JPH11136920A - 振動型リニアアクチュエータ - Google Patents

振動型リニアアクチュエータ

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JPH11136920A
JPH11136920A JP9294720A JP29472097A JPH11136920A JP H11136920 A JPH11136920 A JP H11136920A JP 9294720 A JP9294720 A JP 9294720A JP 29472097 A JP29472097 A JP 29472097A JP H11136920 A JPH11136920 A JP H11136920A
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mover
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linear actuator
fulcrum
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Makoto Motohashi
良 本橋
Hiroaki Shimizu
宏明 清水
Bunro Taniguchi
文朗 谷口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動子の上下方向の移動量を小さくして、上
下方向の振動の発生を抑制する。 【解決手段】 固定子1に対して可動子2を往復動させ
るための往復運動式の電動機である。運動方向にのみ変
位可能で運動方向以外には変位不能の連結体13で可動
子2を固定部に堅持して可動子2と固定子1とを非接触
構造にする。連結体13は少なくとも一つの支点部50
を持ち、支点部50を境にして両側に取付け部51を備
え、一方の取付け部に固定部を、他方の取付け部に可動
子2を取付けて可動子2を固定子1に対して非接触状態
に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復式電気かみそ
り等に利用できる振動型リニアアクチュエータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から振動型リニアアクチュエータを
用いた往復式電気かみそりとして、特開平7ー2655
59号公報が知られている。このものは、固定子に対し
て可動子を往復動させるための往復運動式の電動機にお
いて、可動子と固定子を非接触構造にし、運動方向にの
み変位可能で運動方向以外には変位不能の連結体で可動
子を固定部に堅持して可動子を固定子に対して非接触状
態に保持したものである。そして、このように連結体で
固定子に対して可動子を非接触状態に保持することで、
可動子を非接触で、運動することができて、摺動部が無
くなり、高速で動かすことができ、摺動部がないので、
長寿命化が図れるようにしている。
【0003】しかしながら、上記の従来例にあっては、
単一の連結体により構成してあるため、このタイプでは
単一の連結体が振子運動した場合、可動子の上下方向に
移動する移動量が大きく、この結果、上下方向の振動が
発生するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、可動子の上下
方向の振動を抑えることができる振動型リニアアクチュ
エータを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の振動型リ
ニアアクチュエータは、固定子1に対して可動子2を往
復動させるための往復運動式の電動機であって、運動方
向にのみ変位可能で運動方向以外には変位不能の連結体
13で可動子2を固定部に堅持して可動子2と固定子1
とを非接触構造にし、この連結体13は少なくとも一つ
の支点部50を持ち、支点部50を境にして両側に取付
け部51を備え、一方の取付け部に固定部を、他方の取
付け部に可動子2を取付けて可動子2を固定子1に対し
て非接触状態に保持して成ることを特徴とするものであ
る。このような構成とすることで、連結体13の支点部
50を境にして両側の取付け部51が運動するものであ
り、この場合、連結体13の支点部50を境にした両側
の取付け部51の運動方向の変位が少ないので、可動子
2の上下方向の振動を抑えることができるものである。
【0006】また、連結体13が支点部を境にして両取
付け部を180°逆方向に延設して構成してあることが
好ましい。このような構成とすることで、連結体13の
上下長さを短くすることができるものである。また、連
結体13が板ばねからなることが好ましい。このような
構成とすることで、連結体13を可動子2の振動周波数
を決定する際における固有振動数を求めるためのばね定
数の項として利用することができるものである。
【0007】また、連結体13が薄い板ばねを複数枚重
ね合わせて構成してあることが好ましい。このような構
成とすることで、上記可動子2の振動周波数を決定する
際における固有振動数を求めるためのばね定数の項を調
整できるとともに非運動方向の動きに対して剛性を持た
せることができるものである。また、連結体13が固定
子1に蝶番により回動自在に取付けられる変位不能の板
体と、固定部に蝶番により回動自在に取付けられる変位
不能の板体と、両板体を支点部を構成する蝶番を境にし
て回動自在に連結して構成してあることが好ましい。こ
のような構成とすることで、非運動方向の剛性が非常に
強くなるものである。
【0008】また、連結体13が支点部を境に第1ばね
部と第2ばね部とから構成してあることが好ましい。こ
のような構成とすることで、単一ばねで構成するよりも
各ばね部の長さが短くてよいものである。また、連結体
13の第1ばね部と第2ばね部との長さが略同一である
ことが好ましい。このような構成とすることで、可動子
2の上下動きを無くし、上下方向の振動が無くなるもの
である。
【0009】また、連結体13が一方のばね部の隣りに
他方のばね部が隣接して配置され、両ばね部の端部同士
が支点部において連続していることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、連結体13の構成を簡略化でき
ることになる。また、連結体13が環状をした一方のば
ね部と、該環状をした一方のばね部の内部に他方のばね
部が位置し、この他方のばね部の一端部が一方の環状を
したばね部の一部と連続して該連続部分が支点部となっ
ていることが好ましい。このような構成とすることで、
リニアアクチュエータの厚み(前後)方向における連結
体の剛性が上がるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて詳述する。図1には本発明の振動型リニ
アアクチュエータである電動機Aを駆動源として用いて
いる往復式電気かみそりの要部の正面断面図を示し、電
動機Aは電気かみそり本体B内に組み込んである。図2
には電動機A及び内刃体3の組立状態の斜視図を示し、
図3には電動機Aの分解斜視図を示している。
【0011】電動機Aは固定子1に対して可動子2を往
復動させるための往復運動式のものである。可動子2は
永久磁石8とヨーク9とこれらを一体化する骨組み部材
10とで構成してある。ヨーク9は磁性材料であって永
久磁石8が接着してある。固定子1は磁性材料の焼結体
や磁性材料の鉄板を積層したものに巻線11を施した電
磁石により構成してある。電磁石により構成した固定子
1は可動子2に設けた永久磁石8とギャップ12を隔て
て面対向している。
【0012】13は可動子2を固定子1に対して非接触
状態に保持して上記ギャップ12を確保するための連結
体であり、連結体13はばね鋼あるいは成形品からなる
板ばねである。連結体13は伸びの少ない材料からな
り、上記ギャップ12を保持するものである。連結体1
3は少なくとも一つの支点部50を持ち、支点部50を
境にして両側に取付け部51を備え、一方の取付け部5
1を固定部であるシャーシ14にねじ具15又は溶接に
より固定してあり、他方の取付け部51を可動子2にね
じ具15又は溶接により固着してある。図2、図3に示
す実施形態においては、板ばねよりなる連結体13に切
り欠きを設けることで固定部であるシャーシ14と一つ
の可動子2とを連結する連結体13に支点部50を境に
して2つの取付け部51となる第1ばね部53aと第2
ばね部53bとが設けてある。図2、図3に示す実施形
態においては、可動子2が2つ設けてあり、このため、
各可動子2を固定部であるシャーシ14に連結して支持
するために2つの連結体13があるが、この2つの連結
体13は連設部54により連設してある。しかしなが
ら、連設部54で連設することなく2つの連結体13を
別体として分離したものであってもよい。連設部54で
連設したものは2つの連結体13を一度の打抜きで同時
に形成することができる。連結体13は支点部50を境
にして2つの取付け部51が180°逆方向に延設して
ある(つまり、支点部50を境にして一つの取付け部5
1の延長線上に他の一つの取付け部51を延設するので
はなく、支点部50を境にして一つの取付け部51の延
長線とは180°逆方向に延設してある)。
【0013】固定子1を構成する電磁石はねじ具14に
よりシャーシ7に固定してある。この実施例では図2に
示すように可動子2は固定部を構成するシャーシ7から
連結体13を構成する板ばねにより吊り下げられた構成
となっている。ここで、固定子1である電磁石の電流方
向を交番にすることで、可動子2に取付けた永久磁石8
が往復方向に移動するようになっていていわゆるリニア
モータと称される往復運動式の電動機Aを構成してお
り、この往復運動式の電動機Aは上記のように可動子
2、固定子1が連結体13、シャーシ7を介して位置固
定されてブロック化してある。
【0014】尚、連結体13を構成するばね板を薄板を
複数枚重ね合わせて構成してもよい。この場合、薄板に
することで板金の応力を低減することができる。尚、固
定子1をシャーシ7に固定せず、可動子2、連結体1
3、シャーシ7のブロックとは別として固定子1をかみ
そり本体Bのハウジングに固定するようにしてもよい。
【0015】可動子2は添付図面に示す実施例では複数
個設けてあるが可動子2は1個でもよい。可動子2には
駆動子17が設けてあり、駆動子17には内刃を有する
内刃体3を上下移動自在に取付けてあって、内刃体3は
押し上げばねにより上方に弾性的に押し上げられていて
内刃体3の内刃を外刃21に弾接している。本実施形態
の電動機Aを駆動源として用いた往復式電気かみそりに
おいて駆動周波数は系の固有振動数により決まる。した
がって、この場合は、可動子2と駆動子17と内刃体3
の合計重量Mと連結体13を構成する板ばねのばね定数
Kbと磁石の吸引力によるばね定数成分Kmとの合計の
ばね定数Kから、周波数f=(1/2π)・(K/M)
1/2 が決定される。
【0016】しかして、固定子1である電磁石の電流方
向を交番にすることで、可動子2が往復方向に移動する
のであるが、可動子2が往復方向に移動すると、連結体
13は支点部50を境にして両側に第1ばね部53aを
構成する取付け部51と第2ばね部53bを構成する取
付け部51とを備え、一方の取付け部に固定部を、他方
の取付け部に可動子2を取付けて可動子2を固定子1に
取付けているので、連結体13の支点部50を境にして
一方の取付け部51を構成する第1ばね部53aと、他
方の取付け部51を構成する第2ばね部53bが運動す
ることになる。この場合、第1ばね部53aが振子運動
すると、この振子運動した第1ばね部53aの非固定端
である支点部50を支点にして第2ばね部53bが振子
運動する。このように振子運動がお互いに逆方向である
ため全体として可動子2の上下動が無くなるものであ
る。また、従来のように、一つのもので板ばねを構成す
る場合と比べて、各ばね部53a、53bの変位は半分
でよくて、ばねの長さも短縮できるものである。
【0017】この場合、第1ばね部53aと第2ばね部
53bとの長さが略同じであると、可動子2の上下移動
をゼロにできるものである。ここで、板ばねよりなる連
結体13に切り欠きを設けて固定部であるシャーシ14
と一つの可動子2とを連結する連結体13に支点部50
を境にして2つの取付け部51となる第1ばね部53a
と第2ばね部53bとを設けるに当たり、ばね板の打抜
きにより連結体13を形成するのであるが、この場合、
図2、図3に示す実施形態においては、一方のばね部5
3aの隣りに他方のばね部53bが切り欠きを介して隣
接して配置され、両ばね部53a、53bの端部同士が
支点部50において連続している。このような構成とす
ると、切り欠きを介してばね部53aとばね部53bと
を隣接させると共に支点部50部分に連続させるという
簡単な構成で簡略な連結体13を得ることができるもの
である。
【0018】図4、図5には本発明の他の実施形態が示
してあり、本実施形態においては、連結体13が環状
(実施形態においては矩形環状)をした一方のばね部5
3aと、該環状をした一方のばね部53aの内部に他方
のばね部53bが位置し、この他方のばね部53bの一
端部が一方の環状をしたばね部53aの一部と連続して
いてこの連続部分が支点部50となっている例である。
【0019】このものにおいては、一方の環状のばね部
53aの内部に他方のばね部53bが位置しているの
で、連結体13のねじれに対して強いものであり、電動
機Aの厚み方向(前後方向)における連結体13の剛性
が上がるものである。次に、図6に基づいて本発明の他
の実施形態につき説明する。この実施形態においては、
連結体13が固定子1に蝶番13cにより回動自在に取
付けられる変位不能の板体13aと、固定部に蝶番13
dにより回動自在に取付けられる変位不能の板体13b
と、両板体13aを支点部50構成する蝶番13eを境
にして回動自在に連結して構成してある。そして、上記
変位不能な2つの板体13a、13b、蝶番13c、蝶
番13d、蝶番13eとよりなる蝶番機構の連結体13
は運動方向にのみ変位可能で、ギャップ12を保持して
いる。この時のばね定数K=Km(磁石の吸引力による
ばね定数)となる。この実施形態においては、非運動方
向の剛性が非常に強くなる。なお、この実施形態におい
ても、図6のように一方の板体13aの隣りに他方の板
体13aを隣接させて、支点部50となる蝶番13eに
両板体13aの他端部をそれぞれ回動自在に連結するよ
うに配置する場合と、図示は省略しているが、一方の板
体13aを環状とし、この環状の一方の板体13aの一
端部を蝶番13cで固定部又は可動子2の一方に取付
け、環状をした一方の板体13a内に他方の板体13b
を配置し、他方の板体13bの一端部蝶番13dにより
可動子2又は固定部の他方に取付け、他方の板体13b
の他端部を環状の板体13aの他端部に支点部50とな
る蝶番13eにより回動自在に取付ける構成とする場合
とがある。
【0020】次に、図7、図8に基づいて本発明の更に
他の実施形態を説明する。すなわち、前述の各実施形態
においては、連結体13が固定部から可動子2を吊り下
げるように構成したものであるが、図7、図8に示す実
施形態においては、連結体13により固定部から可動子
2を持ち上げるように構成したものである。すなわち、
図7、図8に示す実施形態においては、固定部となるシ
ャーシ7から連結体13により可動子2を持ち上げる構
造となっている。ここで、連結体13は板ばねにより構
成してあり、可動子2及びシャーシ7に溶接してある。
このように連結体13により固定部から可動子2を持ち
上げるように構成したものも、前述の連結体13により
固定部から可動子2を吊り上げるように構成したものと
同じ効果を有している。なお、図7に示すものは連結体
13が環状(実施形態においては矩形環状)をした一方
のばね部53aと、該環状をした一方のばね部53aの
内部に他方のばね部53bが位置し、この他方のばね部
53bの一端部が一方の環状をしたばね部53aの一部
と連続していてこの連続部分が支点部50となっている
例である。また、図8に示すものは、一方のばね部53
aの隣りに他方のばね部53bが切り欠きを介して隣接
して配置され、両ばね部53a、53bの端部同士が支
点部50において連続している例である。
【0021】次に、図9、図10に基づいて本発明の更
に他の実施形態を説明する。この実施形態においては、
連結体13が固定部より伸びて可動子2を側面から支持
するように構成したものである。すなわち固定部を構成
するシャーシ7から側方に板ばねよりなる連結体13が
伸びて可動子2を側面から支持するようになっている。
連結体13は可動子2及びシャーシ7に溶接して固着し
てある。この実施形態においては、可動子2の上下方向
の変位がなくなるものである。なお、図10に示すもの
は連結体13が環状(実施形態においては矩形環状)を
した一方のばね部53aと、該環状をした一方のばね部
53aの内部に他方のばね部53bが位置し、この他方
のばね部53bの一端部が一方の環状をしたばね部53
aの一部と連続していてこの連続部分が支点部50とな
っている例である。また、図9に示すものは、一方のば
ね部53aの隣りに他方のばね部53bが切り欠きを介
して隣接して配置され、両ばね部53a、53bの端部
同士が支点部50において連続している例である。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、固定子に対して可動子を往復動させるための往復運
動式の電動機であって、運動方向にのみ変位可能で運動
方向以外には変位不能の連結体で可動子を固定部に堅持
して可動子と固定子とを非接触構造にし、この連結体は
少なくとも一つの支点部を持ち、支点部を境にして両側
に取付け部を備え、一方の取付け部に固定部を、他方の
取付け部に可動子を取付けて可動子を固定子に対して非
接触状態に保持してあるので、可動子を非接触で運動す
ることができて、摺動部が無くなり高速で動かすことが
でき、摺動部がないので長寿命で騒音も小さのは勿論の
こと、連結体の支点部を境にして両側の取付け部が運動
し、この両側の取付け部の運動方向の変位が少ないの
で、可動子の上下方向に移動する量を少なくして、上下
方向の振動の発生を抑制することができるものである。
【0023】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、連結体が支点部
を境にして両取付け部を180°逆方向に延設して構成
してあるので、連結体の長さが短くてよいものである。
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1記
載の発明の効果に加えて、連結体が板ばねからなるの
で、連結体を可動子の振動周波数を決定する際における
固有振動数を求めるためのばね定数の項として利用する
ことができるものである。
【0024】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、連結体が薄い板
ばねを複数枚重ね合わせて構成してあるので、上記ばね
定数の項の調整ができると共に、非運動方向に対する剛
性を持たせることができて、非運動方向への変位を防止
できるものである。また、請求項5記載の発明にあって
は、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、連結体が
固定子に蝶番により回動自在に取付けられる変位不能の
板体と、固定部に蝶番により回動自在に取付けられる変
位不能の板体と、両板体を支点部を構成する蝶番を境に
して回動自在に連結して構成してあるので、非運動方向
の剛性が非常に強く、非運動方向への変位を防止できる
ものである。
【0025】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、連結体が支点部
を境に第1ばね部と第2ばね部とから構成してあるの
で、単一ばねで構成するよりも各ばね部の長さが短くて
よいものである。また、請求項7記載の発明にあって
は、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、連結体の
第1ばね部と第2ばね部との長さが略同一であるので、
可動子の上下動をできるだけ無くすことができるもので
ある。
【0026】また、請求項8記載の発明にあっては、上
記請求項3又は請求項4記載の発明の効果に加えて、連
結体が一方のばね部の隣りに他方のばね部が隣接して配
置され、両ばね部の端部同士が支点部において連続して
いるので、連結体の構成を簡略化できるものである。ま
た、請求項9記載の発明にあっては、上記請求項3又は
請求項4記載の発明の効果に加えて、連結体が環状をし
た一方のばね部と、該環状をした一方のばね部の内部に
他方のばね部が位置し、この他方のばね部の一端部が一
方の環状をしたばね部の一部と連続して該連続部分が支
点部となっているので、電動機の厚み方向(前後方向)
における連結体の剛性が向上し、電動機の厚み方向の変
位を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機を使用した往復式電気かみそり
の要部の正面断面図である。
【図2】同上の往復運動式の電動機及び内刃体の組立状
態の斜視図である。
【図3】同上の往復運動式の電動機の分解斜視図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例の往復運動式の電動機及び
内刃体の組立状態の斜視図である。
【図5】同上の往復運動式の電動機の分解斜視図であ
る。
【図6】本発明の更に他の実施例の往復運動式の電動機
及び内刃体の組立状態の斜視図である。
【図7】本発明の更に他の実施例の往復運動式の電動機
及び内刃体の組立状態の斜視図である。
【図8】本発明の更に他の実施例の往復運動式の電動機
及び内刃体の組立状態の斜視図である。
【図9】本発明の更に他の実施例の往復運動式の電動機
及び内刃体の組立状態の斜視図である。
【図10】本発明の更に他の実施例の往復運動式の電動
機及び内刃体の組立状態の斜視図である。
【符号の説明】
A 電動機 1 固定子 2 可動子 3 内刃体 13 連結体 50 支点部 51 取付け部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子に対して可動子を往復動させるた
    めの往復運動式の電動機であって、運動方向にのみ変位
    可能で運動方向以外には変位不能の連結体で可動子を固
    定部に堅持して可動子と固定子とを非接触構造にし、こ
    の連結体は少なくとも一つの支点部を持ち、支点部を境
    にして両側に取付け部を備え、一方の取付け部に固定部
    を、他方の取付け部に可動子を取付けて可動子を固定子
    に対して非接触状態に保持して成ることを特徴とする振
    動型リニアアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 連結体が支点部を境にして両取付け部を
    180°逆方向に延設して構成してあることを特徴とす
    る請求項1記載の振動型リニアアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 連結体が板ばねからなることを特徴とす
    る請求項1記載の振動型リニアアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 連結体が薄い板ばねを複数枚重ね合わせ
    て構成してあることを特徴とする請求項1記載の振動型
    リニアアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 連結体が固定子に蝶番により回動自在に
    取付けられる変位不能の板体と、固定部に蝶番により回
    動自在に取付けられる変位不能の板体と、両板体を支点
    部を構成する蝶番を境にして回動自在に連結して構成し
    てあることを特徴とする請求項1記載の振動型リニアア
    クチュエータ。
  6. 【請求項6】 連結体が支点部を境に第1ばね部と第2
    ばね部とから構成してあることを特徴とする請求項1記
    載の振動型リニアアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 連結体の第1ばね部と第2ばね部との長
    さが略同一であることを特徴とする請求項6記載の振動
    型リニアアクチュエータ。
  8. 【請求項8】 連結体が一方のばね部の隣りに他方のば
    ね部が隣接して配置され、両ばね部の端部同士が支点部
    において連続していることを特徴とする請求項3又は請
    求項4記載の振動型リニアアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 連結体が環状をした一方のばね部と、該
    環状をした一方のばね部の内部に他方のばね部が位置
    し、この他方のばね部の一端部が一方の環状をしたばね
    部の一部と連続して該連続部分が支点部となっているこ
    とを特徴とする請求項3又は請求項4記載の振動型リニ
    アアクチュエータ。
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