JPH11142867A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH11142867A
JPH11142867A JP30320897A JP30320897A JPH11142867A JP H11142867 A JPH11142867 A JP H11142867A JP 30320897 A JP30320897 A JP 30320897A JP 30320897 A JP30320897 A JP 30320897A JP H11142867 A JPH11142867 A JP H11142867A
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pixel
pixels
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lines
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JP30320897A
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English (en)
Inventor
Yasushi Takano
靖 高野
Yasuhiro Yoshimizu
靖博 吉水
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短い信号線でデルタ配列された各画素を駆動
可能にすることにより品位の高い表示を行え、さらには
各画素の開口率を向上することのできるカラー液晶表示
装置を提供することにある。 【解決手段】 赤(R)、緑(G)、青(B)をデルタ
配列した各画素PXに走査信号を供給する走査線11
は、Y方向で1列おきに並ぶ同色の各画素PXを2分割
するように画素半ピッチp/2分に相当する間隔でX方
向に並ぶ2本の走査線11A、11Bを一組として形成
されている。同色の各画素を2分割する走査線11A、
11Bは第1および第2の短絡線111、112で接続
され、この短絡線からは1本の共通走査線110が引き
出されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デルタ型のカラー
画素配列を備える液晶表示装置に関するものである。さ
らに詳しくは、デルタ配列された各画素に対する信号線
の配置技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の液晶表示装置のうち、たとえばM
IM素子を用いたものでは、透明な2枚の絶縁基板を数
μmの隙間を介して対向するように貼り合わせ、その隙
間に液晶を封入した構造になっている。前記2枚の絶縁
基板のうち、第1の絶縁基板には多数の走査線(信号
線)が平行に形成され、これら走査線に対しては一定の
ピッチでMIM素子(スイッチング素子)を介してIT
O膜(Indium Tin Oxide)からなる画
素電極が接続している。一方、第2の絶縁基板には、I
TO膜からなる透明なデータ線が短冊状の対向電極とし
て構成され、各画素電極と各対向電極との重なり部分が
それぞれ画素となる。第2の絶縁基板には画素電極に対
向するように赤(R)、緑(G)、青(B)からなる3
色のカラーフィルタが構成され、これらの各色に各画素
が1対1で対応している。
【0003】このようなカラー画素配列の一例を図6に
示す。ここに示すカラー画素配列は斜めモザイク配列で
あり、互いに交差する方向をそれぞれX方向およびY方
向としたときに、赤(R)、緑(G)、青(B)に対応
する各画素PXがX方向に周期的に並ぶとともに、Y方
向では同色の各画素が1画素ピッチpずつX方向にずれ
ている。このような画素配列ではストライプ配列に比較
して高精彩な表示を行える。しかし、斜めモザイク配列
では、矢印Sで示すように同色の画素が斜めに並んでい
ることから、斜めの線が表示されてしまうという欠点が
ある。
【0004】このような問題点を解消するには、図7に
示すように、赤(R)、緑(G)、青(B)に対応する
各画素PXをX方向に周期的に並べるとともに、Y方向
では同色の各画素PXを画素半ピッチp/2ずつX方向
に交互にずらしたデルタ配列を採用するのが効果的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すデルタ配列を採用した場合には、同色の画素PXに
走査線11が1対1で対応するように走査線11を各画
素PX間を縫うように折り曲げて配置する必要がある。
その結果、走査線11の配線距離がY方向で長くなる
分、走査線11の配線抵抗が大きい。それ故、従来は、
走査信号の遅延に起因する表示むらや走査信号のレベル
低下に起因するコントラスト低下などといった表示品位
の低下が発生しやすいという問題点がある。
【0006】また、走査線11が各画素PX間を縫うよ
うに配置した結果、各画素PXの面積に対して表示に実
際に寄与する領域の面積の比(開口率)が低下するのを
避けることができないという問題点もある。
【0007】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
液晶表示装置において、短い信号線でデルタ配列された
各画素を駆動可能にすることにより品位の高い表示を行
うことのできる液晶表示装置を提供することにある。
【0008】さらに、本発明の課題は、デルタ配列され
た各画素の開口率を向上することのできる液晶表示装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、互いに交差する方向をそれぞれX方向
およびY方向としたときに、互いに異なる複数の色に対
応する各画素がX方向に周期的に並ぶとともに、Y方向
では同色の各画素が画素半ピッチ分ずつX方向に交互に
ずれたデルタ配列の液晶表示装置において、Y方向で1
列おきに並ぶ同色の各画素を2分割するようにY方向に
直線的に延びる信号線が画素半ピッチ分に相当する間隔
でX方向に配列されているとともに、各画素の画素電極
は当該画素を2分割している信号線にスイッチング素子
を介して接続していることを特徴とする。
【0010】本発明では、デルタ配列した各画素のう
ち、Y方向に並ぶ同色の画素を画素半ピッチ分だけX方
向に離れた2本の信号線で駆動する。すなわち、画素半
ピッチ分だけX方向に離れた2本の信号線をY方向に直
線的に延ばすと、同色の各画素はいずれか一方の信号線
で分割され、いずれの画素にも前記2本の信号線のうち
の一方の信号線が必ず通ることになる。従って、信号線
を直線的に延ばしたときでも、前記2本の信号線のうち
の一方の信号線に対して、同色の各画素の画素電極をス
イッチング素子を介して接続できる。このようにして信
号線を直線的に延ばせば、信号線の配線距離が短いの
で、信号線の配線抵抗を小さく抑えることができる。よ
って、画素をデルタ配列しても信号の遅延に起因する表
示むらや信号レベル低下に起因するコントラスト低下が
発生せず、品位の高い表示を行うことができる。
【0011】本発明において、X方向で隣り合う前記信
号線のうち、同色の各画素を2分割する信号線の端部同
士を第1の短絡線で接続し、該第1の短絡線で接続した
側から1本の共通信号線を引き出すことが好ましい。こ
のように構成すると、1本の共通信号線にはY方向に並
ぶ同色の各画素の全てが接続していることになる。従っ
て、Y方向に並ぶ同色の各画素を2分割する2本信号線
の各々に信号を供給しなくても、共通信号線に信号を供
給するだけでY方向に並ぶ同色の画素を全て駆動するこ
とができる。それ故、従来からみれば信号線が2倍にな
ったにもかかわらず、信号線に信号を供給する駆動回路
周辺、または駆動用ICの実装領域周辺には、各々の信
号線に代えて共通信号線を配置すればよいので、そのレ
イアウトが容易である。
【0012】本発明では、X方向で隣り合う前記信号線
のうち、同色の各画素を2分割する信号線同士を前記画
素の1列毎に第2の短絡線で接続することが好ましい。
このように構成すると、Y方向に並ぶ同色の各画素を2
分割する2本信号線は画素の1列毎に短絡しているの
で、一方の信号線が断線してもこの信号線には他方の信
号線から短絡線を介して信号が供給される。すなわち、
2本の信号線は第2の短絡線によって冗長配線構造を構
成するので、信頼性を向上することができる。また、前
記2本の信号線は並列接続している状態にあるので、信
号線の抵抗を小さく抑えることができる。従って、信号
の遅延に起因する表示むらや信号レベル低下に起因する
コントラスト低下などをより抑えることができ、表示品
位を向上することができる。さらに、2本の信号線が冗
長配線構造を構成し、かつ、抵抗が小さく抑えられるの
で、その分、信号線の幅を狭くすることができる。それ
故、各画素の面積を拡張し、その開口率を高めることが
できる。
【0013】本発明では、互いに異なる複数の色は、
赤、緑、青であることから、品位の高いカラー表示が提
供できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0015】〔全体構成〕図1および図2はそれぞれ、
本発明を適用した液晶表示装置の一例としてのMIM素
子を用いたカラーの液晶表示装置の概略構成図、および
その構成を模式的に示す断面図である。
【0016】図1において、MIM素子を用いた液晶表
示装置1では、透明な第1および第2の絶縁基板10、
20(ガラス基板)を数μmの隙間を介して対向するよ
うに貼り合わせ、その隙間に液晶30を封入した構造に
なっている。第1および第2の絶縁基板10、20の端
部は、それぞれ他方の基板の端部からはみ出した状態に
あり、このはみ出し部分を利用して第1の絶縁基板10
の端部には、駆動用ICを実装するための実装領域81
が形成されている。なお、図示を省略するが、第2の絶
縁基板20の第1の絶縁基板10の端部からのはみ出し
部分にも駆動用ICを実装するための実装領域が形成さ
れている。
【0017】第1の絶縁基板10には多数の走査線11
(信号線)が平行に形成され、これら走査線11に対し
ては、後述するMIM素子(スイッチング素子/図示せ
ず。)と、この素子を介して走査線11に接続する画素
電極13とがマトリクス状に構成されている。これらの
MIM素子や画素電極13が形成されている領域は、表
示画面となるべき表示領域101であり、この表示領域
101を外周側で囲んでいる領域が非表示領域102で
ある。
【0018】第2の絶縁基板20には、ITO膜からな
る透明なデータ線が短冊状の対向電極22として構成さ
れ、第2の絶縁基板20には赤(R)、緑(G)、青
(B)からなるカラーフィルタ21も形成されている。
カラーフィルタ21と対向電極22との位置関係につい
ては、いずれが上層または下層であってもよい。なお、
第1の絶縁基板10にデータ線(信号線)が形成され、
カラーフィルタ21が構成されている側の絶縁基板20
に走査線11が形成される場合もある。
【0019】このように構成した液晶表示装置1では、
走査線11と対向電極22とが実質的に交差した状態に
あり、これらの交差部分に対応する各画素PXには、画
素電極13と対向電極22との間に液晶30を介在させ
た液晶セル31が構成されている。また、各画素PXの
画素電極13に対してはカラーフィルタ21の赤
(R)、緑(G)、青(B)が1対1で対応しているこ
とから、各画素PXにカラーフィルタ21の赤(R)、
緑(G)、青(B)が1対1で対応していることにな
る。
【0020】なお、第1および第2の絶縁基板10、2
0の外側には偏光板19、29が光学的に直交配置さ
れ、そのうち、偏光板29は検光子として機能する。偏
光板19の下側には直下方式またはエッジライト方式の
バックライトユニットが配置され、図示のとおり、エッ
ジライト方式のバックライトユニット70であれば、絶
縁基板10の辺に相当する位置に配置される蛍光ランプ
71と、この蛍光ランプ71からの光を絶縁基板10の
方に導く導光板72と、この導光板72に対する拡散板
73とが構成されている。なお、エッジライト方式のバ
ックライトユニット70では、絶縁基板10の対向する
2辺に相当するそれぞれの位置に蛍光ランプ71が配置
されることもある。
【0021】図2に示すように、液晶表示装置1では、
第1および第2の絶縁基板10、20の間にプラスチッ
クス製ビーズからなるギャップ材41が介在し、ギャッ
プ材41は2枚の絶縁基板10、20によって押し潰さ
れながらも、2枚の絶縁基板10、20間のセルギャッ
プを面内方向で均一になるように規定している。このよ
うな状態は、硬化されたシール材50によって保持され
ている。また、シール材50の内側には液晶30が封入
され、画素電極13と対向電極22との間に液晶セル3
1が形成されている。液晶30は、配向膜60に対する
ラビング処理により所定のツイスト角およびプレチルト
角をもって配向するTN型の液晶などである。
【0022】〔カラー画素配列および信号線の配置〕こ
のように構成した液晶表示装置1において、本形態で
は、各画素PXの配列は、図3に示すように、デルタ配
列になっている。すなわち、互いに交差する方向をそれ
ぞれX方向およびY方向としたときに、赤(R)、緑
(G)、青(B)に対応する各画素PX(一点鎖線で区
画してある。)がX方向に周期的に並ぶとともに、Y方
向で隣接する画素PX間では各画素PXが画素半ピッチ
p/2に相当する分だけX方向に交互にずれている。
【0023】本形態では、このようにデルタ配列された
各画素PXに走査信号を供給する走査線11は、Y方向
で1列おきに並ぶ同色の各画素PXを2分割するように
画素半ピッチp/2分に相当する間隔でX方向に並ぶ2
本の走査線11A、11Bを一組として形成されてい
る。従って、本形態では、デルタ配列した各画素PXの
うち、Y方向に並ぶ同色の画素PXを画素半ピッチp/
2分だけX方向に離れた2本の走査線11A、11Bで
駆動する。
【0024】すなわち、本形態のように、画素半ピッチ
p/2分だけX方向に離れた2本の走査線11A、11
BをY方向に直線的に延ばすと、同色の各画素PXはい
ずれか一方の走査線で分割され、いずれの画素PXにも
2本の走査線11A、11Bのうちの一方の走査線が必
ず通ることになる。従って、走査線11A、11Bを直
線的に延ばしたときでも、図4を参照して後述するよう
に、2本の走査線11A、11Bのうちの一方の走査線
に対して、同色の各画素PXの画素電極をスイッチング
素子を介して接続できる。このようにして走査線11
A、11Bを直線的に延ばせば、図7を参照して説明し
た従来のデルタ型カラー画素配列に対する配線構造と違
って、走査線11A、11Bの配線距離が短いので、走
査線11A、11Bの配線抵抗を小さく抑えることがで
きる。よって、画素PXをデルタ配列しても信号の遅延
に起因する表示むらや信号レベル低下に起因するコント
ラスト低下が発生せず、品位の高い表示を行うことがで
きる。
【0025】また、X方向で隣り合う走査線11A、1
1Bのうち、同色の各画素を2分割する走査線11A、
11Bの端部同士は、X方向に延びる第1の短絡線11
1で接続され、この第1の短絡線111の中間位置(短
絡線で接続した側)からは1本の共通走査線110が引
き出されている。この共通走査線110は、その図示を
省略するが、図1に示した実装領域81にまで引き回さ
れ、そこに実装された駆動用ICから出力される走査信
号を各信号線11A、11Bを介して各画素PXに供給
する。従って、Y方向に並ぶ同色の各画素PXを2分割
する2本走査線11A、11Bの各々を図1に示した実
装領域81まで引き回してそれぞれに駆動用ICから走
査信号を供給しなくても、共通走査線110に走査信号
を供給するだけでY方向に並ぶ同色の画素PXの全てを
駆動することができる。それ故、従来からみれば走査線
11の数が2倍になったにもかかわらず、走査線11
A、11Bに走査信号を供給する駆動用ICの実装領域
81の周辺では、共通走査線110のみを配置すればよ
いので、そのレイアウトが容易である。
【0026】再び図3において、さらに、本形態では、
X方向で隣り合う走査線11A、11Bのうち、同色の
各画素を2分割する走査線11A、11B同士は、画素
PXの1列毎に第2の短絡線112で接続されている。
従って、Y方向に並ぶ同色の各画素PXを2分割する2
本走査線11A、11Bのうち、一方の走査線が断線し
てもこの走査線には他方の走査線から第2の短絡線11
2を介して走査信号が供給され、断線位置よりも後段に
位置する画素PXを支障なく駆動できる。すなわち、2
本の走査線11A、11Bは第2の短絡線112によっ
て冗長配線構造を構成しているので、配線に対する信頼
性を向上することができる。また、前記2本の走査線1
1A、11Bは複数箇所で短絡し並列接続しているの
で、走査線11の抵抗を小さく抑えたことになる。従っ
て、信号の遅延に起因する表示むらや信号レベル低下に
起因するコントラスト低下などをより抑えることがで
き、表示品位を向上することができる。さらに、2本の
走査線11A、11Bが冗長配線構造を構成し、かつ、
抵抗が小さく抑えられているため、その分、各走査線1
1A、11Bの幅を狭くすることができる。それ故、各
画素PXの面積を拡張し、その開口率を高めることがで
きるので、従来のデルタ型のカラー画素配列にあった欠
点を解消することができる。
【0027】〔MIM基板の構成例1〕このようにして
デルタ配列された各画素PXと信号線11A、11Bと
の接続構造を、図4(A)、(B)、(C)を参照して
説明する。
【0028】図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ、
いくつかの画素PXを拡大して示す平面図、図4(A)
のA−A′線における断面図、および図4(A)のB−
B′線における断面図である。
【0029】図4(A)に示すように、本形態では、デ
ルタ配列した各画素PXのうち、Y方向で1列おきに並
ぶ同色の各画素PX(赤(R)に対応する画素PXを一
点鎖線で区画してある。)を2分割するように、2本の
走査線11A、11Bが画素半ピッチp/2分に相当す
る間隔でX方向に配列されている。ここで、各画素PX
は、走査線11A、11Bによって2つの画素部PX
A、PXBに分割され、画素部PXA、PXBの各々
に、走査線11A、11Bに両側から接続するMIM素
子12A、12B、およびこの素子を介して走査線11
A、11Bにそれぞれ接続する画素電極13A、13B
が構成されている。
【0030】図4(B)、(C)に示すように、MIM
素子12A、12Bでは、タンタル酸化膜などといった
下地保護膜を形成した透明な第1の絶縁基板10の表面
にタンタル電極121が形成され、その表面には陽極酸
化によってタンタル酸化膜122が形成されている。タ
ンタル酸化膜122の表面にはクロム電極123が形成
され、このクロム電極123とタンタル電極121と
は、タンタル酸化膜122を介して対向し、MIM素子
12A、12Bを構成している。クロム電極123の表
面側にはITO膜からなる透明な画素電極13A、13
Bがそれぞれ形成されている。なお、タンタル電極12
1は、走査線11A、11Bの一部として形成され、走
査線11、11Bのタンタル酸化膜122の表面側には
クロム配線125が形成されている。
【0031】また、図3を参照して説明した第1および
第2の短絡線111、112は、走査線11A、11B
から双方に向けて延設されたタンタル膜から構成され、
共通走査線110も第1の短絡線111から延設された
タンタル膜から構成されている。それ故、このような配
線構造を実現するといっても、走査線11A、11Bを
パターニング形成するときのマスクパターンを変更する
だけでよい。それ故、生産性の低下などを招くことはな
い。
【0032】〔MIM基板の構成例2〕なお、デルタ配
列された各画素PXと信号線11A、11Bとの接続
は、図5(A)、(B)を参照して説明するように、ラ
テラル構造のMIM素子により行ってもよい。
【0033】図5(A)、(B)はそれぞれ、いくつか
の画素PXを拡大して示す平面図、および図5(A)の
C−C′線における断面図である。
【0034】図5(A)に示すように、本形態でも、デ
ルタ配列した各画素PXのうち、Y方向で1列おきに並
ぶ同色の各画素PX(赤(R)に対応する画素PXを一
点鎖線で区画してある。)を2分割するように、2本の
走査線11A、11Bが画素半ピッチp/2分に相当す
る間隔でX方向に配列されている。ここで、各画素PX
は、走査線11A、11Bによって2つの画素部PX
A、PXBに分割され、これらの画素部PXA、PXB
の各々に、走査線11A、11Bに接続するMIM素子
12A、12Bが構成されている。但し、これらのMI
M素子12A、12Bに接続する画素電極13は、走査
線11A、11Bを跨ぐように形成された一体の画素電
極13で構成されている。
【0035】すなわち、図5(B)に示すように、MI
M素子12A、12Bでは、タンタル酸化膜などといっ
た下地保護膜を形成した透明な第1の絶縁基板10の表
面にタンタル電極121(走査線11A)が形成されて
いる。タンタル電極121の表面にはスパッタ法で形成
された厚いタンタル酸化膜120が形成され、タンタル
電極121の側面部には陽極酸化によって薄いタンタル
酸化膜122が形成されている。また、タンタル酸化膜
120、122の表面にはクロム電極123が形成さ
れ、このクロム電極123とタンタル電極121とは、
タンタル酸化膜122を介して対向し、MIM素子12
A、12Bを構成している。クロム電極123の表面側
にはITO膜からなる透明な画素電極13が形成され、
この画素電極13は、走査線11A、11Bを跨いで2
つの画素部PXA、PXBにわたって一体に形成されて
いる。なお、本形態でも、タンタル電極121は走査線
11A、11Bの一部として形成され、走査線11、1
1Bのタンタル酸化膜122の表面側にはクロム配線1
25が形成されている。
【0036】また、本形態でも、図3を参照して説明し
た第1および第2の短絡線111、112は、走査線1
1A、11Bから双方に向けて延設されたタンタル膜か
ら構成され、共通走査線110も第1の短絡線111か
ら延設されたタンタル膜から構成されている。それ故、
このような配線構造を実現するといっても、走査線11
A、11Bをパターニング形成するときのマスクパター
ンを変更するだけでよい。それ故、生産性の低下などを
招くことはない。
【0037】〔その他の形態〕なお、同一の画素PX内
では、それが信号線11A、11Bで画素部PXA、P
XBに2分割されていても、これらの画素部PXA、P
XBでは同一の表示動作を行うことから、画素電極13
が一体であれば、1つのMIM素子で信号線11A、1
1Bで接続してもよい。
【0038】また、MIM素子を構成するクロム電極の
代わりにITO膜を用い画素電極と一体に形成してもよ
く、スイッチング素子が形成される基板の製造工程の一
部省略ができる。
【0039】また、上記形態では、カラー表示の色要素
として赤、緑、青、の3色としたが、これに限らず、組
み合わせによって所望の色を表示できる色要素であれば
よく、例えばシアン、マゼンダ、イエローの3色であっ
てもよい。
【0040】また、上記形態では、各種の液晶表示装置
のうち、MIM素子を用いたもので説明したが、TFT
(薄膜トランジスタ)をスイッチング素子として用いた
アクティブマトリクス型のカラー液晶表示装置について
も本発明を適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液晶
表示装置では、デルタ配列した各画素のうち、Y方向に
並ぶ同色の画素を画素半ピッチ分だけX方向に離れた2
本の信号線で駆動することに特徴を有する。すなわち、
画素半ピッチ分だけX方向に離れた2本の信号線をY方
向に直線的に延ばすと、同色の各画素はいずれか一方の
信号線で分割され、いずれの画素にも前記2本の信号線
のうちの一方の信号線が必ず通るため、信号線をY方向
に直線的に延ばしたときでも、前記2本の信号線のうち
の一方の信号線に対しては同色の各画素の画素電極をス
イッチング素子を介して接続できる。このようにして信
号線を直線的に延ばせば、信号線の配線距離が短いの
で、信号線の配線抵抗を小さく抑えることができる。よ
って、画素をデルタ配列しても信号の遅延に起因する表
示むらや信号レベル低下に起因するコントラスト低下が
発生せず、品位の高い表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した液晶表示装置の概略構成図で
ある。
【図2】図1に示す液晶表示装置の断面図である。
【図3】図1に示す液晶表示装置に構成したデルタ型の
カラー画素配列、および各画素を駆動する走査線の配置
を示す説明図である。
【図4】(A)、(B)、(C)は、図1に示す液晶表
示装置においてデルタ配列された各画素と信号線との接
続構造を説明するためにいくつかの画素を拡大して示す
平面図、図4(A)のA−A′線における断面図、およ
び図4(A)のB−B′線における断面図である。
【図5】(A)、(B)は、図1に示す液晶表示装置に
おいてデルタ配列された各画素と信号線との別の接続構
造を説明するためにいくつかの画素を拡大して示す平面
図、および図5(A)のC−C′線における断面図であ
る。
【図6】ストライプ型のカラー画素配列を示す説明図で
ある。
【図7】従来のデルタ型のカラー画素配列、および各画
素を駆動する走査線の配置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 10 第1の絶縁基板 11、11A、11B 走査線(信号線) 12A、12B MIM素子(スイッチング素子) 13、13A、13B 画素電極 20 第2の絶縁基板 22 対向電極 30 液晶 31 液晶セル 110 共通走査線 111 第1の短絡線 112 第2の短絡線 PX 画素 PXA、PXB 2分割された各画素の画素部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交差する方向をそれぞれX方向お
    よびY方向としたときに、互いに異なる複数の色に対応
    する各画素がX方向に周期的に並ぶとともに、Y方向で
    隣接する画素間で各画素が画素半ピッチずつX方向に交
    互にずれたデルタ配列の液晶表示装置において、 Y方向で1列おきに並ぶ同色の各画素を2分割するよう
    にY方向に直線的に延びる信号線が画素半ピッチ分に相
    当する間隔でX方向に配列されているとともに、各画素
    の画素電極は当該画素を2分割している信号線にスイッ
    チング素子を介して接続していることを特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、X方向で隣り合う前
    記信号線のうち、同色の各画素を2分割する信号線の端
    部同士は、第1の短絡線で接続され、該第1の短絡線で
    接続されている側から1本の共通信号線が引き出されて
    いることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、X方向で隣
    り合う前記信号線のうち、同色の各画素を2分割する信
    号線同士は、前記画素の1列毎に第2の短絡線で接続さ
    れていることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、互いに異なる複数の色は、赤、緑、青である液晶表
    示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100864488B1 (ko) * 2001-12-14 2008-10-20 삼성전자주식회사 액정 표시 장치
JP2009002787A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 渦電流探傷プローブ
CN109671765A (zh) * 2018-10-12 2019-04-23 友达光电股份有限公司 显示装置

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