JPH1114055A - ガスタービン燃焼器及びその燃焼方法 - Google Patents
ガスタービン燃焼器及びその燃焼方法Info
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- JPH1114055A JPH1114055A JP9170179A JP17017997A JPH1114055A JP H1114055 A JPH1114055 A JP H1114055A JP 9170179 A JP9170179 A JP 9170179A JP 17017997 A JP17017997 A JP 17017997A JP H1114055 A JPH1114055 A JP H1114055A
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- Japan
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- combustor
- combustion
- fuel
- air
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低ＮＯx 化及び高負荷燃焼化を達成するよう
にしたガスタービン燃焼器及びその燃焼方法を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 燃料中へ一次空気を投入して燃焼を行う
一次燃焼器と、同一次燃焼器の後流に配置され同一次燃
焼器の未燃分を含む燃焼ガス中へ二次空気を投入して燃
焼を行う二次燃焼器とを有し、一次燃焼器においては一
次空気量は燃料流量に対する理論混合比よりも少ないフ
ューエルリッチの逆拡散火炎でＮＯx の低減化を行い、
二次燃焼器においては二次空気量は燃料流量に対する理
論混合比よりも多いフューエルリーンの稀薄拡散火炎と
してＮＯx の低減化を引継ぐと共に冷却空気の必要量を
十分にとれるようにし、理想的な燃焼を達成した。
にしたガスタービン燃焼器及びその燃焼方法を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 燃料中へ一次空気を投入して燃焼を行う
一次燃焼器と、同一次燃焼器の後流に配置され同一次燃
焼器の未燃分を含む燃焼ガス中へ二次空気を投入して燃
焼を行う二次燃焼器とを有し、一次燃焼器においては一
次空気量は燃料流量に対する理論混合比よりも少ないフ
ューエルリッチの逆拡散火炎でＮＯx の低減化を行い、
二次燃焼器においては二次空気量は燃料流量に対する理
論混合比よりも多いフューエルリーンの稀薄拡散火炎と
してＮＯx の低減化を引継ぐと共に冷却空気の必要量を
十分にとれるようにし、理想的な燃焼を達成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は低ＮＯx 化及び高負
荷燃焼化を狙いとしたガスタービン燃焼器とその燃焼方
法に関する。
荷燃焼化を狙いとしたガスタービン燃焼器とその燃焼方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５及び図６に基づいて従来のものにつ
いて説明する。図５はガスタービン燃焼器内の主として
一次燃焼域の燃焼を、また図６は二次燃焼域での燃焼状
態を概念的に示している。
いて説明する。図５はガスタービン燃焼器内の主として
一次燃焼域の燃焼を、また図６は二次燃焼域での燃焼状
態を概念的に示している。
【０００３】一次燃焼域においては、燃焼ノズル１１か
ら一次燃焼器１２の空気中に投入される燃料は、安定下
限量に保持されているのでその分量は極く少く、一次燃
焼器１２内でいわゆる拡散火炎を上げて燃焼する。即ち
この拡散燃焼の結果、酸素１３〜１６％のＯ2 リッチの
高温エアガスが発生し、ＮＯx はこの状況下で生成され
ることになる。
ら一次燃焼器１２の空気中に投入される燃料は、安定下
限量に保持されているのでその分量は極く少く、一次燃
焼器１２内でいわゆる拡散火炎を上げて燃焼する。即ち
この拡散燃焼の結果、酸素１３〜１６％のＯ2 リッチの
高温エアガスが発生し、ＮＯx はこの状況下で生成され
ることになる。
【０００４】前記した一次燃焼器１２で発生した高温エ
アガス（高温空気）は、二次燃焼器１３に移行し、これ
に対して供給孔１４から多量の空気を含む予混合燃料ガ
スが投入されて前記二次燃焼器１３内は可燃限界近くの
燃空比となり、予混合火炎を上げて燃焼する。即ち、同
二次燃焼器１３内では燃料リーンの火炎となって燃焼し
ている。
アガス（高温空気）は、二次燃焼器１３に移行し、これ
に対して供給孔１４から多量の空気を含む予混合燃料ガ
スが投入されて前記二次燃焼器１３内は可燃限界近くの
燃空比となり、予混合火炎を上げて燃焼する。即ち、同
二次燃焼器１３内では燃料リーンの火炎となって燃焼し
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のもので
は、以下列挙するような問題点を有するものである。
は、以下列挙するような問題点を有するものである。
【０００６】（１） 一次燃焼器は空気中へ燃料を投入
する様相のいわゆる拡散火炎であり、他方、二次燃焼器
は予混合燃料ガスによる予混合火炎であるため、一次燃
焼器で発生するＮＯx が排出ＮＯx の多くを占め、低Ｎ
Ｏx 化に限界がある。
する様相のいわゆる拡散火炎であり、他方、二次燃焼器
は予混合燃料ガスによる予混合火炎であるため、一次燃
焼器で発生するＮＯx が排出ＮＯx の多くを占め、低Ｎ
Ｏx 化に限界がある。
【０００７】（２） 一次燃焼器、二次燃焼器がそれぞ
れ構造的に長円筒のため、全体として設備が長大とな
る。
れ構造的に長円筒のため、全体として設備が長大とな
る。
【０００８】（３） 二次燃焼器においては、予混合ガ
ス中に一次燃焼器の高温排気を投入する。この制御要素
は一次燃料と二次燃料との二因子であるが、空気量を操
作しないため最適比の制御に融通がきかない。
ス中に一次燃焼器の高温排気を投入する。この制御要素
は一次燃料と二次燃料との二因子であるが、空気量を操
作しないため最適比の制御に融通がきかない。
【０００９】（４） 一次燃焼器、二次燃焼器とも空気
が多量に燃焼に向けられて使用されてしまうため、冷却
空気が十分とれず高負荷燃焼器には向かないものであ
る。
が多量に燃焼に向けられて使用されてしまうため、冷却
空気が十分とれず高負荷燃焼器には向かないものであ
る。
【００１０】本発明はこのような従来のものにおける問
題点を解消し、低ＮＯx 化及び高負荷燃焼化を達成する
ガスタービン燃焼器及びその燃焼方法を提供することを
課題とするものである。
題点を解消し、低ＮＯx 化及び高負荷燃焼化を達成する
ガスタービン燃焼器及びその燃焼方法を提供することを
課題とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、燃料中へ一次空気を投入し
て燃焼を行う一次燃焼器と、同一次燃焼器の後流に配置
され同一次燃焼器の未燃分を含む燃焼ガス中へ二次空気
を投入して燃焼を行う二次燃焼器とを有し、前記二次燃
焼器の燃焼ガスと二次空気の入口は周上に交互に配置さ
れたガスタービン燃焼器を提供するものである。
解決すべくなされたもので、燃料中へ一次空気を投入し
て燃焼を行う一次燃焼器と、同一次燃焼器の後流に配置
され同一次燃焼器の未燃分を含む燃焼ガス中へ二次空気
を投入して燃焼を行う二次燃焼器とを有し、前記二次燃
焼器の燃焼ガスと二次空気の入口は周上に交互に配置さ
れたガスタービン燃焼器を提供するものである。
【００１２】すなわち、一次燃焼器においては、燃料の
中へ空気を投入することにより逆拡散火炎伝播の燃焼を
行い、酸素分が実質的に０％のフューエルリッチの高温
燃料ガスを生成し、これによって一次燃焼におけるＮＯ
x は下流のフューエルリッチ域で還元されて減少する。
中へ空気を投入することにより逆拡散火炎伝播の燃焼を
行い、酸素分が実質的に０％のフューエルリッチの高温
燃料ガスを生成し、これによって一次燃焼におけるＮＯ
x は下流のフューエルリッチ域で還元されて減少する。
【００１３】次いでこの高温燃料ガスを二次燃焼器にお
いて二次空気中に投入することによって二次燃焼器内で
極端な稀薄拡散火炎（フューエルリーン状態）を形成さ
せ、これによって二次燃焼器に空気を自由に投入するこ
とができ、冷却空気の必要量を十分確保することができ
るようにしたものである。
いて二次空気中に投入することによって二次燃焼器内で
極端な稀薄拡散火炎（フューエルリーン状態）を形成さ
せ、これによって二次燃焼器に空気を自由に投入するこ
とができ、冷却空気の必要量を十分確保することができ
るようにしたものである。
【００１４】また、本発明は、一次燃焼器と二次燃焼器
とを有したガスタービン燃焼器での燃焼に際し、一次燃
焼器において一次空気量は燃料流量に対する理論混合比
よりも少なく供給して燃焼を行い、次いで二次燃焼器に
おいて二次空気量は燃料流量に対する理論混合比よりも
多く供給して燃焼を行うようにしたガスタービン燃焼器
の燃焼方法を提供するものである。
とを有したガスタービン燃焼器での燃焼に際し、一次燃
焼器において一次空気量は燃料流量に対する理論混合比
よりも少なく供給して燃焼を行い、次いで二次燃焼器に
おいて二次空気量は燃料流量に対する理論混合比よりも
多く供給して燃焼を行うようにしたガスタービン燃焼器
の燃焼方法を提供するものである。
【００１５】すなわち、一次燃焼器でのフューエルリッ
チの燃焼、続いて二次燃焼器でのフューエルリーンの燃
焼を組み合せることにより、前者の燃焼における炎中の
低ＮＯx 状況は、その低ＮＯx 状態を維持したまま後者
の燃焼中に移行される。
チの燃焼、続いて二次燃焼器でのフューエルリーンの燃
焼を組み合せることにより、前者の燃焼における炎中の
低ＮＯx 状況は、その低ＮＯx 状態を維持したまま後者
の燃焼中に移行される。
【００１６】なお、前者の一次燃焼器のフューエルリッ
チの炎中ではパイロットＮＯx は還元されて低減するこ
とができる。
チの炎中ではパイロットＮＯx は還元されて低減するこ
とができる。
【００１７】また、一次燃焼器を基本形としたまま、二
次燃焼器は拡散火炎形または予混合火炎形のいずれをも
採用可能とする等、二次燃焼器の自由設計が可能となり
小型化が図れるとともに制御要素に変化をもたせること
もできるものである。
次燃焼器は拡散火炎形または予混合火炎形のいずれをも
採用可能とする等、二次燃焼器の自由設計が可能となり
小型化が図れるとともに制御要素に変化をもたせること
もできるものである。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図１ない
し図４に基づいて説明する。図１は燃料ノズル部分を分
離して燃焼器の全貌を示した斜視図である。
し図４に基づいて説明する。図１は燃料ノズル部分を分
離して燃焼器の全貌を示した斜視図である。
【００１９】燃焼器は燃料ノズル１、一次燃焼器２、二
次燃焼器３を主要部として構成されている。燃料ノズル
１には、着火用のパイロット燃料、パイロット空気及び
メイン燃料、メイン空気の投入流路が設けられている。
次燃焼器３を主要部として構成されている。燃料ノズル
１には、着火用のパイロット燃料、パイロット空気及び
メイン燃料、メイン空気の投入流路が設けられている。
【００２０】一次燃焼器２には、燃焼ガス（高温燃料ガ
ス）と二次空気の入口とが周上に交互に配置されたノズ
ル４を有している。なお、このノズル４は図２に
（ａ），（ｂ），（ｃ）でその断面図を示すように種々
の変形例を採用することができる。
ス）と二次空気の入口とが周上に交互に配置されたノズ
ル４を有している。なお、このノズル４は図２に
（ａ），（ｂ），（ｃ）でその断面図を示すように種々
の変形例を採用することができる。
【００２１】即ち、一次燃焼器２の出口の形状は、燃料
の噴孔形に沿って単一ではないように火炎を分散して形
成するいわゆる分割火炎による低ＮＯx 化を達成すべ
く、空気と燃料が交互に混合する形状をしている。
の噴孔形に沿って単一ではないように火炎を分散して形
成するいわゆる分割火炎による低ＮＯx 化を達成すべ
く、空気と燃料が交互に混合する形状をしている。
【００２２】この分割火炎はマルチフレームの一つであ
り、空気との混合が良好でかつ火炎の一つ一つがコンパ
クトとなり、燃焼器の小型化が図れ、火炎温度が均一に
揃うためＮＯx 値が小さくなる。通常の希薄予混燃焼で
は逆火、吹き消え等燃焼振動が生じ易いのに比べ、この
マルチフレームでは安定性が極めて高くなる。
り、空気との混合が良好でかつ火炎の一つ一つがコンパ
クトとなり、燃焼器の小型化が図れ、火炎温度が均一に
揃うためＮＯx 値が小さくなる。通常の希薄予混燃焼で
は逆火、吹き消え等燃焼振動が生じ易いのに比べ、この
マルチフレームでは安定性が極めて高くなる。
【００２３】また、二次燃焼器３はその上流側と下流側
の肩部にそれぞれスクープ５，６を設け、ここに循環流
を形成してこの領域に火炎を閉じ込める火炎領域制御の
可能な構成となっている。
の肩部にそれぞれスクープ５，６を設け、ここに循環流
を形成してこの領域に火炎を閉じ込める火炎領域制御の
可能な構成となっている。
【００２４】前記のように構成された本実施の形態にお
ける燃焼の進行状況について、図３及び図４を用いて説
明する。図３は一次燃焼器２内での燃焼の状況を、ま
た、図４は二次燃焼器３内での燃焼の状況をそれぞれ示
している。
ける燃焼の進行状況について、図３及び図４を用いて説
明する。図３は一次燃焼器２内での燃焼の状況を、ま
た、図４は二次燃焼器３内での燃焼の状況をそれぞれ示
している。
【００２５】まず一次燃焼器２内において、火炎形成手
順は、始めに燃料ノズル１において中央部に白抜き矢印
で示すパイロット燃料ＰF と、その周囲に破線矢印で示
すパイロット空気ＰA が供給され、着火したところに実
線矢印で示すメイン燃料ＭFとメイン空気ＭA が投入さ
れていわゆるエアリッチの拡散火炎が形成される。
順は、始めに燃料ノズル１において中央部に白抜き矢印
で示すパイロット燃料ＰF と、その周囲に破線矢印で示
すパイロット空気ＰA が供給され、着火したところに実
線矢印で示すメイン燃料ＭFとメイン空気ＭA が投入さ
れていわゆるエアリッチの拡散火炎が形成される。
【００２６】その状況の中にメイン燃料が増されてい
き、領域Ａでは一部のパイロット空気と、残部の殆んど
が燃料の投入状態となり、メイン燃料によるいわゆるフ
ューエルリッチ（Ｏ2 ；０％）の逆拡散火炎を形成し、
高温燃焼ガスを生成する。
き、領域Ａでは一部のパイロット空気と、残部の殆んど
が燃料の投入状態となり、メイン燃料によるいわゆるフ
ューエルリッチ（Ｏ2 ；０％）の逆拡散火炎を形成し、
高温燃焼ガスを生成する。
【００２７】次いでこの高温燃焼ガスは二次燃焼器３内
に移行し、この高温燃焼ガスに燃焼用空気のみが投入さ
れて領域Ｂは周囲からの大量の空気で炎が冷やされ、ク
エンチ火炎領域となり、極端な稀薄拡散火炎となって燃
焼する。
に移行し、この高温燃焼ガスに燃焼用空気のみが投入さ
れて領域Ｂは周囲からの大量の空気で炎が冷やされ、ク
エンチ火炎領域となり、極端な稀薄拡散火炎となって燃
焼する。
【００２８】なお一次燃焼器２の外周を流れて、同一次
燃焼器２の冷却用として用いた冷却空気は、二次燃焼器
３内に流入して燃焼用空気として併せ用いられる。
燃焼器２の冷却用として用いた冷却空気は、二次燃焼器
３内に流入して燃焼用空気として併せ用いられる。
【００２９】以上本実施の形態によれば、まず一次燃焼
域において、空気が少く燃料が多い状況下で、燃料中へ
空気を投入する形態の逆拡散火炎により、ＮＯx は還元
により減少し、ここで生成したフューエルリッチの高温
ガスを二次燃焼域への燃料として移送する。
域において、空気が少く燃料が多い状況下で、燃料中へ
空気を投入する形態の逆拡散火炎により、ＮＯx は還元
により減少し、ここで生成したフューエルリッチの高温
ガスを二次燃焼域への燃料として移送する。
【００３０】次いで二次燃焼域においては、空気中へ前
記高温ガスを燃料として投入する極端な稀薄拡散火炎と
し、空気の投入の自由度を大きくして冷却空気を十分に
確保できる余地のあるようにしたものである。
記高温ガスを燃料として投入する極端な稀薄拡散火炎と
し、空気の投入の自由度を大きくして冷却空気を十分に
確保できる余地のあるようにしたものである。
【００３１】そして、パイロット火炎についてはフュー
エルリッチの炎中で還元燃焼によりＮＯx を低減し、ま
た一次燃焼域、これに次いで二次燃焼域で、フューエル
リッチ、次いでフューエルリーンとＮＯx は低い状況の
まま移行し、全体として理想の低ＮＯx 化を実現したも
のである。
エルリッチの炎中で還元燃焼によりＮＯx を低減し、ま
た一次燃焼域、これに次いで二次燃焼域で、フューエル
リッチ、次いでフューエルリーンとＮＯx は低い状況の
まま移行し、全体として理想の低ＮＯx 化を実現したも
のである。
【００３２】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【００３３】
【発明の効果】以上本発明によれば、燃料中へ一次空気
を投入して燃焼を行う一次燃焼器と、同一次燃焼器の後
流に配置され同一次燃焼器の未燃分を含む燃焼ガス中へ
二次空気を投入して燃焼を行う二次燃焼器とを有し、前
記二次燃焼器の燃焼ガスと二次空気の入口は周上に交互
に配置されてガスタービン燃焼器を構成したので、一次
燃焼器でフューエルリッチの逆拡散火炎でＮＯx の低減
化を行い、次いで二次燃焼器でフューエルリーンの稀薄
拡散火炎としてＮＯx の低減化を引継ぐと共に冷却空気
の必要量を十分にとれるようにし、理想的な燃焼を達成
するガスタービン燃焼器を得ることができたものであ
る。
を投入して燃焼を行う一次燃焼器と、同一次燃焼器の後
流に配置され同一次燃焼器の未燃分を含む燃焼ガス中へ
二次空気を投入して燃焼を行う二次燃焼器とを有し、前
記二次燃焼器の燃焼ガスと二次空気の入口は周上に交互
に配置されてガスタービン燃焼器を構成したので、一次
燃焼器でフューエルリッチの逆拡散火炎でＮＯx の低減
化を行い、次いで二次燃焼器でフューエルリーンの稀薄
拡散火炎としてＮＯx の低減化を引継ぐと共に冷却空気
の必要量を十分にとれるようにし、理想的な燃焼を達成
するガスタービン燃焼器を得ることができたものであ
る。
【００３４】また、請求項２に記載の発明によれば、一
次燃焼器と二次燃焼器とを有したガスタービン燃焼器で
の燃焼に際し、一次燃焼器において一次空気量は燃料流
量に対する理論混合比よりも少なく供給して燃焼を行
い、次いで二次燃焼器において二次空気量は燃料流量に
対する理論混合比よりも多く供給して燃焼を行うように
してガスタービン燃焼器の燃焼方法を構成したので、ま
ずフューエルリッチの燃焼において還元燃焼を実現して
低ＮＯx 化を図り、この低ＮＯx の高温ガスを用いてフ
ューエルリーンの燃焼を行い、低ＮＯx 状況を継続し、
以って理想的な好適なガスタービン燃焼を実現すること
ができたものである。
次燃焼器と二次燃焼器とを有したガスタービン燃焼器で
の燃焼に際し、一次燃焼器において一次空気量は燃料流
量に対する理論混合比よりも少なく供給して燃焼を行
い、次いで二次燃焼器において二次空気量は燃料流量に
対する理論混合比よりも多く供給して燃焼を行うように
してガスタービン燃焼器の燃焼方法を構成したので、ま
ずフューエルリッチの燃焼において還元燃焼を実現して
低ＮＯx 化を図り、この低ＮＯx の高温ガスを用いてフ
ューエルリーンの燃焼を行い、低ＮＯx 状況を継続し、
以って理想的な好適なガスタービン燃焼を実現すること
ができたものである。
【図１】本発明の実施の一形態に係るガスタービン燃焼
器の全貌を示す斜視図。
器の全貌を示す斜視図。
【図２】図１のガスタービン燃焼器に於ける一次燃焼器
の出口形状を示すもので、（ａ），（ｂ），（ｃ）それ
ぞれ異る応用変形例の説明図。
の出口形状を示すもので、（ａ），（ｂ），（ｃ）それ
ぞれ異る応用変形例の説明図。
【図３】図１のガスタービン燃焼器における一次燃焼器
の燃焼状況の説明図。
の燃焼状況の説明図。
【図４】図１のガスタービン燃焼器における燃焼状況の
説明図。
説明図。
【図５】従来のガスタービン燃焼器における一次燃焼器
の燃焼状況の説明図。
の燃焼状況の説明図。
【図６】従来のガスタービン燃焼器における二次燃焼器
の燃焼状況の説明図。
の燃焼状況の説明図。
１ 燃料ノズル ２ 一次燃焼器 ３ 二次燃焼器 ４ ノズル ５，６ スクープ
Claims (2)
- 【請求項１】 燃料中へ一次空気を投入して燃焼を行う
一次燃焼器と、同一次燃焼器の後流に配置され同一次燃
焼器の未燃分を含む燃焼ガス中へ二次空気を投入して燃
焼を行う二次燃焼器とを有し、前記二次燃焼器の燃焼ガ
スと二次空気の入口は周上に交互に配置されたことを特
徴とするガスタービン燃焼器。 - 【請求項２】 一次燃焼器と二次燃焼器とを有したガス
タービン燃焼器での燃焼に際し、一次燃焼器において一
次空気量は燃料流量に対する理論混合比よりも少なく供
給して燃焼を行い、次いで二次燃焼器において二次空気
量は燃料流量に対する理論混合比よりも多く供給して燃
焼を行うようにしたことを特徴とするガスタービン燃焼
器の燃焼方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9170179A JPH1114055A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | ガスタービン燃焼器及びその燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9170179A JPH1114055A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | ガスタービン燃焼器及びその燃焼方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114055A true JPH1114055A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15900161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9170179A Pending JPH1114055A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | ガスタービン燃焼器及びその燃焼方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1114055A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009069426A1 (ja) | 2007-11-29 | 2009-06-04 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 燃焼バーナー |
| US7669421B2 (en) | 2005-04-22 | 2010-03-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustor of gas turbine with concentric swirler vanes |
| US7673454B2 (en) | 2006-03-30 | 2010-03-09 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustor of gas turbine and combustion control method for gas turbine |
| US7878001B2 (en) | 2005-06-06 | 2011-02-01 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Premixed combustion burner of gas turbine technical field |
| US8671690B2 (en) | 2005-06-06 | 2014-03-18 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustor of gas turbine |
| CN104185762A (zh) * | 2012-03-26 | 2014-12-03 | 阿尔斯通技术有限公司 | 用于将燃料与含氧气体流混合的混合布置 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP9170179A patent/JPH1114055A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE112006000427C5 (de) * | 2005-06-06 | 2017-01-19 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Brenner zum Verbrennen eines Vorgemischs für eine Gasturbine |
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