JPH11136400A - 個別通信料転化方式 - Google Patents

個別通信料転化方式

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JPH11136400A
JPH11136400A JP29380897A JP29380897A JPH11136400A JP H11136400 A JPH11136400 A JP H11136400A JP 29380897 A JP29380897 A JP 29380897A JP 29380897 A JP29380897 A JP 29380897A JP H11136400 A JPH11136400 A JP H11136400A
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Shigeru Shiratori
繁 白鳥
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、通信費用の負担を合目的的に定め
る個別通信料転化方式に関し、誰からの通信であるかを
特定し、予め決めてある状況(時間、場合)と照合し、
合致している場合に通信費用の負担を引き受け通信を開
始し、また、任意の通信端末をリモート端末化し、当該
リモート端末からの発信を恰も自己の端末からの発信で
あると扱えるようにする。 【解決手段】 交換システムは、通信利用者の登録要求
に応じて通信費用を自己に転化しても良い相手の通信照
合情報をデータベース1に端末対複数利用者を関連付け
て収集する認証情報取得機能2を備えることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信費用の負担を
合目的的に定める個別通信料転化方式に関する。通信に
は、電話系通信と非電話系通信があり、通信費用は、発
信元が負担する場合と、着信元が負担する場合とがある
が、この現行の通信費用の負担に関し、「発信元は費用
の転化を望んでいるか」「着信元は費用の引き受けを望
んでいるか」等の観点から若干の検討を行う。
【0002】
【従来の技術】電話系通信を例に挙げれば、発信元が通
信費用を負担する場合としては、「ICカード電話」や
「携帯電話」があり、着信元が通信費用を負担する場合
としては、「コレクトコール」や「着信課金」がある。
これらの特徴は、以下のように説明できる。
【0003】「ICカード電話」は、ICカードが保持
する情報により通信の当事者が通信費用の負担元である
ことを証明でき、通信の種類や通信端末の所有権の帰属
と無関係に通信費用の負担がICカードの所持者自身に
課される通信である。ICカード電話では、ICカード
を保持していなければならない。一方、「携帯電話」
は、通信端末自体に通信費用の負担義務があり、通信端
末の所有者の正当性に拘わらず通信費用の負担が当該端
末の所有者に課される通信である。携帯電話では、携帯
端末を保持していなければならない。
【0004】また、「コレクトコール」は、通信の成立
により当事者同志の合意に基づき通信費用の負担が着信
者に転化されるサービスである。このコレクトコールで
は、当事者同志の通信が成立していなければならない。
一方、「着信課金」は、通信の設定状態そのものにおい
て通信の成立をもって通信費用の負担が着信者に賦課さ
れるサービスである。着信課金では、通信当事者を選ば
ず常設状態にある。
【0005】次に、「発信元は費用の転化を望んでいる
か」については、「コレクトコール」や「着信課金」で
は「YES」であり、「ICカード電話」や「携帯電
話」では「NO」である。また、「着信元は費用の引き
受けを望んでいるか」については「コレクトコール」で
は「相手によって」であり、「着信課金」では「相手を
問わず」である。「ICカード電話」や「携帯電話」で
は「NO」である。また、「発信元は費用負担の転化に
心理的抵抗があるか」については、「コレクトコール」
では「場合によってある」であり、「着信課金」では
「ない」である。なお「コレクトコール」や「着信課
金」では、着信元は、費用負担の引受が必要な通信の着
信を予期していないのが通常である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不在時に着
信があり、「電話を下さい」の伝言に従って電話かける
必要の生ずる場合がある。この場合には自己都合でない
通信であるので、通信費を負担することには抵抗があ
る。特に、遠距離通信になればなるほどその傾向が大き
くなる。この場合には「発信元は費用負担の転化を望ん
でいる」といえる。
【0007】また、社外での通信では、社員に常時携帯
電話を持たせるのは、無駄が大きいが、社員が業務上行
う通信は会社負担で自由に行わせる必要がある。この場
合にも「発信元は費用負担の転化を望んでいる」といえ
る。一方、「コレクトコール」や「着信課金」のサービ
スを選択した場合でも、着信して来る全ての通信の費用
を負担するわけにはいかない場合があり、また、かかっ
て来る相手によって通信費用を負担する用意はあるが、
それも時と場合によりけりであるということもある。
【0008】更に、子供にICカードや現金を持たせる
のは不安であるが、子供が自由に通信できるようにして
おきたいという要望もある。この場合には「着信元は費
用負担の引受が必要な着信を予期しており、負担のタイ
ミングを計画可能な状況にある」といえる。本発明の目
的は、誰からの通信であるかを特定し、予め決めてある
状況(時間、場合)と照合し、合致している場合に通信
費用の負担を引き受け通信を開始し、また、任意の通信
端末をリモート端末化し、当該リモート端末からの発信
を恰も自己の端末からの発信であると扱える個別通信料
転化方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1乃至請
求項3に記載の発明の原理ブロック図である。請求項1
に記載の発明における交換システムは、通信利用者の登
録要求に応じて通信費用を自己に転化しても良い相手の
通信照合情報を、端末対複数利用者を関連付けてデータ
ベース1に収集する認証情報取得機構2を備えることを
特徴とする。
【0010】即ち、請求項1に記載の発明では、通信費
用を自己に転化しても良い相手と通信が成立する状況を
予めシステムとしてデータベース1に端末対複数利用者
を関連付けて登録しておき、着信する通信の費用負担を
個別に決定できるようにしてある。請求項2に記載の発
明における交換システムは、通信利用者のサービス要求
を受けてサービス要求に含まれる通信照合情報に基づき
請求項1に記載のデータベースを参照し、当該通信利用
者が通信費用の転化が認められた本人であることの認証
を行う認証確認機構3を備えることを特徴とする。
【0011】即ち、請求項2に記載の発明では、通信の
成立に先立って通信利用者に本発明の個別通信料転化方
式の利用対象となる本人であることを証明させ、確認で
きると通信を成立させる。請求項3に記載の発明におけ
る交換システムは、通信利用者の端末リンクサービス要
求を受けて請求項2に記載の認証確認機構3によって確
認できたとき、当該通信利用者が利用する他者通信端末
を端末リンク機能によって通信費用の負担を認めた者の
自己端末に一時的に置き換えて通信を可能とし、通信の
終了に応じて端末リンク状態を解消する通信制御機構4
を備えることを特徴とする。
【0012】即ち、請求項3に記載の発明では、認証確
認機構3によって確認できた通信利用者について端末リ
ンクサービスを実施し、当該通信利用者が利用する他者
通信端末を恰も通信費用の負担を認めた者の自己端末で
あるかの如くみなして通信を可能とする。これにより、
例えば子供が公衆電話から電話をかける場合に当該公衆
電話が通信費用の負担を認めた者の自己端末となるの
で、子供は通信費用を気にすることなく所要の電話をか
けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図2は、請求項1乃至請求項3に
対応する実施形態の個別通信料転化方式を実施する最小
のネットワークの構成図である。図2において、通信端
末10,11,12は、加入者線交換機LS1に接続さ
れる。加入者線交換機LS1は、中継線交換機TS1,
TS2を介して加入者線交換機LS2に接続される。加
入者線交換機LS2には、通信端末13,14,15が
接続される。そして、加入者線交換機LS1,LS2、
中継線交換機TS1,TS2には、加入者データベース
S1が備えられる。
【0014】図3は、加入者線交換機(LSn:n=
1,2・・)の構成例である。図3において、加入者線
交換機LSは、スイッチ(SW)を中心に構成される。
スイッチ(SW)は、スイッチコントローラ(SWC)
と加入者線側及び中継線側のヘッドトランスレータ(H
T)とからなる。このスイッチ(SW)の加入者線側の
ヘッドトランスレータ(HT)には、複数の通信端末を
収容するラインコントロールユニット(LCU)が接続
される。また、このスイッチ(SW)の中継線側のヘッ
ドトランスレータ(HT)には、ATMインタフェース
(AIF)と、STMインタフェース(SIF)と、共
通線信号インタフェース(CS)と、各種トランクとが
接続される。そして、このスイッチ(SW)のスイッチ
コントローラ(SWC)には、信号処理部部として多数
の各種信号装置及びプロセッサ(CPU)が設けられ
る。
【0015】なお、ATMインタフェース(AIF)
は、ATM(非同期転送モード)用の中継線交換機(T
S)をスイッチ(SW)に接続するインタフェースであ
る。STMインタフェース(SIF)は、STM(同期
転送モード)用の中継線交換機(TS)をスイッチ(S
W)に接続するインタフェースである。共通線信号イン
タフェース(CS)は、信号転送局(STP)をスイッ
チ(SW)に接続するインタフェースである。
【0016】図4は、中継線交換機(TSn:n=1,
2・・)の構成例である。図4において、中継線交換機
TSは、スイッチ(SW)を中心に構成される。スイッ
チ(SW)は、スイッチコントローラ(SWC)とヘッ
ドトランスレータ(HT)とからなる。
【0017】このスイッチ(SW)のヘッドトランスレ
ータ(HT)には、2つのATMインタフェース(AI
F)と、2つのSTMインタフェース(SIF)と、共
通線信号インタフェース(CS)と、各種トランクとが
接続される。そして、このスイッチ(SW)のスイッチ
コントローラ(SWC)には、信号処理部として多数の
各種信号装置及びプロセッサ(CPU)が設けられる。
【0018】なお、2つのATMインタフェース(AI
F)は、一方がATM(非同期転送モード)用の加入者
線交換機(LS)をスイッチ(SW)に接続するインタ
フェースであり、他方がATM(非同期転送モード)用
の中継線線交換機(TS)をスイッチ(SW)に接続す
るインタフェースである。また、2つのSTMインタフ
ェース(SIF)は、一方がSTM(同期転送モード)
用の加入者線交換機(LS)をスイッチ(SW)に接続す
るインタフェースであり、他方がSTM(同期転送モー
ド)用の中継線交換機(TS)をスイッチ(SW)に接続
するインタフェースである。共通線信号インタフェース
(CS)は、信号転送局(STP)をスイッチ(SW)
に接続するインタフェースである。
【0019】図5は、加入者データベース(Sn:n=
1,2・・)の構成例である。図5において、この加入
者データベースSは、ディスク(DK)、各種信号装置
及びフロセッサ(CPU)、ヘッドトランスレータ(H
T)、ATMインタフェース(AIF)、STMインタ
フェース(SIF)、共通線信号インタフェース(C
S)等を備える。
【0020】以上の構成において請求項との対応関係
は、次のようになっている。データベース1には、加入
者データベースSnが対応する。認証情報取得機構2、
認証確認機構3及び通信制御機構4には、加入者線交換
機LSn、中継線交換機TSnが対応する。以下、請求
項1乃至請求項3に対応する実施形態の動作を図6〜図
14を参照して説明する。
【0021】まず、この実施形態の個別通信料転化方式
で採用する番号構成は、次のようになっている。 (1)CTI(Communication Terminal Identifier):
通信端末番号 これは、通信端末に1対1対応で付与される「公開」番
号である。この実施形態では、例えば、A,B,C,
D,E,F・・とアルファベットの大文字で表記され
る。
【0022】(2)CUI(Communication User Identi
fier):通信利用者番号 これは、通信利用者に1対1対応で付与される「公開」
番号である。この実施形態では、例えば、a,b,c,
d,e,f・・とアルファベットの小文字で表記され
る。 (3)CCI(Communication Collation Identifier):
通信照合番号 これは、通信利用者に1対1対応で付与される「非公
開」番号である。この実施形態では、例えば、Pa,Pb,
Pc,Pd,Pe,Pf・・と表記される。
【0023】(4)SN(Service Number):サービス番
号 これは、利用するサービスを指定する番号である。この
実施形態では、例えば、SNn1,SNn2,・・と表記さ
れる。次に、図6は、加入者データベースの階層構成図
である。加入者データベースSnには、通信端末毎に、
図6(a)の通信端末データテーブルと、図6(b)の
通信端末サービスデータテーブルと、図6(c)の通信
端末サービスデータとを備える。
【0024】図6(a)の通信端末データテーブルでは、
通信端末Aの通信端末データ(X)、・・・、通信端末C
の通信端末データ(X)、・・・、通信端末Zの通信端
末データ(X)等、各通信端末の通信端末データ(X)
が設定されるが、それらは、通信端末番号CTIをイン
デックスとして検索される。この通信端末データ(X)
は、具体的には、例えば図7(1)に示すようになって
いる。
【0025】図6(b)の通信端末サービスデータテー
ブルでは、各通信端末毎に、図6(c)に示すような各
種のサービスデータが設定されるテーブルが設けられ、
またそのような各種のサービスデータを取り出すための
サービスデータアドレスポインタ(Y)が設けられる。
このサービスデータアドレスポインタ(Y)は、サービ
ス番号SNをインデックスとして検索され決定される。
【0026】つまり、図6(b)では、通信端末A、C
に関するサービスデータテーブルについて示してある
が、この通信端末サービスデータテーブルでは、サービ
ス番号SNをインデックスとしてサービスデータアドレ
スポインタ(Y)を決定することによって、図6(c)
に示すように該当する通信サービスデータ{(イ)通信
端末Aのデータ、(ロ)サービス**用のデータ、
(ハ)通信端末Cのデータ、(ニ)サービス$$用のデ
ータ}が取り出させるようになっている。この通信端末
サービスデータの構造は、具体的には、図7(3)に示
すようになっている。
【0027】図7は、通信料金転化サービスデータの構
成例である。通信端末データ(X)は、例えば図7
(1)に示すように、発信サービス情報エリア、着信サ
ービス情報エリア、多数のサービス実施状況表示エリ
ア、サービスデータテーブルアドレスポインタ、リンク
端末番号、リンク登録中表示等のエリアで構成される。
発信サービス情報エリアには、発信者ID表示サービス
(着信先に発信者の番号を表示することを許可する/許
可しないの識別)等の発信サービス情報が登録される。
着信サービス情報エリアには、着信課金サービスの有
無、留守番サービスの有無、コレクトコールの有無、転
送サービスの有無等の着信サービス情報が登録される。
【0028】これらの発信・着信のサービス情報が
「有」の場合に該当するサービスを実現するために必要
なデータが「通信端末サービスデータ」として記憶され
る。したがって、これらのサービスの利用指定は、サー
ビス番号SNnによって行われるが、この「通信端末サ
ービスデータ」は、この実施形態では、例えば図7
(3)に示す「通信端末サービスデータ(C)」の構造
を持つものとしている。
【0029】サービスデータテーブルアドレスポインタ
は、通信端末番号CTIをインデックスとして該当通信
端末の通信端末データテーブル(図6(b))を検索す
るポインタである。そして、リンク端末番号は、この実
施形態の個別通信料転化方式で実現される端末リンクサ
ービスによってリンクされる通信端末の番号が登録され
る。リンク登録中表示は、端末リンクサービスが実施中
であることの表示である。なお、リンク端末番号とリン
ク登録中表示の各エリアのデータは、端末リンクサービ
スの終了(端末リンク状態での通信の終了)に応じて抹
消されるようになっている。
【0030】次に、図7(2)には、通信端末サービス
データポインタ(Y)が示されている。これは、図6
(b)に示してあるように、通信端末サービスデータテ
ーブルにおいてサービス番号SNをインデックスとして
該当する通信端末サービスデータ(図6(c))を検索
するサービスデータアドレスポインタである。また、図
7(3)には、この実施形態で採用する通信端末サービ
スデータの構造例{通信端末サービスデータ(C)}を
示してある。この通信端末サービスデータ(C)は、端
末利用者数、端末利用者集団管理表、集団内通信状態表
等の個別通信料転化サービスデータから構成される。な
お、端末利用者集団管理表には、通信利用者毎に、通信
利用者番号と、通信照合番号と、料金転化許容対象デー
タ(通信利用者番号、通信照合番号、対象回数)との情
報が設けられる。
【0031】端末利用者数とは、「1つの通信端末を共
用する者」の数であり、そのような共用者の集合が端末
利用者集団である。例えば、通信端末番号Aの加入者
(以下適宜「加入者A」とする)の通信端末の通信利用
者(番号で示す)がa,b,c、通信端末番号Dの加入者
(以下適宜「加入者D」とする)の通信端末の通信利用
者(番号で示す)がd,e,fであれば、加入者Aの利
用者集団は、A={a,b,c}であり、加入者Dの利
用者集団は、D={d,e,f}である。したがって、
端末利用者集団管理表は、通信利用者番号CUIによっ
て検索される。
【0032】このように、加入者データベースSnに
は、通信端末毎にそれぞれのサービス番号SNの管理デ
ータエリアが設けられ、各種のサービスデータが設定さ
れる。この実施形態では、通信端末サービスデータ
(C)の構造を採用したので、例えば加入者Aの利用者
集団のそれぞれが、受信した通話の料金を加入者Aに負
担させる「時」と「場合」をそれぞれに設定できる。
【0033】具体的には、加入者Aの利用者集団A=
{a,b,c}において、aやbの顧客からの加入者A
への通話料金を加入者Aが負担してあげるようにでき
る。また、通信端末サービスデータ(C)の構造及び通
信端末データ(X)の構造によって、aが例えば公衆電
話から他の通信端末と通話する場合に、その公衆電話を
加入者Aのリンク端末として使用し、通話料金を加入者
Aに転化させて通話が行えると同時に、bが加入者Aの
通信端末を使用して他の通信端末と通信が行える設定が
できる。
【0034】次に、図8は、通信料金転化サービスデー
タの運用例である。図8(a)の通信端末データテーブ
ルには、通信端末番号A,・・,D,・・X等の各端末
のデータテーブルが設定されるが、上述した番号構成の
サービス要求が入力すると、図8(a)の通信端末デー
タテーブルにおいて、通信端末番号CTIをインデック
スとしてサービスデータ(X)が決定され、発信サービ
ス、着信サービスの利用有無が調査される。
【0035】次いで、サービスデータテーブルアドレス
ポインタ(図7(1))が決定され、それに基づき該当通
信端末番号Aの通信端末サービスデータテーブルが検索
される(図8(b))。そして、検索したテーブルにつ
いてサービス番号SNをインデックスとしてサービスデ
ータアドレスポインタ(図7(2)に示した(Y))が
決定され、当該サービス要求を発した通信端末番号Aに
関する通信端末サービスデータが取り出される(図8
(c))。
【0036】図8(c)の通信端末サービスデータは、
図7(3)に示したものであり、図6(c)に示した
(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の各通信端末サービスデータ
は、以上の手順によって取り出される。なお、図8
(c)において、j1は端末利用者数、j2は端末利用
者集団管理表、j3は通信利用者番号、j4は通信照合
番号、j5は料金転化許容対象データ、j6は通信利用
者番号、j7は通信照合番号、j8は対象回数、j9は
集団内通信状態表である。これらは、図7(3)で示し
たものである。なお、図8(c)は、加入者Aについて
の通信サービスデータを示しているので、j3〜j8
は、加入者Aの各利用者{a,b,c}それぞれの分が
用意されることになる。このことは、他の全ての加入者
についても同様である。
【0037】次に、この実施形態の個別通信料転化方式
の登録処理動作(図9、図10)、認証処理動作(図1
1、図12)及び端末リンク処理動作(図13、図1
4)を具体的に説明する。図9は、請求項1に対応する
実施形態の登録処理のフローチャートである。図10
は、登録操作の説明図である。
【0038】前述したように、加入者データベースSn
では、通信端末毎に、それぞれサービス番号SNの管理
データエリアが設けられる。そして、同一の通信端末を
利用する集団がある場合には、集団内の個々についての
データ(通信利用者番号、利用者番号毎の諸データ)が
通信端末サービスデータの中に登録されている。この実
施形態では、通信利用者は、通信費用を自己に転化して
も良い相手の通信利用者番号と通信照合番号とを登録す
る(図9(1))。これにより、相手と通信が成立する
状況が登録され、登録された時点から対象回数内の着信
に対して通信費用を負担する。
【0039】この登録操作は、図10(1)(2)の2
つの操作で構成される。図10(1)に示す登録操作で
は、(利用者集団の登録)と(利用者毎の認識情報の登
録)とが行われる。これは、利用するサービスを申し込
む回線契約時等においてなされる場合が多い。このとき
使用する番号は、{SNnx(*CTI)*CUI*CCI}である。
【0040】次に、図10(2)に示す登録操作では、
料金転化状況の登録がなされる。これは、通信利用者
が、{SNn1(*CTI)*CUI*CCI*相手CUI(*m)}の番号を入力す
ると、ネットワークが、相手CCI(通信照合番号)を
自動的に収集し、該当通信端末番号CTI(N)に対応
する通信端末サービスデータに登録することにより実現
される。
【0041】なお、通信利用者が入力する番号の中、
(*CTI)の表記は、自通信端末から発信する場合に
は省略可能であることを意味し、(*m)の表記は、対
象回数が1回の場合には省略可能であることを意味す
る。つまり、対象回数mが省略されている場合は、ネッ
トワークは、対象回数が1回であると認識し、登録す
る。この実施形態では、対象回数mが10の場合は対象
回数無制限としているが、この無制限規定値は、ネット
ワークとして可変とすることができる。
【0042】この登録操作が行われていれば、その後
は、通信端末番号Aの加入者(加入者A)が、通信端末
番号Dの加入者(加入者D)を登録する等の個別の登録
処理が随時行えることになる。図9は、この個別の登録
処理手順を示している。なお、図9では、加入者Aのデ
ータベースS1と加入者DのデータベースS2とはそれ
ぞれ異なるデータベースであるとしている。
【0043】加入者Aは、通信利用者番号a,b,cの
端末利用者集団を持ち(A={a,b,c})、加入者
Dは通信利用者番号d,e,fの端末利用者集団を持っ
ている(D={d,e,f})。図9は、斯かる状況下に
おいて、加入者Aの通信端末の通信利用者番号aの通信
利用者が、加入者Dの通信端末の通信利用者番号dに対
する登録を行う場合の処理手順を示している。これによ
り、通信利用者番号dの通信利用者から通信利用者番号
aに対する通信の費用が通信端末番号Aの通信端末、つ
まり加入者Aの負担となる。
【0044】図9(1);以上の登録操作が終了してい
ることを前提に、加入者Aの通信端末から通信利用者番
号aの通信利用者が、番号{SNn1*a*Pa*d}を入力する。
これは、加入者線交換機LS1に受け付けられる。サー
ビス番号SNn1は、この登録サービスを受ける「登
録」番号である。加入者Aの通信端末は、通信利用者番
号aの通信利用者の自通信端末なので通信端末番号CT
Iは省略している。
【0045】加入者線交換機LS1は、認識番号ID
が、a(CUI)とPa(CCI)とd(相手CUI)
の3つしかないので、自端末発信と認識できる。また、
加入者線交換機LS1は、mが省略されていることを最
大2桁(10の場合)の入力がないことで認識できる。 図9(2);加入者線交換機LS1は、登録サービス利
用番号{SNn1*a*Pa*d}の入力を検出すると、その登録サ
ービス利用番号の形式についての適否判定を行う。例え
ば、登録サービス利用番号の桁数が適正か、発信情報が
誤りなく正しく理解できるか等のチェックを行う。登録
サービス利用番号が適式でないときは、発信者(加入者
A)の発呼を強制的に終了する(ロックアウト)。
【0046】図9(3):一方、加入者線交換機LS1
は、登録サービス利用番号が適式であるときは、通信利
用者番号aからどの加入者データベースを参照すべきか
を決定し(今の場合はS1)、その加入者データベース
S1に加入者Aの加入者データを要求する。 図9(4)(5):加入者線交換機LS1は、加入者デ
ータベースS1から取得した加入者Aの加入者データか
ら、加入者Aの通信資格の適否を判断し、通信資格がな
いときは、発信者()の発呼を強制的に終了する(ロッ
クアウト)。
【0047】図9(6):一方、加入者線交換機LS1
は、加入者データベースS1から取得した加入者Aの加
入者データから、加入者Aの通信資格を認めると、どの
加入者データベースを参照すべきかを決定(今の場合は
S1)し、その加入者データベースS1に登録を要求す
る。なお、この図9(6)は、図9(3)と同じ処理で
あるので、図9(3)において処理結果を保存し、それ
を参照するようにすれば、省略可能である。
【0048】具体的には、加入者線交換機LS1は、サ
ービス種別、CUI、CCI、相手CUI、対象回数m
を編集した回線対応信号IFS(SNn1,a,Pa,d)を加入
者データベースS1へ送信する。 図9(7);加入者データベースS1は、サービス番号
SNによってサービス種別を判別し、つまりサービス番
号がSNn1であることから登録サービスであること認
識し、登録サービスを受けられる資格、条件等をチェッ
クする。登録サービスを受ける資格・条件等を満たさな
い場合は、その旨を加入者線交換機LS1に通知する。
これを受けて、加入者線交換機LS1は、発信者(加入
者A)の発呼を強制的に終了する(ロックアウト)。
【0049】図9(8):一方、加入者データベースS
1は、登録サービスを受ける資格・条件等を満たしてい
ると判断した場合は、相手通信利用者番号CUIである
通信利用者番号dからその加入者データベースを決定し
(今の場合はS2)、その加入者データベースS2へ相
手通信利用者番号CUIに対応する相手通信照合番号C
CIの収集を要求する。このとき、加入者データベース
S1は、通信端末サービスデータを参照して通信利用者
番号CUI(a)と通信照合番号CCI(Pa)とから本
人の登録要求であること(即ち、登録が正当であるか)を
チェックする。
【0050】図9(9)(10):加入者データベース
S1は、相手通信照合番号CCIを収集できると、加入
者Aの加入者データにおける通信端末番号CTIに対応
する通信端末サービスデータの通信利用者番号CUIに
対応するエリアに、a,Pa,d,Pd,1を登録する。そ
して、登録した旨を加入者線交換機LS1へ通知する。 図9(11):加入者線交換機LS1は、登録終了通知
を受けて加入者Aに対し登録完了ガイダンスを送出す
る。加入者Aは、登録完了ガイダンスを聴いて切断(オ
ンフック)する。
【0051】以上のように、加入者Aが加入者Dを登録
する処理は、加入者Aが加入者Dを意識することなくネ
ットワーク内で自動的に行われる。次に、図11は、請
求項2に対応する実施形態の認証処理フローチャートで
ある。この実施形態は、図9、図10で説明した登録操
作が行われていることを前提とし、サービスを受けてい
る通信端末の利用者集団に属しない第三者が、該当端末
と通信する場合に、自分が着信者負担のサービスの適用
を受け得る本人であることを非公開の通信照合番号CC
Iによって証明する場合の動作に関する。
【0052】着信者負担のサービスの適用を受けようと
する発信者は、{SNn2*相手CTI*相手CUI*CCI}の番号を入
力する。すると、ネットワークでは、通信相手が着信者
負担のサービスの適用を認める本人であることの照合を
取る認証操作が行われ、照合が取れると、発信者は、こ
の実施形態の着信者負担サービスの適用を受けた通信が
行える。
【0053】以下、認証処理手順を具体的に説明する。
図11において、通信端末番号Aの通信端末(加入者
A),通信端末番号Dの通信端末(加入者D)は、それ
ぞれ同じ加入者データベースS1に個々の通信端末デー
タを持っている。また、加入者Aは、通信利用者番号
a,b,cの端末利用者集団(A={a,b,c})を持
ち、加入者Dは、通信利用者番号d,e,fの端末利用
者集団(D={d,e,f})を持っている。そして、図
9、図10で説明した登録操作によって通信利用者番号
aの通信利用者は、通信利用者番号dの通信利用者から
の着信とその通信料負担を予定している。
【0054】図11は、斯かる状況下において、加入者
Dの通信端末から通信利用者番号dの通信利用者が、通
信費用を加入者Aの通信端末に負担させつつ加入者Aの
通信端末を利用する通信利用者番号aの通信利用者に対
する通信を実施する場合の手順を示している。 図11(1);加入者Dの通信端末から通信利用者番号
dの通信利用者が、番号{SNn2*A*a*Pd}を入力す
る。SNn2は、この実施形態の認証サービスを利用する
「利用」番号である。
【0055】図11(2);加入者線交換機LS2は、
サービスの利用番号{SNn2*A*a*Pd}の入力を検出する
と、その認証サービス利用番号の形式についての適否判
定を行う。例えば、認証サービス利用番号の桁数が適正
か、発信情報が誤りなく正しく理解できるか等のチェッ
クを行う。認証サービス利用番号が適式でないときは、
発信者(加入者D)の発呼を強制的に終了する(ロック
アウト)。
【0056】図11(3):一方、加入者線交換機LS
2は、認証サービス利用番号が適式であるときは、通信
照合番号Paからどの加入者データベースを参照すべき
かを決定し(今の場合はS1)、その加入者データベー
スS1に加入者Dの加入者データを要求する。 図11(4)(5):加入者線交換機LS2は、加入者
データベースS1から取得した加入者Dの加入者データ
から、加入者Dの通信資格の適否を判断し、通信資格が
ないときは、発信者(加入者D)の発呼を強制的に終了
する(ロックアウト)。
【0057】図11(6):一方、加入者線交換機LS
2は、加入者データベースS1から取得した加入者Dの
加入者データから、加入者Dの通信資格を認めると、ど
の加入者線交換機に伝送すべきかを決定(今の場合はL
S1)し、回線対応信号IAMを送出してその加入者線
交換機LS1へのルーチンを行う。具体的には、通信端
末番号A(相手CTI)を翻訳し、相手CTI,相手CU
I,CCIを編集して回線対応信号IAMを生成し、加
入者線交換機LS1に向けて伝送路へ送出する。回線対
応信号IAMは、中継線交換機TS2,TS1を経由し
て加入者線交換機LS1に取り込まれる。
【0058】図11(7);加入者線交換機LS1は、
回線対応信号IAMを受信すると、信号分析を行い、正
しく受信できていない場合は、加入者線交換機LS2に
対しその旨(ルーチンNG)を通知する。これを受けて
加入者線交換機LS2は、発信者(加入者D)の発呼を
強制的に終了する(ロックアウト)。
【0059】図11(8):一方、加入者線交換機LS
1は、回線対応信号IAMを正しく受信できたことを確
認できると、回線対応信号IAMのうち、通信端末番号
A(または通信利用者番号a)によって通信利用者番号
aの通信利用者の加入者データベースを決定し(今の場
合はS1)、加入者データベースS1に対し、加入者A
(通信利用者番号aの通信利用者)の加入者データの収
集を要求する。
【0060】図11(10):加入者線交換機LS1
は、収集した通信利用者番号aのデータから通信照合番
号をチェックし、費用負担が許容された通信利用者番号
dの通信利用者(加入者D)からの発信であることを確
認する。確認できない場合は、加入者線交換機LS2に
対しその旨(認証NG)を通知する。これを受けて加入
者線交換機LS2は、発信者(加入者D)の発呼を強制
的に終了する(ロックアウト)。
【0061】図11(11);加入者線交換機LS1
は、チェックの結果がOKであれば、加入者Aの呼び出
しを行う。これは、加入者Aの通信端末に対しては呼出
音となる。また、加入者線交換機LS2に対しては認証
OKの信号の送出となるので、加入者線交換機LS2で
は、加入者Dの通信端末に対して呼出音を送出する。そ
して、加入者線交換機LS1は、加入者Aの通信端末が
応答すると、その旨を加入者線交換機LS2に伝達する
ので、その後は、加入者Dの通信利用者番号dの通信利
用者と加入者Aの通信利用者番号aの通信利用者との通
話が可能となる。この通話に対する課金は、加入者Aに
対してなされるが、この場合の課金処理は、例えば図1
2に示す手順で行われる。
【0062】図12は、請求項2に対応する実施形態の
認証処理での課金フローチャートである。図12
(1):加入者Dの通信端末からの発信に基づく加入者
Dの通信利用者番号dの通信利用者と加入者Aの通信利
用者番号aの通信利用者との間で通話が行われ、その間
の通話料金の登算が行われている。
【0063】図12(2):加入者線交換機LS2は、
加入者Dが終話して切断(オンフック)すると、切断を
検出してCLF(切断信号)を加入者線交換機LS1に
向けて送出する。加入者線交換機LS1は、それを受け
て加入者Aに切断(終話)を通知する。 図12(3):加入者線交換機LS1は、加入者Aから
の切断応答を受けて、加入者Aのデータについて参照す
べき加入者データベースを決定し(今の場合はS1)、
加入者データベースS1に対し加入者Aの加入者データ
を要求する。
【0064】図12(4):加入者データベースS1で
は、加入者Aの加入者データを読み出して加入者線交換
機LS1へ送出する。 図12(5):加入者線交換機LS1では、加入者Aの
加入者データを受けて登録してある対象回数をチェック
し、そのチェック結果を加入者データベースS1へ通知
する(図12(6)、(図12(7))。
【0065】図12(6):加入者データベースS1で
は、対象回数が1回の場合は、加入者Aの加入者データ
の登録を抹消し、抹消処理終了を加入者線交換機LS1
へ通知する。加入者線交換機LS1では、この抹消処理
終了の通知を受けて、加入者線交換機LS2に対しRE
L(レリーズ信号)を送出する。 図12(7)(8):加入者データベースS1では、対
象回数がn回の場合は、加入者Aの加入者データへの書
き込みと、更新を行い、更新処理終了を加入者線交換機
LS1へ通知する。加入者線交換機LS1では、この更
新処理終了の通知を受けて、加入者線交換機LS2に対
しREL(レリーズ信号)を送出する。
【0066】図12(9):加入者線交換機LS2は、
REL(レリーズ信号)を受けて、加入者Aについての
着信課金サービスであることの確認を取り、加入者デー
タベースS1に対し課金書込の要求を行う。 図12(10):加入者データベースS1では、加入者
Aの加入者データへの課金処理を行い、終了すると、加
入者線交換機LS2に対し課金書込終了を通知する。
【0067】次いで、図13、図14は、請求項3に対
応する実施形態の端末リンク処理のフローチャートであ
る。この実施形態は、図9、図10で説明した登録操作
と図11で説明した本人であることを証明させる操作と
を前提とし、他者の通信端末(例えば公衆電話)を自己
端末として利用可能にする端末リンクサービスに関す
る。
【0068】端末リンクサービスの適用を受ける場合に
は、発信者は{SNn3*CTI*CUI*CCI}の番号を入力する。こ
れにより、発信した通信端末(他者端末)の通信端末デ
ータに発信者の通信端末(自己端末)がリンクし、他者
端末からの発信であるが、自己端末からの発信であると
して自己端末に課金される状態を作り出す。その後の発
信操作は、相手通信利用者番号CTIを入力する点、全
く通常の電話発信と同様に行える。そして、端末リンク
は、その発信操作による1回の通話が終了するとネット
ワークが終了を検知して自動的に抹消するので、端末リ
ンク抹消のための特別の操作は不要である。
【0069】以下、端末リンクサービスを具体的に説明
する。図13、図14において、加入者D、加入者A、
通信端末Xは、それぞれ同じ加入者データベースS1に
個々の通信端末データを持っている。また、加入者A
は、通信利用者番号a,b,cの端末利用者集団を持ち
(A={a,b,c})、加入者Dは、通信利用者番号
d,e,fの端末利用者集団を持っている(D={d,
e,f})。
【0070】図13、図14は、斯かる状況下におい
て、加入者Dの通信端末から通信利用者番号dの通信利
用者が、通信費用を加入者Dの通信端末に負担させつつ
通信端末Xから加入者Aの通信端末を利用する通信利用
者番号aの通信利用者に対する通信を実施する場合の手
順を示している。 図13(1);加入者Dの通信端末を利用する通信利用
者番号dの通信利用者は、通信端末Xから{SNn3*D*d
*Pd}の番号を入力する。SNn3は、この実施形態の端末リ
ンクサービスを利用する「端末利用」番号である。
【0071】図13(2);加入者線交換機LS2は、
端末リンクサービス利用番号{SNn3*D*d*Pd}の入力を検
出すると、その端末リンクサービス利用番号の形式につ
いての適否判定を行う。例えば、端末リンクサービス利
用番号の桁数が適正か、発信情報が誤りなく正しく理解
できるか等のチェックを行う。端末リンクサービス利用
番号が適式でないときは、発信者(加入者D)の発呼を
強制的に終了する(ロックアウト)。
【0072】図13(3);一方、加入者線交換機LS
2は、端末リンクサービス利用番号が適式であるとき
は、通信利用者番号dからどの加入者データベースを参
照すべきかを決定し(今の場合はS1)、その加入者デ
ータベースS1に加入者Dの加入者データを要求する。
加入者データベースS1では、加入者D(通信利用者番
号d)の加入者データベースから通信利用者番号dの情
報を読み出し、加入者線交換機LS2に対し送出する。
【0073】図13(4)(5):加入者線交換機LS
2は、加入者データベースS1から取得した加入者Dの
データにおける通信照合番号(Pd)によって通信利用者
番号dの通信利用者本人であることをチェックし、加入
者Dの通信資格の適否を判断する。通信資格がないとき
は、発信者(加入者D)の発呼を強制的に終了する(ロ
ックアウト)。
【0074】図13(6):一方、加入者線交換機LS
2は、加入者データベースS1から取得した加入者Dの
加入者データから、加入者Dの通信資格を認めると、通
信端末Xの加入者データベース(今の場合はS1)を決
定し、その加入者データベースS1に対しリンク設定を
要求する。 図13(7):通信端末Xの加入者データベースS1で
は、通信端末Xの通信端末データテーブルにリンク端末
番号Dを登録し、リンク設定完了を加入者線交換機LS
2に対し送出する。
【0075】図13(8):加入者線交換機LS2で
は、リンク設定完了通知を受けて、通信端末Xに対しリ
ンク設定ガイダンスを送出し、通信端末Xから切断信号
を受けて端末リンク設定の終了処理を行い、設定したリ
ンク端末からの発信に備える。 図13(9)(10);次いで、通信利用者番号dの通
信利用者が通信端末Xから加入者Aにおける通信利用者
番号aの通信利用者に対して発信すると、加入者線交換
機LS2では、その利用者番号の適式性をチェックし、
適式でないときは、発信者(通信端末X)の発呼を強制
的に終了する(ロックアウト)。
【0076】図13(11)(12);一方、加入者線
交換機LS2では、利用者番号が適式であると、通信端
末Xの加入者データを参照すべきデータベースと加入者
Dの加入者データを参照すべきデータベースとを決定
(今の場合は共にS1)し、加入者データベースS1に
対し通信端末Xの加入者データと加入者Dの加入者デー
タとを要求する。
【0077】加入者データベースS1では、通信端末X
の加入者データと加入者Dの加入者データとを収集し、
通信端末Xの加入者データにリンク端末番号が登録され
ていれば、それを保持する。即ち、通信端末データテー
ブルのリンク登録中表示エリアに表示を行う。そして、
通信端末Xの加入者データと加入者Dのデータとを加入
者線交換機LS2へ送出する。
【0078】図14(13);加入者線交換機LS2で
は、加入者Dが通信端末Xを使用する資格をチェックす
る。資格がなければ発信者(通信端末X)の発呼を強制
的に終了する(ロックアウト)。 図14(14);一方、加入者線交換機LS2では、加
入者Dが通信端末Xを使用する資格のあることを確認で
きると、回線対応信号IAMを送出して通常の発信処理
と同様に加入者Aの通信端末をルーチングし、回線対応
信号IAM信号が加入者線交換機LS1に着信する。
【0079】図14(15);加入者線交換機LS1で
は、回線対応信号IAMが正しく受信されたか否かを分
析する。正しく受信されない場合は、加入者線交換機L
S2に対しルーチングが失敗した旨の通知を行う。加入
者線交換機LS2は、発信者(通信端末X)の発呼を強
制的に終了する(ロックアウト)。 図14(16); 一方、加入者線交換機LS1では、
回線対応信号IAMが正しく受信された場合には、加入
者線交換機LS2に対しルーチングが成功した旨の通知
を行うと共に、加入者Aに対し呼出音を送出して呼び出
しをかける。また、加入者線交換機LS2では、ルーチ
ング成功通知を受けて通信端末Xに対し呼出音を送出し
て呼び出しをかける。
【0080】そして、加入者Aの応答が、加入者線交換
機LS1から加入者線交換機LS2に送られ、通信端末
Xと加入者Aの通信端末との間の通信が開始される。通
信端末Xと加入者Aの通信端末との間の通信が行われて
いる間の度数が加入者Dの通信端末から発信していると
して積算される。 図14(17)(18);通話が終了すると、図示例で
は、通信端末Xが切断要求を加入者線交換機LS2に対
し送出する。加入者線交換機LS2では、通信端末Xか
らの切断信号を加入者Dの切断信号であると認識し、加
入者線交換機LS2は、CLF(切断信号)を加入者線
交換機LS1へ送出する。加入者線交換機LS2は、C
LF(切断信号)を受けて加入者Aに対し切断要求を送
出し、加入者Aから切断応答を受信すると、加入者線交
換機LS2に対しREL(レリーズ信号)を送出する。
【0081】図14(19);加入者線交換機LS2
は、REL(レリーズ信号)を受けて通話の終了を検出
すると、加入者Dの加入者データベースを決定(今の場
合はS1)し、加入者データベースS1に対し加入者D
の加入者データへの課金を要求する。 図14(20);加入者データベースS1では、加入者
Dの加入者データへの課金を行い、課金処理終了を加入
者線交換機LS2に対し送出する。
【0082】図14(21);加入者線交換機LS2で
は、課金処理終了の通知を受けて、通信端末Xの加入者
データベースを決定(今の場合はS1)し、通信端末X
の加入者データベースS1に対して通信端末Xの通信端
末データからリンク端末情報の抹消を要求する。 図14(22);通信端末Xの加入者データベースで
は、通信端末Xの通信端末データからリンク端末情報の
抹消処理を行い、抹消処理終了を内容とする応答を加入
者線交換機LS2に対し送出する。
【0083】そして、加入者線交換機LS2では、抹消
処理終了の通知を受けて、通信端末Xに対し切断要求を
送出し、通信端末Xからの切断応答を確認して通信端末
Xとの間での接続の終了処理を行う。なお、この実施形
態は、電話系通信への適用例であるが、非電話系通信に
も同様に適用でき、また、固定網系局用交換システムだ
けでなく、PHSシステムや移動体通信網交換システム
でも適用できることはいうまでもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、通信費用を自己に転化しても良い相手と通信
が成立する状況を予めシステムとしてデータベースに端
末対複数利用者を関連付けて登録しておき、着信する通
信の費用負担を個別に決定できるようにしてある。した
がって、通信費用負担者と通信端末を自由に関係付ける
ことを可能とし、通信サービスの新たな需要を開拓でき
る。
【0085】請求項2に記載の発明では、通信の成立に
先立って通信利用者に本発明の個別通信料転化方式の利
用対象となる本人であることを証明させ、確認できると
通信を成立させる。したがって、現状の通信費用負担の
不合理を修正でき、通信需要を高めることができる。請
求項3に記載の発明では、認証確認機構によって確認で
きた通信利用者について端末リンクサービスを実施し、
当該通信利用者が利用する他者通信端末を恰も通信費用
の負担を認めた者の自己端末であるかの如くみなして通
信を可能とする。これにより、例えば子供が公衆電話か
ら電話をかける場合に当該公衆電話が通信費用の負担を
認めた者の自己端末となるので、子供は通信費用を気に
することなく所要の電話をかけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3に記載の発明の原理ブロ
ック図である。
【図2】請求項1乃至請求項3に対応する実施形態の個
別通信料転化方式を実施するネットワークの構成図であ
る。
【図3】加入者線交換機の構成例である。
【図4】中継線交換機の構成例である。
【図5】加入者データベースの構成例である。
【図6】加入者データベースの階層構成図である。
【図7】通信料金転化サービスデータの構成例である。
【図8】通信料金転化サービスデータの運用例である。
【図9】請求項1に対応する実施形態の登録処理のフロ
ーチャートである。
【図10】登録操作の説明図である。
【図11】請求項2に対応する実施形態の認証処理のフ
ローチャートである。
【図12】請求項2に対応する実施形態の課金処理のフ
ローチャートである。
【図13】請求項3に対応する実施形態の端末リンク処
理のフローチャート(1/2)である。
【図14】請求項3に対応する実施形態の端末リンク処
理のフローチャート(2/2)である。
【符号の説明】
1 データベース 2 認証情報取得機構 3 認証確認機構 4 通信制御機構 10,11,12,13,14,15 通信端末 LS1,L2,LSn 加入者線交換機 TS1,TS2,TSn 中継線交換機 S1,Sn 加入者データベース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換システムは、 通信利用者の登録要求に応じて通信費用を自己に転化し
    ても良い相手の通信照合情報を、端末対複数利用者を関
    連付けてデータベースに収集する認証情報取得機構を備
    えることを特徴とする個別通信料転化方式。
  2. 【請求項2】 交換システムは、 通信利用者のサービス要求を受けてサービス要求に含ま
    れる通信照合情報に基づき請求項1に記載のデータベー
    スを参照し、当該通信利用者が通信費用の転化が認めら
    れた本人であることの認証を行う認証確認機構を備える
    ことを特徴とする個別通信料転化方式。
  3. 【請求項3】 交換システムは、 通信利用者の端末リンクサービス要求を受けて請求項2
    に記載の認証確認機能によって確認できたとき、当該通
    信利用者が利用する他者通信端末を端末リンク機能によ
    って通信費用の負担を認めた者の自己端末に一時的に置
    き換えて通信を可能とし、通信の終了に応じて端末リン
    ク状態を解消する通信制御機構を備えることを特徴とす
    る個別通信料転化方式。
JP29380897A 1997-10-27 1997-10-27 個別通信料転化方式 Withdrawn JPH11136400A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006507739A (ja) * 2002-11-22 2006-03-02 ティム・イタリア・エッセ・ピー・アー ショートメッセージの送信及び受信者へのデビッティング方法

Cited By (2)

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JP2006507739A (ja) * 2002-11-22 2006-03-02 ティム・イタリア・エッセ・ピー・アー ショートメッセージの送信及び受信者へのデビッティング方法
US7917122B2 (en) 2002-11-22 2011-03-29 Tim Italia S.P.A. Method for sending a short message and debiting the recipient

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