JPH1114473A - 磁歪式トルクセンサ - Google Patents

磁歪式トルクセンサ

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Publication number
JPH1114473A
JPH1114473A JP18078597A JP18078597A JPH1114473A JP H1114473 A JPH1114473 A JP H1114473A JP 18078597 A JP18078597 A JP 18078597A JP 18078597 A JP18078597 A JP 18078597A JP H1114473 A JPH1114473 A JP H1114473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetostrictive
coils
torque
torque sensor
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP18078597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yoshida
吉田  康
Koji Nakajima
耕二 中嶋
Iwao Sasaki
巌 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH1114473A publication Critical patent/JPH1114473A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電流が少なく、かつ小型の磁歪式トルク
センサを提供する。 【解決手段】 回転軸2の表面に、磁気歪効果を有する
2つの磁歪膜3a、3bを設けるとともに、前記磁歪膜
の近傍にギャップを介して配置した2つのコイル4a、
4bと閉磁気回路をなすように設けた2つの磁気ヨーク
を配置して磁気回路を形成し、前記回転軸2に加えられ
るトルクによる前記磁歪膜の変形に起因する磁歪膜3
a、3bの透磁率変化を利用して前記トルクを検出する
磁歪式トルクセンサにおいて、前記2つのコイル4a、
4bを直列接続し、2つのコイルのそれぞれの分担電圧
からトルクを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸に伝わるト
ルクを非接触で検出する磁歪式トルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】磁歪式トルクセンサは磁気歪現象のひと
つである強磁性体に機械的な歪を与えた時に透磁率が変
化する現象を利用したもので、その例としては特開平4
ー276533に示されるものなどがある。これは、軸
の長さ方向に対して磁気異方性が+45度と−45度と
なる2つのアモルファス合金薄膜を軸の表面に接着形成
し、これとギャップを介して外側にボビンに巻かれて配
置した2つのコイルと閉磁気回路をなすように設けた磁
気ヨークで構成され、検出回路は図3に示す構成をして
いる。ここで7は正弦波電圧の正弦波発振回路、11は
センサ部コイル4a、4bに直列に結線した抵抗、9は
交流信号から直流信号へ変換する整流・平滑回路で差動
増幅器10に結線され、トルクセンサ出力を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のトルク
センサでは、2つのコイル4aと4bは正弦波発振回路
7に対して並列に結線されているため正弦波発振回路7
から供給すべき電流値が大きくなり、このため正弦波発
振回路7の出力段に大容量の電流増幅器(図示せず)が
必要となり、回路構成が複雑かつ大きくなるとともに、
消費電流も大きいという問題があった。そこで、本発明
は消費電流が少なく、かつ小型の磁歪式トルクセンサを
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、回転軸の表面に、磁気歪効果を有する2
つの磁歪膜を設けるとともに、前記磁歪膜の近傍にギャ
ップを介して配置した2つのコイルと閉磁気回路をなす
ように設けた2つの磁気ヨークを配置して磁気回路を形
成し、前記回転軸に加えられるトルクによる前記磁歪膜
の変形に起因する磁歪膜の透磁率変化を利用して前記ト
ルクを検出する磁歪式トルクセンサにおいて、前記2つ
のコイルを直列接続し、2つのコイルのそれぞれの分担
電圧を検出し、トルクを求めるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施例を示す磁歪式トル
クセンサの全体構成図、図2はトルクセンサヘッドの断
面図である。1はトルクセンサヘッド、2は回転軸、3
a、3bは回転軸2表面に設けられた磁歪膜で、両磁歪
膜3a、3bは、スリット上に形成されており、回転軸
2の長さ方向に対して、互いに異なる方向に傾斜するよ
うに設けられている。4a、4bは前記磁歪膜3a、3
bの近傍にギャップ5を介して配置したコイル、6a、
6bは磁気ヨーク、7は正弦波発振回路、8はコイル4
a、4bの分担電圧を検出する計装アンプ、9は計装ア
ンプからの交流信号を直流信号に変換する整流・平滑回
路、10は2つの整流・平滑回路9の出力信号の差分を
とる差動増幅器である。次に動作について説明する。こ
の磁歪式トルクセンサを作動させるために、直列接続し
たコイル4a、4bの両端に、正弦波発振回路7から一
定の振幅Vr の交流電圧を印加する。このとき、各コイ
ル4a、4bの端子間にはそれぞれ分担電圧Va 、Vb
が発生する。回転軸2にトルクが加わると、各磁歪膜3
a、3bのスリット方向に引っ張りと圧縮の相異なる力
が加わる。ここで用いた磁歪膜3a、3bは、引っ張
り、圧縮によって、透磁率がそれぞれ増加、減少する特
性を有するため、コイル4a、4b内を貫通する磁束も
それぞれ増加、減少する。そのため、一方のコイル4a
に生じる分担電圧Va は増加し、他方のコイル4bの分
担電圧Vb は減少する。この各コイル4a、4bの端子
間の電圧Va 、Vb を計装アンプ8を通して交流信号と
して検出し、整流・平滑回路9にて直流信号に変換の
後、差動増幅器10で差分をとることによって印加トル
クを印加方向も含めて検出できる。なお、整流・平滑回
路9により交流信号から直流信号に変換後差分をとる代
わりに2つのコイルの分担電圧の交流信号のピーク電圧
を検出し、両者の差分をとりトルクを検出する方法を用
いても良い。又、温度変化等の外乱に対しても、コイル
4a、4bの分担電圧は同相に変化するため、上記構成
で差動検出することにより温度変化等の外乱の影響も除
去出来る。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、正
弦波発振回路に対してコイルを直列接続するため、大電
流を流すためのアンプ回路が不要となり、この結果セン
サの正弦波発振回路が簡単かつ小型になるとともに、消
費電流も少なくてすむ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す磁歪式トルクセンサの
全体構成図
【図2】 本発明の実施例を示すトルクセンサヘッドの
断面図
【図3】 従来の磁歪式トルクセンサの回路構成図
【符号の説明】
1 磁歪式トルクセンサ 2 回転軸 3a、3b 磁歪膜 4a、4b コイル 5 ギャップ 6a、6b ヨーク 7 正弦波発振回路 8 計装アンプ 9 整流・平滑回路 10 差動増幅器 11 抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の表面に、磁気歪効果を有する2
    つの磁歪膜を設けるとともに、前記磁歪膜の近傍にギャ
    ップを介して配置した2つのコイルと閉磁気回路をなす
    ように設けた2つの磁気ヨークを配置して磁気回路を形
    成し、前記回転軸に加えられるトルクによる前記磁歪膜
    の変形に起因する磁歪膜の透磁率変化を利用して前記ト
    ルクを検出する磁歪式トルクセンサにおいて、前記2つ
    のコイルを直列接続し、2つのコイルのそれぞれの分担
    電圧を検出する検出手段と、前記分担電圧の差分信号か
    らトルクを演算する演算装置とからなることを特徴とし
    た磁歪式トルクセンサ。
JP18078597A 1997-06-20 1997-06-20 磁歪式トルクセンサ Pending JPH1114473A (ja)

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