JPH11139529A - 自走式クラッシャ用などの払い出しコンベア - Google Patents

自走式クラッシャ用などの払い出しコンベア

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JPH11139529A
JPH11139529A JP31888297A JP31888297A JPH11139529A JP H11139529 A JPH11139529 A JP H11139529A JP 31888297 A JP31888297 A JP 31888297A JP 31888297 A JP31888297 A JP 31888297A JP H11139529 A JPH11139529 A JP H11139529A
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drive motor
conveyor
rotation
shaft
drive
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JP31888297A
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Hiroshi Ito
広 伊藤
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Okada Aiyon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自走式クラッシャまたは車両搭載形クラッシ
ャなどに用いる払い出しコンベアについて、そのベルト
の駆動機構の取付を改良して軽量化する。 【解決手段】 駆動モータの軸を駆動プーリの回転軸と
同軸状に一体的に固着連結することにより、駆動プーリ
の回転軸で駆動モータを支持し、且つ駆動モータのケー
シングに取り付ける回り止めプレートをコンベアフレー
ムに係止することにより、該駆動モータの自転を抑制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式クラッシャ
または車両搭載形クラッシャなどに用いる払い出しコン
ベアに関し、そのベルトの駆動機構の取付を改良して軽
量化した払い出しコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】自走式クラッシャは、図10に例示する
ように、一般道路を高速で自力走行する車両のシャーシ
上に、クラッシャおよび払い出しコンベアを設置してお
り、点在する破砕現場へクラッシャを搬送することが容
易であるので付加価値の高い商品である。自走式クラッ
シャは、走行時の安定性と車両の搭載重量制限の関係か
ら可能な限り軽いことが好ましいうえに、払い出しコン
ベアなどの付帯設備が重くなると大型の車両に搭載しな
いと車検が通らないという問題が発生する。大型の車両
は価格が高いばかりでなく、走行時の燃料費も高くなる
ため、払い出しコンベアなどの付帯装置を簡素化し、そ
の軽量化を行うことが必要である。
【0003】 一方、従来の可搬型ベルトコンベアは、
一般にコンベアフレームの先端部に軸受を介して駆動プ
ーリを回転可能に設置し、その駆動モータとベルト駆動
プーリとを、必要に応じて減速機などの伝動機構を介し
て駆動モータの軸を駆動プーリの回転軸と接続してい
る。駆動モータと駆動プーリとは、取付誤差に伴う偏心
によって過剰な荷重が駆動モータや駆動プーリに作用し
ないようにフレキシブルカップリングによって連結し、
この駆動モータはコンベアフレームの脇に張り出した架
台上に支持・固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】駆動モータを架台に設
置した可搬型ベルトコンベアは、コンベア先端部の寸法
が大きくなるうえに重量も相当に重い。このようなベル
トコンベアを払い出しコンベアとして自走式クラッシャ
に搭載すると、該ベルトコンベアの寸法と重量に応じて
引き出しと起伏用の装置も相当に大型にすることが必要
になる。この結果として、これらの付帯装置は、全体と
して寸法と重量が相当に大きくなり、自走式クラッシャ
におけるコストアップの一要因となる。
【0005】 本発明は、従来の可搬型ベルトコンベア
を払い出しコンベアとして搭載した自走式クラッシャに
関する前記の問題点を改善するために提案されたもので
あり、払い出しコンベアにおける駆動モータの取付機構
を簡素化することにより、自走式クラッシャにおいてコ
ンベア自体およびその操作装置を軽量化した払い出しコ
ンベアを提供することを目的としている。本発明の他の
目的は、全体の軽量化により小型車両の使用を可能に
し、移動式クラッシャの製造コストと燃料費の低減を達
成する払い出しコンベアを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る払い出しコンベアは、図1および図4
に示すように、駆動モータの軸を駆動プーリの回転軸と
同軸状に一体的に連結し、これによって駆動プーリの回
転軸で駆動モータを支持する。このために、駆動モータ
の軸と駆動プーリの回転軸とを円筒形のソリッドカップ
リングで一体的に固着連結すると好ましい。
【0007】 この払い出しコンベアでは、駆動モータ
のケーシングに取り付ける回り止めプレートをコンベア
フレームに係止することにより、該駆動モータの自転を
抑制する。コンベアフレームへの係止は、該フレーム自
体に係止しても、該フレームに固着した延長部材(図
1)などに係止してもよい。
【0008】 本発明では、回り止めプレートの少なく
とも一方の端部を駆動モータのケーシングまたはコンベ
アフレームに緩く係止すると好ましい。この緩い係止と
は、回り止めプレートの端部をモータケーシングまたは
コンベアフレームに全方向に若干の自由間隙を設けて係
止することを意味する。この緩い係止により、駆動モー
タの自転を抑制するとともに駆動プーリの回転軸に対す
る駆動モータの若干の傾斜と偏心を許容する。
【0009】 回り止めプレートにおいて、少なくとも
一方の端部の緩い係止の代わりに、該プレートの中間部
に限定的に伸縮および曲折が可能な部材を介在させても
よい。この場合には、回り止めプレートの両端部は、駆
動モータのケーシングとコンベアフレームに固着すれば
よい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る払い出しコンベア8
は、図10に例示するような自走式クラッシャ1に組み
込むと好ましい。図示しないけれども、本発明のコンベ
アは、クローラ車体の上にクラッシャを搭載した形態の
移動式クラッシャに設置したり、コンクリート塊などの
中継搬送用コンベアとしても適用可能である。
【0011】 払い出しコンベア8において、図1およ
び図4に示すように、駆動モータ17の軸を駆動プーリ
15の回転軸16と同軸状に一体的に連結し、これによ
って駆動プーリ15の回転軸16で駆動モータ17を支
持する。駆動モータ17は、一般に油圧モータであるけ
れども公知の電動モータでもよい。この駆動モータは、
遊星減速機または増速機などの速度変換装置を一体的に
組み込んだギヤードモータでもよく、この場合には、モ
ータケーシング24は電動モータまたはギヤードモータ
のケーシングである。
【0012】 駆動モータ17の軸と駆動プーリ15の
回転軸16との一体的な連結には、図1に示す円筒形の
ソリッドカップリング18を用いると好ましい。ソリッ
ドカップリング18は、金属または硬質プラスチック製
で外観が単純な円筒形であるけれども、軸端挿入部であ
る中心孔が多角形断面であったり、該中心孔にキー溝や
スプラインを形成している。ソリッドカップリング18
は、一般に取付けが簡単でコストが安い。このソリッド
カップリングの代わりに、鍔付きのリジッドカップリン
グなどを使用することもできる。
【0013】 本発明の払い出しコンベア8では、駆動
モータ17のケーシング24に取り付ける回り止めプレ
ート19をコンベアフレーム13またはその延長部材1
4に係止して、駆動モータ17の自転を抑制する。図5
に例示の回り止めプレート19は、一端部31が円環状
であって他端部33が矩形であり、該プレートの円環状
端部31を駆動モータ17のケーシング24に取り付
け、該プレートの矩形端部33を鞍形側面のストッパ2
7でコンベアフレーム13つまり延長部材14の側面に
係止する(図4参照)。この回り止めプレートは、図
6、図7などのような形状であってもよい。
【0014】 回り止めプレート19は、図1のように
モータケーシング24をフレーム13の延長部材14に
係止する際に、ケーシング24と延長部材14との間に
カップリング18が位置するため、該プレートは上方か
ら見て中央部を湾曲させ、先端部31(図5)および後
端部33とは平行であると好ましい。この回り止めプレ
ートは、その端部にスペーサ(図示しない)を介在させ
ることで直線状で形成してもよく、その中間部は図示の
ような斜め湾曲でも直角湾曲でもよい。
【0015】 回り止めプレート19は、少なくとも一
方の端部をモータケーシング24またはフレーム延長部
材14に緩く係止すると好ましい。この緩い係止のため
に、図4に示すように鞍形側面のストッパ27でプレー
ト19の矩形端部33を延長部材14の側面に係止し、
該ストッパの内寸は端部33の外寸よりも大きくて若干
の自由間隙を有する。
【0016】 また、図6や図7から明らかなように、
回り止めプレートの少なくとも一方の端部にU字形の切
り欠き、大径孔、長孔などを貫通形成してもよい。この
際には、シートプレートなどを介在させたストッパボル
ト(図示しない)をこの切り欠きや孔などと嵌合し、該
ストッパボルトをモータケーシング24や延長部材14
にねじ止めすることにより、回り止めプレート19に自
由な隙間が若干生じるように係止してもよい。
【0017】 図示しないけれども、この回り止めプレ
ートにおいて、少なくとも一方の端部の緩い係止の代わ
りに、該プレートの中間部に限定的に伸縮および曲折が
可能な部材を介在させてもよい。限定的な伸縮と曲折が
可能な部材とは、例えば、板ゴムや捻りコイルバネのよ
うな弾性部材、自在継ぎ手とスライド式伸縮部材とを併
用した部材などである。このような部材を中間部に有す
る回り止めプレートは、その両端部をモータケーシング
24と延長部材14に固着することにより、中間部の伸
縮と曲折の作用で駆動モータ17の若干の偏心を許容し
且つ自転方向への動きを限定的に規制する。
【0018】 本発明の払い出しコンベア8を適用する
自走式クラッシャ1を図10に例示する。自走式クラッ
シャ1は、車体シャーシ2の上にクラッシャ本体7を搭
載し、該クラッシャ本体の下方に払い出しコンベア8と
コンベア起伏装置9とを組み込む。可搬型の払い出しコ
ンベア8は、車両走行時は起伏装置9で水平に下げ、前
方へ押し込んで8aの状態で格納して固定し(図10の
二点鎖線参照)、破砕作業時に後方へ引き出し、起伏装
置9でコンベア先端を上向きに傾斜させて図示の状態に
設定する。
【0019】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。図8お
よび図9に示すように、払い出しコンベア8は、左右1
対のフレーム13,13と、両フレーム間に等間隔に配
置した多数本の連結部材にそれぞれ取り付けるガイドロ
ーラ22とからなり、フレーム13の前後端にそれぞれ
延長部材14,14を固着する。フレーム13の前端部
には、各延長部材14に固着した軸受20,20で回転
自在に支持する駆動プーリ15およびスクレーパ23
(図2)を取り付け、一方、その後端部には、各延長部
材に固着した軸受で回転可能に支持するテールプーリ2
1を取り付ける。無端状の搬送ベルト29(図8)は、
駆動プーリ15およびテールプーリ21間に張りわた
す。
【0020】 図1から図4には、払い出しコンベア8
の前端部の詳細を示す。搬送ベルトの駆動プーリ15
は、軸受20によって両延長部材14,14に回転自在
に支承され、ソリッドカップリング18によってプーリ
軸16の一端に油圧モータ17の出力軸端を同軸状に連
結する。円筒形のソリッドカップリング18は金属製で
あり、その中心孔にキー溝を形成することにより、プー
リ軸16およびモータ軸をそれぞれカップリング中心孔
に嵌入してからキーを差し込んで一体的に固着連結す
る。
【0021】 回り止めプレート19は、図5に例示す
るように、一端部31が円環状であって他端部33が矩
形である。円環状端部31にはボルト孔35,35を設
け、該端部を駆動モータ17のケーシング24に取り付
ける。モータケーシング24はフランジ部を有するた
め、プレート19の円環状端部31をケーシング先端部
と嵌合し、貫通孔35,35に挿通したボルト25によ
ってモータフランジ部に止着できる。このモータケーシ
ングは、遊星減速機や増速機などを一体的に組み込んだ
ギヤードモータのケーシングであってもよい。
【0022】 回り止めプレート19は、図1のように
モータケーシング24をフレーム13の延長部材14に
係止する際に、ケーシング24と延長部材14との間に
カップリング18が位置するため、該プレートは上方か
ら見て中央部を湾曲させる。典型的には、回り止めプレ
ート19の先端部31(図5)および後端部33とが平
行であり(図1参照)、その中間部32が斜めに曲折し
た形状である。
【0023】 回り止めプレート19は、その他端部3
3を片方の延長部材14に緩く係止するために、図4に
示すように鞍形側面のストッパ27で延長部材14の側
面に係止する。ストッパ27は、図4のようにボルト2
8,28で延長部材14に固着した際に、該ストッパの
内寸は矩形端部33の外寸よりも大きくて若干の自由な
隙間を有する。つまり、回り止めプレート19の矩形端
部がストッパ27の矩形凹みに挿入された状態におい
て、プーリ軸16と平行方向に間隙Hおよび該プーリ軸
の回転方向に間隙Gをそれぞれ有するような寸法にスト
ッパ凹みを形成する。
【0024】 図10において、払い出しコンベア8を
設置する自走式クラッシャ1は、高速走行できる車両の
シャーシ2の上に、背丈が低く且つ重心の低い2段4軸
ロールクラッシャ本体7を搭載し、一般道路を高速走行
するのに適している。クラッシャ本体7の下方には、該
クラッシャ本体で破砕された破砕物を払い出すコンベア
8を摺動可能に配置し、車体後方にコンベア8の起伏装
置9を組み込む。この車両では、走行用エンジン装置3
と後輪駆動用差動ギヤ6との間の動力伝達機構にクラッ
チ機構4を介して油圧ポンプ5を連結し、この車両が非
走行時であると、クラッチ機構4を切換えて油圧ポンプ
5を駆動し、クラッシャ本体7、コンベア8および起伏
装置9などに駆動油を供給することにより、クラッシャ
1で破砕作業が行うことが可能である。
【0025】 払い出しコンベア8は、車両走行時は起
伏装置9で水平に下げ、前方へ押し込んで8aの状態で
格納して固定し(図10の二点鎖線参照)、破砕作業時
に後方へ引き出し、起伏装置9でコンベア先端を上向き
に傾斜させて、実線で図示した状態に設置する。この設
置状態で、クラッシャ本体7の上部のホッパ10にコン
クリート塊を投入すると、コンクリート塊を上段の大割
り用ローラー11で中程度の大きさに破砕し、さらに下
段の細割り用ローラー12で約40mm以下の均一な粒
度に小割りする。小割り処理された破砕物は、払い出し
コンベア8によって後方へ払い出すように構成してい
る。
【0026】 油圧モータ17は、駆動プーリ15の軸
16に対して同軸状に一体的に固着連結され、該駆動プ
ーリの軸受20,20を介してフレーム延長部材14,
14で支持されている。また、油圧モータ17のケーシ
ング24と延長部材14とは、回り止めプレート19を
介して全方向に若干の間隙を持って連結するため、モー
タケーシング24の自転を拘束するとともに、その自由
間隙の範囲内で油圧モータ17の傾きや偏心を限定的に
許容することができる。
【0027】 払い出しコンベア8において、油圧モー
タ17のポート26,26に接続したホース(図示しな
い)を経由させて、油圧ポンプ4から油圧モータ17へ
作動油を供給した際に、該油圧モータのケーシング24
が自転しようとしても回り止めプレート19で阻止し、
この回転反力を回り止めプレート19を介して延長部材
14で受け止める。この結果、油圧モータ17は内部の
ロータだけが回転し、駆動プーリ15に回転動力を伝達
する。
【0028】 この際に、油圧モータ17が駆動プーリ
15に対して若干偏心して取り付けられていたり、駆動
プーリ15が搬送ベルト29の負荷で撓むと、油圧モー
タ17が傾いたり振れ回り運動をする可能性がある。こ
の傾きや偏心は、回り止めプレート19の矩形端部33
が若干の自由間隙が持っているので拘束されることがな
く、油圧モータ17や駆動プーリ15の軸受20に無理
な荷重が作用することがない。
【0029】 つぎに回り止めプレートの変形例を図6
に示す。プレート40では、その円環状の前端部41に
ケーシング取付ボルト25より大径のU字形切り欠き4
5を形成し、且つ後端部43にボルト孔46を設けて、
フレーム延長部材14にボルト止めで固着する。U字形
切り欠き45の代わりに、大径孔または長孔を設けても
よい。上方から見ると、前端部41と後端部43とが平
行であり、中間部42が斜めに曲折した形状である。
【0030】 回り止めプレート40は、その後端部4
3を延長部材14の側面にボルト止めまたは溶接し、且
つ前端部41をモータケーシング24に係止する。この
際に、円環状の前端部41は、環状シートプレートまた
は座金(図示しない)を介して取付ボルト25によって
係止しても、該ボルトに対して全方向に若干の自由間隙
が限定的に生じている。
【0031】 図7は回り止めプレートのさらに別の変
形例を示す。プレート50では、その前端部51にケー
シング取付ボルト25より大径のU字形切り欠き55を
形成し、且つ後端部53にU字形切り欠き56を形成
し、この切り欠き56は延長部材14にねじ込むボルト
(図示しない)よりも大径である。上方から見ると、前
端部51と後端部53とが平行であり、中間部52が斜
めに曲折した形状である。プレート50の両端部51,
53は、延長部材14とモータケーシング24とに対
し、シートプレートや座金を介して取付ボルトで係止し
ても全方向に若干の自由間隙が生じている。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る払い出しコンベアは、駆動
モータの据え付けに際して、該モータをソリッドカップ
リングなどの部材を介して駆動プーリ軸端に一体的に取
り付けるので、駆動モータを設置して支持する架台が不
要であり、コンベア前端部の構造が単純で重量を大幅に
軽減できる。軽量化したコンベアに対しては、引き出し
と起伏操作の付帯装置が小能力の軽量構造のもので十分
に対応可能である。本発明のコンベアでは、高価なフレ
キシブルカップリングおよびその保守が不要となり、し
かも高度な組立精度を必要とせず、製造コストと保守費
用も安くなる。
【0033】 本発明の払い出しコンベアは、このよう
に大幅な重量軽減化により、高速走行車両のシャーシに
組み込んだ自走式クラッシャに設置すると特に有利であ
る。本発明の払い出しコンベアを設置した自走式クラッ
シャでは、搭載能力の小さい軽量の車体を使用すること
が可能であり、製造コストを大幅に削減でき、小型車両
の使用に伴って燃費も相当に節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る払い出しコンベアの前端部を示
す部分平面図であり、搬送ベルトの図示を省略してい
る。
【図2】 図1の払い出しコンベアの右側面を示す部分
側面図である。
【図3】 図1の払い出しコンベアの左側面を示す部分
側面図である。
【図4】 図1のA−A線に沿って切断した横断面図で
ある。
【図5】 本発明で用いる回り止めプレートを拡大して
示す側面図である。
【図6】 回り止めプレートの変形例を拡大して示す側
面図である。
【図7】 回り止めプレートの別の変形例を拡大して示
す側面図である。
【図8】 図1のB−B線に沿って切断した横断面図で
ある。
【図9】 払い出しコンベアを示す全体平面図であり、
搬送ベルトの図示を省略している。
【図10】 自走式クラッシャを示す全体側面図であ
る。
【符号の説明】
1 自走式クラッシャ 8 払い出しコンベア 13 コンベアフレーム 15 駆動プーリ 16 回転軸 17 駆動モータ 18 ソリッドカップリング 19 回り止めプレート 24 モータケーシング 29 搬送ベルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式クラッシャなどから破砕物を払い
    出すコンベアにおいて、駆動モータの軸を駆動プーリの
    回転軸と同軸状に一体的に連結することにより、駆動プ
    ーリの回転軸で駆動モータを支持し、且つ駆動モータの
    ケーシングに取り付ける回り止めプレートをコンベアフ
    レームに係止することにより、該駆動モータの自転を抑
    制する払い出しコンベア。
  2. 【請求項2】 自走式クラッシャなどから破砕物を払い
    出すコンベアにおいて、駆動モータの軸と駆動プーリの
    回転軸とを円筒形のソリッドカップリングで一体的に固
    着連結することにより、駆動プーリの回転軸で駆動モー
    タを支持し、且つ駆動モータのケーシングに取り付ける
    回り止めプレートをコンベアフレームに係止することに
    より、該駆動モータの自転を抑制する払い出しコンベ
    ア。
  3. 【請求項3】 自走式クラッシャなどから破砕物を払い
    出すコンベアにおいて、駆動モータの軸を駆動プーリの
    回転軸と同軸状に一体的に連結することにより、駆動プ
    ーリの回転軸で駆動モータを支持し、且つ駆動モータの
    ケーシングに取り付ける回り止めプレートをコンベアフ
    レームに係止することにより、該駆動モータの自転を抑
    制するとともに、回り止めプレートの少なくとも一方の
    端部を駆動モータのケーシングまたはコンベアフレーム
    に緩く係止することにより、駆動モータの自転を抑制す
    るとともに駆動プーリの回転軸に対する駆動モータの若
    干の傾斜や偏心を許容する払い出しコンベア。
  4. 【請求項4】 自走式クラッシャなどから破砕物を払い
    出すコンベアにおいて、駆動モータの軸を駆動プーリの
    回転軸と同軸状に一体的に連結することにより、駆動プ
    ーリの回転軸で駆動モータを支持し、且つ駆動モータの
    ケーシングに取り付ける回り止めプレートをコンベアフ
    レームに係止することにより、該駆動モータの自転を抑
    制するとともに、回り止めプレートの両端部を駆動モー
    タのケーシングとコンベアフレームに固着し、該プレー
    トの中間部に限定的に伸縮および曲折が可能な部材が介
    在することにより、駆動モータの自転を抑制するととも
    に駆動プーリの回転軸に対する駆動モータの若干の傾斜
    や偏心を許容する払い出しコンベア。
  5. 【請求項5】 自走式クラッシャなどから破砕物を払い
    出すコンベアにおいて、駆動モータの軸と駆動プーリの
    回転軸とを円筒形のソリッドカップリングで一体的に固
    着連結することにより、駆動プーリの回転軸で駆動モー
    タを支持し、且つ上方から見て中央部が湾曲した回り止
    めプレートは一端部が円環状で他端部が矩形であり、該
    プレートの円環状端部を駆動モータのケーシングに取り
    付け、該プレートの矩形端部を鞍形側面のストッパでコ
    ンベアフレーム側面に係止し、駆動モータの自転を抑制
    するとともに駆動プーリの回転軸に対する駆動モータの
    若干の傾斜や偏心を許容する払い出しコンベア。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024472A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Daifuku Co Ltd チェーンコンベヤ装置

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JP2008024472A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Daifuku Co Ltd チェーンコンベヤ装置

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