JPH1114259A - 遠赤外線乾燥機における穀物乾燥方法 - Google Patents

遠赤外線乾燥機における穀物乾燥方法

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JPH1114259A
JPH1114259A JP9183226A JP18322697A JPH1114259A JP H1114259 A JPH1114259 A JP H1114259A JP 9183226 A JP9183226 A JP 9183226A JP 18322697 A JP18322697 A JP 18322697A JP H1114259 A JPH1114259 A JP H1114259A
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hot air
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JP9183226A
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Kotaro Kubota
興太郎 久保田
Yasuyuki Hidaka
靖之 日高
Tomohiko Ichikawa
友彦 市川
Koji Okumura
浩次 奥村
Katsushi Sugimoto
克司 杉本
Hidekazu Furukawa
秀和 古川
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠赤外線穀物乾燥機において、安定した温度
管理が可能な乾燥方法の提供。 【解決手段】 バーナー13からの熱風を遠赤外線放射
体筒12に供給する構造において、実験あるいは経験に
基づいて張り込み量Wに応じた目標温度T0 を予め求め
ると共に、バーナーの燃焼レベルと熱風の温度上昇との
関係を求めておく。目標温度T0 とその時の外気温度T
c との差から目標調節温度ΔTを求め、これに対応する
バーナー13の燃焼レベルを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、遠赤外線を輻射
して穀物を乾燥する乾燥機において採用する乾燥方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる竪型循環式の穀物乾燥機は、通
常、穀物タンクの下部を乾燥路に形成し、乾燥路を挟ん
でタンクの内部に熱風路と排風路を設け、乾燥路内に穀
物を流下させながら熱風を乾燥路に通過させる構成であ
り、熱風路もしくは乾燥路を通過する熱風そのものの温
度を測定し、乾燥に際しての温度管理に利用している。
一方、竪型循環式の穀物乾燥機の一種に遠赤外線穀物乾
燥機がある。遠赤外線穀物乾燥機は、熱風路や乾燥路に
熱風を直接送り込むのではなく、バーナーなどの熱風
を、熱風路内に横設した長尺状の遠赤外線放射体筒内に
供給してこれを加熱する。熱風路には外気が送風され、
熱風路から乾燥路を通過して外部に放出されるが、その
間、送風された空気は遠赤外放射体筒の表面から熱を受
けて熱風となり、乾燥路を通過する際に穀類を乾燥す
る。同時に、加熱された遠赤外放射体筒の表面からは、
遠赤外線が輻射して穀物を内部から加温して水分移動を
促進し、均一な乾燥、迅速な乾燥を行う。なお、遠赤外
線放射体筒内を通過した排風は熱風路内に排出し、加熱
された送風とともに乾燥路を通過させ、余熱を乾燥に利
用する。
【0003】ところで、遠赤外線穀物乾燥機では、従来
の乾燥機のように熱風路内や乾燥路内の熱風温度を測定
してこれを温度管理に用いるのが困難である。すなわ
ち、熱風温度は遠赤外線放射体筒に熱を供給するバーナ
ーの燃焼レベルを制御して調整するのであるが、熱風路
内や乾燥路内の熱風温度を把握してこれを基にバーナー
の燃焼レベルを調整しようとしても、遠赤外線穀物乾燥
機の場合、バーナーの燃焼レベルと熱風路あるいは乾燥
路における熱風温度とが対応しないことが多く、制御が
不安定になってしまう。これは、熱風路内を遠赤外線放
射体筒の表面に沿って移動する空気流の風速や密度、温
度、湿度が一定せず、遠赤外線放射体筒の表面から受け
取る熱量が均一でないことや遠赤外線放射体筒の表面温
度自体の揺らぎがあること、あるいは、加熱された送風
に余熱を有する排風を加えて乾燥路に供給するためと考
えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、遠赤外線
穀物乾燥機において安定した温度管理を行える乾燥方法
の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】遠赤外線放射体筒内部に
供給する熱風温度をあらかじめ設定する(目標温度の設
定)。バーナーの燃焼レベルと熱風の温度上昇との関係
を求めておく。乾燥作業にあたり、目標温度と外気温度
との差を求め、その差を調節するべき熱風温度(目標調
節温度)とし、目標調節温度に対応するバーナーの燃焼
レベルを決定する。
【0006】目標温度は、実際上、遠赤外線穀物乾燥機
が備えた制御部における記憶部に穀物の張り込み量から
索引が可能なテーブル〔張り込み量(W):目標温度
(To)表〕として格納しておく。テーブルは品種毎
に、穀物の張り込み量に対する供給熱風温度を定めたも
ので、外気温度を一定として実際に遠赤外線穀物乾燥機
を稼働し、所定張り込み量に対して供給熱風温度を変化
させ、乾燥路における熱風温度の変化の様子を調査し、
乾燥路において適正となる熱風供給温度を求め、また、
逆に熱風供給温度を一定にして穀物の張り込み量を変化
させた時の乾燥路における熱風温度を調査して適正な張
り込み量を求め、ついで、両方の数値を勘案し、かつ、
乾燥作業上の能率から許容される乾燥時間も考慮に入れ
て張り込み量とその適正な熱風供給温度を求め、その熱
風供給温度を目標温度としてある。なお、詳細に検討す
れば、乾燥路における熱風の適正な温度は、穀物含水率
や熱が放射や伝導で乾燥機外に失われてしまう熱ロスの
量のよっても影響を受けるが、前記の目標温度はこれら
の事項を総合的に勘案したものといえる。
【0007】バーナーの燃焼レベルと熱風の温度上昇と
の関係はやはり制御部の記憶部に、上昇させる温度に対
する燃焼レベルを対応させたテーブル〔差温度(Δ
T):レベル(F)表〕を格納しておく。このテーブル
は、実際の遠赤外線穀物乾燥機を稼働してバーナーの燃
焼レベルを変化させ、これにともなう乾燥路における熱
風温度の変化量(上昇量)を測定して表としたものであ
る。なお、実験によれば、遠赤外線放射体筒に供給する
熱風温度とバーナーによる燃料流量の関係はほぼ正比例
する。
【0008】目標温度と外気温度との差を求め、その差
を調節すべき熱風温度(目標調節温度)とするのは、張
り込みの当初、穀物温度は外気温度にほぼ等しく、ま
た、温度変化を比較する際のベースとして比較的安定し
ていること、乾燥作業上で格別な支障の生じないことが
理由である。バーナーの燃焼レベルを目標調節温度にあ
わせて調整する機構はノズルの開度を変えて燃料噴射量
を調整したり、単位時間当たりの噴射回数を増減するな
ど従来から周知のものを使用する。
【0009】なお、穀物の場合、急速な乾燥速度は品質
を損ねることが多いので、乾燥工程において、乾燥速度
を監視することは好ましい。乾燥速度はやはり乾燥路に
おける熱風温度に関係するので、第二の目標調節温度
(目標再調節温度)を設けて、これによってもバーナ燃
焼レベルの調整を行うようにするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、図2は遠赤外線穀物乾燥機
1の全体を示し、機筐2の内部は上部を穀物タンク3と
し、下部に熱風路4、乾燥路5、排風路6および送り出
し装置7を備える。機筐2の外側にはホッパー8とエレ
ベータ9を備え、エレベータ9はホッパー8につながる
と共に下部で前記の送り出し装置7と上部で穀物タンク
内の拡散装置10につながっている。熱風路4は穀物タ
ンク3の中央部にあって横方向に形成された空洞であ
り、遠赤外線放射装置11が配置してある。
【0011】遠赤外線放射装置11(図3)は遠赤外線
放射体筒12、バーナー13、リターンパイプ14を備
え、遠赤外線放射体筒12とリターンパイプ14の表面
には遠赤外線発生用の塗料が塗られている。熱風発生装
置であるバーナー13は燃料の噴射量を調整して燃焼レ
ベルの調整が可能なノズルを備え、遠赤外線放射体筒1
2の基部に取り付けてある。リターンパイプ14はすこ
し径が細く、遠赤外線放射体筒11と平行に配置してあ
り、転回部15を介して遠赤外線放射体筒11の端部に
接続してある。転回部15の表面にも遠赤外線発生用の
塗料を塗る。リターンパイプ14の端部(遠赤外線放射
体筒11の基部側)は熱風路4内で開放されている。
【0012】乾燥路5は穀物タンク3の下部に連通して
熱風路4と排風路6の間に熱風路4の両側を取り囲むよ
うにして形成されている(図4)。乾燥路5を構成する
熱風路4の壁と排風路6の壁は穀物が通過できない程度
の孔が多数形成されいて、熱風路4からの遠赤外線と熱
風の通過が可能とされている。送り出し装置7はロータ
リーバルブであり、その下部に螺旋コンベアが配置され
ていて、乾燥路5を通過した穀物を集めてエレベータ9
に送り出す。
【0013】符号16は制御部であり、入力部、演算部
(CPU)およびメモリを備えた、いわゆるパソコンと
表示装置、CPUおよび遠赤外線穀物乾燥機1の各部を
駆動するためのインターフェースを備える(図5)。メ
モリのROMには遠赤外線穀物乾燥機1の本機モータや
エレベータ用モータ、バーナーなど各部の作動を統括す
るシステムプログラムと、投入する穀物の量や種類など
に応じたデータを取り込んで作動する乾燥作業プログラ
ムや作業に必要なデータを集めたテーブルを格納してお
り、RAMには作業者が入力するデータや遠赤外線穀物
乾燥装置1の各部に配置した各種センサーや水分計から
のデータなどが一時記憶される。符号17は外気温度セ
ンサー、符号18は水分計であり、定期的に穀物タンク
3からサンプルを取り出して含水率を検出し、その値を
メモりに送り込んでおり、制御部は設定された時間ごと
にその検出値を読み出している。符号19は排風温度セ
ンサーであって、リターンパイプ14の端部に配置され
ている(図1,3)。
【0014】遠赤外線穀物乾燥機1を稼働すると、エレ
ベータ用モータによってエレベータ9が作動してホッパ
ー8から投入する穀物を上方へ持ち上げ穀物タンク3内
に張り込む。張り込みは上部の拡散装置10によって均
一に行なわれる。張り込みが完了するとバーナー13が
点火されて遠赤外線放射体筒12に熱風が供給され、遠
赤外線放射体筒12、転回部15およびリターンパイプ
14の表面が加熱される。送風機が駆動されて外気が熱
風路に取り込まれ、遠赤外線放射体筒12、転回部15
およびリターンパイプ14の表面で加熱される。また、
熱風路には、リターンパイプ14の端部から余熱をもっ
た排風が排出される。
【0015】張り込まれた穀物は乾燥路5を通過して送
り出し装置7に達し、送り出し装置7から、その下部の
螺旋コンベアを経てエレベータ9に送り出され、再び穀
物タンク3の上部に送り込まれて循環する。この間、穀
物は乾燥路5を通過する際に遠赤外線の輻射を受けて加
熱されると共に熱風路4から排風路6へ乾燥路5を横切
って抜ける適正温度の熱風を受けて乾燥される。
【0016】この場合の乾燥方法、すなわち、乾燥制御
は遠赤外線穀物乾燥機1を稼働して、穀物を張り込んだ
後、制御部16を自動運転に換え、キーボードなどの入
力部から今回の乾燥を行う穀物の品種と張り込み量
(W)を入力してスタートボタンを押すと、つぎのよう
に行われる(図6〜8)。なお、制御部16のROMには
張り込み量(W)および目標温度(To)を関連付けた
〔W:To 〕テーブルと温度(ΔT)およびレベル
(F)を関連付けた〔ΔT:F〕テーブル、目標とする
含水率H0 、乾燥速度許容値α、目標再調節温度βおよ
び基準乾燥速度Vsがすでに格納されているものとす
る。
【0017】まず、品種を読みとり(S1)、品種に応じ
た〔W:T0 〕テーブルを選択する(S2)。ついで、張
り込み量Wを読み込み(S3)、これに基づいて目標温度
T0を設定する(S4)。さらに、外気温度Tc を読み込
んで(S5)、目標調節温度ΔT=T0−Tcを算出する
(S6)。そして、このΔTに基づいて〔ΔT:F〕テー
ブルから必要な燃焼レベルを読み出し(S7)、燃焼レベ
ルを調整する(S8)。同時に目標温度を表示する。この
ように作動の環境が整ったら、乾燥工程(S9)を実行す
る。
【0018】乾燥工程(S9)は、図7,8のように実行
される。なお、このフローは、CPUが持つ所定の周期毎
に行われる。カウンタiを初期化(i=0)する(S1
0)。ステップ(S11)に移行して32分の待機後、カウ
ンタをi=i+1として更新する(S12 )。32分の待
機は実際には、タイマーのセットとリセットであり、3
2分のタイムアップを判断しており、タイムアップで初
めてリセットして、次ぎのステップ(S12 )に移行し、
フローを続行する。
【0019】ステップ(S13 )に移行して、水分計18
の測定値から現在の含水率hを読み、メモリHaに記憶
し、ステップ(S14)でH1=H2,H2=H3,H3=H4,H4
=Haとし、メモリの内容を更新する。H1,H2,H3,H4
はそれぞれ96分前、64分前、32分前、0分前の
含水率を記憶するメモリである。ついで、ステップ(S1
5)にて、Ha−H0 を算出して、乾燥が終了しているか
否かを判断し、終了しておれば、バーナーをオフし(S1
9)、各モーターをオフする(S20)。一方、ステップ
(S15)にて乾燥が終了していなければ、ステップ(S1
6)に移行し、i>=4であるか否かを判断する。
【0020】ステップ(S16)にて、i>=4でない場
合、ステップ(S11)に戻って同じ動作を繰り返す。一
方、ステップ(S16)にてi>=4である場合、ステッ
プ(S17)に移行して、実測乾燥速度Va=(Ha−H1)
/96%/min を算出してVaに納める。ついで、ステ
ップ(S18)にてVaと基準乾燥速度Vs の値を比較して
その差(乾燥速度差)を算出し、許容値αの範囲内か判
断する。許容範囲内であればステップ(S11)に戻っ
て、同じ作動を繰り返し、乾燥の終了を待つ。
【0021】さらに、ステップ(S18)にて許容値α以
上であれば、ステップ(S21)に移行し、乾燥速度が許
容値以上に速すぎるのか遅すぎるのかを判定して、速す
ぎる場合には目標温度を目標再調節温度βだけ下げ(S2
2 )、遅すぎる場合には目標再調節温度βだけ上げ(S2
3)、その変更後の燃焼レベルを求め(S24)、目標温度
の表示修正と燃焼レベル調整を行って、ステップ(S1
1)に戻る。
【0022】すなわち、この乾燥工程では32分毎に処
理中の穀物の含水率を読み、96分前の含水率と今回の
含水率から乾燥速度を算出して、その速度が許容値αの
範囲内となるように制御している。許容値αを越える事
態の場合は目標温度を加減している。96分は張り込み
量3トンのこの実施形態において穀物が1循環する時間
である。なお、この時間は張り込み量5トン、7トンな
ど他の場合もほぼ同様である。
【0023】目標温度の概略は、次の通りであり、目標
温度に幅があるのは、品種や装置の熱ロスに対応するた
めであり、実際は幅のある数値の中の一つを決定してテ
ーブルに組み込む。
【0024】乾燥速度差の許容値αに対する目標温度の
補正量βは概略次のとおりである。 (α %/時) (β ℃) α> 0.45 +−4 0.30>=α>0.2 +−2 0.10>α>=0.10 0 (差間は比例配分で定める)
【0025】以上の実施形態では、外気温度との比較を
当初に一度行うだけであるが、これを適宜な時間間隔で
くり返し測定して、その測定値に応じてステップ(S6)
〜(S8)以下を実行して目標温度を再設定し、乾燥工程
を続行しても良い。目標温度の表示は、作業者が温度管
理する上での目安のためなので、これを熱風温度として
表示することがある。このとき、作動の当初から目標温
度を表示すると作業者が作動の異常感を持つので、乾燥
運転開始時の一定時間においては外気温度Tcから熱風
の目標温度T0まで漸次上昇表示させると共に、運転終
了時の一定時間においては、熱風の目標温度T0から外
気温度Tcまで漸次下降表示させることがある。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、遠赤外
線穀物乾燥機の温度管理を設定した目標温度T0と外気
温度Tcとの差をもとに行うので、遠赤外線穀物乾燥の
場合に温度測定点の適切な配置が困難で温度管理が不安
定になる問題を解決できる。請求項2に記載の構成によ
れば、外気温度の変化に対応して温度管理が行われるの
で、昼夜で温度変化が大きな場合の乾燥も支障なく行わ
れる。温度管理上の異常を判定しやすい。
【0027】請求項3に記載の構成によれば、目標温度
を目安に乾燥処理温度を想定できるので、作業者にある
程度の安心感を与えることができる。請求項4に記載の
構成によれば、表示装置上に現れる温度および数値の変
化が実際の温度変化に近く、熱風温度の表示としての違
和感が少ない。請求項5に記載の構成によれば、乾燥作
業に温度の変動ばかりでなく、乾燥速度の変動も関連さ
せるので、乾燥作業をきめ細かく、かつ、安全に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠赤外線穀物乾燥機の側面図
【図2】図1のA−A線に沿った断面を概略で示す正面
【図3】遠赤外線放射装置の側面図
【図4】熱風路の付近を拡大して示す正面図
【図5】各部の接続状態を示すブロック図
【図6】乾燥処理のフローチャートの1
【図7】乾燥処理のフローチャートの2
【図8】乾燥処理のフローチャートの3
【符号の説明】
1 遠赤外線穀物乾燥機 2 機筐 3 穀物タンク 4 熱風路 5 乾燥路 6 排風路 7 送り出し装置 8 ホッパー 9 エレベータ 10 拡散装置 11 遠赤外線放射装置 12 遠赤外線放射体筒 13 バーナー 14 リターンパイプ 15 転回部 16 制御部 17 外気温センサー 18 水分計 19 排風温度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 友彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 奥村 浩次 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 杉本 克司 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 古川 秀和 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナーからの熱風を遠赤外線放射体筒
    に供給してこの放射体筒の表面から発生する輻射熱によ
    り穀物を乾燥するものとし、穀物張り込み量、穀物含水
    率あるいは品種などによりあらかじめ設定された熱風の
    目標温度とその時の外気温度との差から目標調節温度を
    求め、バーナーの燃焼レベルと熱風の温度変化との関係
    から前記目標調節温度に対応する前記バーナーの燃焼レ
    ベルを決定することを特徴とした遠赤外線乾燥機におけ
    る穀物乾燥方法。
  2. 【請求項2】 乾燥工程の途中で穀物含水率と外気温度
    を測定し、測定値に基づき供給する熱風の目標温度を定
    め、ついで目標調節温度を求め、バーナー燃焼レベルを
    目標調節温度に対応するレベルに変更することを特徴と
    した請求項1に記載の遠赤外線乾燥機における穀物乾燥
    方法。
  3. 【請求項3】 目標温度を熱風温度として表示すること
    を特徴とした請求項1または2に記載の遠赤外線乾燥機
    における穀物乾燥方法。
  4. 【請求項4】 熱風温度の表示を乾燥運転開始時の一定
    時間においては外気温度から熱風の目標温度まで漸次上
    昇表示させると共に、運転終了時の前、一定時間におい
    ては、熱風の目標温度から外気温度まで漸次下降表示さ
    せることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1つに記
    載の遠赤外線乾燥機における穀物乾燥方法。
  5. 【請求項5】 乾燥運転の途中、乾燥速度を求め、目標
    とする乾燥速度との差から、この差を解消するための対
    応する目標再調節温度を求め、バーナー燃焼レベルを他
    に優先して目標再調節温度に対応するレベルに変更する
    ことを特徴とした請求項1〜4のいずれか1つに記載の
    遠赤外線乾燥機における穀物乾燥方法。
JP9183226A 1997-06-25 1997-06-25 遠赤外線乾燥機における穀物乾燥方法 Pending JPH1114259A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08258243A (ja) * 1994-11-08 1996-10-08 Inoue Kinzoku Kogyo Kk 温度制御装置及び温度検出装置
JPH09113140A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Seibutsukei Tokutei Sangyo Gijutsu Kenkyu Suishin Kiko 穀粒乾燥機
JPH09138070A (ja) * 1995-11-10 1997-05-27 Okawara Mfg Co Ltd 都市ごみ乾燥設備並びにその運転制御方法

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