JPH11146569A - 非接触電力伝送システム - Google Patents

非接触電力伝送システム

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JPH11146569A
JPH11146569A JP9320622A JP32062297A JPH11146569A JP H11146569 A JPH11146569 A JP H11146569A JP 9320622 A JP9320622 A JP 9320622A JP 32062297 A JP32062297 A JP 32062297A JP H11146569 A JPH11146569 A JP H11146569A
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JP
Japan
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charger
circuit
electronic device
charging
transmission system
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JP9320622A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Takahashi
芳則 高橋
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STAFF KK
Original Assignee
STAFF KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次電池充電用の非接触電力伝送システムに
おいて、非充電時の電力消費を減らす。 【解決手段】 2次電池を使用する電子機器に充電電力
を送るための非接触電力伝送システムにおいて、被充電
側の電子機器から充電器側に充電開始と充電完了を知ら
せる手段を設ける。電子機器を充電器に装着したときに
電子機器の自重により充電器のリミットスイッチをON
にし、充電を開始する。電子機器を充電器から取り外す
とリミットスイッチはOFFになり、充電器に電流は流
れなくなり、非充電時の電力消費を減らすことができ
る。被充電側の電子機器にLEDを設け、電子機器を充
電器に装着したときに充電器側の微弱電流で点灯し、充
電器側のフォトトランジスタにより検出し、発振回路に
充電に必要な電流を流すようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次電池を充電す
るための電力制御機能付の非接触電力伝送システムに関
し、特に、充電される電子機器側(2次電池側)から光
信号などで充電開始や充電完了を制御する非接触電力伝
送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、電動歯ブラシや電動髭剃りや
PHS等の携帯型電子機器のように2次電池を使用する
電子機器が多く使われるようになった。電池を充電する
ために、電池を電子機器から取り外して充電器にセット
することは繁雑であるので、電子機器を充電器にセット
して充電する装置が増えた。充電器から電子機器に充電
電力を送る方式には、コネクタを使用する接触方式と、
充電器と電子機器を接近させるだけで接続できる高周波
磁場を利用する非接触方式がある。
【0003】電子機器と充電器を接続するためにコネク
タを使用する方式は、構造が簡単で低コストである。し
かし、接触型充電回路に携帯機器を載せて自重で充電端
子と接触させて充電する形式の装置では、電子機器が軽
量になったため十分な接触圧が得られず、接触不良にな
ることがある。特に、小型軽量化の傾向が著しいPHS
などの電子機器では、重量が100g以下となったことに
より、充電端子の適正接触圧(100g以上)を保つこと
が不可能となり、充電不良が増加している。そのため、
非接触式の充電器がよく用いられるようになった。
【0004】図6は、携帯機器の2次電池を接点を経由
せずに非接触状態で充電する従来の非接触型の充電器の
回路図である。充電器側電力伝送カプラ3と電子機器側
電力伝送カプラ4を、電磁誘導により空間(絶縁物)を
隔てて結合させ、電気的に非接触の状態で電力を伝送す
るものである。電力伝送カップラは、フェライトコアに
コイルを巻いたものである。発振回路の発振周波数は約
100kHzである。発振回路の入力は、DC6Vで300mA
であり、約2Wである。コイルの線径は0.2mm、巻数は2
8巻、センタータップ付きである。受信側からは、4
V、250mAの約1Wの出力が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触充電回路
は、充電していない無負荷時も充電中と同様に動作する
ため、銅損、鉄損、コレクタ損失があり、かなりの電力
を消費するという欠点がある。また、2次電池が満充電
状態となったことを検出する手段が無いため、満充電後
も同様に電力を供給しつづけ、電力を無駄に消費する。
【0006】本発明は、非接触充電回路の非充電時の充
電器の消費電力を減らすことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の課題
を解決するために、商用交流電源を直流電流に変換する
定電圧電源回路と、直流電流を発振回路により高周波電
流に変換して送出電磁コイルから高周波磁場を発生する
非接触充電送出回路とを具備する充電器と、受入電磁コ
イルに発生した高周波電流を直流電流に変換する整流回
路と、直流電流を電池に充電する充電制御回路とを具備
する電子機器とからなる非接触電力伝送システムにおい
て、電子機器に充電器の発振回路を制御する回路を設け
た構成とした。このような構成とすることにより、非充
電時の充電器の消費電力を減らすことができる。
【0008】また、定電圧電源回路と発振回路の間にリ
ミットスイッチを設け、電子機器にリミットスイッチを
制御する手段を設け、電子機器が充電器に装着された場
合に充電器の発振回路に電力を供給する構成とした。こ
のような構成とすることにより、充電時のみ充電器に電
力を供給することができる。
【0009】また、整流回路の出力電圧に応じて発光す
るLEDを電子機器に設け、LEDの光を受けて発振回
路を制御する制御回路を充電器に設け、電子機器が充電
器に装着された場合に充電器の発振回路に電力を供給す
る構成とした。このような構成とすることにより、充電
時のみ充電器に電力を供給することができる。
【0010】また、充電制御回路でLEDをON/OF
Fする手段を電子機器に設け、電子機器側から充電器の
発振回路を制御する構成とした。このような構成とする
ことにより、充電時のみ充電器に電力を供給することが
できる。
【0011】また、充電完了時に充電制御回路でLED
をOFFして、電子機器側から充電器の発振回路を停止
させる構成とした。このような構成とすることにより、
充電完了時に充電器への電力供給を遮断することができ
る。
【0012】また、充電制御回路でLEDの輝度をアナ
ログ的に変化させる手段を電子機器に設け、発振回路の
電力を連続的に変化させる構成とした。このような構成
とすることにより、急速充電などが可能となる。
【0013】また、充電器に発振回路の振幅または周波
数を制御する変調回路を設け、電子機器に整流回路の出
力を復調する復調回路を設け、電子機器にLEDに変調
信号を供給する手段を設け、充電器に受光回路の出力信
号を復調する手段を設け、充電器と電子機器との間の双
方向通信を行なう構成とした。このような構成とするこ
とにより、キメの細かい充電制御ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、商用交流電源を直流電流に変換する定電圧電源回路
と、直流電流を発振回路により高周波電流に変換して送
出電磁コイルから高周波磁場を発生する非接触充電送出
回路とを具備する充電器と、受入電磁コイルに発生した
高周波電流を直流電流に変換する整流回路と、直流電流
を電池に充電する充電制御回路とを具備する電子機器と
からなる非接触電力伝送システムにおいて、電子機器に
充電器の発振回路を制御する回路を設けたものであり、
非充電時の充電器の消費電力を減らすという作用を有す
る。
【0015】本発明の請求項2に記載した発明は、請求
項1記載の非接触電力伝送システムにおいて、定電圧電
源回路と発振回路の間にリミットスイッチを設け、電子
機器にリミットスイッチを制御する手段を設け、電子機
器が充電器に装着された場合に充電器の発振回路に電力
を供給するものであり、充電時のみ充電器に電力を供給
するという作用を有する。
【0016】本発明の請求項3に記載した発明は、請求
項1記載の非接触電力伝送システムにおいて、整流回路
の出力電圧に応じて発光するLEDを電子機器に設け、
LEDの光を受けて発振回路を制御する制御回路を充電
器に設け、電子機器が充電器に装着された場合に充電器
の発振回路に電力を供給するものであり、充電時のみ充
電器に電力を供給するという作用を有する。
【0017】本発明の請求項4に記載した発明は、請求
項3記載の非接触電力伝送システムにおいて、充電制御
回路でLEDをON/OFFする手段を電子機器に設
け、電子機器側から充電器の発振回路を制御するもので
あり、充電時のみ充電器に電力を供給するという作用を
有する。
【0018】本発明の請求項5に記載した発明は、請求
項4記載の非接触電力伝送システムにおいて、充電完了
時に充電制御回路でLEDをOFFして、電子機器側か
ら充電器の発振回路を停止させるものであり、充電完了
時に充電器への電力供給を遮断するという作用を有す
る。
【0019】本発明の請求項6に記載した発明は、請求
項3記載の非接触電力伝送システムにおいて、充電制御
回路でLEDの輝度をアナログ的に変化させる手段を電
子機器に設け、発振回路の電力を連続的に変化させるも
のであり、急速充電などが可能となるという作用を有す
る。
【0020】本発明の請求項7に記載した発明は、請求
項3記載の非接触電力伝送システムにおいて、充電器に
発振回路の振幅または周波数を制御する変調回路を設
け、電子機器に整流回路の出力を復調する復調回路を設
け、電子機器にLEDに変調信号を供給する手段を設
け、充電器に受光回路の出力信号を復調する手段を設
け、充電器と電子機器との間の双方向通信を行なうもの
であり、キメの細かい充電制御ができるという作用を有
する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0022】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、充電器側の発振回路と電源の間にリミットス
イッチを設けて、2次電池使用機器が充電器に装着され
たことをリミットスイッチにより検出し、充電器の発振
回路に電力を供給する非接触電力伝送システムである。
【0023】図1は、本発明の第1の実施の形態の非接
触電力伝送システムの回路図である。定電圧電源回路1
は、商用の交流100Vを直流6Vに変換する回路であ
る。非接触充電TX回路2は、直流6Vを高周波の磁場
に変換する回路である。TX側電力伝送カプラ3は、高
周波電流を磁場に変換するコイルである。RX側非接触
充電カプラ4は、高周波磁場を電流に変換するコイルで
ある。非接触充電RX回路5は、高周波電流を整流して
直流に変換する回路である。充電制御回路6は、直流を
2次電池7に充電する回路である。リミットスイッチ9
は、電子機器が充電器にセットされたことを検出するマ
イクロスイッチである。
【0024】6V電源とTX発振回路10の間にリミット
スイッチ9を入れる。リミットスイッチ9は、通常はO
FFである。2次電池使用機器が充電器に挿入される
と、リミットスイッチ9がONになり、充電器のTX発
振回路10に電力を供給する。
【0025】動作は確実で追加部品はリミットスイッチ
1個のみである。リミットスイッチ9は、非常に小さい
力で動作するので、2次電池使用機器が軽くても確実に
動作する。リミットスイッチとリレーを使い、定電圧電
源回路1のAC100Vを入り切りするようにしてもよ
い。
【0026】以上のように、本発明の第1の実施の形態
では、非接触電力伝送システムを、発振回路と電源の間
にリミットスイッチを入れ、2次電池使用機器が充電器
に挿入されたことをリミットスイッチにより検出し、充
電器の発振回路に電力を供給する構成としたので、2次
電池使用機器が充電器に挿入されたことを確実に検出し
て、充電を行なうので、非充電時に電力を無駄に消費す
ることがない。
【0027】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、非接触充電受入回路を備えた電子機器が、非
接触充電送出回路を備えた充電器に装着された場合に、
充電器の発振回路に電力を供給するように、電子機器側
のLEDで充電器を制御する非接触電力伝送システムで
ある。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なると
ころは、LEDとフォトトランジスタで充電器を制御す
る点である。
【0028】図2は、本発明の第2の実施の形態の非接
触電力伝送システムの回路図である。定電圧電源回路1
は、AC100Vの商用交流電源を整流し定電圧回路によ
り、直流6Vを発生する電源回路である。非接触充電T
X回路2は、直流6Vを発振回路21により約100kHz
の高周波電流に変換する回路である。TXカプラ3は、
高周波電流をTXコイルL1により高周波磁場に変換す
るコイルである。RXカプラ4は、RXコイルL3によ
り、高周波磁場を高周波電流に変換するコイルである。
非接触充電RX回路5は、高周波電流を整流回路11によ
り直流に変換する回路である。充電制御回路6は、整流
された直流電流により電池7を充電する制御回路であ
る。通信回路8は、整流された直流電流によりLED
(D3)を点灯して、フォトトランジスタ(TR4)を
ONして、充電制御信号を非接触充電RX回路5から非
接触充電TX回路2に伝える回路である。
【0029】図2に従って、本発明の第2の実施の形態
の非接触電力伝送システムの動作を説明する。非充電状
態(非接触充電TXカプラ3とRXカプラ4が電磁結合
をしていない状態)では、非接触充電RX回路5に電力
は供給されていないため、LED(D3)は消灯してい
る。また、非接触充電TX回路2の抵抗R2の値を、L
ED(D3)を駆動できる最小の電力を供給するよう、
予め決定しておく。
【0030】電子機器が充電器にセットされていない状
態では、フォトトランジスタTR4にはLEDの光が当
たっていないため、フォトトランジスタTR4のコレク
タ−エミッタ間はOFF状態であり、TR3のコレクタ
−エミッタ間もOFFとなっている。TX発振回路10へ
は、チョークコイルL1および抵抗R2を通して電力を
供給している。TX回路2の消費電流は、抵抗R2によ
り、LED(D3)を駆動できる最小の電流に制限され
ている。消費電力は充電状態時と比べると非常に少な
い。
【0031】電子機器が充電器にセットされ、非接触充
電TXカプラ3とRXカプラ4が電磁結合をした状態に
なると、RXカプラ4が受け取った微弱電力でLED
(D3)が点灯する。LEDの光がフォトトランジスタ
TR4に入り、フォトトランジスタTR4のコレクタ−
エミッタ間はわずかにONとなり、同様にトランジスタ
TR3のコレクタ−エミッタ間もわずかにONとなり、
抵抗R2をバイパスして発振回路10に電流が流れるた
め、発振回路10への供給電力はわずかに増大する。一旦
供給電力が増大すると、LEDの輝度も増大し、正帰還
により供給電力はすぐに2次電池充電可能な電力に到達
する。
【0032】充電状態では、RXカプラ4が受け取った
電力の一部でLED(D3)が点灯することにより、フ
ォトトランジスタTR4のコレクタ−エミッタ間はON
となり続け、同様にトランジスタTR3のコレクタ−エ
ミッタ間もONとなり続け、抵抗R2をバイパスして発
振回路10に電流が流れるため、発振回路10への供給電力
は2次電池充電可能な電力を維持する。
【0033】充電が終了して充電器から電子機器を取り
外すと、フォトトランジスタTR4はOFFになるの
で、発振回路10には、微弱電流が流れるだけになる。
【0034】電子機器がセットされていない時にフォト
トランジスタに光が当たって発振回路が動作しないよう
に、LEDの波長に適合したフィルタを用いるか、変調
光を用いるかして、確実に動作するようにする。電子機
器をセットしていないときに、何らかの理由によりフォ
トトランジスタが一時的にONになっても、ON状態が
継続することはないので、待機時の消費電力が増加する
ことはない。
【0035】以上のように、本発明の第2の実施の形態
では、非接触充電送出回路を備えた充電器と非接触充電
受入回路を備えた電子機器の間の非接触電力伝送システ
ムを、電子機器側のLEDで充電器の発振回路への電力
供給を制御するように構成したので、充電時のみ充電器
に充電電力を供給し、非充電時の電力消費を少なくする
ことができる。
【0036】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、充電開始時と充電完了時に充電制御回路でL
EDをON/OFFして発振回路への電力供給を制御す
る非接触電力伝送システムである。第3の実施の形態が
第2の実施の形態と異なるところは、LEDをON/O
FF制御する点である。
【0037】図3は、本発明の第3の実施の形態の非接
触電力伝送システムの回路図である。ON/OFF制御
回路を除いた回路は、第2の実施の形態と同じである。
【0038】電子機器が充電器にセットされると、微弱
な電流によりLED(D3)がONして、フォトトラン
ジスタTR4がONし、発振回路10が高出力で発振す
る。最大電力で充電を行ない、電池7が満充電になる
と、充電制御回路6により、LED(D3)がOFFさ
れ、発振回路10は微弱電力での発振に戻る。
【0039】以上のように、本発明の第3の実施の形態
では、非接触電力伝送システムを、充電開始時と充電完
了時に充電制御回路でLEDをON/OFFして発振回
路への電力供給を制御するように構成したので、過充電
を防止するとともに、充電器の電力消費を減らすことが
できる。
【0040】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、LEDの輝度をアナログ的に変化させること
により発振回路の電力を連続的に変化させる非接触電力
伝送システムである。第4の実施の形態が第3の実施の
形態と異なるところは、LEDの輝度を制御する点であ
る。
【0041】図4は、本発明の第4の実施の形態の非接
触電力伝送システムの回路図である。輝度制御回路以外
は、第3の実施の形態と同じである。
【0042】最大許容電流で急速充電を行なう場合、充
電制御回路6で電池7への充電電流が許容される最大値
となるように、輝度制御回路13を介して充電器の電力を
制御する。充電電流の大きい電子機器に合わせた充電器
で、充電電流の小さい電子機器を充電する場合、必要以
上に充電器の電流を増加させることはないので、電力消
費を少なくできる。満充電を検出するとLED(D3)
を消灯する。
【0043】以上のように、本発明の第4の実施の形態
では、非接触電力伝送システムを、LEDの輝度をアナ
ログ的に変化させることにより発振回路の電力を連続的
に変化させるように構成したので、許容される最大の電
流を流して急速充電を行なうことができる。
【0044】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態は、充電器に変調回路と受光信号復調回路を設
け、電子機器にLED変調手段と復調回路を設けて、充
電器と電子機器との間の双方向通信を行なう非接触電力
伝送システムである。第5の実施の形態が第4の実施の
形態と異なるところは、充電器と電子機器の双方に変調
回路と復調回路を設けて、双方向通信を行なう点であ
る。
【0045】図5は、本発明の第5の実施の形態の非接
触電力伝送システムの回路図である。変調回路14は、発
振回路10を制御して、高周波信号を変調する回路であ
る。変調回路15は、LED(D3)を制御して変調する
回路である。復調回路16は、フォトトランジスタTR4
の出力信号を復調して、受信データを取り出す回路であ
る。復調回路17は、RXコイルL3の信号を復調して受
信データを取り出す回路である。充電器制御回路18は、
送信信号を変調回路14に与えるとともに、復調回路16の
受信データを取り込み、充電器を制御する回路である。
変調回路と復調回路と充電器制御回路以外は、第4の実
施の形態と同じである。
【0046】電子機器が充電器にセットされると、LE
D(D3)が発光して、発振回路10が所定の電力で発振
する。電子機器はその電力で動作を開始する。電子機器
は、LED(D3)の発光強度を変調して、自己の特性
などの情報を充電器に送信する。充電器は、充電特性を
送信する。双方の特性が一致する最適の形式で充電を行
なう。複数種類の充電器と複数種類の電子機器の組み合
わせにおいて、適合する充電形式を選択できるので、充
電器や電子機器を共用できる。
【0047】例えば、電子機器の側から、5V、500mA
の電力を要求すると、充電器の側から、4V、300mAの
電力しか供給できないと回答する。電子機器側では、4
V、300mAの電力で充電するように制御する。
【0048】あるいは、電子機器の側から、3V、200m
Aの電力を要求すると、充電器の側から、4V、150mAの
電力しか供給できないと回答する。電子機器側では、4
V、150mAをインピーダンス変換して充電するように制
御する。
【0049】以上のように、本発明の第5の実施の形態
では、非接触電力伝送システムを、充電器に変調回路と
受光信号復調回路を設け、電子機器にLED変調手段と
復調回路を設けた構成としたので、充電器と電子機器と
の間で双方向通信を行なってキメの細かい充電制御がで
きる。
【0050】
【発明の効果】上記のように、本発明では、電子機器に
充電器の発振回路を制御する回路を設けた構成としたの
で、非充電時の充電器の消費電力を減らすことができる
という効果が得られる。
【0051】また、定電圧電源回路と発振回路の間にリ
ミットスイッチを設け、電子機器にリミットスイッチを
制御する手段を設け、電子機器が充電器に装着された場
合に充電器の発振回路に電力を供給する構成としたの
で、充電時のみ充電器に電力を供給することができると
いう効果が得られる。
【0052】また、整流回路の出力電圧に応じて発光す
るLEDを電子機器に設け、LEDの光を受けて発振回
路を制御する制御回路を充電器に設け、電子機器が充電
器に装着された場合に充電器の発振回路に電力を供給す
る構成としたので、充電時のみ充電器に電力を供給する
ことができるという効果が得られる。
【0053】また、充電制御回路でLEDをON/OF
Fする手段を電子機器に設け、電子機器側から充電器の
発振回路を制御する構成としたので、充電時のみ充電器
に電力を供給することができるという効果が得られる。
【0054】また、充電完了時に充電制御回路でLED
をOFFして、電子機器側から充電器の発振回路を停止
させる構成としたので、充電完了時に充電器への電力供
給を遮断することができるという効果が得られる。
【0055】また、充電制御回路でLEDの輝度をアナ
ログ的に変化させる手段を電子機器に設け、発振回路の
電力を連続的に変化させる構成としたので、急速充電な
どが可能となるという効果が得られる。
【0056】また、充電器に発振回路の振幅または周波
数を制御する変調回路を設け、電子機器に整流回路の出
力を復調する復調回路を設け、電子機器にLEDに変調
信号を供給する手段を設け、充電器に受光回路の出力信
号を復調する手段を設け、充電器と電子機器との間の双
方向通信を行なう構成としたので、キメの細かい充電制
御ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の非接触電力伝送シ
ステムの回路図、
【図2】本発明の第2の実施の形態の非接触電力伝送シ
ステムの回路図、
【図3】本発明の第3の実施の形態の非接触電力伝送シ
ステムの回路図、
【図4】本発明の第4の実施の形態の非接触電力伝送シ
ステムの回路図、
【図5】本発明の第5の実施の形態の非接触電力伝送シ
ステムの回路図、
【図6】従来の非接触電力伝送システムの回路図であ
る。
【符号の説明】
1 定電圧電源回路 2 非接触充電TX回路 3 TXカプラ 4 RXカプラ 5 非接触充電RX回路 6 充電制御回路 7 2次電池 8 通信回路 9 リミットスイッチ 10 発振回路 11 整流回路 12 ON/OFF制御回路 13 輝度制御回路 14、15 変調回路 16、17 復調回路 18 充電器制御回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源を直流電流に変換する定電
    圧電源回路と、直流電流を発振回路により高周波電流に
    変換して送出電磁コイルから高周波磁場を発生する非接
    触充電送出回路とを具備する充電器と、受入電磁コイル
    に発生した高周波電流を直流電流に変換する整流回路
    と、直流電流を電池に充電する充電制御回路とを具備す
    る電子機器とからなる非接触電力伝送システムにおい
    て、電子機器に充電器の発振回路を制御する手段を設け
    たことを特徴とする非接触電力伝送システム。
  2. 【請求項2】 定電圧電源回路と発振回路の間にリミッ
    トスイッチを設け、電子機器にリミットスイッチを制御
    する手段を設け、電子機器が充電器に装着された場合に
    充電器の発振回路に電力を供給することを特徴とする請
    求項1記載の非接触電力伝送システム。
  3. 【請求項3】 整流回路の出力電圧に応じて発光するL
    EDを電子機器に設け、LEDの光を受けて発振回路を
    制御する制御回路を充電器に設け、電子機器が充電器に
    装着された場合にLEDの光により充電器の発振回路に
    所定の電力を供給するように制御することを特徴とする
    請求項1記載の非接触電力伝送システム。
  4. 【請求項4】 充電制御回路でLEDをON/OFFす
    る手段を電子機器に設け、電子機器側から充電器の発振
    回路を制御することを特徴とする請求項3記載の非接触
    電力伝送システム。
  5. 【請求項5】 充電完了時に充電制御回路でLEDをO
    FFして、電子機器側から充電器の発振回路を停止させ
    ることを特徴とする請求項4記載の非接触電力伝送シス
    テム。
  6. 【請求項6】 充電制御回路でLEDの輝度をアナログ
    的に変化させる手段を電子機器に設け、発振回路の電力
    を連続的に変化させることを特徴とする請求項3記載の
    非接触電力伝送システム。
  7. 【請求項7】 充電器に発振回路の振幅または周波数を
    制御する変調回路を設け、電子機器に整流回路の出力を
    復調する復調回路を設け、電子機器にLEDに変調信号
    を供給する手段を設け、充電器に受光回路の出力信号を
    復調する手段を設け、充電器と電子機器との間の双方向
    通信を行なうことを特徴とする請求項3記載の非接触電
    力伝送システム。
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