JPH11137573A - 人工歯 - Google Patents
人工歯Info
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- JPH11137573A JPH11137573A JP30746297A JP30746297A JPH11137573A JP H11137573 A JPH11137573 A JP H11137573A JP 30746297 A JP30746297 A JP 30746297A JP 30746297 A JP30746297 A JP 30746297A JP H11137573 A JPH11137573 A JP H11137573A
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- antibacterial
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- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 24
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Landscapes
- Dental Preparations (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 人工歯に抗菌作用を持たせて、歯垢等の付着
をなくした衛生的な人工歯を提供する。 【解決手段】 人工歯1の表面に抗菌作用をする酸化チ
タン膜2を形成し(図1(A))或いは、人工歯1の表
面に酸化チタンを含有する膜3を形成し(図1(B))
或いは、人工歯1自身に酸化チタンの粒子4を含有させ
る(図1(C))。酸化チタン(TiO2)は、光触媒
として働き、光に当たると水(H2O)と酸素(O2)を
分解して活性酸素を生成する性質を持っている。この活
性酸素は、強力な殺菌作用を持ち、その酸化力で細菌の
細胞膜を損傷して死滅させるが、更には、その酸化分解
力によって、有機物、無機ガスなどを分解し、防汚、防
臭の効果があり、更には、細菌以外の真菌(カビ)をも
死滅させる。
をなくした衛生的な人工歯を提供する。 【解決手段】 人工歯1の表面に抗菌作用をする酸化チ
タン膜2を形成し(図1(A))或いは、人工歯1の表
面に酸化チタンを含有する膜3を形成し(図1(B))
或いは、人工歯1自身に酸化チタンの粒子4を含有させ
る(図1(C))。酸化チタン(TiO2)は、光触媒
として働き、光に当たると水(H2O)と酸素(O2)を
分解して活性酸素を生成する性質を持っている。この活
性酸素は、強力な殺菌作用を持ち、その酸化力で細菌の
細胞膜を損傷して死滅させるが、更には、その酸化分解
力によって、有機物、無機ガスなどを分解し、防汚、防
臭の効果があり、更には、細菌以外の真菌(カビ)をも
死滅させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工歯、より詳細
には、抗菌効果を有する人工歯に関する。
には、抗菌効果を有する人工歯に関する。
【0002】
【従来の技術】人工歯は、天然歯の代用として作られた
歯牙で、陶歯、レジン歯等が広く用いられているが、時
には、金属歯を用いることもある。
歯牙で、陶歯、レジン歯等が広く用いられているが、時
には、金属歯を用いることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、歯牙の顎部に
は歯垢が付着するが、この歯垢のほとんどは細菌であ
り、非常に不衛生であるばかりでなく、歯周疾患の誘因
にもなる。
は歯垢が付着するが、この歯垢のほとんどは細菌であ
り、非常に不衛生であるばかりでなく、歯周疾患の誘因
にもなる。
【0004】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、特に、人工歯に抗菌作用を持たせて、歯垢
等の付着をなくした衛生的な人工歯を提供することを目
的としてなされたものである。
れたもので、特に、人工歯に抗菌作用を持たせて、歯垢
等の付着をなくした衛生的な人工歯を提供することを目
的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、表面
に酸化チタン膜を有する人工歯、請求項2の発明は、表
面に酸化チタンを含有する膜が形成されている人工歯、
請求項3の発明は、酸化チタンを含有する材料にて形成
されている人工歯、を特徴とするものである。
に酸化チタン膜を有する人工歯、請求項2の発明は、表
面に酸化チタンを含有する膜が形成されている人工歯、
請求項3の発明は、酸化チタンを含有する材料にて形成
されている人工歯、を特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による人工歯の例
を説明するための概略図で、図1(A)は、人工歯1の
表面に抗菌作用をする酸化チタン膜2を形成した例、図
1(B)は、人工歯1の表面に酸化チタンを含有する膜
(例えば、表面滑沢材、重合レジン等の中に酸化チタン
を混入させた膜)3を形成した例、図1(C)は、人工
歯1自身(人工歯の材料、例えは、重合レジン、陶等)
に酸化チタンの粒子4を含有させた例を示す。
を説明するための概略図で、図1(A)は、人工歯1の
表面に抗菌作用をする酸化チタン膜2を形成した例、図
1(B)は、人工歯1の表面に酸化チタンを含有する膜
(例えば、表面滑沢材、重合レジン等の中に酸化チタン
を混入させた膜)3を形成した例、図1(C)は、人工
歯1自身(人工歯の材料、例えは、重合レジン、陶等)
に酸化チタンの粒子4を含有させた例を示す。
【0007】酸化チタン(TiO2)は、光触媒として
働き、光に当たると水(H2O)と酸素(O2)を分解し
て活性酸素を生成する性質を持っている。この活性酸素
は、強力な殺菌作用を持ち、その酸化力で細菌の細胞膜
を損傷して死滅させるが、更には、その酸化分解力によ
って、有機物、無機ガスなどを分解し、防汚、防臭の効
果があり、更には、細菌以外の真菌(カビ)等の繁殖を
抑える効果もあり、長時間使用しないでいても、カビ等
が付着せず、また、人体にはほとんど影響しないので、
人工歯に使用して好適なものである。
働き、光に当たると水(H2O)と酸素(O2)を分解し
て活性酸素を生成する性質を持っている。この活性酸素
は、強力な殺菌作用を持ち、その酸化力で細菌の細胞膜
を損傷して死滅させるが、更には、その酸化分解力によ
って、有機物、無機ガスなどを分解し、防汚、防臭の効
果があり、更には、細菌以外の真菌(カビ)等の繁殖を
抑える効果もあり、長時間使用しないでいても、カビ等
が付着せず、また、人体にはほとんど影響しないので、
人工歯に使用して好適なものである。
【0008】
【発明の効果】上述の酸化チタンは、光触媒として作用
するもので、該酸化チタンが消費されることはないの
で、人工歯の表面或いは人工歯の材料中に混合して固定
しておけば(勿論その一部が表面に露出される)、半永
久的に前述の抗菌、防汚、防臭、防カビ等の効果を維持
することができる。
するもので、該酸化チタンが消費されることはないの
で、人工歯の表面或いは人工歯の材料中に混合して固定
しておけば(勿論その一部が表面に露出される)、半永
久的に前述の抗菌、防汚、防臭、防カビ等の効果を維持
することができる。
【0009】なお、以上には、酸化チタンによる抗菌効
果を人工歯に適用した場合の例について説明したが、こ
の酸化チタンによる抗菌効果を自然歯に適用することも
可能であり、自然歯の表面に酸化チタンを含有した滑沢
膜を形成することによって、歯垢の付着のみならず防
汚、防臭等の効果を得ることもできる。
果を人工歯に適用した場合の例について説明したが、こ
の酸化チタンによる抗菌効果を自然歯に適用することも
可能であり、自然歯の表面に酸化チタンを含有した滑沢
膜を形成することによって、歯垢の付着のみならず防
汚、防臭等の効果を得ることもできる。
【0010】また、以上には、歯牙についてのみ説明し
たが、例えば、架工義歯等における支台装置、連結部
材、更には、歯科治療器具等に対しても、酸化チタン膜
を形成することにより、抗菌、防汚、防臭、防カビ等の
効果を得ることができる。特に、エアータービンやマイ
クロエンジンに用いる切削バーの表面に酸化チタンの膜
を施しておく時は、歯科治療時、ハンドピース先端から
照射される照明光によって該切削バーの表面が活性化さ
れ、より衛生的な治療が行なわれる。
たが、例えば、架工義歯等における支台装置、連結部
材、更には、歯科治療器具等に対しても、酸化チタン膜
を形成することにより、抗菌、防汚、防臭、防カビ等の
効果を得ることができる。特に、エアータービンやマイ
クロエンジンに用いる切削バーの表面に酸化チタンの膜
を施しておく時は、歯科治療時、ハンドピース先端から
照射される照明光によって該切削バーの表面が活性化さ
れ、より衛生的な治療が行なわれる。
【図1】 本発明による人工歯の例を説明するための図
である。
である。
1…人工歯、2…酸化チタン膜、3…酸化チタン含有
膜、4…酸化チタン粒子。
膜、4…酸化チタン粒子。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面に酸化チタン膜を有することを特徴
とする人工歯。 - 【請求項2】 表面に酸化チタンを含有する膜が形成さ
れていることを特徴とする人工歯。 - 【請求項3】 酸化チタンを含有する材料にて形成され
ていることを特徴とする人工歯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30746297A JPH11137573A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 人工歯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30746297A JPH11137573A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 人工歯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11137573A true JPH11137573A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17969371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30746297A Pending JPH11137573A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 人工歯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11137573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1104669A1 (en) * | 1999-12-03 | 2001-06-06 | Kuraray Co., Ltd. | Buccal and dental care composition |
JP2016029955A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-07 | 株式会社DentalBank | 人工歯および義歯 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP30746297A patent/JPH11137573A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1104669A1 (en) * | 1999-12-03 | 2001-06-06 | Kuraray Co., Ltd. | Buccal and dental care composition |
AU776770B2 (en) * | 1999-12-03 | 2004-09-23 | Kuraray Co., Ltd. | Dental or oralogic composition |
US6951463B2 (en) | 1999-12-03 | 2005-10-04 | Kuraray Co., Ltd. | Dental and oralogic composition |
JP2016029955A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-07 | 株式会社DentalBank | 人工歯および義歯 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040825 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050105 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |