JPH11148892A - 木材含水率測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 従来、木材の含水率を測定する方法として
は、試料を１００゜〜１０５゜Ｃに温度設定した乾燥器
に入れて数日間乾燥し、全乾状態にして含水率を測定し
ているため測定に長時間を要する。また間接的に短時間
で含水率を測定する方法として、直流抵抗式や高周波式
の木材含水率計が実用化され普及しているが、測定値に
バラツキがある。 【解決手段】 試料を入れる容器１、試料を粉砕するカ
ッター２、熱風を通過させるフィルターを備えた蓋３、
熱風発生装置４、送風管５、重量測定ハカリ６を設けて
構成し、試料を粉砕しながら熱風を送風して乾燥し、木
材含水率を測定するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は木材の含水率を測定
する、木材含水率測定装置および木材含水率測定器に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、木材の含水率を測定する方法とし
ては、試料を１００゜〜１０５゜Ｃに温度設定した乾燥
器に入れて数日間乾燥し、全乾状態にした時点で重量を
測定し、乾燥前の重量との差を求めて含水率を測定して
いる。また間接的に短時間で含水率を測定する方法とし
て、直流抵抗式や高周波式の木材含水率計が実用化され
普及している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方法は
測定に長時間を必要とする問題点があり、後者の方法に
は測定値にかなりの誤差があり、試験研究に使用する場
合は目安程度にしか利用できない等の問題がある。

【０００４】本発明は以上の問題点を解決するために行
ったものであり、木材の含水率を短時間で正確に測定す
る、木材含水率測定装置の提供を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】ここでその構成を説明す
ると、 （イ）試料を入れる容器１を設ける。 （ロ）試料を粉砕するカッター２を設ける。 （ハ）熱風を通過させるフィルターを備えた蓋３を設け
る。 （ニ）熱風発生装置４を設ける。 （ホ）送風管５を設ける。 （ヘ）重量測定ハカリ６を設ける。 以上の如く構成される。

【０００６】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。本発明により木材の含水率
を求めるには、、容器１に測定する試料を入れる。
、熱風を通過させるフィルターを備えた蓋３を取り付
ける。、試料を入れた状態で重量測定ハカリ６により
重量を測定する。、カッター２を回転させて試料を粉
砕するとともに、熱風発生器４から送風管５を通して容
器１内に熱風を送風して試料を乾燥させる。、の状
態で５から１０分運転する。このときに粉砕された試料
から水分が熱風により蒸発し、熱風を通過させるフィル
ターを備えた蓋３から外部へ放出される。、全乾にな
った状態で重量測定ハカリ６により重量を測定し、で
測定した乾燥前の重量との差により水分量を求め、その
水分量をで測定した全乾重量で除してその値を１００
倍し木材の含水率を求める。

【０００７】

【発明の効果】以上のように、本発明の木材含水率測定
装置によれば、従来長時間を要していた木材含水率の測
定が短時間で可能となり、測定時間が短縮化される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面一部断面図である。

【符号の説明】

１ 試料を入れる容器 ２ 試料を粉砕するカッター ３ 熱風を通過させるフィルターを備えた蓋 ４ 熱風発生装置 ５ 送風管 ６ 重量測定ハカリ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）試料を入れる容器１を設ける。 （ロ）試料を粉砕するカッター２を設ける。 （ハ）熱風を通過させるフィルターを備えた蓋３を設け
   る。 （ニ）熱風発生装置４を設ける。 （ホ）送風管５を設ける。 （ヘ）重量測定ハカリ６を設ける。 以上の如く構成された木材の含水率を短時間に測定する
   ことを特徴とする木材含水率測定装置。