JPH11142136A - 埋設配管の検査方法 - Google Patents

埋設配管の検査方法

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JPH11142136A
JPH11142136A JP32718297A JP32718297A JPH11142136A JP H11142136 A JPH11142136 A JP H11142136A JP 32718297 A JP32718297 A JP 32718297A JP 32718297 A JP32718297 A JP 32718297A JP H11142136 A JPH11142136 A JP H11142136A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋設された配管を簡便に、かつ、高い信頼性
で検査する方法を提供すること 【解決手段】 地中に配管を埋設し、次に配管を掘り出
して、配管の減肉部を検出し、配管の局所的厚さに対応
する信号を出力できる厚さセンサーを減肉部に取り付
け、その後、配管を地中に埋設し、埋設した後に厚さセ
ンサーの出力信号により減肉部の厚さを測定するもので
ある。配管内の減肉しやすい箇所は、ある程度の期間使
用した後に検査することで検出できる。この箇所は、そ
れ以降も腐食などにより減肉しやすい。そこで、この部
分の減肉を継続的に測定することにより、配管の漏洩、
破損などを検査、予測することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設された
配管の検査方法に関し、特に、原油などの配管内を減肉
しやすい内容物が流通する配管の埋設後の検査方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】原油配管などの配管は、道路を横切るな
どの設置場所の問題から埋設する場合がある。埋設され
た配管は、流通する内容物によって、また、埋設された
環境により腐食、浸食されることがある。このため、あ
る期間ごとに配管の健全性を検査することが必要とな
る。また、埋設された配管は、地上の配管と同じ内容物
が流れていても、温度などの環境が地上とは異なるた
め、その寿命などは予測しがたい。
【0003】従来、このような配管の検査は、埋設した
配管を掘り起こして通常の配管と同様に検査する、埋設
した状態の配管内に特殊なセンサーを挿入して検査する
などの方法で行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配管を
掘り起こしての検査は、検査のために掘り起こす土木工
事が必要となり、工事期間や費用が多大となる。また、
特殊なセンサーを挿入しての検査では、検査期間中は配
管を使用できず、適用できる配管も限定される。
【0005】とくに、埋設配管が石油類などの危険物を
流通させる場合、漏洩などによる環境への影響が大きた
め、高い信頼性が必要とされる。さらに、内容物が原油
の場合は、精製された石油類とは異なり、硫黄分や水分
などを多く含み配管内面の腐食が激しいため、特に頻繁
な検査が必要とされる。
【0006】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、埋設された配管を簡便に、かつ、高い信頼性で
検査する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による埋設配管の
検査方法は、地中に配管を埋設し、次に配管を掘り出し
て、配管の減肉部を検出し、配管の局所的厚さに対応す
る信号を出力できる厚さセンサーを減肉部に取り付け、
その後、配管を地中に埋設し、埋設した後に厚さセンサ
ーの出力信号により減肉部の厚さを測定するものであ
る。
【0008】
【発明の作用・効果】配管内の減肉しやすい箇所は、あ
る程度の期間使用した後に検査することで検出できる。
この箇所は、それ以降も腐食などにより減肉しやすい。
そこで、この部分の減肉を継続的に測定することによ
り、配管の漏洩、破損などを検査、予測することが可能
となる。この際、この箇所における減肉の測定を配管と
ともに埋設した厚さセンサーにより行うため、検査の度
に配管を掘り出す必要はなく、継続的な減肉の把握も可
能である。
【0009】したがって、埋設された配管、特に原油な
どのように配管の内面を腐食、摩耗しやすい内容物を流
通させる配管を簡便に、また、高い精度で検査すること
が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】[配管] 本発明は、用いる配管
が炭素鋼などの鉄系材料からなる場合に有効に用いられ
る。配管の内容物としては、配管を腐食、浸食しやすい
もの、具体的には、原油である場合に特に適する。
【0011】[埋設] 本発明は、配管の地中に埋設さ
れた(埋められた)部分の検査に適用される。配管はそ
の下半分が土に埋められているような、部分的に埋設さ
れている場合にも適用できる。
【0012】[配管の掘り出し] 本発明では、配管を
埋設し、ある期間使用した後、掘り出して配管の減肉部
を検査する。この使用する期間は、配管の減肉が測定可
能な程度進むと予想される期間以上であり、かつ、配管
を十分安全に使用できる期間に設定される。通常、1年
から10年程度である。検査の精度を上げるためには、
埋設されたすべての区間が掘り出されるが、一部分のみ
を掘り出し減肉部を検査することもできる。なお、すべ
ての区間が同時に掘り出される必要はない。
【0013】[減肉部の検出] 本発明では、掘り出し
た配管の肉厚(管の厚み)を測定して、厚みの薄くなっ
ている部分(減肉部)を検出する。減肉部は、検査対象
となる一つの配管において一カ所でもよいし、比較的減
肉している複数の領域を選択してもよい。検査の精度を
上げるために配管の全表面の肉厚を測定して減肉部を検
出するが、減肉が明らかに進むと思われる領域のみを測
定してもよい。ほぼ水平に配設された原油配管では、通
常、配管の下半分で減肉を生じるので、その領域のみを
測定してもよい。
【0014】配管の肉厚(管の厚み)を測定する方法と
しては、管の厚み方向での超音波の反射を利用する方
法、γ線などの電磁波の吸収から測定する方法などを用
いることができる。広い面積を効率よく測定できるの
で、超音波の反射を利用する方法が好ましく用いられ
る。
【0015】[厚さセンサー] 本発明では、減肉部に
厚さセンサーを取り付けて、再び配管を埋設する。厚さ
センサーの取り付け位置は、通常、減肉部から複数の箇
所が選ばれる。厚さセンサーは、その減肉部の配管厚さ
に対応した信号を出力するものである。その信号は、地
上に取り出すことができる。センサー信号に対して信号
処理、演算処理などを行うセンサー信号部は、埋設され
ていても、地上に設置されてもよい。通常、複数の厚さ
センサーに対して一つのセンサー信号部で対応可能であ
る。
【0016】厚さセンサーとしては、取り付けが容易
で、測定精度が高いので、超音波探触子が好ましく用い
られる。これにより配管内へ超音波振動を送受信して、
局所的な肉厚を検出する。通常、超音波探触子のための
センサー信号部として超音波探傷器が用いられる。
【0017】[検査の判断] 厚さセンサーを取り付け
た配管を埋設し、その後、継続して配管を使用する。厚
さセンサーを用いることにより、埋設された配管の肉厚
を継続して測定することができる。この肉厚が所定値以
下になった場合や、肉厚の経時的変化に異常(たとえ
ば、肉厚の急激な減少)が生じた場合などには、再度掘
り起こして検査・補修などを行うことができる。
【0018】[他の検査との併用] 本発明は、他の検
査方法と併用してもよい。本検査方法では、厚さセンサ
ーを配管の外側に密着して固定する場合には、配管外側
に発生する腐食などを検出することは難しく、配管外側
に十分な防食処理を行うなどが必要となる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明の検査方法を図1
を用いて具体的に説明する。
【0020】検査の対象となる配管は、原油を送る配管
1であり、地中2に埋設してある埋設配管部分3とそれ
に連続した地上配管部4からなる。新しい配管を敷設
後、所定期間(たとえば、5年間)通常状態で使用した
後、埋設配管部分3の周りの土を掘り、配管を検査がで
きるように露出させる。超音波探傷法を用いて埋設配管
部分3の検査を行う。これにより配管内面が減肉し、肉
厚が他の部分と比べて局所的に薄い部分である減肉部5
を見つけだす。なお、この際、すでに漏洩・破損の危険
性が予想される部分は補修する。
【0021】減肉部5に厚さセンサー6を固定する。厚
さセンサー6としては、超音波探触子を用い、地中でも
安定に作動するように防水処置などを施す。厚さセンサ
ー6の信号は、地上に設置された超音波探傷器からなる
センサー信号部7に接続するため、配線8により地上に
もうけられたジョイントボックス9に取り出されてい
る。埋設配管部分3の外表面に十分な防食処置を施した
後、再び地中に埋設する。
【0022】埋設後、通常に使用を継続し、一定期間
(たとえば、1年)ごとに減肉部5の肉厚を厚さセンサ
ー6により測定し、埋設配管の健全性を確認する。測定
は、ジョイントボックス9を介して、センサー信号部7
と厚さセンサー6を接続して行う。
【0023】この検査方法によれば、埋設配管部分3を
頻繁に掘り出すことなく、簡単な操作で配管の健全性を
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による原油配管の検査方法を説明する
ための図
【符号の説明】
1 配管 2 地中 3 埋設配管部分 4 地上配管部 5 減肉部 6 厚さセンサー 7 センサー信号部 8 配線 9 ジョイントボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に配管を埋設し、 次に配管を掘り出して、配管の減肉部を検出し、 配管の局所的厚さに対応する信号を出力できる厚さセン
    サーを減肉部に取り付け、 その後、配管を地中に埋設し、 埋設した後に厚さセンサーの出力信号により減肉部の厚
    さを測定する埋設配管の検査方法。
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JP2008224666A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Tohoku Univ マイクロ波配管減肉計測システム

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