端子9の数
の合計が試験端子7の数を超えるような場合に、そのよ
うな個数の被試験集積回路8を搭載する試験ボード3を
利用することができず、一度に多数の被試験集積回路8
を集積回路試験装置に搭載することができないためであ
る。
【0006】第2の問題点は、複数のテストモードを有
する被試験集積回路において、必要とされる被試験集積
回路8の端子9の数が異なるテストモードを一つの試験
ボード3上で試験する場合、必要とされる端子数の少な
いテストモード時に、いくつかの試験端子7が使用され
ず、試験端子7を最大限に有効活用できないことであ
る。
【0007】また、このような試験端子7の余剰を回避
するため、被試験集積回路8を搭載するための試験ボー
ド3をテストモードに応じて用意し、試験モードごとに
被試験集積回路8をあらためて試験ボード3上に搭載し
なおすことも考えられるが、複数の試験ボード3を作製
するために試験コストが上昇し、被試験集積回路8の乗
せ換え時間の増加により試験時間が増加してしまう。
【0008】その理由は、試験端子7と、被試験集積回
路8の端子9に接続された伝送線路2との組み合わせが
固定されており、試験ボード3を取り替えなければ、テ
ストモードに応じて接続の組み合わせを変えることがで
きないためである。これらの問題点を解決するため、実
開平2−59476号公報、特開昭59−23265号
公報及び特開平2−38874号公報は、マルチプレク
サ回路を用いて、被試験集積回路を並列的に試験するこ
とができる集積回路試験装置を提案している。
【0009】しかしながら、これらの集積回路試験装置
におけるマルチプレクサ回路は、単に、被試験集積回路
とテスタとの間の接続を適宜切り替えるだけのものとし
て使用されており、被試験集積回路の数とテスタの試験
端子の数との関係を考慮したものではない。このため、
被試験集積回路の数がテスタの試験端子の数よりも多い
場合には、必ずしも試験効率を上げることはできなかっ
た。
【0010】本発明は、以上のような従来の集積回路試
験装置における問題点に鑑みてなされたものであり、集
積回路試験装置の試験端子数以上の試験信号を要する複
数の被試験集積回路を一度に試験ボードに搭載して試験
を行い、また、複数の異なるテストモードに対して、テ
ストモードに応じた試験ボードを個別に準備することな
く、使用されない試験端子の数を最小限に抑制すること
ができる集積回路試験装置及び集積回路試験方法を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明に係る集積回路試験装置は、試験端子と試験
ボードとを接続するための伝送線路の数が試験端子の数
よりも大きく設定され、かつ、複数の伝送線路の中から
1つの伝送線路を選択し、その選択された伝送線路に試
験端子の1つを接続するためのマルチプレクサ回路を備
えることを基本的な特徴とする。
【0012】具体的には、本発明の請求項1は、複数の
被試験集積回路に対して試験信号を印加し、かつ、前記
被試験集積回路から出力された信号を受信するための回
路を搭載したテストヘッドと、前記複数の被試験集積回
路を一度に搭載し得る交換可能な試験ボードと、前記被
試験集積回路の端子を前記テストヘッドに電気的に接続
する導体配線とからなる集積回路試験装置において、前
記テストヘッドは、前記被試験集積回路に対して試験信
号を印加し、かつ、前記被試験集積回路から出力された
信号を試験基準信号と比較するための試験端子と、前記
被試験集積回路の端子の全てと一対一に対応づけられた
伝送線路であって、前記試験ボード上に搭載された前記
被試験集積回路の端子と前記試験端子とを電気的に接続
するための伝送線路と、前記伝送線路の中から1つの伝
送線路を選択し、その選択された伝送線路を前記試験端
子の1つに接続するためのマルチプレクサ回路とからな
り、前記試験ボードに搭載される前記被試験集積回路の
端子の数の合計が前記試験端子の数よりも多く、すべて
の前記マルチプレクサ回路について、マルチプレクサ回
路の選択状態が前記被試験集積回路の試験項目と一対一
に対応し、かつ、それぞれの試験で必要とされる被試験
集積回路の端子の組み合わせに対応していることを特徴
とする集積回路試験装置を提供する。
【0013】本発明のうち、請求項2は、請求項複数の
被試験集積回路に対して試験信号を印加し、かつ、前記
被試験集積回路から出力された信号を受信するための回
路を搭載したテストヘッドと、前記複数の被試験集積回
路を一度に搭載し得る交換可能な試験ボードと、前記被
試験集積回路の端子を前記テストヘッドに電気的に接続
する導体配線とからなる集積回路試験装置において、前
記テストヘッドは、前記被試験集積回路の端子の全てと
一対一に対応づけられたアナログ回路であって、前記被
試験集積回路に対して試験信号を印加し、かつ、前記被
試験集積回路から出力された信号を試験基準信号と比較
するためのアナログ回路と、前記アナログ回路を制御
し、かつ、前記被試験集積回路の出力信号と前記試験基
準信号との比較結果を前記アナログ回路から受信するた
めの論理回路と、前記被試験集積回路の端子の全て及び
前記アナログ回路の全てとそれぞれ一対一に対応づけら
れた伝送線路であって、前記試験ボード上に搭載された
前記被試験集積回路の端子と前記アナログ回路とを電気
的に接続するための伝送線路と、複数のアナログ回路の
中から1つのアナログ回路を選択し、その選択されたア
ナログ回路を前記論理回路の1つに接続するためのマル
チプレクサ回路と、からなり、前記試験ボードに搭載さ
れる前記被試験集積回路の端子の数の合計が前記論理回
路の数よりも多く、すべての前記マルチプレクサ回路に
ついて、マルチプレクサ回路の選択状態が前記被試験集
積回路の試験項目と一対一に対応し、かつ、それぞれの
試験で必要とされる被試験集積回路の端子の組み合わせ
に対応していることを特徴とする集積回路試験装置を提
供する。
【0014】好ましくは、請求項3に記載されているよ
うに、前記マルチプレクサ回路のマルチプレクス比は、
前記試験端子の数又は前記論理回路の数を、テストモー
ドで必要とされる被試験集積回路の端子の数で割ったと
きの商を超えない最大の整数Aでもって、 前記試験ボー
ドに一度に搭載された被試験集積回路の数Bを割った場
合の商B/A以上である最小の整数を、必要なすべての
テストモードについて求め、これを合計した数以上に設
定される。
【0015】例えば、最も単純には、請求項4に記載さ
れているように、前記マルチプレクサ回路のマルチプレ
クス比は前記アナログ回路の数に等しく設定すればよ
い。以下、マルチプレクサ回路のマルチプレクス比の設
定例を示す。試験ボードの取り替えなしに試験を行うテ
ストモードの数がT、試験端子の数がN、試験ボードに
一度に搭載できる被試験集積回路の数がM、少なくとも
1つのテストモードで必要とされる被試験集積回路の端
子の数の合計がP、i番目のテストモードで必要とされ
る被試験集積回路の端子の数がp(i)である場合を考
える。
【0016】q(i)を、〔N/ p(i)〕以下の最も
大きな整数、r(i)を、〔M/ q(i)〕以上の最も
小さい整数と定義する。このとき、従来の集積回路試験
装置ではN個であった伝送線路の数を(P×M) とし、
マルチプレクサ回路のマルチプレクス比は〔r(1)+
r(2)+…+r(T)〕とされる。マルチプレクサ回
路により、1つの試験端子は複数の伝送線路と接続する
ことができる。伝送線路は被試験集積回路の端子と接続
されているため、試験端子の数を超えない範囲で、試験
端子と被試験集積回路の端子とを自由に組み合わせるこ
とができる。
【0017】複数あるテストモードのうち、必要とする
被試験集積回路の端子数が少ない場合、試験端子を被試
験集積回路の端子に再割り当てすることにより、並列的
に試験を行うことができる被試験集積回路の数を最大限
に向上させることができる。必要とする被試験集積回路
の端子数が多いテストモードの場合では、試験端子の再
割り当てにより、並列的に試験を行うことができる被試
験集積回路の数を下げ、試験端子数の不足を回避する。
【0018】このときのマルチプレクサ回路による伝送
線路の選択の組み合わせを区別するために、マルチプレ
クサ回路の選択状態と番号とを一対一に対応させる。例
えば、マルチプレクサ回路が1:Kのマルチプレクス比
を有する場合、K種類の伝送線路の選択の組み合わせを
実現することができることを意味する。これら一連の試
験は試験ボードを交換することなく行うことができる。
そのため、被試験集積回路の乗せ換えに要する時間を削
減することができる。
【0019】また、並列的に試験を行うことができる被
試験集積回路の数を向上させるためにテストモードに合
わせて試験ボードを準備する場合と比較して、試験ボー
ドが1種類ですみ、試験ボードのコストを抑制すること
ができる。前記マルチプレクサ回路、及び、前記マルチ
プレクサ回路と前記被試験集積回路とを接続する前記伝
送線路は、請求項5に記載されているように、前記テス
トヘッド上のみならず、前記試験ボード上に構成するこ
ともできる。この場合、マルチプレクサ回路と伝送線路
との組み合わせは試験ボード毎に自由に設定できるた
め、試験ボードを交換することにより、被試験集積回路
の品種や試験項目の変化に完全に対応することができ
る。
【0020】前記マルチプレクサ回路は、請求項6に記
載されているように、前記試験端子又は前記アナログ回
路と前記伝送線路との間に配置してもよく、あるいは、
請求項7に記載されているように、前記アナログ回路と
前記論理回路との間に配置することもできる。この場
合、試験端子又はアナログ回路が被試験集積回路に対し
て出力する信号及び被試験集積回路が試験端子又はアナ
ログ回路に対して出力するアナログ信号がマルチプレク
サ回路を通過しないため、出力信号の波形品質の劣化を
防ぐことができる。
【0021】本発明のうち、請求項8は、上述の集積回
路試験装置を用いて行う集積回路の試験方法を提供す
る。この試験方法は、前記被試験集積回路のi番目のテ
ストモードにおいては、前記試験端子がq個の前記被試
験集積回路を一度に試験することができる場合に、全て
の前記マルチプレクサ回路をk1番目の選択状態に設定
し、前記試験端子又は前記アナログ回路を、1番目から
q番目までの前記被試験集積回路に接続されている前記
伝送線路に接続させ、q個の前記被試験集積回路に対し
て同時に試験を行う第一の過程と、全ての前記マルチプ
レクサ回路をk2番目の選択状態に切り替え、前記試験
端子又は前記アナログ回路を、(q+1)番目から2q
番目までの前記被試験集積回路に接続されている前記伝
送線路に接続させ、(q+1)番目から2q番目までの
前記被試験集積回路に対して同時に試験を行う第二の過
程と、全ての被試験集積回路について、i番目のテスト
モードの試験が完了するまで、前記第二の過程を繰り返
す第三の過程と、前記マルチプレクサ回路を(i+1)
番目のテストモードにおいて必要な選択状態に切り替
え、前記第一乃至第三の過程を繰り返す第四の過程と、
全てのテストモードに対して被試験集積回路の試験が完
了するまで、前記第一乃至第四の過程を繰り返す第五の
過程と、を備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る集積回路試験装置を示すブロック図である。本
実施形態に係る集積回路試験装置は、集積回路の試験を
実行するテスタ本体1、テスタ本体1と接続されている
テストヘッド11、複数の被試験集積回路8を搭載して
いる試験ボード3、及び、各被試験集積回路8とテスト
ヘッド11とを接続している伝送線路2とからなる。
【0023】テストヘッド11は、試験信号を出力し、
かつ、被試験集積回路8からの出力信号を受信し、その
出力信号を基準信号と比較し、さらに、判定を行うため
のアナログ回路4と、アナログ回路4を制御するための
論理回路5と、アナログ回路4と伝送線路2との接続を
変更するためのマルチプレクサ回路6と、からなってい
る。
【0024】テストヘッド11内には、全てのマルチプ
レクサ回路6と接続しているマルチプレクサ制御回路5
1が設けられており、マルチプレクサ回路6の選択状態
は、マルチプレクサ制御回路51が生成する制御信号に
より制御される。1組のアナログ回路4、1個の論理回
路5及び1個のマルチプレクサ回路6により、1組の試
験端子7が構成されており、テストヘッド11はN組の
試験端子7を有している。
【0025】試験ボード3はM個の被試験集積回路8を
搭載する能力を有している。被試験集積回路8は外部と
電気信号を授受するための端子9を有する。また、被試
験集積回路8は、複数種類のテストモードを有する。こ
こで、試験ボード3の交換なしに行うことができるテス
トモードの種類の数をTとする。さらに、i番めのテス
トモードでは、端子9のうち、p(i)本の端子を必要
とするものとし、また、全てのテストモードのうち、少
なくとも1つのテストモードで必要とされる端子9の数
をPとする。
【0026】試験で必要とされる端子9は試験ボード3
を通じて(P×M)本の伝送線路2と1:1に対応づけ
られている。マルチプレクサ回路6のマルチプレクス比
は、q(i)を〔N/ p(i)〕以下の最も大きな整
数、r(i)を〔M/ q(i)〕以上の最も小さい整数
と定義した場合、1:〔r(1)+r(2)+…+r
(T) 〕と表される。
【0027】以上のような構成を有する本実施形態に係
る集積回路試験装置の動作を以下に説明する。i番目の
テストモードにおいて、試験端子7はq(i)個の被試
験集積回路8を一度に測定することができるものとす
る。最初に全てのマルチプレクサ回路6をk1番目の選
択状態に切り替える。このk1番目の選択状態において
は、試験端子7が、1番目からq(i)番目までの被試
験集積回路8のテストに必要な端子9と接続されている
伝送線路が選択される。これによって、q(i) 個の被
試験集積回路8が同時に試験される。
【0028】次に、全てのマルチプレクサ回路6をk2
番目の選択状態に切り替える。このk2番目の選択状態
においては、試験端子7が、q(i+1) 番目以降の被
試験集積回路8のテストに必要とされる端子9と接続さ
れている伝送線路が選択される。i番目のテストモード
でq(i+1) 番目からq(2i) 番目までの被試験集
積回路8に対して試験が行われる。
【0029】試験ボード上の全ての被試験集積回路8に
対して試験が完了するまで、上記手続きを繰り返す。こ
のときの繰り返し回数はr(i) として示される。i番
目のテストモードが完了したら、(i+1) 番目のテス
トモードで必要な端子9に合わせ、マルチプレクサ回路
6を切り替え、同様に試験を行う。テストモードのう
ち、q(i) の最大値と最小値が異なり、かつ、q
(i) がその最小値よりも大きい値をとるテストモード
においては、並列的に試験を行うことができる被試験集
積回路の数が向上し、試験時間の削減を期待することが
できる。
【0030】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
集積回路試験装置を示すブロック図である。本実施形態
に係る集積回路試験装置は、集積回路の試験を実行する
テスタ本体1、テスタ本体1と接続されているテストヘ
ッド11、複数の被試験集積回路8を搭載している試験
ボード3、及び、各被試験集積回路8とテストヘッド1
1とを接続している同軸ケーブル21とからなる。
【0031】テストヘッド11は、試験信号を出力し、
かつ、被試験集積回路8からの出力信号を受信し、その
出力信号を基準信号と比較し、さらに、判定を行うため
のアナログ回路4と、アナログ回路4を制御するための
論理回路5と、アナログ回路4と同軸ケーブル21との
接続を変更するためのマルチプレクサ回路6と、からな
る。
【0032】テストヘッド11内には、全てのマルチプ
レクサ回路6と接続しているマルチプレクサ制御回路5
1が設けられており、マルチプレクサ回路6の選択状態
は、マルチプレクサ制御回路51が生成する制御信号に
より制御される。同軸ケーブル21は、より線、ツイス
テッドペア線などで代用することが可能である。また、
マルチプレクサ回路6は、機械式リレー、リードリレ
ー、半導体アナログスイッチ素子、半導体アナログマル
チプレクサ回路素子などを利用して構成することができ
る。
【0033】1組のアナログ回路4、1個の論理回路5
及び1個のマルチプレクサ回路6により、1組の試験端
子7が構成されており、テストヘッド11は4組の試験
端子7を有している。試験ボード3は2個の被試験集積
回路8を搭載する能力を有している。被試験集積回路8
は外部と電気信号を授受するための端子9を有する。ま
た、被試験集積回路8は、2種類のテストモードを有し
ており、これら2種類のテストモードは試験ボード3の
交換なしに行われる。
【0034】第1のテストモードでは、端子9のうち4
本の端子9を必要とし、第2のテストモードでは、2本
の端子9を必要とする。これらの端子9のうち第2のテ
ストモードにおいて用いられる2本の端子9は、第1の
テストモードで用いられる端子9と共通して使用され
る。すなわち、2つのテストモードのうち、少なくとも
1つのテストモードで必要とされる端子9の数は4本で
ある。
【0035】試験で必要とされる端子9は試験ボード3
を通じて8本の同軸ケーブル21と1:1に対応づけら
れている。マルチプレクサ回路6のマルチプレクス比は
1:3である。すなわち、マルチプレクサ回路6は3つ
の選択状態を有しており、各選択状態においては、以下
のように、同軸ケーブル21が選択される。
【0036】1番目の選択状態では、試験端子7は、1
番目の被試験集積回路8の第1のテストモードで必要と
される端子9に接続されている同軸ケーブル21を選択
する。2番目の選択状態では、試験端子7は、2番目の
被試験集積回路8の第1のテストモードで必要とされる
端子9に接続されている同軸ケーブル21を選択する。
【0037】3番目の選択状態では、試験端子7は、全
ての被試験集積回路8の2番目のテストモードで必要と
される端子9に接続されている同軸ケーブル21を選択
する。本実施形態に係る集積回路試験装置は以下のよう
に作動する。第1のテストモードにおいては、試験端子
7の数と必要とされる端子9の数との関係より、被試験
集積回路8を一度に1個だけ測定することができる。
【0038】また、第2のテストモードでは、2個の被
試験集積回路8を一度に測定することができるだけの数
の試験端子7が設定されている。まず、全てのマルチプ
レクサ回路6を1番目の選択状態に切り替え、試験端子
7を、1番目の被試験集積回路8における第1のテスト
モードで必要な端子9と接続されている同軸ケーブル2
1に接続し、1番目の被試験集積回路8を試験する。
【0039】次に、全てのマルチプレクサ回路6を2番
目の選択状態に切り替え、試験端子7を、2番目の被試
験集積回路8における第1のテストモードで必要な端子
9と接続されている同軸ケーブル21に接続し、2番目
の被試験集積回路8を試験する。このように、第1のテ
ストモードにおいては、マルチプレクサ回路6における
1番目と2番目の選択状態が用いられる。
【0040】第1のテストモードが完了したら、マルチ
プレクサ回路6を3番目の選択状態に切り替え、試験端
子7を、全ての被試験集積回路8に対して第2のテスト
モードで必要な端子9に接続されている同軸ケーブル2
1に接続し、第2のテストモードにおける試験を行う。
第1のテストモードにおいては、1個づつしか被試験集
積回路8を試験できなかったが、第2のテストモードに
おいては、2個の被試験集積回路8を並列に試験するた
め、第2のテストモードにおける試験時間を削減するこ
とができる。
【0041】また、一連の試験を行うにあたり、試験ボ
ード3を交換する必要がないため、試験ボード3の作製
コスト及び交換時間を削減することができる。図3は、
本発明の第3の実施の形態に係る集積回路試験装置を示
すブロック図である。本実施形態に係る集積回路試験装
置は、集積回路の試験を実行するテスタ本体1、テスタ
本体1と接続されているテストヘッド11、複数の被試
験集積回路8を搭載している試験ボード3、及び、各被
試験集積回路8とテストヘッド11とを接続している同
軸ケーブル21とからなる。
【0042】テストヘッド11は、試験信号を出力し、
かつ、被試験集積回路8からの出力信号を受信し、その
出力信号を基準信号と比較し、さらに、判定を行うため
のアナログ回路4と、アナログ回路4を制御するための
論理回路5と、アナログ回路4と同軸ケーブル21との
接続を変更するためのマルチプレクサ回路6と、からな
る。
【0043】テストヘッド11内には、全てのマルチプ
レクサ回路6と接続しているマルチプレクサ制御回路5
1が設けられており、マルチプレクサ回路6の選択状態
は、マルチプレクサ制御回路51が生成する制御信号に
より制御される。同軸ケーブル21は、より線、ツイス
テッドペア線などで代用することが可能である。また、
マルチプレクサ回路6は、機械式リレー、リードリレ
ー、半導体アナログスイッチ素子、半導体アナログマル
チプレクサ回路素子などを利用して構成することができ
る。
【0044】1組のアナログ回路4、1個の論理回路5
及び1個のマルチプレクサ回路6により、1組の試験端
子7が構成されており、テストヘッド11は512組の
試験端子7を有している。試験ボード3は8個の被試験
集積回路8を搭載する能力を有している。被試験集積回
路8は外部と電気信号を授受するための端子9を有す
る。また、被試験集積回路8は、2種類のテストモード
を有しており、これら2種類のテストモードは試験ボー
ド3の交換なしに行われる。
【0045】第1のテストモードでは、端子9のうち2
40本の端子9を必要とし、第2のテストモードでは、
端子9のうち60本の端子9を必要とする。これらの端
子9のうち50本はそれぞれのテストモードで共通して
使用される。従って、2つのテストモードのうち、少な
くとも1つのテストモードで必要とされる端子9の数は
250本(240+60−50)である。すなわち、各
被試験集積回路8は250個の端子9を有しており、被
試験集積回路8は8個あるため、総計で250×8=2
000個の端子9が存在する。
【0046】試験で必要とされる端子9は試験ボード3
を通じて2000本の同軸ケーブル21と1:1に対応
づけられている。マルチプレクサ回路6のマルチプレク
ス比は1:5であり、各選択状態においては、以下のよ
うに、同軸ケーブル21が選択される。1番目の選択状
態では、試験端子7は、1番目と2番目の被試験集積回
路8の第1のテストモードで必要とされる端子9に接続
されている同軸ケーブル21を選択する。
【0047】2番目の選択状態では、試験端子7は、3
番目と4番目の被試験集積回路8の第1のテストモード
で必要とされる端子9に接続されている同軸ケーブル2
1を選択する。3番目の選択状態では、試験端子7は、
5番目と6番目の被試験集積回路8の第1のテストモー
ドで必要とされる端子9に接続されている同軸ケーブル
21を選択する。
【0048】4番目の選択状態では、試験端子7は、7
番目と8番目の被試験集積回路8の第1のテストモード
で必要とされる端子9に接続されている同軸ケーブル2
1を選択する。5番目の選択状態では、試験端子7は、
全ての被試験集積回路8の第2のテストモードで必要と
される端子9に接続されている同軸ケーブル21を選択
する。
【0049】本実施形態に係る集積回路試験装置の動作
を以下に説明する。第1のテストモードにおいては、試
験端子7の数と必要とされる端子9の数との関係より、
2個の被試験集積回路8を一度に測定することができ
る。また、試験端子7の数は、第2のテストモードにお
いて8個全ての被試験集積回路8を一度に測定すること
ができるだけの数として設定されている。
【0050】まず、すべてのマルチプレクサ回路6を1
番目の選択状態に切り替える。この1番目の選択状態に
おいては、試験端子7は、1番目と2番目の被試験集積
回路8における第1のテストモードで必要な端子9と接
続されている同軸ケーブル21に接続され、2個の被試
験集積回路8が同時に試験される。次に、全てのマルチ
プレクサ回路6を2番目の選択状態に切り替える。この
2番目の選択状態においては、試験端子7は、3番目と
4番目の被試験集積回路8における第1のテストモード
で必要な端子9と接続されている同軸ケーブル21に接
続され、2個の被試験集積回路8が同時に試験される。
【0051】試験ボード3上の全ての被試験集積回路8
に対して試験が完了するまで、上記手続きを繰り返す。
すなわち、マルチプレクサ回路6の選択状態は、1番目
から4番目まで切り替えられる。第1のテストモードが
完了したら、マルチプレクサ回路6を5番目の選択状態
に切り替える。この5番目の選択状態においては、試験
端子7は、全ての被試験集積回路8における2番目のテ
ストモードで必要な端子9に接続されている同軸ケーブ
ル21に接続され、第2のテストモードにおける試験が
行われる。
【0052】第1のテストモードにおいて並列的に試験
を行うことができる被試験集積回路8の数は2であった
が、第2のテストモードにおいては、並列的に試験を行
うことができる被試験集積回路8の数が8に増加してお
り、第2のテストモードにおける試験時間を削減するこ
とができる。また、一連の試験を行うにあたり、試験ボ
ード3の交換を必要としないため、試験ボード3の作製
コスト及び交換時間を削減することができる。
【0053】図4は、本発明の第4の実施の形態に係る
集積回路試験装置を示すブロック図である。本実施形態
に係る集積回路試験装置は、以下の点を除き、第1の実
施形態に係る集積回路試験装置と同様の構成を有してい
る。すなわち、本実施形態に係る集積回路試験装置にお
いては、マルチプレクサ回路6が論理回路5とアナログ
回路4の間に設置された形で試験端子7を構成してお
り、1組の試験端子7あたりのアナログ回路4の数がマ
ルチプレクサ回路6のマルチプレクス比と等しく、か
つ、アナログ回路4が伝送線路2と一対一に対応づけら
れている。
【0054】本実施形態に係る集積回路試験装置の動作
を以下に述べる。マルチプレクサ回路6の選択状態を切
り替えることにより、論理回路5と、伝送線路2と一対
一で接続されているアナログ回路4とを任意の組み合わ
せに接続することができる。このように、アナログ回路
4と被試験集積回路8の端子9とがマルチプレクサ回路
6を介さずに接続されるので、マルチプレクサ回路6を
経由することによって生じるアナログ信号の乱れを回避
することができる。図5は、本発明の第5の実施形態に
係る集積回路試験装置を示すブロック図である。
【0055】本実施形態に係る集積回路試験装置は、以
下の点を除き、第3の実施形態に係る集積回路試験装置
と同様の構成を有している。すなわち、本実施形態に係
る集積回路試験装置は、512組の論理回路5と、同軸
ケーブル21と一対一に対応づけられている2000組
のアナログ回路4とを備え、マルチプレクサ回路6が論
理回路5とアナログ回路4との間に設置されており、5
組のアナログ回路4と、1組の論理回路5と、マルチプ
レクサ回路6とにより、5組の試験端子7が構成されて
いる。
【0056】テストヘッド11は2000組の試験端子
7を有しており、試験ボード3は8個の被試験集積回路
8を搭載する能力を有している。被試験集積回路8は外
部と電気信号を授受するための端子9を有する。また、
被試験集積回路8は、2種類のテストモードを有してお
り、これら2種類のテストモードは試験ボード3の交換
なしに行われる。
【0057】第1のテストモードでは、端子9のうち2
40本の端子9を必要し、また、第2のテストモードで
は、60本の端子9を必要とする。これらの端子9のう
ち50本はそれぞれのテストモードで共通して使用され
る。従って、2つのテストモードのうち、少なくとも1
つのテストモードで必要とされる端子9の数は250本
である(240+60−50=250)。また、端子9
の総数は、250×8=2000である。
【0058】試験で必要とされる端子9は試験ボード3
を通じて2000本の同軸ケーブル21と一対一に対応
づけられている。従って、端子9は、同軸ケーブル21
と一対一で対応づけられているアナログ回路4とも同時
に一対一で対応づけられている。マルチプレクサ回路6
のマルチプレクス比は1:5である。すなわち、マルチ
プレクサ回路6は5つの選択状態を有しており、各選択
状態においては、以下のように、同軸ケーブル21が選
択される。
【0059】1番目の選択状態では、論理回路5は、1
番目と2番目の被試験集積回路8の第1のテストモード
で必要とされる端子9に接続されているアナログ回路4
を選択する。2番目の選択状態では、論理回路5は、3
番目と4番目の被試験集積回路8の第1のテストモード
で必要とされる端子9に接続されているアナログ回路4
を選択する。
【0060】3番目の選択状態では、論理回路5は、5
番目と6番目の被試験集積回路8の第1のテストモード
で必要とされる端子9に接続されているアナログ回路4
を選択する。4番目の選択状態では、論理回路5は、7
番目と8番目の被試験集積回路8の第1のテストモード
で必要とされる端子9に接続されているアナログ回路4
を選択する。
【0061】5番目の選択状態では、論理回路5は、全
ての被試験集積回路8の第2のテストモードで必要とさ
れる端子9に接続されているアナログ回路4を選択す
る。本実施形態に係る集積回路試験装置の動作を以下に
述べる。第1のテストモードにおいては、論理回路5の
数と必要とされる端子9の数との関係より、2個の被試
験集積回路8を一度に測定することができる。
【0062】また、第2のテストモードにおいては、論
理回路5は、8個全ての被試験集積回路8を一度に測定
することができるだけの数を備えている。まず、全ての
マルチプレクサ回路6を1番目の選択状態に切り替え
る。この1番目の選択状態においては、論理回路5は、
1番目と2番目の被試験集積回路8における第1のテス
トモードで必要な端子9と接続されているアナログ回路
4に接続され、2個の被試験集積回路8が同時に試験さ
れる。
【0063】次に、全てのマルチプレクサ回路6を2番
目の選択状態に切り替える。この2番目の選択状態にお
いては、論理回路5は、3番目と4番目の被試験集積回
路8における第1のテストモードで必要な端子9と接続
されているアナログ回路4に接続され、2個の被試験集
積回路8が同時に試験される。試験ボード3上の全ての
被試験集積回路8に対して試験が完了するまで、上記手
続きを繰り返す。試験完了までに、マルチプレクサ回路
6の選択状態は、1番目から4番目まで切り替えられ
る。
【0064】第1のテストモードが完了したら、マルチ
プレクサ回路6を5番目の選択状態に切り替える。この
5番目の選択状態においては、論理回路5は、全ての被
試験集積回路8における第2のテストモードで必要な端
子9と接続されているアナログ回路4に接続され、第2
のテストモードにおける試験が行われる。本実施形態に
係る集積回路試験装置によれば、並列的に試験を行うこ
とができる被試験集積回路8の数に関しては、第1の実
施形態と同等の試験の並列化を実現することができ、同
時に、マルチプレクサ回路6によるアナログ信号の劣化
を回避することができる。
【0065】図6は、本発明の第6の実施形態に係る集
積回路試験装置を示すブロック図である。本実施形態に
係る集積回路試験装置は、第1の実施形態に係る集積回
路試験装置と、伝送線路2及びマルチプレクサ回路6を
試験ボード3上に構成した点のみが異なっており、その
他の構成は同一である。
【0066】本実施形態に係る集積回路試験装置によれ
ば、被試験集積回路8の品種や試験の内容により決定さ
れるマルチプレクサ回路6が取り替え可能な試験ボード
3上に搭載されているため、被試験集積回路8の品種や
試験の内容を変更する場合にも柔軟に対応することがで
きる。また、テストヘッド11と試験ボード3とを接続
するための配線の数を試験端子7と同数に削減すること
ができる。
【0067】図7は、本発明の第7の実施形態に係る集
積回路試験装置を示すブロック図である。本実施形態に
係る集積回路試験装置は、第3の実施形態に係る集積回
路試験装置と、同軸ケーブル21をマイクロストリップ
ライン22で置き換え、マルチプレクサ回路6及びマイ
クロストリップライン22を試験ボード3上に配置した
点が異なっており、その他の構成は同一である。
【0068】マイクロストリップライン22は、コプラ
ナライン、三平面ストリップライン、あるいは、インピ
ーダンス制御されていない印刷配線、ジャンパ配線など
で代用することが可能である。マルチプレクサ回路6の
多端子側(図7で見れば、同回路の右側)は、マイクロ
ストリップライン22を介して被試験集積回路8の端子
9と一対一に接続されている。また、マルチプレクサ回
路6の単端子側(図7で見れば、同回路の左側)は、試
験ボード3の端子と一対一に接続されている。
【0069】試験端子7は、試験ボード3をテストヘッ
ド11に装着したときに、同時に、マルチプレクサ回路
6の単端子側と接続されるようになっている。本実施形
態に係る集積回路試験装置の動作は第1の実施形態に係
る集積回路試験装置と同様である。被試験集積回路8の
品種や試験の内容を変更する場合には、試験ボード3
を、試験端子7と被試験集積回路8の端子9との適切な
組み合わせを実現できるようなマルチプレクサ回路6と
マイクロストリップライン22を有する試験ボードに交
換して試験を行う。
【0070】
【発明の効果】本発明に係る集積回路試験装置及び集積
回路試験方法によれば、以下のような効果を得ることが
できる。第1の効果は、必要な端子数の異なる複数の種
類の試験を1つの試験ボードを用いて行う場合、テスト
ヘッドに備えられた試験端子のうち、試験時に使用され
ない余剰の試験端子の数を最小限に抑制し、かつ、試験
時間を削減できることである。
【0071】その理由は、マルチプレクサ回路により、
試験端子もしくはこれを制御する論理回路と、これに対
応する被試験集積回路の端子とを試験の内容に応じて無
駄なく割り当てることができ、可能な限り多くの数の被
試験集積回路を並列に試験できるように切り替えること
ができるためである。第2の効果は、試験ボード上に被
試験集積回路を乗せ換える回数を減らし、これに必要な
時間を削減できることである。
【0072】その理由は、一度に試験ボードに搭載され
る被試験集積回路の端子の数が、テストヘッドに備えら
れた試験端子の数よりも多くても、マルチプレクサ回路
を用いることにより、試験ボード上の全ての被試験集積
回路に対して試験を行うことができ、そのため、一度に
より多くの数の被試験集積回路を試験ボード上に搭載す
ることができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る集積回路試験装
置のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る集積回路試験装
置のブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る集積回路試験装
置のブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る集積回路試験装
置のブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係る集積回路試験装
置のブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施形態に係る集積回路試験装
置のブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施形態に係る集積回路試験装
置のブロック図である。
【図8】従来の集積回路試験装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 テスタ本体 2 伝送線路 3 試験ボード 4 アナログ回路 5 論理回路 6 マルチプレクサ回路 7 試験端子 8 被試験集積回路 9 端子 11 テストヘッド 21 同軸ケーブル 22 マイクロストリップライン 51 マルチプレクサ制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被試験集積回路に対して試験信号
    を印加し、かつ、前記被試験集積回路から出力された信
    号を受信するための回路を搭載したテストヘッドと、 前記複数の被試験集積回路を一度に搭載し得る交換可能
    な試験ボードと、 前記被試験集積回路の端子を前記テストヘッドに電気的
    に接続する導体配線とからなる集積回路試験装置におい
    て、 前記テストヘッドは、 前記被試験集積回路に対して試験信号を印加し、かつ、
    前記被試験集積回路から出力された信号を試験基準信号
    と比較するための試験端子と、 前記被試験集積回路の端子の全てと一対一に対応づけら
    れた伝送線路であって、前記試験ボード上に搭載された
    前記被試験集積回路の端子と前記試験端子とを電気的に
    接続するための伝送線路と、 前記伝送線路の中から1つの伝送線路を選択し、その選
    択された伝送線路を前記試験端子の1つに接続するため
    のマルチプレクサ回路とからなり、 前記試験ボードに搭載される前記被試験集積回路の端子
    の数の合計が前記試験端子の数よりも多く、 すべての前記マルチプレクサ回路について、マルチプレ
    クサ回路の選択状態が前記被試験集積回路の試験項目と
    一対一に対応し、かつ、それぞれの試験で必要とされる
    被試験集積回路の端子の組み合わせに対応していること
    を特徴とする集積回路試験装置。
  2. 【請求項2】 複数の被試験集積回路に対して試験信号
    を印加し、かつ、前記被試験集積回路から出力された信
    号を受信するための回路を搭載したテストヘッドと、 前記複数の被試験集積回路を一度に搭載し得る交換可能
    な試験ボードと、 前記被試験集積回路の端子を前記テストヘッドに電気的
    に接続する導体配線とからなる集積回路試験装置におい
    て、 前記テストヘッドは、 前記被試験集積回路の端子の全てと一対一に対応づけら
    れたアナログ回路であって、前記被試験集積回路に対し
    て試験信号を印加し、かつ、前記被試験集積回路から出
    力された信号を試験基準信号と比較するためのアナログ
    回路と、 前記アナログ回路を制御し、かつ、前記被試験集積回路
    の出力信号と前記試験基準信号との比較結果を前記アナ
    ログ回路から受信するための論理回路と、 前記被試験集積回路の端子の全て及び前記アナログ回路
    の全てとそれぞれ一対一に対応づけられた伝送線路であ
    って、前記試験ボード上に搭載された前記被試験集積回
    路の端子と前記アナログ回路とを電気的に接続するため
    の伝送線路と、 複数のアナログ回路の中から1つのアナログ回路を選択
    し、その選択されたアナログ回路を前記論理回路の1つ
    に接続するためのマルチプレクサ回路と、からなり、 前記試験ボードに搭載される前記被試験集積回路の端子
    の数の合計が前記論理回路の数よりも多く、 すべての前記マルチプレクサ回路について、マルチプレ
    クサ回路の選択状態が前記被試験集積回路の試験項目と
    一対一に対応し、かつ、それぞれの試験で必要とされる
    被試験集積回路の端子の組み合わせに対応していること
    を特徴とする集積回路試験装置。
  3. 【請求項3】 前記マルチプレクサ回路のマルチプレク
    ス比は、 前記論理回路又は前記試験端子の数を、テストモードで
    必要とされる被試験集積回路の端子の数で割ったときの
    商を超えない最大の整数Aでもって、 前記試験ボードに
    一度に搭載された被試験集積回路の数Bを割った場合の
    商B/A以上である最小の整数を必要なすべてのテスト
    モードについて求め、これを合計した数以上であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の集積回路試験装置。
  4. 【請求項4】 前記マルチプレクサ回路のマルチプレク
    ス比が前記アナログ回路の数に等しいことを特徴とする
    請求項2記載の集積回路試験装置。
  5. 【請求項5】 前記マルチプレクサ回路、及び、前記マ
    ルチプレクサ回路と前記被試験集積回路とを接続する前
    記伝送線路が前記試験ボード上に構成されていることを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の集積回路試験装
    置。
  6. 【請求項6】 前記マルチプレクサ回路は前記試験端子
    又は前記アナログ回路と前記伝送線路との間に配置され
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記
    載の集積回路試験装置。
  7. 【請求項7】 前記マルチプレクサ回路は前記アナログ
    回路と前記論理回路との間に配置されていることを特徴
    とする請求項2、3、4、5又は6記載の集積回路試験
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の集積回
    路試験装置を用いて行う集積回路の試験方法において、 前記被試験集積回路のi番目のテストモードにおいて
    は、前記試験端子がq個の前記被試験集積回路を一度に
    試験することができる場合に、 全ての前記マルチプレクサ回路をk1番目の選択状態に
    設定し、前記試験端子又は前記アナログ回路を、1番目
    からq番目までの前記被試験集積回路に接続されている
    前記伝送線路に接続させ、q個の前記被試験集積回路に
    対して同時に試験を行う第一の過程と、 全ての前記マルチプレクサ回路をk2番目の選択状態に
    切り替え、前記試験端子又は前記アナログ回路を、(q
    +1)番目から2q番目までの前記被試験集積回路に接
    続されている前記伝送線路に接続させ、(q+1)番目
    から2q番目までの前記被試験集積回路に対して同時に
    試験を行う第二の過程と、 全ての被試験集積回路について、i番目のテストモード
    の試験が完了するまで、前記第二の過程を繰り返す第三
    の過程と、 前記マルチプレクサ回路を(i+1)番目のテストモー
    ドにおいて必要な選択状態に切り替え、前記第一乃至第
    三の過程を繰り返す第四の過程と、 全てのテストモードに対して被試験集積回路の試験が完
    了するまで、前記第一乃至第四の過程を繰り返す第五の
    過程と、 を備えることを特徴とする集積回路の試験方法。
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