JPH11136649A - データ放送送出システムおよびデータ放送受信装置 - Google Patents

データ放送送出システムおよびデータ放送受信装置

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JPH11136649A
JPH11136649A JP9296908A JP29690897A JPH11136649A JP H11136649 A JPH11136649 A JP H11136649A JP 9296908 A JP9296908 A JP 9296908A JP 29690897 A JP29690897 A JP 29690897A JP H11136649 A JPH11136649 A JP H11136649A
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JP
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data file
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JP9296908A
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English (en)
Inventor
Atsushi Horioka
篤史 堀岡
Kazuaki Obara
和昭 小原
Takashi Takeda
享司 竹田
Shinya Kusuhara
信哉 楠原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 テレビ映像信号の隙間を利用したデータ放送
において、送出システムは表示方法指定を変化させた複
数のデータファイルを送出し、受信機は自身の表示能力
に適合するデータファイルを選択・表示して、様々な受
信装置に対応できるデータ放送送出システム,データ放
送受信装置を提供する。 【解決手段】 表示方法を変化させた複数のデータファ
イルを格納部411に格納し、オペレータは利用ファイ
ル設定部413で受信機の表示能力に適合するファイル
を指定すると、適合するファイルのみがブラウザ412
に表示される。適合しないファイルは削除コマンド発生
部410により、格納部411より削除される構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ映像信号
の隙間を利用したデータ放送において、伝送させる番組
をパーソナルコンピュータやテレビ受信機等の様々な表
示能力を持った受信装置に対応させることのできるデー
タ放送送出システム、およびデータ放送受信装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビ朝日データ社によるADA
MS方式等の、テレビ映像信号の隙間(VBI=垂直帰
線消去期間)の特定の領域を利用して、HTML形式の
データを伝送するデータ放送が開始された。このような
データ放送は電波産業界の規格(ARIB)に基づいて
データ信号として伝送される。データは番組に含まれる
データファイルとして放送局ごとに放送されるが、AR
IBにおいてデータ放送は、文字多重放送とは異なる4
本の水平走査線を用いて伝送されるように決められてい
る。このデータ放送における番組とは従来のテレビ放送
のそれとは概念が異なり、一定時間内に伝送される複数
のファイル群(主にHTML形式のデータ)と考えるこ
とができ、放送局は事前に作成したファイル群を送出す
るが、受信側は受け取ったファイルを順次記憶媒体に格
納し、さらに送出側(放送局側)は、これらのファイル
群のディレクトリ構造(階層的にファイルを格納する際
の、階層構造)情報を含めて伝送することにより、受信
側は記憶媒体に、送出側におけるファイル構造を再現す
る。この技術はミラーリングとよばれており、様々な方
法が提案されている。このミラーリングを行うことによ
り、受信機上で送出側と同様のデータ表示が可能とな
る。
【0003】上述したように、受信機にはデータ放送を
受信するためのテレビ放送受信チューナと、受信したデ
ータをデコードするためのソフトウェアと、デコードし
て得られたファイルを格納するハードディスクなどの記
憶媒体と、ファイルを表示するためのブラウザと呼ばれ
る閲覧のためのソフトウェアと、視覚情報として表示す
るためのディスプレイを備えていれば良いので、例えば
現在のパーソナルコンピュータにテレビ放送受信チュー
ナを付加した様な構成が考えられる。また、現在のテレ
ビ放送受信機にデコードおよびブラウザのソフトウェア
と、記憶媒体を備えた様な構成も考えられ、共に実現可
能であるので、ある利用者はパーソナルコンピュータ上
でデータ放送を閲覧し、またある利用者はテレビ受信機
上で閲覧する事になる。しかし両者は主に、画面の表示
能力とソフトウェアのバージョンアップの対応のし易さ
の2つの点で大きく異なっているため、現在の技術では
すべてのデータを共用化することは難しい。以下にその
理由について説明する。
【0004】まず画面の表示能力の違いであるが、現在
のパーソナルコンピュータは安価なもので640×48
0ドットの解像度をもち、中級機以上では1280×1
024ドットの解像度を持つものが一般的となった。そ
れに対し現在のテレビ受信機はNTSC方式で350×
338ドット、HDTV方式で1030×686ドット
の解像度であり、パーソナルコンピュータの表示能力に
比べて貧弱である。従来HTML形式のデータはパーソ
ナルコンピュータ上で利用されて来たために、パーソナ
ルコンピュータの表示能力を前提にして作成されるが多
く、このようなデータをテレビ受信機のディスプレイ上
で表示した場合には解像度の性能不足により、特に文字
において視認性が著しく低下する。さらにパーソナルコ
ンピュータは机上に設置されるために利用者がディスプ
レイに比較的接近(50cm前後)して閲覧される事が
多いのに対し、テレビ受信機は居間の隅などに設置され
るために利用者は比較的離れて(3m以上)閲覧される
ことが多く、このことはテレビ受信機上に表示されたH
TML形式のデータの視認性のさらなる低下につなが
る。従って現在では事実上パーソナルコンピュータ用に
作成されたHTMLデータのテレビ受信機上での利用は
不可能であると言わざるを得ない。
【0005】次にソフトウェアのバージョンアップの対
応のし易さの違いであるが、パーソナルコンピュータ
は、データ格納にハードディスク等の大容量を確保し易
い磁気記録媒体を用いることが多く、ここにはデータ放
送により得られたデータファイルだけでなく、通常ブラ
ウザと呼ばれるデータ放送を表示させるためのソフトウ
ェアも格納することができる。さらにデータ放送のデコ
ードプログラム等のソフトウェアでも高速演算が要求さ
れないものはここに格納される。従って、データ放送の
機能拡張などによりソフトウェアの交換が要求された際
には、これらのソフトウェアを新しいものに取り替える
だけで良いので、比較的簡単にバージョンアップが実現
できる。それに対しテレビ受信機はデータ格納に半導体
メモリ等の揮発性記録媒体を用い、ブラウザなどのソフ
トウェアは不揮発性半導体メモリに格納することが多
い。これは、パーソナルコンピュータは様々な目的に用
いられることを前提とした設計が行われているのに対
し、テレビ受信機がテレビ放送の受信という限定された
機能を実現する事を前提として設計がされているためで
あるのと、テレビ受信機の利用者は一般にパーソナルコ
ンピュータの利用者に比べて機器の管理能力に劣る傾向
にあるので、機器はより故障が起こり難い構成でなけれ
ばならないといった理由もある。このため、ソフトウェ
アの交換は半導体メモリの取り替えを行わねばならず、
手間がかかる上、部品交換は経済的にも不利であり、ソ
フトウェアのバージョンアップは困難である。
【0006】上述の問題を解決する方法として、表示方
法を変化させた複数のデータファイルを伝送する方法が
考えられる。これはデータ放送というよりもむしろイン
ターネットで使用されている方法で、受信機側のブラウ
ザの機能(バージョン等)に違いがある場合、データ送
出者は種々のブラウザ毎に表示方法だけを変えた(デー
タの内容、すなわち本文などは変化させない)データフ
ァイルを複数準備し、利用者は自分の受信機のブラウザ
に最適な表示方法が設定されたデータファイルを選んで
獲得すれば、望ましい表示が得られるというものであ
る。この方法をデータ放送にそのまま応用すればよく、
以下にDOS/V使用パーソナルコンピュータ上でオペ
レーティングシステムにMicrosoft社のWin
dows95を使用し、ブラウザにはNetscape
社の「Netscape Navicgator」を使
用した時を例を挙げて説明する。
【0007】図18はデータ放送において、2種類の閲
覧形態を可能とした1番組のファイル構造一覧である。
ディレクトリはファイルの格納されるディレクトリ名で
あり、ファイル名はそれぞれのファイル名である。リン
ク先は各ファイルがリンクして用いる対象ファイルであ
る。これは各ファイルにHTML文法で記述し、その詳
細は後述する。
【0008】ここで閲覧形態は、高解像度のディスプレ
イを具備し、ソフトウェアの追加などにより順次機能を
拡張することのできるパーソナルコンピュータ等をデー
タ放送受信機とした場合向けの表示形態(以下、表示形
態1と呼ぶ)と、ディスプレイの解像度は低く、ソフト
ウェアも非揮発性のメモリなどで提供されるために機能
拡張を行うことが困難なテレビ受信機等をデータ放送受
信機とした場合向けの表示形態(以下、表示形態2と呼
ぶ)との2種類とする。
【0009】まず、データ放送を送出する放送局は、図
18に示されたファイル群を1番組として放送し、デー
タ放送受信機はこれらのファイル群を受け取り、ハード
ディスク内にミラーリングを行ない、その後ブラウザは
データファイルの中でインデックスファイル(表紙とな
るファイル。ここでは表示形態1用の「1_INDE
X.HTM」と表示形態2用の「2の中でインデックス
ファイル(表紙となるファイル。ここでは表示形態1用
の「1_INDEX.HTM」と表示形態2用の「2_
INDEX.HTM」の2種類が存在している)のうち
いずれか1つを表示する。以下に表示形態1と表示形態
2の場合について、上記のファイルをブラウザで閲覧す
る時の動作について説明する。
【0010】まず、表示形態1の場合、ブラウザは最初
に表示形態1用の「1_INDEX.HTM」のファイ
ルを表示する(この最初に表示するファイルは予め登録
しておく必要がある)。
【0011】図8は「1_INDEX.HTM」をブラ
ウザで表示した時の画面である。画面は上下2段に区切
られており、さらに上段は3つの部分に区切られてい
る。これはHTML文法のフレーム形式と呼ばれる方法
で実現する。この上段左には動画のCMが表示され、上
段中央にはニュースの各項目が表示され、上段右には天
気予報の各項目が表示されている。下段には情報本文が
表示され、前記ニュースと天気予報の各項目のうちいず
れかがオペレータにより選択されると、リンクされた別
ファイルが下段に表示される。ここではニュースの「総
合」の項目が選択された場合の情報本文が示されてい
る。
【0012】図11はこの「1_INDEX.HTM」
の内容である。HTML文法の詳細な説明はここでは行
わないが、CM、ニュース、天気予報の3つの部分に区
切られた上段にはそれぞれ「CM/1_CM.HT
M」、「1_TYTLE1.HTM」、「1_TYTL
E2.HTM」のファイルがリンクされ、それぞれの領
域の名称は「FCM」、「FINDEX2」、「FIN
DEX3」と定義されている。また下段にはディフォル
トとして「NEWS/1_NEWS0.HTM」がリン
クされ、この領域の名称は「FC」と定義されているこ
とが記述されている。ブラウザは「1_INDEX.H
TM」を開いて表示するのに続いてこれらの4つのファ
イルを開いて、それぞれに相当する領域に表示を行う。
【0013】図12は「CM/1_CM.HTM」の内
容である。ここでは「1_CM1.DCR」というファ
イルを実行させることが記述されている。この「DC
R」という拡張子を持つファイルは動画像データを格納
されており、Macromedia社の「Shockw
ave」と呼ばれるプログラムを予めブラウザに添付し
ておけば、ブラウザ上でこのファイルを再生することが
できる。このファイルにコマーシャルの動画像を記録し
ておく。
【0014】図13は「1_TYTLE1.HTM」の
内容である。ここでは「ニュース」という文字に続いて
「総合」、「社会」、「政治」、「経済」、「国際」、
「社説」、「スポーツ」という見出しが表示され、各見
出しにはそれぞれ「NEWS/1_NEWS0.HT
M」、「NEWS/1_NEWS1.HTM」、「NE
WS/1_NEWS2.HTM」、「NEWS/1_N
EWS3.HTM」、「NEWS/1_NEWS4.H
TM」、「NEWS/1_NEWS5.HTM」、「N
EWS/1_NEWS6.HTM」のファイルがリンク
されていることが記述されている。従ってオペレータが
例えば見出し「スポーツ」を選択した際には、リンクさ
れたファイル「NEWS/1_NEWS6.HTM」が
「FC」と名前付けられた領域(画面下段)に実行され
ることになる。
【0015】図14は「1_TYTLE2.HTM」の
内容である。ここでは「天気」という文字に続いて「全
国」、「北海道」、「東北」、「関東」、「中部」、
「近畿」、「中国」、「四国」、「九州」という見出し
が表示され、各見出しにはそれぞれ「WHETHER/
1_WHETHER0.HTM」、「WHETHER/
1_WHETHER1.HTM」、「WHETHER/
1_WHETHER2.HTM」、「WHETHER/
1_WHETHER3.HTM」、「WHETHER/
1_WHETHER4.HTM」、「WHETHER/
1_WHETHER5.HTM」、「WHETHER/
1_WHETHER6.HTM」、「WHETHER/
1_WHETHER7.HTM」、「WHETHER/
1_WHETHER8.HTM」のファイルがリンクさ
れていることが記述されている。従ってオペレータが例
えば見出し「九州」を選択した際には、リンクされたフ
ァイル「WHETHER/1_WHETHER8.HT
M」が「FC」と名前付けられた領域(画面下段)に実
行されることになる。
【0016】図15は「NEWS/1_NEWS0.H
TM」の内容である。ここでは「台風情報」という文字
に続いて「NEWS0.GIF」という静止画像ファイ
ル、さらに「3日、気象庁発表。・・・」という文字列
が表示される事が記述されている。以上により、オペレ
ータは、「ニュース」あるいは「天気」と表示された領
域内の任意の見出しを選択することにより、その詳細な
情報をブラウザ下段に表示されて閲覧することができ
る。
【0017】続いて表示形態2の場合、ブラウザは最初
に表示形態2用の「2_INDEX.HTM」のファイ
ルを表示する(この最初に表示するファイルは予め登録
しておく必要がある)。
【0018】図9は「2_INDEX.HTM」をブラ
ウザで表示した時の画面である。表示形態1の場合と異
なり、画面上の仕切りは無く(中央の横線は罫線であ
る)、さらに動画のCMを省略している。これによりフ
レーム形式および「Shockwave」の両機能を装
備していない旧式の低機能のブラウザであっても実現は
可能となる。さらに表示される文字も比較的大きなフォ
ントに設定しているので、解像度の低いテレビ受信機等
のディスプレイであっても実用に耐えられるだけの視認
性を得ることができる。
【0019】図16はこの「2_INDEX.HTM」
の内容である。「ニュース」という文字に続いて「総
合」、「社会」、「政治」、「経済」、「国際」、「社
説」、「スポーツ」という見出しが表示され、各見出し
にはそれぞれ「NEWS/2_NEWS0.HTM」、
「NEWS/2_NEWS1.HTM」、「NEWS/
2_NEWS2.HTM」、「NEWS/2_NEWS
3.HTM」、「NEWS/2_NEWS4.HT
M」、「NEWS/2_NEWS5.HTM」、「NE
WS/2_NEWS6.HTM」のファイルがリンクさ
れ、さらに「天気」という文字に続いて「全国」、「北
海道」、「東北」、「関東」、「中部」、「近畿」、
「中国」、「四国」、「九州」という見出しが表示さ
れ、各見出しにはそれぞれ「WHETHER/2_WH
ETHER0.HTM」、「WHETHER/2_WH
ETHER1.HTM」、「WHETHER/2_WH
ETHER2.HTM」、「WHETHER/2_WH
ETHER3.HTM」、「WHETHER/2_WH
ETHER4.HTM」、「WHETHER/2_WH
ETHER5.HTM」、「WHETHER/2_WH
ETHER6.HTM」、「WHETHER/2_WH
ETHER7.HTM」、「WHETHER/2_WH
ETHER8.HTM」のファイルがリンクされている
ことが記述されている。
【0020】続いてオペレータが見出し「総合」を選択
した際には、リンクされたファイル「NEWS/2_N
EWS0.HTM」が現在「2_INDEX.HTM」
が表示されている領域上に実行される。その結果「2_
INDEX.HTM」によって表示されている内容は消
去される。
【0021】図10は「NEWS/2_NEWS0.H
TM」をブラウザで表示した時の画面である。これも表
示形態1の場合と異なり、フレーム形式を使用しておら
ず、文字のフォントを比較的大きなものに設定してい
る。但し、地図画像を格納した静止画像ファイルは表示
1の時と同じものを共用している。これは、画像は文字
に比べてディスプレイの解像度により視認性の変化が小
さいので、ファイルを共用することにより、伝送するフ
ァイル容量を削減できるためである。当然、解像度の違
いにより共用できない場合にはそれぞれ個別の画像ファ
イルを用意する必要がある。図17は「NEWS/2_
NEWS0.HTM」の内容である。ここでは「台風情
報」という文字に続いて「NEWS0.GIF」という
静止画像ファイル、さらに「3日、気象庁発表。・・
・」という文字列が表示される事が記述されている。こ
こではフォントの大きさの指定を除いて「NEWS/1
_NEWS0.HTM」と同一であり、上述したように
リンクする静止画像ファイル「NEWS0.HTM」は
「NEWS/1_NEWS0.HTM」と同一のもので
ある。以上により、オペレータは、任意の見出しを選択
することにより、その詳細な情報をブラウザ上に表示さ
れて閲覧することができる。
【0022】再び図18に戻り、ここで示したファイル
はその利用のされ方(以下、利用種別と呼ぶ)により、
(1)表示形態1の時のみ用いられるもの、(2)表示
形態2の時のみ用いられるもの、(3)両方の表示形態
でも用いられるものの3種類に分類することができる。
ここでは(1)のファイル名は「1_・・・」とし、
(2)のファイル名は「2_・・・」とし、(3)のフ
ァイル名をそれ以外としている。
【0023】以上の方法により、受信機側のブラウザの
機能に違いがある場合であっても、データ送出者は種々
のブラウザ毎に表示方法をだけを変えたデータファイル
を複数準備し、利用者は自分の受信機のブラウザに最適
な表示方法が設定されたデータファイルを選んで獲得す
れば、望ましい表示結果を得ることができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
受信装置では次のような問題が発生する。放送局(送出
側)は様々なブラウザに対応できるようにするため、表
示方法だけを変えたファイルを送出し、受信機はこれら
のファイルを全て格納し、自分に適切なファイルだけを
使用することになる。例えば表示形態を10種類設定し
た場合は、実際表示に使用されるのは10分の1のファ
イルだけであって、他の10分の9のファイルは利用さ
れることはない。すなわち、上述の方法では受信機のデ
ータ格納部には利用されることのない不要なファイルが
次々と蓄積されることになり、記憶媒体の利用可能な容
量を減少させてしまう。
【0025】本発明は、かかる問題点を解消するために
なされたもので、データ放送送出システムは、各ファイ
ル毎の利用種別の識別子を受信機のブラウザの表示方法
を表す識別子としてファイルと共に伝送し、データ放送
受信装置は、各ファイルの利用種別を知ることにより、
受信したファイルのうち利用すべきものを除いて廃棄し
て、必要なファイルのみを格納し、記憶媒体を有効に利
用できるようなデータ放送送出システムおよびデータ放
送受信装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)にかかるデータ放送送出システ
ムは、地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利
用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意した複数の
データファイルを伝送するデータ放送送出システムであ
って、データファイルを伝送する際に前記ブラウザの表
示方法を表す識別子を付加するものである。
【0027】また、本発明(請求項2)にかかるデータ
放送送出システムは、請求項1に記載のデータ放送送出
システムにおいて、データファイルを伝送する際に、伝
送されるデータファイルだけでなく該データファイルに
関する情報を記録した第2のデータファイルも伝送し、
前記第2のデータファイル内の割り当てられた領域に前
記識別子を挿入するものである。
【0028】また、本発明(請求項3)にかかるデータ
放送送出システムは、請求項1に記載のデータ放送送出
システムにおいて、データファイルを伝送する際に、伝
送されるデータファイルのヘッダ内に割り当てられた領
域に前記識別子を挿入するものである。
【0029】また、本発明(請求項4)にかかるデータ
放送送出システムは、請求項1に記載のデータ放送送出
システムにおいて、データファイルを伝送する際に、該
データファイルを構成するデータグループ内に割り当て
られた領域に前記識別子を挿入するものである。
【0030】また、本発明(請求項5)にかかるデータ
放送受信装置は、地上波テレビジョン放送の垂直帰線消
去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意
した複数のデータファイルを伝送し、該データファイル
を伝送する際に、前記ブラウザの表示方法を表す識別子
を付加して送出するデータ放送により放送される番組の
データファイルを受信して前記ブラウザ画面上に表示す
るデータ放送受信装置であって、受信されたデータファ
イルを格納する格納部と、受信されたデータファイルに
付加された前記識別子を抽出する抽出部と、受信された
データファイルを前記ブラウザが利用可能であるか否か
を前記識別子より判定する判定部とを備え、前記判定部
が利用不可能と判定した場合に、前記格納部が該データ
ファイルの格納を中止あるいは該データファイルを削除
するようにしたものである。
【0031】また、本発明(請求項6)にかかるデータ
放送受信装置は、地上波テレビジョン放送の垂直帰線消
去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意
した複数のデータファイルを伝送し、該伝送されるデー
タファイルのデータファイル名に前記ブラウザの表示方
法を表す識別子を付加して送出するデータ放送により放
送される番組のデータファイルを受信して前記ブラウザ
画面上に表示するデータ放送受信装置であって、受信さ
れたデータファイルを格納する格納部と、受信されたデ
ータファイルのデータファイル名から前記識別子を抽出
する抽出部と、受信されたデータファイルを前記ブラウ
ザが利用可能であるか否かを前記識別子より判定する判
定部とを備え、前記判定部が利用不可能と判定した場合
に、前記格納部が該データファイルの格納を中止あるい
は該データファイルを削除するようにしたものである。
【0032】また、本発明(請求項7)にかかるデータ
放送受信装置は、地上波テレビジョン放送の垂直帰線消
去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意
した複数のデータファイルを伝送し、該データファイル
を伝送する際に、伝送されるデータファイルだけでなく
該データファイルに関する情報を記録した第2のデータ
ファイルも伝送し、該第2のデータファイル内の割り当
てられた領域に前記ブラウザの表示方法を表す識別子を
挿入するデータ放送により放送される番組のデータファ
イルを受信して前記ブラウザ画面上に表示するデータ放
送受信装置であって、受信されたデータファイルを格納
する格納部と、受信された第2のデータファイル内の割
り当てられた領域から前記識別子を抽出する抽出部と、
受信されたデータファイルを前記ブラウザが利用可能で
あるか否かを前記識別子より判定する判定部とを備え、
前記判定部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部
が該データファイルの格納を中止あるいは該データファ
イルを削除するようにしたものである。
【0033】また、本発明(請求項8)にかかるデータ
放送受信装置は、地上波テレビジョン放送の垂直帰線消
去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意
した複数のデータファイルを伝送し、該データファイル
を伝送する際に、該データファイルのヘッダ内に割り当
てられた領域に前記ブラウザの表示方法を表す識別子を
挿入するデータ放送により放送される番組のデータファ
イルを受信してブラウザ画面上に表示するデータ放送受
信装置であって、受信されたデータファイルを格納する
格納部と、受信中のデータファイルのヘッダ内に割り当
てられた領域より前記識別子を抽出する抽出部と、受信
されたデータファイルを前記ブラウザが利用可能である
か否かを前記識別子より判定する判定部とを備え、前記
判定部が使用不可能と判定した場合に、前記格納部が該
データファイルの格納を中止あるいは該データファイル
を削除するようにしたものである。
【0034】また、本発明(請求項9)にかかるデータ
放送受信装置は、地上波テレビジョン放送の垂直帰線消
去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意
した複数のデータファイルを伝送し、該データファイル
を伝送する際に、該データファイルを構成するデータグ
ループ内に割り当てられた領域に前記ブラウザの表示方
法を表す識別子を挿入するデータ放送により放送される
番組のデータファイルを受信してブラウザ画面上に表示
するデータ放送受信装置であって、受信されたデータグ
ループを格納する格納部と、受信中のデータグループ内
に割り当てられた領域より前記識別子を抽出する抽出部
と、受信されたデータグループより構成されるデータフ
ァイルを前記ブラウザが利用可能であるか否かを前記識
別子より判定する判定部とを備え、前記判定部が利用不
可能と判定した場合に、前記格納部が該データグループ
の格納を中止あるいは該データグループを削除するよう
にしたものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。ここではデータの伝送に
ADAMS方式を使った場合について実施例を示す。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1によるデー
タ放送送出システムの概略を説明する図である。図にお
いて101は格納部であり、ハードディスクなどの記憶
媒体により構成され、ここに送出すべきコンテンツファ
イル群を格納する。102は論理ファイル名決定部であ
り、伝送の際に使用するファイル名を決定する。103
はファイル識別部であり、前記コンテンツファイル群に
含まれる各々のコンテンツファイルの種別を識別する。
104はマップファイル作成部で、格納部101のコン
テンツファイル群を順次検索するとともに、論理ファイ
ル名決定部102とファイル識別部103の出力結果を
用いて、コンテンツファイル群についての情報を記述し
た第2のファイルとしてのマップファイルを作成する。
105はファイルエンコード部であり、DOSファイル
としてのコンテンツファイルとDOSファイルとしての
マップファイルとをファイルにエンコードする。106
はデータグループエンコード部で、前記ファイルをデー
タグループにエンコードする。107はデータパケット
エンコード部であり、前記データグループをデータパケ
ットにエンコードする。108は電波送出装置であり、
前記データパケットをテレビ放送のVBIに重畳して電
波を放送する。
【0036】次に動作について説明する。ここでは従来
の技術で説明したのと同様、表示形態1、表示形態2の
2種類の表示形態を実現するための図18に示すファイ
ル群を1番組として送出する場合を例に挙げる。まず、
格納部101は1番組に含まれるすべてのファイルのフ
ァイル名を論理ファイル名決定部102に出力する。論
理ファイル名決定部102では、これらのファイル名を
ADAMS方式に従い、8文字のファイル名部と3文字
の拡張子部をもつ、論理ファイル名(一放送日内で番組
毎にファイル名部が独立、かつ一番組内に含まれるファ
イルのファイル名部は同一、かつ一番組内で拡張子部が
独立な名称)に変換し、マップファイル作成部104に
出力する。
【0037】またファイル識別部103は格納部101
に格納された前記1番組に含まれるすべてのファイルを
検索し、それぞれのファイルが(1)表示形態1のみに
使用される、(2)表示形態2のみに使用される、
(3)表示形態1と表示形態2の両方で共用される、の
いずれであるかの利用種別を識別し、その識別結果を受
信機のブラウザの表示方法を表す識別子としてマップフ
ァイル作成部104に出力する。
【0038】図20はファイル識別部103における、
識別処理を示すフローチャートである。ここで、各ファ
イルは図18に示すように、ファイル作成時に利用種別
によってファイル名が決定されているとする。まず、フ
ァイル格納部103よりファイル名を入力する(ステッ
プS2001)。続いてファイル名の1文字目を取り出
す(ステップS2002)。この1文字が「1」ならば
(ステップS2003)、識別結果として文字「1」を
出力して(ステップS2004)終了する。しかしこの
1文字が「2」ならば(ステップS2005)、識別結
果として文字「2」を出力して(ステップS2006)
終了する。しかしこの1文字が「1」でも「2」でもな
い場合は、検索結果として文字「12」を出力(ステッ
プS2007)して終了する。ここでは1番組に含まれ
るファイルが複数存在するので、上述の処理を全てのフ
ァイルについて行う。
【0039】続いてマップファイル作成部104はマッ
プファイルを作成するが、このファイルの例を図19に
示す。マップファイルの書式は論理ファイル名、実ファ
イル名(ホームディレクトリからのパスも付与され
る)、ファイルサイズ、作成年月日、識別子の順にそれ
ぞれ二重引用符に囲まれ、タブ文字あるいはスペース文
字で区切られ、さらにファイル毎に改行文字で区切られ
て記述される。マップファイル作成部104では論理フ
ァイル名を前記論理ファイル名決定部102より入力
し、実ファイル名およびファイルサイズ、作成年月日を
格納部101より入力し、識別子をファイル識別部10
3より入力し、これらよりマップファイルを作成する。
なおマップファイル自身はマップファイルに記述する必
要が無く、その論理ファイル名は実ファイル名と同一
で、拡張子は「MAP」に固定される事はADAMS方
式で取り決められている。
【0040】送出すべきコンテンツファイルとマップフ
ァイルはその後ファイルエンコード部105においてA
RIBの定めるファイルという形式に変換される。図2
2はこのファイルの書式を示したものであり、この書式
はADAMS方式で定義されているものである。ファイ
ルには28バイトのファイルヘッダが付される。このフ
ァイルヘッダのうち、1〜2バイト目は番組番号(P
R)であり、これは各番組毎に独立な番号が2バイトの
整数で割り当てられ、ADAMS方式では0000(1
6進数)〜7FFF(16進数)が一般放送用、800
(16進数)〜FDFF(16進数)がシステム予約
用、FEOO(16進数)〜FEFF(16進数)が緊
急放送用、FF00(16進数)〜FFFF(16進
数)が使用禁止に決められている。3〜4バイト目は未
使用(NA)である。5〜16バイト目はファイル名で
あり、論理ファイル名が格納される。17〜19バイト
目はファイルタイプであるが現状では未使用(NA)と
なっている。20バイト目はアクセス属性で、これはバ
イナリ値のカウンタで番組の再送回数を表す整数が格納
される。21バイト目は総ファイル数で、1つのDOS
ファイルを生成するための接続すべきファイルの数であ
る。すなわち後続するファイルをこの数だけ連結して1
つのDOSファイルが構成されることになる。22バイ
ト目はファイル連結順で、上述のファイル連結の順番を
示す。23〜24バイトは機種・OSで、受信側の機種
を指定するものであるが、現状では未使用(NA)とな
っている。25〜28はファイルサイズで、後続するデ
ータのサイズを示す。
【0041】このファイルは続くデータグループエンコ
ード部106においてデータグループという形式に変換
される。図23はこのデータグループの書式を示したも
のであり、この書式はARIBで定義されており、AD
AMS方式でそのまま準拠されているものである。ここ
で1〜4ビット目はデータグループ連送(DGR)で、
連送のカウンタである。5〜8ビット目はデータグルー
プ識別(DGI1)で、データグループの種別を表す番
号が割り当てられている。9〜15ビット目はデータグ
ループ連続番号(DGC)で、連結されるデータグルー
プのカウンタである。16ビット目はデータグループリ
ンク(DGL)で、次のデータグループに連結するか否
かを示すフラグである。17〜40ビット目はデータグ
ループサイズ(DGS)で、データグループデータのバ
イト数を示す。41ビット目以降はデータグループデー
タ(DD)で、データグループサイズの長さだけ確保さ
れている。その後16ビットは冗長ビット(CRC)
で、16ビットのサイクリック・リダンダンシー・チェ
ック符号である。
【0042】このデータグループはさらにデータパケッ
トエンコード部107においてデータパケットに変換さ
れる。このように以上の変換処理は全てARIBおよび
ADAMSで定められているエンコード方法に従ってい
る。そしてデータパケットは電波送出装置108によっ
て、テレビ信号のVBIに重畳されて電波として送出さ
れる。
【0043】このように、本実施の形態1では、地上波
テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利用して受信機
のブラウザの表示方法毎に用意した複数のデータファイ
ルを伝送するデータ放送送出システムにおいて、データ
ファイルを伝送する際に、伝送されるデータファイルだ
けでなく該データファイルに関する情報を記録した第2
のデータファイル(マップファイル)も伝送し、前記第
2のデータファイル内の割り当てられた領域に前記ブラ
ウザの表示方法を表す識別子を挿入するようにしたか
ら、本システムにより送出されたデータ放送を受信する
受信機は受信したマップファイルを調べることにより各
ファイルの表示形態に相当する利用種別を知ることがで
きる。
【0044】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2によるデータ放送送出システムの概略を説明する図で
ある。図において格納部101、論理ファイル名決定部
102、ファイル識別部103、データグループエンコ
ード部106、データパケットエンコード部107、電
波送出装置108は実施の形態1と同じであり、以下の
部分が異なっている。204はマップファイル作成部
で、格納部101のコンテンツファイル群を順次検索す
るとともに、論理ファイル名決定部102の出力結果を
用いて、コンテンツファイル群についての情報を記述し
たマップファイルを作成する。205はファイルエンコ
ード部であり、DOSファイルとしてのコンテンツファ
イルとDOSファイルとしてのマップファイルとをファ
イルにエンコードするとともに、ファイル識別部103
より得られたファイル利用種別をブラウザの表示方法を
表す識別子としてそのファイルのヘッダに記述する。
【0045】次に動作について説明する。ここでも図1
8に示すファイル群を1番組として送出する場合を例に
挙げる。格納部101、論理ファイル名決定部102の
動作は実施の形態1と同一である。ファイル識別部10
3の動作も実施の形態1と同一であるが、識別結果をマ
ップファイル作成部104ではなく、ファイルエンコー
ド部205に出力する。
【0046】続いてマップファイル作成部204はマッ
プファイルを作成するが、このファイルの例を図21に
示す。マップファイルの書式は論理ファイル名、実ファ
イル名(ホームディレクトリからのパスも付与され
る)、ファイルサイズ、作成年月日の順にそれぞれ二重
引用符に囲まれ、タブ文字あるいはスペース文字で区切
られ、さらにファイル毎に改行文字で区切られて記述さ
れる。これは図19に示したマップファイル例から、識
別子の情報を除いたものといえる。マップファイル作成
部204では論理ファイル名を前記論理ファイル名決定
部102より入力し、実ファイル名およびファイルサイ
ズ、作成年月日を格納部101より入力し、これらより
マップファイルを作成する。
【0047】送出すべきコンテンツファイルとマップフ
ァイルはその後ファイルエンコード部205においてA
RIBの定めるファイルという形式に変換され、このフ
ァイルの書式は実施の形態1と同様図22に示す通りで
あるが、ファイル識別部103より入力された利用種別
の識別結果を23〜24バイト目の機種・OSを示す領
域にブラウザの表示方法を表す識別子として格納する。
すなわち、表示形態1のみで使用されるファイルならば
最下位ビットから数えて1ビット目だけを1とした00
01(16進数)、表示形態2のみで使用されるファイ
ルならば2ビット目だけを1とした0002(16進
数)、表示形態1と表示形態2で共用されるファイルな
らば1ビット目と2ビット目の両方を1とした003
(16進数)の値を格納する。
【0048】以下は実施の形態1と全く同様であり、こ
のファイルは続くデータグループエンコード部106に
おいてデータグループという形式に変換され、このデー
タグループはさらにデータパケットエンコード部107
においてデータパケットに変換される。そしてデータパ
ケットは電波送出装置108によって、テレビ信号のV
BIに重畳されて電波として送出される。
【0049】このように、本実施の形態2では、地上波
テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利用して受信機
のブラウザの表示方法毎に用意した複数のデータファイ
ルを伝送するデータ放送送出システムにおいて、データ
ファイルを伝送する際に、伝送されるデータファイルの
ヘッダ内に割り当てられた領域に前記ブラウザの表示方
法を表す識別子を挿入するようにしたから、本システム
により送出されたデータ放送を受信する受信機は受信し
たデータファイルのヘッダを調べることにより各ファイ
ルの表示形態に相当する利用種別を知ることができる。
【0050】なお、上述の説明ではマップファイルを利
用するADAMS方式を例にして説明したが、本実施の
形態2によるデータ放送送出システムによれば、マップ
ファイルを利用しない他のARIBに準拠した放送方式
においてもファイルの利用種別としての識別子を伝送す
ることが可能である。
【0051】また、上述の説明ではファイルの23〜2
4バイト目の機種・OSの領域に利用種別としての識別
子を表す値を格納するものについて説明したが、他の未
使用の領域(NA)を使用しても勿論構わない。またA
DAMS方式以外では当然ファイルの書式も異なるの
で、そのファイルに識別子を格納する領域も当然異なる
が、本方式と同様の方法で実現できることは言うまでも
なく、これらの応用を本発明の範囲から除外するもので
はない。
【0052】実施の形態3.図3は本発明の実施の形態
3によるデータ放送送出装置の概略を説明する図であ
る。図において格納部101、論理ファイル名決定部1
02、ファイル識別部103、ファイルエンコード部1
05、データパケットエンコード部107、電波送出装
置108は実施の形態1と同じであり、マップファイル
作成部204は実施の形態2と同じであり、以下の部分
が異なっている。306はデータグループエンコード部
で、ファイルをデータグループにエンコードするととも
に、ファイル識別部103より得られたファイル利用種
別としてのブラウザの表示方法を表す識別子をデータグ
ループのヘッダに記述する。
【0053】次に動作について説明する。ここでも図1
8に示すファイル群を1番組として送出する場合を例に
挙げる。格納部101、論理ファイル名決定部102の
動作は実施の形態1と同一である。ファイル識別部10
3の動作も実施の形態1と同一であるが、識別結果をマ
ップファイル作成部104ではなく、データグループエ
ンコード部205に出力する。続いてマップファイル作
成部204はマップファイルを作成するが、その動作は
実施の形態2の場合と同一である。
【0054】送出すべきコンテンツファイルとマップフ
ァイルはその後ファイルエンコード部105においてA
RIBの定めるファイルという形式に変換されるが、そ
の動作は実施の形態1の場合と同一である。このファイ
ルは続くデータグループエンコード部306においてデ
ータグループという形式に変換されるが、以下の動作を
行う点で実施の形態1および実施の形態2におけるデー
タグループエンコード部106と異なっている。図23
はこのデータグループの書式を示す通りであるが、ファ
イル識別部103より入力された利用種別の識別結果を
5〜8ビット目のデータグループ識別(DGI1)を示
す領域に格納する。すなわち、表示形態1のみで使用さ
れるファイルならば最下位ビットから数えて1ビット目
だけを1とした0001(2進数)、表示形態2のみで
使用されるファイルならば2ビット目だけを1とした0
010(2進数)、表示形態1と表示形態2で共用され
るファイルならば1ビット目と2ビット目の両方を1と
した0011(2進数)の値を格納する。
【0055】以下は実施の形態1と全く同様であり、こ
のデータグループはさらにデータパケットエンコード部
107においてデータパケットに変換される。そしてデ
ータパケットは電波送出装置108によって、テレビ信
号のVBIに重畳されて電波として送出される。
【0056】このように、本実施の形態3では、地上波
テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利用して受信機
のブラウザの表示方法毎に用意した複数のデータファイ
ルを伝送するデータ放送送出システムにおいて、データ
ファイルを伝送する際に、該データファイルを構成する
データグループ内に割り当てられた領域に前記ブラウザ
の表示方法を表す識別子を挿入するようにしたから、本
システムにより送出されたデータ放送を受信する受信機
は受信したデータグループを調べることにより各ファイ
ルの表示形態に相当する利用種別を知ることができる。
【0057】なお、上述の説明ではマップファイルを利
用するADAMS方式を例にして説明したが、上述の方
法によれば、マップファイルを利用しない他のARIB
に準拠した放送方式においてもファイルの利用種別とし
ての識別子を伝送することが可能であり、これらの応用
を本発明の範囲から除外するものではない。
【0058】以上では本発明のデータ放送送出システム
について実施の形態1〜実施の形態3として説明した
が、以下では本発明のデータ放送送出システムを用いて
送出されたデータ放送を受信する受信装置ついて実施の
形態4〜実施の形態7として説明する。以下の実施の形
態は、DOS/V使用パーソナルコンピュータ上でオペ
レーティングシステムにMicrosoft社のWin
dows95を使用した状態で動作するソフトウェアと
して実現しており、伝送方式としてADAMS方式を使
用している場合に用いられるものである。
【0059】実施の形態4.図4は本発明の実施の形態
4によるデータ放送受信装置の概略を説明する図であ
る。本実施の形態4によるデータ放送受信装置は、従来
の技術で説明した方法で図18に示したファイル名とフ
ァイル構造とを持つファイル群を出力するデータ放送送
出システムにより放送されたデータ放送を受信するもの
であって、さらに、従来の方式、即ちファイルの利用種
別を表す識別子がファイル名に記述される方式のデータ
放送送出システムによって送出されたデータ放送を受信
するものである。
【0060】図4において401はチューナであり、デ
ータ放送の電波から所望の放送局のものを選択する。4
02はデータパケット抽出部であり、チューナ401で
受信されたVBI信号からデータパケットを取り出して
出力する。403はデータパケットデコード部で、前記
データパケットをデコードしてデータグループとして出
力する。404はデータグループデコード部で、前記デ
ータグループをデコードしてファイルとして出力する。
405はファイルデコード部で、前記ファイルをデコー
ドしてDOSファイルにする。406はマップファイル
保持部で、得られたDOSファイルのうちマップファイ
ルを格納する。407はファイル名変更コマンド発生部
で、マップファイルに記述された論理ファイル名と実フ
ァイル名の情報から論理ファイル名のファイル名をもつ
ファイルのファイル名を実ファイル名に変更するための
コマンドを発生させる。408はコンテンツファイル保
持部で、得られたDOSファイルのうちコンテンツファ
イルを格納する。409は識別情報抽出部で、コンテン
ツファイル保持部408に格納されているファイルのフ
ァイル名から識別情報である利用種別としての識別子を
抽出する。410は削除コマンド発生部で、コンテンツ
ファイル保持部408に格納されているファイルが不要
である場合にはこれを削除する旨のコマンドを発生す
る。411は格納部で、コンテンツファイル保持部40
8においてファイル名を実ファイル名に変更されたファ
イルを格納する。412はブラウザで、格納部411に
格納されているコンテンツファイルを表示する。413
は利用ファイル設定部で、ブラウザの表示形態に相当す
る利用種別を設定する。
【0061】続いて動作について説明する。予め、ブラ
ウザ412は自身の表示形態に相当する利用種別として
の識別子を例えば1あるいは2として利用ファイル設定
部413に送信する。データパケット抽出部402は、
チューナ401が受信したVBI信号からデータパケッ
トを取り出してデータパケットデコード部403へ出力
するが、その取り出し方は既存の文字多重放送の場合と
同一で、1本のデータラインに含まれる296ビットの
データ列のうち、先頭の同期部24ビットを除いた第2
5ビット目から第296ビット目までの272ビットの
データをデータパケットとして取り出す。続いてデータ
パケットデコード部は、272ビットのデータパケット
より第15ビット目から第190ビット目までの176
ビットをデータブロックとして取り出し、データグルー
プデコード部404に出力する。(第1ビット目から第
14ビット目までの14ビットはプリフィックス、第1
91ビット目から第272ビット目までの82ビットは
ECCである。)データグループデコード部404では
得られた176ビットのデータブロックを1個以上接続
してデータグループとし、その中からデータを表すデー
タグループデータ(DD)を取り出してファイルデコー
ド部405に出力する。このデータグループのデータフ
ォーマットは図23に示す通りであり、データグループ
データのサイズは可変長であるため、第17ビット目か
ら第40ビット目までの24ビットのデータグループサ
イズ(DGS)領域にそのサイズが格納されている。A
RIBで定義されているように、伝送データはコンテン
ツとしてのデータファイルだけでなく、伝送制御デー
タ,運用信号,時刻信号などがあるが、これらの区別は
データパケットのプリフィックス内の第1ビット目から
第6ビット目までの6ビットの論理チャンネル識別フラ
グ2(LCI2)により区別されているので、得られた
データがコンテンツとしてのデータファイルであれば、
続くデータグループデコード部404に出力し、その他
のデータであれば別途必要な処理を行う(図示せず)。
【0062】続いてファイルデコード部405はデータ
グループデコード部404から得られたデータグループ
データを1個以上接続してファイルとし、これからヘッ
ダ部とデータを取り出し、データ部を1個のDOSファ
イルとして作成する。そのファイル名や拡張子等の属性
はヘッダに書かれており、そのデータフォーマットは図
22に示す通りである。得られたファイルがコンテンツ
ファイルであれば、コンテンツファイル保持部408に
出力し、マップファイルであればマップファイル保持部
406に出力し、マップファイル保持部406はこれを
格納する。ファイル名変更コマンド発生部407は、マ
ップファイル保持部406のマップファイルから論理フ
ァイル名と実ファイル名とのペアの情報を取り出して、
コンテンツファイル保持部408内に格納されている前
記論理ファイル名を持つコンテンツファイルを実ファイ
ル名にリネームする。
【0063】識別情報抽出部409は、コンテンツファ
イル保持部408内の実ファイル名にリネームされたデ
ータファイルを識別し、識別結果を識別子として削除コ
マンド発生部410に出力するが、その識別方法は、図
20に示した実施の形態1におけるファイル識別部10
3の動作と同一である。削除コマンド発生部410は利
用ファイル設定部413より得られたブラウザの表示形
態に相当する利用種別を表す識別子と識別情報抽出部4
09より得られた識別子とを比較し、そのファイルがブ
ラウザ412に必要なファイルであればコンテンツファ
イル保持部408に対し必要なファイルである旨のコマ
ンドを、不必要であれば削除コマンドを発生する。
【0064】コンテンツファイル保持部(格納部)40
8は、削除コマンド発生部412よりファイルが必要で
ある旨のコマンドが得られた場合は該ファイルを格納部
411に出力して格納し、削除コマンドが得られた場合
は該ファイルをコンテンツファイル保持部408より消
去する。
【0065】上述の処理を受信する各コンテンツファイ
ルについて行うことにより、不必要なコンテンツファイ
ルは消去済みであるため、格納部411の記憶容量を抑
えることができ、蓄積されたコンテンツファイルは全て
ブラウザ412の表示形態に適合したものであるので、
どのコンテンツファイルも表示可能な形で開くことがで
きる。
【0066】このように、本実施の形態4では、地上波
テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利用して受信機
のブラウザの表示方法毎に用意した複数のデータファイ
ルを伝送し、該伝送されるデータファイルのデータファ
イル名に前記ブラウザの表示方法を表す識別子を付加し
て送出するデータ放送により放送される番組のデータフ
ァイルを受信して前記ブラウザ画面上に表示するデータ
放送受信装置であって、受信されたデータファイルを格
納する格納部と、受信されたデータファイルのデータフ
ァイル名から前記識別子を抽出する抽出部と、受信され
たデータファイルを前記ブラウザが利用可能であるか否
かを前記識別子より判定する判定部とを備え、前記判定
部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部が該デー
タファイルの格納を中止あるいは該データファイルを削
除するようにしたから、識別子をファイル名に付加した
データ放送を受信する際に、表示に用いない不要なファ
イルの格納を回避でき、前記格納部の記憶容量の有効利
用を図ることができる。
【0067】実施の形態5.図5は本発明の実施の形態
5によるデータ放送受信装置の概略を説明する図であ
る。本実施の形態5によるデータ放送受信装置は、ファ
イルの利用種別の識別子がマップファイル内に記述され
る,上記実施の形態1のデータ放送送出システムによっ
て送出された放送を受信するものである。
【0068】図5においてチューナ401、データパケ
ット抽出部402、データパケットデコード部403、
データグループデコード部404、ファイルデコード部
405、ファイル名変更コマンド発生部407、コンテ
ンツファイル保持部408、削除コマンド発生部41
0、格納部411、ブラウザ412、利用ファイル設定
部413は実施の形態4と同じであるが、以下の部分が
異なっている。509は識別情報抽出部で、マップファ
イル保持部406に格納されているマップファイルから
識別情報である利用種別を抽出する。
【0069】続いて動作について説明する。実施の形態
4と同様、予めブラウザ412は自身の表示形態に相当
する利用種別としての識別子を例えば1あるいは2とし
て利用ファイル設定部413に送信する。
【0070】チューナ401、データパケット抽出部4
02、データパケットデコード部403、データグルー
プデコード部404、ファイルデコード部405、マッ
プファイル保持部406、ファイル名変更コマンド発生
部407、コンテンツファイル保持部408までの動作
は実施の形態4と同一であり、削除コマンド発生部41
0、格納部411、ブラウザ412、利用ファイル設定
部413の動作も実施の形態4と同一である。但し、識
別情報抽出部503のみ以下のように異なる。
【0071】ここで受信するマップファイルは実施の形
態1による送出システムより得られたものなので、図1
9に示すように利用種別を表す識別子が各ファイル毎に
記述されている。そこで識別情報抽出部509はマップ
ファイル保持部406のマップファイルより各ファイル
の利用種別としての識別子を取り出して削除コマンド発
生部410に出力する。削除コマンド発生部410は、
利用ファイル設定部413より得られたブラウザの表示
形態に相当する利用種別を表す識別子と識別情報抽出部
509より得られた利用種別としての識別子とを比較し
て該コンテンツファイルの格納あるいは削除を決定し、
実施の形態4と同様に格納あるいは削除コマンドの発生
を行う。
【0072】上述の処理を受信する各コンテンツファイ
ルについて行うことにより、不必要なコンテンツファイ
ルは消去済みであるため、格納部411の記憶容量を抑
えることができ、蓄積されたコンテンツファイルは全て
ブラウザ412の表示形態に適合したものであるので、
どのコンテンツファイルも表示可能な形で開くことがで
きる。
【0073】このように、本実施の形態5では、地上波
テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利用して受信機
のブラウザの表示方法毎に用意した複数のデータファイ
ルを伝送し、該データファイルを伝送する際に、伝送さ
れるデータファイルだけでなく該データファイルに関す
る情報を記録した第2のデータファイルも伝送し、該第
2のデータファイル内の割り当てられた領域に、前記ブ
ラウザの表示方法を表す識別子を挿入するデータ放送に
より放送される番組のデータファイルを受信してブラウ
ザ画面上に表示するデータ放送受信装置において、受信
されたデータファイルを格納する格納部と、受信された
第2のデータファイル内の割り当てられた領域から前記
識別子を抽出する抽出部と、受信されたデータファイル
を前記ブラウザが利用可能であるか否かを前記識別子よ
り判定する判定部とを備え、前記判定部が利用不可能と
判定した場合に、前記格納部が該データファイルの格納
を中止あるいは該データファイルを削除するようにした
から、識別子を第2のデータファイルに記述したデータ
放送を受信する際に、表示に用いない不要なファイルの
格納を回避でき、前記格納部の記憶容量の有効利用を図
ることができる。
【0074】実施の形態6.図6は本発明の実施の形態
6によるデータ放送受信装置の概略を説明する図であ
る。本実施の形態6によるデータ放送受信装置は、コン
テンツファイルが伝送される時のファイルのヘッダに当
該コンテンツファイルの利用種別の識別子が記述され
る,上記実施の形態2のデータ放送送出システムによっ
て送出された放送を受信するものである。
【0075】図6においてチューナ401、データパケ
ット抽出部402、データパケットデコード部403、
データグループデコード部404、ファイルデコード部
405、マップファイル保持部406、ファイル名変更
コマンド発生部407、コンテンツファイル保持部40
8、格納部411、ブラウザ412、利用ファイル設定
部413は実施の形態4と同じであるが、以下の部分が
異なっている。609は識別情報抽出部で、ファイルデ
コード部405によりデコードされたファイルのヘッダ
から識別情報である利用種別としての識別子を抽出す
る。610はキャンセルコマンド発生部であり、ファイ
ルデコード部405に対し現在デコード中の処理を中止
させるものである。
【0076】続いて動作について説明する。ここで受信
するファイルは実施の形態2による送出システムより得
られたものなので、図22に示すファイルヘッダの23
〜24バイト目の機種・OSを示す領域に利用種別を表
す識別子が格納されている。実施の形態4と同様、予め
ブラウザ412は自身の表示形態に相当する利用種別と
しての識別子を例えば1あるいは2として利用ファイル
設定部413に送信する。
【0077】チューナ401、データパケット抽出部4
02、データパケットデコード部403、データグルー
プデコード部404、ファイルデコード部405、マッ
プファイル保持部406、ファイル名変更コマンド発生
部407、コンテンツファイル保持部408までの動作
は実施の形態4と同一であり、格納部411、ブラウザ
412、利用ファイル設定部413の動作も実施の形態
4と同一であるが、以下の部分が異なっている。識別情
報抽出部609はファイルデコード部405より現在受
信中のデータのファイルヘッダの23〜24バイト目の
機種・OSを示す領域の値を抽出し、この値を利用種別
を表す識別子としてキャンセルコマンド発生部610に
出力する。キャンセルコマンド発生部610は利用ファ
イル設定部413より得られたブラウザの表示形態に相
当する利用種別を表す識別子と識別情報抽出部609よ
り得られた利用種別としての識別子とを比較してファイ
ルが不必要である場合にはファイルデコード部405に
キャンセルコマンドを発生する。キャンセルコマンドが
入力されたファイルデコード部405は現在デコード中
のファイルの処理を中断してそのファイルを消去し、次
のファイルの処理に移る。
【0078】上述の処理を受信する各コンテンツファイ
ルについて行うことにより、不必要なコンテンツファイ
ルはDOSファイルでなく、それ以前のファイルの段階
で消去されて処理を打ち切るため、格納部411の記憶
容量を抑えることができるだけでなく、不必要となるコ
ンテンツファイルに対してマップファイル保存部406
とファイル名変更コマンド発生部407とコンテンツフ
ァイル保持部408とを動作させることが無くなるの
で、受信機のファイル処理を軽減することができる。当
然、蓄積されたコンテンツファイルは全てブラウザ41
2の表示形態に適合したものであるので、どのコンテン
ツファイルも表示可能な形で開くことができる。
【0079】このように、本実施の形態6では、地上波
テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利用して受信機
のブラウザの表示方法毎に用意した複数のデータファイ
ルを伝送し、該データファイルを伝送する際に、該デー
タファイルのヘッダ内に割り当てられた領域に前記ブラ
ウザの表示方法を表す識別子を挿入するデータ放送によ
り放送される番組のデータファイルを受信してブラウザ
画面上に表示するデータ放送受信装置において、受信さ
れたデータファイルを格納する格納部と、受信中のデー
タファイルのヘッダ内に割り当てられた領域より前記識
別子を抽出する抽出部と、受信されたデータファイルを
前記ブラウザが利用可能であるか否かを前記識別子より
判定する判定部とを備え、前記判定部が利用不可能と判
定した場合に、前記格納部が該データグループの格納を
中止あるいは該データファイルを削除するようにしたか
ら、識別子をヘッダに挿入したデータ放送を受信する際
に、表示に用いない不要なファイルの格納を回避でき、
前記格納部の記憶容量の有効利用を図ることができる。
【0080】実施の形態7.図7は本発明の実施の形態
7によるデータ放送受信装置の概略を説明する図であ
る。本発明の実施の形態7によるデータ放送受信装置
は、コンテンツファイルが伝送される時のデータグルー
プのヘッダに当該コンテンツファイルの利用種別の識別
子が記述される,上記実施の形態3のデータ放送送出シ
ステムによって送出された放送を受信するものである。
【0081】図7においてチューナ401、データパケ
ット抽出部402、データパケットデコード部403、
データグループデコード部404、ファイルデコード部
405、マップファイル保持部406、ファイル名変更
コマンド発生部407、コンテンツファイル保持部40
8、格納部411、ブラウザ412、利用ファイル設定
部413は実施の形態4と同じであるが、以下の部分が
異なっている。709は識別情報抽出部で、データグル
ープデコード部404によりデコードされたデータグル
ープのヘッダから識別情報である利用種別を抽出する。
710はキャンセルコマンド発生部であり、データグル
ープデコード部404に対し現在デコード中の処理を中
止させるものである。
【0082】続いて動作について説明する。ここで受信
するデータグループは実施の形態3による送出システム
より得られたものなので、図23に示すようにグループ
ヘッダの5〜8ビット目のデータグループ識別(DGI
1)を示す領域に利用種別を表す識別子が格納されてい
る。実施の形態4と同様、予めブラウザ412は自身の
表示形態に相当する利用種別としての識別子を例えば1
あるいは2として利用ファイル設定部413に送信す
る。
【0083】チューナ401、データパケット抽出部4
02、データパケットデコード部403、データグルー
プデコード部404、ファイルデコード部405、マッ
プファイル保持部406、ファイル名変更コマンド発生
部407、コンテンツファイル保持部408までの動作
は実施の形態4と同一であり、格納部411、ブラウザ
412、利用ファイル設定部413の動作も実施の形態
4と同一であるが、以下の部分が異なっている。識別情
報抽出部709はデータパケットデコード部403より
現在受信中のデータグループのヘッダの5〜8ビット目
のデータグループ識別(DGI1)を示す領域の値を抽
出し、この値を利用種別を表す識別子としてキャンセル
コマンド発生部710に出力する。キャンセルコマンド
発生部710は利用ファイル設定部413より得られた
ブラウザの表示形態に相当する利用種別を表す識別子と
識別情報抽出部709より得られた利用種別としての識
別子とを比較してデータグループが不必要である場合に
はデータグループデコード部404にキャンセルコマン
ドを発生する。キャンセルコマンドが入力されたデータ
グループデコード部404は現在デコード中のデータグ
ループの処理を中断してそのデータグループを消去し、
次のデータグループの処理に移る。
【0084】上述の処理を受信する各コンテンツファイ
ルについて行うことにより、不必要なコンテンツファイ
ルはDOSファイルでなく、それ以前のデータグループ
の段階で消去済みであるため、格納部411の記憶容量
を抑えることができる上、不必要となるコンテンツファ
イルに対してファイルデコード部405とマップファイ
ル保存部406とファイル名変更コマンド発生部407
とコンテンツファイル保持部408とを動作させること
が無くなるので、受信機のファイル処理を軽減すること
ができる。当然、蓄積されたコンテンツファイルは全て
ブラウザ412の表示形態に適合したものであるので、
どのコンテンツファイルも表示可能な形で開くことがで
きる。
【0085】このように、本実施の形態7では、地上波
テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利用して受信機
のブラウザの表示方法毎に用意した複数のデータファイ
ルを伝送し、該データファイルを伝送する際に、該デー
タファイルを構成するデータグループ内に割り当てられ
た領域に前記ブラウザの表示方法を表す識別子を挿入す
るデータ放送により放送される番組のデータファイルを
受信してブラウザ画面上に表示するデータ放送受信装置
であって、受信されたデータグループを格納する格納部
と、受信中のデータグループ内に割り当てられた領域よ
り前記識別子を抽出する抽出部と、受信されたデータグ
ループより構成されるデータファイルを前記ブラウザが
利用可能であるか否かを前記識別子より判定する判定部
とを備え、前記判定部が利用不可能と判定した場合に、
前記格納部が該データグループの格納を中止あるいは該
データグループを削除するようにしたから、識別子をデ
ータグループに挿入したデータ放送を受信する際に、表
示に用いない不要なファイルの格納を回避でき、前記格
納部の記憶容量の有効利用を図ることができ、さらに不
要なファイルに対してデータグループをデータファイル
に変換するなどの処理を行わなくて良くなり、処理を軽
減できる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)にか
かるデータ放送送出システムによれば、地上波テレビジ
ョン放送の垂直帰線消去区間を利用して受信機のブラウ
ザの表示方法毎に用意した複数のデータファイルを伝送
するデータ放送送出システムであって、データファイル
を伝送する際に前記ブラウザの表示方法を表す識別子を
付加するようにしたから、本システムにより送出された
データ放送を受信する受信機は得られた識別子から該フ
ァイルの表示形態に相当する利用種別を知ることができ
る効果がある。
【0087】また、本発明(請求項2)にかかるデータ
放送送出システムによれば、請求項1に記載のデータ放
送送出システムにおいて、データファイルを伝送する際
に、伝送されるデータファイルだけでなく該データファ
イルに関する情報を記録した第2のデータファイルも伝
送し、前記第2のデータファイル内の割り当てられた領
域に前記識別子を挿入するようにしたから、本システム
により送出されたデータ放送を受信する受信機は受信し
た第2のファイルとしてのマップファイルを調べること
により各ファイルの表示形態に相当する利用種別を知る
ことができる効果がある。
【0088】また、本発明(請求項3)にかかるデータ
放送送出システムによれば、請求項1に記載のデータ放
送送出システムにおいて、データファイルを伝送する際
に、伝送されるデータファイルのヘッダ内に割り当てら
れた領域に前記識別子を挿入するようにしたから、本シ
ステムにより送出されたデータ放送を受信する受信機は
受信したデータファイルのヘッダを調べることにより各
ファイルの表示形態に相当する利用種別を知ることがで
きる効果がある。
【0089】また、本発明(請求項4)にかかるデータ
放送送出システムによれば、請求項1に記載のデータ放
送送出システムにおいて、データファイルを伝送する際
に、該データファイルを構成するデータグループ内に割
り当てられた領域に前記識別子を挿入するようにしたか
ら、本システムにより送出されたデータ放送を受信する
受信機は受信したデータグループを調べることにより各
ファイルの表示形態に相当する利用種別を知ることがで
きる効果がある。
【0090】また、本発明(請求項5)にかかるデータ
放送受信機によれば、地上波テレビジョン放送の垂直帰
線消去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に
用意した複数のデータファイルを伝送し、該データファ
イルを伝送する際に、前記ブラウザの表示方法を表す識
別子を付加して送出するデータ放送により放送される番
組のデータファイルを受信して前記ブラウザ画面上に表
示するデータ放送受信装置であって、受信されたデータ
ファイルを格納する格納部と、受信されたデータファイ
ルに付加された前記識別子を抽出する抽出部と、受信さ
れたデータファイルを前記ブラウザが利用可能であるか
否かを前記識別子より判定する判定部とを備え、前記判
定部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部が該デ
ータファイルの格納を中止あるいは該データファイルを
削除するようにしたから、識別子が付加されたデータ放
送を受信する際に、表示に用いない不要なファイルの格
納を回避でき、前記格納部の記憶容量の有効利用を図る
ことができる効果がある。
【0091】また、本発明(請求項6)にかかるデータ
放送受信機によれば、地上波テレビジョン放送の垂直帰
線消去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に
用意した複数のデータファイルを伝送し、該伝送される
データファイルのデータファイル名に前記ブラウザの表
示方法を表す識別子を付加して送出するデータ放送によ
り放送される番組のデータファイルを受信して前記ブラ
ウザ画面上に表示するデータ放送受信装置であって、受
信されたデータファイルを格納する格納部と、受信され
たデータファイルのデータファイル名から前記識別子を
抽出する抽出部と、受信されたデータファイルを前記ブ
ラウザが利用可能であるか否かを前記識別子より判定す
る判定部とを備え、前記判定部が利用不可能と判定した
場合に、前記格納部が該データファイルの格納を中止あ
るいは該データファイルを削除するようにしたから、識
別子をファイル名に付加したデータ放送を受信する際
に、表示に用いない不要なファイルの格納を回避でき、
前記格納部の記憶容量の有効利用を図ることができる効
果がある。
【0092】また、本発明(請求項7)にかかるデータ
放送受信機によれば、地上波テレビジョン放送の垂直帰
線消去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に
用意した複数のデータファイルを伝送し、該データファ
イルを伝送する際に、伝送されるデータファイルだけで
なく該データファイルに関する情報を記録した第2のデ
ータファイルも伝送し、該第2のデータファイル内の割
り当てられた領域に前記ブラウザの表示方法を表す識別
子を挿入するデータ放送により放送される番組のデータ
ファイルを受信して前記ブラウザ画面上に表示するデー
タ放送受信装置であって、受信されたデータファイルを
格納する格納部と、受信された第2のデータファイル内
の割り当てられた領域から前記識別子を抽出する抽出部
と、受信されたデータファイルを前記ブラウザが利用可
能であるか否かを前記識別子より判定する判定部とを備
え、前記判定部が利用不可能と判定した場合に、前記格
納部が該データファイルの格納を中止あるいは該データ
ファイルを削除するようにしたから、識別子を第2のデ
ータファイルに記述したデータ放送を受信する際に、表
示に用いない不要なファイルの格納を回避でき、前記格
納部の記憶容量の有効利用を図ることができる効果があ
る。
【0093】また、本発明(請求項8)にかかるデータ
放送受信機によれば、地上波テレビジョン放送の垂直帰
線消去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に
用意した複数のデータファイルを伝送し、該データファ
イルを伝送する際に、該データファイルのヘッダ内に割
り当てられた領域に前記ブラウザの表示方法を表す識別
子を挿入するデータ放送により放送される番組のデータ
ファイルを受信してブラウザ画面上に表示するデータ放
送受信装置であって、受信されたデータファイルを格納
する格納部と、受信中のデータファイルのヘッダ内に割
り当てられた領域より前記識別子を抽出する抽出部と、
受信されたデータファイルを前記ブラウザが利用可能で
あるか否かを前記識別子より判定する判定部とを備え、
前記判定部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部
が該データグループの格納を中止あるいは該データファ
イルを削除するようにしたから、識別子をヘッダに挿入
したデータ放送を受信する際に、表示に用いない不要な
ファイルの格納を回避でき、前記格納部の記憶容量の有
効利用を図ることができる効果がある。
【0094】また、本発明(請求項9)にかかるデータ
放送受信機によれば、地上波テレビジョン放送の垂直帰
線消去区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に
用意した複数のデータファイルを伝送し、該データファ
イルを伝送する際に、該データファイルを構成するデー
タグループ内に割り当てられた領域に前記ブラウザの表
示方法を表す識別子を挿入するデータ放送により放送さ
れる番組のデータファイルを受信してブラウザ画面上に
表示するデータ放送受信装置であって、受信されたデー
タグループを格納する格納部と、受信中のデータグルー
プ内に割り当てられた領域より前記識別子を抽出する抽
出部と、受信されたデータグループより構成されるデー
タファイルを前記ブラウザが利用可能であるか否かを前
記識別子より判定する判定部とを備え、前記判定部が利
用不可能と判定した場合に、前記格納部が該データグル
ープの格納を中止あるいは該データグループを削除する
ようにしたから、識別子をデータグループに挿入したデ
ータ放送を受信する際に、表示に用いない不要なファイ
ルの格納を回避でき、前記格納部の記憶容量の有効利用
を図ることができる効果があり、さらに不要なファイル
に対してデータグループをデータファイルに変換するな
どの処理を行わなくて良くなり、処理を軽減できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるデータ放送送出シ
ステムを説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態2によるデータ放送送出シ
ステムを説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態3によるデータ放送送出シ
ステムを説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態4によるデータ放送受信装
置を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態5によるデータ放送受信装
置を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態6によるデータ放送受信装
置を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態7によるデータ放送受信装
置の概略を説明する図である。
【図8】従来の技術によるファイル「1_INDEX.
HTM」をブラウザで表示した時の画面を示す図であ
る。
【図9】従来の技術によるファイル「2_INDEX.
HTM」をブラウザで表示した時の画面を示す図であ
る。
【図10】従来の技術によるファイル「NEWS/2_
NEWS0.HTM」をブラウザで表示した時の画面を
示す図である。
【図11】従来の技術によるファイル「1_INDE
X.HTM」の内容を示す図である。
【図12】従来の技術によるファイル「CM/1_C
M.HTM」の内容を示す図である。
【図13】従来の技術によるファイル「1_TYTLE
1.HTM」の内容を示す図である。
【図14】従来の技術によるファイル「1_TYTLE
2.HTM」の内容を示す図である。
【図15】従来の技術によるファイル「NEWS/1_
NEWS0.HTM」の内容を示す図である。
【図16】従来の技術によるファイル「2_INDE
X.HTM」の内容を示す図である。
【図17】従来の技術による「NEWS/2_NEWS
0.HTM」の内容を示す図である。
【図18】従来の技術による2種類の閲覧形態を可能と
した1番組のファイル構造一覧を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態1によるデータ放送送出
システムにより送出されるマップファイルの一例を示す
図である。
【図20】本発明の実施の形態1によるデータ放送送出
システムのファイル識別部103における、利用種別の
識別処理を示すフローチャート図である。
【図21】本発明の実施の形態2によるデータ放送送出
システムにより送出されるマップファイルの一例を示す
図である。
【図22】本発明の実施の形態1によるデータ放送送出
システムにより送出されるデータのファイルの書式を示
す図である。
【図23】本発明の実施の形態1によるデータ放送送出
システムにより送出されるデータのデータグループの書
式を示す図である。
【符号の説明】
101 格納部 102 論理ファイル名決定部 103 ファイル識別部 104 マップファイル作成部 105 ファイルエンコード部 106 データグループエンコード部 107 データパケットエンコード部 108 電波送出装置 204 マップファイル作成部 205 ファイルエンコード部 306 データグループエンコード部 401 チューナ 402 データパケット抽出部 403 データパケットデコード部 404 データグループデコード部 405 ファイルデコード部 406 マップファイル保持部 407 ファイル名変更コマンド発生部 408 コンテンツファイル保持部 409 識別情報抽出部 410 削除コマンド発生部 411 格納部 412 ブラウザ 413 利用ファイル設定部 509 識別情報抽出部 609 識別情報抽出部 610 キャンセルコマンド発生部 709 識別情報抽出部 710 キャンセルコマンド発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04H 1/00 H04N 5/445 (72)発明者 楠原 信哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去
    区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意し
    た複数のデータファイルを伝送するデータ放送送出シス
    テムであって、 データファイルを伝送する際に前記ブラウザの表示方法
    を表す識別子を付加して伝送することを特徴とするデー
    タ放送送出システム。
  2. 【請求項2】 データファイルを伝送する際に、該デー
    タファイルだけでなく該データファイルに関する情報を
    記録した第2のデータファイルも伝送し、前記第2のデ
    ータファイル内の割り当てられた領域に前記識別子を挿
    入することを特徴とする請求項1のデータ放送送出シス
    テム。
  3. 【請求項3】 データファイルを伝送する際に、該デー
    タファイルのヘッダ内に割り当てられた領域に前記識別
    子を挿入することを特徴とする請求項1のデータ放送送
    出システム。
  4. 【請求項4】 データファイルを伝送する際に、該デー
    タファイルを構成するデータグループ内に割り当てられ
    た領域に前記識別子を挿入することを特徴とする請求項
    1のデータ放送送出システム。
  5. 【請求項5】 地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去
    区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意し
    た複数のデータファイルを伝送し、該データファイルを
    伝送する際に、前記ブラウザの表示方法を表す識別子を
    付加して送出するデータ放送により放送される番組のデ
    ータファイルを受信して前記ブラウザ画面上に表示する
    データ放送受信装置であって、 受信されたデータファイルを格納する格納部と、 受信されたデータファイルに付加された前記識別子を抽
    出する抽出部と、 受信されたデータファイルを前記ブラウザが利用可能で
    あるか否かを前記識別子より判定する判定部とを備え、 前記判定部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部
    が該データファイルの格納を中止あるいは該データファ
    イルを削除することを特徴とするデータ放送受信装置。
  6. 【請求項6】 地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去
    区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意し
    た複数のデータファイルを伝送し、該伝送されるデータ
    ファイルのデータファイル名に前記ブラウザの表示方法
    を表す識別子を付加して送出するデータ放送により放送
    される番組のデータファイルを受信して前記ブラウザ画
    面上に表示するデータ放送受信装置であって、 受信されたデータファイルを格納する格納部と、 受信されたデータファイルのデータファイル名から前記
    識別子を抽出する抽出部と、 受信されたデータファイルを前記ブラウザが利用可能で
    あるか否かを前記識別子より判定する判定部とを備え、 前記判定部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部
    が該データファイルの格納を中止あるいは該データファ
    イルを削除することを特徴とするデータ放送受信装置。
  7. 【請求項7】 地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去
    区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意し
    た複数のデータファイルを伝送し、該データファイルを
    伝送する際に、伝送されるデータファイルだけでなく該
    データファイルに関する情報を記録した第2のデータフ
    ァイルも伝送し、該第2のデータファイル内の割り当て
    られた領域に前記ブラウザの表示方法を表す識別子を挿
    入するデータ放送により放送される番組のデータファイ
    ルを受信して前記ブラウザ画面上に表示するデータ放送
    受信装置であって、 受信されたデータファイルを格納する格納部と、 受信された第2のデータファイル内の割り当てられた領
    域から前記識別子を抽出する抽出部と、 受信されたデータファイルを前記ブラウザが利用可能で
    あるか否かを前記識別子より判定する判定部とを備え、 前記判定部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部
    が該データファイルの格納を中止あるいは該データファ
    イルを削除することを特徴とするデータ放送受信装置。
  8. 【請求項8】 地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去
    区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意し
    た複数のデータファイルを伝送し、該データファイルを
    伝送する際に、該データファイルのヘッダ内に割り当て
    られた領域に前記ブラウザの表示方法を表す識別子を挿
    入するデータ放送により放送される番組のデータファイ
    ルを受信してブラウザ画面上に表示するデータ放送受信
    装置であって、 受信されたデータファイルを格納する格納部と、 受信中のデータファイルのヘッダ内に割り当てられた領
    域より前記識別子を抽出する抽出部と、 受信されたデータファイルを前記ブラウザが利用可能で
    あるか否かを前記識別子より判定する判定部とを備え、 前記判定部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部
    が該データファイルの格納を中止あるいは該データファ
    イルを削除することを特徴とするデータ放送受信装置。
  9. 【請求項9】 地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去
    区間を利用して受信機のブラウザの表示方法毎に用意し
    た複数のデータファイルを伝送し、該データファイルを
    伝送する際に、該データファイルを構成するデータグル
    ープ内に割り当てられた領域に前記ブラウザの表示方法
    を表す識別子を挿入するデータ放送により放送される番
    組のデータファイルを受信してブラウザ画面上に表示す
    るデータ放送受信装置であって、 受信されたデータグループを格納する格納部と、 受信中のデータグループ内に割り当てられた領域より前
    記識別子を抽出する抽出部と、 受信されたデータグループより構成されるデータファイ
    ルを前記ブラウザが利用可能であるか否かを前記識別子
    より判定する判定部とを備え、 前記判定部が利用不可能と判定した場合に、前記格納部
    が該データグループの格納を中止あるいは該データグル
    ープを削除することを特徴とするデータ放送受信装置。
JP9296908A 1997-10-29 1997-10-29 データ放送送出システムおよびデータ放送受信装置 Withdrawn JPH11136649A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000074279A1 (fr) * 1999-05-28 2000-12-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de radiodiffusion
WO2002028096A1 (fr) * 2000-09-26 2002-04-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recepteur et procede de controle du recepteur
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