JPH11142552A - 電気タイミング・ベンチ及びその制御ボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 野外または屋内スポーツで、アマチュアが容
易に利用することができ、さまざまなモードに従って、
または、さまざまな信号から時間測定を実施することが
可能な、正確で、万能の、コンパクトで、安価な電気タ
イミング・ベンチを提供する。 【解決手段】 少なくとも２つの制御素子が設けられた
クロノグラフが取り外し可能に配置されるハウジングが
設けられた制御ボックスを含んでいる自動電気タイミン
グ・ベンチ。制御ボックスには、少なくとも１つの他の
同じ制御ボックスが接続され、それらの制御ボックス間
で入力信号の伝送が行われるようにする電気的な補助入
力ポート及び補助出力ポートが含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも２つの
制御素子が設けられたクロノグラフ、特に、制御用プッ
シュ・ボタンを備えたクロノグラフ腕時計を含む電気タ
イミング・ベンチに関するものである。本発明は、ま
た、こうしたタイミング・ベンチに用いることが可能な
制御ボックスに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】現在では、この種の電子クロノグラフ
は、極めて広範に用いられており、百分の１秒のオーダ
の精度で時間測定及び測定時間の表示を行うことが可能
である。しかし、計時すべき事象を観測する経験をつん
だユーザでも、プッシュ・ボタンを手動で１０分の１秒
より優れた精度で起動することができないという事実に
よってこの精度は大幅に低下する。

【０００３】これが、特に、スポーツの計時において、
より優れた精度を確保するため、光センサ、圧力セン
サ、または、他の同様の装置を含む電気タイミング・セ
ルによって遠隔制御されるタイミング・ベンチが、ます
ます、手動クロノグラフに取って代わるようになってい
る理由である。しかし、これらのタイミング・ベンチ
は、かさばりかつ高価なデータ記憶及び処理手段が設け
られた複雑な装置である。従って、アマチュア・スポー
ツマンでは、一般に、プライベートな用途または日常の
トレーニングに利用することは不可能であり、クロノグ
ラフ腕時計を用いることで満足しなければならない。

【０００４】従来、検出するためのセルから生じる電気
信号によって機械式クロノグラフを作動させる提案がな
されている。それは、電磁石手段が従来のクロノグラフ
のプッシュ・ボタンに作用する。例えば、スイス特許第
４９００５号には、ポケット・クロノグラフのための支
持体を備え、かつ、蓄電池、電磁石、対応する電気信号
を受信して１つまたは２つのクロノグラフ・プッシュ・
ボタンを押すためのレバーを有する装置を備えた制御ボ
ックスが開示されている。しかし、これは、少数の機能
を提供するが、例えば、現在のタイミング・ベンチにお
けるように、いくつかの順次時間または数人の競争者の
時間を測定することができない、未熟な装置に関するも
のである。

【０００５】米国特許第３，５９６，１０３号には、そ
れぞれ、陸上競技用トラックのレーン、及び、電気機械
式手段によって制御されるそれぞれのクロノグラフに連
係した、検出セル列を含む複数計時装置が開示されてい
る。これは、アマチュア・スポーツマンでは費用負担が
不可能な、固定式の重い装置である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、とり
わけ、野外スポーツまたは屋内スポーツのフィールド内
で、アマチュアが容易に利用することができ、さまざま
なモードに従って、または、さまざまな信号から時間測
定を実施することが可能な、正確で、万能の、コンパク
トで、安価な電気タイミング・ベンチを創り出すことに
よって、これらの欠点を克服することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の態様によ
れば、少なくとも２つの制御素子が設けられたクロノグ
ラフが取り外し可能に配置されるハウジングが設けられ
た制御ボックスを含んでいる自動電気タイミング・ベン
チである。その制御ボックスは、セルから生じる電気入
力信号を受信して、計時される事象を検出する入力ポー
トを有し、かつその入力信号の機能を果たすための、ク
ロノグラフ制御素子に作用する作動手段が含まれてい
る。さらに、制御ボックスには、少なくとも１つの他の
同じ制御ボックスが接続され、それらの制御ボックス間
で入力信号の伝送が行われるようにする電気的な補助入
力ポート及び補助出力ポートが含まれている。

【０００８】この制御ボックスのハウジングは、その制
御素子が側部に設けたプッシュ・ボタンである、現行タ
イプのクロノグラフ腕時計を収容するように設計するの
が有利である。従って、ユーザは、ただ単に、１つ以上
の電気タイミング・セルに接続された制御ボックス内に
納めるだけで、通常のクロノグラフ腕時計を利用するこ
とが可能になる。この装置を作動させると、手動介入を
伴うことなく、自動的に計時を実施することが可能にな
る。

【０００９】本発明の第２の態様は、制御用プッシュ・
ボタンを備えるクロノグラフ腕時計を取り外し可能に収
容するように構成されたハウジングを含む電気タイミン
グ・ベンチ用制御ボックスである。この制御ボックス
は、セルから生じる電気入力信号を受信して、計時され
る事象を検出する入力ポートと、入力信号の機能を果た
させる、クロノグラフのプッシュ・ボタンに作用する電
磁石を備えている。

【００１０】前記ボックス内に現行タイプのクロノグラ
フ腕時計を納め、少なくとも１つの電気タイミング・セ
ルにそのボックスを接続し、必要があれば、互いに接続
され、いくつかのクロノグラフを納めた、いくつかのこ
うしたボックスによって、自動タイミング・ベンチを形
成すれば十分である。さらに、こうしたボックスは、ク
ロノグラフのパッケージとして利用することも可能であ
る。

【００１１】本発明の他の特徴及び利点については、制
限を意図せずに、付属の図面に関連して例示される、下
記の説明において明らかになるであろう。

【００１２】

【発明の実施の形態】図１〜６を参照すると、制御ボッ
クス１は、ウォッチ・ケース３と２つのストランド４及
び５からなるたわみ時計バンドを備えた、現行タイプの
クロノグラフ腕時計２を収容し、作動させることを意図
したものである。クロノグラフ２は、水晶クロノグラフ
が望ましく、この場合、アナログの表示素子６と、時間
設定竜頭７と、計時のための２つのプッシュ・ボタン８
及び９を備えている。従来のやり方では、最初に、プッ
シュ・ボタン８に圧力を加えることによって、計時が開
始され（ＳＴＡＲＴ機能）、その後、プッシュ・ボタン
８に圧力を加えることによって、計時が停止され（ＳＴ
ＯＰ機能）る。また、計時が開始されてから、最初に、
プッシュ・ボタン９に圧力を加えると、表示素子が停止
して、途中時間の読み取りが可能になり（ＬＡＰ機
能）、その後、プッシュ・ボタン９に圧力を加えると、
表示素子が追いついて、引き続き、測定中の時間を表示
し、計時の停止後、プッシュ・ボタン９に圧力を加える
と、クロノグラフのカウンタ及び対応する表示素子がゼ
ロにリセットされる。必要があれば、クロノグラフ２に
は、既知のやり方で特殊機能を制御するための１つ以上
の他のプッシュ・ボタンを含むことも可能である。

【００１３】制御ボックス１には、成型合成材料で造ら
れ、クロノグラフ２を収容するように構成されたハウジ
ング１２を表面部に形成させた本体１１が含まれてい
る。ハウジング１２には、クロノグラフ２のケース３が
パッド１４によって押さえつけられる拡大部分１３と、
時計バンドのストランド５及び６が収容される２つの狭
くなった部分１５及び１６が形成されている。ハウジン
グ１２は、ケース１の本体１１にヒンジ１８によって取
り付けられたカバー１７によって、上部が閉じられてい
る。このカバー１７は透明で、クロノグラフ２の少なく
とも表示素子６を見ることができる。この場合、カバー
１７は、透明な合成材料で造られており、表示素子６の
上方に、表示される時間の読み取りを容易にする拡大鏡
１９の形態となった部分を備えている。カバー１７は、
タイミング・ベンチの利用中やアセンブリのパッケージ
ング、保管、販売、及び、輸送の場合の両方において、
クロノグラフ２を保護し、そのハウジング１２に保持さ
れている。

【００１４】さらに、ケース１の本体１１には、電子コ
ンポーネントを収容するキャビティ２１が形成されてい
る。このキャビティは、キャビティ２１内のプリント回
路２４を支持しているピラー２３に対してネジで固定さ
れた取り外し可能な底部２２によって密閉されている。

【００１５】図２に示すように、制御ボックス１は、そ
の中央部分２７が凸状の側面２６を備えているが、その
反対側の側面２８は、凸状部分２７と相補性の形状の凹
状中央部分２９を備えている。これによって、後述する
ように、別個にまたは一緒に動作することが可能ないく
つかのクロノグラフ２を備えた多重タイミング・ベンチ
を形成するため、図２に簡単に示す第２の制御ボックス
１’のように、いくつかの同じ制御ボックス１を並べる
ことができる。制御ボックス１及び１’には、互いに取
り付けることを可能にする、Ｖｅｌｃｒｏ（商品名）の
ようなセルフ・グリッピング・ストリップといった取り
付け手段を含むことが可能である。

【００１６】図２及び４において明らかなように、制御
ボックス１の端面３０には、５つの入力または出力ポー
ト、この場合、プリント回路２４に接続された５つの電
気ソケット３１〜３５が取り付けられている。ソケット
３１は、低電圧供給ケーブル３７の２極コネクタ３６を
収容することを意図した電源入力である。２つのソケッ
ト３４及び３５は、コネクタ４０及び４１が取り付けら
れたケーブル３８及び３９を介して、２つの異なるタイ
ミング・セル、例えば、ソケット３４に接続された開始
セル及びソケット３５に接続された中間または終了セル
から生じる電気入力信号を受信することを意図した入力
である。２つのソケット３２及び３３は、それぞれ、制
御ボックス１をもう１つの制御ボックス１’に縦続に接
続し、ソケット３４及び３５で受信した入力信号をそれ
に伝送するケーブル４３に接続された、例えば、４つの
極を備えた多極コネクタ４２を収容するように意図され
ている。こうして結合された複数の制御ボックスのそれ
ぞれのクロノグラフは、例えば、同じ信号を利用するこ
とによって、協調のとれた機能を果たすことが可能であ
る。２つのクロノグラフは、制御ボックスの一方の入力
に対して伝送される開始信号を受信すると、一斉に始動
することができる。

【００１７】キャビティ２１には、さらに、それぞれの
縦軸５３及び５４の方向に作用して、クロノグラフ２の
プッシュ・ボタン８及び９を押す、すなわち入力信号の
機能を果たすための２つの電磁石５１及び５２も納めら
れている。図５において明らかなように、各電磁石の移
動軸ステム５５には、それを劣化させることなく、プッ
シュ・ボタンに押しつけることが可能な保護キャップ５
６がはめられている。２つの電磁石は、キャビティ２１
に取り付けられた支持プレート５８にネジ５７で固定さ
れる。その作動は、ソケット３２〜３５の１つが受信す
る入力信号の機能を果たすため、及びタイミング・ベン
チの選択された動作モードの機能を果たすため、プリン
ト回路２４の素子によって制御される。

【００１８】制御ボックス１の表面は、カバー１７側
に、音響発生器６０、表示時間セレクタ・ボタン６１、
モード・セレクタ・ボタン６２、及び、リセット・プッ
シュ・ボタン６３を備えている。

【００１９】例えば、圧電タイプの音響発生器６０は、
ボタン６１〜６３の手動による起動を確認する音響信号
を送り出す。

【００２０】モード・セレクタ６２は、下記モードに対
応する３つの位置を備えている。 − ＯＦＦモード： 入力信号がロックされる。しか
し、入力信号は、ソケット３２〜３５間で伝送し、１つ
の制御ボックスからもう１つの制御ボックスに受け渡す
ことが可能である。 − 通常モードＮＯＲＭ： ソケット３４の入力信号
が、プッシュ・ボタン８に対する電磁石５１の作用によ
ってＳＴＡＲＴ機能を生じさせ、ソケット３５の入力信
号が、同じプッシュ・ボタンに対する作用によって、Ｓ
ＴＯＰ機能を生じさせる。 − ＬＡＰ・モード： クロノグラフの動作時に、途中
時間を測定し、表示する。ソケット３４における第１の
入力信号が、プッシュ・ボタン８を押すことによって、
ＳＴＡＲＴ機能を生じさせ、次に、ソケット３５におけ
る第２の入力信号が、電磁石５２によってもう１つのプ
ッシュ・ボタン９を押すことによって、途中時間の表示
を生じさせる。この時間は、セレクタ６１を用いてユー
ザが決定する時間間隔の間（図示の例では、４秒、８
秒、または、１６秒間）、表示されたままになり、次
に、装置が、プッシュ・ボタン９に対して自動的に第２
の加圧を施して測定時間の表示を続行させる。このモー
ドの場合、ＳＴＯＰ機能を実施することができず、ユー
ザは、まず、通常モードを選択しなければならない。

【００２１】クロノグラフのリセット機能（ＲＥＳＥ
Ｔ）は、ＮＯＲＭ及びＬＡＰモードにおいてロックされ
ている。この機能は、装置のＯＦＦモード時に、ボタン
６３を押すことによって手動で実施される。次に、電磁
石５２がプッシュ・ボタン９を押す。

【００２２】従って、言うまでもなく、本発明によるタ
イミング・ベンチには、１つのクロノグラフ２を納めた
単一制御ボックス１を含むこともできるし、あるいは、
任意の数のクロノグラフを納めた、いくつかのこうした
制御ボックスを含むことも可能であり、これらのクロノ
グラフは、異なるモードで、個々のタイミング・セルか
ら生じる入力信号の機能として、同時に動作することが
可能である。例えば、第１の制御ボックス１は、開始セ
ル及び終了セルに結合されて、通常モードで動作するこ
とが可能である。第２の制御ボックス１’は、第１の制
御ボックスに結合されて、安全手段として通常モードで
動作することもできるし、あるいは、ＬＡＰモードで動
作し、終了セルを通過する毎に、途中時間を表示するこ
とも可能である。第３の制御ボックスは、第２の制御ボ
ックスに接続されて、開始信号を受信し、第３のセルに
接続されて、もう１つの途中時間（ＬＡＰモードで）、
または、もう１つの終了時間を測定することも可能であ
る。

【００２３】１つ以上のクロノグラフを含むタイミング
・ベンチのいかなる構成においても、タイミング・ベン
チは、１つまたは複数の動作モードの選択が済むや否
や、自動的に動作する。従って、ユーザが１人だけで、
彼自身の動作を計時している場合であっても、誰でも、
確実かつ正確にそれを利用することが可能である。

【００２４】一方、制御ボックス１は、とりわけ、クロ
ノグラフ２のセルによって決まる小寸法の物体である。
従って、それは、軽量、コンパクトであり、衣服のポケ
ットに入れて運搬することが可能である。このボックス
は、クロノグラフの優れた保護容器を構成し、クロノグ
ラフのパッケージング及び販売に有効に利用することが
可能である。以上の説明において明らかなように、単純
で安価な構成要素で形成されたこの制御ボックスは、低
コストの生産が可能であり、どんなアマチュアでも購入
することが可能である。アマチュアは、既に所有してい
て、日常生活において手首に装着しているクロノグラフ
腕時計でこの制御ボックスを利用することが可能にな
る。

【００２５】上述の例では、そのプッシュ・ボタンを押
すことによって作動する通常のクロノグラフ腕時計が用
いられているが、本発明は、クロノグラフと制御ボック
スが適正に設計されている場合には、制御ボックスによ
ってクロノグラフを作動させる他のモードにまで拡張す
ることが可能である。例えば、プッシュ・ボタンは、制
御ボックスの接点と協働する電気接点を形成し、作動パ
ルスを受信することが可能である。他の代替案では、赤
外線、ヘルツ波、または、電磁システムによって、制御
ボックスとクロノグラフの間のこうしたパルスの伝送を
実現することが可能である。同様の伝送モードは、タイ
ミング・セルと１つまたは複数の制御ボックスの間で用
いることも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に利用可能な制御ボックスの大まかな
透視図である。

【図２】 ２つのプッシュ・ボタンを備えた現行タイプ
のクロノグラフ腕時計が配置された、少なくとも１つの
図１に示す制御ボックスを含む電気タイミング・ベンチ
の平面図である。

【図３】 図２のタイミング・ベンチの略縦断面図であ
る。

【図４】 図２の矢印ＩＶに沿った制御ボックスの側面
図である。

【図５】 図２のラインＶ−Ｖに沿った、拡大横断面図
である。

【図６】 図２のラインＩＶ−ＩＶに沿った拡大横断面
図である。

【符号の説明】

１ 制御ボックス １’ 第２の制御ボックス ２ クロノグラフ腕時計 ８ プッシュ・ボタン ９ プッシュ・ボタン １１ 本体 １２ ハウジング １３ 拡大部分 １４ パッド １７ カバー １９ 拡大鏡

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも２つの制御素子（８、９）が
   設けられたクロノグラフ（２）を取り外し可能に収納す
   るハウジング（１２）が設けられた制御ボックス（１）
   を含み、その制御ボックスが、セルから生じる電気入力
   信号を受信して、計時される事象を検出する入力ポート
   （３４、３５）と、前記入力信号の機能を果たすために
   クロノグラフ制御素子に作用する作動手段（５１、５
   ２）とを有する自動電気タイミング・ベンチであって、
   少なくとも１つの他の同じ制御ボックス（１’）が接続
   され、それらの制御ボックス間において前記入力信号の
   伝送が行われる補助入力及び補助出力電気ポート（３
   ２、３３）が前記制御ボックス（１）に備わっているこ
   とを特徴とするタイミング・ベンチ。
2. 【請求項２】 前記クロノグラフは、前記制御素子が側
   部プッシュ・ボタン（８、９）であるクロノグラフ腕時
   計であり、前記作動手段に、前記プッシュ・ボタンに作
   用する電磁石（５１、５２）が含まれることを特徴とす
   る請求項１に記載のタイミング・ベンチ。
3. 【請求項３】 前記制御ボックス（１）に、前記クロノ
   グラフの制御素子を作動させるための少なくとも２つの
   異なるモードを選択可能にする、手動モード・セレクタ
   が含まれていることを特徴とする請求項１に記載のタイ
   ミング・ベンチ。
4. 【請求項４】 前記制御ボックス（１）に、前記作動手
   段による前記クロノグラフのリセットを生じさせるよう
   に構成された手動リセット制御素子（０６３）が含まれ
   ている請求項３に記載のタイミング・ベンチ。
5. 【請求項５】 前記制御ボックス（１）の２つの対向側
   面に、他の同じ制御ボックスに連結して、いくつかのク
   ロノグラフを含むタイミング・ベンチの形成を可能にす
   る、互いに相補性の形状（２７、２９）が含まれている
   ことを特徴とする、請求項１に記載のタイミング・ベン
   チ。
6. 【請求項６】 制御ボックスの前記ハウジング（１２）
   が、クロノグラフ表示素子（６）に向う少なくとも１つ
   の透明部分を備えたカバー（１７）によって閉じられて
   いることを特徴とする先行請求項のいずれか１項に記載
   のタイミング・ベンチ。
7. 【請求項７】 カバー（１７）に、前記表示素子に向か
   い合った拡大鏡（１９）が含まれていることを特徴とす
   る請求項６に記載のタイミング・ベンチ。
8. 【請求項８】 前記ハウジング（１２）に、前記クロノ
   グラフ・ケース（３）を収容し、前記作動素子（５１、
   ５２）に対して前記ケースが位置決めされるように形成
   された拡大部分（１３）と、時計バンドを収容するため
   に形成された少なくとも１つの狭くなった部分（１５、
   １６）が含まれることを特徴とする請求項２に記載のタ
   イミング・ベンチ。
9. 【請求項９】 制御用プッシュ・ボタン（８、９）を備
   えるクロノグラフ腕時計（２）を取り外し可能に収容す
   るように構成されたハウジング（１２）を形成させた表
   面部と、セルから生じる電気入力信号を受信して、計時
   される事象を検出する入力ポート（３４、３５）と、前
   記入力信号の機能を果たすためにクロノグラフのプッシ
   ュ・ボタンに作用する電磁石（５１、５２）とが含まれ
   ている電気タイミング・ベンチ用制御ボックス（１）。
10. 【請求項１０】 制御ボックスを少なくとも１つの他の
    同じ制御ボックス（１’）が接続され、それらの制御ボ
    ックス間における前記入力信号の伝送が行えるように構
    成された補助入力及び補助出力ポート（３２、３３）が
    含まれていることを特徴とする請求項９に記載の制御ボ
    ックス。
11. 【請求項１１】 前記ハウジング（１２）が、前記クロ
    ノグラフ表示素子（６）に向かう少なくとも１つの透明
    部分（１９）を備えるカバー（１７）によって閉じられ
    ていることを特徴とする請求項９に記載の制御ボック
    ス。
12. 【請求項１２】 前記クロノグラフのための容器となる
    ことを特徴とする請求項９に記載の制御ボックス。