JPH11133884A - 頭部装着型表示装置 - Google Patents
頭部装着型表示装置Info
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- JPH11133884A JPH11133884A JP9311149A JP31114997A JPH11133884A JP H11133884 A JPH11133884 A JP H11133884A JP 9311149 A JP9311149 A JP 9311149A JP 31114997 A JP31114997 A JP 31114997A JP H11133884 A JPH11133884 A JP H11133884A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外界輝度の変化に拘わらず、常に明るくクッ
キリとした表示を行い、表示状態を良好としながらも、
軽量化を図ることのできる頭部装着型表示装置を提供す
ること。 【解決手段】 少なくとも、装着者の両目を覆うように
位置される眼鏡部40と、眼鏡部40を保持するフレー
ム部20と、を有し、装着者に装着されて装着者から見
える視野領域のうちの特定領域に所定の像を表示する頭
部装着型表示装置である。フレーム部20は、装着時に
装着者の額位置より前方に延びるひさし部22と、ひさ
し部22の一部の上下を貫通して形成された開口部26
と、開口部26より外光を取り込んで投影表示画像を表
示出力する表示手段70と、を有し、眼鏡部40は、投
影表示画像を特定領域の位置にて反射させ、装着者の眼
球に導く光反射部42を有することを特徴とする。
キリとした表示を行い、表示状態を良好としながらも、
軽量化を図ることのできる頭部装着型表示装置を提供す
ること。 【解決手段】 少なくとも、装着者の両目を覆うように
位置される眼鏡部40と、眼鏡部40を保持するフレー
ム部20と、を有し、装着者に装着されて装着者から見
える視野領域のうちの特定領域に所定の像を表示する頭
部装着型表示装置である。フレーム部20は、装着時に
装着者の額位置より前方に延びるひさし部22と、ひさ
し部22の一部の上下を貫通して形成された開口部26
と、開口部26より外光を取り込んで投影表示画像を表
示出力する表示手段70と、を有し、眼鏡部40は、投
影表示画像を特定領域の位置にて反射させ、装着者の眼
球に導く光反射部42を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部装着型表示装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、画
像表示装置の分野において、より臨場感溢れる画像を表
示する装置として、ヘッドマウントディスプレー(HM
D)装置と称される頭部装着用の表示装置等が知られて
いる。このHMD装置では、表示装置例えばLCDディ
スプレイを装着者の目に配置し、映像供給源と接続され
たLCDディスプレイに映像等を映し出して表示を行う
ことができ、業務用、家庭用のHMD装置が市販される
までに至っている。
像表示装置の分野において、より臨場感溢れる画像を表
示する装置として、ヘッドマウントディスプレー(HM
D)装置と称される頭部装着用の表示装置等が知られて
いる。このHMD装置では、表示装置例えばLCDディ
スプレイを装着者の目に配置し、映像供給源と接続され
たLCDディスプレイに映像等を映し出して表示を行う
ことができ、業務用、家庭用のHMD装置が市販される
までに至っている。
【0003】さらに、例えば特開平5-88109号等のよう
に、眼鏡、ゴーグル等に表示装置を取付けたHMD装
置、表示画像の画像を、眼前に設置したハーフミラー等
を用いて反射させることで、外景との合成を行い、外景
と画像の双方を表示するタイプのHMD装置等も知られ
ている。
に、眼鏡、ゴーグル等に表示装置を取付けたHMD装
置、表示画像の画像を、眼前に設置したハーフミラー等
を用いて反射させることで、外景との合成を行い、外景
と画像の双方を表示するタイプのHMD装置等も知られ
ている。
【0004】しかしながら、この種のHMD装置では、
光源例えばバックライトを用いて液晶パネルを照光する
ため、光源を搭載すると、重量的に重く、装着者の耳が
痛くなる等装着者にかかる負担が大きい。
光源例えばバックライトを用いて液晶パネルを照光する
ため、光源を搭載すると、重量的に重く、装着者の耳が
痛くなる等装着者にかかる負担が大きい。
【0005】逆に、軽量化の観点から、光源を用いず
に、外光を取り入れて表示を行おうとすると、このバイ
ザーは、外光の取り入れを阻害し、外界が暗く変化する
と表示の視認性が低下し、前方情景が暗くなると共に表
示がさらに暗くなり、表示が薄く見えなくなったりし
て、見える画像がリアリティに欠け、像がぼやけて見え
たり、画像が暗いという欠点があった。
に、外光を取り入れて表示を行おうとすると、このバイ
ザーは、外光の取り入れを阻害し、外界が暗く変化する
と表示の視認性が低下し、前方情景が暗くなると共に表
示がさらに暗くなり、表示が薄く見えなくなったりし
て、見える画像がリアリティに欠け、像がぼやけて見え
たり、画像が暗いという欠点があった。
【0006】一方、従来のような、ゲーム機器等に用い
られるHMD装置以外にも、例えば屋外で用いる、スポ
ーツ用の用途等、新しい用途としてHMD装置を用いる
ことが望まれていた。
られるHMD装置以外にも、例えば屋外で用いる、スポ
ーツ用の用途等、新しい用途としてHMD装置を用いる
ことが望まれていた。
【0007】本発明は、上記した技術の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
外界の変化に拘わらず、常に明るくクッキリとした表示
を行い、表示状態を良好としながらも、リアリティに富
んだ表示が実現でき、軽量化を図ることのできる頭部装
着型表示装置を提供することにある。
ためになされたものであり、その目的とするところは、
外界の変化に拘わらず、常に明るくクッキリとした表示
を行い、表示状態を良好としながらも、リアリティに富
んだ表示が実現でき、軽量化を図ることのできる頭部装
着型表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る頭部装着型表示装置は、少なくとも、装着者の両目
を覆うように位置される透光性の眼鏡部と、前記眼鏡部
を保持するフレーム部と、を有し、前記装着者に装着さ
れて前記装着者から見える視野領域のうちの特定領域に
所定の像を表示する頭部装着型表示装置であって、前記
フレーム部は、装着時に前記装着者の額位置より前方に
延びるひさし部と、前記ひさし部の一部の上下を貫通し
て形成された開口部と、前記開口部より外光を取り込ん
で投影表示画像を表示出力する表示手段と、を有し、前
記眼鏡部は、前記投影表示画像を前記特定領域の位置に
て反射させ、前記装着者の眼球に導く光反射部を有する
ことを特徴とする。
係る頭部装着型表示装置は、少なくとも、装着者の両目
を覆うように位置される透光性の眼鏡部と、前記眼鏡部
を保持するフレーム部と、を有し、前記装着者に装着さ
れて前記装着者から見える視野領域のうちの特定領域に
所定の像を表示する頭部装着型表示装置であって、前記
フレーム部は、装着時に前記装着者の額位置より前方に
延びるひさし部と、前記ひさし部の一部の上下を貫通し
て形成された開口部と、前記開口部より外光を取り込ん
で投影表示画像を表示出力する表示手段と、を有し、前
記眼鏡部は、前記投影表示画像を前記特定領域の位置に
て反射させ、前記装着者の眼球に導く光反射部を有する
ことを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、ひさし部
に開口部を形成することで、ひさしとしての元来の効果
を維持しながらも、このひさし部を表示手段のための外
光を取り込むものとして兼用でき、ひさし部を形成しな
がらも表示情報の像を明るく表示することができる。
に開口部を形成することで、ひさしとしての元来の効果
を維持しながらも、このひさし部を表示手段のための外
光を取り込むものとして兼用でき、ひさし部を形成しな
がらも表示情報の像を明るく表示することができる。
【0010】請求項2に記載の発明に係る頭部装着型表
示装置は、請求項1又は請求項2において、前記フレー
ム部は、前記装着者の額に対面する側に配設される撥水
素材をさらに有することを特徴とする。
示装置は、請求項1又は請求項2において、前記フレー
ム部は、前記装着者の額に対面する側に配設される撥水
素材をさらに有することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、装着者の
頭から額にかけて汗の滴下を防止して、表示がぼやけた
りするのを防止でき、特にスポーツ等においては、長時
間装着することが可能である。
頭から額にかけて汗の滴下を防止して、表示がぼやけた
りするのを防止でき、特にスポーツ等においては、長時
間装着することが可能である。
【0012】請求項3に記載の発明に係る頭部装着型表
示装置は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前
記フレーム部は、内外に貫通する通気孔をさらに有する
ことを特徴とする。
示装置は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前
記フレーム部は、内外に貫通する通気孔をさらに有する
ことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、通気孔を
形成することで、汗等に起因する表示のくもりを低減
し、装着者が激しい運動をしても、常時明瞭な表示を行
うことが可能となる。
形成することで、汗等に起因する表示のくもりを低減
し、装着者が激しい運動をしても、常時明瞭な表示を行
うことが可能となる。
【0014】請求項4に記載の発明に係る頭部装着型表
示装置は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、前
記眼鏡部は、明度の暗い色で形成されることを特徴とす
る。
示装置は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、前
記眼鏡部は、明度の暗い色で形成されることを特徴とす
る。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、投影表示
画像の周囲の明度を暗くすることで、投影表示画像を浮
きだたせることができ、よりクッキリと表示できる。
画像の周囲の明度を暗くすることで、投影表示画像を浮
きだたせることができ、よりクッキリと表示できる。
【0016】請求項5に記載の発明に係る頭部装着型表
示装置は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、前
記ひさし部は、前記開口部と対向する領域にて、前記開
口部に向けて前記外光を導く導光手段を有することを特
徴とする。
示装置は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、前
記ひさし部は、前記開口部と対向する領域にて、前記開
口部に向けて前記外光を導く導光手段を有することを特
徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、導光手段
を形成することで、外光を表示手段に向けて効率良く取
り入れて集光させることができ、外光が暗くとも表示手
段に表示されるべき投影表示画像の表示を明るくするこ
とができる。加えて、表示手段の保護もできる。
を形成することで、外光を表示手段に向けて効率良く取
り入れて集光させることができ、外光が暗くとも表示手
段に表示されるべき投影表示画像の表示を明るくするこ
とができる。加えて、表示手段の保護もできる。
【0018】請求項6に記載の発明に係る頭部装着型表
示装置は、請求項5において、前記導光手段は、UVカ
ットコーティングされていることを特徴とする。
示装置は、請求項5において、前記導光手段は、UVカ
ットコーティングされていることを特徴とする。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、装着者が
浴びる紫外線の量を低減でき、アウトドア、スポーツ等
において長時間使用でき、表示を楽しみながらも装着者
にとって有害な紫外線を装着者が直接浴びるのを防止で
きる。
浴びる紫外線の量を低減でき、アウトドア、スポーツ等
において長時間使用でき、表示を楽しみながらも装着者
にとって有害な紫外線を装着者が直接浴びるのを防止で
きる。
【0020】請求項7に記載の発明に係る頭部装着型表
示装置は、請求項5又は請求項6において、前記ひさし
部と前記導光手段とが接触する各接触面のうち、前記導
光手段が形成されない接触面には、白色系の色で着色さ
れていることを特徴とする。
示装置は、請求項5又は請求項6において、前記ひさし
部と前記導光手段とが接触する各接触面のうち、前記導
光手段が形成されない接触面には、白色系の色で着色さ
れていることを特徴とする。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、ひさし部
と導光手段とが着脱自在に形成される接触面も白色系の
色に形成することで、光の吸収を低減して、導光機能を
高めて表示を明瞭に表示できる。
と導光手段とが着脱自在に形成される接触面も白色系の
色に形成することで、光の吸収を低減して、導光機能を
高めて表示を明瞭に表示できる。
【0022】請求項8に記載の発明に係る頭部装着型表
示装置は、請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、前
記ひさし部は、前記開口部と非対向な領域に、前記外光
を電力に変換し、前記表示手段に電力を供給する光−電
力変換手段を設けたことを特徴とする。
示装置は、請求項1〜請求項6のいずれかにおいて、前
記ひさし部は、前記開口部と非対向な領域に、前記外光
を電力に変換し、前記表示手段に電力を供給する光−電
力変換手段を設けたことを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の発明によれば、光−電力
変換手段を表示手段の電源として利用できるので、元来
の電池等の電源を用いずに済み、電池交換等が不要とな
り、極めて長期に亘る使用が可能となる。
変換手段を表示手段の電源として利用できるので、元来
の電池等の電源を用いずに済み、電池交換等が不要とな
り、極めて長期に亘る使用が可能となる。
【0024】請求項9に記載の発明に係る頭部装着型表
示装置は、請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、前
記フレーム部は、投光用の前記開口部を左右に各々有
し、前記表示手段は、右目領域、左目領域のいずれか一
方に形成され、前記表示手段が配設されないいずれか一
方の前記開口部には、前記開口部を閉じる蓋部を設けた
ことを特徴とする。
示装置は、請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、前
記フレーム部は、投光用の前記開口部を左右に各々有
し、前記表示手段は、右目領域、左目領域のいずれか一
方に形成され、前記表示手段が配設されないいずれか一
方の前記開口部には、前記開口部を閉じる蓋部を設けた
ことを特徴とする。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、蓋部を形
成することで、光の漏れをなくし、光が集光する度合を
高めて、投影表示画像をより明るく表示できる。
成することで、光の漏れをなくし、光が集光する度合を
高めて、投影表示画像をより明るく表示できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した好適な実
施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明
する。
施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明
する。
【0027】(全体構成)先ず、全体構成について、図
1〜図2を用いて説明する。図1は、本発明に係る頭部
装着型表示装置の実施の形態の一例を示す図であり、
(A)は斜視図、(B)は側面図を示している。
1〜図2を用いて説明する。図1は、本発明に係る頭部
装着型表示装置の実施の形態の一例を示す図であり、
(A)は斜視図、(B)は側面図を示している。
【0028】本例の頭部装着型表示装置1は、図2
(A)に示すように、装着者3の頭部に装着されて、装
着者3から見える視野領域のうちの特定領域に所定の虚
像(例えば図2(B)の表示I・II・III等)を表
示するものであり、大別して頭部装着部材である耳掛部
10(10a・10b)と、前部領域の装着体本体とし
てのフレーム部20と、装着者3の額前方にて両目を覆
う位置に配設され装着時に顔前面に位置する眼鏡部40
より成り、フレーム部20と耳掛部10とを柔軟性連結
手段50にて連結している。各耳掛部10には、後頭部
に装着されるベルト状の固定部60が連結され、頭部に
締付固定できるよう構成される。
(A)に示すように、装着者3の頭部に装着されて、装
着者3から見える視野領域のうちの特定領域に所定の虚
像(例えば図2(B)の表示I・II・III等)を表
示するものであり、大別して頭部装着部材である耳掛部
10(10a・10b)と、前部領域の装着体本体とし
てのフレーム部20と、装着者3の額前方にて両目を覆
う位置に配設され装着時に顔前面に位置する眼鏡部40
より成り、フレーム部20と耳掛部10とを柔軟性連結
手段50にて連結している。各耳掛部10には、後頭部
に装着されるベルト状の固定部60が連結され、頭部に
締付固定できるよう構成される。
【0029】耳掛部10は、フレーム部20両側部から
頭部を横断するよう設けられ、例えばプラスチック等の
半ば剛性を有する材質で形成され、両耳に各々対応して
右耳用、左耳用の耳掛部10a・10bが形成される。
尚、耳掛部10に、皮膚との密着性の良好な軟質合成樹
脂材料例えばシリコンゴム等を付着させても良い。
頭部を横断するよう設けられ、例えばプラスチック等の
半ば剛性を有する材質で形成され、両耳に各々対応して
右耳用、左耳用の耳掛部10a・10bが形成される。
尚、耳掛部10に、皮膚との密着性の良好な軟質合成樹
脂材料例えばシリコンゴム等を付着させても良い。
【0030】一方の耳掛部10b側には、例えば小型ス
ピーカ等によりなる音声出力手段16が設けられ、装着
者3の一方の耳に近接して配設される。この音声出力手
段16は、表示手段90の表示内容に基づいて例えばア
ラーム等が鳴るように形成され、表示手段90の表示に
関連する音声情報を出力する。
ピーカ等によりなる音声出力手段16が設けられ、装着
者3の一方の耳に近接して配設される。この音声出力手
段16は、表示手段90の表示内容に基づいて例えばア
ラーム等が鳴るように形成され、表示手段90の表示に
関連する音声情報を出力する。
【0031】音声出力手段16と表示手段90とは、後
述する耳掛部10の中空部内を挿通するケーブル62に
て接続されている。さらに、他方の耳掛部10a側に
は、表示手段90の表示情報の制御等を、装着者3の手
によって容易に操作可能ならしめる操作入力手段14
(14a・14b・14c)が設けられ、この操作入力
手段14と表示手段90ともケーブル62にて接続され
ている。このケーブル62は、電気ケーブルないし光フ
ァイバーケーブルにて形成され、表示手段90、音声出
力手段16、操作入力手段14を互いに接続して、駆動
信号、電力、タイミング信号、情報信号等を伝送する。
述する耳掛部10の中空部内を挿通するケーブル62に
て接続されている。さらに、他方の耳掛部10a側に
は、表示手段90の表示情報の制御等を、装着者3の手
によって容易に操作可能ならしめる操作入力手段14
(14a・14b・14c)が設けられ、この操作入力
手段14と表示手段90ともケーブル62にて接続され
ている。このケーブル62は、電気ケーブルないし光フ
ァイバーケーブルにて形成され、表示手段90、音声出
力手段16、操作入力手段14を互いに接続して、駆動
信号、電力、タイミング信号、情報信号等を伝送する。
【0032】固定部60は、例えば伸縮自在のマジック
テープ等にて形成されるが、ストラップで形成しても良
く、固定部60が装着者1の後頭部を横断することで安
定装着を可能としている。また、長時間に亘って快適に
装着し続けることができる柔らかな可撓性を有する材質
でも良い。
テープ等にて形成されるが、ストラップで形成しても良
く、固定部60が装着者1の後頭部を横断することで安
定装着を可能としている。また、長時間に亘って快適に
装着し続けることができる柔らかな可撓性を有する材質
でも良い。
【0033】フレーム部20は、図2(A)に示す如
く、射出成形プラスチック等の耐久性のある材質で形成
され、眼鏡部40の上縁部に眼側に向けて延在形成され
たひさし部22と有している。眼鏡部40は、前面が全
体として円筒状に凸曲すると共に、両端部が側頭部方向
に屈曲形成され、既着メガネの上からスマートに掛装で
きるワイドタイプのサングラス、いわゆるオーバーレィ
ング型に形成され、外見上スマートに構成される。尚、
眼鏡部40は、暗い色にて形成し、サングラスの機能を
も有している。
く、射出成形プラスチック等の耐久性のある材質で形成
され、眼鏡部40の上縁部に眼側に向けて延在形成され
たひさし部22と有している。眼鏡部40は、前面が全
体として円筒状に凸曲すると共に、両端部が側頭部方向
に屈曲形成され、既着メガネの上からスマートに掛装で
きるワイドタイプのサングラス、いわゆるオーバーレィ
ング型に形成され、外見上スマートに構成される。尚、
眼鏡部40は、暗い色にて形成し、サングラスの機能を
も有している。
【0034】ひさし部22には、装着者3の額前方の一
方の目上位置にて、表示手段70が水平に配設され、眼
鏡部40の裏面側には、表示手段90の投影面下側の一
方の眼前領域に、上手前位置から前方下側に向けて斜め
に投影面をカバーする大きさの光反射部としてのハーフ
ミラー42が配設される。ハーフミラー42は、表示手
段70の像を、装着者3の目に対して遠方位置に特定領
域として表示させ、視野領域の外景をも認識させるもの
であり、装着者3の視界には、表示手段90に表示され
る像をハーフミラー42にて反射した像と、ハーフミラ
ー42を透過する外景の像とが入る。
方の目上位置にて、表示手段70が水平に配設され、眼
鏡部40の裏面側には、表示手段90の投影面下側の一
方の眼前領域に、上手前位置から前方下側に向けて斜め
に投影面をカバーする大きさの光反射部としてのハーフ
ミラー42が配設される。ハーフミラー42は、表示手
段70の像を、装着者3の目に対して遠方位置に特定領
域として表示させ、視野領域の外景をも認識させるもの
であり、装着者3の視界には、表示手段90に表示され
る像をハーフミラー42にて反射した像と、ハーフミラ
ー42を透過する外景の像とが入る。
【0035】さらに、フレーム部20のひさし部22
は、取付孔26に取り付けられた表示手段90に向け
て、反射又は全反射により外光を導光する導光手段28
を有する。この導光手段28は、例えば透明白色のアク
リル等にて形成され、導光手段28を所望の色彩にする
ことで、カラーフィルターとしての機能をもたせてもよ
い。この場合、表示手段90に表示される色をカラーフ
ィルターの色を変更することで設定できる。また、導光
手段28に、表示手段90に向けて外光を集光させると
共に、表示手段90への光を拡散させる機能をもたせて
も良い。さらに、この導光手段28をUVカットコーテ
ィングすることで、装着者に対する過度の紫外線の被爆
を防止している。
は、取付孔26に取り付けられた表示手段90に向け
て、反射又は全反射により外光を導光する導光手段28
を有する。この導光手段28は、例えば透明白色のアク
リル等にて形成され、導光手段28を所望の色彩にする
ことで、カラーフィルターとしての機能をもたせてもよ
い。この場合、表示手段90に表示される色をカラーフ
ィルターの色を変更することで設定できる。また、導光
手段28に、表示手段90に向けて外光を集光させると
共に、表示手段90への光を拡散させる機能をもたせて
も良い。さらに、この導光手段28をUVカットコーテ
ィングすることで、装着者に対する過度の紫外線の被爆
を防止している。
【0036】フレーム部20のひさし部22のU字形の
側部には、クッション部29が形成され、このクッショ
ン部29は、額の形状に合わせて僅かにカーブして形成
され、柔らかなパッドないしスポンジ状の撥水素材、速
乾性素材等で形成することが好ましい。
側部には、クッション部29が形成され、このクッショ
ン部29は、額の形状に合わせて僅かにカーブして形成
され、柔らかなパッドないしスポンジ状の撥水素材、速
乾性素材等で形成することが好ましい。
【0037】表示手段90は、図1及び図5に示すよう
に、表示部としての液晶表示装置92、電源202、計
時部の機能を有する表示情報出力源204、アラーム用
の音源206、図5に示す各種の制御手段(表示制御手
段101・モード切換制御手段106を含む表示出力制
御手段100、音声出力制御手段108等)とが一体的
にモジュール化されて構成される。液晶表示装置92
は、液晶表示パネル93、図示しない2枚の偏光板を含
む。液晶表示パネル93は、例えば透過型にて形成さ
れ、表示情報出力源204からの表示情報信号によって
投影表示画像を表示出力する。この像を導光機能を有す
る導光手段28を介して集光された光に基づいて出力す
る為、非常にコントラストが良く、液晶表示パネルをカ
ラーのドットマトリックス(又はラインマトリックス)
で構成すれば、カラー表示も可能となる。表示制御手段
101は、電源202からの電力に基づいて液晶表示パ
ネル93を表示制御するものである。尚、本例では、こ
の表示制御手段101と各種の制御手段とで表示出力制
御手段100を構成している。また、本例では表示情報
出力源204は計時部の機能を有し、この計時部は、基
準信号を生成する発振手段、所望の周期に分周する分周
手段を含み、これらの各表示情報は、表示制御手段10
1にて制御され、液晶表示パネル93に出力される。
に、表示部としての液晶表示装置92、電源202、計
時部の機能を有する表示情報出力源204、アラーム用
の音源206、図5に示す各種の制御手段(表示制御手
段101・モード切換制御手段106を含む表示出力制
御手段100、音声出力制御手段108等)とが一体的
にモジュール化されて構成される。液晶表示装置92
は、液晶表示パネル93、図示しない2枚の偏光板を含
む。液晶表示パネル93は、例えば透過型にて形成さ
れ、表示情報出力源204からの表示情報信号によって
投影表示画像を表示出力する。この像を導光機能を有す
る導光手段28を介して集光された光に基づいて出力す
る為、非常にコントラストが良く、液晶表示パネルをカ
ラーのドットマトリックス(又はラインマトリックス)
で構成すれば、カラー表示も可能となる。表示制御手段
101は、電源202からの電力に基づいて液晶表示パ
ネル93を表示制御するものである。尚、本例では、こ
の表示制御手段101と各種の制御手段とで表示出力制
御手段100を構成している。また、本例では表示情報
出力源204は計時部の機能を有し、この計時部は、基
準信号を生成する発振手段、所望の周期に分周する分周
手段を含み、これらの各表示情報は、表示制御手段10
1にて制御され、液晶表示パネル93に出力される。
【0038】尚、本装置の構成は、機能上上記のように
分類したが、ハート゛ウエア上、計時部204、液晶表示
装置92、表示出力制御手段100等を全て一体形成し
た構成、計時部203と電源202とを液晶表示装置9
2より分離した構成、等種々の構成が可能である。
分類したが、ハート゛ウエア上、計時部204、液晶表示
装置92、表示出力制御手段100等を全て一体形成し
た構成、計時部203と電源202とを液晶表示装置9
2より分離した構成、等種々の構成が可能である。
【0039】操作入力手段14は、図1に示すように、
少なくとも一つの耳掛部10に装備され、表示制御手段
101の表示情報を操作制御するものであり、本例では
複数例えば3個の操作ボタン14a・14b・14cに
より各種の制御を可能としている。具体的には、第1の
操作ボタン14aは、液晶表示パネル73でのモードを
変換するモード変換用の操作部として機能している。第
2の操作ボタン14bは、ストップウオッチモードにお
いて、スタート又はストップ用の操作部として機能す
る。第3の操作ボタンは、通常の時間モードでの時刻調
整等の調整用の操作部として機能する。尚、本例では、
操作部として3種を形成したが、これに限らず種々の機
能の操作部を付加することが可能である。
少なくとも一つの耳掛部10に装備され、表示制御手段
101の表示情報を操作制御するものであり、本例では
複数例えば3個の操作ボタン14a・14b・14cに
より各種の制御を可能としている。具体的には、第1の
操作ボタン14aは、液晶表示パネル73でのモードを
変換するモード変換用の操作部として機能している。第
2の操作ボタン14bは、ストップウオッチモードにお
いて、スタート又はストップ用の操作部として機能す
る。第3の操作ボタンは、通常の時間モードでの時刻調
整等の調整用の操作部として機能する。尚、本例では、
操作部として3種を形成したが、これに限らず種々の機
能の操作部を付加することが可能である。
【0040】本例の頭部装着型表示装置1では、フレー
ム部20及び耳掛部10(10a・10b)内に各々中
空部12、24が形成され、各中空部12、24内に
は、表示手段90と操作入力手段14(14a・14b
・14c)とを接続するケーブル62が挿通されてい
る。
ム部20及び耳掛部10(10a・10b)内に各々中
空部12、24が形成され、各中空部12、24内に
は、表示手段90と操作入力手段14(14a・14b
・14c)とを接続するケーブル62が挿通されてい
る。
【0041】そして、フレーム部20と耳掛部10との
間に、ケーブル62を覆うように柔軟性連結手段50
(50a・50b)が形成されている。即ち、柔軟性連
結手段50には、ケーブル62を挿通させる中空部52
が形成される。
間に、ケーブル62を覆うように柔軟性連結手段50
(50a・50b)が形成されている。即ち、柔軟性連
結手段50には、ケーブル62を挿通させる中空部52
が形成される。
【0042】従って、柔軟性連結手段50の中空部52
内をケーブル62が挿通することで、ケーブルを保護す
ることができる。しかも、フレーム部20と一方の耳掛
部10a、フレーム部20と他方の耳掛部10bとの間
に各々柔軟性連結手段50a・50bが介在されること
から、フレーム部20と各耳掛部10とが屈曲された際
に柔軟性をもって変形するので、装着者にとって装着し
易い状態に変形できる。
内をケーブル62が挿通することで、ケーブルを保護す
ることができる。しかも、フレーム部20と一方の耳掛
部10a、フレーム部20と他方の耳掛部10bとの間
に各々柔軟性連結手段50a・50bが介在されること
から、フレーム部20と各耳掛部10とが屈曲された際
に柔軟性をもって変形するので、装着者にとって装着し
易い状態に変形できる。
【0043】この柔軟性連結手段50は、可撓性があ
り、変動後に保型性を有する材質例えばウレタン等にて
形成され、その外周面には、蛇腹部56が形成されてそ
の伸縮変形により屈曲自在としている。この柔軟性連結
手段50の形成領域としては、装着者の耳と目の間の距
離、頬骨間の距離の相違に起因して異なるが、装着時の
ヒンジ領域に形成することが好ましい。尚、2つの耳掛
部全体を、可撓性部材で形成する構成であっても良く、
この場合には、装着者にとってさらに装着性が向上す
る。
り、変動後に保型性を有する材質例えばウレタン等にて
形成され、その外周面には、蛇腹部56が形成されてそ
の伸縮変形により屈曲自在としている。この柔軟性連結
手段50の形成領域としては、装着者の耳と目の間の距
離、頬骨間の距離の相違に起因して異なるが、装着時の
ヒンジ領域に形成することが好ましい。尚、2つの耳掛
部全体を、可撓性部材で形成する構成であっても良く、
この場合には、装着者にとってさらに装着性が向上す
る。
【0044】さらに、耳と鼻の距離が各装着者により異
なる為、本例では、フレーム部20と耳掛部10との間
の柔軟性連結手段50内に、フレーム部に対する耳掛部
10の角度を段階的に調整することで、ハーフミラー4
2と目との間の距離及びハーフミラー42を変えて、虚
像のぼやけや視野領域に対する虚像表示位置を装着者自
身が設定できる図示しない角度調整機構を備えている。
これにより、人によって目の位置が異なり見にくくなる
為、角度調整機構により光学的距離を変え、装着者が最
適虚像表示位置を所望の位置に設定し、調整できる。こ
の角度調整機構としては、例えば3次元的に全方向で無
段階調整可能なユニバーサルジョイント等を用いること
が好ましい。
なる為、本例では、フレーム部20と耳掛部10との間
の柔軟性連結手段50内に、フレーム部に対する耳掛部
10の角度を段階的に調整することで、ハーフミラー4
2と目との間の距離及びハーフミラー42を変えて、虚
像のぼやけや視野領域に対する虚像表示位置を装着者自
身が設定できる図示しない角度調整機構を備えている。
これにより、人によって目の位置が異なり見にくくなる
為、角度調整機構により光学的距離を変え、装着者が最
適虚像表示位置を所望の位置に設定し、調整できる。こ
の角度調整機構としては、例えば3次元的に全方向で無
段階調整可能なユニバーサルジョイント等を用いること
が好ましい。
【0045】(撥水素材及び通気孔について)本例で
は、クッション部29として撥水素材、速乾性素材等を
設けている。フレーム部20と装着者3によって囲繞さ
れた領域は、多少暗くないと表示が見えないので、フレ
ーム部20の周囲は、覆うように形成する必要がある。
このため、この領域では、フレーム部20と装着者3と
が常時密着した状態となる。そこで、スポーツ等の激し
い運動を行うと、汗の影響でハーフミラー42、眼鏡部
40等が曇る可能性がある。この点、本例では、撥水素
材により額から落ちてくる汗を拭うことができる。尚、
この撥水素材は、遮光機能もあることから、遮光部材に
て形成しても良い。
は、クッション部29として撥水素材、速乾性素材等を
設けている。フレーム部20と装着者3によって囲繞さ
れた領域は、多少暗くないと表示が見えないので、フレ
ーム部20の周囲は、覆うように形成する必要がある。
このため、この領域では、フレーム部20と装着者3と
が常時密着した状態となる。そこで、スポーツ等の激し
い運動を行うと、汗の影響でハーフミラー42、眼鏡部
40等が曇る可能性がある。この点、本例では、撥水素
材により額から落ちてくる汗を拭うことができる。尚、
この撥水素材は、遮光機能もあることから、遮光部材に
て形成しても良い。
【0046】さらに、フレーム部20の正面、横等に
は、複数の通気孔が配設してあるので、内部が曇ること
もない。具体的には、図3(A)(B)に示す矢印Cの
ような前方からの通気を可能とするやや大きめのスリッ
トよりなる第1の換気手段30(30−1・30−2・
30−3)と、同図及び図2(A)に示す矢印Aから矢
印Cに向けての通気、或いは第1の換気手段30にて導
入された空気の排気を可能とし、やや小さめの孔が複数
穿設されてなる第2の換気手段32(32−1・32−
2)と、により構成される。尚、第1の換気手段30に
おいても、図2(A)に示す矢印Aから矢印Bに向けて
の排気、並びに図3(A)(B)矢印Bに示すような内
部から外側へ向かう排気をも行うことができる。
は、複数の通気孔が配設してあるので、内部が曇ること
もない。具体的には、図3(A)(B)に示す矢印Cの
ような前方からの通気を可能とするやや大きめのスリッ
トよりなる第1の換気手段30(30−1・30−2・
30−3)と、同図及び図2(A)に示す矢印Aから矢
印Cに向けての通気、或いは第1の換気手段30にて導
入された空気の排気を可能とし、やや小さめの孔が複数
穿設されてなる第2の換気手段32(32−1・32−
2)と、により構成される。尚、第1の換気手段30に
おいても、図2(A)に示す矢印Aから矢印Bに向けて
の排気、並びに図3(A)(B)矢印Bに示すような内
部から外側へ向かう排気をも行うことができる。
【0047】また、このひさし部22に、図4(C)に
示すような、光−電力変換手段としてソーラパネル(太
陽電池)74も組み込んでも良く、これを表示手段90
の電源として使用できる。
示すような、光−電力変換手段としてソーラパネル(太
陽電池)74も組み込んでも良く、これを表示手段90
の電源として使用できる。
【0048】(光反射部について)本例では、光反射部
として液晶表示パネル93に対して十分大きい面積を有
し、眼鏡部40と一体又は別体形成するハーフミラー4
2を設けている。ハーフミラー42は、表示手段90か
らの虚像を視線方向に写し出し、外界の像と重ね合わせ
るようにしたもので、表示手段70の虚像を目から無限
遠又は有限距離の位置に作るために、断面略凹面形状で
あって凹面が眼側にある曲面ハーフミラーにて形成さ
れ、レンズの機能も果たしている。ここで、横方向の曲
率により像を横方向に拡大し、視界には横方向に広がっ
た像として見え、ワイドな印象を装着者に与える。加え
て、縦方向の曲率により像は縦方向に拡大し、縦方向に
広がった像が見える。
として液晶表示パネル93に対して十分大きい面積を有
し、眼鏡部40と一体又は別体形成するハーフミラー4
2を設けている。ハーフミラー42は、表示手段90か
らの虚像を視線方向に写し出し、外界の像と重ね合わせ
るようにしたもので、表示手段70の虚像を目から無限
遠又は有限距離の位置に作るために、断面略凹面形状で
あって凹面が眼側にある曲面ハーフミラーにて形成さ
れ、レンズの機能も果たしている。ここで、横方向の曲
率により像を横方向に拡大し、視界には横方向に広がっ
た像として見え、ワイドな印象を装着者に与える。加え
て、縦方向の曲率により像は縦方向に拡大し、縦方向に
広がった像が見える。
【0049】装着者が虚像を見たい場合、液晶表示パネ
ル93上には、表示情報出力源204、ケーブル62、
表示手段90を順次介して入力される表示出力信号によ
り投影表示画像が表示出される。液晶表示パネル93よ
り出力される投影表示画像は、図2(A)に示す外光2
が表示手段90内の偏光板・液晶表示パネル93を透過
することで、視線に対して傾斜して配置してあるハーフ
ミラー42にて反射されると共に、ハーフミラー42の
曲率によって投影表示画像が拡大され、眼球に入射され
る。一方、外界の光は、ハーフミラー42を透過して目
に入る。従って、装着者には液晶表示パネル93より出
力される映像の拡大像でなる図2(B)に示す虚像が、
視野領域内の特定領域に認識され、外景に虚像を重ねて
目視できる。
ル93上には、表示情報出力源204、ケーブル62、
表示手段90を順次介して入力される表示出力信号によ
り投影表示画像が表示出される。液晶表示パネル93よ
り出力される投影表示画像は、図2(A)に示す外光2
が表示手段90内の偏光板・液晶表示パネル93を透過
することで、視線に対して傾斜して配置してあるハーフ
ミラー42にて反射されると共に、ハーフミラー42の
曲率によって投影表示画像が拡大され、眼球に入射され
る。一方、外界の光は、ハーフミラー42を透過して目
に入る。従って、装着者には液晶表示パネル93より出
力される映像の拡大像でなる図2(B)に示す虚像が、
視野領域内の特定領域に認識され、外景に虚像を重ねて
目視できる。
【0050】装着者が外景を目視したい場合には、操作
入力手段14により表示手段90からの表示出力を停止
させれば良い。これにより、視野領域から入射される外
光が、眼鏡部40及びハーフミラー62を透過して、外
景のみを目視できる。
入力手段14により表示手段90からの表示出力を停止
させれば良い。これにより、視野領域から入射される外
光が、眼鏡部40及びハーフミラー62を透過して、外
景のみを目視できる。
【0051】尚、ハーフミラーを、ホログラムレンズに
て形成しても良く、虚像を目から無限遠又は有限の距離
の位置に作るようにホログラムのパターンを予めホログ
ラムレンズに記録するよう形成しておく。
て形成しても良く、虚像を目から無限遠又は有限の距離
の位置に作るようにホログラムのパターンを予めホログ
ラムレンズに記録するよう形成しておく。
【0052】(透過率調整手段について)本例では、ハ
ーフミラー/眼鏡部のレンズの透過率を、各々50/5
0に設定してあるが、これに限定されず、透過率を予め
40/60に設定しておいても良い。しかも、各透過率
の比を自由に変更できる透過率変更手段を設けても良
い。
ーフミラー/眼鏡部のレンズの透過率を、各々50/5
0に設定してあるが、これに限定されず、透過率を予め
40/60に設定しておいても良い。しかも、各透過率
の比を自由に変更できる透過率変更手段を設けても良
い。
【0053】このような透過率変更手段の一例として、
複数例えば2枚の透過率の異なるハーフーミラーを眼鏡
部に回動自在に装着し、2枚のハーフミラーが重なる透
過率小の状態、一方のハーフミラーのみの透過率大の状
態に各々設定するように構成するもの等が挙げられる。
このようにして透過率を変更する構成とすれば、外景の
明るさに応じて容易に透過率を変更でき、虚像の鮮明度
を調整でき、目にかかる負担、ストレスを低減しながら
も、よりリアルに虚像を表示することができる。
複数例えば2枚の透過率の異なるハーフーミラーを眼鏡
部に回動自在に装着し、2枚のハーフミラーが重なる透
過率小の状態、一方のハーフミラーのみの透過率大の状
態に各々設定するように構成するもの等が挙げられる。
このようにして透過率を変更する構成とすれば、外景の
明るさに応じて容易に透過率を変更でき、虚像の鮮明度
を調整でき、目にかかる負担、ストレスを低減しながら
も、よりリアルに虚像を表示することができる。
【0054】尚、周囲の光量を光センサーで検知し、こ
の検知結果に基づいて外側に位置する眼鏡部の濃度を調
整する濃度調整手段を設けても良い。また、ハーフミラ
ー42の裏面側に半黒色の反射シートを装着すれば、透
過率を変更しなくとも、表示がくっきり見える。
の検知結果に基づいて外側に位置する眼鏡部の濃度を調
整する濃度調整手段を設けても良い。また、ハーフミラ
ー42の裏面側に半黒色の反射シートを装着すれば、透
過率を変更しなくとも、表示がくっきり見える。
【0055】(表示部の取付構造に関して)本例では、
ひさし部22の右目領域、左目領域に各々開口部として
の取付孔26a・26bを形成している。このため、ユ
ニット化された液晶表示装置を含む表示手段90を、取
付孔26に対して着脱自在に形成することで、必要に応
じて表示手段90を左右で切り換えることができる。こ
れにより、いずれか一方のみで表示を見続けている場合
に、他方に切換ることで、目にかかる負担を低減でき
る。
ひさし部22の右目領域、左目領域に各々開口部として
の取付孔26a・26bを形成している。このため、ユ
ニット化された液晶表示装置を含む表示手段90を、取
付孔26に対して着脱自在に形成することで、必要に応
じて表示手段90を左右で切り換えることができる。こ
れにより、いずれか一方のみで表示を見続けている場合
に、他方に切換ることで、目にかかる負担を低減でき
る。
【0056】この場合、ハーフミラー42等も、いずれ
かのきき目に取付けることが好ましい。さらに、ケーブ
ル等の配線は、表示手段90がいずれの取付孔26にも
取付られるように予め長く形成しておく構成、予め操作
入力手段14及び音声出力手段16より双方の取付孔2
6a・26bの周囲の接点にまで配線しておくことで、
取付孔26の接点と表示手段90の接点との接触により
通電が可能となる構成等が挙げられる。
かのきき目に取付けることが好ましい。さらに、ケーブ
ル等の配線は、表示手段90がいずれの取付孔26にも
取付られるように予め長く形成しておく構成、予め操作
入力手段14及び音声出力手段16より双方の取付孔2
6a・26bの周囲の接点にまで配線しておくことで、
取付孔26の接点と表示手段90の接点との接触により
通電が可能となる構成等が挙げられる。
【0057】また、このように取付部に対して表示手段
が着脱自在に形成されることで、表示手段のモジュール
を自在に変更でき、表示手段の機能のバージョンアップ
も容易に行うことができる。
が着脱自在に形成されることで、表示手段のモジュール
を自在に変更でき、表示手段の機能のバージョンアップ
も容易に行うことができる。
【0058】さらに、いずれか一方の表示手段90が一
方の取付孔26に固定される場合に、他方の取付孔26
を閉じる蓋部を介在させる。この蓋部は、表示手段90
とほぼ同じ大きさにて取付孔26に挿入し、光の漏れを
防止して、一方の表示手段90での明るさをより増大さ
せることとなる。
方の取付孔26に固定される場合に、他方の取付孔26
を閉じる蓋部を介在させる。この蓋部は、表示手段90
とほぼ同じ大きさにて取付孔26に挿入し、光の漏れを
防止して、一方の表示手段90での明るさをより増大さ
せることとなる。
【0059】さらに、予め双方の取付孔26a・26b
に各々表示手段90・90を取付固定しておき、スイッ
チ等の切換手段により、右、左、双方を切換る構成であ
っても良い。この場合には、双方を同時に表示させるこ
ともでき、視野領域に横長の表示を虚像として見せるこ
ともできる。また、取付孔26に溝部を設け、横方向で
表示手段90がスライド移動可能とする構成としても良
い。これにより、左右の表示手段90・90間の位置を
調整することで、装着者の目の巾に応じて調整したり、
横長に見えたり、短く見えたりさせることもできる。
に各々表示手段90・90を取付固定しておき、スイッ
チ等の切換手段により、右、左、双方を切換る構成であ
っても良い。この場合には、双方を同時に表示させるこ
ともでき、視野領域に横長の表示を虚像として見せるこ
ともできる。また、取付孔26に溝部を設け、横方向で
表示手段90がスライド移動可能とする構成としても良
い。これにより、左右の表示手段90・90間の位置を
調整することで、装着者の目の巾に応じて調整したり、
横長に見えたり、短く見えたりさせることもできる。
【0060】(最適虚像位置)本例では、視野空間内に
おける最適虚像表示位置を、水平方向に対して下側領域
であって、水平方向のなす角が7゜〜13゜の領域に設
定するように、ハーフミラー42と表示手段90との距
離及びハーフミラー42の縦横各々の曲率を設定するこ
とが好ましい。これにより、自転車に乗る人の場合は、
視界をさえぎらずに見やすく良好に表示できる。
おける最適虚像表示位置を、水平方向に対して下側領域
であって、水平方向のなす角が7゜〜13゜の領域に設
定するように、ハーフミラー42と表示手段90との距
離及びハーフミラー42の縦横各々の曲率を設定するこ
とが好ましい。これにより、自転車に乗る人の場合は、
視界をさえぎらずに見やすく良好に表示できる。
【0061】また、予め水平方向に対して上側領域であ
って、水平方向とのなす角が7゜〜13゜の領域に設定
するように、ハーフミラー42と表示手段90との距離
及びハーフミラー42の縦横各々の曲率を設定すること
が好ましい。これにより、マラソンランナー等の走る人
の場合は、視界をさえぎらずに見やすく、ほぼ水平線上
に見え、良好に表示できる。
って、水平方向とのなす角が7゜〜13゜の領域に設定
するように、ハーフミラー42と表示手段90との距離
及びハーフミラー42の縦横各々の曲率を設定すること
が好ましい。これにより、マラソンランナー等の走る人
の場合は、視界をさえぎらずに見やすく、ほぼ水平線上
に見え、良好に表示できる。
【0062】このように、本例では、必要に応じて、ハ
ーフミラーと表示手段との距離及びハーフミラーの縦横
各々の曲率を予め設定し、虚像表示位置を変更でき、視
線の方向に応じて、虚像の表示位置が真正面よりもやや
上、或いはやや下に出力されるので、視界を遮らずに、
見えやすい最適位置に設定できる。しかもこのような最
適位置に設定することで、従来のように視界の中の真正
面に像が常時映し出される場合に比して、目にかかるス
トレスを低減できる。特に、屋外で用いる場合、下側領
域に設定した方が視覚として見えやすいので好ましい。
この理由は、虚像が真正面だと視界を遮り、上の方に設
定されていると外が明るく表示が消えてしまい、できる
だけ地面等の周囲が暗い所を見ていた方が表示が浮き、
自然に見えるからである。
ーフミラーと表示手段との距離及びハーフミラーの縦横
各々の曲率を予め設定し、虚像表示位置を変更でき、視
線の方向に応じて、虚像の表示位置が真正面よりもやや
上、或いはやや下に出力されるので、視界を遮らずに、
見えやすい最適位置に設定できる。しかもこのような最
適位置に設定することで、従来のように視界の中の真正
面に像が常時映し出される場合に比して、目にかかるス
トレスを低減できる。特に、屋外で用いる場合、下側領
域に設定した方が視覚として見えやすいので好ましい。
この理由は、虚像が真正面だと視界を遮り、上の方に設
定されていると外が明るく表示が消えてしまい、できる
だけ地面等の周囲が暗い所を見ていた方が表示が浮き、
自然に見えるからである。
【0063】さらに、本例では、眼の疲労を感じさせな
いように、ハーフミラー62によって像が眼前約5m程
度の距離に虚像として見えるように設定される。ここ
で、虚像の映る位置は、ハーフミラー62の縦方向と横
方向の各々の曲率と、表示手段90とハーフミラー62
との距離の関係で決まり、遠くに映す場合は、距離を離
し、曲率を大にする。尚、虚像の眼前からの距離の設定
位置としては、好ましくは5m以上、さらに好ましくは
8m以上、さらに好ましくは10m以上に設定する。ま
た、無限に設定することで、虚像が、外景空間内にふわ
っと溶け込むように表示される。
いように、ハーフミラー62によって像が眼前約5m程
度の距離に虚像として見えるように設定される。ここ
で、虚像の映る位置は、ハーフミラー62の縦方向と横
方向の各々の曲率と、表示手段90とハーフミラー62
との距離の関係で決まり、遠くに映す場合は、距離を離
し、曲率を大にする。尚、虚像の眼前からの距離の設定
位置としては、好ましくは5m以上、さらに好ましくは
8m以上、さらに好ましくは10m以上に設定する。ま
た、無限に設定することで、虚像が、外景空間内にふわ
っと溶け込むように表示される。
【0064】また、この設定位置は、スポーツの種目別
に各々異なるように設定することが好ましい。例えば、
自転車に乗る人の場合(時速30km/h程度)は、8
m前方、マラソン競技等(時速20km/h程度)で
は、5m前方に虚像が表示される位置をそれぞれ設定す
ることが好ましい。このように設定することで、スポー
ツの種目に応じて、視界の中で虚像の表示を楽に見るこ
とができると共に、虚像が読み取りやすく表示される。
このように、視界を遠くに設定することで本例装置をア
ウトドア用としても利用できる。尚、複数枚のハーフミ
ラーを用意し、ユニット形式でハーフミラーの曲率を調
整ように形成しても良い。
に各々異なるように設定することが好ましい。例えば、
自転車に乗る人の場合(時速30km/h程度)は、8
m前方、マラソン競技等(時速20km/h程度)で
は、5m前方に虚像が表示される位置をそれぞれ設定す
ることが好ましい。このように設定することで、スポー
ツの種目に応じて、視界の中で虚像の表示を楽に見るこ
とができると共に、虚像が読み取りやすく表示される。
このように、視界を遠くに設定することで本例装置をア
ウトドア用としても利用できる。尚、複数枚のハーフミ
ラーを用意し、ユニット形式でハーフミラーの曲率を調
整ように形成しても良い。
【0065】(表示の点灯)本例では、虚像の表示を連
続的に表示する場合と、断続的に表示する場合とで切換
することができる。即ち、図5に示すように、断続的に
表示するために、定期的に表示をオフにするように、操
作入力手段14は、連続表示モードと断続表示モードと
を切換る切換用の操作手段14−1と、表示期間、非表
示期間の調整を各々操作する期間設定用の操作手段14
−4・14−5とを有する。ここで、表示情報の出力
は、表示出力制御手段100を操作入力手段14のスイ
ッチにより切換制御するようになされており、スイッチ
をオン状態にすると装着者は虚像を目視でき、オフ状態
にするとこの表示を停止できる。
続的に表示する場合と、断続的に表示する場合とで切換
することができる。即ち、図5に示すように、断続的に
表示するために、定期的に表示をオフにするように、操
作入力手段14は、連続表示モードと断続表示モードと
を切換る切換用の操作手段14−1と、表示期間、非表
示期間の調整を各々操作する期間設定用の操作手段14
−4・14−5とを有する。ここで、表示情報の出力
は、表示出力制御手段100を操作入力手段14のスイ
ッチにより切換制御するようになされており、スイッチ
をオン状態にすると装着者は虚像を目視でき、オフ状態
にするとこの表示を停止できる。
【0066】表示出力制御部100には、操作手段14
−1に基づいて、連続表示モード、断続表示モードを切
換て、表示制御手段101を制御するモード切換制御手
段107と、制御スイッチのオン期間(表示期間)、オ
フ期間(非表示期間)を各々、計時部である表示情報出
力源94からの基準信号に基づき調整し、表示制御手段
101を制御する表示期間調整手段102・非表示期間
調整手段104を有する。
−1に基づいて、連続表示モード、断続表示モードを切
換て、表示制御手段101を制御するモード切換制御手
段107と、制御スイッチのオン期間(表示期間)、オ
フ期間(非表示期間)を各々、計時部である表示情報出
力源94からの基準信号に基づき調整し、表示制御手段
101を制御する表示期間調整手段102・非表示期間
調整手段104を有する。
【0067】断続表示モードでは、表示期間と非表示期
間を各々調整変更することで表示時期を、所望の時刻、
n分おきに表示できる。このようにして、断続的に虚像
が表示できるので、ある時間例えば1分毎に表示するこ
とが可能となり、或いは装着者が見たい時だけ操作入力
手段14の操作により表示が可能となり、従来のように
常時表示される場合に比して目が疲れるのを防止し、目
にかかる負担、ストレスを低減できる。
間を各々調整変更することで表示時期を、所望の時刻、
n分おきに表示できる。このようにして、断続的に虚像
が表示できるので、ある時間例えば1分毎に表示するこ
とが可能となり、或いは装着者が見たい時だけ操作入力
手段14の操作により表示が可能となり、従来のように
常時表示される場合に比して目が疲れるのを防止し、目
にかかる負担、ストレスを低減できる。
【0068】また、表示出力制御手段100は、電源2
02のオン・オフ又は表示データの入出力のみならず、
音声出力を制御する音声出力制御部108でのオンオフ
期間をも調整制御可能に形成することで、音声出力手段
16の音声出力後、数秒後又は同時に表示を行うように
し、音声出力及び虚像表示をサイクリックに例えば5分
毎に行うよう設定できる。また、非表示期間の調整によ
り、数秒間点灯した後に表示が消えるようにも操作で
き、点灯時間、音声出力時間を所望に設定できる。
02のオン・オフ又は表示データの入出力のみならず、
音声出力を制御する音声出力制御部108でのオンオフ
期間をも調整制御可能に形成することで、音声出力手段
16の音声出力後、数秒後又は同時に表示を行うように
し、音声出力及び虚像表示をサイクリックに例えば5分
毎に行うよう設定できる。また、非表示期間の調整によ
り、数秒間点灯した後に表示が消えるようにも操作で
き、点灯時間、音声出力時間を所望に設定できる。
【0069】尚、音声切換用の操作手段14−6によ
り、音声出力手段16へ音声情報を出力したい場合は、
音源96からの音声情報、受信手段97からの受信音声
情報、を切換ると共に、送信したい場合には、上記音声
情報の流通を停止させ、送信手段98へ送信音声情報を
送るように切換ることができる。
り、音声出力手段16へ音声情報を出力したい場合は、
音源96からの音声情報、受信手段97からの受信音声
情報、を切換ると共に、送信したい場合には、上記音声
情報の流通を停止させ、送信手段98へ送信音声情報を
送るように切換ることができる。
【0070】また、モード切換制御手段106において
は、主として、通常の時刻表示の時刻カレンダーモー
ド、ストップウォッチ機能のクロノグラフモード、アラ
ーム設定のアラームモード、内蔵メモリにラップタイム
等の計測結果を再度表示可能とするリコールモード、等
の各種モードに切換制御を可能としている。
は、主として、通常の時刻表示の時刻カレンダーモー
ド、ストップウォッチ機能のクロノグラフモード、アラ
ーム設定のアラームモード、内蔵メモリにラップタイム
等の計測結果を再度表示可能とするリコールモード、等
の各種モードに切換制御を可能としている。
【0071】特に、クロノグラフモードにおいては、ク
ロノグラフモードマーク、時刻(時・分・秒・AM/P
M)、10時間計(時・分・秒・1/100秒)、ラッ
プ回数、ラップ表示、ストップ表示、ターゲットタイム
表示、メモリー表示、分割メモリー状態に係るチャンネ
ル数及び指定チャンネル、アラーム・報時・サマータイ
ムマーク等が表示され、表示出力制御手段100には、
これら各種機能を達成するための手段が配設されてい
る。
ロノグラフモードマーク、時刻(時・分・秒・AM/P
M)、10時間計(時・分・秒・1/100秒)、ラッ
プ回数、ラップ表示、ストップ表示、ターゲットタイム
表示、メモリー表示、分割メモリー状態に係るチャンネ
ル数及び指定チャンネル、アラーム・報時・サマータイ
ムマーク等が表示され、表示出力制御手段100には、
これら各種機能を達成するための手段が配設されてい
る。
【0072】クロノグラフ機能では、ターゲットタイム
と実際にかかったラップタイムとの差を表示でき、遅れ
た場合はタイムアップ音で通知でき、ラップ、スプリッ
トタイムを例えば120個記憶可能に形成される。リコ
ール機能では、記憶されたデータ(ラップ回数、ラップ
タイム、スプリットタイム)を計測後、計測中でも表示
できる。
と実際にかかったラップタイムとの差を表示でき、遅れ
た場合はタイムアップ音で通知でき、ラップ、スプリッ
トタイムを例えば120個記憶可能に形成される。リコ
ール機能では、記憶されたデータ(ラップ回数、ラップ
タイム、スプリットタイム)を計測後、計測中でも表示
できる。
【0073】(時計の機能について)ここで、上述した
頭部装着型表示装置のフレーム部に装備される表示情報
出力源204である計時部が有する機能の詳細につい
て、図7及び表1、2を参照しながら説明する。
頭部装着型表示装置のフレーム部に装備される表示情報
出力源204である計時部が有する機能の詳細につい
て、図7及び表1、2を参照しながら説明する。
【0074】図7は、計時部が有する主たる機能を列挙
したものであると共に、液晶表示パネル93に表示され
るアイコン形式の記号に対応している。同図からも明ら
かなように、本例の表示手段は、積算タイムを計測する
手段並びに該計測結果を表示する手段、スプリットタイ
ムを計測する手段並びに該計測結果を表示する手段、ラ
ップタイムを計測する手段並びに該計測結果を表示する
手段、タイマーを設定する手段並びに設定中であること
を表示する手段、ターゲットタイムを設定する手段並び
に設定中であることを表示する手段、フルオートカレン
ダー、アラーム、操作確認音、バッテリー残量、メモリ
ー、プリンター接続、パソコン接続、等を各々実行する
各手段並びに該実行中であることを表示する手段、等を
備えている。
したものであると共に、液晶表示パネル93に表示され
るアイコン形式の記号に対応している。同図からも明ら
かなように、本例の表示手段は、積算タイムを計測する
手段並びに該計測結果を表示する手段、スプリットタイ
ムを計測する手段並びに該計測結果を表示する手段、ラ
ップタイムを計測する手段並びに該計測結果を表示する
手段、タイマーを設定する手段並びに設定中であること
を表示する手段、ターゲットタイムを設定する手段並び
に設定中であることを表示する手段、フルオートカレン
ダー、アラーム、操作確認音、バッテリー残量、メモリ
ー、プリンター接続、パソコン接続、等を各々実行する
各手段並びに該実行中であることを表示する手段、等を
備えている。
【0075】さらに、最小計測単位、最大計測時間、電
池寿命も図7に示す通り、各段階に応じて多種類表示で
きる手段を備え、そのように表示できるようになってい
る。
池寿命も図7に示す通り、各段階に応じて多種類表示で
きる手段を備え、そのように表示できるようになってい
る。
【0076】また、以下の表1、2に示す各機能を備え
ている。
ている。
【0077】
【表1】
【表2】 このため、本例の表示手段は、表1、2に示す各機能を
達成するための各手段並びに該各機能が実行中であるこ
とを表示する各手段を備えていることは言うまでもな
い。これらの各機能の切換は、図 に示す表示制御手段
101にて行われ、操作入力手段にて、機能の切換を可
能としている。
達成するための各手段並びに該各機能が実行中であるこ
とを表示する各手段を備えていることは言うまでもな
い。これらの各機能の切換は、図 に示す表示制御手段
101にて行われ、操作入力手段にて、機能の切換を可
能としている。
【0078】(作用)以上の構成において、装着者1が
本装置を着用する前に、像をみたい方のきき目を決めて
おき、左右のいずれかの取付孔26に表示手段90をは
め込み固定する。図1(A)の例では、左目側に取付ら
れている。尚、本例では、表示手段90としてストップ
ウォッチ機能を搭載したデジタルウォッチを採用してい
るため、表示は図2(B)の表示Iのようなものとな
る。
本装置を着用する前に、像をみたい方のきき目を決めて
おき、左右のいずれかの取付孔26に表示手段90をは
め込み固定する。図1(A)の例では、左目側に取付ら
れている。尚、本例では、表示手段90としてストップ
ウォッチ機能を搭載したデジタルウォッチを採用してい
るため、表示は図2(B)の表示Iのようなものとな
る。
【0079】次いで、予め複数色用意された導光手段
(カラーフィルタ)28の中から所望の色を選択し、フ
レーム部20のひさし部22にはめ込む。本例では、乳
白色のカラーフィルター28を使用し、眼鏡部40が半
黒色となっているので、視野領域においては、背景色が
黒で、乳白色の文字が表示されることとなる。
(カラーフィルタ)28の中から所望の色を選択し、フ
レーム部20のひさし部22にはめ込む。本例では、乳
白色のカラーフィルター28を使用し、眼鏡部40が半
黒色となっているので、視野領域においては、背景色が
黒で、乳白色の文字が表示されることとなる。
【0080】装着者1が本装置を装着する場合には、ヒ
ンジ領域に形成された柔軟性連結部材50を屈曲させて
頭部に装着する。上記のように、装着者1のサイズに応
じて自由に湾曲できるので、ケーブル62等に負担をか
けずに無理なく装着できる。そして、固定部60を後頭
部で締付固定することで、安定して装着を行うことがで
きる。
ンジ領域に形成された柔軟性連結部材50を屈曲させて
頭部に装着する。上記のように、装着者1のサイズに応
じて自由に湾曲できるので、ケーブル62等に負担をか
けずに無理なく装着できる。そして、固定部60を後頭
部で締付固定することで、安定して装着を行うことがで
きる。
【0081】ここで、装着者1は、耳の近くに配設され
た操作入力手段14をいずれかの手により操作すること
で、電源を入れ、視野領域の特定領域に、表示手段70
の虚像が表示されることとなる。この虚像表示のメカニ
ズムは上記光学系の項目にて詳述した通りである。
た操作入力手段14をいずれかの手により操作すること
で、電源を入れ、視野領域の特定領域に、表示手段70
の虚像が表示されることとなる。この虚像表示のメカニ
ズムは上記光学系の項目にて詳述した通りである。
【0082】次に、耳掛部10をフレーム部20に対し
て適当に屈曲させて、柔軟性連結手段50内の角度調整
機構を段階的に移動させることで、自分で見やすい位置
となるように視野領域内での虚像の表示位置及び表示の
大きさを手動で調整する。さらに、アウトドアで使用す
る場合には、外景の明るさに応じて、複数枚のハーフミ
ラーにて形成された透過率調整手段にて調整を行い、表
示が暗い又はぼけている場合は、複数枚重ねのハーフミ
ラーを1枚にして透過率を大きくする。
て適当に屈曲させて、柔軟性連結手段50内の角度調整
機構を段階的に移動させることで、自分で見やすい位置
となるように視野領域内での虚像の表示位置及び表示の
大きさを手動で調整する。さらに、アウトドアで使用す
る場合には、外景の明るさに応じて、複数枚のハーフミ
ラーにて形成された透過率調整手段にて調整を行い、表
示が暗い又はぼけている場合は、複数枚重ねのハーフミ
ラーを1枚にして透過率を大きくする。
【0083】そして、装着者は、所望の競技に応じて、
操作入力手段14によりストップウォッチ等の設定を行
い競技を行うこととなる。競技中、装着者は装着した状
態で激しい運動を行うことになるが、この際、フレーム
部20には、額に対面して撥水素材等のクッション部2
9を有し、通気孔も形成されていることから、汗等によ
りハーフミラー42等がぼやけることなく、良好な表示
が可能となり、装着者の弊害とはならない。
操作入力手段14によりストップウォッチ等の設定を行
い競技を行うこととなる。競技中、装着者は装着した状
態で激しい運動を行うことになるが、この際、フレーム
部20には、額に対面して撥水素材等のクッション部2
9を有し、通気孔も形成されていることから、汗等によ
りハーフミラー42等がぼやけることなく、良好な表示
が可能となり、装着者の弊害とはならない。
【0084】また、競技中でも、従来の腕に装着する時
計のように、表示をみる度に、腕を曲げる必要もなく、
頭部にて常時みることができる。しかも、表示は、目の
疲れ具合に応じて、表示期間、非表示期間を自由に設定
でき、虚像の表示位置も見やすい位置に例えば5m前方
の下方領域等に予め設定されていることから目にかかる
負担を低減できる。さらに、表示と連動して、耳の近く
に配設された音声出力手段にて音声も出力されるので、
低音量で音を確認できる。
計のように、表示をみる度に、腕を曲げる必要もなく、
頭部にて常時みることができる。しかも、表示は、目の
疲れ具合に応じて、表示期間、非表示期間を自由に設定
でき、虚像の表示位置も見やすい位置に例えば5m前方
の下方領域等に予め設定されていることから目にかかる
負担を低減できる。さらに、表示と連動して、耳の近く
に配設された音声出力手段にて音声も出力されるので、
低音量で音を確認できる。
【0085】以上のように本実施の形態によれば、以下
の効果を有する。
の効果を有する。
【0086】(1)集光用のひさし部を形成すること
で、ひさしとしての元来の効果を維持しながらも、表示
情報の像を明るく表示することができる。
で、ひさしとしての元来の効果を維持しながらも、表示
情報の像を明るく表示することができる。
【0087】(2)撥水素材により額から落ちてくる汗
を拭うことができ、さらに、フレーム部の正面、横等に
複数の通気孔が配設してあるので、内部が曇ることもな
い。
を拭うことができ、さらに、フレーム部の正面、横等に
複数の通気孔が配設してあるので、内部が曇ることもな
い。
【0088】(3)ひさし部に、ソーラパネル(太陽電
池)も組み込んでも良く、これを表示手段の電源として
使用できる。
池)も組み込んでも良く、これを表示手段の電源として
使用できる。
【0089】(変形例)尚、本発明に係る装置と方法
は、そのいくつかの特定の実施の形態に従って説明して
きたが、当業者は本発明の主旨及び範囲から逸脱するこ
となく本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々
の変形が可能である。例えば、本例装置に、図4(A)
に示すような、フレーム部20の上にサンバイザー部7
2を着脱自在に装着可能としても良い。このサンバイザ
ー部72には、開口部73を形成し、この開口部73に
光が透過する透光部材73bを形成することでサンバイ
ザーとして機能でき、サングラス付ひさしとして使用で
きる。このサンバイザー部72がマジックテープで着脱
可能であり、UVカットコーティングされている。ま
た、必要奥行きをサンバイザー機能の箇所として使用し
ているので、上述したカラーフィルタ28を第1の集光
部とし、このひさし部72を第2の集光部として利用
し、液晶表示パネル93の表示を良好なものとすること
ができる。
は、そのいくつかの特定の実施の形態に従って説明して
きたが、当業者は本発明の主旨及び範囲から逸脱するこ
となく本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々
の変形が可能である。例えば、本例装置に、図4(A)
に示すような、フレーム部20の上にサンバイザー部7
2を着脱自在に装着可能としても良い。このサンバイザ
ー部72には、開口部73を形成し、この開口部73に
光が透過する透光部材73bを形成することでサンバイ
ザーとして機能でき、サングラス付ひさしとして使用で
きる。このサンバイザー部72がマジックテープで着脱
可能であり、UVカットコーティングされている。ま
た、必要奥行きをサンバイザー機能の箇所として使用し
ているので、上述したカラーフィルタ28を第1の集光
部とし、このひさし部72を第2の集光部として利用
し、液晶表示パネル93の表示を良好なものとすること
ができる。
【0090】また、本例装置に、図4(B)に示すよう
な、フレーム部20の上に帽子部80を着脱自在に装着
可能とした構成としても良い。この場合には、帽子部8
0のつば部82に開口部83を設け、この開口部83に
透光部材を形成してサンバイザー機能を有する構成とす
れば、上記同様の作用効果を奏することができる。
な、フレーム部20の上に帽子部80を着脱自在に装着
可能とした構成としても良い。この場合には、帽子部8
0のつば部82に開口部83を設け、この開口部83に
透光部材を形成してサンバイザー機能を有する構成とす
れば、上記同様の作用効果を奏することができる。
【0091】さらに、柔軟性連結部材を、フレーム部の
右目、左目に各々対応する右目領域と左目領域との間に
形成しても良い。この場合、フレーム部の右目、左目に
各々対応する右目領域と左目領域との間でフレーム部が
分割されており、内部にケーブルを配設する必要はな
い。また、左右に分割された一方のフレーム部に表示手
段が装備され、他方のフレーム部に操作入力手段が装備
される場合は、内部にケーブルが配設されるので、柔軟
性連結部材はケーブルを覆うように形成される。
右目、左目に各々対応する右目領域と左目領域との間に
形成しても良い。この場合、フレーム部の右目、左目に
各々対応する右目領域と左目領域との間でフレーム部が
分割されており、内部にケーブルを配設する必要はな
い。また、左右に分割された一方のフレーム部に表示手
段が装備され、他方のフレーム部に操作入力手段が装備
される場合は、内部にケーブルが配設されるので、柔軟
性連結部材はケーブルを覆うように形成される。
【0092】この場合、柔軟性連結手段は、屈曲時に大
きく湾曲されるため、装着者側の内側領域と外側領域と
で、異なる寸法で形成したり、蛇腹状に形成することが
好ましい。これにより、湾曲時に過度の力が加わるのを
防止できる。
きく湾曲されるため、装着者側の内側領域と外側領域と
で、異なる寸法で形成したり、蛇腹状に形成することが
好ましい。これにより、湾曲時に過度の力が加わるのを
防止できる。
【0093】また、本例では、図5に示すように、音声
入力手段600例えばマイクを装着者の口元の領域に配
設することが好ましい。この音声入力手段600は、少
なくとも一つの耳掛部に装備され、音声情報が入力され
るものである。この音声入力手段600が装着された場
合には、フレーム部又は耳掛部のいずれかに配設され、
音声入力手段600からの前記音声情報を、該音声情報
に関連する表示情報に変換する音声−表示変換手段60
2を設け、表示制御手段101にて制御を行うことがで
きる。
入力手段600例えばマイクを装着者の口元の領域に配
設することが好ましい。この音声入力手段600は、少
なくとも一つの耳掛部に装備され、音声情報が入力され
るものである。この音声入力手段600が装着された場
合には、フレーム部又は耳掛部のいずれかに配設され、
音声入力手段600からの前記音声情報を、該音声情報
に関連する表示情報に変換する音声−表示変換手段60
2を設け、表示制御手段101にて制御を行うことがで
きる。
【0094】さらに、図6に示すように、本例の頭部装
着型表示装置に計測手段300(例えばセンサ等)を接
続し、表示制御手段101の制御により、これらの各計
測結果を液晶表示パネル93に切換又は同時に表示する
構成とすることが好ましい。この計測手段300は、周
囲の環境情報、装着者固有の固有情報等を計測して、そ
の表示結果を液晶表示パネル93に表示を行うものであ
る。ここで、周囲の環境情報としては、気温、気圧、高
度、紫外線量等が挙げられる。従って、図6に示すよう
に、これらの各計測パラメータを検出する検出手段31
0並びに算出する算出手段320が設けられている。ま
た、装着者固有の固有情報としては、脈拍、ピッチ、歩
数、走行距離、走行スピード等が挙げられる。従って、
図6に示すように、これらの各計測パラメータを検出す
る検出手段310並びに算出する算出手段320が設け
られている。このようにして、頭部装着型表示装置の表
示手段 0を利用し、かつ、表示制御手段81、操作入
力手段14に内蔵されて各計測手段300の各表示を切
換る切換用の操作手段14−7、及びモード切換用のモ
ード切換制御手段340により、計測手段300の計測
結果並びに計時部204の表示情報の双方を表示する。
着型表示装置に計測手段300(例えばセンサ等)を接
続し、表示制御手段101の制御により、これらの各計
測結果を液晶表示パネル93に切換又は同時に表示する
構成とすることが好ましい。この計測手段300は、周
囲の環境情報、装着者固有の固有情報等を計測して、そ
の表示結果を液晶表示パネル93に表示を行うものであ
る。ここで、周囲の環境情報としては、気温、気圧、高
度、紫外線量等が挙げられる。従って、図6に示すよう
に、これらの各計測パラメータを検出する検出手段31
0並びに算出する算出手段320が設けられている。ま
た、装着者固有の固有情報としては、脈拍、ピッチ、歩
数、走行距離、走行スピード等が挙げられる。従って、
図6に示すように、これらの各計測パラメータを検出す
る検出手段310並びに算出する算出手段320が設け
られている。このようにして、頭部装着型表示装置の表
示手段 0を利用し、かつ、表示制御手段81、操作入
力手段14に内蔵されて各計測手段300の各表示を切
換る切換用の操作手段14−7、及びモード切換用のモ
ード切換制御手段340により、計測手段300の計測
結果並びに計時部204の表示情報の双方を表示する。
【0095】この表示例として、例えば図2(B)に示
す表示II(温度)、表示III (脈拍)等が挙げられ
る。尚、脈拍を計測するセンサーとしては、指等から計
測するものではなく、耳から計測できるものが好まし
い。さらに、このような計測データが表示手段にてグラ
フ等で表示できるよう、各種演算手段及びグラフィック
機能を搭載する表示手段であることが好ましい。これに
より、装着者は、目の前の仮想表示空間内にこれらの各
種情報を常時モニターされることで、従来のように腕等
に装着する場合に比べて、無駄なタイムの損失が少なく
でき、スポーツ等を行う場合に好適である。また、プロ
スポーツ選手が使用される場合に限らず、子供等の遊戯
装置としても楽しめ、幅広いユーザに使用されることも
期待できる。
す表示II(温度)、表示III (脈拍)等が挙げられ
る。尚、脈拍を計測するセンサーとしては、指等から計
測するものではなく、耳から計測できるものが好まし
い。さらに、このような計測データが表示手段にてグラ
フ等で表示できるよう、各種演算手段及びグラフィック
機能を搭載する表示手段であることが好ましい。これに
より、装着者は、目の前の仮想表示空間内にこれらの各
種情報を常時モニターされることで、従来のように腕等
に装着する場合に比べて、無駄なタイムの損失が少なく
でき、スポーツ等を行う場合に好適である。また、プロ
スポーツ選手が使用される場合に限らず、子供等の遊戯
装置としても楽しめ、幅広いユーザに使用されることも
期待できる。
【0096】さらに、左右の双方に表示手段及び光反射
部を配設する構成、複数の表示手段を眼鏡部に沿って複
数配設する構成、目の側方に表示手段を配設し、側方よ
り表示情報を取り込む構成、等であっても良い。この左
右に各々液晶表示装置を配設する場合には、各々に異な
る像を表示させれば、両眼で異なった像を見ることがで
きる。また、各々の液晶表示装置において、視差を生じ
させる像を出力させれば、外界の像に重ねて立体像を見
ることが可能になり、よりリアリティーに溢れる像を表
示できるので好ましい。また、表示手段に映し出される
映像は、3次元映像であっても良い。
部を配設する構成、複数の表示手段を眼鏡部に沿って複
数配設する構成、目の側方に表示手段を配設し、側方よ
り表示情報を取り込む構成、等であっても良い。この左
右に各々液晶表示装置を配設する場合には、各々に異な
る像を表示させれば、両眼で異なった像を見ることがで
きる。また、各々の液晶表示装置において、視差を生じ
させる像を出力させれば、外界の像に重ねて立体像を見
ることが可能になり、よりリアリティーに溢れる像を表
示できるので好ましい。また、表示手段に映し出される
映像は、3次元映像であっても良い。
【0097】また、液晶表示装置の通常用いる2枚の偏
光板のうち一枚を取り除き、凹面ハーフミラーを配設
し、眼鏡部を偏光サングラスにて構成するよう内側に偏
光反射板を貼る構成としても良い。これにより、1枚偏
光板をなくした分だけ表示は明るくなり、外光が暗くと
もより明るい表示を可能としている。さらに、偏光ビー
ムスプリッタを用いた構成としても良く、この場合、液
晶表示装置の1枚又は2枚の偏光板を省略してさらなる
明るい表示が可能となる。
光板のうち一枚を取り除き、凹面ハーフミラーを配設
し、眼鏡部を偏光サングラスにて構成するよう内側に偏
光反射板を貼る構成としても良い。これにより、1枚偏
光板をなくした分だけ表示は明るくなり、外光が暗くと
もより明るい表示を可能としている。さらに、偏光ビー
ムスプリッタを用いた構成としても良く、この場合、液
晶表示装置の1枚又は2枚の偏光板を省略してさらなる
明るい表示が可能となる。
【0098】また、左右に各々液晶表示装置を配設する
場合には、各々に異なる像を表示させれば、両眼で異な
った像を見ることができる。また、各々の液晶表示装置
において、視差を生じさせる像を出力させれば、外界の
像に重ねて立体像を見ることが可能になり、よりリアリ
ティーに溢れる像を表示できるので好ましい。また、表
示手段に映し出される映像は、3次元映像であっても良
い。
場合には、各々に異なる像を表示させれば、両眼で異な
った像を見ることができる。また、各々の液晶表示装置
において、視差を生じさせる像を出力させれば、外界の
像に重ねて立体像を見ることが可能になり、よりリアリ
ティーに溢れる像を表示できるので好ましい。また、表
示手段に映し出される映像は、3次元映像であっても良
い。
【0099】さらに、本例装置を、帽子、ヘッドホー
ン、ヘアバンド、ゴーグル、眼鏡、サンバイザー等を装
着して一体化した構成としても良い。尚、スピーカに外
部接続端子を設け、他の携帯用情報端末、PC等が接続
されるデータ転送用の接続コードを接続可能に構成して
も良い。また、この場合に、耳掛部に携帯用情報端末を
挿入固定可能なベルト部を設けて、操作者の頭部に差し
込み固着するよう、各種機器を取外可能に装着して構成
しても良い。ここで、携帯用情報端末、携帯機器の情報
出力としては、ポケベル、携帯電話等が挙げられる。さ
らに、PCモニター、ウオークマン・ビデオ・テレビ等
のリモコン等を耳掛部に差し込むように搭載して、ケー
ブルでパソコンに接続し、モニター機能を有したを構成
としても良い。この場合、頭部装着型表示装置の音声出
力手段をヘッドホンの如く構成することが好ましく、操
作機能付きヘッドホンとして機能する。これにより、マ
イクを用いて通信しながらも、表示機能が付加する。ま
た、パソコン等との情報の伝達はケーブル接続によるも
のに限らずアンテナ等を用い、無線による伝達であって
も良い。この場合には、表示、音、操作機能を有してい
るため、ポケベル、携帯機器としても、耳の近くなので
携帯電話等も小さい音で済み、人知れず情報を入れるこ
ともできる。
ン、ヘアバンド、ゴーグル、眼鏡、サンバイザー等を装
着して一体化した構成としても良い。尚、スピーカに外
部接続端子を設け、他の携帯用情報端末、PC等が接続
されるデータ転送用の接続コードを接続可能に構成して
も良い。また、この場合に、耳掛部に携帯用情報端末を
挿入固定可能なベルト部を設けて、操作者の頭部に差し
込み固着するよう、各種機器を取外可能に装着して構成
しても良い。ここで、携帯用情報端末、携帯機器の情報
出力としては、ポケベル、携帯電話等が挙げられる。さ
らに、PCモニター、ウオークマン・ビデオ・テレビ等
のリモコン等を耳掛部に差し込むように搭載して、ケー
ブルでパソコンに接続し、モニター機能を有したを構成
としても良い。この場合、頭部装着型表示装置の音声出
力手段をヘッドホンの如く構成することが好ましく、操
作機能付きヘッドホンとして機能する。これにより、マ
イクを用いて通信しながらも、表示機能が付加する。ま
た、パソコン等との情報の伝達はケーブル接続によるも
のに限らずアンテナ等を用い、無線による伝達であって
も良い。この場合には、表示、音、操作機能を有してい
るため、ポケベル、携帯機器としても、耳の近くなので
携帯電話等も小さい音で済み、人知れず情報を入れるこ
ともできる。
【0100】さらに、頭部装着型表示装置と他の情報機
器との組み合わせによる構成の頭部装着用情報機器とし
て、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(P
C)、ページャ、携帯電話、ワードプロセッサ、テレ
ビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテー
プレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、ナビゲーショ
ン装置等の情報機器、ICカード・同時通訳システム・
手書用スクリーン・テレビ会議システム・地図情報シス
テム・データ作成システム等を有する個人用携帯型情報
機器(Personal Digital Asistance)等が挙げられる。
更に、入出力インターフェースユニットを接続して、ビ
デオカメラ等の表示部としても兼用できる。また、イン
ターネット接続も可能となる。
器との組み合わせによる構成の頭部装着用情報機器とし
て、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(P
C)、ページャ、携帯電話、ワードプロセッサ、テレ
ビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテー
プレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、ナビゲーショ
ン装置等の情報機器、ICカード・同時通訳システム・
手書用スクリーン・テレビ会議システム・地図情報シス
テム・データ作成システム等を有する個人用携帯型情報
機器(Personal Digital Asistance)等が挙げられる。
更に、入出力インターフェースユニットを接続して、ビ
デオカメラ等の表示部としても兼用できる。また、イン
ターネット接続も可能となる。
【0101】また、通常の画像表示型HMDにおける仮
想表示空間内でマウス表示を可能とするための入力操作
入力手段を設けたもの、表示部上で変形・移動の指定を
もとに物体を立体感をもって見るもの、左右に発信器を
装備し表示部を見るもの、左眼用右眼用表示データを同
期させて表示部に表示するもの等でも良い。
想表示空間内でマウス表示を可能とするための入力操作
入力手段を設けたもの、表示部上で変形・移動の指定を
もとに物体を立体感をもって見るもの、左右に発信器を
装備し表示部を見るもの、左眼用右眼用表示データを同
期させて表示部に表示するもの等でも良い。
【0102】また、本例の頭部装着型表示装置を以下の
ように発展させた情報機器として形成しても良い。この
情報機器は、図5に示すように、本例装置に加えて、音
声情報が入力される音声入力手段600を有し、表示手
段90は、装着者の目の近くに位置され、音声情報に関
連する表示情報を表示し、音声出力手段16は、装着者
の耳の近くに位置され、音声情報を出力する音声出力手
段にて形成される。また、頭部装着型表示装置に加え
て、音声入力手段としてのマイクを装備し、ハンドフリ
ー携帯電話として使用し、特に音声認識を行うよう構成
しても良い。
ように発展させた情報機器として形成しても良い。この
情報機器は、図5に示すように、本例装置に加えて、音
声情報が入力される音声入力手段600を有し、表示手
段90は、装着者の目の近くに位置され、音声情報に関
連する表示情報を表示し、音声出力手段16は、装着者
の耳の近くに位置され、音声情報を出力する音声出力手
段にて形成される。また、頭部装着型表示装置に加え
て、音声入力手段としてのマイクを装備し、ハンドフリ
ー携帯電話として使用し、特に音声認識を行うよう構成
しても良い。
【0103】
【図1】本発明に係る頭部装着型表示装置の実施の形態
の一例を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面
図である。
の一例を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面
図である。
【図2】同図(A)は、図1の頭部装着型表示装置を装
着者が装着した場合の状態を示す側面図であり、同図
(B)は、液晶表示装置の表示内容の一例を示した概略
図である。
着者が装着した場合の状態を示す側面図であり、同図
(B)は、液晶表示装置の表示内容の一例を示した概略
図である。
【図3】図1の頭部装着型表示装置を示す図であり、
(A)は斜視図、(B)は平面図である。
(A)は斜視図、(B)は平面図である。
【図4】本発明に係る頭部装着型表示装置の他の実施の
形態の一例を示し、装着者が装着した場合の状態を示す
側面図であり、(A)、(B)の各パターンをそれぞれ
示し、(C)は断面図である。
形態の一例を示し、装着者が装着した場合の状態を示す
側面図であり、(A)、(B)の各パターンをそれぞれ
示し、(C)は断面図である。
【図5】図1の頭部装着型表示装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】本発明に係る頭部装着型表示装置の他の実施の
形態の一例の構成を示すブロック図である。
形態の一例の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る頭部装着型表示装置の計時部の機
能を示す概略説明図である。
能を示す概略説明図である。
【符号の説明】 1 頭部装着型表示装置 10a、10b 耳掛部 20 フレーム部 22 ひさし部 26 開口部(取付孔) 28 導光手段(カラーフィルタ) 29 クッション部(撥水素材) 30、32 通気孔 40 眼鏡部 42 光反射部(ハーフミラー) 70 表示手段
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも、装着者の両目を覆うように
位置される透光性の眼鏡部と、前記眼鏡部を保持するフ
レーム部と、を有し、前記装着者に装着されて前記装着
者から見える視野領域のうちの特定領域に所定の像を表
示する頭部装着型表示装置であって、 前記フレーム部は、装着時に前記装着者の額位置より前
方に延びるひさし部と、前記ひさし部の一部の上下を貫
通して形成された開口部と、前記開口部より外光を取り
込んで投影表示画像を表示出力する表示手段と、を有
し、 前記眼鏡部は、前記投影表示画像を前記特定領域の位置
にて反射させ、前記装着者の眼球に導く光反射部を有す
ることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記フレーム部は、前記装着者の額に対面する側に配設
される撥水素材をさらに有することを特徴とする頭部装
着型表示装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 前記フレーム部は、内外に貫通する通気孔をさらに有す
ることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかにおい
て、 前記眼鏡部は、明度の暗い色で形成されることを特徴と
する頭部装着型表示装置。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
て、 前記ひさし部は、前記開口部と対向する領域にて、前記
開口部に向けて前記外光を導く導光手段を有することを
特徴とする頭部装着型表示装置。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記導光手段は、UVカットコーティングされているこ
とを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 【請求項7】 請求項5又は請求項6において、 前記ひさし部と前記導光手段とが接触する各接触面のう
ち、前記導光手段が形成されない接触面には、白色系の
色で着色されていることを特徴とする頭部装着型表示装
置。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項6のいずれかにおい
て、 前記ひさし部は、前記開口部と非対向な領域に、前記外
光を電力に変換し、前記表示手段に電力を供給する光−
電力変換手段を設けたことを特徴とする頭部装着型表示
装置。 - 【請求項9】 請求項1〜請求項7のいずれかにおい
て、 前記フレーム部は、投光用の前記開口部を左右に各々有
し、 前記表示手段は、右目領域、左目領域のいずれか一方に
形成され、 前記表示手段が配設されないいずれか一方の前記開口部
には、前記開口部を閉じる蓋部を設けたことを特徴とす
る頭部装着型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9311149A JPH11133884A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 頭部装着型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9311149A JPH11133884A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 頭部装着型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11133884A true JPH11133884A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=18013708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9311149A Withdrawn JPH11133884A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 頭部装着型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11133884A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001290571A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-10-19 | Xybernaut Corp | コンピュータ表示の最適化装置を備えたモバイルコンピュータシステム |
JP2006092012A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Olympus Corp | 携帯情報端末装置 |
JP2013510491A (ja) * | 2009-11-05 | 2013-03-21 | サンドル レーリンツ | ビデオ信号源が組み込まれた自由水平線双眼鏡型表示装置 |
JP2017017565A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | フォーブ インコーポレーテッド | ヘッドマウントディスプレイ |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP9311149A patent/JPH11133884A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001290571A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-10-19 | Xybernaut Corp | コンピュータ表示の最適化装置を備えたモバイルコンピュータシステム |
JP2006092012A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Olympus Corp | 携帯情報端末装置 |
JP2013510491A (ja) * | 2009-11-05 | 2013-03-21 | サンドル レーリンツ | ビデオ信号源が組み込まれた自由水平線双眼鏡型表示装置 |
JP2017017565A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | フォーブ インコーポレーテッド | ヘッドマウントディスプレイ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20041224 |