JPH11141462A - 携帯用電動エアーポンプ - Google Patents

携帯用電動エアーポンプ

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Publication number
JPH11141462A
JPH11141462A JP30094597A JP30094597A JPH11141462A JP H11141462 A JPH11141462 A JP H11141462A JP 30094597 A JP30094597 A JP 30094597A JP 30094597 A JP30094597 A JP 30094597A JP H11141462 A JPH11141462 A JP H11141462A
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JP
Japan
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pump
air
case
portable electric
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP30094597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nonaka
中 剛 野
Itsuo Tomoigawa
逸 雄 友井川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内にごみや雨水が侵入しにくいととも
に、不使用時に繁雑にならない携帯用電動エアーポンプ
を提供する。 【解決手段】 ケース2内の空気取入口12から離れた
位置に形成された隔板17、隔板17に形成されたスリ
ット19、第1の外部接続部材6、第2の外部接続部材
7、空気取入口12と隔板17とのあいだに形成され、
第1、第2の外部接続部材6、7を収容可能な部材収容
部18、モータ部4の回転とともに回転し、スリット1
9を通じて空気取入口12から吸引した空気を空気排出
口10、11から排出する回転翼5を備えている携帯用
電動エアーポンプ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤやボート
などに空気を入れるのに用いられる携帯用電動エアーポ
ンプに関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤやボートなどに空気を入れる携帯
用電動エアーポンプとしては、モータに備えたアーマチ
ュアシャフトにポンプが結合され、モータに通電するこ
とによって、ポンプより吐出される空気を用いるものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した携帯用電動エ
アーポンプでは、モータおよびポンプが収容されたケー
スの一方側に空気取入口が設けられているとともにケー
スの他方側に空気排出口が設けられており、モータとと
もに回転する回転翼によって空気取入口から空気をケー
ス内に取入れ、空気排出口から空気を排出することによ
って、ケース内の換気を行っていた。そのため、ケース
の一方側の空気取入口から、ごみや雨水などが侵入し易
いという問題点があった。
【0004】また、上記の携帯用電動エアーポンプで
は、タイヤやボートに繋げるホース、電源に接続させる
電源コードなどを収容するスペースがなく、それによっ
て、車両のトランクなどにしまっておく際に、繁雑にな
り易いという問題点があった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わる携帯用電動エアーポン
プは、ケース内にごみや雨水が侵入にくいとともに、不
使用時に繁雑にならない携帯用電動エアーポンプを提供
することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる携帯用電動エアーポンプでは、ケースと、ケースの
一方側に配置された空気取入口と、ケースの他方側に配
置された空気排出口と、ケース内の空気取入口から離れ
た位置に形成された隔板と、ケース内の隔板と空気排出
口とのあいだに形成されたポンプ収容部と、空気取入口
からポンプ収容部内に連通して隔板に形成されたスリッ
トと、流体吸引部と流体吐出部とが形成されてポンプ収
容部内の空気排出口側に配置され、流体吸引部から吸引
した流体を流体吐出部から吐出するポンプ部と、ポンプ
部の流体吐出部に連通接続され、空気取入口からケース
の外に引き出される第1の外部接続部材と、ポンプ収容
部内の隔板側に配置されてポンプ部に結合され、通電に
より回転してポンプ部を回転させるモータ部と、モータ
部に電気的に接続され、空気取入口からケースの外に引
き出される第2の外部接続部材と、空気取入口と隔板と
のあいだに形成され、第1、第2の外部接続部材を収容
可能な部材収容部と、ポンプが吐出する流体の圧力を表
示するゲージと、ポンプ収容部の空気取入口側に配置さ
れ、モータ部に結合されてモータ部の回転とともに回転
し、スリットを通じて空気取入口から吸引した空気を空
気排出口から排出する回転翼を備えている構成としたこ
とを特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わる携帯用電動エ
アーポンプでは、空気取入口は、ケースの一方側に配置
された側板に形成され、部材収容部は、側板と隔板との
あいだに空間状にして形成されている構成としたことを
特徴としている。
【0009】この発明の請求項3に係わる携帯用電動エ
アーポンプでは、ケースのポンプ収容部には、モータ部
およびポンプ部のまわりに配置され、隔板のスリットか
ら空気排出口まで連通形成された流路を備えている構成
としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項4に係わる携帯用電動エ
アーポンプでは、隔板に形成されたスリットの開口面積
は、空気取入口の開口面積よりも小さく選ばれている構
成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項5に係わる携帯用電動エ
アーポンプでは、ケースには、携行用のハンドルが形成
され、ポンプ収容部には、該ハンドルの下方にモータ部
が収容されている構成としたことを特徴としている。
【0012】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる携帯用電動
エアーポンプにおいて、ポンプ部が回転することによっ
て回転翼が回転すると、ポンプ収容部内に負圧が発生
し、この負圧によって、空気取入口から部材収容部内に
空気が導かれてから、隔板のスリットを通じてポンプ収
容部内に空気が導かれ、ポンプ収容部内に導かれた空気
が空気排出口からケースの外に排出される。それ故、ポ
ンプ収容部に吸引される空気は、空気取入口から部材収
容部内に一旦入ってから、隔板のスリットを通ってポン
プ収容部に導かれるので、空気取入口からポンプ収容部
に直接導かれることがない。また、第1の外部接続部材
および第2の外部接続部材は、携帯用電動エアーポンプ
を使わないときに、部材収容部に収められる。それ故、
第1、第2の外部接続部材がケースの外に出たままにな
ることがない。
【0013】この発明の請求項2に係わる携帯用電動エ
アーポンプにおいて、部材収容部は、側板と隔板とのあ
いだに空間状に形成されている。それ故、請求項1の作
用に加え、雨水やごみが部材収容部から隔板のスリット
まで到達しない。
【0014】この発明の請求項3に係わる携帯用電動エ
アーポンプにおいて、ケースのポンプ収容部内に導かれ
た空気は、モータ部およびポンプ部のまわりの流路を通
って空気排出口に向かう。それ故、請求項2の作用に加
え、流路を通る空気によってモータ部およびポンプ部の
冷却が効率的に行なわれる。
【0015】この発明の請求項4に係わる携帯用電動エ
アーポンプにおいて、隔板のスリットの開口面積の方が
空気取入口の開口面積よりも小さい。それ故、請求項3
の作用に加え、回転翼が回転する際に、ポンプ収容部内
に、より大きな負圧が発生する。
【0016】この発明の請求項5に係わる携帯用電動エ
アーポンプにおいて、重量の大きいモータ部が携行用の
ハンドルの下方に配置される。それ故、請求項4の作用
に加え、携行する際や路上等に置いておくときに不安定
にならない。
【0017】
【実施例】図1ないし図6には、この発明に係わる携帯
用電動エアーポンプの一実施例が示されている。
【0018】図示する携帯用電動エアーポンプ1は、主
として、ケース2、ポンプ部3、モータ部4、回転翼
5、ホース6、電源コード7、ゲージ8から構成されて
いる。
【0019】ケース2は、図3に示されるように、第1
のケース2aと、この第1のケース2aに一対の第2の
ケース2bとから形成されている。第1のケース2aは
第2のケース2bにねじ40をねじ込ませることによっ
て一体的に結合されている。
【0020】ケース2には、前板2c、後板2d、前板
2cの一方側に配置された第1の側板2e、前板2cの
他方側に配置された第2の側板2f、天板2g、底板2
hが備えられている。
【0021】前板2c、後板2dのそれぞれのほぼ中央
にはハンドル9が形成されている。ハンドル9は、前板
2c、後板2dの上方寄りが長孔状に貫通されることに
より、図5に示されるように、略円筒形状にして前板2
c、後板2dの下方側から分割して形成されている。ハ
ンドル9は、この携帯用電動エアーポンプ1を携行する
際に手で持つのに用いられる。
【0022】前板2c、後板2dには、ハンドル9が形
成された上方寄りに、空気排出口10、11がそれぞれ
形成されている。
【0023】空気排出口10、11は、図3に示される
ように、いずれも8個の長孔形に形成されて横2列に並
べて配置されており、ケース2内から外側に連通してい
る。空気排出口10、11は、後述する通気流路22を
通って導かれてきた空気をケース2の外にそれぞれ排出
する機能をもつ。
【0024】第1の側板2eには、空気取入口12が形
成されている。空気取入口12は、図4に示されるよう
に、第1の側板2eのほぼ中央に略台形の開口として形
成されており、ケース2の外側から内側に連通してい
る。この空気取入口12は、ケース2の外側から内側に
空気を取入れるための機能をもつ。また、この空気取入
口12の開口面積は、後述するホース6の端部に設けら
れたノズル、同じく後述する電源コード7の端部に設け
られたプラグの大きさよりも充分大きくされている。
【0025】ケース2の第2の側板2fには、上方寄り
に丸孔13が形成されている。丸孔13には、ポンプ部
3に備えた吸入ノズル3eが挿通される。
【0026】天板2gには、図3に示されるように、ス
イッチ孔14、ゲージ表示部15が形成されている。
【0027】スイッチ孔14内には、後述するスイッチ
21に備えた操作ノブ21aが配置される。ゲージ表示
部15は、中央部に配置された透明部分にめもり15a
が記載されている。このめもり15aは、後述するゲー
ジ8の表示に用いられる。
【0028】底板2hには、4個のベース16、16、
16、16が形成されている。ベース16、16、1
6、16の下面は同一の平面を形成しているため、ベー
ス16、16、16、16はこの携帯用電動エアーポン
プ1を起立させるのに用いられる。
【0029】第1の側板2eの内側には、図1に示され
るように、隔板17が形成されており、第1の側板2e
から隔板17までのあいだに部材収容部18が形成され
ている。
【0030】隔板17は、第1の側板2eから離れた位
置に第1の側板2eに平行にして配置されており、隔板
17のほぼ中央には、スリット19が形成されている。
スリット19は、図4に示されるように、4分割されて
いて全体として円形状をなし、部材収容部18を空気排
出口10、11に連通させる機能をもつ。スリット19
の開口面積は第1の側板2eに形成された空気取入口1
2の開口面積よりも小さい。スリット19は、その開口
面積が空気取入口12の開口面積よりも小さいため、回
転翼5が回転した際にポンプ収容部20の隔板17側
に、より大きな負圧を発生させる機能をもつ。
【0031】部材収容部18は、第1の側板2eから隔
板17までのあいだに空間状に形成されている。この部
材収容部18の容積は、後述するホース6、このホース
6の端部に設けられたノズル、同じく後述する電源コー
ド7、この電源コード7の端部に設けられたプラグが収
容可能な大きさをもつため、ホース6、電源コード7を
使用しないときに、収容しておくための機能をもつ。
【0032】隔板17と空気排出口10、11とのあい
だには、ポンプ収容部20が配置されている。ポンプ収
容部20内には、ポンプ部3、モータ部4が収容されて
いる。ポンプ収容部20は、隔板17の図1中左側か
ら、ハンドル9の下方を通って空気排出口10、11ま
でのL字形状をなす空間にされており、このポンプ収容
部20には、ハンドル9のほぼ中央部にモータヨーク支
持部20a、20aがそれぞれ対向して形成されている
とともに、空気排出口10、11の近傍にダンパ支持部
20b、20bがそれぞれ形成されている。モータヨー
ク支持部20a,20aは、後述するモータ部4に備え
たモータヨーク4aを支持し、ダンパ支持部20b、2
0bは、後述するポンプ部3に備えた第1、第2のダン
パ3i、3jをそれぞれ支持する。
【0033】モータ部4には、モータヨーク4a内に図
示しないアーマチュアと、同じく図示しないマグネット
とが収容されており、アーマチュアに備えたアーマチュ
アシャフト4bの一端部がモータヨーク4aの端部から
隔板17側に突出し、アーマチュアシャフト4bの他端
部がポンプ部3に結合されている。モータヨーク4aの
一端部から突出したアーマチュアシャフト4bには、回
転翼5が固定されている。モータ部4はハンドル9の下
方に配置されているため、ハンドル9を手で持った際に
モータ部4の重量がケース2の中央にかかるから安定す
る。
【0034】モータ部4では、アーマチュアに対して通
電するための図示しないブラシに電源コード7の一端部
が電気的に接続され、その電源コード7がモータヨーク
4aから引き出されている。モータ部4では、電源コー
ド7に電源の電流が供給されると、アーマチュアが回転
することによってポンプ部3に回転力を与える。
【0035】ポンプ部3には、図6に示されるように、
シリンダ3a、シリンダヘッド3b、吸入弁3c、吐出
弁3d、吸入ノズル3e、吐出ノズル3f、揺動式のピ
ストン3g、偏心部材3h、第1のダンパ3i、第2の
ダンパ3jが備えられている。
【0036】シリンダ3aの一端部は、モータ部4のモ
ータヨーク4aにねじ止められており、シリンダ3aの
他端部には、吸入ポート3a1、吐出ポート3a2が形
成されている。吸入ポート3a1、吐出ポート3a2は
シリンダヘッド3b内で吸入弁3c、吐出弁3dを介し
てこのシリンダヘッド3bに結合された吸入ノズル3
e、吐出ノズル3fにそれぞれ独立して連通接続されて
いる。シリンダ3aの他端部側にはライナー3kが取付
けられている。
【0037】ポンプ部3では、ケース2の丸孔13内に
挿入された吸入ノズル3eがケース2の外に露出され、
吐出ノズル3fにホース6の一端部が連通接続される。
そして、偏心部材3hがモータ部4に備えたアーマチュ
アシャフト4bの他端部に固定され、この偏心部材3h
に備えた偏心軸3h1がピストン3gのコンロッド3g
1に回転可能に結合される。
【0038】また、ポンプ部3では、吸入ノズル3eの
外側に第1のダンパ3iが嵌付けられるとともに、吐出
ノズル3fの外側に第2のダンパ3jが嵌付けられて、
第1のタンパ3i、第2のダンパ3jがケース2のダン
パ支持部20b、20bにそれぞれ支持されている。
【0039】ポンプ部3では、モータ部4から回転力が
与えられると、偏心部材3hの偏心軸3h1がアーマチ
ュアシャフト4bに対して偏心しながら回転することに
よって、コンロッド3g1を介してピストン3gがライ
ナー3k内の上死点と下死点とのあいだを揺動しながら
往復移動し、ピストン3gの往復移動により、吸入弁3
cを通じて吸入ノズル3eからライナー3k内に空気を
吸引し、吐出弁3dを通じて吐出ノズル3fからホース
6内に空気を送給する。
【0040】ポンプ部3の吐出ノズル3fには、ゲージ
8が取付けられている。ゲージ8は、ハンドル9の円筒
部内に収容されており、戻しばね8aを介してプランジ
ャ8bがホルダ8cによって移動可能に支持されてい
る。ホルダ8cの内側は吐出ノズル3f内に連通されて
いる。ゲージ8は、吐出ノズル3f内の圧力が上がる
と、戻しばね8aに抗してプランジャ8bがスイッチ2
1側に移動するため、プランジャ8bに記載されたマー
クをケース2のゲージ表示部15から見ることによって
ポンプ部3の吐出圧力が認識される。
【0041】ポンプ収容部20に収められたポンプ部
3、モータ部4は、モータ部4のモータヨーク4aが隔
板17寄りに配置され、ポンプ部3のシリンダ3aが空
気排出口10、11寄りに配置されている。そのため、
ポンプ収容部20には、図5に示されるように、隔板1
7のスリット19から、モータ部4のモータヨーク4a
の外側を通ってポンプ部3のシリンダ3aの外側を通
り、空気排出口10、11に至る空間状の通気流路22
が形成されている。この通気流路22は、モータ部4の
アーマチュアシャフト4bが回転し、回転翼5が回転す
ることによって、ポンプ収容部20内に負圧が発生し
て、隔板17のスリット19内を通ってポンプ収容部2
0内に導入された空気をモータ部4のモータヨーク4a
側からポンプ部のシリンダ3aに向けて流すことによっ
てポンプ部3のシリンダ3aを強制的に冷却する機能を
もつ。
【0042】ゲージ8の近傍には、スイッチ21が配置
されている。スイッチ21には、モータヨーク4a内に
引き入れられた電源コード7の一端側が電気的に接続さ
れており、このスイッチ21に備えた操作ノブ21aが
ケース2のスイッチ孔14から突出している。スイッチ
21では、操作ノブ21aがオン切換えされることによ
って、電源コード7を導通状態に切換える。
【0043】電源コード7は、スイッチ21から引き出
された部分およびモータヨーク4aから引き出された部
分が部材収容部18内に引き入れられており、この電源
コード7の他端部には、車両のシガライタ用ソケットに
差し込まれる図示しないプラグが電気的に接続されてい
る。
【0044】ホース6は、クランプ23により吐出ノズ
ル3fに締付けられており、ハンドル9の円筒部内を通
って部材収容部18内に引き出されている。このホース
6の他端部には、図示しないノズルが取付けられてい
る。ノズルは、自動車のタイヤ用、自転車のタイヤ用、
ビニールボート用、エアマット用、ボール用が用意さ
れ、用途に合わせて適宜変更が可能である。
【0045】このような構造をもつ携帯用電動エアーポ
ンプ1は、不使用時に、電源コード7、ホース6が部材
収容部18内に収容され、ハンドル9を手で持つことに
よって携行される。そして、使用時に、電源コード7、
ホース6が部材収容部18から引き出され、電源コード
7のプラグが車両のシガライタ用ソケットに差し込ま
れ、ホース6のノズルが空気を入れる物体に連通接続さ
れる。
【0046】スイッチ21の操作ノブ21aがオン切換
えされると、電源コード7が導通状態に切換えられるた
め、モータ部4のアーマチュアシャフト4bが回転を始
めてアーマチュアシャフト4bの回転力がポンプ部3に
与えられ、偏心部材3hの偏心軸3h1がアーマチュア
シャフト4bに対して偏心しながら回転することによっ
て、コンロッド3g1を介してピストン3gがライナー
3k内の上死点と下死点とのあいだを揺動しながら往復
移動し、ピストン3gの往復移動により、吸入弁3cを
通じて吸入ノズル3eからライナー3k内に空気を吸引
し、吐出弁3dを通じて吐出ノズル3fからホース6内
に空気を送給し、ホース6のノズルから空気を入れる物
体に空気が送給される。物体に空気が送給されている
間、プランジャ8bのマークがケース2のゲージ表示部
15に備えためもり15aに合ったところが吐出圧力の
値として認識される。このとき、部材収容部18は、電
源コード7、ホース6が既に取出されているため空間に
なっている。
【0047】モータ部4のアーマチュアシャフト4bが
回転することにより、回転翼5が回転するため、ポンプ
収容部20内に負圧が発生する。すると、第1の側板2
eの空気取入口12を通じて、この空気取入口12から
部材収容部18を介して奥まって配置された隔板17の
スリット19内を通ってケース2の外の空気がポンプ収
容部20内に導入され、隔板17のスリット19内を通
ってポンプ収容部20内に導入された空気が通気流路2
2を通り、モータ部4のモータヨーク4a側からポンプ
部3のシリンダ3aに向けて流れてから、ポンプ部3の
シリンダ3aの外側で、空気排出口10、11からケー
ス2の外に排出される。
【0048】上述したように、ケース2の外からポンプ
収容部20内に導入される空気は、第1の側板2eの空
気取入口12内を通り、この空気取入口12から部材収
容部18を介してケース2内に奥まって配置された隔板
17のスリット19内を通ってポンプ収容部20内に導
入されるから、雨水やごみが隔板17のスリット19ま
で到達することがなく、それ故、ポンプ収容部20内に
雨水やごみが侵入することがない。
【0049】また、ポンプ収容部20内に導入された空
気は、回転翼5が回転することによって、通気流路22
を通ってモータ部4のモータヨーク4a側からポンプ部
のシリンダ3aに向けて流れて空気排出口10、11か
らケース2の外に排出されるから、モータ部4のモータ
ヨーク4aおよびポンプ部3のシリンダ3aを強制的に
冷却するものとなる。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わる携帯用電動エアーポンプによれば、ポン
プ部が回転することによって回転翼が回転すると、ポン
プ収容部内に負圧が発生し、この負圧によって、空気取
入口から部材収容部内に空気が導かれてから、隔板のス
リットを通じてポンプ収容部内に空気が導かれ、ポンプ
収容部内に導かれた空気が空気排出口からケースの外に
排出される。それ故、ポンプ収容部に吸引される空気
は、空気取入口から部材収容部内に一旦入ってから、隔
板のスリットを通ってポンプ収容部に導かれるので、空
気取入口からポンプ収容部に直接導かれることがないか
らケース内にごみや雨水が侵入しないという優れた効果
を奏する。また、第1の外部接続部材および第2の外部
接続部材は、携帯用電動エアーポンプを使わないとき
に、部材収容部に収められる。それ故、不使用時に、第
1、第2の外部接続部材がケースの外に出たままになる
ことがないから、繁雑にならないという優れた効果を奏
する。
【0051】この発明の請求項2に係わる携帯用電動エ
アーポンプによれば、部材収容部は、側板と隔板とのあ
いだに空間状に形成されている。それ故、請求項1の効
果に加え、雨水やごみが部材収容部から隔板のスリット
まで到達しないという優れた効果を奏する。
【0052】この発明の請求項3に係わる携帯用電動エ
アーポンプによれば、ケースのポンプ収容部内に導かれ
た空気は、モータ部およびポンプ部のまわりの流路を通
って空気排出口に向かう。それ故、請求項2の効果に加
え、流路を通る空気によってモータ部およびポンプ部の
冷却が効率よく行なわれるという優れた効果を奏する。
【0053】この発明の請求項4に係わる携帯用電動エ
アーポンプによれば、隔板のスリットの開口面積の方が
空気取入口の開口面積よりも小さい。それ故、請求項3
の効果に加え、回転翼が回転する際に、ポンプ収容部内
に、より大きな負圧が発生するという優れた効果を奏す
る。
【0054】この発明の請求項5に係わる携帯用電動エ
アーポンプにおいて、重量の大きいモータ部が携行用の
ハンドルの下方に配置される。それ故、請求項4の効果
に加え、携行する際や路上等に置いておくときに不安定
にならないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる携帯用電動エアーポンプの一
実施例の内部機構を説明する正面図である。
【図2】図1に示した携帯用電動エアーポンプの正面図
である。
【図3】図1に示した携帯用電動エアーポンプの平面図
である。
【図4】図1に示した携帯用電動エアーポンプの右側面
図である。
【図5】図1に示した携帯用電動エアーポンプの縦断面
図である。
【図6】図1に示した携帯用電動エアーポンプにおいて
のポンプ部を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 携帯用電動エアーポンプ 2 ケース 2e (側板)第1の側板 3 ポンプ部 3e (流体吸引部)吸入ノズル 3f (流体吐出部)吐出ノズル 4 モータ部 5 回転翼 6 (第1の外部接続部材)ホース 7 (第2の外部接続部材)コード 8 ゲージ 9 ハンドル 10 空気排出口 11 空気排出口 12 空気取入口 17 隔板 18 部材収容部 19 スリット 20 ポンプ収容部 22 (流路)通気流路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 上記ケースの一方側に配置された空気取入口と、 上記ケースの他方側に配置された空気排出口と、 上記ケース内の上記空気取入口から離れた位置に形成さ
    れた隔板と、 上記ケース内の上記隔板と空気排出口とのあいだに形成
    されたポンプ収容部と、 上記空気取入口から上記ポンプ収容部内に連通して上記
    隔板に形成されたスリットと、 流体吸引部と流体吐出部とが形成されて上記ポンプ収容
    部内の空気排出口側に配置され、該流体吸引部から吸引
    した流体を該流体吐出部から吐出するポンプ部と、 上記ポンプ部の流体吐出部に連通接続され、上記空気取
    入口からケースの外に引き出される第1の外部接続部材
    と、 上記ポンプ収容部内の上記隔板側に配置されて上記ポン
    プ部に結合され、通電により回転して該ポンプ部を回転
    させるモータ部と、 上記モータ部に電気的に接続され、上記空気取入口から
    ケースの外に引き出される第2の外部接続部材と、 上記空気取入口と隔板とのあいだに形成され、上記第
    1、第2の外部接続部材を収容可能な部材収容部と、 上記ポンプが吐出する流体の圧力を表示するゲージと、 上記ポンプ収容部の空気取入口側に配置され、上記モー
    タ部に結合されて該モータ部の回転とともに回転し、上
    記スリットを通じて上記空気取入口から吸引した空気を
    上記空気排出口から排出する回転翼を備えていることを
    特徴とする携帯用電動エアーポンプ。
  2. 【請求項2】 空気取入口は、ケースの一方側に配置さ
    れた側板に形成され、部材収容部は、側板と隔板とのあ
    いだに空間状にして形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の携帯用電動エアーポンプ。
  3. 【請求項3】 ケースのポンプ収容部には、モータ部お
    よびポンプ部のまわりに配置され、隔板のスリットから
    空気排出口まで連通形成された流路を備えていることを
    特徴とする請求項2に記載の携帯用電動エアーポンプ。
  4. 【請求項4】 隔板に形成されたスリットの開口面積
    は、空気取入口の開口面積よりも小さく選ばれているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の携帯用電動エアーポン
    プ。
  5. 【請求項5】 ケースには、携行用のハンドルが形成さ
    れ、ポンプ収容部には、該ハンドルの下方にモータ部が
    収容されていることを特徴とする請求項4に記載の携帯
    用電動エアーポンプ。
JP30094597A 1997-10-31 1997-10-31 携帯用電動エアーポンプ Pending JPH11141462A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022118107A (ja) * 2018-07-05 2022-08-12 株式会社マキタ 可搬型空気入れ

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JP2022118107A (ja) * 2018-07-05 2022-08-12 株式会社マキタ 可搬型空気入れ

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