JPH11141464A - 振動型圧縮機 - Google Patents

振動型圧縮機

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JPH11141464A
JPH11141464A JP30016297A JP30016297A JPH11141464A JP H11141464 A JPH11141464 A JP H11141464A JP 30016297 A JP30016297 A JP 30016297A JP 30016297 A JP30016297 A JP 30016297A JP H11141464 A JPH11141464 A JP H11141464A
Authority
JP
Japan
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voltage
piston
unit
frequency
outputs
Prior art date
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Pending
Application number
JP30016297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Shibuya
浩洋 渋谷
Hideo Yamamoto
秀夫 山本
Takashi Satomura
尚 里村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP30016297A priority Critical patent/JPH11141464A/ja
Publication of JPH11141464A publication Critical patent/JPH11141464A/ja
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫等に使用される振動型圧縮機におい
て、ピストンの上死点位置を一定に保つだけでなく、ピ
ストン,共振バネ,冷媒ガスからなる系の共振周波数を
検出して常に共振周波数でピストンを動作させ、効率を
向上させることを目的とする。 【解決手段】 電圧決定部113がピストン107の上
死点位置に基づいて出力する電圧値指令と、共振周波数
検出部A115がピストン107の運転周波数検出値と
交流電圧算出値とからピストン107、共振バネ10
8、冷媒ガスからなる系の共振周波数を検出して出力す
る周波数指令とからPWM波形出力部101がPWM波
形を生成して出力する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の振動型
圧縮機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】構造が簡単,小型軽量,高力率,消費電
力が小さいなどの理由から、振動型圧縮機が冷蔵庫など
に使用されている。
【0003】従来例の振動型圧縮機としては、例えば実
開平2−145678号公報に示されているものがあ
る。
【0004】以下、図7を参照しながら従来の振動型圧
縮機について説明する。図7において、1は圧力指令発
生器、2は加算増幅器、3は周波数信号発生器、4はパ
ルス信号発生器、5は電力制御器、6は交流電源、7は
リニアモータ、8はコンプレッサ、9は圧力層、10は
圧縮機、11は圧力検出器を表している。
【0005】交流電源6は電力制御器5に電源を供給す
るものであり、電力制御器5は交流電源6から供給され
る電源とパルス信号発生器4から与えられる信号とを元
に、圧縮機10を構成するリニアモータ7を駆動するも
のである。
【0006】この従来の振動型圧縮機について動作を説
明する。圧力指令発生器1は加算増幅器2に圧力指令を
与え、加算増幅器2は圧力指令発生器1から与えられる
圧力指令と圧力検出器11が検出する圧力値とならびに
周波数信号発生器3が発生する周波数信号を加算増幅
し、パルス信号発生器4に信号出力を行なう。
【0007】パルス信号発生器4は加算増幅器2が出力
する信号を元にパルス信号を電力制御器5に与える。
【0008】電力制御器5はパルス信号発生器4の発生
する信号を元に、交流電源6が供給する電源を用いて振
動型圧縮機11を構成するリニアモータ7を駆動する。
【0009】リニアモータ7が駆動されることによって
コンプレッサ8は圧力槽9で冷媒を吸入,圧縮,吐出を
行なう。
【0010】圧力検出器11は圧力槽9から吐出される
冷媒の圧力を検出し、加算増幅器2に信号出力する。
【0011】このような従来の振動型圧縮機を用いるこ
とによって、圧力指令発生機1が指示する圧力と圧力検
出器11が検出する圧力槽9の圧力とに差異が生じた際
にも加算増幅器2がパルス信号発生器4に与える信号出
力を制御することによって、振動型圧縮機10を期待通
りに動作させようとするものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術を用いた振動型圧縮機では、負荷条件の変化などによ
る振動型圧縮機の共振周波数の変化を検知することがで
きないため、実際の運転周波数と共振周波数との間にず
れが生じ、圧縮効率が低下する等の問題点があった。
【0013】本発明は、かかる点に鑑み、負荷条件の変
化などによって振動型圧縮機の共振周波数が変化するこ
とを考慮し、ピストンの上死点位置を検出して期待値と
の偏差をピストンの振幅値にフィードバックさせて効率
低下を防止するだけでなく、圧縮機の共振周波数を検出
してピストンを共振周波数で運転することによって効率
を向上させることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は商用電源を整流平滑して直流電圧にする整流
平滑部と、PWM(Pulse Width Modu
lation)波形を生成して出力するPWM波形出力
部と、前記PWM波形を前記直流電圧で増幅し交流電圧
を出力するインバータ部と、前記交流電圧により直動の
駆動力を発生するリニアモータと、吸入弁と吐出弁が設
けられた筒状体のシリンダと、前記リニアモータの可動
部に連結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピスト
ンと、前記リニアモータの可動部に連結された共振バネ
と、前記ピストンの軸方向に連結し前記ピストンの変移
を検出しピストン位置信号として出力する変位検出部
と、前記ピストン位置信号から前記ピストンの上死点位
置を検出する上死点位置検出部と、前記ピストン位置信
号から前記ピストンの運転周波数を検出する運転周波数
検出部と、前記直流電圧を検出する直流電圧検出部と、
前記上死点位置に基づいて電圧値指令を前記PWM波形
出力部に出力する電圧決定部と、前記電圧値指令と前記
直流電圧検出値とから前記交流電圧値を算出する交流電
圧算出部と、前記運転周波数検出値と前記交流電圧算出
値とから前記ピストン,前記共振バネ,冷媒ガスからな
る系の共振周波数を検出し周波数指令を前記PWM波形
出力部に出力する共振周波数検出部とから構成したもの
である。
【0015】これにより、振動型圧縮機の高効率化が実
現する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、商用電源を整流平滑して直流電圧にする整流平滑部
と、PWM(Pulse Width Modulat
ion)波形を生成して出力するPWM波形出力部と、
前記PWM波形を前記直流電圧で増幅し交流電圧を出力
するインバータ部と、前記交流電圧により直動の駆動力
を発生するリニアモータと、吸入弁と吐出弁が設けられ
た筒状体のシリンダと、前記リニアモータの可動部に連
結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピストンと、
前記リニアモータの可動部に連結された共振バネと、前
記ピストンの軸方向に連結し前記ピストンの変移を検出
しピストン位置信号として出力する変位検出部と、前記
ピストン位置信号から前記ピストンの上死点位置を検出
する上死点位置検出部と、前記ピストン位置信号から前
記ピストンの運転周波数を検出する運転周波数検出部
と、前記直流電圧を検出する直流電圧検出部と、前記上
死点位置に基づいて電圧値指令を前記PWM波形出力部
に出力する電圧決定部と、前記電圧値指令と前記直流電
圧検出値とから前記交流電圧値を算出する交流電圧算出
部と、前記運転周波数検出値と前記交流電圧算出値とか
ら前記ピストン,前記共振バネ,冷媒ガスからなる系の
共振周波数を検出し周波数指令を前記PWM波形出力部
に出力する共振周波数検出部Aとから構成した振動型圧
縮機としたものであり、前記電圧決定部が前記ピストン
の上死点位置に基づいて出力する電圧値指令と、前記共
振周波数検出部Aが前記ピストンの運転周波数検出値と
前記交流電圧算出値とから前記ピストン,前記共振バ
ネ,冷媒ガスからなる系の共振周波数を検出して出力す
る周波数指令とから前記PWM波形出力部がPWM波形
を生成して出力する。
【0017】そして、前記インバータ部が前記PWM波
形を前記直流電圧で増幅し交流電圧を出力し、前記リニ
アモータが前記交流電圧により直動の駆動力を発生し、
前記リニアモータの可動部に連結された前記ピストンが
前記シリンダ内を軸方向に移動するという作用を有す
る。
【0018】請求項2に記載の発明は、商用電源を整流
平滑して直流電圧にする整流平滑部と、PWM(Pul
se Width Modulation)波形を生成
して出力するPWM波形出力部と、前記PWM波形を前
記直流電圧で増幅し交流電圧を出力するインバータ部
と、前記交流電圧により直動の駆動力を発生するリニア
モータと、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシリン
ダと、前記リニアモータの可動部に連結され前記シリン
ダ内を軸方向に移動するピストンと、前記リニアモータ
の可動部に連結された共振バネと、前記ピストンの軸方
向に連結し前記ピストンの変移を検出しピストン位置信
号として出力する変位検出部と、前記ピストン位置信号
から前記ピストンの上死点位置を検出する上死点位置検
出部と、前記ピストン位置信号から前記ピストンの運転
周波数を検出する運転周波数検出部と、前記直流電圧を
検出する直流電圧検出部と、前記上死点位置に基づいて
電圧値指令を前記PWM波形出力部に出力する電圧決定
部と、前記電圧値指令と前記直流電圧検出値とから前記
交流電圧値を算出する交流電圧算出部と、一定時間を計
測し計測が終了すると加振周波数開始信号を出力する計
時部と、前記加振周波数開始信号により前記運転周波数
検出値と前記交流電圧算出値とから前記ピストン,前記
共振バネ,冷媒ガスからなる系の共振周波数を検出し周
波数指令を前記PWM波形出力部に出力する共振周波数
検出部Bとから構成した振動型圧縮機としたものであ
り、前記電圧決定部が前記ピストンの上死点位置に基づ
いて出力する電圧値指令と、前記共振周波数検出部Bが
前記加振周波数開始信号により前記ピストンの運転周波
数検出値と前記交流電圧算出値とから前記ピストン,前
記共振バネ,冷媒ガスからなる系の共振周波数を検出し
て出力する周波数指令とから、前記PWM波形出力部が
PWM波形を生成して出力する。
【0019】そして、前記インバータ部が前記PWM波
形を前記直流電圧で増幅し交流電圧を出力し、前記リニ
アモータが前記交流電圧により直動の駆動力を発生し、
前記リニアモータの可動部に連結された前記ピストンが
前記シリンダ内を軸方向に移動するという作用を有す
る。
【0020】請求項3に記載の発明は、商用電源を整流
平滑して直流電圧にする整流平滑部と、PWM(Pul
se Width Modulation)波形を生成
して出力するPWM波形出力部と、前記PWM波形を前
記直流電圧で増幅し交流電圧を出力するインバータ部
と、前記交流電圧により直動の駆動力を発生するリニア
モータと、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体のシリン
ダと、前記リニアモータの可動部に連結され前記シリン
ダ内を軸方向に移動するピストンと、前記リニアモータ
の可動部に連結された共振バネと、前記ピストンの軸方
向に連結し前記ピストンの変移を検出しピストン位置信
号として出力する変位検出部と、前記ピストン位置信号
から前記ピストンの上死点位置を検出する上死点位置検
出部と、前記ピストン位置信号から前記ピストンの運転
周波数を検出する運転周波数検出部と、前記直流電圧を
検出する直流電圧検出部と、前記上死点位置に基づいて
電圧値指令を前記PWM波形出力部に出力する電圧決定
部と、前記電圧値指令と前記直流電圧検出値とから前記
交流電圧値を算出する交流電圧算出部と、一定時間を計
測し計測が終了すると加振周波数開始信号を出力する計
時部と、前記上死点位置があらかじめ定められた上死点
位置の範囲内にあれば条件合致信号を出力する開始条件
判定部と、前記加振周波数開始信号と前記条件合致信号
とが揃えば前記運転周波数検出値と前記交流電圧算出値
とから前記ピストン,前記共振バネ,冷媒ガスからなる
系の共振周波数を検出し前記PWM波形出力部に周波数
指令を出力する共振周波数検出部Cとから構成した振動
型圧縮機としたものであり、前記電圧決定部が前記ピス
トンの上死点位置に基づいて出力する電圧値指令と、前
記共振周波数検出部Bが前記加振周波数開始信号と前記
条件合致信号とが揃えば、前記ピストンの運転周波数検
出値と前記交流電圧算出値とから前記ピストン,前記共
振バネ,冷媒ガスからなる系の共振周波数を検出して出
力する周波数指令とから、前記PWM波形出力部がPW
M波形を生成して出力する。
【0021】そして、前記インバータ部が前記PWM波
形を前記直流電圧で増幅し交流電圧を出力し、前記リニ
アモータが前記交流電圧により直動の駆動力を発生し、
前記リニアモータの可動部に連結された前記ピストンが
前記シリンダ内を軸方向に移動するという作用を有す
る。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の第一の実施の形態に
おける振動型圧縮機の構成図である。図2は同実施の形
態における振動型圧縮機の動作を示すフローチャートで
ある。
【0023】図1で、100は整流平滑部で、商用電源
を整流平滑して直流電圧にする。101はPWM波形出
力部で、PWM(Pulse Width Modul
ation)波形を生成して出力する。102はインバ
ータ部で、前記PWM波形を前記直流電圧で増幅し交流
電圧を出力する。103はリニアモータで、前記交流電
圧により直動の駆動力を発生する。
【0024】104は、吸入弁105と吐出弁106と
が設けられた筒状体のシリンダである。107はピスト
ンで、前記リニアモータ103の可動部(図中には記載
せず)に連結され前記シリンダ104内を縦方向に移動
する。108は共振バネで、前記リニアモータ103の
可動部に連結されている。
【0025】109は変位検出部で例えば差動トランス
等から構成され、前記ピストン107の縦方向に連結さ
れており、前記ピストン107の変位を検出しピストン
位置信号として出力する。
【0026】110は上死点位置検出部で、前記ピスト
ン位置信号から、前記ピストン107が往復運動を行な
う際の前記吸入弁105、前記吐出弁106に最も近付
いた点を上死点位置として検出する。この動作は、例え
ば前記ピストン104が前記吸入弁105、前記吐出弁
106に最も近付いてから一旦遠ざかり次に最も近付く
まで、あるいは最も遠ざかってから一旦近付き次に最も
遠ざかるまで等のように、前記ピストン107の往復運
動の1周期毎に上死点位置を検出するものとする。ここ
で、前記上死点位置は、例えば前記吸入弁105、前記
吐出弁106からの距離で600μmなどのように表現
してもよいし、往復運動を行なう前記ピストン107の
振幅中心からの距離で7.50mmなどのように表現し
てもよい。
【0027】111は運転周波数検出部で、前記ピスト
ン位置信号から、前記ピストン107が往復運動を行な
う際の運転周波数を検出する。この動作は、例えば前記
ピストン107が前記吸入弁105、前記吐出弁106
に最も近付いてから一旦遠ざかり次に最も近付くまで、
あるいは最も遠ざかってから一旦近付き次に最も遠ざか
るまでの時間を計測する等のようにして運転周波数を検
出する。
【0028】112は直流電圧検出部で、前記直流電圧
を検出する。113は電圧決定部で、前記上死点位置が
予め定められた一定の値となるように、前記上死点位置
に基づいて電圧値指令を決定し前記PWM波形出力部1
01に出力する。
【0029】114は交流電圧算出部で、前記電圧値指
令と前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値を算出す
る。例えば、前記電圧値指令をV1、前記直流電圧検出
値をV2、前記商用電源が100ボルトのときの前記直
流電圧検出値がV3の場合、前記交流電圧値V4はV4
=V1×V2/V3として算出する。
【0030】115は共振周波数検出部Aで、前記ピス
トン107および前記共振バネ108からなる系の共振
周波数を検出する。これは、前記上死点位置が一定なら
ば前記ピストン107が共振周波数で往復運動を行なっ
た際に前記交流電圧値が最小になることを利用し、あら
かじめ定められた範囲内で前記PWM波形出力部101
に出力する周波数指令を変化させてその時の交流電圧値
の変化を前記交流電圧算出部114で検出し、交流電圧
値が最小となる時の運転周波数検出値を前記ピストン1
07および共振バネ108からなる系の共振周波数と決
定し、前記共振周波数の周波数指令を前記PWM波形出
力部101に出力する。
【0031】前述のように構成された本発明の第一の実
施の形態における振動型圧縮機の動作の一具体例を図2
のフローチャートを用いて説明する。
【0032】ステップ1001:前記PWM波形出力部
101が前記電圧値指令と前記周波数指令をもとにPW
M波形を生成し出力する。
【0033】ステップ1002:前記インバータ部10
2が前記PWM波形を前記直流電圧で増幅して交流電圧
を出力する。
【0034】ステップ1003:前記リニアモータ10
3の可動部に連結された前記ピストン107が前記交流
電圧を駆動力として直動する。
【0035】ステップ1004:前記変位検出部109
が前記ピストン107の変位を検出しピストン位置信号
として出力する。
【0036】ステップ1005:前記上死点位置検出部
110がステップ1004で検出されたピストン位置信
号をもとに前記ピストン107の上死点位置を検出す
る。
【0037】ステップ1007:前記電圧決定部113
がステップ1005で検出された上死点位置をもとに電
圧値指令を決定し、前記PWM波形出力部101に出力
する。
【0038】ステップ1007:前記運転周波数検出部
111がステップ1004で検出された前記ピストン位
置信号をもとに前記ピストン107の運転周波数を検出
する。
【0039】ステップ1008:前記直流電圧検出部1
12が前記直流電圧を検出する。 ステップ1009:前記交流電圧算出部が、ステップ1
006で決定した前記電圧値指令とステップ1008で
検出した前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値を算
出する。
【0040】ステップ1011:前記共振周波数検出部
A115がステップ1009で算出した前記交流電圧値
が最小かどうか判断する。
【0041】ステップ1011:ステップ1010にお
いて前記交流電圧値が最小でなければ前記共振周波数検
出部A115が前記PWM波形出力部101に出力する
周波数指令を変化させ、ステップ1001にもどる。
【0042】ステップ1012:ステップ1010にお
いて前記交流電圧値が最小であれば前記共振周波数検出
部A115はステップ1007で検出した前記運転周波
数値を共振周波数と決定し、前記共振周波数の周波数指
令を前記PWM波形出力部101に出力し、ステップ1
001にもどる。
【0043】以上のように本発明の第一の実施の形態に
おける振動型圧縮機は、前記電圧決定部113が前記ピ
ストン107の上死点位置に基づいて出力する電圧値指
令と、前記共振周波数検出部A115が前記ピストン1
07の運転周波数検出値と前記交流電圧算出値とから前
記ピストン107、前記共振バネ108、冷媒ガスから
なる系の共振周波数を検出して出力する周波数指令とか
ら前記PWM波形出力部101がPWM波形を生成して
出力する。
【0044】そして、前記インバータ部102が前記P
WM波形を前記直流電圧で増幅し交流電圧を出力し、前
記リニアモータ103が前記交流電圧により直動の駆動
力を発生し、前記リニアモータ103の可動部に連結さ
れた前記ピストン107が前記シリンダ104内を軸方
向に移動するという作用を有する。
【0045】このため、前記ピストン107が往復運動
を行なう際の上死点位置を常に所望の位置に保ちながら
温度条件や圧力条件などの外部条件変化時にも共振周波
数でピストン107の往復運動を行なうことができ、効
率を向上させることが可能である。
【0046】(実施の形態2)図3は、本発明の第二の
実施の形態における振動型圧縮機の構成図である。図4
は同実施の形態における振動型圧縮機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0047】図3で、本発明の第一の実施の形態におけ
る振動型圧縮機と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0048】前記電圧決定部113は、前記上死点位置
が予め定められた一定の値となるように、前記上死点位
置に基づいて電圧値指令を決定し前記PWM波形出力部
101に出力する。前記交流電圧算出部114は、前記
電圧値指令と前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値
を算出する。例えば、前記電圧値指令をV1、前記直流
電圧検出値をV2、前記商用電源が100ボルトのとき
の前記直流電圧検出値がV3の場合、前記交流電圧値V
4はV4=V1×V2/V3として算出する。
【0049】200は計時部で、一定時間を計測し計測
が終了すると、加振周波数開始信号を出力する。
【0050】201は共振周波数検出部Bで、前記加振
周波数開始信号により前記ピストン107および前記共
振バネ108からなる系の共振周波数を検出する。これ
は、前記上死点位置が一定ならば前記ピストン107が
共振周波数で往復運動を行なった際に前記交流電圧値が
最小になることを利用し、前記加振周波数開始信号によ
り、あらかじめ定められた範囲内で前記PWM波形出力
部101に出力する周波数指令を変化させてその時の交
流電圧値の変化を前記交流電圧算出部114で検出し、
交流電圧値が最小となる時の運転周波数検出値を前記ピ
ストン107および共振バネ108からなる系の共振周
波数と決定し、前記共振周波数の周波数指令を前記PW
M波形出力部101に出力する。
【0051】前述のように構成された本発明の第二の実
施の形態における振動型圧縮機の動作の一具体例を図4
のフローチャートを用いて説明する。
【0052】ステップ2001:前記PWM波形出力部
101が前記電圧値指令と前記周波数指令をもとにPW
M波形を生成し出力する。
【0053】ステップ2002:前記インバータ部10
2が前記PWM波形を前記直流電圧で増幅して交流電圧
を出力する。
【0054】ステップ2003:前記リニアモータ10
3の可動部に連結された前記ピストン107が前記交流
電圧を駆動力として直動する。
【0055】ステップ2004:前記変位検出部109
が前記ピストン107の変位を検出しピストン位置信号
として出力する。
【0056】ステップ2005:前記上死点位置検出部
110がステップ1004で検出されたピストン位置信
号をもとに前記ピストン107の上死点位置を検出す
る。
【0057】ステップ2006:前記電圧決定部113
がステップ2005で検出された上死点位置をもとに電
圧値指令を決定し、前記PWM波形出力部101に出力
する。
【0058】ステップ2007:前記運転周波数検出部
111がステップ2004で検出された前記ピストン位
置信号をもとに前記ピストン107の運転周波数を検出
する。
【0059】ステップ2008:前記直流電圧検出部1
12が前記直流電圧を検出する。 ステップ2009:前記交流電圧算出部114が、ステ
ップ2006で決定した前記電圧値指令とステップ20
08で検出した前記直流電圧検出値とから前記交流電圧
値を算出する。
【0060】ステップ2010:前記計時部200が一
定時間が経過したかどうか判断し、経過していれば加振
周波数開始信号を出力する。
【0061】ステップ2011:ステップ2010で前
記加振周波数開始信号出力があれば、前記共振周波数検
出部B201がステップ2009で算出した前記交流電
圧値が最小かどうか判断する。
【0062】ステップ2012:ステップ2010で前
記一定時間が経過していない場合及びステップ2011
において前記交流電圧値が最小でなければ、前記共振周
波数検出部B201が前記PWM波形出力部101に出
力する周波数指令を変化させ、ステップ2001にもど
る。
【0063】ステップ2013:ステップ2010にお
いて前記交流電圧値が最小であれば前記共振周波数検出
部B201はステップ2007で検出した前記運転周波
数値を共振周波数と決定し、前記共振周波数の周波数指
令を前記PWM波形出力部101に出力し、ステップ2
001にもどる。
【0064】以上のように本発明の第二の実施の形態に
おける振動型圧縮機は、前記電圧決定部113が前記ピ
ストン107の上死点位置に基づいて出力する電圧値指
令と、前記共振周波数検出部B201が前記計時部20
0からの加振周波数開始信号により前記ピストン107
の運転周波数検出値と前記交流電圧算出値とから前記ピ
ストン107ならびに前記共振バネからなる系の共振周
波数を検出して出力する周波数指令とから、前記PWM
波形出力部101がPWM波形を生成して出力する。
【0065】そして、前記インバータ部102が前記P
WM波形を前記直流電圧で増幅し交流電圧を出力し、前
記リニアモータ103が前記交流電圧により直動の駆動
力を発生し、前記リニアモータ103の可動部に連結さ
れた前記ピストン107が前記シリンダ104内を軸方
向に移動するという作用を有する。
【0066】このため、前記ピストン107が往復運動
を行なう際の上死点位置を常に所望の位置に保ちながら
温度条件や圧力条件などの外部条件変化時にも共振周波
数でピストン107の往復運動を行なうことができ、効
率を向上させることが可能である。
【0067】また、共振周波数を検出するための周波数
変化を一定時間ごとに行うことにより、共振周波数から
外れた周波数で前記ピストン107が往復運動を行なう
時間を短くすることができ、さらなる効率向上が可能で
ある。
【0068】(実施の形態3)図5は、本発明の第三の
実施の形態における振動型圧縮機の構成図である。図6
は同実施の形態における振動型圧縮機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0069】図5で、本発明の第一の実施の形態におけ
る振動型圧縮機ならびに本発明の第二の実施の形態にお
ける振動型圧縮機と同一構成については、同一符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0070】前記電圧決定部113は、前記上死点位置
が予め定められた一定の値となるように、前記上死点位
置に基づいて電圧値指令を決定し前記PWM波形出力部
101に出力する。前記交流電圧算出部114は、前記
電圧値指令と前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値
を算出する。例えば、前記電圧値指令をV1、前記直流
電圧検出値をV2、前記商用電源が100ボルトのとき
の前記直流電圧検出値がV3の場合、前記交流電圧値V
4はV4=V1×V2/V3として算出する。計時部2
00は、一定時間を計測し計測が終了すると、加振周波
数開始信号を出力する。
【0071】300は、開始条件判定部で、前記上死点
位置があらかじめ定められた上死点位置の範囲内にあれ
ば条件合致信号を出力する。これは、前記上死点位置検
出部110が検出する前記ピストン107の上死点位置
が予め定められた条件を満たしているか否かを判定す
る。この際の条件とは例えば予め与えられた上死点位置
基準値からの偏差を用いて「上死点位置基準値と前記上
死点位置検出部110が検出する前記ピストン107の
上死点位置との偏差が±1.00mm以上」などや、前
回前記上死点位置検出部110が検出した前記ピストン
107の上死点位置を記憶しておき「前回の上死点位置
との偏差が±500μm以上」などのように相対量で条
件を設定してもよいし、あるいは「前記上死点位置検出
部110が検出する前記ピストン107の上死点位置が
1.5mm以上」などのように絶対量で条件を設定して
もよいものとする。
【0072】301は共振周波数検出部Cで、前記加振
周波数開始信号と前記条件合致信号とが揃えば前記ピス
トン107および前記共振バネ108からなる系の共振
周波数を検出する。これは、前記上死点位置が一定なら
ば前記ピストン107が共振周波数で往復運動を行なっ
た際に前記交流電圧値が最小になることを利用し、前記
加振周波数開始信号と前記条件合致信号とが揃えば、あ
らかじめ定められた範囲内で前記PWM波形出力部10
1に出力する周波数指令を変化させてその時の交流電圧
値の変化を前記交流電圧算出部114で検出し、交流電
圧値が最小となる時の運転周波数検出値を前記ピストン
107および共振バネ108からなる系の共振周波数と
決定し、前記共振周波数の周波数指令を前記PWM波形
出力部101に出力する。
【0073】前述のように構成された本発明の第三の実
施の形態における振動型圧縮機の動作の一具体例を図6
のフローチャートを用いて説明する。
【0074】ステップ3001:前記PWM波形出力部
101が前記電圧値指令と前記周波数指令をもとにPW
M波形を生成し出力する。
【0075】ステップ3002:前記インバータ部10
2が前記PWM波形を前記直流電圧で増幅して交流電圧
を出力する。
【0076】ステップ3003:前記リニアモータ10
3の可動部に連結された前記ピストン107が前記交流
電圧を駆動力として直動する。
【0077】ステップ3004:前記変位検出部109
が前記ピストン107の変位を検出しピストン位置信号
として出力する。
【0078】ステップ3005:前記上死点位置検出部
110がステップ1004で検出されたピストン位置信
号をもとに前記ピストン107の上死点位置を検出す
る。
【0079】ステップ3006:前記電圧決定部113
がステップ2005で検出された上死点位置をもとに電
圧値指令を決定し、前記PWM波形出力部101に出力
する。
【0080】ステップ3007:前記運転周波数検出部
111がステップ2004で検出された前記ピストン位
置信号をもとに前記ピストン107の運転周波数を検出
する。
【0081】ステップ3008:前記直流電圧検出部1
12が前記直流電圧を検出する。 ステップ3009:前記交流電圧算出部114が、ステ
ップ2006で決定した前記電圧値指令とステップ20
08で検出した前記直流電圧検出値とから前記交流電圧
値を算出する。
【0082】ステップ3010:前記計時部200が一
定時間が経過したかどうか判断し、経過していれば加振
周波数開始信号を出力する。
【0083】ステップ3011:ステップ3010で前
記加振周波数開始信号出力があれば、前記開始条件判定
部300がステップ3005で検出した前記上死点位置
があらかじめ定められた上死点位置の範囲内にあるかど
うか判断し、範囲内にあれば条件合致信号を出力する。
【0084】ステップ3012:ステップ3011で前
記条件合致信号出力があれば、前記共振周波数検出部C
301がステップ3009で算出した前記交流電圧値が
最小かどうか判断する。
【0085】ステップ3013:ステップ3010で前
記一定時間が経過していない場合及びステップ3011
で前記上死点位置があらかじめ定められた上死点位置の
範囲内にない場合及びステップ3012において前記交
流電圧値が最小でなければ、前記共振周波数検出部C3
01が前記PWM波形出力部101に出力する周波数指
令を変化させ、ステップ3001にもどる。
【0086】ステップ3014:ステップ3012にお
いて前記交流電圧値が最小であれば前記共振周波数検出
部C301はステップ3007で検出した前記運転周波
数値を共振周波数と決定し、前記共振周波数の周波数指
令を前記PWM波形出力部101に出力し、ステップ3
001にもどる。
【0087】以上のように本発明の第三の実施の形態に
おける振動型圧縮機は、前記電圧決定部113が前記ピ
ストン107の上死点位置に基づいて出力する電圧値指
令と、前記共振周波数検出部C301が前記計時部20
0からの加振周波数開始信号と前記開始条件判定部30
0からの条件合致信号とが揃えば前記ピストン107の
運転周波数検出値と前記交流電圧算出値とから前記ピス
トン107ならびに前記共振バネからなる系の共振周波
数を検出して出力する周波数指令とから、前記PWM波
形出力部101がPWM波形を生成して出力する。
【0088】そして、前記インバータ部102が前記P
WM波形を前記直流電圧で増幅し交流電圧を出力し、前
記リニアモータ103が前記交流電圧により直動の駆動
力を発生し、前記リニアモータ103の可動部に連結さ
れた前記ピストン107が前記シリンダ104内を軸方
向に移動するという作用を有する。
【0089】このため、前記ピストン107が往復運動
を行なう際の上死点位置を常に所望の位置に保ちながら
温度条件や圧力条件などの外部条件変化時にも共振周波
数でピストン107の往復運動を行なうことができ、効
率を向上させることが可能である。
【0090】また、共振周波数を検出するための周波数
変化を一定時間ごとに行うことにより、共振周波数から
外れた周波数で前記ピストン107が往復運動を行なう
時間を短くすることができ、さらなる効率向上が可能で
ある。
【0091】また、共振周波数を検出するための周波数
変化を前記上死点位置があらかじめ定められた上死点位
置の範囲内にある場合に行うことにより、周波数変化で
前記ピストン107の往復動のストロークが長くなるに
よる前記ピストン107と前記シリンダ104の上端と
の衝突等の振動型圧縮機の故障原因をなくすことが可能
である。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、商用電源
を整流平滑して直流電圧にする整流平滑部と、PWM
(Pulse Width Modulation)波
形を生成して出力するPWM波形出力部と、前記PWM
波形を前記直流電圧で増幅し交流電圧を出力するインバ
ータ部と、前記交流電圧により直動の駆動力を発生する
リニアモータと、吸入弁と吐出弁が設けられた筒状体の
シリンダと、前記リニアモータの可動部に連結され前記
シリンダ内を軸方向に移動するピストンと、前記リニア
モータの可動部に連結された共振バネと、前記ピストン
の軸方向に連結し前記ピストンの変移を検出しピストン
位置信号として出力する変位検出部と、前記ピストン位
置信号から前記ピストンの上死点位置を検出する上死点
位置検出部と、前記ピストン位置信号から前記ピストン
の運転周波数を検出する運転周波数検出部と、前記直流
電圧を検出する直流電圧検出部と、前記上死点位置に基
づいて電圧値指令を前記PWM波形出力部に出力する電
圧決定部と、前記電圧値指令と前記直流電圧検出値とか
ら前記交流電圧値を算出する交流電圧算出部と、前記運
転周波数検出値と前記交流電圧算出値とから前記ピスト
ン,前記共振バネ,冷媒ガスからなる系の共振周波数を
検出し周波数指令を前記PWM波形出力部に出力する共
振周波数検出部Aとを設けることにより、前記ピストン
が往復運動を行なう際の上死点位置を常に所望の位置に
保ちながら温度条件や圧力条件などの外部条件変化時に
も共振周波数でピストンの往復運動を行なうことがで
き、振動型圧縮機の効率を向上させることが可能であ
る。
【0093】また、商用電源を整流平滑して直流電圧に
する整流平滑部と、PWM(Pulse Width
Modulation)波形を生成して出力するPWM
波形出力部と、前記PWM波形を前記直流電圧で増幅し
交流電圧を出力するインバータ部と、前記交流電圧によ
り直動の駆動力を発生するリニアモータと、吸入弁と吐
出弁が設けられた筒状体のシリンダと、前記リニアモー
タの可動部に連結され前記シリンダ内を軸方向に移動す
るピストンと、前記リニアモータの可動部に連結された
共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し前記ピスト
ンの変移を検出しピストン位置信号として出力する変位
検出部と、前記ピストン位置信号から前記ピストンの上
死点位置を検出する上死点位置検出部と、前記ピストン
位置信号から前記ピストンの運転周波数を検出する運転
周波数検出部と、前記直流電圧を検出する直流電圧検出
部と、前記上死点位置に基づいて電圧値指令を前記PW
M波形出力部に出力する電圧決定部と、前記電圧値指令
と前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値を算出する
交流電圧算出部と、一定時間を計測し計測が終了すると
加振周波数開始信号を出力する計時部と、前記加振周波
数開始信号により前記運転周波数検出値と前記交流電圧
算出値とから前記ピストン,前記共振バネ,冷媒ガスか
らなる系の共振周波数を検出し周波数指令を前記PWM
波形出力部に出力する共振周波数検出部Bとを設けるこ
とにより、前記ピストンが往復運動を行なう際の上死点
位置を常に所望の位置に保ちながら温度条件や圧力条件
などの外部条件変化時にも共振周波数でピストンの往復
運動を行なうことができ、振動型圧縮機の効率を向上さ
せることが可能である。さらに、共振周波数を検出する
ための周波数変化を一定時間ごとに行うことにより、共
振周波数から外れた周波数で前記ピストンが往復運動を
行なう時間を短くすることができ、さらなる効率向上が
可能である。
【0094】また、商用電源を整流平滑して直流電圧に
する整流平滑部と、PWM(Pulse Width
Modulation)波形を生成して出力するPWM
波形出力部と、前記PWM波形を前記直流電圧で増幅し
交流電圧を出力するインバータ部と、前記交流電圧によ
り直動の駆動力を発生するリニアモータと、吸入弁と吐
出弁が設けられた筒状体のシリンダと、前記リニアモー
タの可動部に連結され前記シリンダ内を軸方向に移動す
るピストンと、前記リニアモータの可動部に連結された
共振バネと、前記ピストンの軸方向に連結し前記ピスト
ンの変移を検出しピストン位置信号として出力する変位
検出部と、前記ピストン位置信号から前記ピストンの上
死点位置を検出する上死点位置検出部と、前記ピストン
位置信号から前記ピストンの運転周波数を検出する運転
周波数検出部と、前記直流電圧を検出する直流電圧検出
部と、前記上死点位置に基づいて電圧値指令を前記PW
M波形出力部に出力する電圧決定部と、前記電圧値指令
と前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値を算出する
交流電圧算出部と、一定時間を計測し計測が終了すると
加振周波数開始信号を出力する計時部と、前記上死点位
置があらかじめ定められた上死点位置の範囲内にあれば
条件合致信号を出力する開始条件判定部と、前記加振周
波数開始信号と前記条件合致信号とが揃えば前記運転周
波数検出値と前記交流電圧算出値とから前記ピストン,
前記共振バネ,冷媒ガスからなる系の共振周波数を検出
し前記PWM波形出力部に周波数指令を出力する共振周
波数検出部Cとを設けることにより、前記ピストンが往
復運動を行なう際の上死点位置を常に所望の位置に保ち
ながら温度条件や圧力条件などの外部条件変化時にも共
振周波数でピストンの往復運動を行なうことができ、振
動型圧縮機の効率を向上させることが可能である。
【0095】さらに、共振周波数を検出するための周波
数変化を一定時間ごとに行うことにより、共振周波数か
ら外れた周波数で前記ピストンが往復運動を行なう時間
を短くすることができ、さらなる効率向上が可能であ
る。さらに、共振周波数を検出するための周波数変化を
前記上死点位置があらかじめ定められた上死点位置の範
囲内にある場合に行うことにより、周波数変化で前記ピ
ストンの往復動のストロークが長くなるによる前記ピス
トンと前記シリンダの上端との衝突等の振動型圧縮機の
故障原因をなくすことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における振動型圧縮
機の構成図
【図2】本発明の第一の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図3】本発明の第二の実施の形態における振動型圧縮
機の構成図
【図4】本発明の第二の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図5】本発明の第三の実施の形態における振動型圧縮
機の構成図
【図6】本発明の第三の実施の形態の動作を示すフロー
チャート
【図7】従来例の振動型圧縮機の構成図
【符号の説明】
100 整流平滑部 101 PWM波形出力部 102 インバータ部 103 リニアモータ 104 シリンダ 105 吸入弁 106 吐出弁 107 ピストン 108 共振バネ 109 変位検出部 110 上死点位置検出部 111 運転周波数検出部 112 直流電圧検出部 113 電圧決定部 114 交流電圧検出部 115 共振周波数検出部A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を整流平滑して直流電圧にする
    整流平滑部と、PWM(Pulse Width Mo
    dulation)波形を生成して出力するPWM波形
    出力部と、前記PWM波形を前記直流電圧で増幅し交流
    電圧を出力するインバータ部と、前記交流電圧により直
    動の駆動力を発生するリニアモータと、吸入弁と吐出弁
    が設けられた筒状体のシリンダと、前記リニアモータの
    可動部に連結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピ
    ストンと、前記リニアモータの可動部に連結された共振
    バネと、前記ピストンの軸方向に連結し前記ピストンの
    変移を検出しピストン位置信号として出力する変位検出
    部と、前記ピストン位置信号から前記ピストンの上死点
    位置を検出する上死点位置検出部と、前記ピストン位置
    信号から前記ピストンの運転周波数を検出する運転周波
    数検出部と、前記直流電圧を検出する直流電圧検出部
    と、前記上死点位置に基づいて電圧値指令を前記PWM
    波形出力部に出力する電圧決定部と、前記電圧値指令と
    前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値を算出する交
    流電圧算出部と、前記運転周波数検出値と前記交流電圧
    算出値とから前記ピストン,前記共振バネ,冷媒ガスか
    らなる系の共振周波数を検出し周波数指令を前記PWM
    波形出力部に出力する共振周波数検出部Aとから構成し
    た振動型圧縮機。
  2. 【請求項2】 商用電源を整流平滑して直流電圧にする
    整流平滑部と、PWM(Pulse Width Mo
    dulation)波形を生成して出力するPWM波形
    出力部と、前記PWM波形を前記直流電圧で増幅し交流
    電圧を出力するインバータ部と、前記交流電圧により直
    動の駆動力を発生するリニアモータと、吸入弁と吐出弁
    が設けられた筒状体のシリンダと、前記リニアモータの
    可動部に連結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピ
    ストンと、前記リニアモータの可動部に連結された共振
    バネと、前記ピストンの軸方向に連結し前記ピストンの
    変移を検出しピストン位置信号として出力する変位検出
    部と、前記ピストン位置信号から前記ピストンの上死点
    位置を検出する上死点位置検出部と、前記ピストン位置
    信号から前記ピストンの運転周波数を検出する運転周波
    数検出部と、前記直流電圧を検出する直流電圧検出部
    と、前記上死点位置に基づいて電圧値指令を前記PWM
    波形出力部に出力する電圧決定部と、前記電圧値指令と
    前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値を算出する交
    流電圧算出部と、一定時間を計測し計測が終了すると加
    振周波数開始信号を出力する計時部と、前記加振周波数
    開始信号により前記運転周波数検出値と前記交流電圧算
    出値とから前記ピストン,前記共振バネ,冷媒ガスから
    なる系の共振周波数を検出し周波数指令を前記PWM波
    形出力部に出力する共振周波数検出部Bとから構成した
    振動型圧縮機。
  3. 【請求項3】 商用電源を整流平滑して直流電圧にする
    整流平滑部と、PWM(Pulse Width Mo
    dulation)波形を生成して出力するPWM波形
    出力部と、前記PWM波形を前記直流電圧で増幅し交流
    電圧を出力するインバータ部と、前記交流電圧により直
    動の駆動力を発生するリニアモータと、吸入弁と吐出弁
    が設けられた筒状体のシリンダと、前記リニアモータの
    可動部に連結され前記シリンダ内を軸方向に移動するピ
    ストンと、前記リニアモータの可動部に連結された共振
    バネと、前記ピストンの軸方向に連結し前記ピストンの
    変移を検出しピストン位置信号として出力する変位検出
    部と、前記ピストン位置信号から前記ピストンの上死点
    位置を検出する上死点位置検出部と、前記ピストン位置
    信号から前記ピストンの運転周波数を検出する運転周波
    数検出部と、前記直流電圧を検出する直流電圧検出部
    と、前記上死点位置に基づいて電圧値指令を前記PWM
    波形出力部に出力する電圧決定部と、前記電圧値指令と
    前記直流電圧検出値とから前記交流電圧値を算出する交
    流電圧算出部と、一定時間を計測し計測が終了すると加
    振周波数開始信号を出力する計時部と、前記上死点位置
    があらかじめ定められた上死点位置の範囲内にあれば条
    件合致信号を出力する開始条件判定部と、前記加振周波
    数開始信号と前記条件合致信号とが揃えば前記運転周波
    数検出値と前記交流電圧算出値とから前記ピストン,前
    記共振バネ,冷媒ガスからなる系の共振周波数を検出し
    前記PWM波形出力部に周波数指令を出力する共振周波
    数検出部Cとから構成した振動型圧縮機。
JP30016297A 1997-10-31 1997-10-31 振動型圧縮機 Pending JPH11141464A (ja)

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