JPH1113727A - 連結具 - Google Patents

連結具

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JPH1113727A
JPH1113727A JP20515097A JP20515097A JPH1113727A JP H1113727 A JPH1113727 A JP H1113727A JP 20515097 A JP20515097 A JP 20515097A JP 20515097 A JP20515097 A JP 20515097A JP H1113727 A JPH1113727 A JP H1113727A
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JP
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main body
spacer
groove
hole
narrow portion
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JP20515097A
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English (en)
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Matsue Kimura
末枝 木村
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ARUJIYON KK
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ARUJIYON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本体にスペーサを確実に装着することができる
とともに、装着した後に人が容易にスペーサを取外すこ
とをできなくして、連結機能を維持することができる連
結具を提供する。 【構成】本体2に人の力よりも大きな力で圧縮したとき
に変形するような弾性を持たせ、その両端部2a外周に
溝4を形成して、幅狭部5及び幅広部6をそれぞれ設け
た。又、スペーサ3に本体2を変形させたときに幅広部
6が挿通する貫通孔7と、幅広部6を貫通孔7に挿通さ
せた状態で本体2の圧縮を解除して本体2が元に戻ると
きに幅狭部5を案内する長孔8とを連続して形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連結具に係り、詳しく
は、開放端を有する棒材よりなる本体を例えば構造部材
間に介在させて、その本体に両端部を接続する接続部材
を装着して連結するようにした連結具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、構造部材同士を連結する連結具と
しては、例えば図8に示すものが知られている。この図
において連結具は鋼製からなる棒材をU字状に折曲げ形
成した本体41を備えている。又、連結具は鋼製からな
る板材に一対の挿通孔(図示せず)が形成された接続部
材としてのスペーサ42と、本体41の両端部に形成さ
れた雄ねじ41aと螺合するナット43とを備えてい
る。
【0003】そして、例えば、連結具は2つのコンクリ
ート等の構造部材Kにそれぞれ設けられたU字状のフッ
クFの間に取付られる。すなわち、連結具の取付けは、
前記本体41が各フックFに挿通された状態で、スペー
サ42の挿通孔に両雄ねじ41aをそれぞれ挿通させ、
ナット43を各雄ねじ41aに螺合させてスペーサ42
を締付けることにより行われる。このようにして、本体
41の両端部がスペーサ42によって接続されて、構造
部材K同士が相互連結される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した連
結具においては、ナット43を雄ねじ41aに螺合させ
てスペーサ42を本体41に締付けるようにしているた
め、複数の連結具を取り付ける場合、個々の連結具に対
して締付けが十分に行われないことがある。このため、
スペーサ42を本体41に確実に装着することができな
いという問題点がある。
【0005】又、ナット43の締付けが十分でないと連
結具の取付場所によっては、そのナット43が故意に取
り外されたり、本体41からスペーサ42が取外される
ことがあり、連結機能を維持することができないという
問題点がある。
【0006】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は本体に接続部材を確実
に装着することができるとともに、装着した後に人が容
易に接続部材を取外すことをできなくして、連結機能を
維持することができる連結具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、開放端を有する棒材より
なる本体に対して、その両端部を接続する接続部材を装
着するようにした連結具であって、前記本体の両端部
に、幅広部及び幅狭部をそれぞれ設けるとともに、本体
を弾性変形するようにし、前記接続部材に、前記本体が
弾性変形したときに前記幅広部が挿通する第1の貫通孔
と、該幅広部を第1の貫通孔に挿通させた状態で本体の
変形が解除されて元の形に戻るときに、幅狭部を戻り方
向へ案内する第2の貫通孔とを連続して形成した。
【0008】又、請求項2に記載の発明は、開放端を有
する棒材よりなる本体に対して、その両端部を接続する
接続部材を装着するようにした連結具であって、前記本
体の両端部に、幅広部及び幅狭部をそれぞれ設けるとと
もに、本体を弾性変形するようにし、前記接続部材に、
前記本体が弾性変形したときに前記幅狭部を該接続部材
の内方に案内する第1の溝と、該幅狭部が第1の溝に沿
って接続部材内方に案内された状態で本体の変形が解除
されて元の形に戻るときに、幅狭部を戻り方向へ案内す
る第2の溝とを連続して形成した。
【0009】又、前記幅広部は本体と同じ幅に設けら
れ、前記幅狭部は両端部外周に形成された溝に設けられ
ていてもよい。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、例えば構造部材等
の間に本体を挿通した状態で、その本体を弾性変形させ
る。この状態で、連結部材の第1の貫通孔に幅広部をそ
れぞれ挿通させてから、本体の弾性変形が解除される。
すると、本体が元の形に戻るときに、幅狭部が第2の貫
通孔により戻り方向へ案内されて連結部材が本体の装着
される。このとき、幅広部によって連結部材は本体から
離脱せず本体に確実に装着される。又、本体を人力以上
の力を加えたときに弾性変形するようにすれば、装着し
た後に人が本体を変形させて容易に接続部材を取外すこ
とができなくなる。
【0011】請求項2に記載の発明では、本体を人力以
上の力で弾性変形させた状態で、幅狭部を連結部材の第
1の溝に挿入する。すると、幅狭部は第1の溝に沿って
接続部材の内方に案内される。続いて、案内された状態
で本体の変形が解除されると、幅狭部が第2の溝に沿っ
て戻り方向へ案内されて連結部材が本体の装着される。
従って、前記と同様に幅広部によって連結部材は本体か
ら離脱せず本体に確実に装着され、人が本体を変形させ
て容易に接続部材を取外すことができなくなる。
【0012】請求項3に記載の発明では、幅広部を本体
と同じ幅に設け、幅狭部を両端部外周に形成された溝に
設けたことにより、その溝と第2の貫通孔又は第2の溝
とが係合して、接続部材ははずれることなく本体に装着
される。又、本体に溝を形成するだけで幅広部と幅狭部
とを簡単に設けることができる。
【0013】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第一実施例を
図1〜図3に従って説明する。
【0014】図1〜図3に示すように、連結具1は本体
2と連結部材としてのスペーサ3とから構成されてい
る。本体2は鋼製からなる丸棒材が所定の曲率半径(こ
の場合、31mm)にてU字状に折曲げ形成されるとと
もに、両直線部の長手方向のほぼ中央部が所定の曲率半
径(この場合、33mm)にて略L字状に折曲げ形成さ
れている。又、本体2は両直線部の折曲げ部分からその
両端部2aに向かって幅広となるように形成されてい
る。本体2は弾性を有しており、外側から所定の力(例
えば、1960N{200kgf}〜2450N{25
0kgf})以上で圧縮されることにより内側に変形
し、圧縮を解除したときに元の形状に戻るようになって
いる。すなわち、本体2は人の力で圧縮しても変形させ
ることができず、特殊な道具(例えば、クランプ工具)
を用いて、上記した力以上を加えなければ変形させるこ
とができないようになっている。
【0015】両端部2aにはその端面から所定距離をお
いて溝4がそれぞれ周設されており、その両溝4の部分
が幅狭部5で、溝4と端面との間の部分が円柱状の幅広
部6となっている。本実施例では幅広部6は本体2を構
成する棒材の直径(この場合、12mm)と同じ直径と
なっている。幅狭部5の直径は幅広部6よりも小さな直
径(この場合、7mm)となっている。
【0016】スペーサ3は鋼製で両端部2a間の幅より
も若干大きな長さを有し、かつ前記溝4の幅よりも若干
小さな厚さを有する板材よりなる。スペーサ3の両端部
側には各幅広部6を挿通可能にした円形の第1の貫通孔
(以下、貫通孔という)7がそれぞれ形成されている。
すなわち、両貫通孔7は、本体2の幅狭部5及び幅広部
6を含む直線部分を互いに平行となるように圧縮変形さ
せたときに、その幅広部6を挿入することができる位置
に形成されている。各貫通孔7からスペーサ3の端面近
傍には、スペーサ3の長手方向と平行に幅狭部5を案内
する第2の貫通孔としての長孔8が連続して形成されて
いる。貫通孔7の開口径は幅広部6よりも若干大きく、
長孔8の幅は幅狭部5の直径よりも若干大きくなってい
る。
【0017】そして、図3に示すように、連結具1は例
えば4つの相対向するコンクリートブロックBにそれぞ
れ水平に突設されたU字状の各フックFに本体2が挿通
され、その両端部2aにスペーサ3が装着されている。
本実施例におけるブロックBは、図示はしないが河川、
ダム、遊水池等の護岸工事において単体の擬石として形
成され、法面(斜面)あるいは河床部等に所定数敷設さ
れるようになっている。ブロックBに連結具1が取付け
られた状態で、本体2はフックFに対してある程度動き
に余裕があり、ブロックBの水平方向あるいは垂直方向
への移動を許容できるようになっている。
【0018】上記のように構成された連結具1を用いて
ブロックB間を連結するには、隣接する1組のフックF
に本体2の両端部2aを上方からそれぞれ挿通させ、続
いて別の1組のフックFにその両端部2aを下方から挿
通させる。次に、例えば、クランプ工具を用いて本体2
のフックFから突出した直線部分を外側から所定の力で
圧縮して、図1の二点鎖線にて示すように、互いに平行
となるように内側に変形させる。続いて、この状態で、
図2に示すように、スペーサ3の貫通孔7に幅広部6を
それぞれ挿通させて、スペーサ3が溝4と同じ位置にな
ったときに、圧縮を解除する。すると、溝4が長孔8と
係合し、各幅狭部5が長孔8に案内されながら移動しつ
つ本体2は外側に広がり、図2の二点鎖線に示すように
元の形に戻る。このようにして本体2にスペーサ3が装
着されて連結具1の取付けが完了し、図3に示すように
ブロックB間が連結される。
【0019】上記したように本実施例の連結具1におい
ては、本体2に人の力よりも大きな力で圧縮したときに
変形するような弾性を持たせ、その両端部2aに幅狭部
5及び幅広部6をそれぞれ形成した。又、スペーサ3に
貫通孔7及び長孔8を連続して形成して、本体2を変形
させたときに貫通孔7に幅広部6を挿通させ、圧縮を解
除して本体2が元に戻るときに幅狭部5が長孔8に案内
されるようにした。従って、本体2にスペーサ3を装着
した状態では、幅狭部5が長孔8内に位置し、幅広部6
が長孔8を挿通できないので、両者が容易に分離するこ
とはない。この結果、従来のボルトによるスペーサの装
着とは異なり、本体2にスペーサ3を確実に装着するこ
とができる。又、本体2の直線部分を互いに平行となる
ように圧縮変形させたときに、幅広部6をそれぞれ挿入
することができる位置に両貫通孔7を形成したことによ
り、スペーサ3を本体2にスムーズに装着することがで
きる。
【0020】又、連結具1を取付けた後、本体2を人の
力では変形させることができないので、人が本体2から
スペーサ3を容易に取り外すことができず、ブロックB
同士の連結機能を維持することができる。
【0021】更に、スペーサ3は長孔8と溝4とが係合
した状態で本体2に装着されているため、ずれたりする
ことがない。又、本体2に溝4を形成するだけで簡単に
幅狭部5と幅広部6とを設けることができ、更には、従
来と比較して部品点数が少なくコストダウンを図ること
ができる。
【0022】又、本体2はその中央部が所定の曲率半径
で折曲げられ、更に各直線部分のほぼ中央部がそれぞれ
所定の曲率半径で折曲げられた立体的な構造となってい
る。この構造により本体2をブロックBに水平に突設さ
れた4つのフックFに対して簡単に挿通することができ
る。又、フックFに取付けられた本体2は、ある程度動
きに余裕があるので、ブロックBの水平方向あるいは垂
直方向への移動を許容でき、ブロックBに敷設する面
(法面)に対して屈撓性をもたせることができる。
【0023】(第2実施例)次に、第2実施例について
説明する。なお、前記第1実施例と同じ構成は同一符号
を付してその説明を省略する。
【0024】図4に示すように、本体2には外周面に溝
11aを有する一対のリング11が挿通されている。本
体2の両先端部2aは平らに形成されて拡径部12とな
っており、各リング11は拡径部12の下部にそれぞれ
圧着支持され、本体2から容易に離脱しないようになっ
ている。第2実施例では、溝11aの部分が幅狭部5と
なっており、拡径部12側におけるリング11の外周を
形成する部分が幅広部6となっている。スペーサ3の貫
通孔7には拡径部12及び幅広部6が挿通できるように
なっている。
【0025】上記のように構成された連結具1は、第1
実施例と同様に本体2が圧縮変形された状態で、貫通孔
7に拡径部12及び幅広部6を挿通させる。そして、圧
縮を解除することにより幅狭部5が長孔8に案内されな
がら本体2が元の形に戻り、スペーサ3が装着される。
【0026】このように第2実施例においては前記第1
実施例と同様の効果が得られ、さらに、リング11を拡
径部12の下部に圧着支持しているので、スペーサ3の
挿着時にリング11を安定した状態で貫通孔7に挿入さ
せることができる。又、スペーサ3は装着された後、が
たつくことはない。
【0027】本体2にリング11を取り付けるには、本
体2の両先端部2aが棒状の状態(二点鎖線にて図示)
でリング11をそれぞれ挿通させた後、その先端部2a
をプレス加工して平らな拡径部12を形成する(図5
(a))。続いて、各リング11を拡径部12の下部に
対して打ち込んで圧着させて、係合した状態で支持させ
る(図5(b))。このようにして、リング11を本体
2に対して定位置に容易に支持させることができるとと
もに、本体2からの離脱を防止することができる。
【0028】(第3実施例)次に、第3実施例について
説明する。この実施例ではリング11が設けられていな
い点が前記第2実施例と異なる。
【0029】図6に示すように、本体2の両先端部2a
に形成された拡径部12が幅広部6となっており、その
幅広部6の下部が幅狭部5となっている。従って、幅狭
部5は本体2の直径と同じ大きさとなっている。
【0030】上記のように構成された連結具1は、両先
端部2aをプレス加工によって拡径部12を形成するだ
けで、幅狭部5及び幅広部6を簡単に設けることができ
る。又、幅狭部5は本体2の直径と同じ大きさとなって
いるため、貫通孔7に幅広部6を挿通させてから本体2
の圧縮を解除するときに、スペーサ3を正確に幅狭部5
の位置に合わせる必要がなく、簡単に幅狭部5を長孔8
に案内させることができる。この結果、スペーサ3の本
体2への装着が容易となる。
【0031】(第4実施例)次に、第4実施例について
説明する。この実施例ではスペーサ3の構成が前記第1
実施例と異なる。
【0032】図7に示すように、スペーサ3には本体2
が弾性変形したときに幅狭部5をスペーサ3の長手方向
と直交する方向に案内する第1の溝としての切欠き溝1
3が形成されている。又、スペーサ3には幅狭部5が切
欠き溝13により案内された状態で、本体2が元の形に
戻るときに、幅狭部5を戻り方向へ案内する第2の溝と
しての案内溝14が切欠き溝13と連続して形成されて
いる。
【0033】上記のように構成された連結具1は、本体
2が図7の二点鎖線に示すように、圧縮変形された状態
で、切欠き溝13に溝4を開放端13aから係合させ
て、幅狭部5をスペーサ3の長手方向と直交する方向に
案内する。そして、幅狭部5が切欠き溝13の終端に位
置したときに本体2の圧縮を解除することにより、幅狭
部5が案内溝14に案内されながら本体2が元の形に戻
って、スペーサ3が装着される。
【0034】上記したように第4実施例の連結具1にお
いては、圧縮変形させた本体2の溝4を切欠き溝13の
開放端13aに係合させて幅狭部5を切欠き溝13に案
内し、圧縮を解除したときに幅狭部5を案内溝14に案
内させるようにした。従って、第1実施例のように貫通
孔7に幅広部6を挿通させてスペーサ3を溝4に位置合
わせする手間が省け、スペーサ3をより簡単に本体2に
装着することができる。
【0035】なお、本発明は以下のように具体化するこ
ともできる。 (1)上記第1及び第4実施例において、幅広部6を円
柱状以外に、楕円柱、球、多角柱、立方体、多面体等の
形状に形成してもよい。これに対応して、貫通孔7を円
形以外の、楕円、多角形等の形状に形成してもよい。
【0036】(2)上記各実施例では、本体2を内側に
圧縮変形させてスペーサ3を装着するようにしたが、代
わりに、本体2を外側に引っ張ることにより変形させて
スペーサ3を装着するようにしてもよい。この場合、ス
ペーサ3に形成される貫通孔7及び長孔8の位置が逆に
なる。このようにしても、装着した後に人が容易に接続
部材を取外すことができなくなる。
【0037】(3)本体2の形状を単にU字状あるいは
コ字状、円環状等任意の形状に変更してもよい。又、本
体2を丸棒材以外の角棒材等に変更してもよい。 (4)本体2の直径を任意に変更してもよい。変更可能
な直径の範囲は5mm〜20mmで、好ましい範囲は8
mm〜15mm、最適な範囲は10mm〜12mmであ
る。
【0038】(5)上記各実施例では本体2及びスペー
サの材質を鋼製としたが、他の炭素鋼、銅、アルミニウ
ム等の金属あるいはカーボン繊維、ガラス繊維強化プラ
スチック等の金属以外の材質としてもよい。
【0039】本実施例におけるクランプ工具を以下のよ
うに定義する。クランプ工具:てこの原理により握力を
増大して挟み力を大きくして作業する工具であり、基本
的な構成はプライヤー類と同じものである。
【0040】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1に記載の連結具において、両第1の貫通
孔を本体2を互いに平行となるように弾性変形させたと
きに幅広部を挿通可能にそれぞれ形成した連結具。この
ようにすれば、幅広部を容易に第1の貫通孔に挿通させ
ることができる。
【0041】(2)請求項2に記載の連結具において、
両第1の溝を本体2を互いに平行となるように弾性変形
させたときに幅狭部を案内可能にぞれそれ形成した連結
具。同様に幅狭部を容易に第1の溝に挿入することがで
きる。
【0042】(3)請求項1乃至3に記載の連結具にお
いて、本体の中央部を所定の曲率半径で折曲げ形成する
とともに、その折曲げ形成された各直線部分をそれぞれ
更に所定の曲率半径で折曲げ形成したブロック用連結
具。2つ以上の複数のブロックに例えば水平方向に突設
された環状の連結部に対して本体を容易に挿通すること
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び2に記
載の本発明によれば、本体に接続部材を確実に装着する
ことができるとともに、装着した後に人が容易に接続部
材を取外すことをできなくして、連結機能を維持するこ
とができる。
【0044】又、請求項3に記載の発明では、溝と第2
の貫通孔又は第2の溝とを係合させて、接続部材をずれ
ることなく本体に装着することができるとともに、本体
に溝を形成するだけで幅広部と幅狭部とを簡単に設ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における連結具を示す斜視
図である。
【図2】同じく、本体にスペーサを装着した状態を示す
斜視図である。
【図3】連結具をブロック間に取付けた状態を示す斜視
図である。
【図4】第2実施例の連結具を示す斜視図である。
【図5】本体へのリング装着方法を示し、(a)は本体
にリングを挿入して先端部を平らに加工した状態を示す
部分拡大斜視図であり、(b)はリングを拡径部に圧着
した状態を示す部分拡大斜視図である。
【図6】第3実施例の連結具を示す斜視図である。
【図7】第4実施例の連結具を示す斜視図である。
【図8】従来例の連結具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…連結具、2…本体、3…接続部材としてのスペー
サ、5…幅狭部、6…幅広部、7…第1の貫通孔、8…
第2の貫通孔としての長孔、13…第1の溝としての切
欠き溝、14…第2の溝としての案内溝。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放端を有する棒材よりなる本体(2)
    に対して、その両端部(2a)を接続する接続部材
    (3)を装着するようにした連結具であって、 前記本体(2)の両端部(2a)に、幅広部(6)及び
    幅狭部(5)をそれぞれ設けるとともに、本体(2)を
    弾性変形するようにし、 前記接続部材(3)に、前記本体(2)が弾性変形した
    ときに前記幅広部(6)が挿通する第1の貫通孔(7)
    と、該幅広部(6)を第1の貫通孔(7)に挿通させた
    状態で本体(2)の変形が解除されて元の形に戻るとき
    に、幅狭部(5)を戻り方向へ案内する第2の貫通孔
    (8)とを連続して形成した連結具。
  2. 【請求項2】 開放端を有する棒材よりなる本体(2)
    に対して、その両端部(2a)を接続する接続部材
    (3)を装着するようにした連結具であって、 前記本体(2)の両端部(2a)に、幅広部(6)及び
    幅狭部(5)をそれぞれ設けるとともに、本体(2)を
    弾性変形するようにし、 前記接続部材(3)に、前記本体(2)が弾性変形した
    ときに前記幅狭部(5)を該接続部材(3)の内方に案
    内する第1の溝(13)と、該幅狭部(5)が第1の溝
    (13)に沿って接続部材(3)内方に案内された状態
    で本体(2)の変形が解除されて元の形に戻るときに、
    幅狭部(5)を戻り方向へ案内する第2の溝(14)と
    を連続して形成した連結具。
  3. 【請求項3】 前記幅広部(6)は本体(2)と同じ幅
    に設けられ、前記幅狭部(5)は両端部(2a)外周に
    形成された溝(4)に設けられている請求項1又は2に
    記載の連結具。
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