JPH11148665A - 放熱器 - Google Patents

放熱器

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JPH11148665A
JPH11148665A JP31868097A JP31868097A JPH11148665A JP H11148665 A JPH11148665 A JP H11148665A JP 31868097 A JP31868097 A JP 31868097A JP 31868097 A JP31868097 A JP 31868097A JP H11148665 A JPH11148665 A JP H11148665A
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
hot water
locking
water pipe
radiator
Prior art date
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Pending
Application number
JP31868097A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tani
英樹 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 場所をとらず騒音の発生しない安価な放熱器
を提供する。 【解決手段】 幅木19上に壁面に沿って温水管15,
16を配管固定した放熱器、または配管を上部空気通路
31と下部空気通路32とを有するカバー26で覆った
放熱器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁が床と接する部
分に幅木を設けた部屋、一般にはフローリングのある部
屋の放熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フローリングのある部屋の放熱器
は、フィン付の温水管を上下に複数本並べ、これとファ
ンとをスリット状の空気通路を有するカバーで覆った構
成である。そしてこの放熱器1は、図4に示すように壁
面の一部に設けられ、保温された2本の温水配管2によ
って熱源機器3に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の放熱器1は、高
さが約60cm程度あり、また壁面からのその前面まで
約30cm程度あるため、部屋がそれだけ有効に使え
ず、特に暖房を必要としない時は邪魔になる。また使用
時はファンを稼働させるので騒音が発生するなどの問題
がある。また部屋が広いときは、均一に暖房できないと
いう問題がある。
【0004】本発明の目的は、邪魔にならず部屋が充分
広く使え、かつ騒音が発生しなくて温度ムラのない放熱
器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、暖房すべき部
屋の壁面に沿って、幅木上に温水管を配管固定したこと
を特徴とする放熱器である。
【0006】本発明に従えば、温水管は壁と床とが接す
る部分に設けられる幅木上に、壁面に沿って配管固定さ
れる。幅木は、フローリングのある部屋では壁と床とが
接する部分には必ず設けられ、木または合成樹脂製であ
るので、この上に配管が容易にできる。また幅木の上下
方向の幅は、一般には60mm程度であるので往復2本
の温水管が充分に配管できる。また床に近い部分に配管
できるので、特にファンを用いなくても自然対流によっ
て上下方向の温度分布が良好となる。また壁面に沿って
長く配管されるので水平方向の温度分布も良好となる。
【0007】また本発明は、前記温水管が合成樹脂管で
あることを特徴とする。本発明に従う温水管は、合成樹
脂管、たとえば架橋ポリエチレン管などであり、壁面に
沿って容易に配管でき、施工費のコストダウンに寄与で
きる。
【0008】また本発明は、前記温水管が金属製管であ
ることを特徴とする。本発明に従う温水管は、金属管、
たとえば銅管であり、比較的容易に壁面に沿って配管で
き、かつ伝熱効率を上昇できる。
【0009】また本発明は、前記温水配管上にカバーを
設け、カバーの下面および上面にスリット状の空気通路
を設けたことを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、温水配管はカバーによっ
て覆われるので、見映えがよく、また温水管に物が当っ
て破損することや人が触れて火傷を起すことが防がれ
る。カバーは上面および下面にスリット状の空気通路が
設けられているので、自然対流によって部屋の空気が暖
められる。
【0011】また本発明は、前記カバーが水平な上面
と、鉛直な側面と、傾斜する下面と、上面および下面の
端部に設けられた係止突起とを有する横に長い耐熱樹脂
板であり、前記幅木が前記係止突起を係止する係止部材
を有することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、カバーの下面が傾斜して
いるので低い位置の空気が吸引されやすい。またカバー
と幅木とが係止突起と係止部材とによって取付けられて
いるのでカバーの取付け、取外しが容易にできる。
【0013】また本発明は、前記カバーが水平な上面
と、鉛直な側面と、傾斜する下面と、上面および下面の
端部に設けられた係止突起とを有する横に長い耐熱樹脂
板であり、前記幅木上に前記係止突起を係止する係止部
材を有する台座を設けたことを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、既築の部屋であって平板
状の幅木が設けてある場合は、係止部材を有する台座を
幅木の上に取付けることによって、前記カバーが取付け
られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態によって、本発
明をより詳しく説明する。図1は、本発明の一実施の形
態の放熱器11を用いた部屋10の平面図である。放熱
器11を構成する2本の温水管は、上下方向に配管され
るが、図1では見やすくするために横に並べた図面にな
っている。放熱器11と熱源機器13とは、保温した温
水管12で接続されている。配管がされていない側は、
押入れ、隣室との境界扉などである。
【0016】図2は、放熱器11の断面図である。温水
管は往管15と復管16とから成り、往管15と復管1
6とは架橋ポリエチレン製または銅製であり、垂直に配
管され、たとえば1m間隔でビス18で幅木19に固定
された固定部材17によって支持される。幅木19は、
上部係止片20と、下部係止片21とを有する。これら
の係止片20,21は幅木の全長にわたって設けられ
る。カバー25は水平な上面26と傾斜した下面27と
鉛直な側面28とを有し、合成樹脂製である。上面26
には上部係止片20に係止する上部係止突起29が突出
し、下面27には下部係止片21に係止する下部係止突
起30が突出し、係止突起29,30をそれぞれ係止片
20,21と係止させることによって、カバー25は幅
木に取付けられる。カバー25の幅L1は、たとえば2
0mm,幅木19の上下の幅L2は、たとえば60mm
である。カバー25の上面26には、スリット状の上部
空気通路31が設けられ、下面27には同じくスリット
状の下部空気通路32が設けられる。温水管15,16
に温水が流れると、下部空気通路32から部屋10の床
35に近い冷気が吸込まれ、温水管15,16によって
加温され、加温された空気が上部空気通路32から放出
される。上下の空気通路31,32は、略同一箇所に設
けられ、その大きさはたとえば10mm×10mmで2
0mmピッチに設けられる。
【0017】前記の実施の形態の放熱器11は、新築に
適するものであり、幅木19には当初から係止片20,
21が設けてある。これに対し図3に示す実施の形態
は、既築に適する放熱器41である。幅木42には、係
止片20,21が設けられていないので、係止片44,
45を上下端に有する台座43を幅木42に接着剤によ
って、またはビスによって取付け、台座にカバー25を
嵌め込む。カバー25の形状および温水管15,16の
配管状況は、前の実施の形態と同じであり、図3では、
空気通路31,32、温水配管15,16および固定部
材17は省略してある。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、壁面に沿
って幅木上に温水管が配管固定され、温水管がそのま
ま、またはスリット状の空気通路を設けたカバーを付し
て放熱器とされるので、場所を塞がずに部屋が有効に使
え、かつファンがないので静かな放熱器である。またフ
ィン付の管やファンのような高価な部材を用いないので
安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放熱器11を使用した部屋10の平面
図である。
【図2】本発明の一実施の形態の放熱器11の断面図で
ある。
【図3】本発明の他の実施の形態の放熱器41の断面図
である。
【図4】従来技術の放熱器1を用いた部屋の平面図であ
る。
【符号の説明】
10 暖房すべき部屋 11,41 放熱器 15,16 温水管 19,42 幅木 20,21 係止片 25 カバー 26 上面 27 下面 29,30 係止突起 31,32 空気通路 43 台座

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房すべき部屋の壁面に沿って、幅木上
    に温水管を配管固定したことを特徴とする放熱器。
  2. 【請求項2】 前記温水管が合成樹脂管であることを特
    徴とする請求項1記載の放熱器。
  3. 【請求項3】 前記温水管が金属製管であることを特徴
    とする請求項1記載の放熱器。
  4. 【請求項4】 前記温水配管上にカバーを設け、カバー
    の下面および上面にスリット状の空気通路を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の放熱
    器。
  5. 【請求項5】 前記カバーが水平な上面と、鉛直な側面
    と、傾斜する下面と、上面および下面の端部に設けられ
    た係止突起とを有する横に長い耐熱樹脂板であり、前記
    幅木が前記係止突起を係止する係止部材を有することを
    特徴とする請求項4記載の放熱器。
  6. 【請求項6】 前記カバーが水平な上面と、鉛直な側面
    と、傾斜する下面と、上面および下面の端部に設けられ
    た係止突起とを有する横に長い耐熱樹脂板であり、前記
    幅木上に前記係止突起を係止する係止部材を有する台座
    を設けたことを特徴とする請求項4記載の放熱器。
JP31868097A 1997-11-19 1997-11-19 放熱器 Pending JPH11148665A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101832013A (zh) * 2010-02-12 2010-09-15 王振水 电热供暖踢脚线
CN103376000A (zh) * 2012-04-17 2013-10-30 陈则韶 一种复合式散热器
CN109268926A (zh) * 2018-10-09 2019-01-25 山西亿鼎节能环保科技有限公司 一种踢脚线热管散热器
CN110439222A (zh) * 2019-08-29 2019-11-12 广东博意建筑设计院有限公司 一种配合给水管道的新型踢脚线结构

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